女神「貴方が落としたのは金の斧ですか?それとも」男「お弁当です」(125)


女神「それとも銀の斧ですか?」

男「お弁当です」

女神「もしかして・・・あれかな?胴の斧とかいっちゃう?」

男「お弁当」

女神「・・・・・・」

男「・・・・・・」

男「食べたんですね?」

女神「いや・・・」

かわいい


男「お弁当は?」

女神「そんなものおちてきませんでしたよ」

男「口の周りに食べカスがついてますよ」

女神「・・・!!」ゴシゴシ

男「嘘ですよ」

女神「・・・」

男「・・・食べたんですよね?」

女神「・・・」


男「ちなみに、何が美味しかったですか?」

女神「からあげです」

男「卵焼きはどうでしたか」

女神「最高です。甘くてフワフワしておいしかったです」

男「そうですか」

女神「はい!」

女神「タコの赤いウィンナーのアレもおいしかったです」

男「いや、僕はお腹が空いてるんですけどね」

女神「・・・」

ほう

しえんするぞ

男のカマかけかわいい

かわいいな


男「まぁ、どうせ湖に落とした時点で諦めてましたけどね」

女神「すいません」

男「いいですよ。今日は昼飯抜きということで」

男「僕は薪取りの仕事に戻りますから」

女神「あ・・・あの・・・」

男「はい」

女神「あなたは、毎日この森で仕事をしているんですよね」

男「そうですね」

わろた


女神「また明日もきますか?」

男「はい、おそらく」

女神「・・・」

男「・・・」

女神「お弁当、すごくおいしかったです」

男「はい」

女神「本当においしかったです」

女神「この湖の精霊になってから、人間の食べ物なんて食べてきませんでしたから」

男「・・・」

イイじゃん


女神「・・・」

男「・・・食べたいんですか?」

女神「・・・」

男「お弁当が」

女神 モジモジ...

男(・・・)

男「貧乏な僕にとっては、貴重な一食なんです」

女神「はい・・・」


明らかに女神が弁当催促するという。。

新しいな

なんか牧場物語思い出した
続けて


男「・・・まぁ、また手をすべらせてしまうかもしれませんけどね」

女神「ほんとですか!」

男「さぁ・・・」

女神「・・・」

男「じゃあ、僕は仕事があるので、これで」

女神「はい。それではさようなら。人間よ・・・」ブクブク

男(沈んでった・・・)


木こりの男は、薪割りをして家に帰りました。

ちょっと前にパルテナの鏡やったせいでこの女神が脳内でパルテナに

女神「申し訳ありません…」シュン…

男「本当にそう思ってるの?」

女神「はい…とても悪いことをしてしまったと…」シクシク

男「じゃあさ、わかってるよね?」

女神「うぅ…わたしを…わたしを……」プルプル

男「私を?」

男神「わたしを、わたしをたべてくださいっ!!」


つづけたまへ


翌日


男 キョロキョロ

男 ミ□ ポチャン

男(・・・)


数十分後


ズゴゴゴゴ


女神「貴方が落としたのは、金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?」ビチャビチャ

男「お弁当です」

気取ってるのかわいい


男「また食べてましたよね」

女神「・・・」

男「すぐ出て来ないのは食べてたからですよね。ちょっと一服くらいの間をとってますよね」

女神「はい」

男「どうでしたか」

女神「すごく・・・おいしいです」

女神「お肉の入ったおにぎり・・・よかった・・・ポテトサラダも最高でした!」

男「そうですか」

女神「あ・・・」

かわいい

あ・・・可愛い


女神「ごめんなさい・・・貴方のごはんを」

男「いや・・・今日は、予備のお弁当を持ってきてるんです」

男「力仕事ですから、すぐにお腹が減りますから」

女神「そうなんですか!」

男「一食失った事には変わりありませんけどね」

女神「・・・」

男「・・・」

男「じゃあ・・・とりあえず僕は仕事に」

女神「それではさようなら・・・人間よ・・・」ブクブク

すごい新鮮なSS

支援



女神「ぶくぶく・・・」

男「・・・」

男 スタスタ


それから男は、毎日お弁当を湖におっことしつづけました。

おもしろん

SS何それおいしいの状態の俺が余裕で支援

ぶくぶく沈むだけにぶくぶくと太っていくと

>>31
ハハッ


ズゴゴゴゴ

女神「あなたが落としたのは

男「お弁当です」

女神「はい。一口カツと、シューマイが絶品でした」

男「もはや悪びれる様子も皆無になりましたね」

女神「すいません・・・」

男「いえ、落とした僕が悪いんですけどね」

女神「ですよね!」

男「まぁ、十分気をつければ絶対に落としませんけどね」

女神「すいません」


女神「あ、あの」

男「はい」

女神「このあいだの、カレー味の肉団子、美味しかったです」

男「そうですか」

女神「はい」

男「・・・」

女神「・・・」

男「・・・まぁ、またお弁当に入ってるかもしれません」

女神「やったー!」

餌付けされとる

紫煙

きゃわわ

なにこれかわいい
紫煙


女神「あ・・・」

男「?」

女神「美味しいお弁当ですが・・・もしかしてお嫁さんとかが、つくってるんですか?」

男「ああ」

男「いえ、独り身ですから。自分でつくってますよ」

女神「・・・そうなんですか!料理うまいですね!」

男「ありがとうございます」

女神「すごいです、男さん・・・!いや人間よ・・・」

男「神っぽい威厳はとうに失われていますからそういうのいいですよ」

体裁も何もないwwwww

飯代くらいだせよ女神


男「そういえば以前、この湖の精霊になったといってましたが」

女神「はい」

男「もとは、精霊じゃなかったんですか?」

女神「はい、もとは人間でした」

男「そうなんですか。どうして、精霊に?」


女神「・・・身投げ、したんです。この湖に」

男「!」

女神「人間の頃の悲恋を嘆いて・・・この湖に命を落としました」

男「・・・」

頭にダの付く女神

精霊なのか神なのか


女神「そのままなら彷徨える魂になるはずでしたが」

女神「私の心が清らかな事を他の神に買われて、この湖の守り神にしてもらったのです」

男「自分で清らかとかいっちゃいますか」

女神「メガ純粋ですよ!」

男「そうですか」

女神「・・・」


女神「男さんは・・・人間の頃に愛していた男性に、似ている様な気がします」

男「そうですか」

お弁当がおいしい所が似てるんですね

なんかどっかで見たことある気がする
おれ未来人だったのかな?

精霊&薪割りで、西洋ファンタジーな絵ヅラが浮かぶが、
弁当の内容がおにぎりとかシューマイでそのギャップがたまらん

ベルダンディー!


女神「・・・でも、身投げの事はもう別にいいんです」

女神「そういう俗世とは切り離された神聖な存在に昇華しましたから!」

男「食欲に関しては俗心を捨て切れていないようですが」

女神「・・・」

男「・・・」


男「・・・また、明日来ます。じゃあ、これで」

女神「おお、人間よ、人間よ・・・」ブクブク



なんかデジャヴ



それから男は、毎日お弁当を湖におとしました。

来る日も来る日も、おいしいお弁当を。

男と女神は、いつも顔を合わせました。

そしてわりかし淡白な会話をしたあと、

男は森へ。

女神は湖へかえってゆくのでした。


数日後

ズゴゴゴゴ

女神「貴方が落としたのは、お弁当ですね・・・」

男「はい」

女神「あ・・・あれはなんですか!なにかトロッとしたの!」

男「多分かにクリームコロッケだと思います」

女神「ああ、もう幸せです。最高の美味しさです!」

男「よかったですね」

女神「はい・・・良い、良いです」

完全に胃袋を握られてる

クリームコロッケ手作りかよ……
男ハイスペック過ぎだろ

斧どこいったw


女神「おお・・・人間よ・・・私は明日が楽しみです・・・」

男「だからそういうのいいですよ」

女神「そういえば、木こりの仕事はどうですか?調子は」

男「まったく稼げませんね」

女神「そうですか・・・」

男「なので、木こりの仕事はやめることにしました」

女神


女神「え」

湖に落としてベチョっとならないんだろうか

パンツ飛んでった

おやおや

なん…


女神「や、やめる・・・?」

男「はい」

女神「・・・そ、そうなると、この森にくることは・・・」

男「・・・」

女神「・・・」

女神「や、やめてどうするんですか・・・」

女神「最近は再就職とか厳しいし・・・そう簡単に仕事変えるとか溜めた方がいいのでは・・・」

男「そういう現実的な話はちょっとSSにはやめたほうが」

女神「・・・・・・」

いきなりメタ発言すんなwww


女神「そう、なんですか・・・」

男「はい」

女神「・・・」



女神「・・・これから、何をするつもりなんですか」



男「はい。料理屋をやろうかと」

女神「料理屋・・・?」

きゃわわ


男「昔から、木こりは向いてないと思っていました。華奢だし」

男「家業をついでみたものの、どうもしっくりきませんでした」

男「それより好きな事がありました」

女神「それが・・・料理・・・」

男「はい」


男「でも、村や町では料理なんて女のする仕事・・・と割り切られています」

男「いくらか自信もありませんでしたけが」

男「でもある日、僕のつくったものを美味しいといってくれる人が現れて」

男「いや、人じゃなかったかな」

女神

女神のいる料理店とか素敵やん


男「あなたに、おいしいといってもらえて、自信がつきました」

男「自分を信じて、料理人になろうと思います」

女神「・・・そうですか」

男「・・・」

女神「・・・」



男「ところで・・・店を出す場所なんですが」

男「この湖畔の、すぐそばにしようかと」

女神

女神「えっ」

wktk

えんだあああああああああああああああ


男「他の人に湖に女神が出ると言ってみたものの、誰も信用しませんでしたが」

男「女神の出る湖の店、なんて集客効果抜群だと思うんです」

女神「え。えっ人間よ、人間よ・・・」

男「どう思います?」

女神



女神「・・・――――――いいと思います!!」

男「・・・そう、ですかね」

…愛だな


男「なので、今日はこの辺りにお店をつくるために」

男「木こりとしての、最後の木材取りの仕事に来ました」

女神「そう、そうなんですか!」

男「ええ」


女神「・・・おおお、人間よよ!!」ポロポロ

男「ははは・・・」


女神は泣きました。涙の粒が湖に落ちて、またそれが湖の一部となりました。

>>70
こんなので脳内再生されちまった…

落としたのは愛情ですってか

その涙のせいで海になって
男の店は海の家として建つんだな



それから森に、一つのお店が出来ました。

お客が窓から料理をひとつ落とすと、女神が現れるという事で。

女神の湖の店は、大繁盛しました。

お客は奇跡を目の当たりして、なおかつ素晴らしい料理に舌鼓をうって、満足してかえっていきます。


そして、おいしい料理を食べ続けた女神は、少しばかりふくよかになりましたが。

それでも湖と、その店の守り神として。

人々と、そして店の主人に深く愛され続ける事になりました。

少しばかりってことにしておいてやるのが優しさってもんだな



ズゴゴゴゴゴ


女神「おお、人間よ人間よ・・・」

男「やぁ。今日の料理は?」




女神「――――――最高です!!」




めでたし

ふくよかになったのはお腹だけだろ

乙乙


面白かった

ふくよかなんて言うからディアンケトが浮かんで女神が愛せなくなった

てきとうすぎてごめんなさい
しょうどうにかられてやってしまいました
おわりです

そして乙

ちょっと湖に弁当投げてくる


ほっこりした

おつー

おつ

>>84
良い衝動だった

保存した

アンクス

久しぶりにVIP覗いたけど良いSSに出会えてよかった、乙

綺麗に終わってるが欲を言えばもっとらぶいちゃして欲しかった

面白かった

π乙

今更だけど>>28
それから男は、毎日お弁当を湖におしっこしつづけました。

に見えた

近くに湖ないから
ちょっと川に弁当落としてくる

アニメ化決定!!

>>96
ホームレスになつかれんぞ

>>1
よどみきって腐りきった心が少しだけキレイになったわ ありがとう


短いのが逆に良かった

全年齢向けの童話っぽいから絵本にしてもいいですか?

いいね


ちょっと弁当に湖落としてくる

おつ

>>83
マミさんで軌道修正しろよ、捗るぞ

寝る前にほっこりした

女神かわいいな

乙 勃った

おお・・・素晴らしい


非常にほっこりした!

とゆーわけで漫画にしてみますこれ

oh...

豚女になったのがバッドエンド

>>114
つ2次元補正

おつおつーきれいな終わり方でよかった

>>100
子供が弁当捨てるわ泉汚れるわで大変だからダメw

>>1乙 楽しかった

アナウンサーのミトちゃんで再生された

ディアンケト

久々にいいものを読んだ

ええ話や…乙

近くに湖ないんだけどマンホールとかでも大丈夫かな

便所でもいいかな

二瓶勉の沼の神思い出した

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