月の下で待ち合わせ。(27)
野比家 のび太の部屋
のび太「ドラえも~ん」
Doraemon「また、JAIANだろ?だから言ったんだ……とっと{引っ越し}させろってな」
Doraemonは、腹部のポケットからトカレフTT-33を取り出した。
のび太「落ち着けよ相棒。殺るのはまだ早いって」
Doraemon「今やらないでいつヤるんだbrother~別に大して難しい事じゃないでしょうが~」
のび太「とりあえず、強くなる薬とかないの?」
Doraemon「え~仕方ないな……」ゴソゴソ
不満げな表情でDoraemonはポケットから{バスソルト}を取り出した。
のび太「おい、何でそんなもの持ってんだ」
Doraemon「実は最近さ~麻薬密売ハマってるんだ」
のび太「俺が合成麻薬大嫌いなこと知ってるのに、バスなんちゃらなんて代物だすなんて当て付けか何かかよ」
Doraemon「そんなに怖い顔するな。
ただのアメリカン・ジョークだろうが」
のび太「ウソじゃないだろうな?」
のび太はトカレフTT-33の銃口をDoraemonに向けながらバスソルトを渡すように促した。
Doraemon「キミ、合成麻薬嫌い何だろう?じゃあぼくが……」
のび太「この町で勝手にシノギをされたら困るから俺が預かる」
Doraemon「{組織}を抜けたのに……まだ“クセ”が抜けないのかいキミは」
のび太「そう簡単に捨てられないさ……自分が命を賭けて護り忠誠を誓ったモノなんだから」
ピンポーン
玉子「はーい、だ……」
ドバン!!
玉子が玄関扉のドアノブに手をかけた瞬間KSG タクティカルの銃口から放たれた12ゲージ弾が、玉子の顔面を粉砕させた。
襲撃者「ヤツが入るか調べるぞ」
襲撃者の部下「了解」ジャコ
重装備に身を包んだ白人の一群が野比家に侵入した。
ゴトン!ゴロゴロ……
襲撃者「なっ……手投げ弾だー!!」
ドゴーン!!!
野比家前
ガッシャーン!!
Doraemon「ヒュー……危なかった」
のび太「ヒューじゃねぇだろが。なんでUS M67破片手榴弾何か持ってんだ」
Doraemon「そんな事よりも空き地に行こうよのび太君」
のび太「空き地よりも警察に連絡が先じゃね?家燃えてるし」
Doraemon「brother~警察何かにどうにか出来る問題じゃないぜ諦めてぼくと一緒に空き地に行こうぜな?」
のび太は炎に包まれた家を一瞬振り返るとDoraemonに連れられて空き地に向かっていた。
第一章 おおらかな破滅
明日書けたら書きます。
-都心・某BAR-
ワイワイガヤガヤ……
カチカチカチッジュボ!
「おっと……悪いね」スッ~フーン
「要件は?」
「まあまあ焦るな{レオ}いや今は“オーリ”と呼ぶべきかい?」
花神旺里(レオ/オーリ)「どっちでも好きに呼んでくれ」
「じゃあ……{今は}レオと呼ぶことにするよ」
レオ「要件を聞こうか」
「意外に短気だな~君は。そこまで僕のことが嫌いか?」
レオ「ああ……」
「いやはや恐れいるよ。それよりも最近マキナに会ったかい?」
レオ「地獄に堕ちた奴がいきなり蘇って合いに行くのは変な話だと思うぞドニ」
星村真白(ドニ)「うむ……そう言われてみれば変な話だな~よくよく考えたら僕も君と一緒に地獄に堕ちてる」
レオ「謝ればいいのか?」
ドニ「別に、気にするな 君は{良くやってくれた}」
レオことオーリは微妙な顔をしながらウォッカの栓を抜き、氷が入ったグラスに注いだ。
ドニ「貰っていいかい?」
オーリは静かに首を縦に振った。
ドニこと真白は喉を鳴らしながらグラスに入っているウォッカを飲み干した。
ドニ「ふー地獄に堕ちて良かったことは“死”を偽造出来たことだ。お陰で自由に動けるようになった」
レオ「そうか……」
ドニ「君はそうでも無さそうだな」
レオ「……」
ドニ「まぁ~分からなくもないだって友人や同じ思い抱えた者などにウソをついたんだから」
レオ「いつまでこんな事をすればいいんだ?」
ドニ「今日が最後だ。本当に今日で{4人分の運命改変許可}が正式に決まる」
レオ「で、今回は何をすればいい」
ドニ「コイツを{処理}してくれ」スッ
ドニこと真白は懐から写真を取り出しテーブルに置いた。
写真には体格が大きく筋肉質なハゲた全体的に青い裸の40代ぐらいの男がポージングをしていた。
レオ「何だ、コレ……」
ドニ「そいつの名はDoraemon。元アジャストメントストレインズで社長である富江の親衛隊 隊長だった猫型ロボットだ」
レオ「猫型ロボット?」
レオは眉をひそめながらドニの顔を見た。
ドニはニヤつきながらそれを無視して話を続けた。
ドニ「知っての通り、君の元{戦友}達によって富江は殺害された後のアジャストメント・ストレインズは」
「副社長の夜神月率いる{NEO・アジャストメント・ストレインズ}と第一秘書だったカテジナ・ルースが創設した私兵部隊から誕生した麻薬カルテル{べスパ・カルテル}による内戦状態に陥ってる」
レオ「お互いに“富江の後継者”を名乗っているという下らなすぎて笑えない状況ってワケだな」
ドニ「そういうこと……でここからが重要な話になる」
ドニはグラス見つめながら溜息ついた後に重要な話をし始めた。
ドニ「なぁ……君は{shadowdancer}って言葉知ってるかい?」
レオ「別のスパイ.二人目のスパイ.映画の題名。後は{LSD}語では三重スパイを意味する」
ドニ「流石、元CIA工作員!博識だね」
レオ「で……{shadowdancer}と青い奴が何の関係があるんだ」
ドニ「そこに写ってるヤツは三重スパイなんだよ」
レオは薄ら笑みを浮かべ、ドニを見つめた。
レオ「話が見えてきた……三重スパイをしてた青い奴が三つの組織にとって{イタい}所まで手が届いてた男で」
「三つの組織にとって重要な{シロモノ}を持ち逃げしたとかだろ」
ドニ「大正解」
ドニは溜息をつきながらグラスをゆらしながら話始めた。
ドニ「今回の依頼主は良く{仕事}を斡旋してくれる{地獄公安部}の皆さん方で」
「青いヤツの首、及びヤツが持ち逃げした{薬品}と{イタい部分が録音されてる}録音機の回収が仕事だよ」
レオ「{薬品}?」
ドニ「一粒、水に入れればあら{バイオハザード!!}って代物だってさ」
レオ「なる程……それで期限は?」
ドニ「一週間後の{地獄審議会}まで」
レオ「わかった……」
レオは酒代を置いて、人混みの中に消えていった。
プルプルガチャッ
真白「あっ……僕だけど上手くいったいった。自分ハメられている事に気付いてないみたいだから青いヤツが死んだら彼も{処理}って方向で宜しく」
「うん?ああ、へぇ~町がね……{お祭り}状態になちゃったのか~ちょうどいいやどうせLSDの連中が町を封鎖してるだろうからこっちもコッチで」
「{部隊}を送り込んであわよくばLSDの連中も{処理}すればいいし……じゃ後は宜しく」ピッ
真白「さぁ……{仕込み}を始めるか」
第二章 猟犬の仕事
明日書けたら書きます
-のび太の町・空き地-
のび太「……という事なんだ」
ジャイアン「のび太、帰らせてくれ」
Doraemon「別にいいが……お前の妹をクスリ漬けにして海外の{豚ども}に売っちまうぞ?いいのか?」
のび太「ちょっとタンマ」
のび太は笑顔でそう言うとDoraemonの右脇腹に膝蹴りを浴びせた。
のび太「失礼した」
ジャイアン「ああっ気にするな」
スネ夫「これからどうするよ?まだそいつ等が生きてるかも知れない状況なんだぞ」
出木杉「良い案がある」
ジャイアン「出木杉?」
出木杉は左手の甲の上にMDMAを乗せ、右親指ですりつぶしストローを右鼻の穴に差し込んで粉上になったMDMAを吸引してハイになった顔で呟いた。
出木杉「こちらも準備をして迎撃しよう」
スネ夫「正気かよ?!相手は{USA}の特殊部隊かも知れない連中なんだぞ」
出木杉「ロボット軍団やバケモノども今まで返り討ちにしてきた僕たちならやれるさ」
スネ夫「クスリのやり過ぎで遂に頭のネジを全てはじき飛んだのか?この{お塩野郎}は」
出木杉「抵抗しなきゃ僕たちも含めて皆殺しされかも知れない状況だ。どうせ殺されるなら後悔せずに抵抗して逝きたい」
Doraemon「たまにマトモな事言うじゃないか~{お塩先生}」
のび太「どこがマトモ?」
ジャイアン「突拍子もない案だが……今更関わって途中で逃げ出すのは癪にあわねぇな」
スネ夫「さっきまで乗り気じゃなかったのに急にどうした?」
ジャイアン「よくよく考えたら{心の友}が困ってる時に助けねーのはガキ大将じゃねぇしなガハハハハッ!!!」
スネ夫「えぇ~」
ちょいちょい日本語がおかしい
Doraemon「そういえば、のび太君よぉ~銀のスーツを着た眼鏡を掛けた冴えないヤツのことしてる?」
のび太「銀のスーツ………もしや{天野}さんのことを言ってるのかい」
Doraemon「そうそう!!確か天野太一って名だったな!やっぱり知ってたか~」
のび太「なぜ急に……」
Doraemon「アイツとはハーバード大学時代の{心の友}なんだよ。今は確かここで新しく出来たショッピングモールで焼鳥屋経営してるんだよな~」
のび太「まさか、巻き込むつもりなのか?」
Doraemonは不敵に笑みを浮かべながら出木杉の穿いているズボンの右ポケットからマリファナを盗った。
Doraemon「~♪」
鼻歌を口ずさみながらマリファナを炙りながら狭いショッピングモール方面に歩き始めた。
のび太「おい!関係ない人間を巻き込むなよ!!」
スネ夫「今更、何言ってんだよオマエは」
Doraemon「今回の一件で確実に必要になる男だよ!!なーに心配するな!!金額を提示すれば必ず乗ってくるヤツだよ!!」
スネ夫「どうする?」
ジャイアン「とりあえず今はDoraemonに付いて行こう」
何とも言えない顔してるのび太及びスネ夫にジャイアンとは対極に満面の笑みの出木杉はDoraemonの後に付いて行った。
第三章 獅子たちの決意
数時間後に書けたら書きます。
-ショッピングモール・焼鳥屋Death By Degrees-
ガラガラ
天野太一(スティール)「らっしゃいま~せーってお前は?!」
オーリ「久しぶり、調子はどうだ?」
スティール「テツオ……悪いけどちょっと買い出しに行ってもらえないか?」
テツオ「でも……」
スティール「大丈夫だって山科も居るし別に{喧嘩}するわけじゃねぇから心配すんな」
テツオ「……わかった」
何とも言えない顔しながらテツオは店を出た。
スティール「いや~まさか{100年}ぶりに“死人”に再会出来るとは思っても見なかった」
オーリ「悪いな、連絡しなくて」
スティール「別に良いけどよぉ~お前が生きてるってことは{ヤツ}も生きてるのか?」
オーリ「ああ……」
スティール「お前が会いにきたのは、ただ俺に会いに来たワケじゃねぇだろ」
オーリ「実は……地獄に堕ちた時に{仕事道具一式}全て紛失したから新たに貰いたい」
スティール「それ……俺じゃなくてマシューに頼めよマシューに」
オーリ「仕事柄LSDに顔を見せることはムリだ」
スティール「はぁ~わかった。カウンター乗り越えて来い
{退職}した時にちょろまかしたハジキとかやるから」
オーリ「ありがとう」
オーリはカウンターを飛び越え厨房に入った。
スティール「ついてこい」
-事務室-
ガチャン
スティール「おしおし……さぁ好きなの選べ」ギュイーン
スティールは事務室のボロボロのロッカーから革製の大きな黒いカバンを取り出しチャックを開けた。
スティール「確か、お前ってUSP愛用してなかったけ」
オーリ「今はガバメントだ」
オーリ「ああ~そういえば{アイツ}にUSP渡した後はガバメントを使うようになってたな~忘れてたワリィ」
オーリ「……」
オーリは無表情のまま“ソレ”を黒いカバンからつかみ出してハンマーを起こしたり下げたりし始めた。
ハンマーを起こしたり下げたりし始めた
↓
ハンマーを起こしたり上げたりし始めた。
今度は“ソレ”のスライドを引き、弾が入っているのかを確認しスライドを戻した。
スティール「おーいどうした?大丈……」
チャキッ
右手で“ソレ”のハンマーをもう一度起こし銃口をスティールに向けた。
スティール「おいおい……ここで撃ち合いは勘弁してくれ、退職したのにわざわざサツの世話にはなりたくねぇよ」
オーリ「気にいった」
スティール「へぇ?」
オーリは“ソレ”をホールドオープンさせると銃の側面を地面と水平にし横回転させて、銃口からマガジンの方をスティールに向けた。
スティール「脅かすなよ」
オーリ「フフフ……お前も驚くことあるんだな」
スティール「そりゃそうだろ。なんたって一応元{人間}なんだから」
オーリ「“元”人間かぁ……なあ」
スティール「今度はどうした?」
オーリ「{人間}だった頃の良い思い出はなんだ?」
オーリの問いにスティールは頭をかかえながら力なく答えた。
スティール「……無いな」
オーリ「俺もない!ははははははははは」
スティール「……変わったなお前」
オーリ「当たり前だ。なんせ100年も経ってるんだから」
オーリは自虐的な笑みを浮かべつつ、黒いカバンかMK23 MOD0(lsdカスタム)を2挺取り出しこう言った。
オーリ「ホルスターはあるか?」
スティール「あるに決まってんだろ」
オーリ「フッ」
MK23を両手で前方回転させながら不敵に笑った。
第四章 猟犬の心情
明日書けたら書きます。
-焼鳥屋Death By Degrees-
ガラガラ
Doraemon「ウ~ス天野居るか」
山科「アイツは今、事務室の方にいるぞ」
Doraemon「しゃーねぇな~」
Doraemon「おい!ちゃちゃと焼き鳥焼けよコノヤロウ!!」
山科「ほらよ」ゴトン
山科は先程、焼いておいたつくねと白レバーをカウンターテーブルに置いた。
Doraemon「作り置きか……用意周到だな」
山科「今から他の奴も焼こうと思うんだが何がいい?」
ジャイアン「俺は牛串をくれ!」
出木杉「僕はスズメを」
スネ夫「ボクはつくねをもう一つ」
Doraemon「食うの早っ」
のび太「俺はパープルコーラを」
山科「……ほらよ」
山科は瓶入りのパープルコーラを栓抜き共にカウンターテーブルに置いた。
すいません、書き直すので未完にします。
いつ書き直すの?
期待してるよ
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