日本一ソフトウェアのソウルクレイドルを元にしたSSです。
裏ルートを基準に書いていくつもりです。
遅筆ですが、よろしくおねがいします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387031353
……誰もいない。
何も聞こえない、何も見えない、触れられない……。
世界は空っぽだ……。
けれど、記憶だけは残っていた。
記憶の中にだけ、全ては残っていた。
「……時が、来たようですね」
「あなたはどちらの性を望みますか?」
ニア「……男がいいな。」
「では、あなたの望みの名は?」
ニア「……リベア。」
「とても、あなたらしい名ですね……」
「我々は、世界は、あなたの選びし道を受け入れることでしょう」
「さあ、おゆきなさい」
「あなたの周りに、行く先に、幸いのあらんことを……」
…………。
幸い……。
そんなものは……なかった。
ダネット「ああ……いらつきます」
ダネット「私はもう、セプー族の戦士として十分に戦えます」
ダネット「でもレナ様はいつまで経っても私をこの里の守部にして下さらない…」
ダネット「パートナーである人間族のお前まで弱いから、私までレナ様に認めてもらえないのです!」
ダネット「さあ、1083回目の訓練を始めます!」
ダネット「あ。間違えました。1542回目…でしたっけ?931回目……?」
ニア「2327回目だと教える」
ダネット「……まあいいです!大体1000回目の訓練です!」
ダネット「秘剣、くる鈴斬を受けるがいいです!」
ダネット「殺す気で来ないと大けがしますよ!」
剣の技は……気が付いたら学んでいた。
記憶にも残らない過去に、習得していたのだろうか。
訓練は……つまらなかった。
誰にも、負ける気はしなかったのに…相手を傷付けられないからって、手加減するのは……退屈。
それでも、ダネットとの訓練にはずっと付き合っていた。
ずっと一緒にいた、幼馴染みだったから……。
リーンゴーン… リーンゴーン…
ダネット「っ!」
ダネット「レナ様の呼び鈴…お目覚めになられたのですね!」
ダネット「今日の訓練は終わりです」
ダネット「しかし、本当に殺す気で来るとは…お前を甘く見ていました。これなら、他の里の死んだ皆にも自慢できます!」
……世界を喰らう者は、文字通り、世界を喰らっていた。
人間も、土地も、他の生き物も、何もかも全てを……。
この里には、彼らを奉納する為の墓があった。
魂すらなくなった彼らを奉り、思いを馳せるためには……必要なものだったから。
きっと、人間はそういうものがないと、生きていけなかったんだ。
グラグラグラグラ……
ダネット「……また地震ですね」
ニア「最近多いね」
ダネット「…またぼうっとしてますね。地震なんて珍しくも何ともないんですから、さっさと来るのです」
ダネット「お待たせしました、レナ様」
レナ「…あなたたちがここに来て、もう10年になりますね」
レナ「今日はあなたたちに、この里を守るための武器を授けます」
ダネット「!」
ダネット「では、やっと私達も正式に、この里の守部にして頂けるのですか!?」
レナ「そうですよ、ダネット。あなたたちに、守りの力を授けます」
力……。
守りの、力……。
守る為なんかじゃ……なかった。
レナ「さあ、ダネット。この中から、自分に相応しいと思う武器を選びなさい」
ダネット「わあ……どれにしよう」
ダネットには……武器を選ばせていた。
ダネット「…私はこの短剣にします、レナ様」
レナ「……糸凪の刃…。持ち主の危機を救う、という剣です。よく似合いますよ、ダネット」
レナ「……あなたには、これを授けます」
漆黒の剣……。
これが、全ての始まりだった。
ダネット「あいつには武器を選ばせないんですか、レナ様?」
この剣を手に取った瞬間……全ては変わった。
それとも……それまでの生き様が間違っていて、この時、正しい道になったのかな。
今になって考えても……意味なんて……ない。
とりあえずここまで
期待。
ソウルクレイドルは日本一のなかでも一番好きな作品だ。
ソウルクレイドルかと思って開いたらソウルクレイドルだった。
嬉しくて脳汁がヤバい。
裏が基準らしいが、>>1はここからどんな道をリベアに歩ませるのか?
どんなっていうか、スレタイで既に選択されてる件
漆黒の長剣「…ひゃーっはっはっは!」
漆黒の長剣「遅すぎんだよ!ババアッ!」
漆黒の長剣「こいつが贄ぇっ…!」
漆黒の長剣「ガタイは華奢だが、モノは悪くない…!」
漆黒の長剣「200年…オレはこの時を待っていた!!」
…………。
……ギグ。
………………。
……………………。
レナ「久しぶりですね、ギグ」
レナ「私もこの時を待っていました……」
ダネット「レ、レナ様!?」
ダネット「これは一体どういう事ですか!?」
ダネット「あ、あの剣は一体!?」
レナ「…200年前、私が滅ぼした『影』がいました」
レナ「その影を封印したものこそが、あの剣」
……ここで、緋涙晶をレナ…ベルビウスが取り出したんだったか…。
あれは、ダネットの父親だったんだっけ?
結局……魂なんて、利用されるものでしかなかったんだ。
ダネット「そ、その赤い結晶は…!?」
ダネット「なんだか…懐かしい光です」
レナ「見なさい、融合が始まります……!」
??「ようこそ!オレの肉体っ!」
ニア「ギグ……」
??「ああ?何だ、オレ様の名前を知ってるのか?」
ギグ「まあ当然か、何せオレは、かつて世界を喰らう者を操り…」
ニア「世界を滅ぼしたんだよね?」
ギグ「オレより先に言いたい事言うなって!」
ギグ「…お前、まだほとんど融合してねーのにオレの考えてる事が分かるのか?」
ニア「なんとなく、ね」
ギグ「……だったら話は早い。オレの目的は分かるだろ?」
ギグ「お前の肉体を明け渡すんだ……!」
ニア「あげるよ」
ギグ「……マジかよ。お前、めちゃくちゃ変わってんな……」
ギグ「まあいい、オレにとっては何も不都合なんてないしな!」
ギグ「早速お前には消えてもらおっかな!!」
ギグ「……ん?」
ギグ「……んんん?」
ギグ「お前の魂が消えねえ!」
ギグ「くそっ……!……お前、この世に未練があるんじゃねえか?」
ギグ「口では『いい』なんてぬかしながら、心がそれを拒んでやがる」
ギグ「こりゃ面倒くせえが手順を踏むしかねぇな…」
ギグ「面倒だが、オレが肉体を手に入れる為の取引をしてもらうぞ」
ギグ「オレと融合したお前は、常人にはねぇ力が使えるようになってるはずだ」
ギグ「それで満足できるならいい」
ギグ「だが、もしそれだけの力に満足できねぇ時はオレを呼ぶんだ」
ギグ「オレがさらに強大な力を貸してやる」
ギグ「オレが力を貸せば貸すほど、この肉体の支配権はオレに傾く」
ギグ「お前はオレの貸した力で望みがかなう」
ギグ「オレも望みに近づく」
ギグ「悪くない取引だろう…?」
ニア「いいねえ」
ギグ「お前なら、すぐにでもオレの力を欲しがりそうだな」
ギグ「期待してるぜ……?あ・い・ぼ・う」
ダネット「……!目を覚ましました、レナ様っ!」
レナ「気分はどうですか?」
ニア「…心地良いです」
ダネット「お前、ほんとに大丈夫なのですか?」
ダネット「なんか、嬉しそうに見えます…」
レナ「ギグとの融合に成功したようですね…」
レナ「彼は、かつてこの世界を壊滅に追いやった存在、世界を喰らう者の指揮官……」
レナ「とてつもない力を持っています」
レナ「この里は、あなたのような人間――ギグの力を利用できる人間を見出すために、200年もの間存在し続けていました」
レナ「そうしてやってきた子供。それが、あなたです」
レナ「私は10年間、あなたの精神が成熟するのを待ちました」
レナ「そう、この里は、私の為に存在するのではありません。ここは、世界を喰らう者に対抗するための拠点…」
レナ「このような里が昔は世界中にありましたが…何者かに襲われ、今ではこの里しか残っていません」
レナ「規模からして恐らく、世界を喰らう者の仕業…」
レナ「そう、長く沈黙を保っていた世界を喰らう者が、力を取り戻しつつあるのです」
レナ「世界の悲鳴が聞こえますか?」
レナ「耳をすませば、どこかで何かが崩れる音が聞こえます」
レナ「その運命に立ち向かうには、尋常でない強い力が必要です」
レナ「あなたに託したギグの力…それがあれば、世界の崩壊や喰らう者の侵食から救うことが出来るのです」
………。
救う?
俺が?
……どうして、救わなくちゃいけないんだろうか?
あの時……確かにそう思った。
今も、その気持ちは変わらない。
レナ「これからは、あなたがギグの力を利用して世界を喰らう者を倒し、世界の運命を変える戦いに出るのです」
レナ「行ってもらえますね?」
ニア「…………」
レナ「……仮に断りたいのであれば致し方ありません。時間はかかりますが…別の方法を…」
ダネット「おっお前、断るなんて許しませんよ!」
ニア「……どうして、私なのですか」
何度も思った。何度も考えた。その度に、胸が張り裂けそうになった。
ギグとの融合はいい。世界を喰らう者を倒すこともいい。
それが、自分に課せられた理由が知りたいだけだった。
理由もなしに……人任せにして……願いが叶うわけ、ないんだ。
レナ「それは……」
レナ「……ギグが融合したあなたにしか、出来ないことなのです」
ニア「そのためだけに、育てた?」
ダネット「なっ……。お前、何を言ってるのです?レナ様に頼まれるなんて、とても名誉なことなのに!」
ダネットはいつもそうだ……。レナの事を心底信用して、崇拝してる。
でも、俺はそうじゃない。
自分に降りかかった災難は、自分でどうにかしないといけない。他人には決して理解できない事かもしれない。
でも、ダネットには分かって欲しかったんだ。
幼馴染みだったから。
レナ「……」
ニア「勝手なことばっかり……」
レナ「……」
レナ「……どうしたのです?いつものあなたらしくありませんよ?」
やっぱりそうだ。
何も分かってないんだ。
だから、こんな事しても平気なんだ。
……ギグは、分かってくれた。
ニア「うっとうしい」
ギグ「くっくっくっく……。らしく、だと?」
ギグ「ババア、こいつの何を知ってるってんだ?」
レナ「ギグ……」
ギグ「うおっ、もう声が外に出やがんのか。ほんとすげーな、こいつ。オレの事大歓迎みてーだな」
ギグ「ババア。融合してるオレには、こいつの考えてる事がよーっく伝わってくるぜ」
ギグ「教えてやろうか?」
ギグ「……世界なんか知るか。みんな死んじまえ、だ!!」
…………。
また、殺そう。
何回殺しても、生き返るんだろうけどね。
レナ「ぐっ……!」
ダネット「レ…レナ様!?レナ様っ!」
キンッ!
ニア「……っ」
ギグ「どうした、相棒?」
ニア「身体が動かない…」
ベンクロース「どうだ、動けまいて。危険な魂を留め置くには、これくらいの仕掛けは必要なのじゃよ…」
バンクロース「皆の者、こやつの力は強大だ。差し違えるのも覚悟せねばならんぞ」
ニア「危険な魂……」
ギグ「ふん、赤い牛ごときが何ぬかしてやがる?」
ギグ「蹴散らすぜ、相棒!」
ニア「分かってるよ」
ダネット「~~~~~お前っ、よくもレナ様を……!」
ダネット「覚悟っ!!」
ここまでです
今のとこ大して変わらんか
この主人公は何周かしてる感じかな?
あけおめ
で、続きは?
更新が遅れてすみません
今週中にはあげるつもりです
おお、来るか!
お待ちしとりますー
この主人公は裏ルートの記憶はあるのか?
続き期待しています
続きに期待
門番のガデウス「何事だ!?」
子守をするネイ「っ!レナ様!」
翼を持つメイリーン「まさか……」
ダネット「手伝ってください!こいつが、こいつが、レナ様を……!」
ネイ「……分かったわ」
ガデウス「駄目だ、ネイ!下がってろ!お前は赤子に必要なんだよ!」
ニア「赤ん坊?どうでもいいよ」
ガデウス「……!お前、あんなに喜んでくれたじゃないか!」
ガデウス「あのお前はもういないのか!?」
ニア「……」
メイリーン「あんた……そうかい」
メイリーン「それがあんたの行く道なら行くがいいさ。行けるもんならね!」
ニア「それで邪魔してるつもりなの」
メイリーン「……あの優しかったお前は、いなくなっちまったんだね…」
……どうして、皆邪魔してくるんだろう?
……どうして、分かってもらえないんだろう?
むしろ、俺の方が聞きたいくらいだ……。
ニア「……死んでくれ」
ネイ「きみ…正気なの?」
ネイ「……正気みたいだね。でも狂ってる」
ニア「じゃあ殺してあげるよ」
ネイ「私が死んでも、赤ん坊と世界は殺させない!」
ニア「世界は死んだよ」
ベンクロース「…ワシも覚悟を決めた。レナ様を追う事になるかもしれぬが、一矢報いるつもりじゃ!かかってこい!」
ニア「言われなくても」
ベンクロース「しかし……ガンツフルトの懸念が現実のものとなるとは…。天で……謝らねばなるまいて」
バンクロース「ワシらの180年は無駄だったと言うのか…?」
バンクロース「いや、嘆くのはよそう…」
ニア「無理しなくていいよ」
バンクロース「年寄りと甘く見るな、覚悟せい!」
ダネット「よくも……よくも……!」
ダネット「殺してやる……殺してやる……!」
ニア「みんな死んじゃえ」
ダネット「お前……!」
ダネット「お前を殺して、私も死ぬです…!」
ニア「甘いよ」
ダネット「そんな……お前がこんなに強いはずが……」
ギグ「クックック……強さのレベルをてめーらのものさしで計るんじゃねえ」
ダネット「お前…!何とか、言いなさい……!」
ニア「いいから消えてよ」
どうせ、また俺の目の前に現れるんだろうけど。
だって、ダネットだもの。
ギグ「んで、どーすんだ、これから」
ニア「強くなってるんだよね」
ギグ「まあ、たくさん力貸してやってるからな。世界を喰らう者も軽いんじゃねーの?」
ニア「じゃあ世界を喰らう者と戦ってみるよ」
ギグ「お前、ほんとに面白れーな。いいぜ、今から行くか」
ニア「あ、あれが世界を喰らう者だね」
ギグ「ああ、そうだ。ま、オレとお前なら余裕で倒せるって」
ニア「でも、強いんでしょ?」
ギグ「たいしたことねーよ。オレの元部下にすぎねーからな」
ギグ「つーか、うっとーしそーなヤツらがいるな……」
コーホート「……お前!そこのお前だ!」
コーホート「私は騎士団副団長コーホート!お前はそこで何をしている!?」
ニア「世界を喰らう者を倒すんだよ」
コーホート「……からかってるのか?」
ニア「ぜんぜん」
コーホート「阿呆の相手をしている暇はない。おい、この者どもを放り出せ!」
ギグ「クックック……放り出せだとよ。こんなヤツら、屁でもねえ。相手にすんな、世界を喰らう者だけ狙えよ」
ニア「……ちょっと鬱陶しい」
ギグ「ああ?こいつらが、か?」
ニア「うん」
ギグ「じゃ、好きにしろよ。幸いアイツは仕掛けない限り動かねーヤツだからな」
コーホート「おい、聞こえなかったのか!?とっとと出て行け!」
ニア「……」
コーホート「……出ていくつもりがないなら、力ずくで追い出すぞ!」
ニア「やれるものなら」
コーホート「な……なんだこいつの強さは、そんな……」
兵士「副隊長!大丈夫ですか!」
コーホート「……っ、お前達に心配される筋合いはなーい!」
ニア「ねえ」
コーホート「何だ、世界を喰らう者を倒すというならやめておいた方が……」
ニア「ころしていい?」
コーホート「えっ……?」
ギグ「お、相棒攻めるな!やれやれ、うっとーしー奴らなんか蹴散らしちまえ!」
…………。
少し、変わった。
覚えていた世界と違っている、ただそれだけの事が、気怠さをほんのわずかに吹き飛ばした。
ニア「ねえ、ギグ」
ギグ「ん?どうした、相棒」
ニア「支配の力、使っていい?」
ギグ「あ?こんなザコを支配する……って、何で相棒が支配の事知ってるんだ?」
ニア「ギグが教えてくれたんだよ」
ギグ「……言ったか?覚えがねーな」
ニア「力試しに、だめ?」
ギグ「別に、オレが決めることじゃねーよ。相棒がやりたいようにやればいい」
ギグ「ザコでもいいならな」
ニア「うん」
コーホート「……何を一人でぶつくさ言っているんだ?お前の今の発言は、騎士団に対する暴力行為として罰せられるべき……」
ニア「うるさい」
コーホート「ひっ!痛い痛い痛い!やめて!いえ、やめてください!」
兵士「副団長……」
コーホート「なっ、何をのんびり見ているんだ!こいつは犯罪者だ!全員でかかってこーい!」
ギグ「おい、何かもうめんどっちーけど、フィーヌの奴が気付いたみたいだぜ?放っておいていいのか?」
ニア「どっちも倒すよ」
ギグ「相棒がやる気なのかそうじゃねーのか、よくわかんねーよ!ま、暴れて楽しむんなら別にいいけどな」
…
……
………
ニア「つまらない……」
ギグ「だから、最初っからフィーヌの奴だけ見て楽しもうぜって言ったろ。アイツも本気じゃなさそうだったけどな」
ギグ「こいつ、フィーヌは一番大人しいんだよ。オレが使ってた200年前よりずいぶん大人しくなってやがる」
ギグ「で、相棒はそいつを支配するんだろ?とっととやりゃいいじゃんかよ」
ニア「うん」
コーホート「ひいいいい!お助けをおお!」
ニア「支配していい?」
コーホート「はっ、はっはひ、支配でも手下でも、靴舐めでもなんでも!」
コーホート「だっ、だから命だけはっ!」
ギグ「あーウゼぇ。ウザすぎてヘドが出るくらいウゼぇ」
ニア「支配する」
ギグ「これでこのザコを召喚できるようになったって訳だ。ま、ザコでウザいから全く使えねーだろうけどな」
コーホート「いっ、今の声は一体ぃ!?」
ギグ「この相棒の中に同居中の、超抜無敵のギグ様だ。覚えとけ」
コーホート「はっ、ははぁ!」
ギグ「オレ達これから隠れ里に帰るからよ、先に行って掃除しておけよ」
ギグ「行き先はあー行ってこー行って、そこ潜って右だ」
コーホート「は、はあ……」
ギグ「逃げても無駄だぜ?綺麗にしとけよ」
コーホート「はっ、はい!」
ニア「……眠い」
ギグ「クックック……。ゆっくりと眠りな……」
ギグ「身体のことはオレに任せとけ。悪いようにはしねーよ、クックック……」
意識が……薄れていく。
身体の感覚が……少しずつ抜けていって、そして……。
ギグ「…………」
ギグ「クックック……」
ギグ「ヒャーハッハッハ!サイッコーだぜ!オレの自由になる身体!」
ギグ「相棒も眠った事だし……少しの間、やりたい放題させてもらうぜ?イヤッホオオウウ!」
……え?
これは……何だろう。
ギグ「まあ、まずは暴れるとすっか。あのザコ……騎士団って言ってたな」
……ギグが喋ってる?
ギグ「副団長だか何だか知らねーが、弱ザコだな。ま、当然だけどな!」
……それを、見てるだけ?どうして?
ギグ「ババアと高々数十人を殺したくらいじゃつまらねー……もっと、もっとやりてー」
ギグ「この剣も……振るっておかねーとオレが戻ったとき錆びついちまうかもしれねーしな」
……今、剣を振った感覚があった。
ひょっとして……ギグと感覚が繋がってる?
ギグ「ま、相棒にも残してやらねーとな。とりあえず南に向かってみるか」
でも……喋ってる感じはない。
ギグは喋ってるんじゃなくて……心の中で考えてるだけ?
だとしたら……思考が、流れ込んできてる?
それって……
ニア「面白そう……」
ここまでです、更新が遅くなってしまって申し訳ありません
ここ1年は多忙の為、1ヶ月に一度程度の更新となってしまいそうです
のんびりとお付き合い頂ければ幸いです
おつ
今のとこは原作ストーリーかな?
乙。
この胸糞悪くなる外道っぷりが良いよね。
里の皆が「あの優しかったお前はいなくなってしまったのか……」みたいなことを言うシーンは
何度プレイしても罪悪感で胸が苦しくなったのを思い出した。
乙
外道ルートでギグまで喰ったシーンは最高だった
このSSではどうなるか期待
1日遅れですがソウルクレイドル7周年おめでとうございます。
続きはもう少しお待ちください……。
復活したみたいですね
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません