慎二「お前が僕のサーヴァントか!>>2!」 (991)
安価で聖杯戦争
知らないキャラだったら申し訳ないけど安価下
慎二の鯖>>2
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1366443866
獅子神バング
[たぬき]
一方通行
「拙者の名はシシガミ=バング!此度の聖杯戦争にはアサシンクラスで参上仕った!」
慎二の目の前にいたのは派手で五月蠅い男だった。
服装は忍者のように見えなくもないが、アサシンというには目立ちすぎる。
しかし慎二にはそんなことさえどうだって良かった。
なぜならば
「——お前、本当に僕のサーヴァントなんだよね?」
「勿論でござるよ。拙者は貴殿の使い魔でござる」
ついに自分が魔術師と証明できたのだから。
「そうか。ふふ、そうだよねぇ。当たり前のことを訊いて悪かったよアサシン」
サーヴァントを召喚したことの影響で体調は最悪のはずだが、慎二はそれにさえ気づいていない。
右手の甲に鈍い痛みが走る。令呪が表れたのだろう。
「—クク—あはははは!みろよ桜!みろよ遠坂!僕だってなあ——ゲホゲホっ!」
「だだだ大丈夫でござるか!?ちょっとはしゃぎ過ぎでござるよ!?」
「ハア、いや、問題ないよ——クク、しかしこれで遠坂も僕を———」
1、一人前と認めてくれるだろう。明日自慢しよう。
2、いや、敵対関係になるかもしれない。黙っておこう。
安価>>8
1
そりゃ自慢するに決まってんだろ
「一人前の魔術師と認めてくれるだろう!はは!楽しみだなあ、あいつどんな顔すると思う?」
「話の流れから察するに、その遠坂とやらも魔術師ではござらんか?そのように自らをますたぁだと明かすのは危険でござる」
「なんだよ五月蠅いな。サーヴァントのくせに僕に意見する気か?」
右手の令呪をかざしてみせるとアサシンはおとなしくなった。
「あいやいや、そういうつもりではござらん!ゆえにこんなことで令呪をつかわれてはならん!」
「ふん。わかればいいのさわかれば」
遠坂には明日自慢するとして、だ。
今できることを考えよう。
さしあったては————
1、アサシンに町を偵察させる
2、アサシンの情報を得る
3、桜に自慢する
安価>>11
また忘れていた
3
慎二くん平常運転過ぎ
そうだ、桜に自慢しよう。
あいつはどんな顔で悔しがるんだろうな。
「おいアサシン、ついてこいよ。紹介したい奴がいるんだ」
「承知にござる」
————
「桜!おい起きろ桜!!この僕の命令が聞けないっていうのか!」
扉を何度叩いても返事はない。
さては桜のやつ、また衛宮の家に——
「……用事ですか兄さん、こんな夜中に」
「なんだ、いるじゃないか。もっとはやく起きてこいよ、間抜け」
「ごめんなさい……今日は蟲倉にいたからつかれていて……」
嫌味のつもりだろうか。だけど許そう。僕はいま気分がいいんだ。
「そうかい、それはお疲れ様。それより見ろよ桜」
「見るって、何を—————え?」
「あ、初御目にかかる。拙者アサシンにござる」
「そう。こいつは僕が召喚したサーヴァントだ。驚いただろ?」
「——はい、正直驚きました」
「よかったな。これでお前は間桐を継ぐ必要がなくなったじゃないか。間桐には最初から魔術師が一人いたんだからね」
お前が受けてきた肉体改造は意味の無いものになってしまったけど、僕が受けた屈辱に比べたらどうってことないだろう?
そう思ったけどいまは言うまい。僕だって鬼じゃないからね。
「兄さん、よかったですね。本当によかった。わたしと兄さんにとって、これが一番いい形です」
なんだ、桜のやつ嬉しそうに笑いやがって。気味が悪い。
「ふん。そうかもね。僕は疲れた。明日も早いし今日はもう寝るよ。行くぞアサシン!」
「え、あ、御意」
「いやぁ、それにしても美しい妹御にござるなぁ」
「なんだアサシン、桜に惚れたのか?」
「なななな何を申すか!拙者にはライチ殿という心に決めた人が!」
この程度で取り乱すとかどの辺が忍者なんだ。
それともただのコスプレか?語尾もわざとらしいからそうかもしれない。
「まあなんにせよ、桜は汚れているからやめておいたほうがいいよ」
「いやいや、御淑やかでまさにイカルガ撫子そのもの。桜という名前がぴったりではござらんか」
「ふん、そのへんはおいおい喋ってやるさ。僕は本当に疲れたから寝るよ」
「では、拙者は屋敷の警護をいたす」
翌日
「おはよう遠坂。さわやかな朝だね」
「……そうかしら。私はそうでもないわ。じゃあね」
「おいおい。この僕との会話を嫌がるなんてどういう了見?」
「どうでもいいからよ。アディオス」
「くっ…!待てよ遠坂!話があるんだ!」
「…なによ。告白ならしても無駄だからね、間桐くん」
「これを見てもそう言えるか?」
右手に巻いていた包帯を緩め、手の甲を遠坂に見せつける。
流石の遠坂もこれには面食らったようだ。
「……いいわ。放課後になったら屋上にいらっしゃい」
「OK。愛の告白じゃなくて残念だったな遠坂」
放課後
屋上には僕と遠坂の二人のほかに、霊体化したサーヴァントが二人いる。
アサシンは遠坂にサーヴァントがついていることを朝の会話中に感じ取っていたらしい。
このアサシン、変な忍者のわりに意外とできるのだろうか?
「間桐くん。あんなに堂々と令呪を晒すなんて、あなた本気?」
「僕だって進んでやりたい行為じゃないさ。お前はこうでもしないと信じないだろう?」
「そうね。まさか魔術回路を持たない間桐くんがマスターになるなんて。でもこれは都合がいいわ」
「都合がいい?————まさかおまえ!おいアサシン!」
「行きなさい!>>20」
凛の鯖>>20
そして一旦ここまで
クラスは>>1が考えるから決めない方がいいよな
ピカチュウ
アサシン
ライダー
バングわかるとかこの>>1
フロースガル
ゼウス!
フロ…なんとかさんか
一体どっちがアサシンなんだ…
まずクラスを決めるんじゃないのか?凛が鯖名叫ぶとは思えんが・・・
>>24
うっか凛ですしおすし
流れ的にはどのキャラ呼ぶか募集が自然で、鯖クラスとかに変えてくれるんでね
正直真名叫ばれても誰だよだろうからどっちでもいい気はするが
うっかりってレベルじゃねーぞ!
クロガネが本体だし問題ないね
ちょっとググったけど素でわからんぞフローティングパレットさん
ゼウスはどのゼウスだよ
安価下続行中
無知な俺を許してくだされ
ミナミモトショウ
ジャスティス(ギルティギア)
ルナティック
知らなさ過ぎて笑えてきた本当に申し訳ない
ミュウツー
テリー(ワンダーランド)
ミュウツー把握
無限にアニメ漫画ゲ-ムある中でそういうこともあろうよ
今度安価のときは5つ位募集していけそうなのチョイスするとかさ
「行きなさい!キャスター!」
キャスターと呼ばれたものは人間ではなかった。
白く体毛の一本すらない肌は原始的と感じてもおかしくないはずなのにそうは思えない。
むしろもっと高尚な、人間などではおよびつかないような。
キャスターが指を一本こちらに向けただけで意識が飛びそうになる。
「鳳凰煉武ゥ!!!」
それをアサシンの声が遮った。でかい声もたまには役に立つ。
どうやらアサシンはキャスターを攻撃したようだ。
「効かぬか。そうでござろうな」
『……速いな。それでニンゲンか』
「!!……喋れるのかあいつ!」
「慎二殿!ここは一旦引いておくのが得策ではござらんか?」
『悪いがそれはできない』
ゼウスは普通にゼウスだよ
ヘラクレスのお父さん、主神ゼウスだよ
タマモみたいな例があるからゼウスも行けるとおもう
キャスターが右手に力をこめる。それだけで校舎は地震が起きたように揺れた。
攻撃の予備動作でこれなら、攻撃事態はどれほどの威力になるというのか。
「ちょっとキャスター!それは駄目よ!あなたの宝具には回数制限があるんだから!」
『…ふむ。やり辛いな。これは貴様の雑な召喚のつけだぞ』
「こらあ!何をくっちゃべっているでござるか!慎二殿ならもうとっくに逃走済みでござるよ!」
「ああ、逃がしちゃったじゃない。まあいいわ、サーヴァントだけでも潰しておきましょう」
その言葉を聞いたキャスターは返事も言わず行動にでる。
ただの単純なしっぽの振り下し。しかしその威力は近代兵器にも匹敵する。
PPは回復できないのか
キャスターの癖に規格外すぎるw
バンクって実際どの程度の強さなのだろうか
ただの人間としてみれば規則外の強さらしいけど
屋上の床には風穴が開く。
「後ろにトウッ!」
対するアサシンはバックステップによる回避。
着地と同時に独特の構えをとる。
『受けるつもりか。無駄だぞ』
続けざまにしっぽによる薙ぎ払い。速度が増している分威力も当然上がっている。
「受けるつもりなど毛頭ござらん!読み読みでござるぅ!」
『!……なるほど』
尻尾が肉体に接触する寸前での回避。
アサシンは瞬間移動と行っても過言でないレベルの縮地でキャスターの後ろを取り、攻撃直後の弛緩した肉体に拳を放つ。
爆炎とともに《風》の文字が虚空に浮かびあがった。
『一見力任せにも見えるがよく考えられているな。経験の差か。それは私に足りない要素の一つでもある』
「キャスター!こいつアサシンのくせになかなか出来るわ!わたしも援護する!」
『必要ない。このニンゲンとの戦闘経験は今後の役に立つだろう』
「なっ——!」
「油断大敵でござるよ!バn—おっと、名前はまずいでござるな。ほにゃらら双掌打・金剛戟!!!」
馬鹿みたいな台詞だが威力は馬鹿に出来ない。火炎を纏った掌底はキャスターの鳩尾を正確に捉える!
「別名、鳩尾スーパークラッシュでござる!これで多少はダメージも——」
『この程度か。念派で十分に対処できる』
「くう!規格外でござるよこの未確認生物!」
バング殿はそのうちポロッと真名言っちゃいそうだなwww
弱点・ハニトラ…いやなんでもない
アサシンは釘を投げつつ己が敵から距離を取った。
釘など意にも介さずキャスターは掌を天に向け念動力を一か所に集中させる。
「ちょっとキャスター!駄目だってば!」
『今度はこちらの番だ。避けてみろニンゲン———』
念動力の集中は重力さえ歪めるのか、キャスターの掌の上では景色がねじ曲がっていた。
光さえ曲げる極上の暴力。もはや重力で形さえ形成しつつあるそれは、破壊の塊だった。
こんなものは使い道がない。キャスター本人でさえ持て余す。
だから使わない。
キャスターはただ、集めた重力を元の形に戻すだけ。
しかしその爆発力は紛うことなき破壊である。
ただの念派の解放が、物理的な破壊を引き起こす———!
『サイコブレイク』
その威力はセーブしていたとはいえ、校舎をすべて瓦礫に変えるほどだった。
?「くっ…事故処理が…!」
凛ちゃんこれはやりすぎですわ……
凛ちゃんさんどないするんや…
「はは、なんだあれ。校舎が消えたぞ」
ありえない。ありえないありえない!
いくら遠坂のサーヴァントだからってあんなの反則だ!
「おいアサシン!お前あんなのに勝てるのかよ!」
「少なくとも、分身程度では手も足も出なかったでござるよ」
僕はアサシンの本体に担がれ逃走していた。
アサシンは本当に忍者だったようだ。
「そういえばそれだよ。お前分身とかできるんだな、見直したぜ」
「イカルガの忍者頭領ゆえ当然にござる。これを応用したのが『獅子神忍法・爆裂奥義「萬駆阿修羅無双拳」』でござるよ」
さっきの分身かw
これでこの人ただの人間だったんだぜ…?
「いや、技名とかは訊いてないから」
しかしどうしようか。
遠坂のサーヴァントがあそこまで強力となると、後回しにせざるを得ない。
しかし、いまのところわかっているマスターは遠坂だけだ。
実際まだすべてのサーヴァントが召喚されているわけでもないし、行動は慎重に考えよう。
1、遠坂に同盟を申し込む
2、他のマスターを探す
3、教会で情報を探る
一旦離脱するです
安価>>59
2だ!
2
2
2
アサシンにとって他陣営の情報は勝利と同価値だ
しかしこのイケメンなアサシンは気配遮断絶対もってないだろwwww
気配遮断はアサシンとして呼ばれれば自動的に付くから大丈夫なはず…だよね?
付くは付くだろうけど、Dとかその辺じゃね?
ていうかバングって原作でも舞台となる国に潜入出来てるし、普通に忍べるんじゃね?
戦い方が派手なだけで
忍べても恐らくばれるギャグ補正の人間だ
忍者として致命的だよなそれ
アークの忍者は基本忍ばないモノ
チップしかり佐助しかり
ただし溶け込めるし信頼はされる
そんな時間はないがな
クラス アサシン
真名 獅子神=バング
腕力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具??
気配遮断(B) 高いスキルを持つが、性格的な問題で活かされる機会はほとんどない
再開するでござるよ!
ワカメにしたら頑張ったステじゃないか
マスターが良かったら魔翌力以外オールAいけたな
「そうだな、別のマスターを探してみるか」
忘れかけていたが僕のサーヴァントは暗殺者のクラス、アサシンだ。
他陣営の情報を探るのは常套手段。サーヴァントを得た喜びで舞上がっていたが、本来の戦い方はこっちだ。
「諜報活動でござるな?忍者のお家芸でござる!」
「そうか、よかった。諜報とかちゃんとできるんだな、お前」
「むむ!失敬な!暫し待たれい!夜までに情報を手に入れてくるでござる!」
風林火山ですごいうるs熱い歌が聴こえるんですよね!!!
「森の奥に大きな洋館が御座った。そこに使い魔が一騎。それとは別に単独で行動している使い魔が一騎。きちんと存在を確認したのはそれだけでござる」
あれから一時間半程度でこの情報量は凄いのだろうか。
僕が微妙だと思うのだから微妙なのだろう。
「ついでにあの面妖な未確認生物の攻撃による死傷者は無し。手加減されていたのでござろう」
「ふーん。それなりの速さでそれなりの成果だな。まあ戦闘面で使えるから良しとしよう」
「て、手厳しいでござるな。拙者これでも頑張ったのに」
「はいはい。そうだな、それじゃあまずは————」
1、洋館のマスターと接触しよう
2、徘徊しているサーヴァントと接触しよう
>>75
1
イリヤルートやで
1
でも無理はしない、ヤバイと思ったら何時でも退けるようにしよう
「洋館のマスターと接触しよう」
「同盟を申し込むつもりでござるな?拙者も賛成でござる」
そう、現在僕の目的は遠坂の打倒だ。
単独で行動しているサーヴァントに同盟の交渉は難しいだろう。
だからマスターのいる洋館に向かうのは必然ともいえる。
「それにしても洋館か。アインツベルンあたりが所有しているものかもしれないな」
「あいんつべる?なんでござるかそれは」
「間桐や遠坂と同じ魔術師の家系だよ。ま、行けばわかるさ。アサシン、そこ、何分くらいで着く?」
「15分もあれば到着いたす」
「OK。早速向かおう」
結果的に15分で到着はした。
したのだが僕はもう疲労困憊だ。
まさかアサシンが真面目に走って15分の場所だとは。
ダイナミックなジャンプにエキセントリックな着地、それに加えて空中ジャンプ空中ダッシュが当たり前。
英霊とはいえ本当に人間なのか疑う領域である。
「なさけないでござるよ慎二殿。ただ担がれているだけで息切れするとは」
「はあ、はあ、う、うるさい!お前、ぼ、僕は普通の人間なんだぞ!」
「生前は拙者も普通の人間でござったが」
それは絶対に嘘だと思った。
「と、とにかく、洋館には着いたんだし予定通りにいこう。出来るだけスマートにね」
「すまあとでござるか」
「そう、スマートだ。だから霊体化しろアサシン。暑苦しいんだよお前」
アサシンは引きつった笑みを浮かべながら「了解でござる」と言って姿を消した。
アサシンの戦闘を僕は直に見た訳ではないけど、あの速さだ、相当強いサーヴァントとみてまず間違いない。
霊体化して控えてくれているのは単純に心強かった。
僕は洋館の、というより城の門に手をかける。
「————マキリの出来損ないね。なんの用?」
白い少女から向けられたのは敵意でも殺意でもなく、侮蔑だった。
一瞬気圧されそうになったが、なんとか言葉を紡ぐ。
「い、いきなり本題か。いいね、そ、そっちのほうが話が早い」
「訊いてみただけよ。汚らわしいマキリの、それも出来損ないなんかに貸す耳なんてないわ」
「待ってくれよ!遠坂の件なんだ!ほ、ほら、あいつのサーヴァントは物凄く強力だろ?とても一人じゃ勝てないような——」
「不愉快よ、マキリ。わたしは一人でも十分」
「お、おお前はあのサーヴァントを知らないからそんなことが———」
「うるさいわ。消えなさい出来損ない」
イリヤの鯖>>81
志々雄真実
ハルク
蒼炎のカイト
ハルクはやべえよ・・・
変態仮面
ハルクって全力で殴ったらアヴァロンの守りも突破しそうなんすけどw
「■■■■■■————!!!!!」
「危ないでござるよ!」
目の前で忍者と怪物がぶつかっていた。
アメコミみたいな絵面だが笑ってもいられない。
「ひ、ひいいいい!!」
「くっ!一日に二度も妖怪を相手取るとは!」
緑の怪物が繰り出す攻撃は大振りで単調だ。それだけならアサシンは躱してカウンターを決めていただろう。
しかし威力が桁違い。受けることなど到底不可能。躱したところで余波が体を傷つける——!
「なんという馬鹿力!拙者のバーニングハートですら対応に困るほどでござる!」
「■■■■■■■■———————!!!!」
「あはは!やっちゃえバーサーカー!」
ハルクに狂化かけたら世界がヤバイ
(まともに戦ってはこちらが消耗する一方!かくなる上は忍ならではの攪乱戦術!)
アサシンは高速でバーサーカーの連撃から離脱し、城の内壁を駆け上がる。
「わはははは!これが忍の体術ぅ!ついてこれるものならついて——なにィ!?」
壁を駆け上がるアサシンを追って、バーサーカーは壁をよじ登る。
技と速度で側面を駆けるアサシンに対してバーサーカーは腕力のみ。
壁面での戦闘において、固定された位置を得るというのは大きなアドバンテージとなる!
「■■■■■——————!!」
壁を破壊し、その破片を投擲する。
武器でもなんでもないただの瓦礫が恐るべき殺傷能力をもってアサシンのもとに飛来する。
「此れしきで倒れる拙者ではござらん!」
投擲された瓦礫に対して、アサシンは三角跳びで応じる。
壁面を蹴って瓦礫を避け、天井を蹴ってバーサーカーへと跳ぶ。
「■■■■■■————!!!」
バーサーカーは身を乗り出して腕を薙ぐことで対応する。
本来であれば確実に迎撃出来たはずだ。普通は落下中に急減速したりはしない。
しかし相手は忍者。そう甘くない。
「ムササビ滑空!」
アサシンは赤い布を大きく広げ、タイミングをずらしていた。
攻撃のために身を乗り出しているバーサーカーは隙だらけ。
アサシンの打撃が炸裂する!
「これが拙者のバアアアニングハァトオオオオオオオ!!!!!!」
爆炎とともに、《林》の文字が虚空に浮かび上がった。
流石バング殿でござるな
風林火山はそういうシステムか
バンクも命がラウンド制とかな得点ないかなぁ
壁から墜落するバーサーカーとほぼ同時にアサシンは僕のそばへ着地した。
「や、やったのか!」
「いやいや、アレはそう簡単に倒せるものではござらん。一刻も早くここを脱出すべきでござる!」
粉塵の中ではバーサーカーが蠢いていた。
確かに脱出すべきというのは一理ある。
「クソ!結局成果無しか!帰るぞアサシン!本気で走れ!」
「合点承知でござる!」
「逃がすとおもってるの?追って!バーサーカー!」
「■■■■■■——————!!」
緑の怪物が咆哮をあげて追ってきたが、速さにおいては流石にアサシンが有利。
残像が残ったのではないかと思うほどの急加速でアインツベルンの城を後にした。
緑色がみるみる遠ざかっていく。
「—————ぐええええ————」
吐きそうなほどの高速移動だが自分で命令したことだ。いまは甘んじて受けよう。
—————
「ねえキャスター。あなた反省はしてる?」
『貴様は何について反省をうながしているのだ』
「許可もなく宝具を使ったこと。校舎を破壊したこと。わたしの援護を断ったこと」
『どれも反省に値しない』
安価なのに意外とおもしろいやりとり
この慎二は綺麗なワカメだな
「……なんですって…?」
『反省に値しないと言ったのだ。そもそも、私はなぜここに居る。小娘に従うほど落ちぶれたつもりはない』
このサーヴァントは最初からこうだ。
わたしの命令はちっとも聞かないし、わたしのことなんて現界に必要な道具程度にしか考えていないだろう。
バーサーカーでもないのにここまで扱い辛いサーヴァントを引くとは。
強かったのが唯一の救いだが、それにしったて
「従うも何も、自分の力さえ制御出来ないやつがよく言うじゃない」
『私は誕生して間もないのだ。そのくらいは当然だ』
「人工的に作られた生物兵器——だったかしら。なによそれ、わたしと縁もゆかりもないじゃない」
生物兵器。ホムンクルスと似たようなものだろうか。
わたしは実物を見たことがないけど、案外共通点は多いのかもしれない。
「だいたいね。宝具をマスターの許可無しで使うなんて信じられないわ。下手したら魔力不足で消えていて所よ」
こいつはマスターの魔力に頼らず自分の力だけで宝具を使用した。
あれだけの魔力爆発を起こしたのだ。本当に消えていてもおかしくない。
『サイコブレイクを使うのに貴様のエネルギーなど必要ない。そもそもエネルギー自体をほとんど必要としないのだ』
「それ、本気でいっているの?」
『あの技は何も使わないあるものを纏め、戻すだけだ。10回の回数制限もこの戦争のルールに過ぎない』
「そう。それはいいことを聞いたわ」
わたしの魔力をほとんど使用しないというのなら、わたしが全力で戦っても問題ない。
キャスターは勝手に宝具使いたい放題だが、今回のことに懲りたならそう易々と使わないだろう。
「だけど、10回のうちの一回が無駄撃ちとはね…」
どうやらあの宝具を喰らったはずのアサシンは消滅しなかったようだ。
その証拠に、現場には
【拙者、分身でござる!ニンニン!】
という内容の、妙に上手い似顔絵の書かれた手紙が置いてあった。
「ムカつくわねあの派手忍者……」
『それについては同感だな』
「まあいいわ。事後処理は綺礼に任せたことだし、わたしたちは聖杯戦争に戻りましょう」
『いいだろう』
「とりあえず町を徘徊してみるわ。キャスター、霊体化してちょうだい」
キャスターは無言で姿を消した。
最初はこんな命令さえも効かなかったのだが、「絶対服従」を令呪で命令してからは多少の融通が効くようになった。
勿体ないとは思ったけど、無駄じゃなかったので良しとする。
「今日くらいは成果が出てほしいものだけど」
そういって玄関のドアを開けると、そこには成果が表れた。
ポジティブに考えると、そういうことになるのだろう。
家の前にいた鯖>>104
今日はここまで、おやすみなさい
乙乙
安価下
おつ
趙公明
ジャクリ
サウザー(北斗の拳)
乙
かっこう(ムシウタ)
ペルソナ3
エリザベス
えっと……ランサー……?
このメンツじゃあ、聖帝()になっちまうな
>>103
お前この場面で母さん出したら遠坂さん最初の脱落者になっちゃうでしょ?
まさかのアーク二人目
マスター狙えばワンチャンあるで
クラス キャスター
真名 ミュウツー
腕力A 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運E 宝具A
サイコ ブレイク
『存在の証明』
10回の回数制限こそあるが、高火力低コスト。
制御が困難であるためあまり使い勝手のいい宝具ではないが、決定力は高い。
たぶん混沌・中庸とかじゃないかな。
夜くらいにまた来ますわ。
全ポケモン中素早さ7位のミュウツーが俊敏C!?
あと、どの時間軸から来たのかわからんけど逆襲後なら中立・中庸ぽいかな?
英霊なんだからクラスによって能力が制限されるのはあたりまえ
>>114
俊敏より腕力が上なのはなんでなんですかねぇ・・・
枠にはめるためと規格外を目立たせるための演出
どうとでも捉えられる
素早さでキャスにまけたら正義の忍者バング殿の立つ瀬がないでござるよ
敏捷はポケモンでいうと素早さじゃなくて回避率と解釈してる
そうじゃなきゃバングさんは敏捷Aになっちゃうよ
「———あなた何者?」
立っていたのは筋骨隆々としたプラチナブロンドの男だった。
目に見えてわかるほどの殺気を込めたにやけ顔でこちらを見据えている。
「きさまが遠坂だな。あの男が警戒していたゆえどれほどのものかと思えば、ただの小娘だったか」
「はい?なんのことかしら———」
男と会話が成立したのはここまでだった。
控えていたはずのキャスターが実体化し、思念で作った光弾を放ったからだ。
「——な!?なにしてるのよキャスター!」
『黙れ。こちらとて貴様に死なれては困る身だからな。屋敷に戻っているがいい』
「まさか、あの男サーヴァント!?それならわたしも———」
キャスターは続きを喋らせてはくれない。掌をこちらに向ける。
それだけでわたしの意識は途切れていた。
「女を逃がしたか。どうやったかは知らぬが、大層な手品だ」
光弾を躱したライダーはキャスターと呼ばれたサーヴァントに話しかける。
構えは取らない。これは彼の象徴ともいえる戦闘スタイル。
構えとは防御の型。ゆえにそれは必要ない。
その拳にあるのはただ制圧前進のみ———!
対するキャスターはその手に武器を精製する。
キャスターのクラススキルである道具作成。作り上げるのは身の丈ほどのスプーン。
アサシンとの戦闘においてその身に纏っていた念派を作り替えたものだ。
単純な構造にみえるが、それは膨大な力の塊である。
念派を身に纏えば堅牢な鎧、形を作れば暴力の刃となり、内に取り込めば爆発的な速度を得る。
宝具の制御こそ困難なキャスターだが、こと自身の肉体においては話が違った。
『貴様は格闘を好むのだな。いい経験になりそうだ』
「魔術師風情がこの聖帝に戦い方を合わせるだと?随分となめられたものだな」
『手加減はしよう。宝具も封じられている。私に足りないのは経験だからな。丁度良い制約だ』
「ふざけるな!おれをだれだと思っている!」
ライダーは前進し、抜き手を繰り出す。その拳はまさしく蹂躙だった。
相手の領域を削るように、わざと躱せる程度の位置に突きを出す。
戦闘経験の少ないキャスターがその餌に食いつかないはずもない。
キャスターは身を捻ってそれを躱し、捻りを利用したスプーンによる薙ぎ払い。
しかしスプーンが振りぬかれることはなく、それよりもはやくライダーの手刀がキャスターを襲った。
『ぐう…!なるほどな。経験の差というものはやはり大きい』
「そうではない。きさまがいくら経験を積もうとおれにはかなわんわ。この拳は南斗聖拳最強の拳法、南斗鳳凰拳!そして体に流れるのは帝王の血!!」
『血を誇るなど、愚かだなニンゲン』
二機のサーヴァントは互いに自らの得物を振るう。
「……何の音だ?」
俺は桜を間桐の家まで送り、門を出たところでその音に気付いた。
風を切る音、そして肉を打ったような打撃音。
坂の上あたりから聞こえてくるその音は、ひどく暴力的だった。
「まさか、喧嘩か……?」
止めに入るべきだろうか。
桜や慎二の家の近所だし、放っておくのは心配だ。
日ごろから鍛えてはいるし、藤ねえに扱かれていた経験もあるから、暴漢程度なら俺でもあしらえるだろう。
何より、喧嘩は正義の味方を目指すものとして見逃せない。
1、声をかけて止めに入ろう
2、まずはこっそり状況の確認だ
>>123
1
1
「おい!なにやってるんだ!喧嘩なんて——————え?」
そこで巻き起こっていたのは俺の理解を超えたものだった。
手が壁を薙いで、鈍器が地を砕く。
そんな威力の攻撃を一秒間に何度も、俺には視認できない速度で繰り出しあう。
手刀が斬撃を帯びるなど、確実に普通ではない。
間違っても喧嘩なんかじゃない。これはれっきとした戦闘だ。
『邪魔をするな、ニンゲン。私はこの戦いに喜びをえているのだ』
「————」
体が硬直していた。戦闘の激しさに気をとられて気づかなかったけど、鈍器使いのほうは人間じゃない。
なにをされたという訳でもないのだろう。ただ単純に、恐怖で足が竦んでいるだけだ。
「見られたからには殺さねばならんな。あとで始末してやるから待っていろよ小僧」
拳撃を続けながら手刀の男が言う。
始末?殺さねばならない?
なんでさ。ふざけるな、冗談じゃない。そんなのはあまりにも理不尽だ!
リンチャン=サンのスレやってよ
だが、体は固まったまま言うことを聞かない。
背を向けて走り出したいのにそれが出来ない。
恐怖が段々苛立ちに変わる。
もしかすると、俺はこの戦闘に見入っているのかも知れなかった。
手刀の男は攻めの姿勢を崩さない。
相手を屈服させる、その拳にはそれしかないのか、相手の逃げ道を潰すように手を運ぶ。
対する鈍器使いは手刀の男の動きを食い入るように観察している。
一度使った回避方法は取らず、一度攻撃を放った軌道からは仕掛けない。
何度か手刀を喰らいながらも、相手の戦法のすべてを引き出そうとしているように見えた。
この戦いが終わるのはどちらかが死ぬ時しかあり得ないと、そう思えるほどに———
「キャスター!あんたマスターを気絶させた挙句強制転移とはいい度胸じゃない!!!」
「———遠坂———————?」
突然、遠坂が洋館のドアを開けて飛び出してきた。
遠坂は俺に気づいていないのか、鈍器使いの怪物に向かって啖呵を切る。
「わたしはあなたのマスターよ!絶対服従するんじゃなっかたの!?」
『霊体化しろとは命令されたが、実体化するなという命令はうけていない。戦闘についても同様だ』
遠坂と会話しながらも怪物は戦闘を中断しようとしない。
それどころか得物を振るう勢いは増している。
遠坂の登場で恐怖が抜けたのか、体はもう硬直から解放されていた。
「っ———!!」
俺はその戦闘に背を向けて、全力で道を駆け下りる!
「————え!?ちょっとキャスター!もしかして—ー」
『ああ、見られていた』
「っ!——追うわよキャスター!」
「待て。小僧の始末はおれがやろう。先ほどそう宣言したからな」
そう言うやいなや、ライダーは豪奢な原動付三輪を出現させる。
「これはおれのライダーたる象徴。象徴ゆえに戦いには使えぬ。フフフ、せめて移動時には使ってやらねばな」
『ほう。ではこの戦闘は貴様に預けるぞ、ニンゲン』
ライダーからの返事はなかったが、その笑みからは承諾の色が見てとれた。
掛け声とともに豪奢な原動付三輪は発進する。
「———って駄目よ!ライダーには任せておけないわ!わたしは自分の目で見たものしか信じないんだから!」
「————ハア、ハァ————」
全力で走ったが、まだ坂の中腹にある交差点に差し掛かった程度だ。
こんな距離、あいつらにとってはなんてこともないだろう。
「ハァ、ハア、なんでさ、なんで———」
ついさっきまで藤ねえや桜と夕飯を食べていたのに、訳のわからないものに巻き込まれている。
俺は正義の味方になりたかった。だから喧嘩を止めようとして———
だけど実際の戦闘には倒すべき悪なんてどこにもない。
あの戦いには意志も理由も見当たらなかった。
「なんであいつらは意志も持たずに戦っていたんだ———!」
これでは自分の夢が意味を持たない。
意志無き戦場に悪は無い。
それはつまり、正義もないということじゃないのか———
「意志がないもなにも、これはそういう戦争だ小僧」
「!!!!」
「七人のマスターに、七騎のサーヴァント。この聖杯戦争においてはこの聖帝さえ道具に過ぎん」
追いつかれた!いくらなんでも速すぎる!
考えろ!どうにか生き延びる術はないか!?
会話をすることで多少の時間稼ぎにはなるだろうか?
「聖杯戦争———?道具に過ぎないってどういう意味だよ」
「言葉通りの意味よ。おれたちサーヴァントはマスターを勝たせる道具に過ぎん。それを打ち消すほどの見返りはあるがな」
「見返り、だって?」
「そうだ。聖杯を手に入れることができるのは七組の内の一組のみ——手に入れればあらゆる望みが叶うという」
「望みが————」
「冥土の土産はここまでだ」
手刀の男は手をかざす。
逃げるために後ろを向くが間に合わない。
「———————————ごふッ—————」
赤い。視界が赤い、体が赤い、世界が赤い。
左胸に違和感がある。酷く不快で、取り除けるものなら取り除きたい。
その原因はなんだ。わかりたくない。わかってはいけない気がする。
だけど体はいうことを聞かない。
俺の意思とは別に、赤い視界で違和感の正体を確かめてしまう。
赤い視界の中では—————男の手が俺の体を貫いていた。
安価スレならsageは使わない方がいいよ
わたしが駆け付けたときにはもうライダーの姿は無かった。
ことが済んだからさっさと退散したのだろう。
そこに残っていたのは————
「なんで貴方なのよ———衛宮くん————」
そこに残っていたのは知っている顔の同級生だった。
知っているとは言ってもこちらが一方的に知っているだけで、向こうはわたしのことなんて知らなかっただろうけど。
『まだ生きているな。そう長くはないだろうが』
「———え?——生きてるって—————」
膝をついて顔を近づけてみると、確かに息がある。
こんな風になっても人間は死ねないのか————
『———ニンゲンにとっては一息に殺してやるのが、この場合の優しさなのではないか?』
「——————いいえ。助かる人間を助けないのは罪よ」
『助かるというのか、これが』
確かに普通ならいくら魔術とて不可能に近い。
そんなことは分かっている。だから普通以上のものを使うしかない。
助けることが出来ないならわたしはきっぱり諦めただろう。
だけど、いまのわたしには衛宮士郎を救う方法があるのだ————
「あーあ、もったいないなぁ。損な役回りよね——————」
>>131 そうだねサンクス
ちょっと席外しますよっと
あと残ってるのはセイバー、アーチャー、ランサーか
ギル枠もいるんじゃないか
真アサシンは知らん
三騎士が残ったな。
>>125 俺は聖職者じゃなくてただの整備士なんすよ あの菌類的文章力には憧れる
「———————え、っと——————————」
目を覚ますとそこは路上で、俺は電柱にもたれかかっていた。
えっと、どうしてこんなことになっているのだったか——————————。————[赤]————
——————[赤い視界]——[手が]———[体を]—————————
「—————うわあああああああああああ!!!!!!」
思い出した。
でもそれはおかしい。俺の記憶が正確なら、俺は死んでいないとおかしい。
左胸に手を当てる。服は貫かれているし、血もこびりついていた。
それなのに傷が、あの穴がない。
夢だったと決めつけるのは簡単だが、たぶんそうじゃない。
その証拠に
「……痛ッ————!!」
傷はなくとも痛みはあった。
(何の話なのか気になる)
「————ぐっ…!———ハァ、ハァ——とにかく、家に———」
帰らないと。
左胸も痛いがそれだけじゃない。
頭痛に眩暈、体が重い、どうやら熱もあるみたいだ。
痛みで言うならもう一か所、左手の甲が酷く痛むが、これについては心当たりがない。
とにかく速く帰って休みたい。今日ばかりは修行をさぼるのも仕方ないだろう。
体を引きずるようにして衛宮邸へと歩を進める。
家に着いた頃には体力も限界に近かった。
はやく休みたい————そう思って門をくぐった途端、背筋に悪寒が走った。
背後には、俺を一度殺したはずの男が————。
「おれの拳を受けて生きているとは不愉快な小僧だ」
士郎のサーヴァントは女性の方がいいのかな?男だったら魔翌力の補給とかはどうやるんだっけ?
ホモォ
アッー♂
魂食いとかエクストラ方式とかオリジナル方式とか
ぶっちゃけ主人公ワカメなら何ともならんでもいいんでね
唾液でも大丈夫なんじゃない?(震え声)
「————!!」
疲労困憊の体に鞭を打ち土蔵へ走った。
あそこになら強化の素材になりそうなガラクタがたくさんある。
役に立つかはわからないが無いよりはマシだ。
結界が反応している。男が侵入してきたのだろう。
急がないと——急いで土蔵に—————!
「フハハハ、あの建物に行きたいのか?ならば手伝ってやろう!でりゃあ!」
男の足が俺の背中を叩いた。
それだけで体は砲弾のように吹き飛んで、土蔵の扉を突き破る!
その気なら今の一撃で殺せただろう、となると、遊ばれているのか。
「まだだ、まだ殺さんぞ!フフフ、一度殺しても生きているようなやつだからな!とことん痛めつけてやろう!」
士郎の鯖は男にしたい
なるべくガチムチな
「—————あ——がァァ—————!!」
俯けになって這いつくばりながら、近くにあったスパナを手に取る。
[左手が痛む]
「———ハァ、ハァ——トレース、オン!」
そこに魔力を流し込んでいく———成功率はあまり高くないが、俺にできる魔術はこれだけだ。
[痛みは少しずつ光へ変わる]
構造の理解、空白の利用、物質の強化。
[いつしか痛みは消えて]
「——————よし!成功!」
最近は殆ど成功したことがなかった強化だが、この土壇場で成功した!
土蔵の入り口まで迫っていた男はその一部始終を見ていたらしい。
「そんなもののためにこの倉を求めたか。フフフ、不愉快と言ったのは取り消そう。実に愉快だぞ小僧、まさかこのおれに歯向かうとはな!」
「うおおおおおお!!!!」
俺はスパナを投げつけたが、それは当然のように弾かれる。
「温い。そして終わりだ。この聖帝に歯向かったものは降伏すら許さん!!」
男は手刀を振りおろした。
武器を投げつけた俺に、身を守るものはなにもなく、全てを諦めていたとき、
[その手に令呪が表れる]
土蔵は光に包まれた———————
士郎の鯖>>152
今日はここまで、おやすみなさーい
ヴァニラ・アイス
カイト .hack
kskst
サテライザー・エル・ブリジット
ヴァッシュ・ザ・スタンピード
不気味な泡
ヤグナー(天空物語)
無理ならナムリス(風の谷のナウシカ)
ロジャー・スミス
シグナム
乙でした。
ハクメン
間に合わなかったか・・・。
乙! 赤い服のアーチャーか・・
シロウに通ずる何かがあるか?
こりゃ正義の味方だないい男くささ
これは次も面白くなる予感
乙
面白いキャラきたな
おつー
どんなキャラか見てきた
助ける為にはどんな汚名も被る…エミヤみたいな人生送りながら、全然めげてないって感じでいいのかな?
>>163
エミヤとはまた違うだろ
>>163
誰一人殺さない事を信条に善悪関係無しに助け回り、恨みや憎しみで行動する事は絶対にしない完善にして狂人
助ける為にと切り捨てて来たエミヤとは全く異なる
実は死ぬ気でやれば太陽系ぐらいは消滅出来るチート性能
>>152よくやった
>>165
ああ、どっちかと言うと士郎に近いのか
間に合わんかったか
次はいつかな?
閃光の瞬きに、手刀の男さえ後ずさる。
光の中には、赤いコートの優男が立っていた。
「よりによって戦争の道具としてぼくを呼び出すなんて————うん?そんな様子じゃないみたいだな」
逆立った金髪。丸いサングラス。腰には、月明かりを浴びて銀色に煌めく————拳銃。
「———————なんだよ、おまえ————」
「なんだよって、君が私を呼び出したんじゃありませんか。いや、そんな自覚さえないのか。どうやら本当に偶然?」
赤いコートの優男は周囲を軽く見回す。
それだけで状況を把握したようで、手刀の男に視線を移す。
「なるほど良くないな。実に良くない。いいかい、じっとしててくれよ?すぐに追い払ってやる」
そういって、腰に下げていた拳銃を抜いた。
大口径のリボルバー。銀色の銃身がその重量を物語る。
「このおれに銃を向けることの意味が分かっているのか」
手刀の男は不愉快そうに顔をしかめる。
それにたいして赤いコートの優男は困ったような表情で答える。
「わからないよ。ぼくだって本当は、人に銃を向けたくないんだ」
「戯言を!この戦争に呼ばれる駒にそのような酔狂ものなど居はしまい!」
戦闘が開始されたが、しかしそれは一瞬で幕を閉じた。
俺の視界のなかでは、赤いコートの優男が手刀の男の後頭部に銃口を押し当てている。
手刀の男が言葉とともに駆け出した直後、赤いコートの優男は正面に向かって発砲した。
手刀の男は素手でその弾丸を掴み取るが、赤色はその間に次の行動を起こす。
跳躍だった。180�はある手刀の男を軽々と飛び越え後ろに回り込み、リボルバーを真っ直ぐ構える。
このやり取りが一瞬のうちに終わっていた。
「—————————凄い————」
「これでも一応、伝説のガンマンをやらせてもらっていてね。まさか弾を掴み取られるとは思わなかったけど」
「フフフ———フハハハハ!いいだろう!おれをここまで怒らせた奴は久しぶりだ!」
手刀の男が回転する。
それは振り返るような動作だったが、もたらした結果が暴力的過ぎた。
風圧でコートの男が後ずさる。
「本来のおれならば塵すら残さん処だが、ゆえあっていまのきさまとは決着がつけられん」
手刀の男の姿が徐々に見えなくなっていく。
それをどう解釈したのか、赤いコートの優男は静かに銃口を下ろした。
「次に会ったときは覚悟しておくとよい————————」
「私の名はヴァッシュ・ザ・スタンピート。愛と正義のガンマンさ」
俺はヴァッシュと名乗る男を居間へ通し、夜食として卵焼きを振舞っていた。
腹が減ったというので簡単にこしらえたものだ。
どうやら満足はしてくれたようで、作ったかいがある。
「悪いな、こんなものしか出せなくて。本調子ならもっと手の込んだ料理もだせるんだけど」
「いえいえ滅相もない!こんなにおいしい料理をいただいたのは久しぶりですよ!」
「ヴァッシュ、だったよな。聞きたいことがあるんだけどさ————」
「ああ、そうだろう。君はおそらく何もわからないままぼくを呼んだはずだ。説明くらいは当然しよう」
「————大体の話はわかった。つまりヴァッシュ———ええっと、ヴァッシュじゃなくてアーチャーのほうがいいのか?」
「ヴァッシュで構わないよ。どうせぼくをしっているやつなんてひとりもいないさ」
「そうか、じゃあヴァッシュ。つまりヴァッシュは過去で偉業を成し遂げた英雄の幽霊ってことなんだな?」
「他のサーヴァントは大方それで間違いないだろうけれど、ぼくの場合は少し違うんだ。ぼくは遥か未来の英霊だよ。ここは地球で、月がひとつしかないだろう?」
「み、未来?未来の英霊、って、そんなことがありえるのか?」
俺は魔術をつかうけど、魔術について詳しいわけではない。
その俺から見ても未来からの召喚が異常なことだというのはわかる。
とても俺みたいな半人前にできる芸当ではないとおもうのだが。
「普通はあり得ないと思うよ。なんたってぼくを召喚したのは君が初めてだからね。よっぽど相性が良かったのかな?」
「そうなのか——そういえばさっき言ってたな。正義のガンマンがどうとか———」
「なにか心当たりでも?」
「俺も目指してるんだよ。正義の味方」
「—————————それはそれは、酔狂なことで」
間桐家の蟲蔵。間桐桜はそこで魔方陣に向かっていた。
今日に限って床を這いまわる蟲の群れが大人しい。お爺様がそういう風に操っているのだろう。
兄さんがアサシンのサーヴァントを召喚してからもうすぐ24時間が経つ。
そのことに対して、わたしは本当に喜んだ。
これで姉さんと戦わなくて済む。これで先輩と戦わなくて済む。これで先輩を、殺さなくて済む。
そう思っていたのに、現実はそう単純にはいかなかった。
お爺様は兄さんがサーヴァントを召喚したことについて心底驚いていたようだが、それもつかの間だった。
「これであの出来損ないも少しは役に立つじゃろう。せいぜい状況を引っ掻き回せれば上出来よのう、カカ」
これが実の孫に対して向ける言葉なのか、とか、そんなことは今更思わないけれど。
それに続く台詞は、予想していたとは言え—————
「桜よ。お主もサーヴァントを召喚せい」
魔法陣の中心に足を進める。
嫌だけど。戦いたくないけれど。殺したくないけれど。
わたしはお爺様に抗う術をもっていないから。
「ごめんなさい、兄さん。ごめんなさい、姉さん。——————ごめんなさい———先輩。」
桜の鯖>>175
一旦さよならじゃよ
桜の鯖は球磨川がいいな
一之黒亜梨子
ドン・キホーテ
シュドナイ
神話から
スプンタ・マユ
クマーはいいキャラだけど、セイバーやランサーって感じじゃないのが残念だなぁ。
キャスターが残ってれば該当しそうだったけど。
必ず負けるじゃねーかw
いやそこをどうにかするからいいキャラなんだが
特殊クラスって手もあるけどこの場合はどうするんだ?
残りはランサーとセイバーだっけ
球磨川だったらアヴェンジャーとか?
螺子と槍って似てるよね!
特殊クラスでルーザーとか?
パラメータが全部Eになってそうなんだけど。
>>185
宝具は間違いなくEXだろ
でも球磨川だったら間違いなく桜助けるよね
むしろ魔法の域じゃねぇか
>>187
助ける…って言っていいんかなぁ
今のはマシになったってかキャラ的に死んだってかだが
本来の持ち味発揮されると関わり合う人間駄目にしていく最悪の類だぞアレ
どう考えても黒桜化からの暴走バッドエンドしか見えない。
球磨川『僕は悪くない』
いつの球磨川かによるな…
後半なら一番弱い人につくって言って有象無象にしようと協力するからな
蟲倉に召喚されたサーヴァントは学生服に身を包んだ童顔の少年だった。
足元に蟲がたかっているにも関わらず、全く動じていない。
それどころかむしろ楽しんでいるかのような、気味の悪い笑みを浮かべている。
「『初めまして!僕は球磨川禊。どうやらランサークラスのサーヴァントのようだね。』」
「————ランサー、ですか」
「『あれ?もしかして疑ってる?やっぱり一介の学生がサーヴァントっていうのはしっくりこない?』」
「『でも大丈夫、安心して!僕は最強のサーヴァントだから!必ずや君の手に聖杯を握らせてみせるよ!』」
そう言われても説得力がない。
確かにランサーが普通じゃないことはわかるがそれは普通じゃないというだけで、優れているというわけではない気がする。
何より魔力を一切感じない。それどころか気配さえも。
気配を殺しているというよりは、まるで最初から気配が無いかのように———————
「『この場所は会話するには向かないね。場所を変えようか、マスター。ん?マスター?聞いてる?』」
いつの間にかランサーの顔が目前にまで迫っており、わたしの目を覗き込んでいた。
一瞬突き飛ばしそうになったが、しかしランサーが話している内容は最もだったし、なにより願ってもない提案だった。
この場所に————長居はしたくない。
「わかりました。付いてきてください」
リビングにて、お互いの紹介を一通り終えたあとで、わたしとランサーは湯呑みから立つ湯気を眺めていた。
ランサーが喉が渇いたと図々しく催促してきたためにお茶をだしたのだが、催促した本人はお茶に全く手を出そうとしない。
相手が一口着けたら質問しようと思っていたのだけれど、完全にタイミングを見失ってしまった。
このままではどんどん話しかけ辛くなってしまう。
結局湯呑みに口を着ける気はないようなので、ちょっとわざとらしいが話を振ってみた。
「あの、ランサー、さん。自己紹介を聞いた限りですと、あなたが最強のサーヴァントというのは——」
「『うん、嘘だよ。真っ赤な嘘さ。恐らく、人類史上最も弱くて弱弱しい最弱だぜ、僕は。』」
この笑顔の前では兄さんでさえ責める気が失せるのではないか。
それほど申し訳なさなど皆無の、朗らかな笑顔だった。
「……なぜ英霊になったのですか?」
エリート抹殺計画。それがこの男の悲願だったらしい。
反英雄にしても度が過ぎている。
「『僕にもよくわからないけれど、捉え方の問題だと思うぜ。』」
「『僕ら過負荷からしてみれば、僕は多分英雄だったんだと思う。そういう意味では、僕は反ではないちゃんとした英霊だ。』」
「『まあ、負け続きだったけどね。』」
「『あと誤解しているかもしれないから訂正しておくけど、エリート抹殺計画が夢だったのは初期の僕だよ。』」
「『そういうわけだから桜ちゃん。悪いが今回の聖杯戦争は諦めてくれ。』」
「『というか、言われるまでもなくそのつもりだったかな?』」
「——————え」
確かにわたしに戦闘の意思はない。
姉さんや先輩と戦いたくないし、そもそもサーヴァントを召喚したのもお爺様に命令されたからだ。
できることなら関わりたくない。
「——なぜ、そう思うのですか?」
「『いや?ただ単純に、勝ちたいと思ってるやつが僕みたいな捻じれを呼び寄せるとは思えなかっただけさ。』」
「『ほかに目的があるんだろう?』」
「————————目——的————」
「『そう、目的さ。しかも暗くて不浄で、どうしようもないほどマイナスな目的だと思うぜ。』」
「『プラス思考のやつにはどうやったて、僕は召喚されないだろうからさ。』」
「『たとえばそうだな。きみの場合だと—————』」
「『———————復讐とか?』」
やっぱり桜は過負荷だよな
球磨川くるとか西尾キャラで聖杯戦争とか妄想してた俺にはありがたかった
しかし女鯖来ないな…
おやすみなさい
これは予想以上に嬉しい誤算
合うわ凄く
4次も女鯖一人しかいなかったから問題ない
乙
乙
鯖はクラスにこだわってキャラ選ばなくてもいい感じ?
残るはセイバーだけかな?
乙でした
乙
セイバーっぽいのを選んだ方がいいのかな
男だらけの聖杯戦争 〜ポロリもあるよ〜
ヴァッシュは未来の鯖扱いだけどバング殿も未来の人だよね
つーか球磨川一人のせいで聖杯戦争が大変な事になりそうなんですが…
リタイアしたらリタイアしたで聖杯自体がえらいことになりそうなのが球磨川だな
だけど他もかなり好きなキャラが来てるからどう応援したものか悩む
……あ、スレタイ慎二だった
そうかそうか、西尾キャラが嬉しいのか。
…セイバーはもう虚刀流のあいつしかいないな。
乙 むしろ、セイバー枠に味音痴のヴァンを入れてシリアスな空気をぶち壊してみたい
セイバーか…世刻 望でもありかな?
そういえば>>1はどこまでの強さならOKなの?
>>209
そのキャラってどの位のスペックなの?
>>210
オーラフォトンブレードという射程が世界の果てまで届き、その果てである225億光年先まで一瞬で届く技がある
その威力は世界を一つ滅ぼす攻撃を打ち消す事が出来る=世界破壊クラスの技
他にもネームブレイクという物理的な威力は無いが、この世の理すら断ち切る(型月的には概念とか修正力とかも?)絶対的な力、『浄化』を使用した技なんかもある
後基本スペックは大型トラック衝突クラスとの事
他にも色々あるけど、間違いなく強すぎて聖杯じゃ呼べないクラス
元ネタがどんだけ強かろうが弱かろうが生きてた時と実力もスペックも違うんだけどな、マスターで最高出力も変わるし
でも神剣は神霊みたいなものだから呼べるかは>>1の采配しだいだな
あと今呼ばれてるやつ基本スペック全員大型トラック衝突クラスだろ
そういえば呼び出すのはスパイダーマンとかでもアリなんだよな、zeroでウェイバーがそんな事言ってたよね
スパイダーマン呼ぼうとしてスパイダーマッ呼んじゃったとかもアリなんだろうか
安価スレとは思えない程文が上手いな
続き期待してる
却本作り使えば相手は自分と同じレベルの能力になるし、大嘘憑きを使えば存在自体を『なかった』事に出来る
深く心に刻まれた事は『なかった』事に出来ないらしいけど、相手に対して…例えば『セイバーが召喚された事を『なかった』事にした』とか出来るんかな?
召喚権も消費されなかったことになって再召喚の可能性が微レ存
セイバーには島津豊久か悪刀・鐚装備のねーちゃん希望
>>216
最終的には『セイバーの召喚権を『なかった』事にした』で終わりですねわかります
鯖の強さはカカロットだろうが安心院さんだろうがなんでも構わないけど、知らないキャラは安価下になるということをお忘れなく
サウザーもヴァッシュもうろ覚えすぎて動画漁ったりしたわ
————復讐———?
そんなことをしたらわたしはお爺様に消されてしまう。
これまでだって、いくら酷い目に合おうと死ぬことだけは嫌だったから———
「『死にたくないから復讐するんだろ。このままじゃお前、遠からず死ぬぜ?』」
「『さっきの自己紹介、というよりは半ば御家紹介だったけれど。その辺りから薄々思ってはいたんだ。』」
「『きみはこの家を、この家の浅ましい風習を、心底嫌っているだろう?』」
「『あの話をしているときのマスターの表情には、畏怖と嫌悪と拒絶しかなかったぜ。僕はそういうのに敏感なんだよ。』」
「『心労ってのは人を殺す。僕には桜ちゃんが、自分を、他ならぬ自分を。感情とともに押し殺して、そうやって殺しているようにしか見えない。』」
考える暇も与えないつもりか、ランサーは次々と言葉を並べる。
そのひとつひとつがわたしの心を、抉り、溶かし、砕き、暴く。
ランサーの言っていることはその通りだ。全部正解だ。
だけど人間として、人の心の闇に対して遠慮もせずに土足で立ち入るこの行為は、絶対的に間違っている。
間違っているのに————なんでこんなにも嬉しいんだろう?
「『だから力になろう、桜ちゃん。きみが復讐を決意するというのなら、僕は全力で手伝う
よ。』」
「『勝負になるとなかなかどうして結果の出ない僕だけど、勝敗のない復讐なら僕たちマイナスの十八番だぜ。』」
優しい言葉。優しい笑顔。
わたしにとってそれは先輩からしか向けられないはずのものだ。
その先輩が笑顔を向ける間桐桜は綺麗でお淑やかな、かりそめのわたし。
だけど、ランサーは。このサーヴァントは。
わたしの汚さを、暗さを、まるで空気みたいに受け入れて、———笑っていてくれる————
—————でも。
「………なにも、…なにも知らないから、そんなことが言えるんです……間桐に逆らうとどうなるか、あなたは知らないから———」
「『いや、確かに知らないけど。知っている必要があるのかい?』」
「『どうせ否が応にも知ることになるんだ。楽しみは後にとっとこうぜ。』」
——————!————————楽しみだなんて————!!
「……しませんよ、復讐なんて無駄なこと。そも、わたしにそんな選択肢は無いんです……!この体には、刻印蟲が———」
「『———「劣化・大嘘憑き」。きみに巣食う刻印蟲とやらを無かったことにした。————いや、一匹だけしぶといのがいるな。まあこれなら問題ないだろ。』」
「『無かったことに出来たということは、どうやらマジでいたんだな。孫に虫を植え付けるとかどういう性癖だよ、お前のお爺さん。』」
「———————」
————『無かったことに出来た』—————?
———刻印蟲を———?————確かに体は軽い—————本当にいないと感じるほどに——軽い———
しかし、ならば、魔術回路に影響が無いのは何故だ?
刻印蟲は、わたしの魔術回路に深く結びついているはずで—————
わたしの思考を遮るように、ランサーはこんなことを言った。
「『確かに僕にはなにもわからない。わかろうともしちゃいない。』」
「『だけどわからないからって弱いやつを放っておくわけにはいかないのさ。』」
「『君の過負荷は僕が背負おう。————「負う」のは僕の代名詞だからね。』」
「『だから』」
「『話を聞かせてくれないかい?聖杯戦争のこととか間桐家のこととかじゃなくて、もっと個人的な、桜ちゃんのことを。』」
さすがに劣化版か
まあそうやって本心を暴き出そうとする人は桜の周りにはいなかったしね
士郎は優しいし凛は条約を守ってるし臓硯は本心なんてどうでも良いだろうし慎二は何か勘違いしてるし言峰はそもそも関わりが無いし
すげえだろ?
いいこと言ってる雰囲気なのにやってることは殺人教唆なんだぜ?
>>223
それが球磨川という男さ
殺虫の間違いだろ
あ、クマー視点ではまだ人か
翌日 [衛宮邸]
「学校がなくなった!?『休みになった』とかいう意味じゃないよな!?」
「違う違う!物理的になくなったの!士郎どうしよーう!!生徒のアフターケアとかそんな領域のはなしじゃないよーう!うえーん!」
「落ち着け藤ねえ!ショックで幼児退行してるぞ!くそっ、今日に限って桜は遅いし!おい、ヴァッシュ!起きてるか!?ちょっとこの大きい子供引きはがすの手伝ってくれ!」
「————————ふぁぁ。……えー?嫌ですよメンドくさい」
衛宮さん家は朝から騒々しかった。
ヴァッシュはついさっきまで瞑想紛いのことをしていたが、それは3秒でやめ、いまは生卵を銃身に乗せ、割らないように何度もリロードを繰り返すという曲芸を披露していた。
俺と藤ねえはプロレスまがいのじゃれあいだ。
こうでもしていないと、とてもじゃないが平静ではいられなっかった。
校舎の消滅。
藤ねえは、爆破テロとかいっていたけれど、それは多分違う。
————聖杯戦争—————まさかここまで大きな被害が出るとは考えていなっかった。
これも全部凛ってやつのせい
>>227
なんだってそれは本当かい!?
>>227
酷い事をするやつもいたもんだ
簡易まとめ
・セイバー
真名:?
マスター:?
・ランサー
真名:球磨川禊
マスター:間桐桜
・アーチャー
真名:ヴァッシュ・ザ・スタンピード
マスター:衛宮士郎
・ライダー
真名:サウザー
マスター:?
・バーサーカー
真名:ハルク
マスター:イリヤ
・キャスター
真名:ミュウツー
マスター:遠坂凛
・アサシン
真名:獅子神バング
マスター:間桐慎二
男臭い聖杯戦争だぜ…!
ひとまずその話題は置いておき、朝食を食卓に準備する。
焼き鮭、なめこの味噌汁、出汁巻き卵、ふろふき大根。
今日の朝食はヴァッシュの要望に応えて、あっさり目の和食にした。
この国の文化に食で触れてみたいのだそうだ。
「「「いただきます」」」
「んぐっ、むぐむぐ、ほう、これはうまい!感謝するよシローくん!おいしい料理をありがとう!」
「こんなもんでいいならどんどん食えよ。今日桜は来ないそうだから、結構残ってるんだ」
「ええ是非とも!」
「———————ねえ士郎?」
「なんだよ藤ねえ」
「このお兄さんはいったいだれ?」
『これも全部遠坂(時臣が桜を養子にやったから)のせいさ』
士郎「遠坂(凜)がやったのか!?」
「ぼく?———えー、オホン!私の名はヴァッシュ・ザ・スタンピード。正義を愛するさすらいのガンマンさ。キリツグ(だったっけ?)には昔世話になってね」
「そうなんだ。ヴァッシュは切嗣の古い知り合いで、爺さんを訪ねて来日したんだ」
「へー、そうだったの。でもヴァッシュさん、残念ながら切嗣さんは……」
「ええ、それは昨日シローくんから伺いました。ですがすぐに引き返すのもなんですし、観光でもしていこうかと」
「その間は家に泊めるけど、いいよな藤ねえ」
「うーん、いいんじゃない?せっかく日本まで訪ねてきてくださったんだし、ゆっくりしていってもらいなさい」
—————……いや、すんなりいったのは別にいいんだけど。
もっと説得にてこずる予感があったんだよな。なぜだろう?
そういやCCCで限定条件付きだけど大嘘憑きチックなのがあったような…
十の王冠とかいうマジキチ
もちろんヴァッシュとは打ち合わせ済みだった。
このガンマン、演技はそれなりに上手いようで、それも手こずらなかった要因のひとつかもしれない。
朝食を終えると、藤ねえはすぐに飛び出していった。
生徒のアフターケアが意味をなさないほどの惨事であるが、やらないよりはマシだと考えているのだろう。
死傷者は出ていないそうだが、それでもテロの被害にあったのが自分の学校だというのは相当ショッキングだろう。
そこで生徒のために動ける藤ねえは、まさしく教師の鏡だと思う。
「————さて、ヴァッシュ。どうやら今回は奇跡的に死傷者は出ていないらしい。だけど、いつまた似たような惨事がおこるかはわからない」
「今のうちに行動を起こすことで、さらなる被害を防ごうというんだね?———で?具体的な策はあったり?」
「もちろんある。—————遠坂に会いに行こう」
「トーサカ?知り合い?」
「ああ。遠坂とは同じ学校に通っていた。それが昨日、サーヴァントを連れて戦っているのを見たんだ。ひょっとすると学校の崩壊について何かしっているかも———」
「それは、戦闘になる可能性もあるぞ」
「わかってる。———だからお前に話したんだ、ヴァッシュ」
「なるほど———————OK。じゃあさっそく向かおうか」
このコンビ、似た者同士でストッパーがいないが大丈夫か?
大丈夫じゃない問題だ
クラス アーチャー
真名 ヴァッシュ・ザ・スタンピード
腕力D 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A+
「プラント」ではなく「伝説のガンマン」として召喚されたため、ステは低め。真名も通り名になっている。
クラス バーサーカー
真名 ロバート・ブルース・バナー
腕力A+ 耐久EX 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具C (狂化込)
ハルクのやっちまった感……
今日はここまで
乙
乙
球磨川は腕力耐久敏捷魔翌力幸運がEで宝具がEXかな
おつー
士郎じゃなぁどうしてもステが
いやアーチャーとしては高いし設定に関わる意味合いだろうな
球磨川はオールEだけど+や++がついてそう。
Eに+や++がついたところでC以下なんだよなぁ
むしろマイナスつけようか
ていうか球磨川がヴァッシュの天敵になってるぞこれ
絶対不殺のヴァッシュ相手に自ら死に飛び込む球磨川じゃ心が折れかねない
そこは今回主人公のワカメがどうにかするしかないな
あんなワカメでもクマーから見ればプラスの人間
一般人としてなら才能の塊だしな、特別とはいかないだろうけど
めだかBOXで言えばスペシャルくらいか。かなり美味しいキャラじゃないか
……そうか、ワカメは出る作品間違えてたのか
>>247
それ原作の宗像戦じゃねえの。
知らん人に解説すると、強い殺人衝動があるがそれ以上に強い論理感のある人物。
戦う時、球磨川はわざと殺されかねない戦いをして相手の攻撃を鈍らせた。
士郎組と桜組はしっくり来すぎだな
・ランサー
対魔力(E) クラススキル。申し訳程度のもの。
カリスマ(D) 軍団の指揮能力。同種の人間に対してのみ有効。
仕切り直し(A) 不利になった戦闘を初期状態へと戻す。宝具の性質によってランクが上がっている。(本来はB)
戦闘続行(B) 往生際の悪さ。宝具の性質によってランクが上がっている。(本来はC)
精神汚染(E) 精神が錯乱している。Eランクのため、表面的には誰でも意思疎通可能。
精神異常(A) 精神を病んでいる。周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。
破壊工作(B) 戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。ランサーの場合は言葉による精神破壊。
対魔力(C) クラススキル。
単独行動(A) クラススキル。魔力供給無しでも一週間は現界可能。
心眼【真】(B) 修行・鍛錬によって培った洞察力。
千里眼(C) 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
神性(E−) 神霊適性を持つかどうか。アーチャーの場合、正確には神霊ではない。人間として召喚されたため低下。
騎乗(D) クラススキル。
カリスマ(B) 軍団の指揮能力。Bランクでも国を率いるに十分な度量。
勇猛(D) 威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
無窮の武練(−) このスキルを持つサーヴァントはいついかなる状況においても体得した武の技術が劣化しない。
南斗聖拳(A) 南斗聖拳の熟練度を表す。
陣地作成(C) クラススキル。念派の形を変えるだけなので正確には作成ではない。
道具作成(C) 同上。
魔力放出(A) 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。正確には魔力ではない。
直感(A) 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。
戦闘続行(C) 生還する能力。生物兵器としての意味合いを持つ。
反骨の相(B) 一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。同ランクまでのカリスマを無効化する。
狂化(A) クラススキル。
怪力(A) 一定時間筋力のランクが一つ上がる。(使用中は腕力EX)
加虐体質(A) 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、冷静さを失ってしまう。
頭痛持ち(E) 強化しているため低下。(本来はA)
・アサシン
気配遮断(B) クラススキル。
心眼【真】(B) 修行・鍛錬によって培った洞察力。
投擲[釘](B) 釘を弾丸として放つ能力。
被虐体質(C) 集団戦闘において、敵の標的になる確率が増す。強固な守りを持つサーヴァントがこのスキルを持っていると護衛役として機能する。
すまん、これ作ってたから全然書き溜めてないわ
アサシンに
獅子神忍法(A) 獅子神忍法の熟練度。
これ足しといて
あとセイバーか…
DODのカイムとかもありかもしれんけど、ライダーじゃないからアンヘルいないかも
バガボンドの宮本武蔵とか超正統派セイバーだしたいな。
球磨川はスキルの多さと宝具で勝負か。
あとは葛木かぁ
まぁ神父枠もあったらぶっこみたいぜ
遠坂邸
玄関で呼鈴を押す。しかし出てくるのは遠坂は出てこない。
こっちもあの遠坂の家を訪ねるとあって、かなり緊張して事に及んでいるのだが、これでは拍子抜けだ。
学校が壊されたというのは遠坂も同じだから、ひょっとすると怯えてているのかもしれない。
「昨日の感じじゃあ、そんなふうには見えなかったけどな」
「普段気丈に振る舞っている女性ほど、内面は繊細なものだよシローくん」
ヴァッシュは訳知り顔でうんうんと頷いているが、これが適当に言っているだろうことは俺にもわかる。
見た目通りでけっこうちゃらんぽらんな英雄のようだ。
「どうする?俺、遠坂に話を聞けないと今日の予定終わっちゃうんだけど」
「それは考えなしにもほどがあるだろう」
「————遠坂には聖杯戦争の詳細についてもききたかったんだけどな」
ヴァッシュはこんな感じなので、聖杯戦争の説明も適当だった。
ほかに話を聞けそうなのは遠坂くらいしかいないのだ。
こいつらもどうすんだろなぁ…
呼鈴が駄目だったので、次は声で呼んでみる。
「おーい!遠坂ー!衛宮だけどー!ほら、同じ学校のー!」
「恥ずかしくないのかきみは」
———————————
外からは同級生がわたしを呼ぶ声が聞こえてくる。近所にも響いているだろう、わりと大きな声だ。
キャスターがサーヴァントの気配を感じるというので警戒していたが、その必要はなかったようだ。
「———衛宮くん……恥ずかしくないのかしら………」
『エミヤ……昨日の小僧か。どうやらマスターになったらしいな』
「それはないわ。サーヴァントの気配はきっとあなたの勘違いよキャスター。衛宮は魔術師の家系じゃないもの」
『……楽観的なやつめ————』
そういうとキャスターは霊体化していった。
昨日勝手な行動をするなとあれだけ命じたからそうそうおかしなことはしないだろう。
玄関の扉を内側から開ける。
大方、昨日のことについて聞きに来たのだろう。軽くあしらってやる。
「なんだ、いるんじゃないか、遠坂」
「ごきげんよう、衛宮くん。わたしに御用でも————————あら、そちらの方は?」
「ぼく?———コホン。えー、私の名はヴァッシュ・ザ・スタンp」
「ヴァッシュだ。たしか、ええっと、アーチャー、だったよな?」
———————————サーヴァント!?
このアホさかげんが主人公に許された特権か……
「—————え、衛宮くん———アーチャー、ってあなた——」
なぜだろう、遠坂が凄く驚いている。
いろいろな驚きが混ざってよくわからない表情だ。
「ああ、昨日召喚した。驚いたよ遠坂、まさかお前も魔術師だったなんて———」
遠坂は両拳を握りしめてわなわなと震えていた。
あれ、遠坂、もしかしておこってるのか?
それもそうか、突然魔術師だと看破されたら怒りたくもなる。
魔術師にとって、魔術師であることは絶対のひみつだもんな。
「——ああ、いや、安心しろ遠坂。お前が魔術師だってことは誰にも言っていない」
「—————そんなこと当たり前よ!!衛宮くん、ちょっとこっちに来なさい!!!」
—————鬼のような剣幕で怒鳴られた。そんなに癪にさわってしまたのか。
俺は遠坂邸へと引きずり込まれる—————
ちょ、急用入った
すまん今日はここまで
おつー
乙
セイバーを召喚するとなるとマスターは誰になるのか
あ、言峰がいたか
乙乙、個人的にはセイバーは雷電辺りで見てみたいな
乙
乙でした。
セイバーは女キャラ入れないと余計むさ苦しくなるぜ…。
と言いつつアンデルセン神父を狙うがな。
剣使いの女の子とか思いつかんガニよ
おまえらエクスカリバーつかうfateのメインヒロインだしたっていいじゃないかw
おつー
セイバーで女の子…FFTのアグリアスとかpspo2iのナギサとかテイルズ系にも結構いるな
でも勇者ロトとかもありかも
シャナちゃんのことも思い出してあげて下さい
まぁ俺は男キャラ狙うけどね
セイバーのマスターは葛木先生確定かと思ってたけど言峰の可能性もあるのか
悩むな
山羊座の黄金聖闘士でも良いじゃないか
飛鳥
ネロ
斑鳩先輩
美鶴先輩
こんだけしか思いつかなんだ
鑢七花(刀語)再放送されてるし。
宝具は血刀、血筋そのものが刀だから。
虚刀「鑢」だな
西尾信者らしいしセイバー枠で蝙蝠行きたい
真アサシン=メタルクウラ(集団)
FF12のアーシェとかは?神造兵器の剣もあるし
俺はマスター・エラクゥスねらうけど
>>280
聖杯「その者の力は私を越えている…」
おれはガッツ狙おうかな
宝具で擬似的に狂化できるセイバー
乙! セイバー枠なら真宮寺さくらさんがいるじゃない!
ガッツって巨人小笠原?
北の侍なら勝ち抜けそうだがカッスは...
>>285
それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。
無敵のガッツ星人である可能性が微レ存……?
北の侍日ハム小笠原道大内野手は面白そうだし俺も入れるわ
頼れる剣の使い手だと仮面ライダーBLACK RX かシンケンレッドだな
ザック・ヴァン・ブレイス希望
アンサガのローラさんとかどうよ?美人で未亡人でCV17歳だぜ
バイオライダー……は無しですね
(0w0)
>>293
ナゼェミテルンデス!?
ガッツいいなぁ
俺もそのセンで行くか
>>292
バイオライダー出ても性能は修正されると思う。
この>>1ならチートをそのままチートで出すなら、魔翌力切れでマスター死亡みたいなバランス調整するだろ。
葛城先生ならギルガメッシュと仲良くしてくれそう
あ、FF5のギルガメッシュです
乙ですわ
見たことないキャラばっかだけど凄い楽しめる
投下も頻繁みたいだし、是非とも完走してほしい
>>281
奇遇だな、俺はNoHeartだ
キーブレードはキングダムハーツ(根源の渦)と対を成すχブレードの模造品だし、Aはいってほしい
ところで、雑談でものっそいレスを消費してるんだが大丈夫か?
>>1が推奨してるなら問題なと思うけど、流石に30以上を一日で消費するのは不味くないか?
雑談推奨。レスでモチベーションがアップしたり。
セイバー候補で挙がってる名前の半数以上が知らないキャラなんスけど……
それからの遠坂は溜息と怒号と引きつった笑顔の塊だったと言っていい。
小一時間ほど遠坂からの説教を喰らい、精神的な疲弊と遠坂に対するイメージの変化で俺の心は風前の灯だった。
マスターであることを他のマスターに自ら明かしたことについては特に激怒され、ヴァッシュと二人で訳も分からず平謝り。
戦争なんて名前だし、宣戦布告が基本だと思っていたが、まさか何でもありの殺し合いだとは。
ヴァッシュも俺と同じように考えていたみたいで、それを聞いた時にはもう遠坂があきれ果てていた。
「はあ……、あなた、それで本当にサーヴァント?ただの外人が何かの仮装してるんじゃないでしょうね」
「うう…スミマセン……」
「そ、それはさすがに言いすぎだろ遠坂……」
「あなたもあなたよ、衛宮くん。戦争なんて名前のつくものに軽々関わるなんて正気?」
「いや、確かに軽率だったとは思うが、それにはちゃんと理由がある」
「—————そう。ライダーに襲われて、偶然召喚したサーヴァントなのね。それまで聖杯戦争についてはなにも知らなかったと」
「ああ。魔術が使えるといっても、親父が死んでからは独学みたいなもんだ。できるのも強化くらいだしな」
「強化とはまた微妙なチョイスね。まあいいわ。この聖杯戦争、関わる気がないなら辞退してもいいのよ、その方法を教えてあげましょうか?」
「————いや、俺達にはやることがある。ここに来たのも遠坂に訊きたいことがあったからだ」
「訊きたいこと?なによ。答えられる範囲で答えてあげるわ」
「ああ—————校舎が崩壊したことはお前も知っているだろう。一般的にはテロ扱いになっているけど、たぶんあれは聖杯戦争が関係していると思う。何か知らないか?」
「………うん、……えっ、と…ね?」
???
なぜここでいい笑顔?
夕飯食べてくる
いてらー
凛ちゃんさんわろてるで
今回でセイバー安価まで行くかな。
>>1がセイバー案のキャラ知らないの多いっていってたし。
範囲安価で候補だして投票とかもありかも知れない。
「今日もいい天気ね」
「?…そうだな、それがどうした?」
「わたしがキャスターを召喚したのも天気のいい夜だったわ」
「だからそれがどうしたんだ」
「わたしのサーヴァントは、キャスターとしては規格外の強さなの」
「へえ、そうなのか。で、それがどうした?」
「強すぎるサーヴァントはね、制御も効き辛いのよ」
「へえ。———いや、待て。それって———————」
「——————ほら、誰にでもうっかりはあるじゃない」
「……遠坂、お前まさか————!」
「そのまさかよ……」
「はあああああ!!?遠坂が犯人だって!!!??」
「ちょ!声!声が大きい!衛宮くん落ち着いて!」
「これが落ち着いていられるか!なんてやつだ!あれだけのことをしておいて俺に説教とかどんな神経してるんだよ!」
「う———それは、たしかにもっともだけどこれには理由が———」
「理由があったら校舎を壊してもいいのか!?違うだろ!?」
「おいおいシローくん、話くらいきいてやれよ。うっかりで建物が崩壊するなんてよくあること———」
「普通は無いんだ!英霊と一緒にするな!」
それから俺は小一時間遠坂に説教を繰り広げることになる。
カミングアウト
警察に自首しよう、なっ
まあ、ヴァシュにとってはよくある事か。
>>307
呪いや超能力、魔術により引き起こした殺人や器物損害などなどの行為は「証拠として扱えないから」という理由で犯罪にはならないんやで
よくあることでも、流しちゃアカンwwwww
結局遠坂の言い分は「仕方ないじゃない。言うこと聴かないのだもの」である。
一応悪いことをしたという意識があったから俺に真実を打ち明けたそうだ。
しかし遠坂のスタンスは、自分も悪いけど基本的にはキャスターのせい、というものなのでいただけない。反省が足りないと思う。
問題のキャスターは睡眠中のようで、遠坂が散々呼び出しても出てこなかった。
「シローくん。その辺にしたまえ。なにも女性の目じりに涙が浮かぶほどの剣幕で怒ることはない」
俺の激昂はヴァッシュが中途半端な笑顔で制止に入るほどだったらしい。
それに対する俺と遠坂の反応は
「え、あ、悪い遠坂」
「な、泣いてなんかないわよ!」
だったので、俺もさすがに遠坂が可哀想になった。
「ごめんな遠坂。そんな台詞言わせちゃって」
「や、やめて!同情しないで!」
これにはヴァッシュも苦笑い
凜ちゃんさんきゃわわ
遠坂も大分落ち着いてきた。
いまなら遠坂からなにか情報を得られるかもしれない。
なにか質問してみようか。
1、キャスターについて
2、ライダーについて
3、聖杯戦争について
安価>>318
3
分かってないのに他の事聞くのは順番が違うよね
3
3
3
まずは全容からでないとな
3
「なあ遠坂。さっきも少し話題に上がったけど、聖杯戦争には選ばれた魔術師しか参加できないんだよな」
「遠坂みたいに初期の聖杯戦争から関わっている家系は優先的に選ばれる傾向があるけれど、基本的にはそうね」
「じゃあなんで俺だったんだ?俺は優れた魔術師でもなければ大層な家系でもないぞ」
切嗣は魔術師だったが、血が繋がっていない。
俺の本当の両親はなんでもない一般人だ。
「その辺は私にはわからないわね。———そうだ、丁度いいから聖杯戦争の監督役を紹介するわ。わからないことはそいつに訊きなさい」
そういって遠坂は受話器を取る。
「もしもし、綺礼?」
『凛か。サーヴァントは召喚できたのか?』ナイテナイテ アカツキノヤイバヲナグサメル
「ええ、もちろんよ。それにもう一人、マスターがいるから連れて行くわ」
『ほう。とすると、そのマスターは聖杯戦争を降りるのか』ソコヲミギニイ!! ウツクシイ!!
「違うわ。聖杯戦争について何も知らないやつがマスターになっっちゃたから、ルールの説明をしてあげてほしいの」
『それは珍しいな。望んでもマスターになれぬものも多いというのに』ナニモツナガラナイ! サアクサレクサレ
「まったくよ。で?いいのよね、連れて行っても」
『勿論だ。それが私の仕事でもある。———ところで、そのマスターの名前はなんだ』セイシンノシュンカンテキナシュウチュウニヨルボウダイナマソノボウハツガ!!!
「衛宮士郎よ」
『——ほう———衛宮か—————いいだろう。教会で待っている』アストラルフィニッシュ!!
後ろからなにか聴こえるが気のせいだろう
アラクネ使いか
なんの音かなー(棒)
(◇)「セイバー枠に我ワンチャンあるな…!」ズェァ
セイバー枠はライブアライブのオルステッドを狙いたいです
>>326
言峰大歓喜!…だけど既に絶望に染まってる奴は興味ないかな?
ところでセイバーのマスターってだれになんの?
バゼットかそれとも最初っから言峰か
「む。あれはキャスターのマスターと、…知らない男子二人でござるな。……なるほど、あの娘、進んでいるでござるよ」
木の上のアサシンがなんだか不穏なことを呟いている。
昨日バーサーカーと戦ったあとで家に帰る気力もなく、近場にあったビジネスホテルに宿泊した。
アサシンがホテル全体を夜通し見張っていたので案外熟睡できたのは嬉しい誤算だ。
僕がいうのもなんだが、よく働くサーヴァントである。
「遠坂が、男を二人も連れているのか…?あいつめ、僕をあしらっておいて生意気な…!」
「いや、赤い痩身男のほうはなかなかの腕前と見た。おそらくサーヴァントでござろうな」
「……じゃあ同盟でも結んだのか」
それにしても白昼堂々とサーヴァントを実体化させているなんて、いったい何を考えているんだその男は。
まあとにかく、遠坂が遊んでいるという線は薄いな。
「丁度いい。ここは—————」
1、同盟でも申し込むか
2、スルーだな、無視無視
3、奇襲でも仕掛けてみるか?
>>333
2
1いってみるか
2かなー
「——スルーだな。無視無視」
「いいのでござるか?」
「認めたくないけど、僕は遠坂に邪険にされてるからね。同盟を申し込むにしても襲うにしても、その男が一人になったときがベストだ」
「————御見逸れいたした。冷静な判断にござる」
まあ、このくらいは普通だ。
その男がどんなやつかは知らないが、遠坂と同盟関係にある以上よっぽどおかしなことは出来ないだろう。
遠坂は心強い反面、精神的な枷でもある。
「一応尾行はしておいてくれ。僕は家に戻って情報を整理しておくよ」
「承知でござる。もしなにかあったら令呪をつかわれよ」
数時間後[教会]
俺は言峰から大方の話を聞き、ある程度のルールや背景は理解した。
まさか切嗣が前回のマスターの一人だったとは……。
余談だが、言峰が校舎崩壊事件の真相を知ったときのリアクションには驚いた。
基本無感情の言峰が『おまえだったのかよ』という諦めにも似た溜息混じりに遠坂を睨んだときは、正直怖かった。
「————でだ。ヴァッシュ、俺たちはこれ以上の被害を出さないためにも、この戦争に参加する。これでいいな?」
「問題ないよ」
「さあ、これで準備は整ったわね。明日から敵同士、ってのも考えたけど、どうかしら衛宮くん。わたしと組んでみない?」
「え?——俺みたいな素人にそんなこと言うなんて、どういうつもりだよ」
「単純に、聖杯戦争を経験してみてわたしのサーヴァント一人じゃ勝ち残るのは難しいと感じたのよ。見たところキャスターとアーチャーは全然違うタイプのサーヴァントみたいだし、悪い話じゃないでしょう?」
確かに、遠坂と同盟というのは心強い。それに、そうすることで事件を起こさないよう監視することもできなくはないだろう。
しかし、俺が同盟を受けることで遠坂を困らせてしまうのは間違いない。
どうしようか———
1、同盟を結ぶ
2、同盟を結ばない
>>338
風邪気味でござる。ちょっと離脱
1
なんとなく2
1
「わかった。よろしく頼むよ遠坂」
「ええ、こちらこそよろしく」
ここに同盟は成立した。
キャスター不在での同盟締結だったが、遠坂曰く大丈夫だそうだ。なにが大丈夫なんだろう。
というわけで遠坂から聖杯戦争においての心構えやらお互いの間での取決めやらを話ながら坂を下っている最中、
俺は少し違和感を覚えた。
「———なあ、遠坂。なにか聞こえないか?」
「?——なにかってなによ、変なこというわね」
「ほら、地響きみたいな音と、———これは、唸り声—————?」
「?———そうね、確かに言われてみれば—————」
その瞬間に。道の脇、公園の中から姿を表したのは、人形のような白い少女と
—————緑色の怪物——マーベルのスーパーヒーローの一人———
「——————ハル、ク————?」
「はじめましてだね、お兄ちゃん」
セイバーがだれかによって士郎さんの戦力も変わるから慎重にね!
今日はここまで
乙ー
赤屍さんでも狙おうかなー
乙
明智光秀とかどうか?
乙
って、初見でバーサーカーの真名看破したぞオイ
正義の味方志望だからアメコミにも詳しいのか
セイバーには是非ライトニングさんを
乙
風邪は合併症が怖いのでお大事に
セイバー大蛇丸
↓
穢土転生の術
↓
複数のサーヴァントを安価で口寄せ、使役
という発想が浮かんだのだが駄目だろうか
上手くいけばより多くの安価を取り入れられるが>>1への負担が凄いことになりそうだ
エドテンは遺伝子とか本人の情報物質がある程度ないと口寄せできないぞ
愛歌「ガタッ」
まぁバトルロワイヤルでのマーダー側のバランス調整には悪くなさそうだが
話的に使いやすい用に調整してくれるじゃろう
そもそも大蛇丸はセイバーの適性持ってないだろ
>>349
今更そんなこと言うんですか
大蛇丸は草薙の剣使ってるしいいだろ、サウザーなんか戦闘に戦うときに全く使わない台車だぞ
いや、今まではクラス指定なしだったけど
今回はセイバーって決まってるわけだから気になったのよ
セイバーガッツを推す
擬似的な狂化ができる狂戦士の甲冑に魔を断つ特性を持つドラゴン殺し
ついでに夜になると周囲の悪霊や妖魔がわらわら集まってくる烙印のおまけ付きだ
しかしアレだね、アメコミとしてのハルク知ってるってことはこれ作中に各作品が普通に存在してるのね
ふと思ったが、ガッツがバーサーカーで召喚された場合、クラス特性の狂化と狂戦士の甲冑で二重バーサークとかちょっと見てみたいかもしれない
各鯖の知名度どうなってるんだろうな
聖帝さまは未来の実在英霊扱いで知名度0なのか、それとも大人気漫画出身で地元補正ついてるのか
ヴァッシュがそうだしこの世界では実在じゃねぇかとも思ったが
ハルクさんがマーベルヒーローコミック出身になってるのか
読めないねぇ
結局お前らがいってるガッツが何かわからんわ
アメリカでやってたらハルク超強化されそうだな
やっぱりサーヴァントとしてのハルクも怒りが増すと際限なく身体能力上がるんだろうか?
腕力カンストしそう
>>357
ベルセルク
悪役少ないから呼んでほしいな
>>359
おま、
球磨川一人で充分だろ……
言峰と蟲爺も控えてるのに
球磨川は悪役ぶってるだけで悪役じゃないじゃん
そうだよね自由にいけているだけで他人に迷惑かけるんだから
桜や球磨川がこれからする事も悪くないよね
球磨川は改心してるしなんだかんだで桜を綺麗に救いそうだな
サウザーも悪役でしょうよ
ミュウツーも捉え方によっては悪役
ハルクは一応ヒーローだな…一応…
「わたしはイリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」
「アインツベルン———ですって!?」
「…あなたがリンね———いいわ、ついでだから、————殺してあげる」
イリヤスフィールと名乗った少女がこちらに指を指し向ける。
俺はその動作だけで心臓をつかまれたような恐怖を覚える。
なぜなら、その動作に反応して、———ハルクがこちらを睨んだから———
「やっちゃえ、バーサーカー」
「キャスター!」「ヴァッシュ!」
その声とともに、4体のサーヴァントが激突した。
ハルクは殺意の塊となり、腕を真っ直ぐ振りぬく。
キャスターはその腕を両掌に集中させた障壁で食い止めていた。
ヴァッシュはどこからか二丁の拳銃を取り出し、緑の怪物に突きつける。
そしてもう一人、いつの間に現れたのか、忍者のような男がハルクの顎に足刀を喰らわしていた————
「正義のヒーロー推参!敵とはいえ、一般市民を見捨てたとあっては拙者の正義が泣くでござるよ!」
「アサシン!?」
アサシン。遠坂にそう呼ばれたサーヴァントはハルクの顔面を蹴って飛び、遠坂と俺を守るような位置に着地する。
「拙者、同盟締結のためそこの少年を尾行するように命じられていたのでござる。すると表れたのは巨漢の怪物緑男!ここで助太刀に入らぬ拙者ではござらん!!」
「尾行って、そんなのキャスターが気付かないわけ————あ。あなた一応アサシンだっけ」
「な!酷い!先ほどそう呼んでおいて失念してござったとは!」
「雑談はその辺にして、手伝うなら手伝ってくれ!ぼくら二人掛かりでさえ梃子摺ってるんだ!」
キャスターはハルクの連撃を障壁で受けきっていたが、それも長くは持ちそうもない。
ヴァッシュの弾丸も攻撃を逸らすので精一杯だった。
「合点承知ぃ!!」
アサシンは自らキャスターと入れ替わり、ハルクの攻撃の的となる。
側転や宙返りなど、傍からみればその回避は一つ一つが大げさでとても効率のいいものには思えないが、違う。
理由は二つ。
一つは戦略。アサシンはあえて大げさで目立つ回避をすることで自分に攻撃を自分に集中させているのだ。
そうすることでキャスターとヴァッシュに状況を整える時間をくれるというのだろう。
もう一つは単純に、ハルクの攻撃力のせいだ。その一撃一撃は単調で、回避も容易に見えるがそうではない。
ハルクの剛腕はもちろんだが、その腕が纏う風圧でさえ、それは立派な凶器だった。
見えない攻撃範囲に対応するため、アサシンはどうしても大きく距離を取らざるを得ない———!
「狙うなら攻撃直後かな。防御をしてくれないんじゃ、防御に付け入ることはできない」
ヴァッシュはハルクの戦い方から活路を見出す。
人間と同じような形状をとっている以上、近接打撃には大きな体重移動を必要とする。
それはどうしたって隙になり、有効打を与えることができるとすればそこだと。
「問題はあの堅さだ。銃弾の通らない相手にどう太刀打ちするか———」
『それならば問題ない。私に任せろ』
「そうよ。悪いけどこいつは校舎を全壊させるほどの攻撃力を持ってるのよ?サーヴァントの一人や二人、破れないわけないでしょう」
「そうか、じゃあぼくはあのヒーローと協力して隙を最大限に活かせるよう努力しよう」
二人のサーヴァントは、構える。
「またあのニンジャ…?バーサーカー!何やってるの、はやく殺して!」
「■■■■■■■■■——————!!!!」
バーサーカーは少女の為なのか、己のためなのか、それとも理由などないのか、とにかくその肉体を振るう。
肉体と呼ぶにはあまりにも醜く、重鈍で、恐ろしいモノ。
道路を割って。木を薙いで。岩を砕いて。空を引き裂く。
しかしそれでも、アサシンには追い付かなかった。
「———————」
アサシンは無言である。
通常のアサシンならば何でもない事だが、この忍者の無言はとても珍しい。
先ほどから徐々にとはいえバーサーカーとの距離も詰まっているし、喋れないのも無理はないが———
「———————————」
その眼差しから、恐怖は感じられなかった。
それでも、敗北は近づく。アサシンの足がとまる————!
バーサーカーはそこに目がけて渾身の打撃を振り下ろした————!
「見切ったああああああ!!!!」
アサシンの怒号ともとれる掛け声。
無言も、徐々に距離が詰まっていったのも、足を止めたのも、アサシンがおいつめられたから———ではない。
無言は集中していた証拠。
徐々に距離が詰まっていったのは、風圧の攻撃範囲を見計らっていたから。
足を止めたのは、————反撃に転じるため!
全力全速の足払い。倒すための攻撃ではなく、繋ぐための攻撃。
足元に浮かぶ《炎》の文字とともに、バーサーカーが揺らぎ、体勢が崩れる。
そして、さらに。攻撃直後の隙。ここを狙っていたのはアサシンだけではない——!
バーサーカーの腰と膝を一発ずつ、アーチャーの銃弾が叩く。
バランスを崩すためにおよそ最適と判断できる打撃点。『不殺』を信条とした英霊ならではの狙撃技術。
「■■■■■■■■———————————!!」
大きな音をたて、バーサーカーが地面に両肩をつく。
しかし殺意は消えていない。両手で体をおこそうと————
『そのまま寝ていろ』
空中。
キャスターが両手を腰の横で構えていた。
集中する力は念動力ではない。
人はそれを様々な名で呼ぶ。
思い。心。魂。生命力。——————必中の念を込めた波動の力!
ハ ド ウ ダ ン
『「悪意への対抗」』
波動は肉体を超え、精神を直接打撃する。
一応これだけ
また夕方ごろに来れたらくる
おつー
素直にタイプ一致の技打っときゃいいものを・・・
風林火山は《火》だし、自分に攻撃を自分に集中させているのだってなんだよ……
恥ずかしいな
んんwwwwwww格闘タイプにハドウダンはありえないwwwwwwww
かくとう・あくの可能性
ミュウツーの経験値ェ
狂化セイバーってなんかいいよな
ガッツとかアンデルセンとか
義を見てせざるは勇無きなりとは流石はバング殿でござるな
暴走ハルクは手に負える気がしねー
素直にサイコキネシスしてれば……
ミューツーの技はサイコブレイク雷吹雪大文字が思考なんだよなあ
ドリフターズ版ジャンヌとか、島津豊久とかセイバーにだしたいな
ジャンヌはセイバー、バーサーカー、キャスターの三重複してそう
さすがバング殿かっこいいでござるな!!
さすがバング殿は見事ズェア
「■■■■■■■■■——————!!」
効いていない———わけではないのだろう。
実際にバーサーカーは肩で息をしているし、その巨躯もふらふらと揺れている。
しかし、揺れているということは————すなわち立ち上がったということだ。
あれだけの力を、まさにエネルギーの塊を精神にうけてなお、屈することなき生命力。
それはバーサーカーの宝具の性質に起因する。
パワード・ハルク
『繰り返す惨劇』。
怒りの総量に応じて攻撃性、耐久性を大いに増す、彼の精神の象徴。
ダメージはすぐさま怒りに変換され肉体の回復を促す、まさに永久機関———!
「■■■■■■■■■————!!」
『やはりサイコブレイクを選択すべきだった。小娘、貴様のつけた枷は状況の悪化しか招かない』
「うるさいわね!仕様がないじゃない、あなた放っておくと全部構わず壊すでしょ!?」
「—————バーサーカー。もういいわ。帰りましょう」
どういう心変わりなのか、イリヤスフィールが背を向ける。
バーサーカーの姿が徐々に消えていく。
「どういうつもりよ、イリヤスフィール」
「別に?三人掛かりでこのざまじゃ、バーサーカーを倒すなんて出来っこないもの。シロウにはもっと力をつけてもらわなきゃ張り合いがないわ」
つまり、現在の実力では殺すにさえ値しないということ。
弱い者を虐殺する趣味を、この少女はもち合わせていない。
「じゃあね、シロウ。わたし以外に殺されたら、承知しないんだから」
その笑顔は、ひどく場違いだった。
新都[ビル街]
「『うん。大体の地理は理解したかな。学校が吹き飛んでいたのには流石に驚いたけど、それ以外はなんてことのない普通の町だ。』」
わたしはランサーと新都に来ていた。
聖杯戦争のために地理について知っておきたいと言ってきたのはランサーだ。
だが、ゲームセンターに寄ったりクレープを食べたり、本来の目的と外れている気のする道中だった。
「よくある町ですか。ランサーはてっきり戦争時代の英霊かなにかだと思っていたから、意外です」
この男の学生服は軍服のように見えなくはない。
たしかに自己申告では学生の身分だったが、ランサーはとにかく嘘つきなサーヴァントである。
「『違うよ、僕はこの時代の英霊だ。確かに別の世界線から呼ばれてはいるけれど、この世界と大きな差異はない。』」
「『だから霊体化も出来ない。死んでいないのだから当然だ。』」
「生きた英霊—————そんな話訊いたこともありませんでした」
「『まあ、話半分に聞いとけよ。僕を信用しちゃあ、駄目だ。』」
「『さて、これからどうする?デートの予定は大体済んだし、ほかに回っておく所とかある?』」
このサーヴァント、いまなんて言いました?
「デ、————デート!?」
「『あれ、気付いてなかった?ゲーセンとかクレープとか、明らかにデートじゃん。』」
全然気づいてなかった。
ああ、確かに言われてみればデートだ。
個人的にはデートコースにゲームセンターはどうかと思うけど、そういうこともあるだろう。
「な、なんの目的で———」
「『親睦を深める目的と、僕の私利私欲で。こんなに可愛い女の子と一日デート出来たんだ。ここで死んでも悔いはないさ。』」
「『ふふ、赤くなってるぜ。照れてる桜ちゃんも可愛いなあ。』」
今日はここまで
早めに睡眠する
乙
ええな!
乙ー。
このまま行ったら桜さん先輩のこととかどうでもよくなってまうで
おつー
やはり球磨川はオッパイすきー
球磨川はどっちかというとロリに弱いけどな。
桜はなびいて欲しくないなぁ・・・
マジ面白いわこれ
風林火山が楽しみだ
すまん
許すよ
ハルクの■■■■■ー!!!はわりと余裕で脳内再生できるなぁ
テレキネシスで頭周りにだけ水纏わり付かせたりできるのかな
はたいた。全力で、はたいた。
ランサーには申し訳ないけれど、正直照れ隠しだ。
「『——い、痛いよ桜ちゃん!謂れなき暴力には馴れてるとはいうものの、痛いは痛い……。』」
「へ、へんな冗談言うからじゃないですかっ!」
「『……。まあ、そういうことにしておくか。からかってごめんね?』」
このやけにあっさりした態度はなんだろう。
女心をわかっているのかそれとも全然わかっていないのか、わたしにはランサーがわからない。
わからなくても———いいけれど。
これはきっと、彼なりの優しさなのだから。
「『それに、「影」じゃなくて僥倖だったというべきかな。あれを喰らったら、僕であろうとひとたまりもない。』」
「『手加減してくれてありがとう。感謝感激雨霰だ。』」
そう。———『影』———である。
ランサーの宝具、『劣化・穢れ無き螺子』の効果により、わたしの魔力を啜っていた刻印蟲の大多数は『なかったこと』になった。
取り除いたのではなく、はじめからそこにはなかったことになったのだ。魔術回路が傷付かないのも当然だった。
その結果、わたしは魔術を扱うことが出来た。
わたしの持つ『虚数』と、間桐の『吸収』を掛け合わせた『影』。
ランサーの神が如き宝具には遠く及ばないけれど、わたしのささやかな戦闘手段だ。
「『及ばない、っておいおい。そのスキルは僕のなんかよりずっと戦闘向きだろう。』」
彼はこんなふうに謙遜していたけれど。
「『行くところが無いのなら、さっそく目的のために行動しよう。』」
「『間桐臓硯。遠坂凛。間桐慎二。このうちの誰を、とりあえずの標的とする?』」
話題の切り替えのはやい人だ。こういうところも、のろまなわたしには丁度いい。
姉さんはいつも、数歩先を進んでいた。
先輩はいつも、後ろから見守ってくれていた。
だけどランサーは、そんなに遠い場所からではなく。
わたしの横で倒れそうなわたしの肩を、優しく支えてくれている。
「————お爺様を最初に相手取るのはリスクが大きすぎます。同様の理由で、兄さんを相手にするのは避けたい———」
つまり。
「『ターゲットは遠坂さんだね。ずば抜けたエリートって感じで、実に螺子伏せがいのある相手だ。』」
少しだけ姉さんにも、わたしの不幸を分けてあげよう。
今日は寝込んでたから書き溜めてない
一応更新したってことでここはひとつ
乙
また勝てなかったまた勝てなかったと言ってボコボコにするのが球磨川クオリティ
おつ
桜には敗北フラグどころか勝利という定義すら存在しない状況なのがまた……
めだかボックス、ついに終わっちゃいましたね
衛宮邸[居間]
アサシンはマスターの下に帰って行った。
同盟の話はとりあえず持ってかえって、マスターをここに連れてくるそうだ。
こんなにややこしいことになったのも遠坂がアサシンのマスターと面識があり、信用できない相手だったからだそうだ。
サーヴァントの召喚には相性が必要なのだから、あのアサシンのマスターを信用できないというのは、単に遠坂がそいつを嫌いなだけじゃないだろうか。
「遠坂。いい加減アサシンのマスターを教えてくれよ。俺も知っている奴なんだろ?」
「………。はあ…。そうね、どうせ遅かれ早かれ知ることになるのだし」
遠坂が頭をおさえて溜息を吐く。
心底うんざりした、面倒そうな顔だ。
「間桐くんよ。間桐慎二、彼がアサシンのマスター」
「————慎二、って、あの慎二か!?」
「そうよ。遠坂、アインツベルンに並んで、一応間桐も始まりの御三家だもの。もっとも、今は廃れているけどね」
「間桐は、魔術師の家系———ってことは、桜も!?」
「それはないわ。魔術は一子相伝。間桐くんがマスターだったということは、桜にその術が受け継がれているわけは—————」
警告音が響く。衛宮家の結界が反応した。
「——————敵襲か!」
衛宮家の門の下。
そこにいたのは見慣れない学生服の男と————————
「——桜————?」
確かに桜だ。そのはずだ。でもなぜ。
なぜ、桜と桜の連れてきた男に、結界が反応する!
「衛宮くん。アーチャーを呼びなさい」
「———遠、坂?なにいってるんだ、桜は敵なんかじゃ———」
「どこまでお人よしなのよ!あなたのお父さんが作った結界が信用できないっていうの!?」
「でも!桜は魔術師じゃないんだろ!?おかしいじゃないか!なんで桜が聖杯戦争なんかに———」
「うるさい!後で説明してあげるから今は黙ってなさい!!」
そのやり取りを桜は無表情で、学生服の男は嫌味な笑顔で聞いていた。
「『初めまして。僕は球磨川禊。混沌よりも這い寄る過負荷、球磨川禊だ。』」
「『といっても、警戒する必要はない。僕は至って温厚だ。君たちを手にかけるつもりはないよ。』」
「『そもそも争いはなにも産まないんだからさ。やるだけ不毛だろう?』」
なにを言っているんだ。衛宮家の結界は敵意に反応する。
争う気が、無いわけないじゃないか。
「用事があるのは姉さんだけです。———まさかとは思いましたが、本当に先輩の家にいるなんて——」
桜の無表情に感情が宿る。
許さない。許さない。許さない。許さない。許さない。
「『まあ、落ち着けよ桜ちゃん。僕たちはあくまでも————ぐあああひぎいいいいいいいい!!!!』」
喋りだした学生服の男が、突然悲鳴を上げる。
左腕。学生服の男の左腕が、肩から離れて地に落ちる。
「————ランサー!」
『……弱すぎる。貴様それでもサーヴァントか』
「『痛いいいいい、なんて奴だ!出会いがしらで襲いかかってくるなんて!常識が無いのか!最低だぞ!』」
ランサーと呼ばれたサーヴァントはのたうちまわる。
キャスターが少し指を振るだけでこのありさまだ、サーヴァントというにはあまりにもお粗末で———
「遠坂!なにやってるんだ!よく確かめもしないで攻撃なんて!一般人だったらどうするんだ!」
「キャスター!あなた、また勝手に行動して!」
『敵対の意思を貴様から感じたのでな。…どうも貴様とは反りが合わん』
痛みで倒れるランサーを、桜は見ているだけだった。
一応声はかけていたが、本当にそれだけ。
駆け寄ることもせずに————
「—————!!——衛宮くん危ない!」
遠坂が俺を突き飛ばす。
一瞬意味がわからなかったが、すぐに理解する。
俺がさっきまで立っていた場所に、影の沼が出来た。
「桜……!あなた魔術を…!」
「『———惜しかったね。あれで遠坂さんが「影」に飛び込んでいてくれていれば、それで綺麗に終わっていたのに。』」
「————な、なんでお前———腕が———」
———繋がっているんだ。
いや、それどころか。腕どころか、服も、疲労も、全部———
———まるで無かったことになったみたいに。
「———治癒能力。そういうことね。やけに弱いのも、宝具がその分強力だから、か」
「『違うよ。僕は否定する。なーんて。一度言ってみたかったんだ、この台詞。』」
ランサーは遠坂の台詞を、そんな調子で遮る。
「『治癒能力のように前向き的な能力が』」
「『僕のような負完全から生まれるわけがないだろう。』」
「『僕はただ、最強のポケモンの一撃を。』」
「『僕が為すすべもなく転げまわったという事実を。』」
「『「なかったことにした」だけさ。』」
「『「すべて」を「なかったこと」にする。』」
「『それが僕の「大嘘憑き」だ』」
「『もっとも、劣化してはいるけどね』」
はい、とりあえずここまで
続きが気になってしょうがないよぉ
うおおおお!球磨川かっこいい!!!
桜もこのまま改心なんかせずに突き進んでほしい
この陣営いいコンビ
いつでもへらへら笑っているのが過負荷
ヴァッシュとクマーがどんな会話するかも楽しみだ
乙
乙
いきなり能力明かすとかどんだけ縛りプレイが好きなんだ裸エプロン先輩
いや、改心後だから多少正々堂々になったのか?
能力解説はいつだってするぞ球磨川
今見つけて追いついた
セイバー枠はファウスト先生かBASARAXの毛利で
クマー先輩が能力解説するのは「こんなスキル相手にどうすりゃいいんだ…」みたいな顔を見たいからだと自分思ってる
ずっと「何でランサーなんだ……?」
とか思ってたけど螺子だからか
>>416
螺子と槍って似てるよね!
突き刺さればいいんだろうな
ヴラドとか杭だし
演りと槍をかけている説
なかった事にするって普通に魔法クラスっていうか魔法越えてるかもね
ゼル爺でも一度起きた事象をなかった事には出来ないんじゃね? なかった様にする事は出来ても
>>420
魔法ってのは魔術でも科学でもできないことをそう呼んでるわけで
魔法クラスってのは同意するが超えるってのはちとおかしくないか
>>421
まあ越えるっていうのは比喩だけど、ゼル爺でも出来ない事だと思う
完璧に元通りに直す事は出来ても何かが起きたって事実は無くならない
大嘘憑きは何かが起きたって事実自体をなかった事にしてる
これはいくら何でも出来ないかなって思った
そりゃ魔法にも種類がありますしおすし
「『大方、魔法みたいだとか奇跡みたいだとか、そういう的外れの解釈をしているだろうから訂正をいれておくけどね。』」
「『僕の過負荷はそんなに良いものじゃあないし、便利なものでもない。』」
「『なんたって取り返しがつかないんだぜ。行使したらそれっきりの一方通行だ。』」
「『たとえば、こんなふうに。』」
そう言って、ランサーはキャスターに近づいた。
スタスタと、まるでよく知った通学路を歩くような調子で、敵陣の真っただ中を敵に向かって進行する。
腕が飛ぼうが。足がもげようが。首が落ちようが。胸に風穴が開こうが。次の一歩を踏み出して。
踏み出したときには、何事もなかったみたいに平然と笑っている。
ついにキャスターに手が届く位置まで来て、それはつまり遠坂に手の届く位置ということだが、そこまで来て。
それぞれに手をかざしながら、言う。
「『反りが合わないと言ったねキャスターさん。確かにこんな雁字搦め、君には全然似合わない。』」
「『解放されたいかい?されたいだろ?されたくなくてもしてやるよ。自由は刑罰だ、嫌々受け取れ。』」
「———あ、あなた、何を————」
俺も遠坂も動けない。恐怖と嫌悪で足が竦んでしまっている。
キャスターは攻撃を無駄と判断したのか、ランサーの言葉を静かに聞く。
そして、桜は—————笑っていた。にやにやと、艶めかしく。
「『————「劣化・大嘘憑き」。君たちの主従契約をなかったことにした。』」
「『キャスターさん。これでお前も自由の身だぜ。』」
『———ふん、感謝はしないぞ。悪魔め。』
「『悪魔って、酷いな。僕は悪くない。』」
キャスターは姿を消した。
俺にはまだ状況が掴めていないけど、遠坂の表情を見れば、よくないことが起きたのは分かる。
姿を消す、この言葉が持つ意味が、今までとは別物だ。
「————あ、あ、あ、————キャスター———いや、よ————」
「『なに泣いてんの?思い入れなんて無かったくせに。』」
「『思いの強い関係を、僕は引き裂くことができないんだぜ?なかったことに出来た、ってことはつまりそういうことだ。』」
「『所詮、一流の魔術師にとってサーヴァントは道具でしか無いってことさ。』」
「『きっと今頃キャスターなら他の、もっと反りの合うマスターを見つけて楽しく一杯やってるよ。』」
「『その方がきっとしあわ————』」
ランサーは最後まで言えなかった。
銀の銃身から放たれた弾丸が、彼の肩を貫いたからだ。
「こんなときに、死なない相手にさえ手加減してしまうのはいかにも僕らしいけどね———」
赤い服の金髪は、遠坂とランサーの間に立ちふさがる。
「———人間相手に、ここまでムカついたのは初めてかもしれない」
やべえ、球磨川動かすの楽しすぎ
寝ますわ、また明日
乙
クマーと聖杯戦争の組み合わせは本当に見てて面白い
乙
普通は書いたら色々言われる様な事でも「球磨川ならしょうがない」みたいな感じで書けるからね、楽しく書けるよね
ミュウツーの逆襲がはじまるのか
乙ー
乙
そりゃ遠坂のサーヴァントは嫌だろうなwwwwwwwwww
球磨川先輩なら聖杯戦争をどうしようも無いぐらいに掻き回した後、聖杯戦争自体を『なかった』事にしそうだね、戦争で出た犠牲はそのままにして
やっと聖杯だ!みたいになった時に聖杯を『なかった』事にして
『ここまで大変な事になったのは聖杯があるからなんだよね!』
『聖杯がなかったら僕も召喚されなかったし、だったら最初から『なかった』事にした方がいいよね!』
『でもまた似たような物作られても困るし、犠牲はそのままにしとくよ! それならもう聖杯なんて作る気にはならないしこれで皆幸せだよ!』
とかやらかしそう
>>430
聖杯ほど強く想われてるものはねぇよ・・・
>>430
どっちかと言うと聖杯よりも聖杯によりもたらされる結果…つまり根源が大事って感じだし(もし他の方法でより確実に根源にたどり着けるなら、聖杯はいらないらしい)聖杯そのものはあまり強くは想われて無いんじゃね?
フリーダムミュウツーがヤバい
ヴァッシュには頑張ってほしいけどマジでどうしようもないぞこの組み合わせ
……あっ、スレタイ
(一応)主人公なのにこの影の薄さ…
だってアサシン
いや、彼は目立っていたでござるな
気配遮断:若布
>>433
そりゃ詭弁ってやつだぜ?
>>437
球磨川と言えば詭弁やで
球磨川が面白過ぎる。正直こんなスレなると思わなかった。>>1乙
>>438
実際問題、聖杯でしか解決できない願いを抱えてる奴がいるのにその詭弁で聖杯自体をなかったことにできると思う?
私見でいいから聞かせてくれ
聖杯そのものはともかく、汚染はなかった事にできるだろうな。
アンリマユ、強い意思があって汚染してるわけじゃないし。
単にいるだけで汚染してるだけ。
アンリマユの存在そのものはなかった事にできなくとも、汚染はなかった事にできる。
球磨川は能力的な意味でも性格的な意味でも槍たい放題出来るからね!
だがキャラの性質上、約束された敗北があるという……わけがわからないよ
「来い!遠坂!」
ヴァッシュの登場により精神的な拘束から解放された俺は、遠坂の腕を引っ張って家へと連れ込む。
ヴァッシュ一人にランサーの相手をさせるのは避けたかったが、ここは信用しよう。
遠坂を、静かに涙を流している遠坂を、放ってはおけない。
「—————無茶はするなよ、ヴァッシュ」
返事は聞かないまま、俺は玄関の扉を後ろ手で閉める。
—————————————————————————————
「無茶はするなよって、それをぼくにいうのかシローくん」
アーチャーは自分にしか聞こえないような声でそう呟いた。
彼は生前のある出来事から『不殺』の信念を抱えている。
相手が人間である限り、どうしても生かそうとしてしまい、それは敵であろうと揺るがない。
そもそも、生き方自体が無茶みたいなものだった。
「女性を泣かせて楽しいか」
「『それはお前のマスターに言えよ。』」
ランサーが腕を振る。
攻撃に四本、逃げ道潰しに九本、計十三本の螺子の同時投擲。
対するアーチャーは、銃のグリップ部分と靴底でそれらを捌ききった。
「『わお。格好いいな、僕なんかじゃあ及びもつかない。』」
「———ランサー、わたしが戦いましょうか?」
「『いや、桜ちゃんは逃げろ。戦略的撤退だ。』」
「『確かに僕より桜ちゃんのほうがサーヴァントを相手にし易いし、僕より桜ちゃんのほうが基本的に強い。』」
「『だけど今日は勝つことが目的じゃないんだ。お姉さんの最高の、砕幸の顔が見れたってことで満足してくれ。』」
「『それに、万が一桜ちゃんが絶命したら僕は一溜まりもない。桜ちゃんの絶命をなかったことにする間もなく消滅するだろうぜ。』」
「『僕の個人的なポテンシャルなんてそんなもんさ。』」
「————わかりました。ふふ、たしかに良いものも見れましたし、満足です。ランサーがそう言うのなら大人しく帰りますね」
「『うん。しんがりは任せろ。』」
間桐桜は明るい笑顔のまま後ろを向き、門に向って数歩進んだ所で、何かを思い出したように振り向いた。
「——そうだ。アーチャーさん、先輩に伝言を頼まれてくれません?」
「……言ってみなよ」
「ええ。—————今までありがとうございました、と、そう伝えておいてください」
それだけいうと門に向き直り、なんでもない普通の調子で、衛宮邸の外に出て行った。
それに対するアーチャーとランサーの反応は対象的で、苦渋の無表情と無関心な笑顔。
これでは、どちらが人でなしかわからない。
「しんがりを務めるって、具体的にはなにをするんだ。ぼくはお前を追う気はないぞ」
「『それは言葉の綾だよ。そうだなー。どうしよっか。』」
「『精神的な被害はもう十分与えたし、戦線も打撃できた。となると、あとは物理的なダメージだけ———がああ痛いいいいいい!!!』」
銃弾がランサーを貫通する。悲鳴は上がるがすぐ元通り。
「いい加減にしろ。ぼくは珍しく怒っている」
「『いい加減ってどんなかんじだよ。バランス的には物理——あああああ肩がああああああ!!!』」
銃弾がランサーを貫通する。
「『じゃあこういうのはどうだい?僕の腕を一本やるよ。その代りきみのマスターの——ひぎいいいい!鬼!悪魔あ!!』」
銃弾がランサーを貫通する。
この後も繰り返し、何度も、何度も。
何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。
腕を。足を。耳を。
腹を。鎖骨を。肘を。膝を。腰を。—————眼球を。心臓を!眉間を!!
「はあ、はあ、はあ、はあ————」
銃を握るアーチャーの手が震えていた。
額には汗が。目には涙が浮かんでいる。
「『なあ。お前、いま何回殺した?』」
そんなふうになっても、この地獄は終わらなかった。
ランサーは諦めてくれなかった。
「『少なくとも二回は確実に殺した。意思を持って殺した。僕は人より弱いから、割増で計算した方が正確だけどね。』」
「———はあ、はあ、———違う———。おまえは、生きているじゃないか———!」
「『そうだね。感謝してよ?僕がなかったことにしなかったら、お前人殺しになってたんだぜ。』」
「———————う、うううう————」
「『泣くなよ。大の大人が情けない。』」
「『さーて、諦めた諦めた。これ以上殺されたらたまったもんじゃない。』」
「『僕は惨めに敗走させてもらうとするよ。』」
「『あーあ。勝つことが目的じゃなかったとはいえ、やっぱり悔しいなー。』」
「『また勝てなかった。』」
敗走だなんて、とんでもない。
実に堂々とした様子で、球磨川禊は去っていく。
とりあえず一旦中断
今日もう一度来るかは不明
ヴァッシュさん容赦ねぇ
ヴァッシュさんって実はかなり過負荷な精神だから球磨川気に入りそうだな
すごく球磨川らしいな
生前一回破ったとはいえ
ヴァッシュの不殺二回破らせてるよ球磨川。
ゾンビ見たいな奴の相手はウルフウッドが相手したからな。
>>452
リヴィオと別人格のラズロな
胴体千切れても生えてくるってチート過ぎる……
ま、それ以上の変態糸使い相手にしたけどな。ヴァッシュさん
普通こういうのって聖杯のシステム上魔翌力を消費するんだろうけど、消費した事自体を『なかった』事にしてるんだろうな
桜の魔翌力普通に使ってるんじゃない。
桜、虫に魔翌力奪われなければ化け物級のマスターだし。
たぶんすんごい低燃費だろうな。
あと、桜はセイバールート、凛ルートより現状幸せだろうな。
そして原作桜ルートの方が今より桜たち悪いからな。
でも笑って死にそうだよw
おらワクワクしてきた
桜はこっちのが好きやな。ヒロイン外れてボス側に行っとるw
>>454
過負荷ってのはどちらかというと体質の延長線みたいなものだし、呼吸と同じ扱いなんでね?
だとしたら相当チート気味てるな
ボス系ヒロイン…メガ林桜子…
ヒロインがボスか……
だいたい、いつも通りの型月の芸風だ。
桜クマーの良すぎるぜ
ランサー 槍じゃなくて螺子
アーチャー 弓じゃなくて銃
ライダー 乗り物あるけど非戦闘用
キャスター 魔翌力じゃなくて念力
アサシン 目立つ
よく考えればまともなのバーサーカーだけか
それでもセイバーなら……セイバーならきっと
剣にイスラかレックス先生推そうと思うが
両方ともトラウマ持ちだし、球磨川さんに簡単に折られちゃうよな
カルマルートの先生なら兎も角
エクスカリバーをよぼう
あのランサーに精神的な意味で対抗できそうなセイバーか…
ウテナとかどうだろう?きっと心折られても立ち上がってくれるぞ
GGのジョニーを推したい
いっそ喋らない人選
シグルイの藤木源之助とか。完璧に俺の趣味だけど
アヴェンジャー枠とかセイヴァー枠とかあっても面白そうだな
そこでラスボスに波旬でも…
セイバーにはギルティギアのロボカイを推薦
道場六三郎はセイバー適性ありますか
昨日結局これなかったわ
セイバー安価はもちろん出すけど、ギル枠はもうこっちで勝手に決めてるからね
安価スレなのにスマソ
僕が衛宮邸にたどり着いたときには、遠坂と衛宮の戦線は半壊していたと言っていい。
衛宮がマスターであることにも驚いたが、そんなことがどうでもよくなる程の衝撃だった。
衛宮のサーヴァントは戦意をまるで喪失していたし。
遠坂のサーヴァントに至っては、契約自体が喪失していた。
辛うじて喋る気力の残っている衛宮にわけを聞くと、とんでもない答えが返ってくる。
「桜———だって?あの桜がサーヴァントを連れていたのか!?」
「ああ…。魔術を受け継ぐのは一家で一子だけ——おまえがいるのに、桜は魔術を使っていたんだ……」
「あいつ………!どこまで僕をコケにする気だよ!」
「桜は、魔術を使って—————遠坂を殺そうとした」
「…殺そうと、って———はっ。なるほどね。そういうことか、あいつもとうとうそこまで堕ちたわけだ」
「————何か、知ってるのか。慎二」
桜は間桐の後継者だ。だけど魔術の手解きなんか受けちゃいない。
鍛錬と称して桜がどんな目にあって、どんな人生を歩んできたか。それが誰のせいなのか。
いっそのこと、衛宮に全部話してしまおうか。
「わかった、全部喋ってやるよ。話してて気分のいいものじゃないから、手短にいくぜ?」
僕は全部話した。
桜は衛宮にこのことを隠していてほしかったらしいが、敵対した今となっては最早関係ないだろう。
「———っと。こんなところだな。何か質問はあるかい?衛宮」
「———————質問は、無い。———だけど、言いたいことなら山ほどあるぞ」
「や、やめろよ。僕に当たるのはお門違いだろ?とめようとしていたら僕はジジイに殺されてるかもしれなかったんだぞ!?」
「————くっ…!」
「とめられるなら僕だってそうしたさ!あいつさえ、あいつさえいなければ僕が間桐家の次期当主だったのに———!」
「……まさかお前、そんなくだらない理由で桜に当たっていたのか!!」
「悪かったとは思っているよ!だけどな衛宮、くだらない理由なんかじゃない!僕にとってはそれが全てだったんだ!!」
「———てめえ!!!」
殴り合いの喧嘩になる直前。
それを止めたのは襖の開く音だった。
「—————やめなさい、みっともないわ二人とも」
「————遠坂。もう、大丈夫なのか?」
「ええ、お陰様でね」
「間桐くん、こんにちは。わたしがするべき説明をしてくれてありがとう」
「——ふん、別にいいさ。その程度で感謝するなんてお前らしくもない」
「ええ、正直まだ応えているわ。キャスターが強いサーヴァントだっただけにね」
今にも泣きだしそうな弱々しい笑顔。
不謹慎だが、ちょっと可愛いなと思う。流石遠坂である。
「でも、その程度。たしかにランサーの言う通りかもしれないわね、わたしはあいつの強さにしか興味を持ってなかったから、悔しいし恐ろしいけど、悲しくはない」
衛宮がなにか言いたそうな顔だが、自重しているみたいだ。
懸命だと思う。衛宮にしてはよく空気をよんでいるじゃないか。
「なあ、遠坂。これで聖杯戦争を諦めるつもりはないんだよな」
「なに言ってるんだ、慎二。サーヴァントがいない以上、諦めざるを得ないんじゃないのか?」
「いいえ、サーヴァントを失っても、マスターの権限を失った訳ではないから、諦めるにはまだ早いわ。それに、現時点では抜け道がある」
衛宮が首を傾げる。ここは僕から教えてやろう。
「アサシンに調べさせた結果、サーヴァントは未だ6騎しか召喚されていない。最優良クラスのセイバーが、現界していないんだ」
サーヴァントの二重召喚は誰もが考えるが、魔力供給が無茶になるために誰も実行しないそうだ。
つまり、二騎目のサーヴァントを召喚すること自体は可能だということ。
そして遠坂には、現状サーヴァントがいない。
つまり。
「遠坂はセイバーを召喚することで、再びマスターになれるのさ」
とりあえずここまででござる。
なん……だと……!?
おつ、とりにいくぞー
うーん、こんな展開だと凛を速攻で裏切るセイバーだしたい。
明智光秀とか
ここで紅茶出してUBW編を………いや、アルトリア出して球磨川に心折らせてオルタ化させる方が面白いか
全く別の誰かに先越される展開も捨てがたいのですが
ソウルクレイドルの喰世王とか
梅澤俊郎で狙いにいきたい
乙ーそういう展開か。バカでド根性のバング兄貴がいればッ!
それより凛か…葛木ならエクスカリバー(子安)狙ってたが
神父でのWジョージで人間賛歌も密かにだったが
ラスボス格は決めてくれた方が確かに話として安全だな
渋い方のアーカードをセイバーに…!
戦国BASARAの織田信長喚ぼう。
裏切りと言ったら横山三国志から呂布
ここでテイルズオブデスティニーのリオンだろ
セイバーか怪しいけどシックス出したい
逆に絶対心折れない、あるいは心を持ってないから折ろうにも折れない剣士はおらんかねぇ〜
概念英雄ブロントさん
ドリフターズの島津豊久かな
>>488
「ロボカイ」ナラロボダカラ心折レ無インジャ無イカイ?
>>488
ネウロならイビルメタルで一応セイバーいけるし、球磨川相手にしても心折れる事はないだろうが…
他の鯖が勝てる未来が見えない
我が名はカイム!
心の折れないセイバーとしてアンデルセンを推す
作家じゃなくて殺課の方のね
>>488
何千年も第六天とせめぎあいしてた夜刀なら、多分心は折れない…
>>488
やはりガッツだな
漫画界屈指の不幸な生い立ちと、最悪の鬱イベント「蝕」を乗り越え恋人を発狂させられてなお折れずに復讐を誓い旅する、数多の大剣使いの元ネタ
こいつきっと幸運Eだな
勇者ロトとかアレン・ウォーカーとか湊斗景明とか
>>488
騎士ガンダムさん
三つも宝具(神具)持ってるぞ!
神性もあるしカリスマもある
折れないって言うなら九郎ちゃん呼ぼうぜ
魔を絶つ剣を執るものだからセイバーでいけるだろ
この連中相手だと弱いかもしれんが、緋村剣心とか強くてもいいなら赤屍みてみたいなー
首領パッチ
>>500
赤屍とか出禁レベルだろww
と思ったがハルクなら勝てる可能性無くもない?
と言うかハルクどうすんだこれ……
>>500
俺は赤屍さんを推すぜ!
赤屍さんは謎の理論で死なないじゃないか……
凜ちゃんさん的には心が折れても立ち向かうキャラが似合うと思うんだ
>>502
そこはハルクを知ってる士郎がなんとかするんだよ、きっと
剣ならオンドゥルとか、今代のプリキュアで…!
甘ちゃんヒーローがメンバーにいるんだからリアリストな人がいいんじゃないかな
キング・ブラッドレイとか?
美神令子が出ないのは意外。これしかねぇだろと思ってたのは俺だけだったか
凛だけでもうるさいのに更にうるさいのがw
>>480
いや、確かに心を折られる場面は想像できないけど
その人球磨川以上に気紛れな上に、面白いからで世界を無に還した危険物じゃないですかー!
俺もガッツ出したいけど仕事で安価取りいけそうに無いわ
ゴールデンウイークとはなんだったのか
心が折れないセイバー…
エークスカァリバー♪ エークスカァリバー♪
子安カリバーは帰ってどうぞ
アンデルセン「エークスカァリバー♪」
あのエクスカリバー呼んでイライラする凛も見てみたい
切嗣がセイバーとして子安カリバー喚ぶって動画とSSがあったな
動画はCMパロでとにかく歌いまくってた
SSはルールさえ守ればかなり強力な道具になるって話だったけど、切嗣の精神が先に持たなくなってたw
アイツ設定的に旧支配者の怒りの狂気を司るとかだからな
無敵で誰でも使えるけど死ぬほどウザイっていう一点で誰も使えないという
>>487
肉体改造した武器商人だから一応殆どの座の適正はあるんじゃない?
五本指のスキル&アンリマユ(笑)な絶対悪、聖杯戦争するかすら怪しいな。
>>492
こんなSSあった
http://elephant.2chblog.jp/archives/51931303.html
>>508
アニメで出てきたブラッドレイ→隠居手前のおっさん
Fateで呼ばれるサーヴァント→全盛期時代の英霊
どう見ても化け物誕生です本当に(ry
>>516
すまん。そのSSのURL貼ってもらえないか?検索したがSSの方だけ見つからん。
そうだ、超魔王を呼ぼう
協会の一室、二人の男が対面して椅子に腰かけている。
片方は陰鬱な微笑を顔に浮かべている神父。
もう片方は、漆黒のスーツに身を包んだ痩身痩躯の緑髪だった。
「なあ、言峰ちゃんよお。そろそろ第5次のサーヴァントが出揃うころじゃねえか?」
「恐らくはな。衛宮士郎がアーチャーを召喚した今、残るクラスはセイバーのみ。それも今夜には呼び出されることだろう」
「ヒャハハハー!!10年待ったぜこのときを!予定外のモンも紛れ込んじゃいるが、あいつは放っといても自滅するだろうし問題ねえ!」
「『完全なる碧』を手に入れることで、貴様の望みは叶うのだったか」
「圧倒的な力の塊である聖杯を浄化し、その中身を『碧の魔導書』に組み込む!タカマガハラなんざ余裕であしらえる代物だろうぜ!!」
「私はもちろん協力するが、わかっているのだろうな。ユウキ=テルミ」
「あーあー、わかってるつーのうるせえな!俺がお前に愉悦ってもんを教えてやる!ヒャハハハハハハハ!!!」
テルミと呼ばれた男は、大声で狂ったように笑う。
言峰綺礼は、最初から狂っていたかのように、静かに笑った。
7人のマスターに、7騎のサーヴァント。
第五次聖杯戦争の幕が上がる。
セイバー>>525
アティ
かそく
ブロントさん
ロックマンゼロ
オルステッド
美神令子
プロトの中の人繋がりか
kskst
ソラ (KH)
メタルせっさん
ロボカイ
剣崎一真
赤屍
ギグ
うぅむ、ゼロ取れなかったか・・・
ソラまで安価下しますがいいですかすみません
ギル枠あいつか
凛ちゃんさんはまたフラグ立ってる鯖を
幸運補正に定評のある凛ちゃんさんでも流石にこれは幸運E
と思ったら主人公(本物)か
別にいいよー
大丈夫だ、問題ない
おkおk
寧ろGJ
>>518
http://maoyuss.blog.fc2.com/blog-entry-1158.html
まとめサイトのだけど見つけてきた
ま、しゃあないか。
おけー。
また魔法クラスの英雄が…
ところでオルステッドとエミヤって似てね?
最終的に信じてきたモノに裏切られてるし
知らなかったんだ、許してくれorz
書いてきます
バイトから帰ってきたらセイバー枠安価終わってた……まあパスだったかもしれんが
ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「セイバー枠はオルステッドを狙いたい」とレスした数日後、安価を取ろうと思って見に来たが終わっていた…。
諦めて安価先>>525を見たら他の人がオルステッドと安価をとっていたんだッ!
な…何を言ってるのか分からねーとおもうが ともかく>>525と>>1に感謝と乙と伝えたいッ!
>>545 いや、マジで申し訳ない、そのキャラ知らないんだわ
遠坂邸[工房]
「あれ?なんだこれ。いつもと違うぞ?」
彼が言う「いつも」がなんの事かはわからないけれど、とにかくわたしはサーヴァントの召喚に成功したようだ。
明らかにわたしよりも幼い少年だが、セイバーだ。強力な英霊に違いない。
「ようこそ、セイバー。わたしがあなたのマスターよ」
「セイバー、って、…オレ?」
「当たり前じゃない、あなたはサーヴァントとして呼ばれたのよ?」
「いや、オレはいつもみたいに世界と世界を繋ぐ扉を開けて————ちょっと待って、…ドナルド!グーフィー!?……大変だ!二人がいない!」
心底慌てた様子で頭を抱えているセイバー。
二人、とはなんのことだろう。
「呼ばれたのはあなただけよ?——変ね、記憶が混乱しているのかしら……」
「違うよ、一緒に来たんだ!二人は大切な友達———」
「グワグワッ!!」
「——え?ドナルド、なのか?」
そこにいたのは掌サイズのアヒルだった。セイバーに向かって鳴いている。
セイバーの足元には惚け顔の犬もいる。二人とはこの小動物たちのことだろうか。
「どうしたんだよその姿!———え……じゃあ、ここではオレしか戦うことができないのか!?」
セイバーが小動物たちと会話し始めた。なんだろう、この置いてけぼり感は。
せめて安価取り位参加したかった
>>545-546
この流れで吹いた
どうやら一段落ついたようで、わたしがマスターだというのも受け入れてくれた。
聖杯戦争について知識のないサーヴァントがいるというのは意外だったが、随分と物分りが良くて助かった。
「——そういえば自己紹介がまだだったわね。わたしは遠坂凛、魔術師よ」
「オレはソラ。よろしく、リン。ところで一つ聞きたいんだけどさ、リクってやつを知らないか?」
「グワグワっ!!」
「そうそう、王様もだ。こう、大きな耳のネズミなんだけど……」
「——ごめんなさい、どちらも心当たりはないわ。ネズミって、それも友達のひとりかしら?」
「まあ、そうかな。ハア、ここも駄目か……」
セイバーが肩を落とす。
さっきから言動がサーヴァントらしくないが、それも召喚による混乱のせいだろうか。
まるで旅の途中であるかのような話ぶりである。
「見つけられる運命なら、きっと見つかるから安心なさい。それよりも、あなたに紹介しておかないといけない人たちがいるの」
衛宮くんとアーチャー、間桐くんとアサシン。
彼らとは現在同盟関係にある。
我が家の居間に待たせているので、今のうちに顔合わせしておこう。
「そうそう。気軽に名前を言ったりしちゃ駄目よ?一応それは大切な情報なんだから」
きょうはここまでです
次からは行動安価くらいしか出せないな
おい、都市伝説かもしれんがこいつら大丈夫か?
>>1がアーク好きなのがよくわかるスレ
ともかく乙です、これからも楽しみ
……ハハッ
( ^ω^)更新前
( ^ω^)>>546 …?
( ゚д゚)>>567 !?
( ゚д゚ )彡
…いいんだ、笑ってくれてもさ。
俺は>>1のレスを抑えられぬ興奮のあまり、しっかりと見ていなかっただけなんだ…。
>>1が知らないなら、それは仕方の無いことなんだ…。
>>1おつ…!
大丈夫か>>1!?
さすがに王様をだすのはこのスレの危険が危ない!
>>1、そいつらはマジで危険だ!
面白いがヤバいぞこいつら
ふっ あんま知らないだろうが PSOi2のナギサちゃんを推す
連投失礼
よく見たら安価に(KH)ってあったし通常版か
2でさえゼムナスに二人掛りだったのに、他の鯖に勝てる気がしない……
>>540
ありがとう。ここまで狂気に満ちたSS久しぶりに見たわww
更に連投失礼
通常版じゃなくて無印だったわ
通常版じゃ1か2か分からないっての……
もうホントごめんなさい小学校やり直してきます
普通に1か2かとかの時代設定付きじゃなくてどの作品のソラか示すためにつけてるだけじゃないの?
英霊は基本的に全盛期の姿で呼び出されるものだし、二刀流仕様でいいんじゃね?
いや体が記憶より若いならともかく逆はだめだろ
>>546で扉を開けてって言ってるんだから2のソラじゃない?
>>556マジか、某社怖えええ たしかソラも某社版権だったよな
突然更新が止まったりしたら、つまりそういうことだ
悪いが2のソラでやらせてもらう
遠坂が地下室から上がってきた。
セイバーの召喚は、滞りなくいったみたいだ。
明らかに少年だけど、大丈夫だろうか。
「やあ、遠坂。待ってたよ」
「別に待ってなくてもよかったのに。むしろ帰ってほしいくらいだわ」
「——くっ!言うじゃないか遠坂———」
「そうだぞ、遠坂。慎二とは一応同盟を結んだんだから、苛ついてもあまり強く当たるな」
衛宮の言いぐさにはムカつかないでもないが、一応フォローしてくれているらしいし許してやろう。
僕たちは対ランサー、対バーサーカーを目的とした同盟を結んでいる。
この結果の要因としてはバーサーカー線でのアサシンの活躍が大きい。
勝手な行動は本来叱るべきだったところだが、まあ、結果オーライだったので良しとしよう。
「——リン。アーチャーとアサシンは?そいつらも味方なんだろ?」
「きっと霊体化しているのよ。衛宮くん、間桐くん。悪いけど実体化させてくれない?」
「——ふっ。悪いけど遠坂、その二人ならもう実体化している」
「———……なによその言い方、腹立つわね。じゃあどこにいるのよ」
僕と衛宮は同時に窓の外を指した。
「アサシンのやつ、腑抜けたアーチャーを叩き直すんだと。『軟弱なああああ!!』とか叫んでたぜ」
「軟弱なああああああ!!!!お主、本当にヴァッシュ殿でござるかああ!?ガードも回避も甘々でござるよ!!」
アサシンはアーチャーと組手をしていた。
アサシンと違ってアーチャーには目に見えて覇気がない。
「リン。どっちがアーチャーで、どっちがアサシン?」
「声がデカくて目立つのがアサシンで、ウジウジして暗いのがアーチャーよ」
「……それ、逆じゃなくてか?」
「…残念ながら」
「おお!お主がセイバー殿でござるな!?済まんが挨拶は後にさせて頂きたい!拙者、いまちょっとトサカに来て候う!」
僕もだいぶ慣れたつもりだったが、これはさすがに五月蠅い。
いまのアサシンはいつもの三割増しで暑苦しいので、大目にみてやってくれないだろうか。
「———ヴァッシュのやつ…俺でもわかるくらいフラフラじゃないか——ちょっと休んだ方がいいんじゃないか?」
「逆効果よ。精神的なダメージなんだから、休んだら傷が余計に浸透するわ」
「そういえば、遠坂は本当に大丈夫なのか?——あんな顔していたのに———」
「衛宮くん。あなたデリカシーとかないのかしら?」
遠坂の微笑。
僕が向けられているわけじゃないけど、これは怖い。
セイバーでさえ後ずさっている。
とりあえずアーチャーのことはアサシンに任せることにした。
アサシンの行為は、遠坂いわく無茶苦茶に見えて意外と理にかなった対応だそうだ。
そういえばアサシンは毎回状況を適切に処理しているよな、と、今になって思う。
あいつひょっとして本当に凄いのか?派手だけど。
「セイバー。お前、見たところ剣を持っていないよな?」
衛宮がそんなことを聞く。
確かに僕も気にはなっていたが、遠坂がサーヴァントの剣、言わば宝具の秘密をあっさりと教えるとは思えなかった。
「うーん。オレは見せてもいいんだけど、リンがさ……」
「駄目よ。とりあえず戦闘に入るまでは秘密。それはあなたの宝具なんだからね?」
「まあいいさ。衛宮も余計な詮索はよせ、どうせ戦闘になったらわかることなんだ。それよりも話しておかなくちゃならないことがあるだろ?」
「———今後の方針ね。…間桐くんはどうするべきだと思うの?」
「僕かい?……そうだな、僕は————」
1、 バーサーカーを狙うべきだと思う。
2、 ランサーを狙うべきだと思う。
3、 キャスターを探すべきだと思う。
>>570
はい、ここまで
さっきTVで逆襲みたけど、ミュウツーあんなキャラだったっけ?
3
むしろ劇場版しかしらないから丸くなるの?
1
3
1
3
追いついたセイバーがソラとか俺得
ミュウツーのキャラなんて作品によって違う
KHは分かるけどソラってどれぐらい強かったっけ?
*操作する人によって大きく変わります
FFの魔法は一通り使えて心の強い者が扱えるキーブレード持ってるけど只の一般人
でも、装備したアビリティによって色々変わるな
あと、夢の国の二人が居るならフォームチェンジは使えるのかな?
只の一般人とか嘘だろ……
フォームを鍛えてたら空中を滑空したり空中で動き回ったりしてるな
そうで無くとも攻撃するだけで回復する魔翌力で傷を癒し、鍛え方によっては恐らくキャスター並の魔術(ゲームではまほう)で攻撃出来たり…お前の様な一般人がいるか
というか2なら某銀髪をタイマンで倒してるしかなり強いんでね?
つまり他の鯖と比べてどれくらい強いんだ?
>>581
とりあえず参考までにソラのスペック
20mぐらいのビルを一刀両断
普通にキーブレードで殴るだけでミサイルの五倍の威力
ファイガで溶岩の中でも平気な魔神にダメージを与える=溶岩以上の熱さの炎を扱える
巨大なドラゴン型戦艦に殴られて吹き飛ばされても軽傷
近距離で撃たれた弾丸をまっすぐ相手に跳ね返せる
頑張ってコツコツ与えたダメージもケアルガで全回復、しかも消費した魔翌力も10秒ほどで全快
ある程度体力あれば一撃必殺じゃない限り死なない
とりあえずこんな感じ
上みたいに書くとアレだけど、ぶっちゃけキャラの強さなんてものは、原作でのそいつの雰囲気的なものが大きいんじゃね?クロスさせてんだし。聖帝がソラに負ける姿は正直あまり想像できない
まあ型月は修正力とかあるからね…ある程度は調整されてるだろ
RPG設定はクリフトとか恐ろしい事になるもんな
あいつザラキザオリクで無双しだすぞ
>>585
でも確かザオリクとか教会のアレって、生きようとする凄く強い意思無いと蘇生出来ないんじゃなかったっけ?
そうじゃないとドラクエのイベントで魔物とかに殺られて死んじゃった人も普通に生き返れるし
>>586
だから話を何でもアリにならんようにそういう設定を付け足すんだろ
ダイ大とかのように調整の結果が作者の味付けやね
一般人は大嘘でFA?
まあ生前最強だった時の姿と武装で来るはずなのに、アヴァロン持ってないアーサー王もいるしな
青セイバーは生きてるうちに契約したから特例とも考えたけど、それだとエクスカリバーも持ってないはずだしね
姿は最強だったときだけど武装については生前に身につけていたものとしか書いてないな
>>590
え? マジ?
じゃあ下手すりゃエクスカリバー無しの状態で呼ばれてたのか…(アーサー王は最後にエクスカリバーを湖に返した)
>>582
なによりもこいつはD社のキャラと知り合いだ。浦安の守護者がくるぞ
くそ、こいつらくるなら鉄筋家族の大鉄をライダーで呼んで、浦安対決が見たかったな
そうか、どんな攻撃翌力を持っててもギャグ漫画のキャラは死なないのか
みんなギャグ漫画のキャラだったら、ひどい泥試合になる
とりあえず、大鉄の宝具は『死に至る白煙』<ヘビースモーカー>だな
「——キャスターを探すべきだと思うね」
「————慎二…!お前今遠坂がどういう心境か———」
「そうね。わたしも賛成よ」
「——え?と、遠坂?」
「なによ衛宮くん。わたしが同じことでいつまでも悩んで身動きが取れなくなるような女だとでも思ってたの?」
「そうだぞ衛宮。この女がそんな繊細な感性してるわけないじゃん———ぐ痛って!何するんだ遠坂!!」
いきなり僕の顔面にグーパンチとは酷いじゃないか!
この顔に傷がついたら国家的損害だぞ!
遠坂はそう訴えかける僕の視線を颯爽と無視して言葉を繋ぐ。
「ちゃんと理由はあるのよ?キャスターはそもそも魔力供給無しで戦闘できるほどコストパフォーマンスの良いサーヴァントじゃない。」
宝具、『存在の証明』は例外としてもね、と遠坂は足を組みなおしながらそう言う。
「つまり孤立している今が狙い時なのよ。キャスターが解放されてから数時間しかたっていないから、新しいマスターを見つけられていない可能性は高いじゃない?」
「……縦んばマスターを見つけていたとしても、状況がいきなりすぎて付いてこれないだろう」
「———なんでさ。そんなの——」
「卑怯とかいうなよ。キャスターはそれくらい性急に手を打っておくべきサーヴァントだということさ」
キャスターの捜索はアサシンの機動力ありきだ。
かといってアーチャーの再起を邪魔するのは得策ではない。
あの二人の組手がいったいどういう状況まで進展しているかを確認するため、僕と衛宮は庭に出た。
しかし、この心配についてはほとんど必要なかったと言える。
「ありがとうアサシン!おかげで目が覚めた!!僕は僕の正義を貫く!たとえ誰に何を言われたって、それだけは揺るがないんだ!」
「その意気でござるよヴァッシュ殿おお!!さあ!その瞳に宿った正義の魂い!拙者に全力でぶつけてくるがよいいい!!!」
「ああ!いくぞ!そりゃああああああ!!」
「応!ぜりゃああああああ!!!」
両者の眼光に炎が灯る!漢と漢の魂の拳が激突する!
……………なんだろう。僕の思っていた立ち直り方と違う。
衛宮はどんな反応をしているのだろうと思ったら、なんだろう、結構うれしそうだ。
なんだろう。本当になんだろう。
こんな暑苦しい感じでいいのだろうか。
けっこうシリアスな展開で心に傷を負ったのに、ギャグパートでそれを回復させるとか間違っていると思う。
いや、わからないぞ。今でこそギャグに見えるけど、二人の間ではシリアスな会話が繰り広げられていたのかも。
そうだ、きっとそうに違いない。
「……えーっと、…終わったら教えてくれ」
「坂を上った山頂の寺、そこにキャスターの気配がござった。そしておそらく既にマスターを見つけた模様でござる」
あれからすぐアサシンに出発してもらい、結果がでたのは20分後だった。
このアサシン、働き通しだしそろそろ休ませてやろうかと思わないでもない。
「へえ、今回は早かったな」
「まあ、霊体化しているとはいえあれだけ強力な気配を持つ生物でござるからなあ。道筋を辿るのにそう苦労はしなかったでござるよ」
衛宮は素直に関心している。衛宮のこういうところはやはり素晴らしい。
しかし遠坂はなんとも微妙な顔でアサシンの報告を聞いていた。
「なんだよ遠坂、僕のアサシンがうらやましいのか?」
「——正直、そうね。こんなエセ忍者でしかも間桐くんがマスターなのに優秀、その上指示には基本忠実だし機転も効くなんて」
「ほほほめても何もでないでござるよ///」
照れるな気色悪い。エセ忍者につっこまなくていいのかお前。
「……———あ。そうか」
「どうしたの?衛宮くん」
「いや、慎二とアサシンの共通点に気付いたんだよ。あまり似てないから気になってたんだけど、そういうことか」
「なによそれ。気になるじゃない、教えてよ」
「基本的なスペックの高さと、必要なものの欠如だよ。慎二もアサシンも大概のことは出来るけど、慎二には魔術回路が、アサシンには忍ぶ気持ちが無い」
この野郎、酷いこと言いやがった。
とりあえずここまで
ヒャッハー!はやくハザマ動かしてーぜぇ!!
士郎ひでえw
共通点に納得
なるほど、納得
だがひでぇな、おいwwww
コンプレックスを抉るなw
でも、酷いけどサラッと慎二たちを高く評価してもいるんだよな
その点でも士郎らしい
ミュウツーまさか葛木にいったのか
何でも受け入れすぎです先生
ただ単に拠点として選んだだけかもしれん
ミュウツーがデレデレになっている可能性
まさか慎二が突っ込みに回るとは
ここは作られたもの同士デレデレになって欲しい。
葛木先生と一緒に生まれてきた意味を探し出す旅に出る可能性
あーるーきーつーづーけーて
ところで1はBBでどのキャラ使ってるん?
>>609 バング殿だけどバング使いが最近増えているのでレリウス練習中
柳洞寺[山門の入り口]
よくわからないが俺のせいで慎二が拗ねてしまったため、あいつは俺の家で留守を守っている。
桜がああなってしまった以上間桐家に帰すわけにもいかないので、我が家に泊まる運びとなった。
当然アサシンは慎二の護衛をしているので、ここには俺とヴァッシュ、遠坂と霊体化したセイバーしかいない。
「キャスターもよくこんな場所見つけたよな」
柳洞寺には結界が張ってあるそうで、サーヴァントは正面からしか入ることができないらしい。
攻めるに難く守るに安い、実に有利な立地条件だ。
「そうね……わたしでさえこんな場所があるだなんて知らなかったわ」
「ま、攻めないわけにもいかないでしょトーサカさん。作戦立案者の彼が拗ねてしまって、シローくんの家でふて腐れているのは笑えるけど」
ヴァッシュは完全に立ち直ったようで安心した。
欲をいえばアサシンとヴァッシュが繰り広げていただろう問答を、俺も少し聞いてみたかったが。
「——はあ、慎二のやつ、ほんとに自分勝手なんだから…」
「いいじゃないか遠坂、それはあいつの持ち味だぞ?」
「なんでもいいわよ、興味ないし。さっさと登りましょう」
「——衛宮に遠坂か。こんな夜分に寺へ参るなどとは、何事だ」
葛木宗一郎。穂群原学園の倫理教師だ。
一成に会うかもしれないからヴァッシュはとりあえず鳥居の影に控えさえせていたが、まさかこんなところで葛木に遭遇するとは思わなかった。
「葛木、先生…?———先生こそなんで柳洞寺に?」
「一成から聞いていないかのか、衛宮。私は随分と前からこの寺に部屋を借りている身でな」
「初耳です———な、なんだそうだったのか、よかった……」
もしかすると、葛木がキャスターのマスターなのかと思ってしまった。
遠坂、桜、慎二、と知り合いばかりがマスターだったので少々警戒し過ぎているのかもしれない。
「よかった、とはなんのことだ衛宮」
「ああ、いえ。こっちの話です———そうだよな、これ以上知り合いがマスターだなんてことは————」
「危ない!士郎!」
遠坂が声をかけるとともに、ヴァッシュが飛び出して来て、俺を後ろに引っ張った。
手荒な扱いだが、これがお礼を言わないでいられるだろうか。
そうでもされていないと、俺は葛木の拳を正面から受けていただろう。
「すまないキャスター。予想以上にあの赤服の反応が良かったものでな」
『サーヴァント相手にニンゲンの格闘技が勝るはずがないだろう。奴の相手は私にまかせておけ』
「キャスター……!!」
『そう気を立てるな小娘。私は現界するために新たな依り代を見つけたまでだ、貴様が新たなサーヴァントを連れているようにな』
キャスターの声は少し笑っているようにも聞こえる。
『クズキと私には通じる所がある。少なくとも貴様よりはやり易い』
「……セイバー、行くわよ。構えなさい」
遠坂はセイバーを実体化させ、かつての使い魔と対峙する。
間桐邸[桜の部屋]
わたしとランサーは読書をしながら会話をしていた。
ランサーはわたしの勉強机に腰かけて週刊の漫画雑誌を、わたしはベッドに俯けになりながら料理のレシピ本に目を通す。
「ランサーは好きな料理とかあります?」
「『特に拘りはないなあ。桜ちゃんが作ってくれるならなんだっておいしく戴くよ。』」
「『嫌いな奴の料理の仕方とかなら、話は別だけどね。』」
「あ、じゃあそっちを教えてください。わたしの復讐の参考にしますから」
「『そうだね、やり方は相手によって様々なんだけど、今は遠坂さんタイプに対する料理の仕方にしよう。』」
「『それが一番参考になるだろう。』」
「わーい、楽しみです」
「『そうだね。遠坂さん、彼女は天才にして努力家、今までの人生に絶対の自信と誇りを持ち、後悔をしないタイプと言える。』」
「『だから相手にすると非常に面倒くさい。心を折ってもすぐ立ち直るし、肉体的な恐怖も勇気に還元されてしまう。』」
「『まるで過負荷の天敵のような精神性だけど、対策がないわけでもないんだ。むしろ一番簡単な対処法と言える。』」
「『相手にすると面倒なら、相手にしなければいい。才能も努力も。自信も誇りも。全部知らん顔で無視してやればいい。』」
「『そうすればちょっと種を撒くだけで、自尊心が内側から崩壊していくはずさ。』」
なるほど———あの姉さんの自信や誇りを、あえて受け止めずに流してしまうのか。
本来輝かしさから無視なんて出来るはずのないものをあえて無視する。
そうすることで、心が空振りして見栄ばかり大きくなる。
まるで兄さんみたいだけど、中身がある分姉さんのほうが救いようがない。
無いものを認められないのは当然でも、あるものを認められないのは理不尽でしかないから。
「ふふ、さすがランサー。えげつなさの極みですね」
「『えげつないだなんてとんでもない。これくらい当たり前だろう?』」
「『一応種は撒いておいたから、あとはキャスターとの殺し合いでしっかり心が疲弊してくれるといいなぁ』
はいここまで
乙
バングか……ニューと並んでCPからコンボ難しくなった組やな。
A釘コンボとかできる気しない。
乙
この球磨川は劣化大嘘憑きって事はアレも持ってんのかな……
それにしてもこの桜 ノリノリである
乙
生きたまま現界した鯖って霊体化できないんじゃなかったっけ?(無知)
桜が楽しそうで何よりです
>>616
そんな決まりなんてクマー先輩だけ『なかった』事にすりゃいいだろ
鯖全員をそうするのは無理でも個人、しかも自分だけなら余裕だろ
裸エプロン先輩は爺の存在も無かったことにできるの?
>>616
あれだよ、ソラさんって大体行ったさきのルールに合わせるじゃん?
およそそんな感じでアヒルに霊体化できる魔法かけてもらったんだって!たぶん!
バングBGM http://www.youtube.com/watch?v=CoApeDlKkqA
これ聴きながら書いてきます
>>618
劣化じゃなかったら余裕
終ってたー乙
そういや>>1はここまでにあげられたキャラで知らないのっていくつあるのん?
>>620
そのBGM聞いてると歌詞付きで自然と歌い出しそうになってしまう
バングの烈風暑苦しくて格好いいよな惚れるでござるよ
>>617
すまんな、>>616はクマーのことじゃなくてソラのことなんだ
てかクマーは作中何回も死んでるから霊体化できても問題ないっしょ
>>620
アヒルなら仕方ない
>>618
完全版大嘘憑きなら想いの強い人間でもなかったことにできる
柳洞寺[境内]
「——っ!—————やあ!」
セイバーはキャスターの念派をその剣で受ける。
いや、普通に考えたらそれは剣などではない。
黄色の鍔は柄を囲うような作りで、鉄製の刀身は明らかに物を切るための形ではないのだ。
それは、鍵の形をしていた。錠前を外す鍵の形。
しかし俺には、それがきちんと剣に見えたのだ。
「————よっと!————はあ!」
剣が纏う神秘が目に見えぬキャスターの攻撃を切る。
そうやって徐々に距離を詰めていく。
「喰らえ!」
キャスターに接近しきる前に、セイバーは攻撃を放つ。
それはセイバークラスの象徴たる剣の、あろうことか投擲だった。
回転しながら飛んで行く鍵の剣は、正確にキャスターを捉えた。が。
『ふん。自らの武器を投げつけるとは愚かだな。そんなことだから敵に得物を奪われるのだぞ』
「返せよ!武器を奪うなんて卑怯だ!」
キャスターは答えない。手にした鍵の剣をセイバーに向かって振るう。
振り下ろした剣はセイバーを——
「うわああ!—————なんてね!やあ!」
———セイバーを切り伏せず、それどころかキャスターの手から本来の持ち主の手へと戻っている。
セイバーの横薙ぎで吹き飛んだキャスターは石畳の上を転がった。
『貴様!なにをした!』
「なにもしてないよ。ただ、キーブレードは選ばれた者にしか使えない!」
「なにをしている遠坂、衛宮。お前たちの相手はこの私だ」
俺と遠坂がセイバーとキャスターの戦闘に見入っているところに、葛木は拳を繰り出した。
遠坂はそれに反応し、身をのけ反らせるようにして回避。俺はあらかじめ強化しておいた木刀でそれを受けようとする。
しかしそんなにうまくはいかない。葛木の拳は俺の目測とは大きく外れた場所へとねじ曲がり、木刀をたやすくすり抜ける。
「ぐあ——!」
「シローくん!」
「——グ、はあ、はあ…俺なら、大丈夫だ。ヴァッシュは、セイバーの助太刀を———」
「—そんな——————————……ハア、分かった。死ぬなよ」
ヴァッシュは苦い顔でキャスターに視線をむける。
それでいい。
ヴァッシュはサーヴァントで、葛木はマスターだ。
マスターの相手は、俺達マスターがする!
「士郎!次がくるわよ!」
「————っ!」
蛇のような拳。変幻自在にうねって曲がり、人体を破壊する拳。
防御は間に合わず、回避をする隙もない。
「Ein KÖrper ist ein KÖrper———!」
遠坂が魔術を放つ。葛木は大きく後ろに下がってそれを回避した。
「ほう。それが魔術師の技か」
その視線の推移から、標的が遠坂へ移るのを感じる。
危険度の高い遠坂を先に始末するつもりか——!
「———さ、せるかあああ!!」
木刀を力一杯に振るう。
ただでさえ武器である木刀に、強化を施しているのだ。
無手の人間が受け止められるはずが——
「——————」
しかし結果は違った。葛木は無言のまま、振り返りさえせずに木刀を穿ってみせたのだ。
木刀は俺の手から飛び、境内の石畳を転がる。
葛木は歩をとめない。遠坂に向かって進む。
「くっ——!—————待てよ!」
止まらない葛木を、俺は追った。
遠坂は次の呪文の詠唱を始めたが、これでは葛木のほうが早い。
わずかな距離が間に合わない——!俺に、なにか得物さえあれば———!
[———剣の——丘——]
脳内にジリジリとノイズが走る。————おかしな景色が、見えた——————
しかし今はそんなことを気にしている場合ではない!このままでは遠坂が———!
「—————stark———Gros zwei!」
その光景に、俺は一瞬目を疑った。
素人目にもわかる、葛木は一流の武道家だ。
その葛木を、あの遠坂が中国拳法のような動きで押し返していたからだ。
「———!——なんだそれは」
「魔術による肉体強化と、神父直伝の八極拳よ!達人相手じゃ奇襲程度にしか使えないでしょうけどね!」
もう寝るお休み
乙
セイバーがキャスターを叩く。
キーブレードによる絶え間ない連撃。
現界に必要な魔力の消耗を防ぐためなのか、キャスターはあまり大きな攻撃を仕掛けない。
尻尾を振るって剣を防ごうと試みるが、セイバーは縦横無尽に転がり周り隙を見つけてはそこを突く戦法をとっているためかみ合わない。
そして何よりもその剣の性能が問題だった。
分身とはいえあのアサシンの拳をものともしなかった念派の壁を、いともたやすく貫通する神秘の剣。
『—————クッ!!』
ようやく生じた連撃の切れ目にも、キャスターは付け入ることが出来なかった。
セイバーの隙をカバーするように放たれたアーチャーの銃弾はキャスターの攻撃を逸らし、それがキャスターの新たな隙となる。
「——やあ!」
大振りな切り上げだが、キャスターには防ぐ術がなかった。
もともと、大抵の攻撃は念派の鎧で防御できたのだ。
体術による防御法など、心得ているはずがない。
空中で体勢を立て直すが、反撃には移れない。そんな暇をアーチャーは与えてくれなかった。
「———させないよ。きみに宝具は使わせない」
『——手の内が割れているというのは厄介だな』
先にアーチャーを狙うことも考えたが、セイバーは片手間でどうにかできる相手ではない。
ジリ貧の状況を継続するほかに方法がないのだ。
ニンゲンを頼りにするのは癪だが—————クズキが決着をつければ————
————————————————
葛木は強い。魔術で強化した遠坂はまだしも、武器の無くなった俺では相手にならない。
殴ろうとしては殴られ、蹴ろうとしては倒された。
遠坂が割り込んでくれるから追撃は受けないものの、それだけでも俺の両膝は震えていた。
「——恐怖か———動きが止まっているぞ」
「———グあが!!」
「————士郎!!?」
相手が悪い。
マスターのくせにここまで戦えるなんて。
強化した武器も通用せず、身体を補強した遠坂でさえ倒されないのがやっと。
こんな相手に俺がどうしたら勝てるんだ————もうすぐ意識も落ちる————
—————第一、この相手は—————悪人でもなんでもないじゃないか———————
俺が戦う意味なんて——————
「きゃああ!————ふぐうあああ!!」
「————捉えてしまえば大したことはないな」
—————遠坂が葛木に殴られている。
地面に押し倒され、腹を何度も殴打され—————
[———————————剣の——丘——————、鉄を———鍛つ————]
なんだこの景色は。
目の前の暴力ではない。
剣の丘—————知らないはずなのに、知っているような気がする————いや、————
———俺は、この景色を知っている—————!
すまん、ここまでじゃ
乙っす
乙
熱い展開
……そして書き込もうとするたびにスレタイを思い出す
いや、わかってるさ。主役は遅れてやってくるってね!
ここの士郎って回路作ってたっけ?
球磨川にボコられ、葛木に腹パンされ.....、凛ちゃんさんェ.....
>>634
『おいおい、アサシンが正面から戦闘なんてするわけ無いだろ!』
今更なんだけど念波じゃね
腹パン興奮するよね
エッサイ!エッサイ!ジーエーエーマイシシガミバンバン
剣の丘にキーブレードが刺さってて、それを使いこなす士郎を見てソラが「もしかして士郎もキーブレードに選ばれた…」という展開が思い付いた
>>641
イッチのネタ潰しはやめロッテ!
BbSのラストのところがUBWにしか見えなかったなそういえば
凛は泣き顔とか苦しんでる顔が一番似合うしかわいいよね
逆に桜は笑顔がかわいいよね、笑顔が。背筋がゾクゾクするぜ
>>638 そうですねごめんなさい、一発変換でこれだったから誤解した
投影魔術は、実を言うと少しだけ試したことがある。
切嗣には投影は役に立たないからと強化を進められたのだが、確かにあれでは役にたたなかっただろう。
そのときに出来たものは見た目だけ取り繕った模造品で、本来の機能なんて全く持ち合わせていなかった。
しかし———
「——————衛宮。それも魔術か」
「—————ハア、はあ、ゲホッゲホッ!——————士、郎————」
————この手にある剣は模造品であって模造品ではなかった。
鍵の剣、キーブレード。
確かにこれではセイバーの剣に遠く及ばないだろう。
だが、しかし。不思議と自信はあった。
葛木はこれに適わない。
「———————————」
もはや声さえ出せない。
体中の神経が焼付いたかのように痛み、剣を握る右手を除けば、体の感覚は殆どない。
————だから勝てる。
今の俺は—————————剣そのものに近い。
「ただ武器を作るだけの魔術か。その程度で適うと思うとはな」
葛木は遠坂を離し、俺に向かって構える。
剣での攻撃は近づくしかないと、葛木はそう考えているのか動こうとしない。
それが幸いだった。セイバーの剣技は真似することは難しいし、いまの体力ではそもそも剣を扱えない。
唯一、どちらも当てはまらない攻撃といえば—————
————セイバーよろしく剣を投擲するくらいだ————————
「———!!」
投げられた剣が葛木を打った。
不意を突けたのか、葛木は尻餅をついて倒れる。
「————はあ、はあ、言いたいことはいろいろあるけど、———ナイスよ士郎!」
遠坂———大事に至らなくてよかった。
———————————俺の意識は、そこで途切れる。
——————————————————
「———ストライクレイド!?———て言うかシロウ、キーブレードを!」
『余所見か———余裕だなセイバー…!』
キャスターの尻尾による振り下ろし。
セイバーは寸手のところでドッジロール。
境内の石畳が砕ける。
「———石畳を砕く程度か。随分と疲弊してきたね。セイバー、畳み掛けよう」
「りょーかい!」
アーチャーの銃撃。セイバーの剣撃。
空に逃げようとすればアーチャーが銃弾で阻み、こちらからアーチャーを狙う隙はない。
「あがいても無駄さ。君の元マスターは手加減はしても容赦はしない、ぼくと違ってね」
その通りだ。見れば、現在のマスターたる男は仰向けに倒れていた。
どうやら宝石の弾丸を喰らったらしい。
『——————————………————』
『———————…—————ぁぁぁ!!!—————ガアアアあああああああ!!!!!』
もう、どうなってもいいか。
クズキとは、短い間だったが、お互いを理解しあえた気がしたのだ。
生み出された意味、作られた意味も、今となっては関係ない。
きっと、私は————誰かと誤解なく話がしたかっただけなのだと思う。
それは叶い————そして、これはもともと興味の無い戦いだ。
サイコブレイクは現界の必要な魔力とは関係なしに放てる技だが、その予備動作に付け込まれたら消滅は必至だろう。
だが、それでもいい。
せめて——————————————ここに私の存在を証明して、消えよう。
『これが——————私の『存在の証明』だ————!!』
捨て身の宝具も、解放されることはなかった。
セイバーの剣が、掌に集中する神秘を切り裂いたからだ。
———ああ—————私の存在は、この程度か——————
セイバーは続けて剣を振るう。
キャスターを地面に叩きつけるかのように、大きく上から振り下ろした。
それに最後まで抵抗するように———白き人外は、実に人間らしく、膝からゆっくり崩れ落ちる。
『——————————セイバー、貴様とは———お互いに全力で戦ってみたかった———』
「—————オレもだよ————そうなったら、たぶん負けてた」
『——————————クズキと、————それから小娘を、頼む————あれでも私を呼んだのは奴だ——なにか縁があるのだろう————』
ゆっくりと消えていく。
しかしキャスターは、それほど悪い気分でもなかった。
これは生物兵器としての性なのか、それとも心と呼ぶべきものの反応なのか。
———完全に消える直前に、自らを召喚した者と目があった。
「—————……キャスター、———その————……悪かったわね————」
————その声が届いたかどうかは、キャスターにしかわからない。
とりあえずここまでだけど、最初の脱落者がミュウツーだとは自分でも思わなかった
ミュウツー結構あっさり逝ったな
生まれてきた意味をじっくり語っても欲しかったが、悲しいけどこれ戦争なのよね
乙ー
乙
確かソラのキーブレードって「閉じる、閉める」と「開ける、開く」事が出来ればどんな封印も解除出来たりするんだよね?
確か慎二の魔術回路は間桐が廃れたせいで滅茶苦茶に固くなっちゃって、無いも当然って状況なんだよね?
「閉じてる」なら「開く」事も出来るんじゃね?
>>649 そもそも3Dはやってない
まあ、まともじゃない鯖ばっかりなんだしセイバーくらいは剣で行こうぜ
同時刻、衛宮邸[門前]
「まったく衛宮のやつ、自分が魔術師だからって調子にのりやがって!」
衛宮のああいうところは昔から嫌いだ。
こちらのタブーゾーンにずけずけと入り込んでくる。
空気を読め、相手を慮れ。
衛宮に欠如しているのは、もしかしたら人の心なんじゃないか?
「拙者は……やれば出来る忍者でござるよ………拙者は……」
あんなに騒がしいアサシンがちゃんとしたアサシンに見えるほど落ち込んでいる。
ていうかお前、アーチャーに説教たれたくせに自分が心折られるなよ。
しかも相手はただの天然だぞ、そんなんでいいのか正義のヒーロー。
「チッ……おいアサシン、腹いせにエロ本でも探してやろうぜ」
「……慎二殿、ちっさい。やることがちっさいでござるよ」
「誰が小物だ、誰が!同盟関係を崩したくないから手加減してんだよ!」
「いやまあそれはわかるにしても、発想がエロ本探しというのは如何でござろう」
「エロ本なら最悪仕込めばいいからやり易いと思ったんだよ!ケチャップ塗れで死んだふりとか落とし穴とか手の込んだことはしたくなかったんだよ!」
「全部ちっさい!驚くほどほのぼのとした嫌がらせでござる!」
「どこがほのぼのだ!この状況で死んだふりとか洒落にならないし、落とし穴とかリアルに危険だろ!?」
「怨敵に別にどうなってもいいサブキャラクター扱いされたり生身で大筒に詰められて人間花火になったりするよりは全然ほのぼのではござらんか?」
「どんな人生だったんだよお前!」
とりあえず家に上がってみた。
なんだか面倒になってきたのでエロ本探しはひとまず保留にした。
「風呂にでも入るか。アサシン、おまえ給湯器の使い方わかる?」
「それは大丈夫でござるが、勝手に風呂釜を使ってよいのでござろうか」
「いいんだよ、衛宮の家なんだから。どうせあいつだって入るんだし、入れるだけ感謝して欲しいくらいさ」
「いや、入れるのは拙者————」
「うるさいな。いいだろ、一番風呂は譲ってやるんだから」
「誠でござるか!!?慎二殿を差し置いて、拙者が!?」
「そうだよ————なに、嫌なの?」
「滅相もない!拙者、感激で涙があああああああ!!」
うるさい、うるさいよ。そこまで喜ぶことなのか?
まあ、喜んでくれたようでなによりだ。
アサシンを労ってやろうという僕の気持ちは伝わったようで安心した。
ちょっと急用、とりあえずここまでかな
次回、アサシンの入浴シーン(嘘)
入れるって淹れるだな、訂正
乙
まあバング殿の住んでた所は城とかあって幕末とか江戸っぽかったしね
そういう時代は一番風呂は目上の人しか入れなかったらしい(弟子と師匠の関係なら師匠が必ず先に入る)
なかなかほのぼのとしてるな乙ー
ドキッ男だらけの聖杯戦争!が現実味を帯びてきたな
乙
KH3Dは完全に�の序章になってるから、�やるつもりならプレイしといた方が良いですよ
>>セイバーくらいは剣で(ry
セイバーの武器って剣じゃなくて鈍器j(このコメントはハハッされました
わざとかもしれないが、「腕力」じゃなくて「筋力」が正しい
そういえばこのソラって使える武器って普通のキーブレードだけ?
アルテマウェポンとかフェンリルとか使えるの?
>>658 スンマセン。途中で気づいたけど押し通せると思いました。
よくわからないけどアサシンの忠義心が増した。
風呂から上がってから、とてもやる気になっている。
この程度でこれかよチョロ過ぎるぞ忍者!
「衛宮が帰ってくるまで暇だな。アサシン、なんか遊べるモンとかない?」
「そうでござるなぁ————あ、ここに花札があるでござるよ」
「いいね、花札。こいこいでもするか。衛宮のやつは弱すぎて話にならなかったからね。お前はどうなんだよ」
「拙者、幼少の頃はこれでよく遊びふけっておったゆえ、生半可な覚悟で勝てると思ったら大間違いでござるよ!」
———————
「……………なにやってるのよあなたたち」
いつもの僕なら、
「見てわからないか遠坂、花札だよ。これだから金勘定しかしてこなかった魔術師は。物を知らないなぁまったく」
くらいのことは言っていただろうが、どうやらそんな場合ではなさそうだ。
「——衛宮…?—————き、気絶だよな、———し、死んでないよな——」
アーチャーが、ぐったりと頭を垂れた衛宮を背負っている。
僕にはそれが一瞬、死体のように、見えた。
「アーチャーがまだ現界してるじゃない。見てわからない?」
「単独行動スキルがあるだろ!お、おい!衛宮は、本当に大丈夫なのか!?」
「ああ、単独行動スキル。うっかりしてたわ。まあ落ち着きなさい」
「ぼくの背中がよほど落ち着くのか、気持ち良さそうに寝息をたててるよ」
「———つまり私たちが死闘とも言うべき戦いの中に身を置いているあいだ、あなたたちはお風呂入ったり花札したりしてたわけね」
「済まぬでござる」
「………悪かったよ」
本日最後のイベントは、遠坂の説教でした、ちくしょう。
戦闘の大筋、衛宮の昏睡の理由、結果などはアーチャーから適当な感じで説明を受けた。
衛宮は身の丈に合わない高等魔術を使ったがゆえに魔力が暴走したのだそうだ。
そもそも普段の強化からして問題があるらしい。
毎回一から回路を組み直すとかいう実に非効率的な魔術行使を行っていたことが判明したのだという。
「そんなのでよく死ななかったな、衛宮のやつ」
「本当よ、士郎のお父さんはいったい何を考えていたのかしら」
「恐らく、魔術という血生臭い世界に息子を立ち入らせたくなかったのでござろう。故に、成果の出ぬ修行法を教えたと見た」
親心でござるなぁ、とか言って、アサシンは感慨深そうに腕を組んで頷く。
何だよそれ、もし仮にそれが正解なら、子供にとっては虐めに近いぞ。
「強くなりたいって言ってんだから、ちゃんと修行してやればいいのに。シロウはきっと本気だったぞ?」
「親の心子知らずと言うやつでござるよ、セイバー殿。して、その逆もまた然り」
「さて、士郎が起きてからにしようと思ってたけど、この分じゃ明日まで起きないだろうし今話ましょうか」
「今後の方針でござるな?」
「残る3陣営はどれも同盟関係にないだろう。全員が全員、チームを組める性格じゃない」
「オレはどいつも知らないけど、バーサーカーに興味があるな。シロウの話じゃ、ヒーローなんだろ?」
「そうだな、————」
1、桜をどうにかするべきじゃないか?
2、ライダーのマスターを突き止めるべきじゃないか?
3、バーサーカーと戦ってみるべきじゃないか?
>>661
今日はここまで
どう考えてもミスです
安価>>666
2
2
1
後に残すとまずい
まず桜を第一に考える慎二マジお兄ちゃん
しかしランサーとバサカを戦わせればウマイぞ
アレを使ってくれれば狂化がただのマイナスになる
そうか、クマーの却本ならどんなぶっ飛んだサーヴァントや神霊ですら強制弱体化できるのか
乙。恐ろしいことに気づいた。
今のところ鯖と相性が悪かったのは凛ちゃんさんとミュウツーだけだ
これも何もかもうっかりってやつが悪いんだ
「————桜をどうにかするべきじゃないか?」
「どうにかすると言っても、その方法がないのではござらんか?」
確かにランサーについてはそうらしい。
なにもかも問答無用に無かったことにする反則じみた宝具のせいで、戦闘そのものが無駄になるという。
しかし——
「——方法なら、一応無いでもないのよ、アサシン」
「————トーサカさん、その方法は止めておけ。ぼくは、きっとシローくんも、反対せざるを得ない」
ランサーのマスターは桜だ。
強力な宝具を持つが故に基礎力の低いあのランサーは、マスターを失えばほぼ消滅したも同然。
そして桜も、魔術を使うとは言えまだ覚えたてで大したことはできないだろう。
あれほど狙い目がはっきりしている相手も珍しい。
「アサシン。アサシンの本来の役目は主に敵マスターの暗殺なんだが……」
「気が進まぬなぁ。男ならやはり正々堂々勝負してこそでござるし」
うん。もはや突っ込むまい。
「たしかに、下手に桜に時間を与えて魔術を鍛えあげられても困るのよね。ただ、やっぱりアーチャーは嫌でしょう?」
「我が儘だってのは分かってる。でも、信念は曲げないと誓ったばかりなんだよ」
「いいのよ、わたしだって桜を殺したくないもの。いい言い訳になるわ」
僕としては桜の動向が直接生死に関わっている気がするので、手を打てるならそうそうに打っておきたい。
衛宮ならきっと、話し合いで解決するとか寝ぼけたことを言うだろうな。
それで解決するなら是非ともやっていただきたいが。
「まあ、方針としては打倒ランサーで行きましょう。あいつには辛酸を嘗めさせられてるし、倍返ししないと気がすまない」
「まあ、細かい話は衛宮が起きてからだな。それまでは各自休憩ってことで」
部屋はもう決まってる。
離れの客間が僕にはもっとも相応しい。
「ところで遠坂。お前帰らないの?」
「はあ?わたしもこの家に泊まるのよ?」
「……着替えとかどうするの」
「持って来てるわ。柳洞寺に向かうときから持ってるかれど?」
「最初から泊まるつもりだったのかよ!僕なんてコンビニの下着だぞ!」
深夜ではコンビニしか開いていなかった。
正直プライドが許さないのだが、衛宮の下着やアサシンのふんどしを借りるのはもっと嫌だ。
服も、一日くらいは衛宮のユニクロで我慢するしかない。
「つーかお前、藤村に許可とったのかよ。あいつは毎朝ここで朝食を摂るらしいぞ?」
言い訳とかできるの?
ましてやお前が藤村から桜並の信頼を受けているとでもいうの?
巻き込まれて僕まで追放とか、そんな展開は嫌だよ?
「大丈夫よ。わたしを信頼しなさい」
「遠坂。その台詞を言うやつは信頼しちゃ駄目って相場は決まってるんだぜ?」
「まあ明日を楽しみにしてなさい。セイバー、離れの客間に荷物置いといて。お風呂入ってくるから、覗かないでよ?」
「だれが覗くか!」
——————ん?————あれ?——さりげなく部屋取られたぞ?
ここまだじゃよ
おつ
乙
主人公ってなんだっけ……
かれどっつったからカレイドルビーでも引っ張り出してくるのかと
慎二が阿良々木に見えてきた
乙。慎二はやっぱり悪人にはなれないな
こういうキャラは好きだ
おつー
小悪党だからこそ輝くからな
なぁに慎二殿には立派な忍者がいるでござる
>>192
有象無象ワラ
有耶無耶だハゲ[ピーーー]やクソガキ
ワカメとAUOの相性は最悪だったな
>>682
でもあれってAUOにすらケチ付ける慎二に対して「ほう、中々言うではないか」位には思ってたらしいよ
とりあえず時臣よりはマシなんだろ
トッキーは営業先にペコペコするリーマンみたいな感じだったしな
AUOに媚を売る→時臣ィィィィ!
AUOに喧嘩を売る→死ぬor中々言うではないか
AUOの機嫌次第なんだね
時臣の敗因は、最後は自害させる気だったのに半端に敬意を示してしまったことだと思う
媚びへつらわず自分が上だと主張する様な奴は、現代だと滅多にいないからな
ある意味「珍しいタイプの人間」だったんだろ、慎二は
EXTRA世界の慎二だとかなり高評価だったな
まぁあっちは中身8歳児だけど
まあ魔術以外なら完璧にこなせて、それでいてまともに出来ない魔術に関してまで慢心してるからね
「雑種の中では比較的王に向いてるかも」とでも思われたのかな?
CCCでは「道化の王」って言われてたからあくまでも暇つぶしとしては楽しめる、くらいの考えだったんじゃね
王は道化を飼うものなんだよ
関係ないがパッションリップは身長より 胸のほうが大きい
ちょっと今日明日むりぽ
済まん
仕方ないか。リアル優先で頼むわ
がんば
>>693
関係ないが挟んでほしい
ゲームでは挟まれるとデッドエンドだったな
信じられるか?CCCでは青セイバーさんより胸が小さい人はいないんだぜ
絶壁のメルトですら75cmでセイバーより2cm上だ
『絶壁のメルト』ってなんかかっこいいな
一昨日は会社で、昨日はゲーセン巡りで忙しかったの
ごめんあそばせ
「慎二、遠坂。悪いけど桜を攻撃するのは駄目だ。どうしてもやるって言うなら、俺はそれを止めるしかない」
「でしょうね。同じようなことをアーチャーにも言われたわ」
衛宮がこう言うというのは最初からわかっていたことだ。
正義の味方だかなんだかしらないが、衛宮は昔から誰彼構わず救いたがる。
ましてや今回は相手が桜だ。敵と認識するのは困難だと思う。
「ランサーの危険度はわかるよな、衛宮。僕は話を聞いただけだが、正直愕然としてるぜ」
「……それは、確かに危険だ。——だけどそれと桜をどうこうするのは話が違う。ランサーが危険ならランサーを———」
「倒せないでしょう?」
「…………じゃあ、令呪を使い切らせればいいんじゃないか?」
「…具体的にどうするのよ」
「……それは、……」
「まあ、戦闘しかないでござろうな」
戦って、桜をある程度危険な状態まで持っていかなければ、桜は令呪を使わないだろう。
僕はランサーの宝具の危険度は話に聞いて把握したが、その話術、その精神性についてまではよく理解していない。
遠坂の話では、とにかく狂っているらしい。
バーサーカーのような本能の暴走ではなく、実に理性的な狂気だそうだ。
あの桜にそんなサーヴァントが付いているというのは、反則気味だと思う。
そりゃあ、桜の狂気も解放されて当然だ。
「僕としては、ランサーより桜を危険視するべきだと思う」
「なんでさ。桜はランサーに唆されただけなんだろ?間違いを正してやれば正気に戻るんじゃないか?」
「……お前は桜の本性を知らないんだよ。こうなった手前引き返せるような性格じゃないし、それに——」
あいつは十分、正気だろうからさ。
「?——それに、何だよ」
「いや、何でもない。とにかく、こと攻撃力に関してはランサーより桜のほうが上だし、なにより桜はあのランサーを呼んだ張本人だぜ?」
「……桜の心にも、闇が住み着いているってわけね。桜が受けてきた仕打ちを考えると、遠坂の家を恨む気持ちも分からなくない——」
「———リン?——顔色悪いけど、大丈夫?」
「ええ、平気よセイバー。それに、決めたわ。——桜の相手は、わたしがする」
「遠坂!?本気なのか!?」
「あの子の目的が私なら、私が受けて立つしかないじゃない。大丈夫よ、殺したりはしないわ」
「トーサカさん、止めておいたほうがいい。兄弟姉妹の憎悪は、きみが思っているほど軽いものじゃあ、ないよ」
「含蓄のある言葉ね。肝に命じておくわ」
——だけどね、と遠坂は言葉を繋げる。
「桜に対抗出来るのはわたしくらいよ。あの『影』は恐らく虚数属性と、間桐の吸収を掛け合わせたもの。サーヴァントには天敵だし、魔術の知識ない衛宮くんじゃ対処できない」
———僕にはそもそも戦闘能力が無いしな。
妥当な判断だろう。
ランサーに対抗する手段が皆無なのはこの際仕方ないとする。
「では、凛殿とセイバー殿は決まったとして、あとは誰が赴くかでござるな」
「そうね。ランサーの性質上、こちらの人数が多ければいいというものでもないし、別にわたしはセイバーだけでもいいけれど」
「よし、じゃあ———」
1、僕とアサシンが付いて行こう。
2、衛宮とアーチャーが行くべきだ。
3、遠坂とセイバーだけで行ってくれ。
4、やっぱり全員で行こう。
>>706
とりあえずここまで
乙
アイツなら令呪を消費した事も『なかった』事にしそうだな
安価下
乙乙
ここは……1かな
1
士郎が行ったら面倒臭いことになるか桜にワンチャンあるかどっちなんだろうな
>>707
どっちもじゃね?
手ブラジーンズ先輩のせいで桜が過負荷になってるなら、士郎の心を優しく愛しく腐らせる気がする
>>707
士郎が的外れなこと言って状況を悪化させるに一票
>>707
士郎が裸エプロン先輩と会話してよりめんどくさい状況になりそう
士郎は例えるなら人間の振りをしている人形だっけ?
球磨川の餌食やん。
一足はやいエミヤ化(精神的な意味で)
全員で行くのは不味いな
先輩なら『わぁ! 寄って集って弱いモノいじめかい!? そこまでして僕達を全力で殺したいのかい!?』 とか言いそうだ
凛組だけだと『何時も同盟相手と一緒にいるのに今は君達だけか、これは潰すチャンスだね!』となるな
だとしたらどちらかが付いていくべきだよな
対球磨川なんてのは精神戦だからなぁ
2chの煽りに耐えられる程度の精神力があれば
別に士郎達が死んでもいいと思っているのは俺だけ?
>>714
多分桜暴走のbadendになるけど、それでも良いなら…
球磨川的には殺戮は望んでないから。
桜が悪人、過負荷になるだけだろ。
逆に人類滅亡とかは球磨川がさせない。
球磨川に呑まれない人間なんてFateでは言峰かAUOくらいじゃないだろうか
どっちも悪い大人の見本じゃないですかー
どちらかというと駄目な大人だな
藤村もある意味呑まれなさそう
マイナスとまともに向き合える方が異常って言われてたしね
切嗣が召喚したのが球磨川だったら少なくともセイバーよりはマシだっただろうか
>>722
正論言われまくって精神おかしくなりそうだな
『ねぇマスター、平和って押し付けるモノなの? もし聖杯使って平和になってもそれは本当の平和なのかい?
偽りの平和が如何に脆いか分かる? というか争い無くなったら、人は競わなくなって少しずつ衰退していってあっという間に人類滅びるんじゃない?
そしたらマスターは世界を滅ぼした張本人になるね!』
切嗣なら戯れ言として聞き流しそうな気がするけど、ある意味先輩ってそういう相手が得意だよね?
昨日ってここ落ちてた?
まあ、だからって二日分更新とかそういうのは無いんですけどね
「—————僕とアサシンが付いていこう。いいな?アサシン」
「承知にござる!拙者がしっっっかりと護衛いたすから大船に乗った気持ちで臨んでもかまわないでござるよ凛殿!!」
「え、あ、うん。ありがとう、気持ちは貰っておくわ。だけど、桜と戦うのは結局わたしなんだし、護衛の必要は……」
「そうだぞアサシン!リンを守るのはオレの役目だ!」
「む…そ、そうでござるな……。拙者、ついテンションが上がって…」
なんか会話が飛躍しまくっていて、噛み合っていないが気にしない。
このままの勢いで押し切ろう。
「アサシンは僕の護衛が最優先だよ。暇があったら遠坂やセイバーを助けてやればいい」
「委細承知ぃ!拙者が仕えるは慎二殿でござるからな!ドオォォンと任されよ!!」
「う、うるさい、声がデカいんだよ!」
よし!いいぞアサシン!このまま押し切—————
「まて!待てよ!俺も行くぞ!?桜を放ってはおけない!」
—————れなかった。
誠に申し訳ない限りだが、今回の衛宮は本格的に面倒くさくなること請け合いなので喋る暇も与えず次のステップに移りたかったのだが……
仕方ないか……こうなったら説得せざるをえまい。
「…………衛宮。今の桜にお前の言葉は届かないの。それどころか逆効果。頼むから家で大人しくアーチャーと正義についてでも語らっていてくれ」
「それに衛宮くん、投影魔術を無理に行使した挙句に、回路を開いてる途中だから本調子じゃないでしょう?」
「な!?遠坂、お前まさかそのためにわざと!?」
「さあ?どうかしらね?」
この後で衛宮を納得させるには大いに時間がかかった。
原因はひとえに遠坂にあると、これだけは言っておこう。
間桐邸[居間]
「いやぁ、第四次聖杯戦争以来ですねえ球磨川さん。どうです?元気にしてますか?」
『「はい、お陰様で。今回のマスターは美人で巨乳ですからね!もうこの時点で悔いはないくらいですよ。」』
「それはなんとも羨ましい!いやしかしながらですね、悔いなく脱落してもらっては私としてはちょーとばかり、困るんですよ」
『「そうなんですか?ハザマさんとしては、僕みたいなイレギュラー中のイレギュラーなんてさっさと脱落させたいのかと思ってました。」』
「駄目ですよ。前回みたいにあなたが速攻で脱落すると、再び聖杯が汚染されてしまいます。あなたが再度現界したおかげで、聖杯から穢れは取り除かれているんですから」
『「あれ?おかしいな。確か、僕が前回速攻で脱落したのは、ハザマさんにマスターを殺されたからだった気がしますよ?」』
「気のせいでしょう、私はあなたのマスターであった間桐雁夜を殺してなどいませんよ?」
『「そうでしたっけ?あー、言われてみればそうだった気がするぞ。ええまあ、それなら別にいいんですけど。」』
「確かに、厄介そうだとはおもっていましたよ。バーサーカークラスを潰して作られた第八のクラス、アヴェンジャー。さすがはマキリ・ゾォルケン!親族への嫌がらせのためとは言え、物凄いことをやってのける!」
『「まあ、結局はその親族とアヴェンジャーに裏切られてますけどね。」』
「他人事みたいに言って、悪い人だなぁもう。裏切ったのはあなたじゃないですか」
『「僕は悪くない。裏切られるやつには裏切られるだけの罪があるんだから仕方ないですよ。」』
「それでは、そろそろ本題に入りますけど。よろしいですか?」
『「ええ、構いません。あ、せっかくだから桜ちゃんの料理食べて行きます?彼女、いま作ってる最中なんですけど」』
「あー結構結構、遠慮します。私がここに長居するのはよくありませんから」
『「そうですか。勿体ないなぁ。」』
「では本題です。私はこの聖杯戦争で成し遂げたいことがありましてね」
『「はい。大体の参加者はそうだと思いますけど。」』
「そうですね。しかし、球磨川さん。あなたと、そしてあなたのマスターは違う。聖杯なんて二の次で別の目的があるでしょう?」
『「ああ、球磨川ハーレム作成計画ですか?あれはボツです。今のところ僕の興味は桜ちゃんの、主に胸に向いていますから。」』
「それらは全部初耳ですが、まあ何でもいいですよ。目的を聖杯としない。ここが重要なだけですから。それにあなたに脱落してもらっては私が困る」
『「そうですね。じゃあどういうことですか?拘束でもするつもりですか?エロ同人みたいに?」』
「しませんよ気色悪い。あなたにはね、この聖杯戦争を生き残って欲しい。受肉までして頂ければ最高です。ですから、私があなた方を全面的にバックアップします」
『「なるほど。そういうことですか。でも僕は球磨川禊ですよ?戦争に勝つことがどれほど難しいことか分かっているんですか?僕はグーしか出せないジャンケンより勝てない。」』
「だれも勝てとは言ってませんよ、よく話を聞いてください。生き残って頂ければそれで構わない。ですからこの戦争を終えるまで、私たちは同盟関係です。それでいいですか?」
『「いいですかもなにも、この話は僕達にとって得しかないじゃないですか!もちろんOKですよ、怪しい話にはとりあえず乗ることにしてるんです!」』
はい、ここまで
雁夜おじさんが前マスターか。
さんざん心えぐられただろうけど原作より大分ましな死だったんだろうな。
おじさんってクマーから見れば「負け組の中の負け組」だろうなあ
というか球磨川の維持魔翌力ってどんなもんなんだろ。バーサーカーよりはマシだろうけど
>>728
肉体自体は特別な血筋とかじゃないから、消費はド低いんじゃない? 元々ランサーは燃費の良さがウリの一つだし
おじさんのサーヴァントになると幸運が1ランク下がりそうだ
>>730
脚本が捗るなぁ
>>732
40回も自分の不注意で死んじゃう様な奴をどう信頼しろと…
まあ士郎がいなかったら冬木終わってたらしいけどね
おいおいクマーと同盟組むとか正気かハザマさん
初志貫徹なにそれなあれほど訳分からん奴をどう制御しようと
ここの球磨川さんは後期バージョンだっけ
何かあっても「これも確率事象の影響か・・・」って言っとけばどうにかなるから
※ちなみにめだかちゃんは球磨川よりチートです
間違いなく幸運EXだろあの人
めだかちゃんは強さより主人公補正だろう。
サーヴァントが神話の主人公集合な以上デチューンされるだろ。
全員主役補正はある奴らだからな
そこから先はキャラの性格による行動の差だ
安心院さんもびっくりな主人公達
>>738
めだかちゃんって公式で主人公補正持ちだっけ?
主人公補正を打ち消すスキルとか出ちゃったんだっけ?
>>741
百年だか一万年だかに一人の主人公らしいよ
で、それに対抗する為に善吉が主人公補正無効化スキル作ってもらった
サウザーに主人公補正は無いぞ
いまのところ空気だが
「あれがシンジの家かー!でっかいなぁ!リンの家と同じくらいあるな!」
なんとか衛宮を説得してようやく間桐邸にたどり着いたときには、もう夕方に近かった。
衛宮があまりにも融通が効かないので、ランサー戦を控えていながら既に精神が疲弊している感じだ。
あいつ本当は最大の敵なんじゃないの?
「ようやくだな。……我が家まで、長い道程だったぜ」
「……道程を進み始めるまでが長かったのよ」
遠坂まであきれ果てているじゃないか。
もう今日は桜を相手にしないほうがいいんじゃないだろうか。
僕も、なんか正直面倒なんだけど。
「いやぁ、しかし士郎殿も熱い漢でござるなあ!燃える魂を瞳に宿らせて、娘を救いたいと申すあの心意気!拙者、感服にござる!」
士郎殿の心意気は拙者が汲んで行くでござるよおおおおお!!!、と太陽に向かって吼えるアサシン。
やる気なのはいいが、どうだろう、空回りしないか心配だ。
つーか、アサシンが太陽に向かって吼えるな。
「そう言えばさ、遠坂。セイバーを含めて僕たちはランサーを見たことすらないんだけど大丈夫か?ほら、不意討ちとか」
「雰囲気でわかるわよ、普通じゃないもの。だからって不意討ちには十分注意してね」
『「あ、君が慎二くん?おかえりー。桜ちゃんなら夕食の買い出しに行ってるよ。」』
桜のサーヴァント、ランサーは居間で普通にくつろいでいた。
ソファーに横になってじゃがりこ(サラダ味)を食べながら週刊少年ジャンプを読んでいる。
なんだこいつ。いろんな意味で怖すぎだろ。
「お、おかえりじゃないだろ。僕たちは敵どうしなんだぞ」
『「いやいや、君の敵は桜ちゃんだろ。僕を巻き込むなよ。」』
『「それに、君みたいなやつは個人的に嫌いじゃないしね。仲良くしようぜ?」』
「うるさい!とりあえずジャンプから目を離してこっちを向け!」
ランサーその言葉に若干顔をしかめたものの、素直にジャンプを閉じ、姿勢を正してこちらを向いた。
『「向いたけど。なに?慎二くんはジャンプよりも楽しい娯楽を提供してくれるの?」』
「するわけないだろ!僕はお前を攻撃するんだ!」
「待ちなさい慎二!桜がいないんじゃ戦闘をする意味が無いわ!」
「…くっ!——買い出しに行ってるってのが嘘かも知れないだろ!家中探せばどこかに———」
『「君の家だし好きにすればいいけれど、無駄骨だと思うぜ。」』
『「桜ちゃんは今頃陳列棚で食材を選び抜いているさ。今日は本気シチューだそうだから。」』
「お主、戦う気は無いのでござるな?」
『「無いよ。ぜーんぜん。」』
『「そりゃ、勝たなくてもいい、なんて言われたら誰だってやる気無くすでしょ。」』
『「それってつまり負けるなってことじゃん。まったく、僕に対してどんな注文してるんだ、あの人。」』
「???——なんの話でござるか?」
『「いやこっちの話。君たちには関係ないよ。」』
『「とにかく、僕は君たちと戦わない。なんか面倒くさくなっちゃったし、桜ちゃんもいないしねー。」』
「———左様でごさるか。では慎二殿、着替え等の宿泊道具を取って参ろうではござらんか」
マジかよアサシン。お前すげえな。
「な———!アサシン、あなた正気!?」
「無論でござる。拙者は戦闘の意思無き者を痛ぶるほど落ちぶれてはござらん」
ああ、なるほど。そう言うことか。
確かにアサシンらしいと言えばアサシンらしい。
いや、クラスとしてのアサシンらしさは殆ど皆無だが。
このアサシン個人としては、納得の行く主張だ。
「リン、無抵抗の相手を攻撃するなんてオレも嫌だぞ」
「わたしだって今回は戦闘しないつもりだったわよ!でも、アサシンはあまりにも無用心過ぎる!ランサーがどれ程読めないか———」
「大丈夫でござる」
「———っ!———なんでよ!」
「職業柄、相手の殺気には敏感ゆえ。あの男には殺気どころか生きる気力も見当たらぬのでござる」
今日はここまで。
さあ、サモンナイトの時間だ!
おつ
なんで括弧二重になってるの?
あ 括弧逆だ
『「僕は悪くない。」』 → 「『僕は悪くない。』」
二重なのはミュウツーとの差別化
乙
今回のサモンナイトは槍が超強化されてるらしいぜ!
乙
乙
殺気が無いのが球磨川の恐ろしいところの一つなんだけどね
乙
アサシン捻じ伏せられるな(確信)
>>742
対抗するためじゃないぞ?
善吉の愚行権【デビルスタイル】は善吉自身の主人公補正を打ち消すスキルだからめだかの主人公補正はそのままのはず
乙。今のところ歴代で最もやる気のないランサーだな。だからこそ一番恐ろしいが
思えば今のクマーとソラとではクマーが不利だよな。
キーブレードや仲間たちとの絆=クマーが消せない強い想いが武器のソラとじゃあ相性が悪すぎる。
かと言ってソラではクマーのマイナスを照らすことも出来なさそうだし…千日手になるかな?
>>752
自分含めたあらゆる補正の打消しじゃなかったか?
あらゆる幸運奇跡偶然を廃して純粋な実力勝負に引きずり込むスキル
>>755
それだな
>>755
見直してきたけど、やっぱり自分の補正しか消さないらしいぞ
>>755
自分の補正だけ消して主人公としての利点を全て取っ払い、その状態でめだかちゃんに勝つことでしか自分が納得できないとかなんとか
安心院さんに「お前馬鹿だろ」と言わしめるくらいだから、相手の補正は打ち消さんでしょ
>>758
つまりワザと自分を不利にした上で勝たないと自分が納得出来ないからそうしたって事か、能力バトル漫画でそれはスゴいな
だってFateで言うなら士郎が「投影無しでアーチャーに勝たないと俺は納得出来ない」って言ってる様なもんでしょ?
主人公補正が凄すぎて勝てないらしいのに自分の補正だけ消しても勝てましたという
訳分からん話になったがな。そりゃ勘違いもするわ
>>760
これは俺の予想だけど、自らの補正を打ち消したのに主人公補正の固まりに勝てた理由は打ち消したからこそだと思ってる
アニメとかで出てくる様な「コイツに勝てんの?」的な補正付きのラスボスも主人公により打ち破られる
つまり主人公補正とは「どんな強敵だろうと最終的には主人公が勝てる」みたいなモノだと思う
だから補正を打ち消す事によって、逆に主人公補正が上手く働かなくなったからだと思う
昔やったゲームで、ラスボスを倒した後のEDで主人公が町中でのんびり歩いていたら、ストーリー上助けれなかった人の部下に通り魔されて刺されて重傷を負った、この時はヒロインが自分を犠牲にして助けた(ヒロインは記憶と自我を失ったけど)
つまり主人公補正もっていようと、時には何の特別なモノ持ってない一般人、寧ろ相手が何の特別なモノを持ってないからこそ負ける時もあるって事だ
>>761
……うんっ! そうだなっ!
じゃなく出てきてすらいない愚行権の話に乗ってスマンかった
ssの内容に関係ない話題で埋めちゃうのは荒れる原因になるかもしれん
761を見て、何故か親友の結婚式に向かう途中でチンピラに刺された人のことを思い出した
「『そう言ってアサシンがランサーに背を向けた瞬間、螺子がアサシンの心臓を貫通した。』」
「『螺子———ランサーが投擲した螺子で、間桐慎二のサーヴァントは地に這わされる。』」
「『無情にも、残酷にも。こんなところで慎二の夢は潰えてしまった。』」
「『————と、本来ならそれくらいの状況になっている場面なんだけどねー。』」
ランサーは再びソファーに横になり、ジャンプの続きを読み始めた。
やる気がない、というのはどうやら本当らしい。
「『慎二くんは今日も外泊か。了解、桜ちゃんにそう伝えておくよ。他になんかある?』」
「————…無いよ。……桜には、当分帰らないと言っておけ」
「『極めて了解。まあ、別に帰って来ても桜ちゃんは全然気にしないと思うけど。』」
「……そう言うことだ、遠坂。僕は仕度に時間が掛かるけど、その間どうしてる?」
「…………外で待ってるわ。出来るだけ急いで」
「『ここに座って待ってればいいじゃん。じゃがりこくらいなら分けてあげるぜ?』」
「冗談じゃないわ」
遠坂は吐き捨てるようにそう言うと、荒々しくドアを開けて出ていった。
「 ………で。……何であなたが付いて来るのよ!これじゃ意味ないじゃない!」
「『僕だって一日中ゴロゴロしてたら外の空気くらい吸いたくなるよ。たまたまタイミングが被っただけじゃん。』」
「『僕が君に付いて行ったんじゃあない。自意識過剰だぜ遠坂さん。』」
「…あんたねぇ……!」
「『怒るなよ、端整な顔立ちが台無しだぜ?』」
ランサーはムカつくポージングでわたしを指差す。
そもそも一日中ゴロゴロしてたって、それはサーヴァントとしてどうなのだろか。
桜はそれでいいんだろうか———……いいんだろうなぁ、きっと。
「ランサー。あなた、桜をどうするつもり?」
「『さあ?どうするつもりなんだろうね。』」
「『とりあえず、彼女を苦しめていたものを体内から取り除きはしたけど、まだ体外に君みたいなやつはいるからなぁ。』」
「『桜ちゃんから精神的、物理的にあらゆる苦しみを取り除くのが僕の役目だとは思うよ。』」
「『まあ、それによって彼女が後悔する日が来たって、僕は責任取らないけど。別に彼女を救いたいわけじゃないんだからさ。』」
「『僕は、桜ちゃんに喜んで欲しいんだ。』」
————桜のために戦う。
それは士郎も言っていたことだけど、受ける印象が全然違った。
士郎は桜を救うために戦うと言った。これ以上傷付けないために、未来のために。自己満足と言ってもいい。
ランサーは桜を喜ばすために戦うと言った。傷を忘れるために、現在のために。桜が満足するなら、それで良いと。
「———それなら、わたしたちが桜を苦しめさえしなければ、見逃すとでもいうのかしら?」
「『そうなるね。第一、いまの桜ちゃんはもう十分満足してるよ。』」
「『いつでも笑顔で、毎日が楽しそうだ。』」
「———ふん。まあいいわ。慎二の準備が出来次第おいとまするから、桜にはよろしく言っといて」
「『ああ、うん。言うだけ言っとくよ。桜ちゃんからの伝言は士郎くんから聞いといてあげてね。』」
まあ、確かにいまの桜がわたしの言うことを素直に聞くとは————
———————ん?
———士郎から、————桜の伝言、って———
「——ランサー、あなたいま、なんて」
「『いや、だから、士郎くんと桜ちゃんは今頃会ってるころだろうからさ。』」
「何でよ!桜は夕食の買い出しじゃ———」
「『夕食の買い出しだよ。士郎くんも利用しているという商店街にね。』」
「『この時間なら鉢合わせること間違いなしだそうだぜ?』」
「『桜ちゃん、上手くやってるといいけどなぁ。』」
「———上手くやるって、なにを!!」
「『懐柔だよ。仲間に引き入れようとしてるの。』」
「『勢い余って心を壊さないようにとだけは言っておいたけど、ひょっとしたら、ねえ?』」
—————完全にやられた!ランサーを甘く見ていた!
アーチャーでは桜を攻撃出来ないし、士郎なんてそもそも戦えもしない!
「くっ!慎二!」
わたしは間桐家のドアを蹴破って慎二のもとに急ぐ。
ランサーはその背中を、いつもの笑顔で眺めていた。
ここまで!
ここで切るか
士郎のバッドエンドが火を吹くな
乙ー
まだ慌てるような時間じゃない
極めて乙
滾る……滾るぞ!
乙。あれ、主人公今回も働いてなくね?
慎二だけはきょう平和でした
慎二だけは今日も平和でした って言いたかったのに、謎なコメントになってしまった
>>772
逆に寒気がしたわ
アサシンには一足先に現場へ急行してもらった。
僕たちは全力で走って商店街に向かう。
自転車を使えばよかったのだが、そこまで冷静なやつはいなかった。
———ただ一人を除いて。
「————なんでお前まで付いてくるんだよ!」
「『——ゼェ——ハア——ゼェ———、ハア、—いや——、けしかけたはいいものの、』」
「『———ハァ、——ハァ———やっぱり、ゼェ、心配に、ハア、——ハァ、なってね———。』」
「『——ゼエ——ハァ、ゲホゲホッ!——そ、それにしても、——ハア——足、速いな、君たち——』」
ランサーは僕の自転車を使っている。
………自転車使ってこれって……。
まあ、ひとまずサーヴァントが人間に体力負けしているのは置いておくにしても、このまま付いてこさせるのはまずいのではないか?
「いいのかよ遠坂!このままこいつを放っておいて!!」
「仕方ないじゃない!じゃあどうしろっていうのよ!」
「オレが足止めしようか?」
「駄目よ!それで万が一あなたに何かが起きたらわたしの立つ瀬がないわ!」
アサシンは大丈夫だろうか。
衛宮を見つけたらまず何を置いてでも回収するように言ってあるが、相手が相手だけに心配だ。
いまの桜がどういう手段に出るかは、正直予想できない。
商店街[公園]
「——————————……………」
「—————」
「——————………」
非常にまずい状況になった。
ここには、三人の人間がいる。サーヴァントは一人もいない。
アーチャーには留守を任せているから付いてきていないのだ。
—————桜も、それは同様のようだし、————
—————————イリヤスフィールのバーサーカー、ハルクは眠っているそうだ————
「———あなた、名前はなんだったたかしら?」
「忘れっぽいですね、さっき名乗ったばかりじゃないですか。イリヤスフィールさん」
「——————……」
「間桐桜ですよ。えへへ、なんか名乗るのって恥ずかしいですね!」
「————————————………」
駄目だ。俺には無理だ。この状況をうまくまとめるなんて出来ない。
桜には八百屋の前で偶然合った。俺が清算を終えたあとに、丁度桜が店を訪れたのだ。
最初は警戒したが、戦闘の意思どころか前のような不穏な雰囲気すら感じられなかった。
話したいこともあったので、店先で桜の買い物が終わるのを待っていると、そこにイリヤが現れた。
最初は警戒したが、殺意を感じるどころかまるっきり無邪気な子供だったので少し話相手になっていたら、そこの桜登場。
初めは高かったイリヤのテンションが目に見えて下がり、いや、失墜と言ってもいいかもしれない。
氷のように冷たい表情になったイリヤと、相変わらずにこにこ笑っている桜を連れてひとまず公園に入り、今に至る。
それでこの会話だ。
なんでさ。
「サクラ————わたしはあなたを認めることはできない」
「わかっています。わたしだって自分を認めたのはつい最近ですもの。仕方ないですよ」
「この状況で、なんで笑ってるの?———あなた、もしかしてバカ?」
「どんな状況でも笑っているのが、私たち過負荷だそうですから。自分でも馬鹿だとは思いますよ」
にこにこと、本当に楽しそうに。
ランサーの不気味な笑顔とも、この前の桜の様な狂った微笑でもない。
何かが吹っ切れたかのような、可憐な笑顔だった。
「———桜、—————お前ひょっとして————幸せなのか————?」
「—————そんなわけ無いじゃないですか。わたしは世界一不幸な女の子です!ふふっ、救ってあげたくなっちゃいますか?」
声が弾む。
————元気、だ。
こんな桜は見たことがない。俺の知らない桜—————。
付き合いは深かったとはいえ、短い間だったから知らなかったけど————
————桜は、こんな顔も出来るんだな。————
「でもダメです♪—————先輩に救われてしまうと、ランサーに嫌われちゃいますから」
桜が満足してるっていうなら、それはそれでいいのかもしれない。
ランサーが桜を操って、ないし、洗脳して、悪事を働くようなら、俺はそれを止めるつもりだったけど。
この様子だと、どうやらそうではないらしい。
「——————……」
「————?———イリヤ?——さっきからなんで黙っ———」
「うおおおおおおおおお!!天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶうううう!!!!正義の咎追い!!!バァァァニン!バn———————…あれ?もしかして拙者、…場違いでござるか?」
はい、ここまで
乙
先輩が自転車アリとはいえ追いつけてるだと……!?
聖杯の補正ってすげーな
さらっと名乗りかけるなよバング殿…
信じられるか、主人公のサーバントが敵対する相手マスター2人に囲まれた仲間にかけつけたシーンなんだぜ、これ
自分の悪いところを全部認めて、その上で自分のやりたい事だけをするってところか?
それが悪い事でも「悪い事だって分かってますよ、でもやりたいんだからしょうがないじゃないですか」みたいな
乙。相変わらず士郎は鈍感だな
「——アサシン————」
「あいやいやいや!これは違うでござるよ士郎殿!拙者、決して士郎殿の邪魔をしに来た訳では!むしろ助太刀に参ったというか!」
なにをそんなに慌てているんだろう?
争う気が無かったところで、桜もイリヤもマスターだし、助けに来てくれたのだというのは分かる。
しかし、邪魔とはなんのことだ?
「————ああ、アサシンさんですか。こんにちは」
「———ぬお!これはこれは桜殿!————……ふむぅ」
「…?————ええっと、なんでしょう?わたしの顔に何か付いてます?」
「ああいや、そういう事ではござらん。————改めて対面するとますます謎でござるな。なぜ桜殿があのような者を召喚できたのか———」
それはたしかに謎だ。
そもそも桜とランサーじゃ性格に差が有りすぎる。
ランサーは桜のサーヴァントとしては一番ありえない存在ではないだろうか。
桜にはもっと、お姫様とかそういうのが似合う。
「——はぁ——誰かとおもったら、またあのニンジャなの?」
「———ぬおお!?誰かと思えば怪人緑男のマスター!なぜここに!————というか溜息は酷くないでござるか!?」
「イリヤスフィールよ。イリヤでいいわ。覚えておきなさい———はぁ————」
「無視でござるな!?拙者の指摘については完っ璧に無視して話を進めるのでござるな!?」
「うるさいわ。前から思ってたけど、あなたうるさいし暑苦しい。それでほんとにアサシンなの?」
「拙者はどこからどう見ても忍ぃ!つまりどこからどう見てもアサシンでござろう!」
「シノビ、ってニンジャのこと?—————たしかにあなたはどこからどう見てもニンジャだけど——アサシンとは違うんじゃない?」
あ、イリヤの中では忍者ってこういう感じなんだ。
間違った日本の知識だなぁ。
たしかに、このアサシンはアメコミとかに居そうなNINJYAではあるが。
「アサシンさんが来た、ということは兄さん達が来るのも時間の問題ですね。早めに話を進めましょうか」
「話?———ああ、もしかして桜、わざわざ俺に話をしにきたのか?」
「ええ、買い物のついでですけどね。先輩は行動パターンが決まっているので助かります」
「————シロウ、この女の話に耳を貸しちゃダメよ……」
イリヤはなぜにそこまで桜を邪険にするのだろう。
桜は面倒見がいいし、イリヤも人懐っこいから、割と相性はいいと思うんだけど。
「イリヤ、聞きもしないでそういう事を言うのはよくないぞ。お前だって、話す前から否定されたら嫌だろ?」
「それとこれとは話が!」
「違わない。人にされて嫌なことは、自分もしちゃいけないんだ」
「……ふん!勝手にしたらいいわ!シロウなんて嫌いよ!!」
「—————……」
「……なんだよアサシン」
「今のは士郎殿が悪いでござる。人の話をむやみに否定するな、と言っておいて自らがそれを破るとは何事か」
———————あ。
本当だ。なにやってるんだ、俺。最悪じゃないか。
追った方がいいのだろうか。いや、しかし、桜の話も聞いてやらないと。
どうしよう、どうしたらいいんだ—————
1、イリヤを追う。
2、桜の話を聞く。
>>785
kskst
安価なら2
1
そりゃ1だよな
正解だろうけど桜がますます厄介になるな。
クマーは桜が自分を過負荷って呼ぶのはちゃんちゃらおかしいと内心思ってそう。
「—————桜、ごめん!」
「————先———輩——————?」
先輩がわたしに背を向ける。
わたしの話も聞かないで。
先輩がわたしに背を向ける。
わたし以外の女を追って。
先輩がわたしに背を向ける。
まるでわたしから逃げるように。
「————わかってましたよ。———なぁんだ、結局ランサーの言うとおりじゃないですか。———」
くすくす、笑い声が聞こえる。
あれ?笑っているのはわたしかな?
ああ、やっぱりランサーの言う通りだったんだ。
過負荷は————いつでもヘラヘラ笑っているものなんだ。
「————士郎!」
姉さんの声。
わたしじゃなくて、先輩を心配してるの?
「————桜……」
兄さんの声。
先輩じゃなくて、わたしを憎んでるの?
うふふ、みんな、わたしなんて、どうでもいいんだ。
みんな、わたしが、きらいなんだ、そうなんだ。——————
「『桜ちゃん。』」
「———————ランサー————?」
「『ごめんね、辛い思いをさせちゃって。完全に僕の落ち度だ、不甲斐ない。』」
「『君の苦しみを取り除くとか言って、新たに背負わせてるんじゃ世話無いや。』」
そんなことないです。そんなことない。
だってあなたは—————————————
「『悪かった。僕が悪かった。』」
「『もう二度と、君を独りにはしない。』」
わたしを大切にしてくれるじゃないですか——————
Fateルート、UBWルートだと桜ないがしろだからな。
この士郎は無意識だけど桜を選ばなかったな。
—————————————————————————————————
「————イリヤ!」
「———……シロウ———?」
良かった、追いついた!
ここでイリヤを放っておいたら、きっと大変なことになる。
そう思ったのは確かだけど、それ以上に、
自分の間違いを認めないのは、絶対にやっちゃいけないことだ。
「済まなかった!俺、自分のことを棚に上げて、イリヤを叱ったりなんかして!俺のほうがよっぽど子供だ!」
「————フフッ、いいよ。仕方ないからお姉さんは許してあげる」
「ーーーー…ありがとう……!」
「もう、シロウったら大げさなんだから!わたしはそんなに簡単にシロウを嫌いになったりしないよ?」
「イリヤ———」
最初から違和感は感じていたんだ。
その正体が今日、はっきりした。
イリヤはおそらく、———戦争の意味を分かっていない。
いや、どういうものかは知っているだろう。
戦うとはどういうことで、死ぬとはどういうことで、殺すとはどういうことか。
それは知っている。
だけど、それがどう悪いのかを、この少女は知らないんじゃないか?
だから遊ぶのと同じような心構えで、この戦いにかかわっているんじゃ———
もしそうなら、俺はどうするべきなんだ?
それが悪いことなんだと知ってもらうべき———?
いや、違う——————それなら、———————————
1、イリヤともっと話をしよう。
2、家に招待してみるか。
3、いや、深入りはよそう。
>>794
ここまでや!ここまでなんや!
3
3
2
3
地雷がどんどんでっかくなるな
今回の主人公の出番は……
>>797
主人公なら幼女をお持ち帰りしようとしてるじゃないか
>>797
一言だけだね!
空気を読まずに1で!
地雷がががが
……でも良く考えりゃどこぞの貧血メガネより地雷小さいか、なら安心だ
それはそうと、家に招待って原作じゃ確か……
桜の代わりに慎二がいるし、セイバーのかわりにヴァッシュだし原作とは違う展開になるはず
それがいい展開だとは限らんが
慎二メインで進むかと思ったらいつの間にか士郎メインになっていた
まあ拠点が衛宮邸なんだからしょうがないか
拠点以前に主人公適正の問題だな…
ワカメじゃ普通に進む限り士郎に引きずられてしまう
間桐家の人々はみんな嫌いじゃないから、慎二も活躍させたいんだがなぁ
どうしても桜が尺を食ってしまう
あ、爺は蟲なんで。人じゃないんで。
「イリヤ、明日俺の家に遊びに来ないか?」
「え?———シロウの、家?」
「ああ。一日だけ聖杯戦争のことは忘れて、俺の家で遊ぼう。いろいろ話したいこともあるし、昼食も出すからさ」
「—————いいの?」
なぜかイリヤは申し訳なさそうな顔でこっちを見る。
遠慮しているのだろうか、らしくないな。
「いいに決まってる。今日みたいなイリヤなら大歓迎だぞ?遠坂達には俺から話を付けておくから」
「———リンも来るの?」
「いや、あいつは泊まりだ。それに慎二もいる。どうしても嫌なら二人には外してもらうけど……」
慎二なんかは頼むまでもなく出かけそうだ。
遠坂は———どうだろう。変に強情なところがあるからな。
「———ううん、別にいいわ。————招待してくれてありがとう、シロウ!」
「ああ、楽しみにしてるぞ。明日の朝、9時頃にさっきの公園に来てくれ。待ってるからな」
「うん!必ず来てよね!遅れたら承知しないんだから!」
イリヤはスキップして俺から遠ざかる。
家に招かれる程度のことがそんなにうれしいのか?
まあ、喜んでくれて何よりだけど。
イリヤは俺からだいぶ離れたところで振り返り、大きく手を振ってきた。
妹が出来たらこんな感じなのだろうか。
「じゃあねシロウー!またあしたー!!」
「ああ!気を付けて帰れよー!」
衛宮邸[居間]
「衛宮、お前ロリコンだったのか……」
「なんでさ!違うぞ慎二俺は————!」
いやいやいや。
いたいけな(?)幼女を家に連れ込むとかロリコン意外のなんなんだよ。
僕達がランサーの心理操作によって半ば暴走状態になった桜から必死で逃げ回っている最中になにしてんだこいつ。
僕は必死というか、最早死を覚悟したぞ。ランサーによる制止がなければやばかった。
————————結局、ランサーは何がしたっかったのだろうか。
桜の好感度上げ、とか?—————ハハ、まさかね。
まあ、それはそれとして————
「遠坂。こいつ一回殴っていいかな」
「駄目よ。それはわたしの役目」
「だからなんでさ!なんで俺が殴られないといけないんだ!?」
「よし、じゃあ間を取ってアサシンに殴って貰おうぜ」
「それはいいわね。凄くスッキリすると思うし」
「いやいや拙者になんてことやらすつもりでござるか」
「慎二!遠坂!話を聞け!これにはちゃんと理由があるんだ!」
「黙りなさい。変態の話を聞く余裕なんて、いまのわたしたちには無いわ」
「お前が幼女に現を抜かしている間に、僕達がどんなに恐ろしい目にあったか……!」
「シンジ!?大丈夫かシンジ!?———リン!大変だ!シンジの震えと涙が止まらない!」
「誠でござるか!?うおおおお慎二殿おおお!!しっかりするでござるううう!!!」
「……可哀想に………慎二、今日はゆっくり休みなさい」
「うううぅぅぅ……………」
「という冗談は置いておいてだ、衛宮。…いや、桜もランサーも冗談抜きで恐ろしかったが今は置いておいて」
「そうね…。まあ良いわ。士郎あなた、イリヤスフィールを家に招くなんて正気?」
まさかマジでロリコンなのだろうか。
正義の味方がロリコンなのだろうか。
一体、正義とはなんだ。
……この台詞は三名ほど騒がしくなりそうだから言わないでおこう。
ちなみにアーチャーは土蔵で銃のメンテ中だとか。…弾とかどう補充してるんだろうなぁ。
「正気だよ。イリヤは、こんな戦争と関わらずに行けるなら、きっとそれが一番いい。あいつは普通の常識や普通の楽しみすら、知らないんだ」
衛宮は一度目を瞑って、そして力を込めて見開く————
「だから俺は教えてやりたい!普通の楽しみがどういうものなのかを!」
…………。
「—————悪い、衛宮。下ネタにしか聞こえない」
「—————————————なんでさ……」
…うーん、なんかいまいち?
次頑張ります
士郎達、桜の暴走がランサーのせいだと思ってる時点でどうしようもないな。
球磨川ランサーはきっかけでしかないのに。
ある意味一番の理解者がランサーなのにな。
もう桜は盛大に暴れてもいいんじゃね?
乙。見返してみたら慎二と士郎がマスターなのに、やけにヴァッシュとバング殿のステータスが高かった
いや、きっかけを与えてる時点で桜の暴走は完全にランサーのせいじゃねぇーか
何で桜が暴走したのかはランサーのせいで思考停止してる。
桜が暴走してしまった理由まで考えがおよんでいない。
ランサーを排除すれば元通りとか思ってそう。
そんなわけないのに。
これはそろそろコトミーの出番だな
慎二は桜は元々そんな存在だったって言いかけてたし、一応気づいてるんじゃない?
ぶっちゃけ凛ちゃんさんってさあ、時臣が死んでるのに大人しく盟約を守って桜を無視する必要はないんじゃないの?
誰もとがめる人はいないだろうし
ぶっちゃけ凛ちゃんさんってさあ、時臣が死んでるのに大人しく盟約を守って桜を無視する必要はないんじゃないの?
誰もとがめる人はいないだろうし
ぶっちゃけ凛ちゃんさんってさあ、時臣が死んでるのに大人しく盟約を守って桜を無視する必要はないんじゃないの?
誰もとがめる人はいないだろうし
桜については
凛「大体間桐のせいできっかけはランサーだけど、遠坂にも非はある」
慎二「ランサーのやつ余計なことしやがって!あのままだったら大人しかったものを!」
士郎「ランサーのせいだ!あいつさえなんとかすれば…」
球磨川「『おっぱい!おっぱい!』」
こんな感じだろ、たぶん
ぶっちゃけ凛ちゃんさんってさあ、時臣が死んでるのに大人しく盟約を守って桜を無視する必要はないんじゃないの?
誰もとがめる人はいないだろうし
あれ、何故か多重投稿になってしまった
スマホからだからか?
契約交わした本人が一人生きてますがな
魔術師は契約大事だしね、何より大好きだった父との約束みたいなもんだしな
>>818
さすがの裸エプロン先輩
魔術師って基本人間の屑だしな。仕方ないな!
優秀な魔術師はある程度人間としての情を捨てないといけないらしいから仕方無いね!
天才と変態はなんとやら
天才でなおかつ変態の人もいるよね
つまり変態は天才
むしろ天才だから変態
ブレイブルーアニメ化だってね
…あれバング殿は?
>>830
マジでやめて欲しい
あの馬鹿みたいに複雑で痛い設定をアニメでとか無理
だからここはバング殿メインの超絶恰好良いヒーローアクションにするべきでござるよ!
ノエルのパンチラ……もとい、カッコ良い姿が見れるなら良いよ
バング回はバング殿の自演に溢れて、ノエル回は「擦るな氏ね」が流行る悪寒
>>833 テイガー回はAAの嵐ですねわかります
上げちゃったから1レス分だけ書く
翌日——新都[ビル街]
「衛宮のやつ、ほんとに連れてくるとは思わなかったぜ……」
「士郎殿も隅に置けないでござるなあ。———しかし慎二殿、なにもわざわざ外出までしなくとも良いのではござらんか?」
「あの空間にわざわざ身を置くほど酔狂じゃないさ。全く、遠坂の気が知れないよ」
遠坂は衛宮邸に残った。
なんでもイリヤスフィールについて気になることがあるとか。
「僕たちはライダーでも探そう。今のところ手が打てるのはそこくらいだ」
「承知でござる」
「じゃあ、とりあえず霊体化してくれ。目立つから」
「そうでござるな。拙者は人目に付きやすいゆえ」
そういってアサシンは霊体化する。
……いまこいつ、自分でアサシンとして致命的なことを言った気がする。
…………気にしたら負けかな。
ライダー。何気にマスターが割れていないのはこのサーヴァントだけだ。
情報が最も少ないサーヴァント。アサシンの相手としては不足ない。
さしあたっては、どこを調べるかだが—————
1、引き続き新都だな。
2、柳洞寺、とか?
3、学校跡地周辺、なんてどうだろう。
>>838
3
ksk
安価なら下
3
3
そういや跡だったなw
自覚あったのかww
あれで本人は忍んでるつもりでも困るけどな
というわけで学校跡に着いた。
当然立ち入りは禁止だ。
テロ扱いになっているため、もちろん僕は立ち入れない。
今も報道関係の人間や警察がかなりの人数うろついているが、野次馬も相当数いるというのは盲点だった。
もともと僕は、報道、捜査を除けばこんな場所には関係者しか立ち寄らないだろうと踏んでいた。
学校の関係者か、聖杯戦争の関係者。
そのどちらの条件にも当てはまるマスターが7人中5人もいたのだ。流石に6人目までそうということはあるまい。
だから、平日の昼間からこんな場所にいる不自然な一般人を探すつもりだった。
しかし、ほとんどが主婦層とはいえ、野次馬だらけではこの作戦は意味をなさない。
「まいったな……一応、不審なやつでも探すか」
校門から右回りに一周してみよう。
————しかし、キャスターも派手にやったものである。
まるでこの空間だけ遠い未来に行ってしまったみたいだ。
——————そういえば、アーチャーは遠い未来から来た英霊だったか。
今度未来の様子を尋ねてみるのも—————
———と、そこまで考えて、僕は誰かとぶつかった。
「痛っ!————どこ見てんだ——…よ」
「これは済まない。少し余所見をしていたものでな」
神父————確か、聖杯戦争の監督役の、名前は———
「———言峰、綺礼———————」
「ほう。私の名を知っているのか。恐縮だな」
遠坂から話は聞いている。
聖杯戦争には言峰という監督役がいるが、よっぽどの事態以外は自分から関わるな、と。
それだけ危険な人物だと。
————たしかにそうだろう。
ここまでの不穏を、並の人間が纏えるものではない。
「————こんなところに、監督役が何の用だよ」
「その監督役の仕事だ、間桐慎二。事後処理が上手くいっているか、確認しに来た」
———駄目だ。プレッシャーに耐えられない…!
幸い人目もない、アサシンを実体化させよう。
「———お、おい、アサシン…!」
「サーヴァントを呼んだか。何をそこまで警戒して———————————————————バング、だと?」
——————————!!!!!!
こいつ!————アサシンの真名を————!!?
「な!?なぜ拙者の名を!!」
「—————そうか、間桐慎二。お前もプレイヤーだったか!始めたのはいつだ?CTか?」
アサシンの話を無視して言峰は喋る。
な、なんの話をしているんだ、こいつは。
「私はCTからずっとアラクネ一筋だ。CPでは烙印が回数消費制になって爽快感が減ったが、時間制限の無い分戦略の幅は広がったと個人的には思っている」
一人で喋り続ける言峰。
アサシンもアラクネという単語に少し反応したくらいで、唖然としている。
「間桐慎二、お前は何か?やはりバングか?確かに良いキャラだ。私は釘使いが下手でどうにも使いこなせんがな」
最早、狂気を感じるぞ…。
どういう状況なんだ、訳がわからない。
「どうだ、ここは一つ、教会に寄ってみないか?CSEXで対戦といこう。それとも、新都に赴きCPか?好きな方を選べ」
「———————何をいってるんだお前は…!僕は帰るぞ!」
「———お主の言っておることは殆ど意味不明であったが、しかし、聞き覚えのある単語もござった。拙者の真名といい、アラクネといい、お主は何者でござるか?」
「———間桐慎二。バングに元ネタの説明をしていないのか?」
「————も、元ネタ?」
「—————……この様子では、バングを呼んだのは偶然か—————勿体ない」
なぜか心底残念そうな顔をしている。
真名を看破しておいてこの一連の挙動……遠坂の言う通り、危険人物だ。
とかく、訳がわからない。
「身近にブレイブルーをやっているものはいないのだろうか……」
「ぶ、ブレイブルー!?蒼の魔導書についても知ってござるのか!!?」
「この国の者なら、誰だろうと知ることは容易だ。手近な家電量販店でも探してみるのだな」
そう言うと、言峰はつまらなそうに……いや、肩を落としてるし、どっちかというと残念そうに、僕の前から姿を消した。
いやいや、家電量販店に英霊のヒントがあってたまるか。
ここまで。
ちなみに選択肢によっては↓こうなる予定でした。
そのまま新都→桜&球磨川(ラブコメ)
柳洞寺→ハザマ(シリアス)
新都に行きたかったな
乙。言峰、いくらなんでもメタすぎるぞwwww
まともに戦ってねえな、主人公コンビ
まあ「普通の」アサシンは正面戦闘を避けるのが正解なんだけどね…
言峰の気持ちがわかりすぎて困る…
この言峰、愉悦見つけ過ぎだろw
ただの格ゲーマーだったでござる
あんまりサーヴァントがゲームでの存在とかフィクションの存在なのは萎える。
>>851
設定上フィクションのキャラでも召喚出来るんやで
zeroでウェイバーがスパイダーマンも召喚できるとか言ってたじゃん
概念英霊とかいるし、実は全員ナーサリーライムとかでも驚かない
なぜそっ閉じが出来ないのか
つーか言峰は凛との電話中にすでにBBやってたからね
この言峰第四次で一体何があったんだ…それはともかくアラクネ最高ですよね!
ガード中のノエルの背中最高ですよね!
CPは家庭用がまだだからまともにやってなかったけど烙印消費制になったのか
早く十月にならないかな
悟空とか呼んだらヤバそうだな知名度的に考えて
>>858
どっかに悟空が召喚された漫画あったな
セイバーの剣が一撃でどっか飛んでったヤツ
グラップラーのサーバントだっけ?
>>860
それそれ
実際呼び出せるんだろうけど、燃費が悪そうだな
魔翌力的にも金銭的にも
いうこと聞かずに力解放→枯死の流れが手に取るようにry
>>862
敵「バカなやつだ……サーヴァントを制御できず自滅とは!」
悟空「マスターのことかーーーー!」
みたいな
>>863
それが宝具か……
>>851
確かサーヴァントは信仰が関係するから、こうあれと願われると生前とはかけ離れた姿でも召喚されるんだよな
cccのアンデルセンのうろこまみれの足とやけどだらけの腕、とか為政者としての側面であるアポのウラドとキリスト教圏の盾としてのエクストラウラド
だから存在せずとも、確かな信仰があれば生前どころか存在しなかった英霊も召喚できるらしいけど、でも確かにゲームキャラとしてばらすのは萎える。異世界とか平行世界の英霊でいいのでは? それに冬木聖杯は本来なら西洋か聖杯に関係がある英霊以外は召喚できんはずだし
つまりハリウッド版の悟空が呼べるということか
外伝で概念英霊あった筈
ウェイバー教授が購入したゲームの初回限定特典で召喚されちまったサーヴァント
確か切り裂きジャックだっけか
>>866
それはもはや悟空じゃない……
ごめん、萎えないで?
未来とか平行世界の英霊だらけって不自然かなって思ったんだわ
まあSSだし、気にしたら負けだったかなと後悔はしてる
まあ安価スレで全部原作と同じで西洋生まれか聖杯に関係ある奴のみ限定だったら、安価スレでやる意味が無いでおすし
コンマによっては白聖杯にもなるんだし気にしない気にしない
やろうと思えばサーヴァント全員ウルトラマンとか仮面ライダーとかにできるのか・・・
冬木市が終わるな
>>871
そういえばおじさんがゴジラを召喚した動画があったな
ウルトラマンみたいな規格外ならともかくライダーなら大丈夫だろ
アサシン枠でキラ呼んでみたいなww
よし、全員インドの英霊にしよう(錯乱)
冬木「やめてくれよ・・・」
スマートフォンからこんにちは
今日は突然残業が襲って来たので書けないです
ご了承お願いします
>>873
お前それ、太陽の王子にも同じこと言えんの?
>>878
もしかしてRXのことか?太陽の子、光の王子だけど
町ひとつ一撃で壊滅できないし、バイオになってもビームで丸ごと焼かれたらダメージうけるじゃん
怪魔界を滅ぼして50億の民を皆殺しにしたことを忘れてないか?
あれは皇帝死んだからだろ
>>879
EX宝具の「そのときふしぎな事が起こった」があるじゃないか
まあぶっちゃけ火力が凄ければ勝てるって戦いじゃないからなぁ、ギルみたいに規則外に凄いのなら別だけど
>>882
それはageてまで言うことか?
ライダー勢でも黒目クウガとかウェイクアップ3とかわりとどうしようもない気がする
>>829
たぶん精霊の加護や星の開拓者とかスキル扱いになるぞ。
自身が不利なときに幸運補正的な感じで。
ぶっちゃけ、あれ主人公補正じゃん。
だからゲストのディケイドとかじゃあっさりやられる。
というか、聖杯戦争=主人公戦争だから主人公補正は踏み台クロスじゃなければ役に立たん。
>>883
普通にsageるの忘れてた、すまん
>>885
主人公とかいうよりも普通にRXはかなり強い部類に入るんじゃね? というか生前起きた事象とかも宝具になったりするし(ジャンヌが自分の死因を宝具にしてるとか、多重人格だからと80人に分けれるハサンとか、生前の絆が宝具となったライダーとか)
何回か「ふしぎな事」が起きてるんだから普通に宝具になってそうだけどな
ミノタウロスだったら魂食いを強くなるとか
カイザブレイガンを投げ捨て、カイザはガッと臓現の首を掴んだ。その体を頭上高く持ち上げていく。神に生け贄を捧げる儀式の始まりのようだった。
通勤ルートで自殺死体、家に帰れば近所の山が火事……この町は聖杯戦争でもやってんのか?
あと、昨日は済まぬかったです。今日はちゃんと書きます
「————アサシン。そういえば、お前の宝具とかスキルとか、僕は知らないことだらけなんだよな」
獅子神忍法とか。宝具は……たぶん背中の釘だろうけど、一体どういった効果を持つのかも聞いていない。
あの神父が知っていることなのにマスターである僕が知らない、ということさえあるかもしれないのだ。
「いい機会だ。お前について質問しても良いか?」
「もちろんでござる。何だって答えて見せるでござるよ!」
「じゃああれだ。獅子神忍法、って何?」
「獅子神忍法とは、その名の通り拙者が扱う忍法のことでござる。体術、手裏剣術は勿論のこと、分身や瞬間移動まで可能でござる」
ああ、やってたね分身と瞬間移動。
手裏剣はあんまり見たことないな。そういうこともできるのか。
「そういえば奥義とか無かったか?———ほら、阿修羅なんとか」
「獅子神忍法・爆裂奥義『萬駆阿修羅無双拳』でござる。拙者としてはどちらかと言うと、獅子神忍法・究極奥義『萬駆風林火山』をご覧頂きたいでござるがな!」
「ああ、いくつもあるんだな。それがお前の宝具だったりもするの?」
「まあ、象徴といえばこの上ない象徴ではござるが、しかし『風林火山』は宝具ではござらん。あくまで獅子神忍法の一つにござる」
「へえ。じゃあ、やっぱりその釘が宝具か?」
「——————————いやぁ……」
「あれ?違うのか?」
「あいやいや!ドンピシャで正解でござるよ!この『五十五寸釘』こそ拙者の宝具でござる!———ござるが、しかし……」
なんだ、はっきりしないな。
まあ、宝具というからには特殊な事情があったりするのだろう。
「大体の宝具には特殊な力がある。その釘にはどんな効果があるんだ?」
「ええっと、確か…アークエネミーの破壊と…境界の線を断ち切る効果、でござったかな……?」
「アークエネミー?境界…?———僕にわかる単語で喋れよ…」
「おお、これは失敬。アークエネミーとは、まあ宝具のようなものでござるな。境界は拙者もよくわからぬが……平行世界との境目、とかなんとか……」
つまり—————宝具の破壊と、世界の境目の破壊、か———
「———はは、なんだよそれ。聖杯戦争にはもってこいの宝具じゃないか——————」
「いや、しかし問題もござって」
「ああ、燃費の話か?———まあ、それは仕方がない。一度でも使えれば相当有利になれる宝具なんだし———」
「いやいや、そうではござらん」
「じゃあ何?条件でもあるの?」
「条件といえば確かにそうでござるが、もっと初歩的な……———そういえば慎二殿、拙者のステータスを疑問に思ったことはござらんか?」
「は?アサシンなのに高すぎるって所か?まあ、最初は疑問だったが今は納得———」
「いやいや————大変失礼なことを申し上げるが、『自分がマスターなのに高すぎる』と、そう思ったことはござらんか」
「————————————それは———」
———ある。
僕には、魔術回路がない。
それでサーヴァントを呼び出せるだけでも奇跡なのに、さらに強いなんて、出来過ぎだ。
「慎二殿は判断力にも決断力にも優れ、指示も的確でござる。少々自分勝手な部分もござるが、将としてはそれで当然。慎二殿に不満はござらんが————」
「—————……ああ、わかってる。僕に魔術の才能は無いよ————」
「……。一概にそのせいと言うわけではござらんが、拙者、宝具の真名がどうにも思い出せぬ。————我が殿の名が刻まれていたことは、辛うじて覚えているのでござるが———」
どれだけ強い宝具も、使えなければ意味がない。
アサシンは非常に申し訳なさそうな顔をしていた。
————ほかのサーヴァントと違い、僕のアサシンには一発逆転の目が無いという事か…。
「—————そう肩を落とされるな。宝具は使えぬが、別に切り札が無いというわけではござらんよ!」
「————どういうことだよ」
「——————————獅子神忍法・究極奥義『萬駆風林火山』—————宝具にも見劣りせぬ強力な奥義でござる!」
[アサシンのステータス情報が更新されました]
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具×
ここまでなり
乙
宝具が使えないだと!?
おつ
つまりハッタリで進んでいくしかないなw
乙。某アサシンのNOUMINも宝具なしでセイバーと互角に戦ってたし、案外なんとかなりそうな気がする
言峰にブレイブルー始めたっていえば嬉々として教えてくれそうなww
EXTRAの主人公も低パラメータ、宝具無しの状態でも中盤まで生き残れたから宝具なしでもなんとか…
とも思ったけど、根本的にルールが違うから比較はできんかなぁ
格ゲーで言うなら必殺技を使えない状態で大会に出るようなもんか…
>>896
EXTRAルールはアサシンとキャスターを殺しにかかってるからね
そのせいで陣地いらずだったり対魔翌力()なキャスターとかワンパン即死起源パンチ透明化アサシンと
いろいろおかしいがな!
アサシンが月の聖杯戦争で勝つにはアリーナにいる対戦相手を闇討ちするしかないんじゃないか?
このままだとこのスレで完結しなさそうなんだが次スレは・・・
月の聖杯戦争は宝具よりもスキルが凶悪だと思う
太陽の加護とか皇帝特権とか発動したら基本勝てるスキルばかりだったな
衛宮邸[居間]
「ふーん、ニホンショクも悪くないわね」
「ですよねー。シローくんの腕のおかげもあるだろうけど、本当においしい」
「そりゃ何よりだ。量ならあるから、じゃんじゃん食えよ」
衛宮邸の今日の昼食は賑やかだった。
俺とヴァッシュに、イリヤ、遠坂にセイバーの五人で食卓を囲んでいる。
イリヤは楽しそうに笑っているし、遠坂もなんだかんだで悪くないといった表情だ。
いつもは三人での食事が主だったので、新鮮な気分である。
———————そういえば、桜には悪いことをしたな。
またいつか————機会があったら謝らないと。
「シンジも居ればよかったのにな!イリヤも悪い奴じゃなさそうだし」
「セイバーあなた、結構酷なこと言うわね…。あの慎二がこんな善人だらけのほのぼの空間に耐えられると思う?」
……それは確かにきつそうだ。
慎二は、本当は激情型なのに変にクールぶってるところがあるからな。
良くも悪くも、自分のペースを崩されると極端に弱い。
良くも悪くも、乗っているときはとことんまで行くのもあいつだけど。
「出来損ないはどうでもいいけど、アサシンがいたら楽しかったかなぁ。ニンポウをもっと見てみたいし」
イリヤはどうやらアサシンを気に入ったようだ。
あの間違った忍者は子供受けしそうだし外人受けしそうだから、その両方であるイリヤが気に入るのも無理はない……のか?
まあ、アサシンを気に入るってことは、セイバーの言う通りイリヤは悪い奴じゃないのだろう。
「ジャパニーズニンジャの戦闘能力があれほどなんて、新しい発見だったわ。まさかバーサーカーと接近戦が出来るなんて」
「…イリヤ、普通の忍者はあそこまで派手に戦ったりしないんだぞ……」
「ふふん、シロウ、騙そうったって無駄よ?サムライが刀で鉄を切るんだから、ニンジャだって強いに決まってるわ!」
日本に対する認識の歪みが激しい。
某三代目の大泥棒のお仲間や某妖孤を体に宿した忍者を参考にしては駄目だ。
いや、娯楽作品を否定する訳ではないが、現実とフィクションの区別はつけてほしい。
それからはイリヤが楽しめそうなものは一通りやった。
皿洗いは自ら進んで手伝ってくれた。
トランプでは容赦のない遠坂に怒って、
衛宮邸を使ったかくれんぼではヴァッシュが見つからずに焦って、
そして一日を通して、———笑っていた。
無邪気な笑顔。楽しそうな笑顔。
これが見れただけでも、呼んだかいがある。
——————そういえば、切嗣の話もしたな。
あまり話したいことではないようなので深くは言及しなかったが————
———————————————————『わたし以外に殺されたら、承知しないんだから』———
———…あの言葉と、切嗣が関係している……?
世界各地を渡り歩いていた切嗣のことだから、その可能性は大いにあるが……。
あの切嗣が、少女に恨みを買うようなことをするとはとても思えない。
「シロウ、ありがとう!今日は本当にたのしかった!普通に遊んだのなんて、ずいぶんと久しぶりだもの!」
「ああ、俺も楽しかったよ。気が向いたらいつだって来てくれ」
「ふふ、仕方ないなぁ。シロウがどうしてもっていうなら、考えてあげるよ?」
「どうしてもだよ。またあそぼうな?」
「————うん♪———またねシロウ、リン!」
イリヤは坂道をスキップで降りていく。
送って行くのも考えたが、なにやらメイドさんがうるさいらしい。
心配だが、迷惑になるというなら仕方ない。
「——————ねえ、衛宮君」
ん?————たしか、いつ頃からか名前で呼び捨てになっていたような気がするが……。
なぜまた衛宮君呼びなんだ?
「なんだよ遠坂」
「————……今日のあなた、気持ち悪かったわ」
汚物に群がる蠅を見るような目で、遠坂が俺を見る。
「————————だからなんでさ!!?」
間桐邸[居間]
「今日は目立った動きもありませんでしたねぇ。しょーもない一日でした」
「『そんなこと無いですよ!僕は今日、桜ちゃんとデートでしたからね!』」
「『僕はお金を持ってないんで、全部桜ちゃんの自腹でしたが。』」
「締まらないですね、流石貴方です。それはそうと、こちらも収穫はありましたよ。———どちらかというと悪いニュースですが」
「『へえ。そうですか。是非聞かせてください。興味深々だなあ!わーい!』」
「……まあ良いでしょう。収穫とは聖杯の情報です。どうやら残念なことに、貴方が現界している現在も聖杯が微弱に汚染されていることが判明しました」
「『……そんなことですか。それはそうでしょう。だって僕、聖杯の中に忘れ物してきましたし』」
「ほう。忘れ物、ですか」
「『はい。正確には意図的に持って来なかったんですが。』」
「『僕は僕の記憶の断片を置き去りにしてきました。そのおかげで、僕は死んでも彼女に合わなくて済む。』」
「『彼女は僕に元の世界へ帰って来いとうるさいんですよ。桜ちゃんを満足させるまでは帰らないと言っているのに。』」
「『そもそも、宗像くんが僕を殺したのだって彼女の差し金みたいなものじゃないか。』」
「『そのせいで僕が死を無かったことにできずに英霊になっているっていうのに、ねぇ?』」
「…ご説明どうも。———さっさとあなたの作り出した『劣化・大嘘憑き』で復活してくださいよ。もうご自分の死は無かったことに出来るんでしょう?」
「『ハザマさん的にはそれがベストなんでしょうけど、そうは問屋が卸しません。』」
「『桜ちゃんを満足させるまでは帰りたくないですし、なにより置いてきた記憶を取り戻さないと。』」
「はあ、そうですか。面倒くさいですねぇ…。わかりました。では今後とも、聖杯から記憶を取り戻すまでは、どうかマスターを死なさないでくださいよ?」
「『勿論です。善処はしますよ。』」
ここまで
次スレはここが一杯になる直前にスレタイ考える
乙。凛ちゃんさん何気にひでえww
士郎が無自覚にひどい奴だ。
エミヤ化したのがよくわかる。
おつー
安心院さんは美乳ではあるけど胸は桜の方がいいもんな!
乙ー。流石初恋の人の顔を削ぎ落としただけのことはある。
乙
汚染っていっても球磨川が原因なら性質的には悪じゃなくて過負荷?
良くなってるのか悪くなってるのか・・・・・・
手段は選ばないどころか常にマイナスな方向に願いを叶えるって最悪だな
乙
>>911
黒聖杯みたいなもんか
Fateって2004年頃の話なんだよな。
めだかボックスが2009年〜2013年の設定年代。
同一世界なら5歳から9歳差か。
まあそれぐらいならよくある年の差カップルだ。
球磨川18歳に桜25歳か。
>>911
球磨川の性質を引き継いでいるなら、被害を撒くだけ撒いて最終的には願いも叶わない
……あれ?
余計にタチが悪い?
原作の聖杯も似たようなもんですしおすし
なんかダラダラと長くなってる気がしないでもない
さっさと戦闘して鯖潰すか…
翌日——間桐家[桜の部屋]
「『桜ちゃん。僕、今日はちょっと出かけてくるね。』」
「お出かけですか?それならわたしも付いていきますよ、球磨川さん」
「『あー…、独りにしないと言った傍から恐縮なんだけど、桜ちゃんには家にいて欲しいんだ。』」
「『今日会う相手はちょっとシャイな奴でさ。桜ちゃんが付いてくるとヒャハーされかねない。』」
……む。
予感だけど、球磨川さんがわたしを除け者にして危険なことをしようとしている。
昨日はあんなに優しくしてくれたのに、今日は置いて気ぼりですか。
————いや、それよりも、
「……相手は女性ですか?」
「『いや男。男同士でも全然有りとか言うなよ?僕にそっちの気はない。』」
「相手が女でも全然無しですよ。わたし以外は認めません」
「『わたし以外は認めません、って————え?マジで言ってんのそれ。マジで言ってんのそれ!?』」
「『僕、桜ちゃんとなら有りなの!?マジで?マジで!?』」
「勿論まだ駄目に決まってますが、かと言って他の誰かに盗られるのも釈然としません」
「『………ああ、そう…………。…そういえば桜ちゃんは束縛するタイプだっけ。』」
「『生殺しってことかぁ……。これは生き返るのもあながち無しじゃないような……。』」
生殺しって……。
生き返るとかはなんの話か分からないけど、わたしにとって都合の悪い話だというのはわかる。
「そういうことはわたしが高校を卒業してからです!せっかく球磨川さんに戻してもらった純潔を、そう簡単に捧げられません!」
「『うわあ、完全に墓穴掘ってんじゃん僕。』」
「『—————ん?あれ?———じゃあ卒業した後なら、…つまり良いってこと?』」
「………………………………………まあ………」
「『ふ、ふふふ。———ふふふフフフ。』」
「な、なんで泣いてるんですか!?」
「『いや、こんなに勝ち一歩手前まで来たのは初めてだからさ、嬉しくて。』」
「『……あと、意図せず死亡フラグが立ったから悲しくて。』」
…よくわからない人だ。———————まあ、最初からですけど。
教会[聖堂]
「『ごめーん、ハザマさーん!待ちましたー?』」
「いえ、別に待ってませんよ。—————やけに嬉しそうですね、何かありました?」
「『桜ちゃんの可愛い姿が見れました!』」
「それはよかったですねぇ。じゃあ早速参りましょうか」
「『狙うのはバーサーカーでしたっけ?僕なんか呼んで役に立つんですか?』」
「『狂ってる相手なんて、僕なんかじゃホントどうしようもないですよ。それともハザマさんが戦うんですか?』」
「よしてくださいよ、僕があんな怪物と戦えるわけないじゃないですかー」
「『いや戦えるでしょうけど、…じゃあどうするんですか?』」
「遠坂凛、間桐慎二、衛宮士郎。彼らは同盟関係にある。丁度良いですから、再度三人掛かりでバーサーカーの相手をして頂きましょう」
「『僕はどうしたらいいですか?遠坂さんにあんまりちょっかい出すと桜ちゃんに本気で殺されるんですけど。』」
「いや、誰も遠坂凛限定でちょっかい出せなんて言ってないですからね?殺されたら勝手に生き返っててくださいよ」
「『簡単に言うなぁ。』」
「『まあ、実際?生き返ること自体は簡単ですけどね?』」
「『だけど、その殺されかたはヤバいかなぁ……。こう、想いの問題で。』」
「はあ?——まあいいですけど。本題に入りますね?貴方の仕事はその三名の誘い出しです。適当なところで切り上げてくだされば結構」
「『誘い出しってあれですか。家に押しかけて勝手にエロ本探ったりとかですか。』」
「方法は何でも構いません。とにかく攪乱してください。それ以降は私がやっときますから、帰るなりなんなりお好きにどうぞ」
「『了解です。期待しないでくださいね?』」
衛宮邸[玄関]
「『ということで、来ちゃった。』」
「——————————————ラン、サー———」
「『あれ?遠坂さんだけ?まずいなあ、死亡フラグ、別の方向にも立っちゃたなあ。』」
「『ヤンデレ暴走DEAD ENDだけは是非とも避けたい……。』」
あまりにも脈絡が無さすぎる……!
なぜか衛宮邸の結界も反応していないし、なにより堂々と正面からだなんて………!
士郎も慎二も居るが、ここで二人を呼ぶのは危険かしら……。
「『あ。靴あるね。出かけてるわけじゃなさそうだ。』」
「『おじゃましまーす。』」
ランサーが丁寧に靴を揃えて上がってくる。
止めないと…!しかし、暴力は通用しないし……。
くっ、やはり士郎を呼ぶか。
「待ちなさい、ランサー!———今、家主を呼んでくるから、上がるのは許可を取ってからにしなさい、常識でしょ?」
このランサーは理詰めが好きだ。
それはつまり理詰めに弱いという事。
これで時間を稼げれば—————
「『いいや、許可はいらない。』」
「『僕はもともと招かれざる客。そんなことは百も承知だ。』」
「『だからこれは不法侵入だし非常識な行動だよ。でも、僕はサーヴァントだぜ?』」
「『サーヴァントに常識や法律が通用しないのはあたりまえだろう?』」
「『むしろここは、正面から堂々と入って来たことにこそ驚くべきじゃない?』」
————————駄目か————
理詰めといっても、こいつのこれは屁理屈だ。
わたしもそういったことに自信が無いわけでもないけれど、ランサーはまさに格が違う……!
自分が間違っているとしたまま、それを正当化するなんて……。
「『君たちを引っ張り出す為には、人質を使ってもよかったんだけどね。』」
「『ほら、校舎壊したりとか、あんまり一般人を巻き込むようなことはしたくないかなって。』」
「『今日の僕って紳士的でしょ?守るべきものが出来ると、やっぱり人って変わるよね!』」
ここまで
慎二、ここで活躍できるか!?
乙。流石球磨川先輩。なんてあつかましいんだ
桜がランサーを球磨川呼びに…
デートの力ってスゲー
自分が間違ってると分かった上でそれを正当化って一番厄介だな
確か完全に無視するのが一番の対処法だっけか?
遅れて乙
>>922
転校初日の挨拶で
脈絡なくクラスメイト全員に巨大ネジをぶちこんでくるような奴を完全無視とか無理
>>923
いや、球磨川先輩がどんな屁理屈を言っても反論したり笑ったりしないで無視してのんびりしたりするのが効果的らしい
実際血涙流すほどに悔しがってた
理不尽や屁理屈を言ってくる奴の対処法は「無視」が一番だしね
球磨川さんバーサーカーの適性もあるのかな
—————…———————————……————
第四次聖杯戦争————球磨川禊はアヴェンジャーとして、間桐雁夜に召喚される。
球磨川禊が元居た世界での、掛け値無き初めての死。
殺さない殺人鬼による最初で最後の殺人を、その身に受けての死。
スキルを失っていた彼には、少なくともその段階では、その落命を無かったことにはできなかった。
そうして彼は英霊となる。仮初でない本当の死によって。
勿論、最後にはこの死も無かったことにはなるのだが、運が良いのか悪いのか、その一時的な英霊化の際に彼は聖杯に呼び出された。
間桐雁夜の境遇には共感を覚えたし、彼が守ろうとしているものの尊さも理解出来た。
英霊として、アヴァンジャーとしての補正なのかなんなのか、全盛期の負完全体であった彼のスキルを使えば、元凶を根本的に終わらせることだって可能だったが————
彼はそれをしなかった。
それが改心した球磨川禊だったからなのか、それとも負完全な球磨川禊だったからなのかはわからないが————
間桐雁夜の行く末を、想いの結果を。
————どうやら、見てみたいと思ったらしい。
結果として、間桐雁夜は夢半ばで無残にも散ることとなる。
元凶たる悪に指先すら届かず。
守るべき少女の何一つ守れず。
蛇に胴体を引き裂かれた。
彼は球磨川禊の最弱性を最後まで過小評価していたらしく、自分が死ぬと同時にそのサーヴァントが消えるとは夢にも思わなかったのだろうが———
————死ぬ間際、間桐雁夜は球磨川禊に、こんなことを言った。
「————————————どうか、あの子を———頼む——」
懇願とも信頼ともつかぬ笑みで彼は彼の人生に幕を降ろす。
球磨川禊はその言葉を聞き届けると同時に消滅する。
球磨川禊がその約束を反故にするか全うするかは、彼自身にもわからないことだった。
—————……———————…————————
衛宮邸[居間]
「———————————ッ!!————うぐうう!!」
腹部に大きな螺子が捩じ込まれた衛宮が悲鳴を堪えたような声を上げる。
僕は一瞬状況が理解できなかったが、ランサーの方を向くまでにそう時間はかからなかった。
「—————ひ、ひいいい——————ランサー…!」
「『そうビビるなよ慎二くん。士郎くんだって死んじゃあいないさ。』」
「『それにほら、ちゃんとお邪魔しますだって言ったぜ?今日の僕は紳——士———』」
ランサーの声を遮るように、アーチャーが銃口を額に押し当てた。
アサシンは僕の前で構えているし、セイバーも得物を取り出している。
遠坂は宝石を取り出した。
「『おいおい、穏やかじゃないな。ここはフロンティアスピリッツ溢れるバーか何か?』」
「—————とりあえず外に出よう、ランサー。話はそれからだ」
「『話って、銃口向けながらそんなこと言うなんてとんだ悪者だな。』」
「『けど、まあいいけどね。僕としても好都合だし、何より銃で脅されちゃあ仕方ない。今も怖くて腰が抜けそうなんだ。』」
「『あ。でもその前に。こうしとかないと士郎くんが死んじゃうぜ?』」
ランサーが指を鳴らすと、衛宮の傷は見る影もなく消え失せた。
———宝具、『劣化・穢れ無き螺子』————全てを無かったことにする、桁違いの宝具。
「————あなた、敵の傷を治すなんて、何を考えているの————」
「『なにさ、まるで戻さない方が良かったみたいな言い方だな。』」
「『そりゃあ、同盟関係とはいえ最後には敵になるんだから当然か。』」
「『ほーんと、士郎くんみたいに軽々と同盟のお誘いに乗るやつの気がしれないぜ。』」
————こいつに喋らせてはいけない。
声を聴いているだけで心が凍えそうだ————。
「『それにしても、随分とごちゃごちゃしてるな。キャラクターが増えすぎて収拾のつかなくなった漫画みたいだ。』」
「『物理的にキャラクターを減らしてもいいけど、いささか分が悪い。』」
「『ということで、外に出るにあたって何人かここに残ってほしいな。あんまり話す相手が多いと混乱しちゃうんだよ、僕。』」
————願ってもない提案だ。
こいつは一対多数の状況に慣れている。一対一でも条件が同じなら、被害は少ないほうがいい。
「————————遠坂、僕はランサーの意見に乗るべきだと思う」
「そうね————ランサー相手に数の有利は意味をなさないもの。士郎も文句ないわね?」
「—————……ああ、仕方ない」
—————こうなったら問題は誰が行くかだ。
僕は出来れば遠慮したいところだが、遠坂も衛宮も、それは同じだろう。
それに、遠坂とアーチャーは一度心を折られている。
アサシンが折れる所は想像できないが、僕は違うだろう。
誰が行っても条件は同じ。
それなら—————
1、僕とアサシンが行こう。
2、遠坂とセイバーに任せよう。
3、衛宮とアーチャーに任せよう。
>>930
ちょっと少ないけどここまで
1
それでも忍者なら忍者なら1
2
やっぱり主人公の出番は無い! どうなってやがる!
乙
そういやここの球磨川って改心後だったな
>>930
球磨川って前に種は既に撒いといた的なこと言ってなかった?
その選択、どうしても最悪な気がしてならないんだが……
球磨川先輩相手だと相性のいい鯖のほうが少ないんじゃないかと思う
凛ちゃんさんも士郎もなんだかんだで精神的に脆いから慎二が一番いいと思ったんだがな・・・
今日も残業でござる……
また明日頑張ります
昨日はすみませぬ
[道路]
「『正直な話、僕は君たちに危害を加える理由がなくなった。士郎くんを戻したりしたのがその証拠だ。』」
衛宮邸から出て道路を歩いている途中、ランサーはそんなことを言った。
とても信じられる話ではないが、一応理由くらいは尋ねてやろう。
「それはなぜかしら?わたしたちが取るに足らないから?」
「『取るに足らないだなんて、そんなわけないじゃん。君たちの同盟はどう考えても最大の脅威でしょ。』」
「『ああ。ただまあ、それは真っ当に聖杯を目指す者にとっての話で、僕みたいなやつには関係ないか。』」
「『いや、関係ないことはないか?そういう理由抜きでも、面倒な同盟であったことは確かなんだから。』」
「ではなぜ?面倒なら潰す理由になるでしょう」
「『そうだね。だから、面倒ですら無くなったんだよ。』」
「『信じてもらえないかもしれないけど、聞くだけ聞いてほしい。』」
「『君と慎二くんの件について、桜ちゃんは満足した。君や慎二くんに対してはもういいと、この辺で手打ちにしようということらしい。』」
「『だからってすぐに元通りってわけじゃないし、戦争である限りお互いを害しあうのは仕方ないけどね。』」
————……。
たしかに——————今の桜ならそういうかもしれない。
中途半端にやり返して、満足したら素直にあやまる。
—————————————まるで子供みたいだ。
—————————————幼いころの桜は、そんな子供じゃなかったけど。
「——————信じていいのかしら?」
「『駄目だと思うよ。僕を易々と信じちゃあいけない。』」
「『確証を得たいなら、電#話でも何でもいいから直接彼女に確認してみることだ。』」
「—————————……そうね。そうするわ」
「—————?……なあ、ランサー。ちょっといいか?」
「『駄目だと言われたらどうする?』」
「それでも訊くけどさ、リンやシンジに対してはもういい、ってことは————サクラは他にも復讐したいやつがいるのか?…もしかして、シロー?」
「『士郎くんは、まあ可能性としては確かにあるけど、それは復讐とはちょっと違うだろ。』」
「『いつか女性に刺されることは明白なんだし、わざわざ手を下すまでも無いぜ。』」
……まあ、士郎の行く末は置いておくとして。
桜の復讐対象———————。
—————あの家で、あの子が、どんな目に合ってきたかを、ほんの一部とはいえ、わたしは慎二から聞いている。
もちろん、それを行った魔術師の名も——————。
「—————————————……間桐、臓硯…」
「『正解だ。はなまるをあげよう遠坂さん。』」
「マトー、ゾーケン?……人の名前か?」
「『それは三角の解答だぜ、セイバー。』」
「『何を隠そう、間桐臓硯は人じゃない。』」
それは追々話していくさ————と、ランサーは言葉を切る。
理由は明白だ。
この場に、第三者が現れたから。
黒いスーツに身を包んだ痩身の男は、明らかに魔力を帯びている————。
男は、聞き取れない程度のか細い声で何かを呟いた。
「…少々思っていた攪乱とは違いますが——————まあいいでしょう」
「『—————————————……』」
「—————————————————あなた、もしかしてマスター……?」
「いえいえ、滅相もない!申し遅れました、私、魔術協会所属のハザマと申すものでして、平時は時計塔で教鞭をとらせて頂いております」
「—————時計塔の、講師—————」
「その高貴な佇まい、高名な魔術師の家系とお見受けしました。失礼ですが、お名前を伺っても?」
「——————————遠坂凛、ですが—————」
「あなたが遠坂のご令嬢ですか!これはこれは見目麗しい!とても時臣さんの娘には見えませんね」
—————————————わざとらしい敬語だ。
—————————表情も張り付いているような笑み。
何より——————不吉な気配がする。
まるで、綺礼と話しているみたいに————————————————。
「父を、ご存じなのですか?」
「ええ、監督役の言峰神父と共に、昔はよくお世話になったものです。あ、そうそう。私がこの町に来たのも、言峰神父の補佐をするためでして」
「『その監督役補佐さんが、僕達になんの用ですか?』」
「大事な用ですよ。出来れば多くのマスターに知らせたい用事があるのですが……」
困ったような表情。
—————……どうにも作り物の表情に見えるのは、わたしの心が汚いからか?
「知らせたい事とは?」
「バーサーカーが暴走しました。現在はアインツベルンの森内部ですが、いつ町に辿り付くかはわかりません。魔術協会としても監督役補佐としても見過ごせない事態ですので、協力をお願いしたいのですが」
ここまで
乙。ハザマうさんくさいな
乙
[道路]
「————若いと行動力が違いますね。話を聞いた途端に駆け出すとは」
「『いやいや、最近は寧ろ若い方が緩慢に行動すると思いますよ。遠坂さんが特殊なだけです。』」
「『————————————————で?実際のところ、どうなんですか?』」
「はて。実際のところとは?」
「『バーサーカー、本当に暴走したんですか?』」
「ええ、勿論。まあ少しはちょっかいも出しましたが」
「『流石ハザマさん、僕達にできないことを平然とやってのける。別に痺れたり憧れたりはしませんけど。』」
「暴走させるくらいならあなたにも出来るでしょう。そこから逃げ帰ってくるのには、私も少々骨を折りましたが」
「『骨を折った、って物理的にだったら笑っちゃいますね。』」
「『それで、どっちが勝ったらどう動くんですか?』」
「バーサーカーが勝利した場合は一気に畳み掛けますよ。ライダーも含めて三人掛かりで、ね」
「『わお。そうなった場合、ハザマさんが四次のキャスターだからバーサーカーは六クラス総当たり戦になるわけですね。』」
「『そんな事って前代未聞なんじゃないですか?しかもあのバーサーカー、それで負けそうにないっていうのが凄い。』」
「まあ、相手があのバーサーカーなら私も本気を出しますよ。————————そして、同盟側が勝利した場合は、アーチャーを狙い討ちします」
「『————へえ。士郎くんも災難だな。理由とかはあるんですか?』」
「はい、素性が推測出来ないという点ではセイバーもそうですが、アーチャーはさらに上です。未だに英霊らしき戦闘を一度も行っていない。全てが謎なんですよ」
「『つまり、よくわからないから消してしまおう、と。』」
「ええ———————もっとも、バーサーカー戦を生き残れたらの話ですが」
衛宮邸[居間]
「—————————————最悪の展開よ」
遠坂が慌てた様子で戻ってきた。
ともすればランサーに何かされたのかと心配にもなったが、そうではなく————
「バーサーカーが暴走したそうよ—————いつ町を襲うかさえわからない」
————————————バーサーカーの暴走。
通常のバーサーカーならよくある話だと思う。
マスターが未熟もので、融通が利かない、 というのはもはや通例だ—————。
———————しかし今回の聖杯戦争において、バーサーカーのマスターは魔術に関してならば超一流と言って相違ない。
アインツベルン。冬木の聖杯戦争における御三家の一つ。
「——————嘘だろ、———アインツベルンのサーヴァントだぜ…?」
「———————————…アサシンに訊いてみなさい。大きな魔力が動いてるのがわかるはずよ」
「———た、たしかに動いてござるが、拙者てっきりこれはセイバー殿達の戦闘だと思っていたでござる」
「なんでそういうとこ抜けてるんだよお前!一番報告しなくちゃいけないとこだろ!?」
「す、済まぬでござる!」
僕らが慌てふためいている中、衛宮だけは違った。
…いや、一番慌てふためいていたのが、ひょっとすると衛宮だったのかもしれない。
衛宮はアーチャーに目配せして同時に立ち上がると、玄関の方へと足をすすめる。
「——————ちょ、ちょっと待ちなさい士郎!あなた一体どうするつもり!?」
「イリヤが心配だ。助けに行く」
「お、おい待てよ衛宮!昨日何があったかは知らないけど、敵マスターであることには変わりないんだぞ!?そんな相手を助けるだなんて————」
「違う!!イリヤはマスターである前に一人の人間だ!!!それが助けを求めてるかも知れないんだぞ!?行かないでいられるか!!!」
————これこそ、最悪の展開だ。
遠坂は、何を思ってこのことを喋ったのだろう。
これでは、僕達も行かないわけにはいかなくなる————。
「——————まあ、こうなるわよね。予想は出来てたけど…」
「遠坂————じゃあなんで……」
こんなことをしたんだ。
こいつは、衛宮に死ねとでもいうのだろうか——————————。
「バーサーカーについては、いつかどうにかしなければならないことでしょう。今後のイリヤとの関係を考えるなら、戦闘はバーサーカーがイリヤの制御下にないほうがいい」
「僕は衛宮に死なれたくない!今後の事なんかよりもっと大事なことだ!!」
「————そうね。だけど、もう士郎は止まらないわ。町の人や、イリヤの為にも———止まるなんて出来ない性格よね」
「違う、違うんだよ遠坂!あいつは人のためなんかじゃなくて、自分のために!自己満足で人助けをしてるんだ!!」
自己満足で死ぬなんて許さない。
あいつを、そういう事でしか自分を満たせない奴のまま死なせてたまるか———!
「士郎を死なせたくないなら————————付いてきなさい、慎二」
それは——————————————————————————————————————————————嫌だ。
———————————嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。
たしかに衛宮は死なせたくない。———————————————————だからって自分が死ぬのは違う。
バーサーカーに会えば殺される。
そんなことは誰にだってわかることじゃないか。
——————————でも—————こういうところなのか。
僕が今まで———————————衛宮に引け目を感じていたとするなら——————————。
「——————————士郎を死なせたくないのなら、あなたも共に戦いなさい、慎二」
——————————————————僕は————————————。
「僕は…———————————!」
1、共に戦う。
2、僕には無理だ。
>>945
ここまで
1
2
1
これはどうなる…
後から駆けつけるのか、それとも見捨てるのか…
見捨てたら後の戦闘が辛いと思うんだが
全員で出撃するのもそれはそれでハザマが怖いけどな
乙。だんだん前回の戦争の情報が出揃ってきたな
乙
そろそろ残レスもヤバくなってきたし、次回から新スレですかね?
>>947
ヒント、主人公(笑)の鯖の座はアサシン
これは後から来て美味しい所を持ってくパターンだな。
つか、それすら出来ないならこのシンジ、同姓同名の8歳児に負けることになるw
CCCの八歳児はかっこよかったな
「僕は—————行けない…。————僕には無理だ……!」
ここで付いて行ったら衛宮と同じだ。
自己犠牲で他人を救う破綻者と同じだ———!
「僕は、衛宮とは違う……自分をないがしろにしてまで、誰かを救うなんて出来ない…!!」
「————————————そう。—————それならいいわ。さよなら、慎二」
「……シンジ————」
セイバーは憐れみで僕を見ていたが、遠坂の顔に表情はなかった。
この戦争が始まる以前の遠坂のように僕を見下げ果てた目だけが、唯一感情を物語っていたが—————。
—————————————————————————さよなら、か。
ガラガラと、耳障りな音。
遠坂が玄関の扉を閉め、衛宮を追って出て行ったのだろう。
「——————————————アサシン。——————僕は、間違っていると思うか……?」
「難しい質問でござるな」
アサシンは腕を組んで考え込む。
そんなことせずに、はっきり言ってくれればいいのに—————。
「慎二殿は士郎殿の無茶を止めたかったのでござろう?ならば、あそこで共に行くのは本末転倒。しかし、行かぬというのもまた冷たい選択と取られて仕方がござらん」
そんな考えを持っていたわけじゃ、無い。
僕はただ、怖かっただけだ。
「………どうしたら、よかったのかな—————」
「———————その質問は、少々的外れでござる」
「——————————————どう言うことだよ……」
「いま慎二殿が考えるべきは、『どうしたらよかったのか』ではなく、『どうしたらいいか』ではござらんか?」
「————はは、アサシン、お前まさか、これからのこのこ追いかけようってんじゃないだろうな」
冗談じゃない。
僕にそんな度胸があるなら、そもそもこんな風になっちゃいない。
「追いかけるのもアリといえばアリでござるが、それは慎二殿のプライドが許さぬでござろう。ならばここは一つ、考えてみては如何でござるか?」
「何をだよ、いったい」
今後の同盟関係についてか?
それはもう解消するしか手がないだろう————。
それとも、他に何か……—————
「バーサーカーが暴走した理由についてでござるよ」
「—————————————————————暴走した、理由————」
確かに、変だとは思った。
いくらバーサーカーとはいえ、マスターがアインツベルンの魔術師なのだ。何のきっかけも無しに暴走するとは考えにくい。
ならば、意図的に暴走させているか、外部からの干渉があったか……。
「アサシン—————こんな話をするってことは、なにか心あたりでもある、のか……?」
「————拙者先ほど、気が動いていると言ったでござるな?————実はもともと、動いている気は二つでござった。それが一つに減ったため、セイバー殿が戦闘をしていると誤認したわけでござる」
そのあとも長々と説明を受けたが——————要約するとこういうことらしい。気は、魔力と解釈した。
そもそも、アサシンの感知能力は中途半端で、距離やクラスは正確に把握できない。
そのせいでセイバーの魔力と遠方にいるバーサーカーの魔力を勘違いしたわけだ。
そして、もともとランサーには感じるほどの魔力が無い。
しかし宝具を使用したときに限り、膨大な魔力を放出する。
今回もこの現象に近いものが起きたため、セイバーが戦闘中なのだと判断した。
しかし、実際にはセイバーは戦闘など行っていなかっただろう。感じた魔力はバーサーカーのものだったのだから。
となると、ランサーの宝具だと思っていた魔力は——————。
「—————バーサーカーに干渉して、暴走させたもの……」
「拙者、その気の嫌な感じには心当たりがあるのでござる」
「————————本当か、アサシン…!」
それが元凶。
この暴走は、仕組まれたもの———!
「どういうものなんだ!?————説明次第では特定できるかもしれない!」
「どういうものも何も、特定済みでござる。———————————あれは、『蒼の魔導書』。ブレイブルーに違いないでござる」
ブレイブルー……って、どこかで聞いたような。
たしか——————
「————————————————あ。—————あの神父——————」
————————言峰綺礼。
あいつだ。ブレイブルーという単語を口にしていたのは—————!!
「アサシン!行くぞ!全力で頼む!あいつなら教会にいるはずだ!」
「合点承知でござるよ!」
衛宮達がバーサーカーに遭遇する前に情報を聞き出さなければ!
アサシンの足なら、教会までの距離など無いにも等しい!
ここまで。次のスレタイどうしよう
まだ立てないけど、シンプルに『慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2』とかでいいかな
いいよ
それがシンプルでわかりやすいな
乙。相変わらず文章力高いな
慎二って公式では推理が得意らしいな
そういやこのヴァッシュってアニメ版?漫画版?
アニメなら月に穴あけるか地表をまっ平らにするぐらいだけど、漫画版だと死ぬ気でやれば太陽系ぐらい消せるらしいからな……まぁ金髪なんだから前者だろうけど
乙
一応スレタイが慎二「お前が僕のサーヴァントか!>>2!」だから、「お前が僕のサーヴァントか!獅子神バング!」その二
の方が良い気がする
>>959
聖杯戦争に参加してる時点で能力に制限かかってるから、そのレベルまで行くと関係ない
まぁワカメなんだから前者すらありえないけど
ワカメじゃないよ、士郎だよ
バング殿がカッコよすぎて痺れるでござる!
あれ?バング殿ってこんなデキるキャラだっけ?とチラッとでも思ってしまったw
>>961
スマヌ。バングと混ざった。
何このメガネかけながらメガネ探してたような気恥ずかしさは……
士郎もたいしたことないので問題ない
その点トッポってすごいよな、最後までチョコたっぷりだもん
>>963
バングって以外と有能てのは原作通りだしね。
ハザマも「こいつ結構頭キレるわ。油断してた」って言ってたし
縮地の術とかもストーリーみる限り出来るみたいだし、
格ゲーでの性能通り、できることは多いんでしょう
>>959
アニメ版のスタンピードさんですごめんなさい
漫画の方は設定しか知らない、っつーか最近読んでみたくなったんだが
アインツベルンの屋敷—————。
俺はその場所を知っている。
この目が直接覚えている。
イリヤが見せてくれた木の視点を辿って行けば間違いはない。
昨日、イリヤに道を聞いておいて、本当に良かった。
「——————————————…士郎!待ちなさい!—————」
「——————遠坂。…止めても無駄だぞ。俺は行かなきゃいけないんだ」
「ハア、ハア————————自転車の存在すら忘れて全力疾走するような奴を放っておけるわけ無いでしょ!」
そういう遠坂だって、自分の足で走ってきてるじゃないか。
—————どういうつもりかは知らないけど。
「……それでも俺は行かなきゃならない」
「—————馬鹿ね、—————誰も止めようなんてしてないわ」
遠坂は、俺の手を取ってこう言った。
「わたしも行く。わたしも、士郎と一緒に戦う」
結局、タクシーを拾って森の直前までやってきた。
それでもかなりの時間が掛かってしまったので、バーサーカーの行方が心配だったが、それはどうやらまだ大丈夫のようだ。
俺は魔力を感じ取れていないけれど、どうやら遠坂は違うらしい。この森には、確実にバーサーカーがいるという————。
慎二は—————付いて来ないそうだ。
当然だ、あいつまで俺のわがままに付き合う必要は無いんだから。
必要のないことで、気の乗らないことはしない。
正直、遠坂も慎二のようにしてくれてよかったんだけど—————
「わたしはあそこまで薄情じゃないわよ。それに、セイバーがいたほうが勝率は上がるでしょ?」
「————…まあ、そうなんだけど————」
勝率は確かに上がるけど、負けた時のリスクもふえるんだよな…。
俺の身勝手で、遠坂まで傷つくのは頂けないというか、申し訳ないというか……。
「ヴァッシュ、いざとなったら遠坂を頼む。できれば最優先でだ。」
「言われるまでも無いけど、優先順位を決めないでくれよ。僕は全部を守ると、そう誓い直したんだからね」
「—————そうだな。—————ありがとう」
「どういたしまして。——————だけど、お礼をいうのはことが片付いてからの方がいいんじゃない?」
「————ああ、そうするよ」
頼もしい。
信頼できるパートナーに巡り合えた俺は、きっと付いていると思う。
「いいかヴァッシュ、遠坂、セイバー。目的はイリヤを助けて、バーサーカーの暴走を鎮めることだ。先ずは屋敷を目指す」
「先にイリヤに会って、バーサーカーを止めるのに協力してもらうってこと?」
「それが出来れば最高ね。……でも、そう上手くいかない場合だってある」
「バーサーカーに先に遭遇してしまった場合は、僕とセイバーでなんとか食い止めるよ」
「いや、その場合は食い止めるんじゃなくて引き付けてきてくれ。屋敷までバーサーカーを誘導しよう」
「確かに効率はいいけど、それは至難の技よ?」
「誘導できずにバーサーカーとはぐれるならそれでいい。危険だと思ったら離脱するつもいだし、あくまで『出来れば』程度に意識してくれ」
「りょーかい!」
—————イリヤ——————。
バーサーカーが現界できている以上、生きてはいるんだろうが…—————。
無事であるという保証は、どこにもない—————。
「————————……待ってろよ、イリヤ———!」
ここまで
乙。士郎が主人公してるなあ
だが、このSSの主人公はワカメではなかっただろうか…?
おつー
こんな死にたがりが主人公とか勘弁w
慎二も「あいつをあんな自己満足なんかで死なせたくない」って言ってたから悪い奴じゃないんだよな
ただ、本編でのサーヴァントは慎二のことをどうでもいいと思ってるライダーだったから暴走してしまったけど
やはりアニメ版ヴァッシュか、面白い
漫画版だと抜き打ちの速度が誰の目にも映らないレベルになるから戦闘にならないもんなぁ………まぁ、レガートさんならどうにかしちゃうんだが
あ、>>1さん漫画読むならついでに劇場版も観ようぜ
一瞬だけどヴァッシュvsウルフウッドにはときめく物があるから
教会。
いくら不穏な空気を感じようともここは一応教会であり、しかもその不穏というのが僕の先入観からくるものだから僕はあえて実感とは違った説明をするが————
—————教会への来客を阻む男は、教会とはおよそ不釣り合いなのだと思う。
金髪に、なんとも言えない服装のセンス。恐らく——————あれがライダーだろう。
「ここを通りたいか」
「——————————ああ。駄目でも通る」
「ならば貴様の墓場はここだ」
一瞬で接近したライダーの手刀が振り下ろされる。
そこは、確かに僕が居た場所————だった。
「———————よくやった、アサシン」
「恐縮でござるよ。————さあ、ここは拙者に任せて!慎二殿は先へ進むでござる!」
アサシンの縮地。
僕にとってはその動きの中にいるだけでも正直相当な疲労だが————
————この程度でサーヴァントとの戦闘を回避出来るなら儲け物だ。
「——————アサシン。お前、技に自分の名前を付けていたよな」
「———?——————確かにつけてござるが、それが如何いたした?」
「この勝負、名乗っていいぞ」
「————————————————それは」
「わかるだろ、————全力で戦えってことさ。—————————————絶対に負けるんじゃないぞ」
「———————————————……御意!!!」
僕はアサシンに背中を任せ、教会に立ち入る。
言峰綺礼——————聞かなければならないことは、数多くあるからな。
「———————————………!!!」
アサシンは眼前の敵に集中する。
怒りに染まった表情————————どうやら、いままで動かなかったのは会話が終わるのを待っていたからではないらしい。
「————フフフ、この戦争が始まってからここまで、おれをコケにするやつばかりだ。——————聖帝サウザーに逆らったものは降伏すら許さん!」
「むうう!!」
手刀。手刀手刀手刀。
一分の隙もない平手の弾幕。
いかにアサシンとて、身動きすら封じるほどの連撃には防御に徹する他ない。
「だというのになんだこの有様は!!おれはアリの反逆も許さぬ!しかし令呪にてそれを封じられてはそのアリを探すことすら叶わん!!!」
「ぐ……ぐぬううう!!」
あらゆる角度から隙間を縫って放たれる手刀は、その全てに全霊を掛けているとわかる。
アサシンは辛うじてガードしているが、それは防いだ腕を傷つけているようなものだ。
たとえそれが怒りや自尊であっても、力は力——————
「—————————————ならば、負けぬ……拙者は負けぬぅぅぅぅ!!!」
「フフフ!叫ぶだけで精いっぱいの貴様になにができる!!」
「—————拙者は、そのような曲がった力に屈する訳にはいかぬ!—————愛と正義をこの身に背負いし者として!!!」
その言葉に、さらにライダーは怒りを増す————
手の運びが加速する——————
アサシンの防御もついに崩れ、膝をついた———————
—————————————————————————狂気をその目に浮かべながら言葉と手刀を共に放つ!
「ならば———————————————滅びるがいい愛とともに!!」
「——————————————————————————————肉を斬らせて———」
膝をついていたアサシンは、その凶込の手刀をその左腕に受けた。
痛みが走るが、大したものではない。
派手な攻撃や挙動を好むアサシンだが、しかしその真骨頂は防御にこそあると言っていい。
イカルガ忍者として数多の戦場を生き延びてきた彼は、殺すことより生きること生かすことに長けている。
———————————忍者の忍は、忍耐の忍だ。———耐え忍ぶ者で、忍者である。
そのアサシンを持ってして痛みを与えるライダーの手刀も見事なものだが—————————————
ライダーは膝を突いた姿勢をダメージによるものだと解釈したようだが、その実それは獅子神忍法の構えの一つである。
—————————————————徹底した防御、大きな隙にて渾身の一撃を誘い、
—————————————————左手にてその一撃をいなし、
—————————————————振り上げる右拳は、まさに怒髪天の如く。
「————————————骨を断あああああああああつ!!!!!!!」
アサシンの怒号と共に、その右拳がライダーを殴り上げる。
虚空に浮かび上がるは—————《山》の一文字!!
「—————拙者の名は——————獅子神バング!!!愛と正義を貫く!イカルガの猛る獅子にござるううう!!!!!」
ここまででござる!!
次当たり新スレかな
エッサイエサイジーエーエッマーイ シシガミ バーンバーン!!
http://www.youtube.com/watch?v=GL3lRJfJe_U
愛とかサウザーの逆鱗だよな。
こ、この漢らしくてカッコいい忍者の鑑は誰でござるか!?
>>981
ご存知、ないのですか!?
彼こそはカグツチの愛と平和とか弱き女性を護り、
あったばかりの後輩にもとても慕われ、
更には自由と正義を守る平和の使者
どんな逆境にも負けない、
愛の為に生きる漢。シシガミバング殿でござる!
慎二の令呪はどんな形なんだろう
これはサウザーの塊天とバング風林火山でドラゴンボール不可避ですわ
なにげに慎二殿が覚醒しつつあるのもバング殿のおかげでござるな!
このまま落とすのももったいないので、鯖のステをまとめてみた
真名 ソラ
クラス セイバー
筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A+
対魔力(A) クラススキル。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
心眼【偽】(A) 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。
仕切り直し(D) 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。
精霊の加護(C) 武勲を立てうる戦場に限り、危機的局面において幸運を呼び寄せることのできる能力。
投擲[鍵剣](B) キーブレードを弾丸として放つ能力。
魔術(C) 魔術を修得していることを表す。
高速詠唱(C) 魔術の詠唱を高速化するスキル。
鍵剣の担い手(−) キーブレードを扱うことが出来る。
真名 球磨川禊
クラス ランサー
筋力E- 耐久E- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具??
対魔力(E) クラススキル。申し訳程度のもの。
カリスマ(D) 軍団の指揮能力。同種の人間に対してのみ有効。
仕切り直し(A) 不利になった戦闘を初期状態へと戻す。宝具の性質によってランクが上がっている。(本来はB)
戦闘続行(B) 往生際の悪さ。宝具の性質によってランクが上がっている。(本来はC)
精神汚染(E) 精神が錯乱している。Eランクのため、表面的には誰でも意思疎通可能。
精神異常(A) 精神を病んでいる。周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。
破壊工作(B) 戦闘の準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。ランサーの場合は言葉による精神破壊。
真名 ヴァッシュ・ザ・スタンピード
クラス アーチャー
筋力D 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A+
対魔力(C) クラススキル。
単独行動(A) クラススキル。魔力供給無しでも一週間は現界可能。
心眼【真】(B) 修行・鍛錬によって培った洞察力。
千里眼(C) 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
神性(E−) 神霊適性を持つかどうか。アーチャーの場合、正確には神霊ではない。人間として召喚されたため低下。
真名 サウザー
クラス ライダー
筋力A 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具C
騎乗(D) クラススキル。
カリスマ(B) 軍団の指揮能力。Bランクでも国を率いるに十分な度量。
勇猛(D) 威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
無窮の武練(−) このスキルを持つサーヴァントはいついかなる状況においても体得した武の技術が劣化しない。
南斗聖拳(A) 南斗聖拳の熟練度を表す。
真名 ミュウツー
クラス キャスター
筋力A 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運E 宝具A
陣地作成(C) クラススキル。念派の形を変えるだけなので正確には作成ではない。
道具作成(C) 同上。
魔力放出(A) 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。正確には魔力ではない。
直感(A) 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。
戦闘続行(C) 生還する能力。生物兵器としての意味合いを持つ。
反骨の相(B) 一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。同ランクまでのカリスマを無効化する。
真名 ロバート・ブルース・バナー
クラス バーサーカー
筋力A+ 耐久EX 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具C (狂化込)
狂化(A) クラススキル。
怪力(A) 一定時間筋力のランクが一つ上がる。(使用中は腕力EX)
加虐体質(A) 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、冷静さを失ってしまう。
頭痛持ち(E) 狂化しているため低下。(本来はA)
真名 獅子神=バング
クラス アサシン
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具×
気配遮断(B) クラススキル。
心眼【真】(B) 修行・鍛錬によって培った洞察力。
投擲[釘](B) 釘を弾丸として放つ能力。
被虐体質(C) 集団戦闘において、敵の標的になる確率が増す。強固な守りを持つサーヴァントがこのスキルを持っていると護衛役として機能する。
獅子神忍法(A) 獅子神忍法の熟練度。
こんな感じになりました。
イメージと帳尻合わせで作った感があるのでクラスとか無視のステだが勘弁
バサカやべえな……
脚本刺さないと勝てる気がしない
乙
アヴェンジャーすら慰めたくなるようなステだな裸エプロン先輩
球磨川先輩は宝具が破格だから。
サウザーはカリスマCぐらいだと思う。
所詮は恐怖政治で腹心いなかったし。
このSSまとめへのコメント
ヴァッシュを召喚とか無理すぎんだけど
召喚できてもブッダみたいに応じる形で能力激減で召喚さえるだろ
それでもステは軒並みAばかりだけどな
原作じゃ対抗馬のレガートでも光速余裕で超えて、数千トンの鈍器振り回したり肉体面だけでも無茶苦茶なんですが、後半の最強クラス登場キャラはみんなこんな感じなのにな
作者はにわかですかね?
星を絆パワーで救い回る子供と因果律を「無かった」事にする最凶がいる聖杯戦争で一体何はしゃいでるんですかね上のコメント....... ..
※2
馬鹿なの?
終盤の流れる門が特に巨大な時ならプラント本来の力の因果律操作で多元宇宙、高次元も全て消滅できる設定だというのにね
本編終了後でさえAA弾数発でさえ宇宙飲み込む設定もあるのにな。
身体能力も能力の威力もどれも型月程度じゃ収まらないレベルなんだけど?
因果律操作の時点で何でもできるレベルなのにな。
速度も光速遥かに超えて攻防なレベルな上に
プラントの設定的に型月の根源涙目なんだけどな大元のプラントやヴァッシュ、ナイブズレベルは
星を絆パワーで救い回る子供と因果律を「無かった」事にする最凶()
プラントからしたらザコにもほどがあるんですけどね
にわかで調べることも出来ない無能な分際で何を鬼の首とったようにはしゃいでんだろうな
球磨川程度じゃレガートが相手だったら肉弾戦でも反応できないまま粉々にされて終了だし
糸で能力ごと抑えられる設定だから糸で操作されても終了だわな
音速で精々なレベルだろめだかキャラなんて
※2は何をはしゃいでいるんだか
とりあえず6がめだかを読んだことないのはわかった
よく知らん作品を憶測で指し測って勝った気でいるとかめでたい頭してんのな
※7
お前みたいな輩が妄想で光速だの宇宙破壊レベルの因果律操作だの言ってんだよなめだか信者って