両津「なに、島が出来ただと!?」 (13)
両津「バカを言っちゃいかん、島なんてものが勝手に出来るわけないだろう」
中川「いえ、それが本当なんです」
麗子「そうよ、今ニュースでも話題になってるじゃない」
両津「うーむ、そうなのか?信じられんな・・・・」
あげ
期待
中川「ちょうど今その話題のようですよ」
テレビ「・・・・に発生した島ですが、現在もなお活動を続け、陸地が拡大している模様です」
麗子「ほら、言った通りじゃない」
両津「なんと! しかしこんな島が出来たところでワシの生活には何の影響もないな・・・・」
両津が島になったことはあったよな
中川「まぁほとんどの人には関係のない情報ではありますね」
両津「そうだろう? なぜわざわざこんなニュースを流すのだ、
『南極のペンギンが出産シーズンになりました』というのと変わらん」
麗子「両ちゃんもはっきりしてるわねぇ」
テレビ「・・・・只今入りました緊急情報によりますと、この島には大量のダイヤモンドが埋まっているとの情報が・・・」
両津(ピクッ!)
両津「・・・しかしこんな大事な情報はないな!
中川、突然だがワシはこの島の調査がしたい、協力してくれるな!?」
中川「えっ!? いやしかし・・・・」
両津「協・力・し・て・く・れ・る・な!?」
中川「は、はい・・・・・」
両津(こんな宝の山を他人に奪われてたまるか・・・!)
本田「先輩、本当にこんな嵐の中行くつもりですか?」
両津「当たり前だ! 誰よりも早く上陸しなければならん!」
本田「だ、大丈夫かなぁ・・・・」
あげ
両津「・・・・よし、見えてきたぞ、あれだ!!」
本田「せ、先輩、すでに他の船が来てますよ!?」
両津「何ィ!? この島の資源は絶対にわたさん!!」(ガガガガガガ!!!!)
両津「はぁ、はぁ、やっと追い払ったぞ!!」
両津「うお、風が強くて流される!!」
両津「なんのこれしきー!! 待ってろよー、お宝ー!!!」
本田「もう帰りたいー!!!!」
両津「うおおおおおおおお!!!」
両津「はぁ、はぁ・・・・・・や、やっと辿り着いた、死ぬかと思ったぞ・・・・」
(ごそごそ・・・・)
両津「おお! こ、これはダイヤモンドの原石! これも・・・・これも・・・これもじゃないか!」
両津「ハハハハハハ!!! これでワシも大金持ちだぁー!!!!」
両津「よし、全部船に乗せていくぞ!」
本田「えーっ、こ、これ全部ですかぁ!?」
両津「当たり前だ! 全部お宝だぞ、一つも逃してはならん!!」
本田「わ、わかりましたぁ・・・・」
(風ビュオオオオオ・・・・・・・)
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