このみ「5年前か~。懐かしいな~」 (107)
代理
ありがとー
乙!面白かった!
こマちゃん
>>1代行ありがとう!
たった?
では書いていきます
蛍「センパイのアルバム~♪」パラパラ
このみ「ああっ!この写真!」
蛍「もしかして、パンツとか映ってたんですか!?」
小鞠「そんなの映ってるわけないでしょ!」
蛍「…そうなんですか…はぁ…」
マッPあくしろよ
ちな俺のスペック
身長 たぶん2m越えてるけどはかってないから知らん
体重 約100kg
体型は筋肉もりもりで初対面ではアメフトかボディービルやってたか聞かれる
このみ「これって楓ちゃんが分校を卒業した時の写真だ」
小鞠「あっ、本当だ!懐かしい~♪」
蛍「センパイがぬいぐるみ抱いてる…可愛いですね」
小鞠「もぉー。ぬいぐるみ大好きっこの蛍に言われたくないよ」
蛍「えへへ」
このみ(あっ、楓ちゃんのお別れ会の時の写真もある)
このみ(…)
まあ5年前になるんだが俺がアフリカにいったときの話な
あのときは俺の筋肉がどこまで通用するのかしか興味なかった
負け知らずだった俺は完全に調子に乗ってたと思う
で、とりあえず手っ取り早く弱そうな草食動物狩ろうとしたんだよ
それが間違いだった
■5年前 卒業おめでとうパーティー
\パーン/
\パーン/
\パーン/
このみ(中学1年)「楓ちゃん卒業おめでとう~♪」
ひかげ(小学5年)「おめでと」
夏海(小学2年)「あっー!ご馳走だ!」
小鞠(小学3年)「ほら夏海。ちゃんと頂きますしなきゃダメだよ」
兄(小学4年)「…」モグモグ
れんげ(赤ちゃん)「なうーっ♪」もきゅもきゅ
楓(中学3年)「半分くらい祝ってくれてない気がするが…まぁ、礼は言っておくよ」
先程も書いたが俺は調子に乗ってた
ぶっちゃけ肉食動物にすら余裕で渡り合えると考えてたんだよ
そのせいあってか俺は一人でアマゾンに行ったんだ
しかし流石はアマゾン
生い茂る木々、広がる大地、動物は遠くにチラチラ見えるが近づくことすら容易でなかった
しかし諦めずに探索を続けていると警戒心の薄い子供のシマウマを見つけたんだ
このみ「あーっ!みかんジャムのサンドウィッチは私が狙ってたのにー」
夏海「夏海ちゃん悪くないもーん。勝手に口に入ってくるサンドウィッチが悪いもーん」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ、ほらよしよし。泣くな泣くな。駄菓子屋に面倒見て貰うんだぞ…な?」
小鞠「小吉さんも一緒にご飯食べようね~♪」
兄「…」モグモグ
楓「やっぱり礼は言わん。お前ら騒ぎたいだけだろ」
その時点で半日ほど費やしていたが当時の俺は全盛期
多少の疲労などものともしないほどのフィジカルだった
しかし予想外に難しかった
子供のシマウマって結構強いんだな、押さえるのにかなり苦労したんだよ
まあそこから1時間くらいかかってやっと子シマウマの首を絞めることに成功したんだよ
だけど時間をかけすぎた、一仕事終えた表情で顔をあげ周りを見渡すと血走った目のシマウマの群れに囲まれてたんだよ
れんげ「ムン!」
このみ「れんげちゃんが立った!?」
スタスタ
ボフッ
ひかげ「へぇ~」
楓「…なんだよ…」
ひかげ「れんげはそこがお気に入りだもんね~」ニヤニヤ
楓「うっせえ!ニヤニヤすんな!」
このみ「れんげちゃんは楓ちゃんの膝の上が好きなんだよねー」
れんげ「~♪」
これはまた新しい保守…
その事態を把握した瞬間冷たい汗が背中をつたったのが分かったね
しかしいくら憤怒していたとしても相手は所詮草食動物
ぶっちゃけその時点でも勝てると思ってたから本当におろかだ
とりあえず俺は中腰体制になって威嚇ポーズをとりながら
シマウマにジリジリと近づいていったんだ
その時点で大抵の人間なら尻尾巻いて逃げるからシマウマが逃げなかったときは正直ちょっと驚いたよ
夏海「あーっ駄菓子屋が赤ちゃんと一緒だー」
楓「うっせえ、向こうで飯食べてろ」
夏海「でも、おっぱい出ないよねー。このみちゃんの方が大きいもんねー」
楓「うっせえ!年相応だ!それにアホは大きくなりやすいんだよ!」
このみ「ちょっと!アホって私の事!?」
ひかげ「ああー、なるほどー」
このみ「ひかげちゃん!?」
ひかげ「いやいや、中1でこのスタイルはおかしいって」
このみ「そんな事ないってば!」
頼もしい保守がいるな
まあその時は完全に舐めてたから「こいつら逃げねえwww危機感ねえwwwww」
なんて考えながら目の前の一匹をどうやって倒すか考えてた
危機感がないのは自分のほうだとは全く考えずにな
とりあえず最初の一匹を顔殴って怯んだすきに足払いして
そのままチョークの黄金パターンで倒そうとしたんだよ
それで意気揚々とシマウマの顔面をなぐろうとしたそのときよ
ギュウウ
楓「って、れんげどうした?急に抱きついて」
れんげ「なっなう~♪」
夏海「あー、赤ちゃんは駄菓子屋がいいって言ってるー」
楓「そ、そうなのか…」
ひかげ「あらあら、まぁまぁ」ニヤニヤ
楓「…文句あんのか?」
ひかげ「べっつにー」
このみ「楓ちゃん?ひかげちゃんはね、妙に嬉しそうな楓ちゃんを見て…」
楓「うっせえ!わかってるから言うな!桜の木の下に埋めるぞ!」
東鳩2スレかと思った
>>28
同志がいた
何故か俺のからだが宙に浮いたと思いきや地面に叩きつけられたんだ
その時は何が起こったかわからなかったが目撃者によると
殴ろうとした一瞬の隙をついてシマウマが頭突きを俺にくらわしたらしい
このみ「ねえねえ、楓ちゃん」
楓「今度は何だ?」
このみ「ほら、この辺の学生で髪が短いのって私だけでしょ?」
楓「ほら、卓がいるだろ。卓」
このみ「もうっ!女の子でって意味。どうかな?伸ばした方が似合うと思う?」
楓「そうだな…」
しえ
>>26
ヘボ過ぎ
野生動物にはコンボとか無意味
俺なら立ち上がりながらのシャイニングウィザード
前述にもある通り俺は2m越え100kg越えの大男だ
吹っ飛ばされた経験なんてなかった
それとも突然の出来事だったからかな、受け身をとることができずに背中から思いっきり叩きつけられたんだ
まじで息ができなくなったのはあれが最初だったと思う
俺はヒューヒューと空気の漏れる浮き輪のような呼吸を繰り返していた
普通なら試合中断にしてくれるだろうがここはアマゾン、相手はシマウマ
当然そんなことしてくれなかった
小鞠「このみちゃん!髪伸ばすの!?」
このみ「どうしようかなーって、どっちがモテると思う?」
小鞠「お兄ちゃんはね、髪が短くて猫みたいなお人形さんたくさん持ってるよ」
小鞠「たまに小吉さんと一緒に遊ぶんだよ。ねー小吉さーん?」
小吉(ぬいぐるみ)「」
楓「…」
このみ「…」
楓「うん、まぁ、伸ばしておさげにするのもありなんじゃないか?」
このみ「そうだね。そうしようかな」
なにこのW進行
数10匹のシマウマに足で蹴られまくったよ
元々肉食動物を狩ろうとしてやってきた俺がまさか草食動物ごときにボコボコにされるとは思わなかったよ
当然俺のプライドはその時点でズタズタになっていた
>>36の駄菓子屋とこのちゃんは兄ちゃんの趣味に引いたのか
それともこまちゃんの小吉さんに引いたのか...
兄「…」
楓「ん?どうした?」
兄「」
楓「は?ショートカットが無理なら猫耳でも?知るか!向こうに行け」
兄「…」トボトボ
>>33
確かに今考えればそっちのほうが良かったかもな
完全に当事調子乗ってたわ
で、プライドを完全に折られた俺はその時死の恐怖に包まれたんだ
はじめての感情だった
車に轢かれてもびくともしなかった俺だからな
無敵だと盲信してた
まさか格下(だと考えていた)シマウマに蹴られて死ぬなんて考えてなかった
ひかげ「それにしても駄菓子屋が高校生かー」
楓「ん?何だ急に」
ひかげ「私も早く大人になりたいなー」
楓「いや、高校生も子供だろ」
ひかげ「でも高校生は憧れるよ。高校の帰りに買い食いしたり、カラオケ行ったり」
楓「いやいや、買い食いって言っても…………ここら辺じゃうち…しかないか?」
ひかげ「そ、そういえば、高校の帰り道でも駄菓子屋しか…?」
楓「そうだな。カラオケとかそんなのないしな」
もうそこからは悔しさと死の恐怖で涙が止まらなくなってな
声にならない声ですすり泣いていたよ
しかしシマウマは一向に止めるつもりはなかった
当然だよな、目の前にいるのは子供の首を絞め殺そうとした捕食者なんだから
ひかげ「はぁ~いいよね。都会は。買い食いとかオシャレとかいっぱいできるからねー」
楓「へぇ~。お前がオシャレに興味があったなんてなー」
ひかげ「将来の話。高校生になったらオシャレもするし」
楓「まぁ、田舎なんてそんなもんだ。いいじゃんか制服で」
ひかげ「はぁ…田舎より、都会が良かったなー」
楓「じゃあ、高校生になったら都会に行けばいいだろ」
ひかげ「へ?」
楓「まぁ、どうせ無理だろうが」
ひかげ「おぉ!その手があったか!そうだよ!姉ちゃんだって東京の大学に行ってるんだし」
楓「え?いや、センパイは大学生だから」
ひかげ「よし!私も東京に行く!そして…ふふふふふふふふ」
楓「…まぁ、夢を見るだけなら勝手だしな」
そこからかなり長い間蹴られ続けてな
意識も薄れて走馬灯のようなものも見えだしたんだよ
その時は完全に戦意喪失、涙も止まり心も穏やか
完全に死を受け入れる体制に入っていた
その時だ
遠くのほうから笛のような音が
ピーーーーーーーーーーーーーッと鳴ったんだよ
その瞬間シマウマ達の動きがピタッと止まったんだ
そのあとも音は鳴り続けた
ピーーーーーーーーーッ
するとシマウマはなにかを理解したかのように静かに俺から離れていき走り去っていったんだ
このみ「あれー?楓ちゃん。全然食べてないよ?」
楓「そうか?普通に食べたぞ?」
このみ「はい、これ食べてみて?…あーん」
楓「は?皿に乗せろ。普通に食べる」
このみ「いいから。いいから。はい、あーん」
楓「ああ、もうっ。わかったよ。食べればいいんだろう。食べれば…ほら」
このみ「あーん」
楓「あ、あーん」
パクッ
楓「…」モグモグ
このみ「美味しい?」
楓「…ああ、このバナナケーキ美味しいぞ」
支援
このみの方には悪いがアマゾンの方を
俺は何が起こったか全くわからなかった
いや、わからなくても別によかった
そのとき俺は死の恐怖から逃れ、身の安全を確信し、生きることの喜びを全身に感じていたからだ
>>49
悪いがもうすぐ終わる
楓「って、変な物を食べさせるのかと思った」
このみ「あははは。これ私が作ったんだよ?」
楓「おぉっ、また料理の腕を上げたな。うちの店に並べてもいいレベルだ」
このみ「…ありがとう」
楓「ん?どうした?いつもだったら『もー、駄菓子屋さんに並べても売れないでしょ?』ぐらい言うのに…」
その時だ
後ろの茂みからガサガサッと音がしたんだ
俺はまだシマウマの残党が残っているのかと思い恐怖に顔を歪めながら振り返った
そこには高校生くらいの可憐な少女がたっていた
このみんこのみん
俺はその可憐な少女に「君は誰だ、君は何者だ・・・?」
と声をかけたんだ
そしたら彼女はなにも言わずラムネのお菓子のようなものを口にくわえ
ピーーーーーーーーーッ
と吹いた
このみ「…うん、えーと…その…ね?」
楓「なんだ、モジモジと。お前らしくないぞ?」
このみ「本当にやめちゃうの?」
楓「は?何をだ?」
このみ「もー。分校だよ。分校。本当にもう卒業しちゃうの?」
楓「卒業式やったろ?」
このみ「やったよ。で、でも…その実感がわかなくて…」
このみちゃんかわいい
そのとき俺は確信した
この少女がこの俺を助けてくれた
この少女がシマウマの群れを追っ払ってくれたのだと
「ありがとう、君が助けたくれたんだね」
俺は蹴られ続け醜く変形した顔で微笑みながらこう言った
ドキドキ
このみちゃんとセックスした
楓「ん?ははぁーん。さては急に寂しくなったのか?」
楓「って、お前に限ってそれはないよな」
ギュウウ
楓(なっ…このみが後ろから抱きしめてきて…)
このみ「そうだよ。寂しくなったの。急に実感が出て…」
楓「お、おい」
かわいい
このみ「ねえ、本当に最後なの?学校来ないの?」
楓「…ああ、もう最後だ。卒業式やったからな」
このみ「ねえ、楽しくないの?学校楽しくないの?」
楓「あのな。子供みたいな事言うなよ」
しかし彼女は微笑み返さない
それどころか口を紡ぎ、憤怒しているようにさえ思えた
予想外の反応に俺が面食らっていると彼女は静かに、しかししっかりと聞こえる声でこう言った
「生きるってどういうことだと思う?」
し
このみ「私はね。すっごく楽しかったよ。楓ちゃんがいて…みんながいて…」
楓「私が卒業しても、みんながいるだろ?」
このみ「ダメだよ。それじゃ…ダメ。私は楓ちゃんにもいて欲しいの。楓ちゃんがいて『みんな』なんだよ」
楓「このみ…」
このみ「それに来月からは私が一番年上なんだよ?」
このみ「私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ」
このみ「だから…お願いだから…行かないでよ…」
このみ「私達の面倒を見てよ…」
楓「…」
このみ「うぅ…」ポロポロ
このみ「楓ちゃんがいないからもう生きてけない」
このみは崖から飛び降りた…
突然の質問に俺は何がなんだか分からなかった
彼女はさらに続ける
「あのシマウマ達はなんで怒っていたと思う?」
「あのシマウマ達はどうして子供を助けようとしたと思う?」
「見たこともない相手に、自分だって死ぬかもしれないのに」
夏海「てやー!夏海ちゃんパーンチ!!」
楓「ぐっ…いってえええ!夏海!何をする!」
夏海「このみちゃんを泣かせたな!このみちゃんを泣かせるな!このみちゃんはウチが守る!」ポカポカ
楓「やめろっ!私は何もしてない!だから殴るな」
夏海「ウチが…ウチが…うぅ…わああああん」
「ねえ、君は子供のシマウマを襲おうとしたとき何を考えた?」
「首を絞めて殺そうとしたとき何を考えていた?」
「シマウマの群れに立ち向かうときなんで笑ってたの?」
俺は憤怒した
小鞠「夏海!?何で泣いてるの?」
夏海「駄菓子屋がー駄菓子屋がーこのみちゃんをー」
小鞠「え?このみちゃ…………」
このみ「え?あっ、ちょっと目にゴミが……ね?」グシグシ
小鞠「…」ジー
楓「いや、あのこれはな?」
小鞠「うわああああああああん。このみちゃんがーーーーー」
楓「おい、ちょっと待ってくれ」
困惑の駄菓子屋
「お前最初から見てたのか!」
「ならどうして助けなかった!死ぬところだったんだぞ!」
俺は大量の罵詈雑言と共に彼女に暴言をはいた
彼女は俺を哀れむような目で見て一言
「ねえ君、生きるって大変だね」
そう言って背を向けると俺のもとから離れていった
「待てよおい!」
俺はそう言い彼女を追いかけようとしたがそれは叶わなかった
俺はシマウマに蹴られ続けすでに満身創痍、とても動けるような体じゃなかった
俺は悔しくて泣いた、人類最強を自称していたこの俺が女一人追いかけることができない
れんげ「ギャオーーーー!」
楓「今度はれんげが泣きだした!?」
兄「…」
楓「お前は男だろ!泣くな!」
ひかげ「ちょっとトイレに行ってたら…なんだこれ?」
楓「ひかげ!れんげをパスだ」
ひかげ「へ?」
楓「れんげは任せた」
ひかげ「う、うん」
楓「なあ、このみ」
このみ「うぅ……なに?」
楓「さっきさ、『私じゃ頼りないよ…楓ちゃんじゃないとダメだよ』って言っただろ?」
このみ「う、うん…」
楓「ほら、見てみろ」
このみ「え?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
ひかげ「れんげ泣きやんでくれよ。こっちが泣きたくなってくるわ」
楓「な?」
このみ「?」
楓「みんなお前を慕って、そしてお前の為に泣いてるんだよ」
このみ「え?」
しばらくなき続けやっと落ち着いた俺は
俺は仰向けになり空を見上げた
そこには東京では見ることのできない宝石箱をひっくり返したような綺麗な天井が広がっていた
俺は星の光をたよりに夜行性動物に襲われる恐怖、死ぬことへの恐怖
そして生きることの喜びを噛み締めながら一晩過ごした
翌日ジープがやって来て俺は救出された
楓「そんなお前なら大丈夫だ。ああ、私が保障してやるよ。お前なら大丈夫。やれるさ」
このみ「そうかな…」
楓「今まで通り、みんなの面倒を見てやれ」
このみ「うん…」
楓「それに、もし大変な事があったとしても…」
夏海「うー駄菓子屋のバカー」ポカポカ
楓「ほら、このアホとかが助けてくれるさ。何でも一人でやる必要なんてないんだ」
このみ「…」
しえ
どうやら誰かが俺の場所を連絡してくれたらしい
俺は声をあげておんおん泣いた
あの時ほど自分が生きていることに感謝したことはない
そのあと俺は日本に帰り他人の命を助ける仕事につくことにした
楓「それに、私はいつでもずっと駄菓子屋にいる。ほら、みんなを連れていつでも遊びに来い」
このみ「…」
楓「…な?」
このみ「…」
楓「このみ?」
このみ「そっか…」
このみ「私バカだね。何でも一人でやる必要はないんだね」
楓「ああ」
東鳩2スレかとおもたらのんのんだった
二重の感動……
このみ「そうだよね。楓ちゃんは今日いっぱいで死ぬわけでもないし、いつでも会えるよね」
楓「物騒な事を言うな」
このみ「えへへ♪」
楓「ったく、ようやく調子が戻ったか?」
このみ「ありがとう楓ちゃん」
楓「はいはい、どういたしまして」
今なら彼女の言った意味が理解できる
生きることは思ったよりずっと難しいこと
自分は普段思ったよりずっと周りからの加護を受けて生活していたということ
どんなに弱い種でも生きる権利はありそれを不純な理由で虐げることは許されないこと
人間は思ったよりずっとひ弱だということ
そして
生きるということは素晴らしいということ
ひかげ「あのー」
楓「ん?なんだ?」
ひかげ「いい雰囲気の所悪いけど、こいつらどうにかしてくれない?」
夏海「うわあああん」
小鞠「わあああん」
兄「…」
れんげ「ギャオーーーー!」
楓「はぁ…最後まで迷惑をかけるやつらだな…」
このみ「って言いながらも、嬉しそうだよ。楓ちゃん」
楓「バーカ。最後だから嬉しんだよ」
楓「これでこいつらの面倒を見なくて済むと思うとさ」
このみ「…最後…か…」
このみ「…うん。楓ちゃん!卒業おめでとう」
楓「『おめでとう』って、今日何回目だよ」
このみ「今度は本当の本当のおめでとうなんだよ」
楓「…」
楓「そうか。ありがとう。このみ」
しえ
■現在
このみ(そういえば…あの時の楓ちゃん…)
このみ(すっごい笑顔のようで悲しそうな目してたな…)
このみ(あの時はよくわからなかったけど…)
このみ(やっぱり楓ちゃんも寂しかったのかな…)
小鞠「もぉー!このみちゃん聞いてる!?」
このみ「え?え?何?」
小鞠「やっぱり聞いてない!」
このみ「え?」
俺は東京に帰ったあと功徳を積むために創価学会に入った
そしたらこの5年間で勉強はぐんぐん捗り
途中で女子部にいた子と付き合い彼女もでき
親や親戚の関係も良好になった
そして今年晴れて国立の医学部に合格したんだ
そうそう、今度その彼女と結婚するんだけど彼女
実はあの時俺を助けてくれた女の子だったんだ
名前はこのみ、俺の最愛の女
これも全て犬作先生のおかげさ
これを見た君、創価に入らないか?
きっと犬作先生が君を変えてくれるよ
え?どうせ変わらないだろうって?
変われるよ、現に俺は変われた
終わり。
保守の方が先に完結したかー
乙
蛍「今からコンビニ行きません?バスだと30分くらいですし」
このみ「うーん」
このみ「…」
このみ「あっそうだ。それより、駄菓子屋に行かない?」
小鞠「えぇー駄菓子屋って子供っぽいよー」
このみ「いいでしょ。コンビニだと高くてあまりお菓子買えないし」
蛍「バス代も必要ありませんし、私もそっちの方が…」
小鞠「蛍も行きたいなら…まぁ、駄菓子屋でもいいかなー」
このみ「それにたまには、ずっと待っててくれる寂しがり屋さんに顔を見せないとね」
蛍「え?」
しえ
このみ「さっそく行こっか。そうだ。お姉さんが100円まで奢ってあげるねー」
小鞠「おぉーこのみちゃん太っ腹ー」
このみ「あははは。乙女に向かって太っ腹って言わないの」
蛍「微妙に顔が笑ってないような…」
このみ「じゃあ、早く行こっか」
小鞠「うん」
蛍「はい!」
乙&支援
………
このみ「えへへ。来ちゃった」
楓「げっ…ウザいのが来ちゃったな」
ギュウウ
楓「って、何で抱きつくんだよ!」
このみ「えへへ。楓ちゃん暖か~い」
楓「やめろ!お前外から来たから冷たいんだよ!寒い!死ぬ!」
このみ「えへへ~」スリスリ
楓「おい!小鞠!蛍!このアホをどうにかしてくれ!」
蛍「センパイ、奥の棚にサンタのコスプレが!」
小鞠「へぇ~…って、スカート短っ」
蛍「センパイ!センパイにはサンタさんが似合うと思うのですが!」
小鞠「『思うのですが』って、着ないよ!こんなの!」
蛍「しょ、しょんな…」
小鞠「はぁ~、泣いてもこれは着ないからね」
蛍「…うぅ…」
小鞠「わかったてば!ただし誰にも言わないでね。蛍にしか見せないんだから」
蛍「わぁい♪」
小鞠「はぁ…やっぱり嘘泣きか…クリスマスが憂鬱になってきた…」
蛍「クリスマスが楽しみになってきました♪」
楓「おいコラ!聞け!」
このみ「えへへ~」スリスリ
楓「もう何なんだよ…これ…」
終わり
. -‐‐-ミ
/´ / /⌒:::::.`ヽ
⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、 / /.:::/.:::/∧::::::.
〃 . : : : : : . \: .:. ____ i ≧彡'彡 /⌒j::: i
.' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi /ニニニニ=\ {::::{乍:T彡乍丁:::|
i :从j⌒j从人从人〉! =ニニニニニニニ\ 〃ニニニニニニニニニヾ:::〉ゞ゚' ゞム::::l
!:{ r=ミ r=ミj : }:| /ニニニニニニニニニニ\ rー┐ ゝニニニニニニニニニニノ::::ゝ. 、 , イ.::/
人:.ミ r─┐彡:イ l! /ニニニ/___\ニニニ=i r──|ニニ|─‐┐ /ニニ/人从r≧=≦从人
| :j从≧=-=≦:ノ从:| /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ rー┐ iニニi l=ニニニニニニニニi /ニニ/ / |`¨゙| ヽ
人: : i:〃f父i ヽ : : 八 /ニニニ/ニニニ二二ノ |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi / 1 `| '.
fニiニi: : : : i |_| |: : : : : :.{=ニニ/ _____ ________,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/ |ニ|ニ|人 イ |__| ト、_〉
|ニ|ニ|: i : i L.」//L.」 i: : i :i !彡゙ 〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ| _|ニニ|__ (ニニ/ (ニニ/ _|ニニ|,__ lニニ' |ニ|ニ|_/ |__,| |__j \,ゝ
|ニ|ニ|从从i∪//∪i人从イノ ゝニニニニニニニニニ}ニニ{ r-─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐ r‐┐ 〃ニニニニニニニニ)|ニニ| `´`´ 《-‐-‐-‐- 》
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おつ
このみちゃんの出番増えてうれしいのん
このみちゃんかわいい
ニャンバス
このみ「5年前か~。懐かしいな~」[4]
このみ「5年前か~。懐かしいな~」 - SSまとめ速報
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このみちゃん乙
このみ「5年前か~。懐かしいな~」[4]
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