ありす「新しいプロデューサー・・・?」 (57)
・モバマスSS
・ノンケお断り
・遅筆
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ちひろ「そうなの。あなたたち3人は今日からその人が担当になるわ」
菜々「でも、急にどうして新しいプロデューサーを?」
ちひろ「モバPさんが今やってるイベントにかかりっきりでね。モバPさんの負担を少しでも減らすために、って社長がスカウトしてきたの」
幸子「なるほど……。まぁ、かわいいボクなら誰がプロデューサーでも関係無いですけどね!(ドヤァ」
菜々「そんなこと言ってー。幸子ちゃん、実はちょっと寂しいんじゃないかなー?」
幸子「えっ? そ、そんなことないですよ!」
ちひろ「ふふっ。それじゃあ時間も勿体無いから早速紹介するわね」
橘「えっ? もう来てるんですか?」
ちひろ「ドアの外にね。それじゃあ入って、どうぞ」
田所P「オッスお願いしまーす」
>>2
✕ 橘「えっ? もう来てるんですか?」 ◯ ありす「えっ? もう来てるんですか?」
ちひろ「あらためて紹介するわね。こちらが新しいプロデューサーの田所浩治さんよ」
田所P「よろしく頼むよー」
ありす「よろしくお願いします」ペコリ
幸子「よろしくお願いしますね、新しいプロデューサー!」
菜々「よろしくお願いしまーす。キャハ!」
ちひろ「よしよし、最初の挨拶は済んだわね。じゃあ時間もないんで、早速田所さんにはこの子たちのオーディションに行ってもらいましょう」
田所P「ファッ!?」
ちひろ「ファッ!? じゃないですよ。我が社のモットーは《習うより慣れろ》ですからね。さぁ、レッツゴーです!」
田所P「クゥーン……」
【駐車場】
ちひろ「移動には車を使って下さい。田所さん、免許は持ってましたよね?」
田所P「ありますあります(食い気味)」
ちひろ「それじゃあこの子たちのこと、よろしくお願いします。あ、行き先は車のカーナビに入れてありますからそれに従ってくれれば大丈夫です」
田所P「(準備)早いっすね……」
【車内】
幸子「田所……さん、でしたっけ?」
田所P「田所でいいよ」
幸子「じゃあ田所Pさん!質問いいですか?」
田所P「いいよ!来いよ!」
幸子「ずばり、田所Pさんは何歳ですか?」
田所P「24歳、新入社員です」
菜々「24? 中途半端な年齢ですねー?」
田所P「ウン(ホモビデオに出たのがバレて新卒で入った職場クビになったなんて言えるわけないからね、しょうがないね)」
【オーディション会場】
ありす「ここが会場ですか……」
田所P「はぇ^~、すっごいおっきい……」
幸子「見とれてる場合じゃないですよ!行きましょう田所Pさん!」
田所P「あっ待ってくださいよ~」
菜々「今日は……確かバラエティ番組のオーディションでしたかね?」
ありす「何でも世界中どこでもロケをする番組らしいです。未開の地に行かされるという噂もあるみたいですが……」
幸子「スキューバダイビングじゃなければ何でもいいですよ(真顔)」
田所P(なぜスキューバダイビング限定……あっ(察し))
―― オーディション前
田所P「正直、まだ入ったばかりで何も言えないけど、あえて言わしてもらうよ」
田所P「ベストを尽くせば結果は出せる(至言)」
あ幸菜「! ……はい!」
ツギノカタドウゾー
田所P「よし行って来い!」
―― オーディション後
あ幸菜「……」
田所P「ダメみたいですね(冷静)」
敬語を使ってるけど気さくな感じもするプロデューサーの鑑
ちょっとPa当たんよ~
ホモ Cu 睡眠薬 Co ステロイドハゲ Pa
これもうわかんねえな
あ^~いいっすね^~
またホモかよぉ!(歓喜)
前作のタイトル教えてください!オナシャス!
>凛「新しいプロデューサー?」
見とけよ見とけよ~
【事務所】
田所P「ぬわああん疲れたもおおおおおおん」
ちひろ「あっ、田所さんお帰りなさい。どうでした、オーディションの方は?」
田所P「ま、多少(の選考落ち)はね?」
ちひろ「駄目でしたか……」
田所P「しょうがないね」
ちひろ「少し前までは安定してオーディションは通過できてたんですよ、彼女たち」
田所P「それは本当か!?」
ちひろ「ええ。でも最近、オーディションに落ちることが急に多くなったんですよ。3人とも話をしたんですけど、特に変わったことはないみたいで……」
田所P「フゥン」
ちひろ「本人たちも戸惑ってるみたいで。……そうだ! 田所さん、何とか原因を探ってもらえないでしょうか?」
田所「えぇ……(いきなり無理難題すぎんだろ)」
ちひろ「スタドリとエナドリ、10本ずつサービスしますけ
田所P「やりますやります(食い気味)」
ちひろ「ふふっ。それじゃあ、お願いしますね」
田所P「ファッ!?(やられた……)」
なんか先輩かわいいな
普通に仕事熱心な好青年みたいで好感が持てると思う
田所P「(俺より勤務歴長い人ですらわからないことを探れとか)辞めたくなりますよープロデューサー……」
田所P(まぁ、餌に釣られた自分も悪いからね、しょうがないね)
田所P「さて、とりあえず個別に話を聞くか。あーめんどくせーマジで」
ありす「変わったこと、ですか?」
田所P「ウン。何か最近急にオーディション落ち始めたって聞いてさー」
ありす「あぁ、その事ですか」
田所P「何でもいいから教えてくれよなー頼むよー」
ありす「私が思ったことは全てちひろさんにお話しましたからちひろさんに聞いたほうが早いと思いますよ。それに、何かわ
かってたら今頃こんな風になってないと思うんですけど」
田所P「あっ(察し)」
ありす「私が話せるのはこれだけです。それでは、レッスンがあるので」
田所P「あっ、ちょおい待てよ!」
田所P「……」
田所P「ダメみたいですね(冷静)」
田所P「まぁ、これくらいでへこたれる俺じゃないからな。次だ次」
幸子「最近変わったこと、ですか?」
田所P「あぁ。実はちひろさんから(以下省略」
幸子「その話ですか」
田所P「何でもいいから、気づいたことがあったら教えてくれないか?」
幸子「……じゃあ逆に聞きますけど、田所Pさんから見た私たちってどう見えますか?」
田所P「えっ何それは(困惑)」
幸子「ボクは自分の思ったことはもう全部ちひろさんに話したので。田所Pさんが思ったことをボクは知りたいですね」
田所P「そ、そんなこと急に言われてもなぁ(やべぇよやべぇよ……)」
幸子「……なーんてね! 冗談ですよ田所Pさん。来たばっかりに人にそんなこと聞いても仕方ないですからね!」
田所P「そ、そっかぁ」
幸子「あの、これから歌のレッスンがあるんでボクはこれで」
田所P「おっそっか。頑張れよ」
幸子「はい! ありがとうございます! ……まぁ、ボクはレッスンなんてしなくても完璧なんですけどね(ドヤァ」
田所「そう……(何故だろう、この顔見ると無性に腹パンしたくなっちゃうヤバイヤバイ)」
田所P「また収穫なしとかこれもうわかんねぇな」
田所P「……気をとりなおしていこう。さて、最後は」
菜々「変わったことですか?」
田所P「ウン。実は(以下省略」
菜々「それなら菜々もありすちゃんや幸子ちゃんと同じですよ。思ったことは全部ちひろさんに話しましたから」
田所P「やっぱそっかぁ」
菜々「あっ、でも」
田所P「おっ、何か出そう?」
菜々「……最近、オーディション会場なんかで菜々たちをみる目つきが今までとちょっと違ってきてるような気がするんですよー」
田所P「目つき?」
菜々「はい。なんというか、睨まれてる、ってほどではないんですけど、疑われてる目つきというか……」
田所P「……」
菜々「田所Pさん?」
田所P「ん、あぁ、ごめんごめん。貴重な情報だよ。ありがとナス!」
菜々「そ、そうですか? よかったー。あ、菜々これからレッスンあるんでそろそろ……」
田所P「おっ、そっか。じゃあ頑張ってこいよ!」
菜々「はい!」
>>25
✕ 菜々「……最近、オーディション会場なんかで菜々たちをみる目つきが今までとちょっと違ってきてるような気がするんですよー」
◯ 菜々「……最近、オーディション会場とかで審査員の人の菜々たちを見る目つきが今までとちょっと違ってきてるような気がするんですよー」
【自宅】
田所P「結局収穫はほとんどなし、か。しゃーない、自分で少し調べてみるか。しょうがねぇなぁ~(悟空)」
―― 数時間後
田所P「ぬわああん疲れたもおおおおおおん」
田所P「入ったばっかりの新人にこんなことわかるわけないに決まってんだろコレよぉ!?(半ギレ」
田所P「ったく……ん? なんだこれ?」
田所P「これって……」
田所P「……なるほど、そういうことだったかぁ(ゲス顔 これなら奈々さんが言ってたこととも辻褄が合う」
田所P「だが、これだけじゃあ誰の仕業かなんてこれもうわかんねぇな」
田所P「……あっそうだ! あの人ならこういう事得意だしわかるかもしれない。そうと決まれば」ヤワラカスマホポチー
田所P「あっお久しぶりです田所ですけれども、実はちょっと調べてほしいことあるんすけど……」
それからも3人は何度かオーディションを受けに行くも全敗、という結果を繰り返した。
日に日に落ち込む3人をなだめつつ、田所はプロデューサー業の傍ら、着々と情報集めに奔走していた。
そして……
―― 1週間後
田所P「ちひろさんちひろさん!」
ちひろ「どうしたんですか田所さん? 急に大声出して?」
田所P「ちょっとちひろさんに見てもらいたいものがあって」
ちひろ「私に、ですか?」
田所P「これです。見とけよ見とけよー」
ちひろ「これ……ネットの掲示板、ですか?」
田所P「ウン。それで、こ↑こ↓見て、どうぞ」
ちひろ「……! 田所さん、これって」
田所P「どうして彼女たちが急にオーディションに落ちるようになったのか、自分なりに調べてたら見つけたんですよ」
ちひろ「でも、どうしてこんなものが?」
田所P「俺も最初はさっぱりわからなかったんですけど、知り合いにネットに強い弁護士()がいてですね。そいつに調べてもらったんすよ。そうしたら面白いことがわかったんです」
ちひろ「面白いこと?」
田所P「ハァイ」
ネットに強い弁護士がこんなに有能なはずないだろ! いい加減にしろ!
―― 翌日
田所P「よし、全員揃ったな」
菜々「なんですかこんな朝早くから~。菜々は早起き苦手なのに~」
田所P「やっぱ年なんすね~」
菜々「は?」
田所P「(なんでも)ないです」
ありす「それで、私たち3人を呼び出した理由というのは何ですか?」
田所P「おっ、そうだな。とりあえずこれ見て、どうぞ」
幸子「これ……ネットの掲示板ですか?」
田所P「そうですそうです。で、こ↑こ↓見て、どうぞ」
ありす「……これは」
菜々「菜々たちのことが書いてありますね」
ちひろ「えぇ。でも書いてあるのはほとんどが誹謗中傷の言葉なの。しかもどれもデタラメな内容ばかり」
幸子「えっとなになに……《CGプロの輿水幸子は現場での態度が最悪らしい。おまけに未成年で喫煙してるって話もあるみたい》 って何ですかこれ! 嘘も嘘、大嘘じゃないですか!」
菜々「こんなことする人がいるなんて……正直信じられないです」
田所P「信じられないだろうけど事実なんだ。世の中いい人ばかりじゃないってことさ。悲しいなぁ……(諸行無常)」
ちひろ「しかもこの書き込みが行われるようになった時期と、あなたたちがオーディションに落ち始めた時期がピッタリ一致するのよ」
菜々「ということは、菜々たちのお仕事が急に少なくなったのは……」
田所P「この書き込みが原因だってはっきりわかんだね」
ありす「そんな……」
ちひろ「最近の会社はネットの掲示板や記事を確認するのが当たり前になっててね。いくら匿名とはいえこれだけ悪い事ばかり書かれていたのでは雇う側も敬遠しても仕方ないと思うわ」
田所P「それにこの掲示板は一般人も見る機会が多い。こういう書き込みを信じてしまう人も一定数は存在するって、それ一番言われてるから」
幸子「田所Pさん! こんなの許せませんよ! 早く犯人を探しましょう!」
ありす「でも、ネットの書き込みではこれを書いている相手を探すのは難しいのでは?」
幸子「えっ?」
菜々「そういえば、ネットの書き込みって確か匿名でしたよね。それじゃあ相手はやっぱりわからずじまいなんじゃ……?」
田所P「おぃ待てい!」
あ幸菜「?」
田所P「ネットの書き込みが匿名だからって書き込んだ相手がわからないなんて誰が言ったよ?」
田所P「実は俺の知り合いにネットに強い弁護士()がいてさぁ、ちょっと調べてもらったんだよね」
田所P「それでIPSアドレス……?かなんかを調べてたら、面白いことがわかったんすよ~」
ちひろ「IPです、IPアドレス」
田所P「同じようなもんでしょ(適当) で本題に戻るけど、実はこの掲示板に君たち3人の誹謗中傷を書き込んでいるのが某アイドルプロダクションにあるパソコンからだってことを突き止めた」
菜々「えぇ!? ほ、本当ですか?」
孕村「iPS!?」ガタッ
田所P「あぁ。だから、そいつらには制裁を加える事にした」
菜々「制裁って……まさか殴りこみに行くとか!?」
幸子「た、田所Pさん、いくらなんでも暴力はちょっと……」
田所P「(そんなことし)ないです。まぁ、黙って今後の行く末を見とけよ見とけよ~」
―― 同時刻 【某アイドルプロダクション】
P「ふっふっふ。CGプロの評判は想定通りガタ落ちしてるな」
P(あいつらのせいでウチのアイドルは何本も出られるはずの番組を落とされてきたんだ。ウチのプロダクションに楯突いた報いだな)
P(まぁ、今はあの3人だけだが、ゆくゆくはCGプロ全体の評判を地に貶してやる)
事務員「Pさん」
P「えっ、どうしました事務員さん?」
事務員「どうしたんですかぼーっとして? あ、社長がお呼びですよ。至急社長室に来いと」
P「えっ? あ、はい」
P(なんだ、急に社長からの呼び出しって?)
P(はっ!? もしかして最近の活躍を評価して昇給、とか?)
P(確かに最近は担当アイドルのランクも上がったしテレビ番組の出演数も増えてる。ってことはやっぱり……)
P(おいおいやったぜ。ついに俺にも運が回ってきたってことかよ!?)
人間の屑がこんなに有能とは、たまげたなぁ……(恍惚)
P「失礼します」
社長「入りたまえ」
P「お呼びでしょうか、社長」
社長「うむ。実はキミに聞きたいことがあってね」
P「聞きたいこと……ですか?(昇給の話じゃねーのかよ、クソ!)」
社長「あぁ。実は、キミがネットの掲示板に特定のアイドルを貶めるような書き込みを繰り返しているのではないか? という情報が入ってきたんだよ」
P「はい!?(う、嘘だろ?)」
社長「単刀直入に聞こう。キミはこのようなことを本当にやっているのかね?」
P「そ、そんなこと、してるわけないじゃないですか! そもそも、どこからそんな情報入ってきたんですか? 明らかに名誉毀損ものですよ!」
社長「……この情報を伝えてきたのは、ウチのメインスポンサーである《三浦コーポレーション》なんだ」
P「えっ……」
社長「この情報については三浦コーポレーションの方でも独自に調査を進めるらしい。もし事実であれば、残念だがスポンサー契約を打ち切ることも検討する、とのことだった」
P「……」
社長「もう一度聞こう。キミは本当に、このようなことはやっておらんのだね?」
―― 翌日
ちひろ「田所さん! これ見てください!」
田所P「ファイ?」
ちひろ「◯◯プロダクションのプロデューサーがインターネット上の掲示板を使って他プロダクションへの誹謗中傷を繰り返していた疑いがあり、◯◯プロダクションが事実関係を調査するそうです。よかった~、これであの書き込みもなくなりそうですね」
田所P「そっすね(MURさん、上手くやってくれたみたいっすね)」
幸子「田所Pさん田所Pさん!」
田所P「おっ(テンション)大丈夫か大丈夫か?」
幸子「大丈夫ですよ! それよりこれですよこれ! すごいです! 新聞にも載ってますよ」
ありす「田所Pさんの言っていたこと、本当だったんですね」
菜々「いや~、菜々は最初から信じてましたよ~」
田所P「いやぁそんな……」
幸子「奈々さん、田所Pさんを見た時『ちょっと頼りなさそうだよね。おまけにハゲてるし。若いのに』って言ってましたけどね」
田所P「は?(威圧)」
奈々「ちょっと幸子ちゃん! それを今言う!?」
ギャーギャー
ちひろ「まぁまぁ、とりあえず一件落着ってことで」
幸子「田所Pさん!」
田所P「ん?」
幸子「本当に……ありがとうございました! 見ず知らずだった私たちのためにここまでしてくれて」
ありす「私からもお礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました」
菜々「やるときはやる男だったんだね! 見なおしたぞ~」
田所P「ウン(て、照れますよ……)」
菜々「あ~! 田所Pさん照れてる照れてる~!」
田所P「は? 別に照れてなんてないから。お前の自意識過剰なんじゃねーの?」
菜々「なんですって~!」
―― 数時間後
田所P「それじゃあ、俺はそろそろ帰ります」
ちひろ「あっ、田所さんちょっと!」
田所P「はい?」
ちひろ「今日はその……本当にありがとうございました。アイドルたちを代表して、あらためてお礼を言わせて下さい」
田所P「いいっていいって。プロデューサーとして当然のことをしたまでですから。それに、俺だけの力でなんとかなったわけでもないですから」
ちひろ「それでも、田所さんがこうやって動いてくれなかったら今回のことは明るみに出なかったんですから、やっぱり田所さんのおかげですよ!」
田所P「ウ、ウン……そうかな」
ちひろ「ふふっ。あっそうだ! 事件解決のお祝いも兼ねて、この後飲みに行きませんか? 私奢りますよ」
田所P「あっ、ちひろさん申し訳ないっす。実はこの後、人と会う約束してて……」
ちひろ「人と、ですか?」
田所P「はい。飲みの件、また今度誘って下さい。次は絶対行きますから(断言)」
ちひろ「……わかりました。それじゃあお疲れ様です」
田所P「お疲れ様です。(事務所を)で、出ますよ……」
>>44
✕ 田所P「いいっていいって。プロデューサーとして当然のことをしたまでですから。それに、俺だけの力でなんとかなったわけでもないですから」
◯ 田所P「いいっていいって。プロデューサーとして当然のことをしたまでですから。それに、俺だけの力じゃないですし」
【ラーメン屋の屋台】
田所P「MURさんありがとうございました」
三浦「気にすることないゾ。他ならぬTDKRの頼みだからな。それに情報を探ってくれたのはKMRだし」
田所P「どうりで情報入るの早いと思ったら……KMRなら納得っすね」
三浦「今日もTDKR来るから、って誘ったんだけど、どうしても店をあけられなかったみたいで来られなかったんだゾ」
田所P「KMRのカレー屋、いつ行っても行列できてますからねぇ……しょうがないね」
三浦「……なぁTDKR、お前これからもアイドルのプロデューサー、続けるのか?」
田所P「急にどうしたんですかMURさん?」
三浦「俺のパパがお前をどうしてもウチの会社に欲しいみたいなんだ。給料は奮発してくれるらしいぞ」
田所P「またその話っすかMURさん……その話はもうお断りしましたよ」
三浦「TDKR……。だけど」
田所P「アイドルプロデューサーは、俺の夢でしたから。だから今俺、すっげぇ楽しいんです」
三浦「……そっか。ならこれ以上誘うのは野暮ってもんだな。頑張るんだゾ」
田所P「! ……ありがとうございます」
田所P「それじゃあ、今日はこれで。あ、ラーメンゴチになります!」
三浦「気にしなくていいゾ。それより、また何かあったら遠慮なく俺を頼ってくれよ。力になるゾ」
田所P「本当ですか? じゃあまた今回のようなことがあったら……その時はよろしくお願いしますね」
三浦「おう! 任せておけだゾ」
―― 1年前
三浦「TDKR! お前会社クビになったんだろ? ウチの会社に来ればいいゾ」
木村「いえ、僕の店に来てください。TDKRさんにはお世話になりましたから、ここで恩返しさせてください」
田所「MURさん、KMR……ありがとう。だけどいいんだ」
木村「いいって……それじゃあこれからどうするんですか?」
田所「もう一度……夢を追いかけてみようかな、って思ってるんだ」
三浦「夢? 初耳だゾ」
田所「誰にも言ったことなかったからね、しょうがないね(タメ口)」
木村「それじゃあ、TDKRさんの夢って?」
田所P「そうですね……やっぱり僕の夢は」
田所P「《王道を征く》アイドルプロデューサーになること、ですかね」
おしまい
お付き合いしてくれた方、あと前作書いてくれた方ありがとナス!
とりあえず前回よりは語録増やせたと思う(話が良くなったとは言ってない)
あと、空手部だと野獣先輩は名前がSZKなんだけどそこんとこは勘弁してください何でもしますから!
開示ナリ~
アイドル想いの良いPってはっきりわかんだね
次はビリーPオナシャス!
すごく面白かった(小並感)
普通にいい話でまとまってて良かった
おつー
このSSまとめへのコメント
アーナキソ(感動)