伊織「終幕」 (12)

>立ったら書きます

代行

いちですけどおとしてください

にひひっ

ホワイト イエロー ブルーにレッド

ノーマルグリーンみんなきれいだね

フレッシュグリーン オレンジ ピンク

パープル ブラック みんなきれいだね

とてもきれいだね

歌い上げるといつものように巻き起こる盛大な 拍手と割れんばかりの歓声

そんな光景を目にするのも今日で最後になる

今日は私のアイドルとしての「最後の一日」

プロデューサーや関係者と話し合って最後の曲 に選んだのは、私の大切な一曲

ずっと、ずっと大事にしてきたこの曲を歌い上 げ、私は最後のステージを降りた

ステージを降りると、楽屋に戻ろうとする私を プロデューサーが出迎えてくれる

プロデューサーは一体どんな顔をしているだろ う

P「お疲れ様、最高のライブだったぞ

いままで…よく頑張ってくれた…本当にありがと う」

プロデューサーはいつものままに笑っていた

こんな時にも笑っているのがやっぱりプロ デューサーらしかった

ただ少し目を赤くしていたのが、私にはわかっ た

帰路/車中

P「喉が渇いたな…自販機に寄っていいか?…少 し付き合って欲しいんだけど…」

伊織「別にいいけど…めずらしいわね…」

これまで、オーディションの後にどこかに連れて行ってもらったり、事務所から一緒に帰った りしたこともある
しかし、プロデューサーのほうから一緒に行こうなんて言われたことはなかった

P「着いたぞ、オレンジジュース買ってやるから、ほら外で飲もう」

そこは、初めて一緒に帰った日に寄った思い出の場所

P「コーヒーと…オレンジジュース…」ガチャガチャ

100%オレンジジュースを口に含み、夜景を眺めているとふいに話しかけてきた

P「これでアイドルとしての活動は終わりか…早いものだな…」

伊織「そうね、寂しくなるわね…事務所のみんなとも会えなくなるわね…やよいとも、美希と も...それにアンタとも…」

P「そうか、俺と会えないのが寂しいのか」

伊織「う、うるさい///」プイッ

P「そうかそうか、ただ…俺は…俺は…」

P「伊織とまだまだ一緒にいたかった...今日ですべて終わってしまうのが…つらいんだ…」

P「活動期間が終わって俺が伊織のプロデューサーでなくなるのは当然のことだし…そんなことは分かってる…分かってるはずなのに…」

P「伊織と一緒にいた毎日が当たり前じゃないのに…当たり前みたいで…」

伊織「私だって…私だってずっと一緒にいたいわよ…!」

一緒にいたいのはプロデューサーだけではなかった
活動が終わればアイドルとプロデューサーという関係は終わってしまうけれど
ずっと一緒にいたいという気持ちは変わることがなかった

今の二人の間に 永遠は見えるのかな

すべてを 手に入れることが 愛ならば

もう失うものなんて 何も怖くない

P「伊織…」

伊織「ずっと…ずっと…プロデューサーのことが好きだったから…これからもずっと一緒にいて しい…」

P「…俺も伊織とずっと一緒にいたい…伊織、俺は伊織のことが好きだ

もう…俺は伊織のプロデューサーではなくなってしまうけれど…それでも…これからもずっと一緒にいよう」

抱きしめられるとコートの上からでも確かな温もりがあった

初めてのキスはやわらかくて二人を幸せな気持ちにしてくれた

事務所に戻ると、みんなが私を出迎えてくれたのがうれしかった
今日で私のプロデュースは終わってしまうけれど
二人で過ごす日々はこれからも変わらず在りつづけてゆく

短いけど終わりです
Wordでかきためて携帯から書き込んだらいろいろ失敗した
最後にアイマススレに何度かupしたセルフ支援絵的なのを貼っておきます
i.imgur.com/JonavWR.jpg

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