ナレーションP「如月千早の朝は早い」 (11)

 「平成の歌姫」

午前四時、マンションの階段を走って降りてくる音がする。
密着取材の条件は、ディレクターがハンディーカメラを使って、一人で撮影すること。
アイドルとしては異例な条件も、彼女の仕事内容を見れば、それは納得の行くかもしれない。

「おはようございます」

ジャージ姿のこの人こそ、
如月千早、十五歳。
職業、アイドル。

「ぼくらはちーについてーよこいちれつですたーとぉきったああああ♪」

プロフェッショナル 仕事の流儀

このシリーズ好き

ほう

期待

>>2
これシリーズ物なの?

http://i.imgur.com/ISdVxqR.jpg

良スレの予感

SSって時間も労力も異常に消費するわりに得るもん少な過ぎるけどよくやって偉いな>>1
少しでもスレの奴らのお気に召さないと叩かれるから書きたいことってよりもスレの奴らの為におもねって書かないとならんし
少しでも遅いもんなら「もういいよ」「10分に1レスとかレス稼ぎし過ぎ」「まーた投げっぱか」「どうしてこんなにちんたらやってるの?」「レスがねーと続きも書けねーのか構ってちゃん」なんて言われたり
挙句折角完成させてもまとめでも好き勝手言われたりして
本当偉いぞこのまま頑張れ>>1

「いつもこんなに早いんですか」

早朝とは思えない、その快活な表情。

「ええ、プロとして、できる限り長く働こうとするのは当然のことなので」

ストレッチをしながら、その表情に曇りの色はない。
まだ日も昇らないうちから、彼女の一日ははじまる。

「ここからランニングしますけれど」

「はい」

「それ(撮影)、大丈夫ですか?」

「あ、はい、大丈夫です」

期待

「いつもどのくらい走るんですか?」

「大体8kmになるよう、コースを決めています」

「8kmも走るんですか?」

「はい」

ストレッチを終え、走り出す如月千早を、慌てて追いかける。

「(時間は)どのくらい?」

「今日のように曇っていて、涼しい日には、45分走ります」

「辛くないんですか?」

「当然なので」

当然だ、この言葉は、如月千早の考えるアイドル像を強く反映している。

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