P「なんだよ藪から棒に」
幸子「いいから答えてください! ボクのプロデューサーなら知ってて当然のことですよ!」
P「急に言われてもな。えっと今日は」
幸子「今日は?」 ワクワク
P「……>>3」
1 幸子の誕生日だ
2 川島さんの誕生日だったな
3 思いつかないんだが
3
腹パンの日
2
2
P「川島さんの誕生日だったな。そうだそうだ思い出した」
幸子「そ、それはたしかにそうなんですけど……他にもあるでしょう?」
P「あとで一言いっておかないとな。この場にいないのが残念だ」
幸子「そうじゃなくて、他に思い出すべきことがあるんじゃないかと言ってるんです!」
P「そうだなあ……」
幸子「まったく仕方がないですね。ヒントはボク! ボクに関わることですよ!」
P「>>13」
1 はいはい、幸子も誕生日おめでとう
2 ……身長伸びた?
3 全然わからないなー(棒
2
2
3
2
2
P「……身長伸びた?」
幸子「伸びてませんよ! というよりボクが身長伸びた日を記念日にするとでも思ってたんですか!?」
P「違うかー」
幸子「違いますとも! そんなことよりももっと大事な日です。さっき思い出せましたよね?」
P「川島さんのことか?」
幸子「そうです! それを踏まえてもう一度お聞きしますよ。今日はボクの何の日でしょうか!」
P「>>18」
1 あー、誕生日な
2 (面白いからとぼける)
3 見当もつかない
3
3
3
3
ほ
P「すまん。本気で見当つかないんだ」
幸子「えっ、冗談ですよね?」
P「俺が嘘をついてるように見えるか?」
幸子「……。鈍い方だとは思っていましたけど、それよりも覚えててくれてないショックが大きいんですが……」
P(幸子がうっすら涙目になってるような気がする……。ちゃんと思い出してやらないとな)
P「いや、待て。そうだな、ちょっとど忘れしただけだ心配するな」
幸子「頼みますよ……?」
P「えっと――>>24」
1 た、誕生日?
2 ……………………。
3 ごめん、何の日か聞いていい?
これは2
これは泣かしたい下
1
2
ほ
P「……………………」
幸子「……思い出しましたか?」
P「すまん、どうしても浮かんでこない」
幸子「……もういいですよ! プロデューサーさんに期待したボクが馬鹿でした! 失礼します!」
P「あ、待ってくれ幸子! ……行ってしまった」
P(よほど大事な日だったらしいな。どうして思い出せなかったんだろう)
P(仕方ない、>>30に聞いてみようか)
1 冷たい目でこちらを見ているちひろさん
2 通りかかったアイドル(安価)
3 ちょうど机の下にいた輝子
3かな
2
ちょうど机の下にいたみく
ちょうど机の下にいたきらり
2杏
ほ
P「お、いいところに。なあ杏」
杏「んー。どしたのプロデューサー」
P「ちょっとお前に聞きたいことがあるんだけど」
杏「見返りは?」
P「アメちゃん2つ」
杏「ちぇー。そこは気前よく『今日はもう帰っていいぞ!』くらい言うところだよ?」
P「そうか? じゃあ『今日は仕事が終わったらもう帰っていいぞ』」
杏「わーい、って余計な言葉が入ってるじゃん! 全然意味ないし!」
P「それより話を進めていいか?」
杏「……いいけどさー。どうせさっき走ってったのと関係あるんでしょ?」
P「幸子のことか?」
杏「やっと事務所にたどり着いたのに、危うく6マスくらい戻らされるところだったからね」
P「それはすまなかった。もう一つアメをやろう」
杏「プロデューサー、私にアメをあげたら何でも済むみたいな風潮やめない?」
P「考えとく。それでな――」
ほ
P「――ってわけだ」
杏「ふーん」
P「ふーんって、これでも結構悩んでるつもりなんだぞ俺は」
杏「これで悩んじゃうプロデューサーって、てかいろいろと酷くてアメ2つどころじゃないよ」
P「そうか?」
杏「そうだよ。思い出せなかったのはまあ百歩譲ってもさー、空気読めば絶対わかったところじゃん」
P「俺は……空気が読めない……?」
杏「そこで衝撃を受けられても困るんだけど。よく言われてるよね? 鈍いとか、鈍感とか、杏をもっと楽させろー! とか」
P「最後のは同意しかねるが心当たりはあるな」
杏「まずさー。今日が川島さんの誕生日だってことは覚えてたんだったら、ねえ?」
P「どういうことだ?」
杏「前振りしてもらったんでしょ? だったら、他に誰か誕生日なのかなーって気づかないかなー」
P「まさか今日って……>>38」
1 幸子の誕生日なのか?
2 他にも誰か誕生日だったのか?
2
2
2
1
+1
お前らの鬼畜さに泣いた
ほ
P「川島さんの他にも誰か誕生日だったのか?」
杏「」
P「杏?」
杏「わざと? わざとでしょ? わざとって言えー!」
P「うわらば、なんだよ急に」
杏「これ以上の言葉は要らないと思ってた私の純粋な心を返せ!」
P「いや、でも、誰かの誕生日ではあるんだろ? そうだよな?」
杏「ああそうだよ! そうだけど、99%ぐらいの人はもうそれが誰の誕生日かわかってるところだよ!」
P「まさか……嘘だろ?」
杏「プロデューサー、そんなんでよくひねくれずに生きてこられたよね。友達いた? いつも厄介事の中心にいなかった?」
P「俺はそこまで心配されるほど空気も読めず頭も回らない人間なのか……」
杏「わざとじゃないならある意味貴重なスキルだよ、絶対いらないけど」
杏ちゃんの誕生日か
気づかなかったわ
幸子SSのあるべき姿ですわ
_, ,_ ウェアイーズ かわっしまー
( ・∀・)
( ∪ ∪
と__)__)旦~~
P「……まあ、俺の話はさておくとして」
杏「やっぱりもう帰っていいかな? プロデューサーの相手するのすごく疲れた」
P「仕事終わったらな。それで、最後に聞くけど誰の誕生日なんだ?」
杏「……はぁ。そんなの、聞いてきた本人に決まってるんでしょ」
P「つまり……幸子?」
杏「おおかた自分から言うのも野暮だけど万が一スルーされても嫌だから、ってとこだろねー。かわいいとこあるねぇ」
P「うっ」
杏「なのに他の人の誕生日だということまで覚えてたくせして、肝心要な本人の誕生日は出てこない、まして気づきもしないとか」
P「ぐぬぬ」
杏「わざとじゃないならないで酷いことしたって自覚はそろそろできた?」
P「はい……」
杏「ま、この後せいぜいフォローしてあげなよー。できればここまで親切に教えてあげた私にもっと誠意を見せてほしいもんだ」
P「……これを」 スッ
杏「だからアメでごまかすのやめようよ! もらうけど!」
ほ
P「ふぅ……すっかり杏に諭されてしまった。いい年して情けないな俺」
P「さてどうしたものか。今さら顔を合わせにくいのもあるけど、このままにしておくのはまずいよなぁ」
P「昼にちょっと抜けだしてプレゼントでも買ってこようか……?」
P「いやいや、幸子にだけプレゼント渡すのはよくないよな。平等にみんなの分あげてたらとっくに破産してるし」
P「でも今回は俺に落ち度があるわけだしな。うーん」
P「そうだな……ここは>>52しようか」
しらばっくれ
スカイダイビングの仕事をとってくる
土下座
ルパンダイブ
こっそりプレゼント買いに誘う
覆面を被って追いかけて後ろから抱き締める
ほ
数時間後
P「……幸子」
幸子「……」 スタスタ
P「仕事、お疲れさん。今日は送ってやれそうなんだけど」
幸子「別にいいです。一人で帰れます」
P「そう言うなって、どうしても送ってってやりたいんだ」
幸子「知りません。川島さんでも送って差し上げたらいいじゃないですか」
P(怒ってる……よなぁ。だけど引くわけにもいかん)
P「頼む、幸子。今日じゃないと駄目なんだ。今日じゃなきゃ、意味がなくなる」
幸子「……プロデューサーさん?」
P「さっきはすまなかった。もし俺にチャンスをくれるなら、送らせてほしいんだ」
幸子「……」
P「駄目か? 駄目なら……諦めるけど」
幸子「いえ、わかりました。そこまでおっしゃるなら――言うことを聞いてあげますよ」
P(ほっ、まずはなんとかなったか)
ほ
はよ
走行中
幸子「あの、プロデューサーさん?」
P「ん? おう、なんだ」
幸子「道間違ってますよ。ボクの家まで覚えてないんですね」
P「あ、ああ……そうだった。何も話してなかったよな。いや、俺としてはこっちで合ってる」
幸子「は? どういう意味ですか?」
P「まずは、ごめんな。今日はお前の誕生日なんだよな」
幸子「……今さら遅いですよ」
P「言い訳のしようもない。だから、本当は不公平になるからあまりしないようにしてたんだけど、これから幸子にプレゼントを贈ろうと思う」
幸子「プレゼント?」
P「お詫びの意味も兼ね合わせたようなもんだから、欲しくなければ無理には渡さないけどさ」
幸子「そのことと、ボクの家とは違う道を行ってるのは何か関係があるんですか?」
P「うん。何をあげようか考えたけど、欲しくもないものを渡して嫌がらせに取られたら元も子もないと思って、買えなかったんだよ」
幸子「……ふふ、本当に不器用な人ですね。まあ、あなたがそういう人だってボクは知ってましたけど」
P「苦労させてすまんな」
はい
おちる
あげ
よしきた
幸子「じゃあ、ボクにボク自身へのプレゼントをこれから選べって言いたいんですね?」
P「そういうことだ。先に言っておくべきだった」
幸子「まったくですよ。……まあいいです。少しは反省したようですし、今日のことは許してあげます」
P「おお。ありがとな、幸子」
幸子「ところでプレゼントを買いに行くのはいいとして、どこに向かってるんですか?」
P「特にこれって目的地はないけど、他のアイドルに見つからないようちょっと離れたところとだけ考えてた」
幸子「妥当ですね。今日のことはボクと、プロデューサーさんだけの秘密ですし、ね?」
P「そういうことだ。帰りを遅くさせても悪いからなかなか難しいところだな。そうだ、幸子は何が欲しい?」
幸子「急に言われても思いつきませんよ。本当は……覚えててくれてるだけでよかったんですから」
P「うっ……悪かった。本当に悪かった」
幸子「……ふふーん、ちょっとイジメちゃいすぎましたか? でも、もう絶対に忘れないでくださいね!」
P「わかった。忘れないよ。……それで、そろそろ目的地を決めたいんだけどどこにしようか?」
幸子「そうですねぇ、それなら――」
幸子「>>70が欲しいです!」
kskst
Pの命
ksk
kskst
P
p
結婚ルートじゃないですか!やったー!!
おまえの血で化粧がしたいルート?
きたか
ほ
ほ
P「……え?」
幸子「だから、その……Pさんをボクのものにしてあげましょうと言ってるんです!」
P「?」
幸子「将来有望なボクですからね、世間を騒がすトップアイドルにもなってみせますよ。絶対に損はさせません」
P「??」
幸子「たとえこの先Pさんが路頭に迷うことがあったとしても、ボクが一生お世話してあげられるくらいになる予定ですから」
P「???」
幸子「……だから、その。だめ、ですか?」
P「だめもなにも、頭が追いついてこないんだが……」
幸子「……」
P「とりあえず、今の幸子はまだまだトップアイドルとは言えない、よな?」
幸子「それは……ええ。そうですね」
P「そうだよな。俺としても、今すぐ一生お世話してもらおうなんてどうこう言える話じゃない」
幸子「……」
P「だから、今の幸子が欲しいものの話は、トップアイドルになってから改めて聞こうと思う」
そのまま忘れたフリしてサプライズにすれば丸く収まったのに
このPは童貞だなあ
童貞はね
。
おもむろにおもちゃ屋に入ってチープな指輪を選び、結婚しましょうとPに頼む
とかそれくらいの変化球がほしい
幸子「……なんですか、それ。ボクはトップアイドルになれないとでも言いたいんですか?」
P「もちろんプロデュースは全力でしていくつもりだよ。まあ、俺がここで即決できるような人間だとは思わないことだ」
幸子「むー、本当にトップアイドルになったらPさんをボクにくれるんですよね?」
P「あげるとは言ってない。その時にまた考える」
幸子「……あーもう、とことんボクの期待を裏切ってくれる方ですね! わかりましたよ!」
P「ははは、こんな俺でよければ今後もプロデュースさせてくれ。乗り換えるなら今のうちだぞ」
幸子「いやですよ。Pさんにプロデュースしてもらえなきゃ意味がないですから」
P「そうか。……ま、応援してるよ。言うからには頑張ってもらわないとな」
幸子「ふふーん、あとでボクが心変わりして泣きをみても遅いですからね! ……そうなる前に絶対トップアイドルにしてくださいよ?」
P「努力するよ。さて、というわけで幸子が欲しいものをまた聞かなきゃならんわけだが。できれば買えるもので」
幸子「この流れでそれを聞くPさんをまずどうにかしたいところですけど、そうですね――」
その後、幸子はPとお揃いのものを欲しがり、プレゼントが決まるとPにも半ば無理やり渡した
渡されたものを見るたびに、Pはこの年の幸子の誕生日をいつまでも忘れないのだった
おわり
突発性難聴やナルコレプシーなラノベ主人公とは違うな
これ以上はグダりそうだったから強引にまとめた
幸子(と川島さん)誕生日おめでとう
もちろん川島さんもやるよね?
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