勇者「暴力では世界は救えない!?」(2)



長老「そうじゃ」

勇者「……」

長老「なにもすくえないのじゃ……仮に救えたとしてもそれは一時的なものじゃよ」

勇者「うそだ!」

長老「ふえぇ?」

勇者「うそだ!!ならば私がしてきたことはどうなる!?私は散々魔族の下衆共を殺戮してきた!」

勇者「その結果どうなったと思う?」


長老「え?いや、うん」

勇者「魔族に怯えてた村民共は私に怯えるようになった!私に従い規律をもった一団となったんだ」

長老「わーお」

勇者「これで村民は魔族に対抗出来るようになったのだ!これは平和への足掛かり、ちがうか?」

長老「うーん」

勇者「違うか!?」

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