俺「 …安価で行動する」(53)
俺「…」
俺「…」
俺「…うっ」
俺「…」
俺「…よし、安価で行動する」
下1
>>999まで睡眠
バカ正直にやってんなよ!
バカ正直にやってんなよ!
まさか終わり?w
よっしゃあ、意地でも>>999までのばそうぜ
よし 協力しよう
とりあえず保守
>>1よ蘇れ
男「……ここは、どこだ?」
男「……」キョロキョロ
男「俺……なんで、こんな所にいるんだ……?」
男「……確か、俺にはやらなくちゃいけない事があったような気がするんだけど」
女「おはよう、お目覚め?」
男「あっ、どうも……おはようございます……」
女「男君だよね?おはよう?」
男「あれ……?どうして、俺の名前知ってるんですか……?」
女「……」
男「あ、あの~?それにここ、何処なんですか?」
女「……」
男「俺、確か何か『やらなくちゃいけない約束』があった気がするんですよ……?」
女「……約束?」
男「はい、その約束が何なのかは思い出せないんですけど……」
女「ふ~ん」
女「その約束ってさぁ?」
男「えっ?」
女「『安価で行動する』とかそういう事じゃないの?」
男「あっ……!」
女「ねっ、そうでしょ?」
男「そうだっ……!確か俺、そんな約束してた用な気がするっ……!」
女「ねっ?」
男「いや……待てよ……?でも、他にも別の約束があったような……」
女「?」
男「と、とにかく!俺はこんな場所にいちゃいけない気がするんです!」
女「……どうして?」
男「安価スレっていうのは、もっとおちんちん出してバカしたり……エッチな展開にしたり、そういう物だと思うんですよ!」
女「そんな事ないよ。安価は絶対だよ」
男「いや……でも……と、とにかくっ……!」
女「?」
男「俺は、こんな所にいては行けない気がするんですっ!お願いしますっ!出口を教えて下さいっ!」
女「……安価を無視するの?」
男「……はい」
女「出口は結構距離があるけど、大丈夫?」
男「……どれくらいの距離なんですか?」
女「う~ん……90キロ弱かな……?」
男「えっ!?すげぇ、遠いじゃないですか!?」
女「うん、しょうがないよ。ここは安価で作られた世界だからね?」
男「は、はぁ……?」
女「90キロ弱ぐらい先に、大きな川があるの。そこを越えた先が、この世界の出口よ」
男「マジかよ……遠いなぁ……」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「あ、あの~?」
女「どうしたの?」
男「ここ、何にもないんですねぇ?」
女「安価で作られた世界だからね。殺風景でもしょうがないよ」
男「は、はぁ……?」
女「男君、行くよ?」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「あ、あの~?」
女「……どうしたの?」
男「出口まで……後、どれくらいですかね……?」
女「アハハ、何言ってるの?まだ、1キロも歩いてないじゃない」
男「えっ?あっ、そうですよね……?」
女「90キロ弱だよ」
男「90キロ弱ですか……」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「よ、よしっ!何か安価で行動してみますか?」
女「……どうしたの、急に?」
男「い、いやぁ……僕、こういう空気って苦手で……」オロオロ
女「アハハ、話題作ろうとしてくれたんだ?ありがと」
男「安価だったら、何でも答えますよ!僕、安価スレのプロですから!」
女「……」
男「さぁ、女さんっ!安価で僕に命令して下さいっ!」
女「……う~ん。別にいいや」
男「……えっ?」
女「気持ちだけ受け取っておくね?ありがと」
男「えっ……!い、いやっ……僕、安価で何でもしますよ……!?」
女「う~ん……私ね……あんまりそういうバカ騒ぎって得意じゃないんだ」
男「……えっ?」
女「淡々とこうやって、話してる方が好きだな?」
男「……そ、そうっすか」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「……90キロって遠いですね?」
女「うん」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「……今、何キロぐらい歩きましたかね?」
女「もう、そればっかり」
男「あっ……いや、すいません……」
女「そんなにこの、自分達だけの空間が不安なの?」
男「い、いや~……僕、こういう空気って苦手で……」オロオロ
女「だったら、さぁ……?」
男「?」
女「黙々と歩いてるのが嫌ならさぁ?」
男「はい」
女「男君の話を聞かせてよ?」
男「えっ……?」
女「男君って、年齢は?」
男「えっ……それは……」
女「趣味は?」
男「……え~っと」
女「特技は?」
男「あのっ……あのっ……」オロオロ
女「好きな食べ物は?」
男「うぅ……」
女「自分がベストだと思う女性のおっぱいのカップは、何サイズ?」
男「うぅ……わからないです……」オロオロ
女「……わからない?」
男「ご、ごめんない……」
女「どうして?自分の事だよ?」
男「違うんですっ……!その、なんて言うか……」
女「?」
男「自分の事なのに……何故か思い出せないんです……」
女「……」
男「自分の年齢も……趣味も……特技も、好きな食べ物も……そして自分がどうしてここにいるのかも……」
女「……ふ~ん」
男「あっ、でもおっぱいはDカップ好きだったような気がします!いや~、巨乳は正義ですな!ワハハハハ!」
女(Aカップ)「……死ねっ!」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「あ、あの~?」
女「黙れ、黙って歩きやがれ」
男「い、いやぁ……貧乳はステータスだなんて、とち狂った事を言ってる連中もいますよ?」
女「黙れ」
男「ねっ?だから、あまり落ち込むのはよくないですよ」
女「黙れ、後90キロもあるんだ。黙って歩きやがれ」
男「す、すいません……」
女「……」
男(ま~た、話題なくなっちまったなぁ……安価でもしてみようかな……?)
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「いやぁ……まだまだ先は長いですね……?」
女「そうね」
男「車でもあれば、楽だったんですけど……ん……?」
女「安価で作られた世界だからね。車なんてないよ」
男「……車」
女「……どうしたの?」
男「そうだっ!車だよっ!車、車、車っ!」
女「……車、三つで?」
男「車、三つで轟です!ギューン、ソイヤ!」
女「アハハ、懐かしいね?」
男「って……違う違うっ!車だよ!そうだよ俺、確か車……」
女「……車がどうしたの?」
男「あれ……あれ……?車が、なんだったっけ……?ダメだ、思い出せない……」
女「男君、車好きなの?」
男「いや……多分嫌いだと思う……」
女「……多分?」
男「うん……理由はよくわからないんだけど……多分、車は嫌い……」
女「ふ~ん……」
男「……何でだろ?おっかしいな、わかんねぇや」
女「ふ~ん……私もね、車はあまり好きじゃないかな?」
男「……えっ、そうなの?」
女「私もよくわからないんだけどね?歩きながら話そうか?」
男「う、うん……」
男「……」
男「……」
男「……」
男「……」
姉「ねぇ、男……?あんたがどうして……起きてよ……」ボロボロ
男「……」
姉「あんたさ……?今日、幼馴染ちゃんと買い物行くって約束してたじゃない……?」ボロボロ
男「……」
姉「幼馴染ちゃん、引きこもりのアンタの事、凄く心配してたんだよ……?」ボロボロ
男「……」
姉「アンタがバイト始めてさ……?始めてのお給料で、服買いに行くの付き合ってって言った時、凄く嬉しそうにしてたんだよ?」ボロボロ
男「……」
姉「どうして、事故なんかに……ねぇ、男……起きてよ……?」ボロボロ
男「……」
姉「お姉ちゃんも、あんたの初給料祝いにさ……?あんたの大好きな>>28沢山作ってあげるからさ……?」ボロボロ
男「……」
姉「ねぇ、男……?お願いだから、起きてよ!」ボロボロ
間違えた
>>30
たらこスパ
たらこスパ
保守スレになるかと思ってたけど、乗っ取ってくれたのか
女「私はゴリエちゃんが好きだったな」
男「へぇ?あぁいうのって、女の子好きなんだ?気持ち悪くないの?」
女「ううん、前向きで明るい所が好きだったな。顔は気持ち悪かったけど」
男「ふ~ん……俺は落武者とかの方が好きだったや……」
女「あっ、あれは気持ち悪くてダメだった!」
男「まぁ、女受けはしなさそうなキャラだったからねぇ……んっ……?」
女「……どうしたの?鼻、ヒクヒクさせて」
男「この湯気の香り……」
女「……香り?」
男「そして、微かに香るバターの香り……かつお出汁の香りもあるぞっ……!?」
女「……何、言ってるの?」
男「海の香り……これは塩と海苔だな……!?こ、これは間違いないっ……!」
女「?」
男「これは、たらこスパゲティの香りだっ!」
男「何処だっ!?何処かに、スパゲティ屋があるぞ!?」
女「……何、言ってるの?こんな殺風景な場所にスパゲティ屋さんがあるわけないじゃない」
男「い、いや……でも……」
女「ほら、見渡す限り、地平線だよ?こんな所にまでスパゲティの香りがするわけないじゃん?」
男「確かにそうだけど……で、でも確かにするんだって!たらこスパゲティの香りがさ……!」
女「ふ~ん……嗅覚凄いんだね?ひょっとして、前世は犬とか?」
男「本当だって!信じてよ!?」
女「はいはい、わかりましたわかりました。……歩きながら、話そうか?」
男「あっ……ごめん……」
女「男君は前世が犬だったから、臭いに敏感なんだよね?」
男「だから、本当にするんだってば……」
女「面白そうだな。私も来世は犬になりたいな」
男「だからさぁ~?」
男「……あれ?」
女「どうしたの?」
男「……そうだっ!俺、たらこスパゲティ好きだったんだ!思い出したぞ!」
女「どうしたの?そんなに、興奮してさ?」
男「いやっ……ほら、さっきさ……?好きな食べ物聞かれた時、俺答えれなかったじゃん!?」
女「……そんな話、したっけ?」
男「したって!したよ!でもさ、俺はたらこスパゲティが好きなんだよ!」
女「ふ~ん」
男「何か急に思い出したよ……何でだろ……?」
女「……さぁ?」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「……10キロぐらいは歩いたかなぁ?」
女「まだ、5キロも歩いてないんじゃない?」
男「そういや、君の好きな食べ物って何?」
女「……ん?急にどうしたの?」
男「いや~、自分の好きな食べ物思い出したからさ……なんか話のネタにならないかと思って……」
女「あっ、話題振ってくれてたんだ?ごめんね、反応出来なくて」
女「私はね……?」
男「うん」
女「特にないかな……?」
男「えぇっ?」
女「アハハ、私好き嫌いとかって、特にないんだ?」
男「そうなんだ」
女「だから、特別好きな食べ物もないし、特別苦手な食べ物もないかな?」
男「え~?何か一つぐらいあるでしょ……?」
女「う~ん……」
男「ほらほら、探して探して?」
女「アハハ、ごめん。やっぱり、思い浮かばないや?」
男「え~?」
女「ごめんね?折角、話題振ってくれたのに、期待に応えれなくて」
男「う~んとね……じゃあさっ!じゃあさっ!?」
女「……どうしたの?」
男「好きなスパゲティの種類にしようよ!?君の好きなスパゲティは?」
女「どうしたの?この話題はなかなか折れないんだね?」
男「いや~、二人でただただ黙々と歩くのもつまんないじゃん?」
女「う~ん……スパゲティの種類かぁ……」
男「ほらほら?ナポリタンとか、カルボナーラとか……?色々あるじゃん?」
女「う~ん……?」
男「イカスミスパゲティとか?ケチャップで遭えただけのシンプルなヤツとか?」
女「う~ん……そうだなぁ……?」
男「何々?何か、出てきた?」
女「私は……スパゲティだったら……」
男「うんうん」
女「お醤油で遭えただけの、シンプルなヤツが好きかな?」
男「えっ……?」
男「な、なんか……」
女「どうしたの?」
男「……おっさん臭い料理だね?」
女「アハハ、そうかな?」
男「うん、何かそれって、給料日前のサラリーマンが食べてるようなイメージ……」
女「アハハ、そうかもしれないね?」
男「……君、貧乏なの?」
女「……」
男「……あっ!ごめん、ごめんっ!」
女「アハハ、大丈夫だよ。気にしないで?」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「……ご、ごめんね?」
女「だから、気にしてないってば。そんなに謝らなくいいよ?」
男「ご、ごめん……」
女「ほら?また、謝ってる」
男「あっ……!」
女「ふふ」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男(まぁ~た、話題が無くなっちまったよ……困ったなぁ、安価でもしようかな……?)
男「あっ!そうだっ!」
女「……どうしたの?急に大声出して?」
男「ここから、出たらさ?二人でスパゲティ食べに行こうよ!?」
女「……何、それ?もしかして、ナンパ?」クスクス
男「いやっ……!俺、お金ないからさ……?割り勘で……?」
女「アハハ、最低~。でも、こういうナンパも新しいのかもね?」
男「いや……しょうがないじゃん……?だって俺、バイト始めたばっかりでさぁ……?」
女「……」
男「……そ、そうだ。俺、バイトしてるんだった」
男「そうだよ!俺、バイトしてるんだった!何か、急に自分の事、思い出してきたっ!」
女「ちょっと……!ちょっと、落ち着きなって……?」
男「そうだ!明日も確か、シフト入ってたような気がする……!何か、思い出してきたぞ!?」
女「それで……男君はどこでアルバイトしてるの?」
男「……えっ?」
女「だから、男君がアルバイトしてるお店」
男「えっと……それは、それは……」
女「……」
男「……ごめん、思い出せない」
女「……謝らなくていいよ?とりあえず、歩きながら話そうよ?」
男「……うん」
男「……」テクテク
女「……」テクテク
男「……くそっ、おっかしいなぁ」
女「……どうしたの?」
男「いやぁ……自分の事、思い出してるような気がしてるんだけどね……?」
女「……うん」
男「……な~んか、肝心な事は思い出せないんだよなぁ?何でだろ?」
女「……さぁ?」
男「そもそも、何でバイトの事とか、好きな食べ物の事、思い出したんだろ……?」
女「アハハ、知らないよ?とにかく、出口に向かおう?」
男「う、うん……」
男「……」
男「……」
男「……」
男「……」
幼馴染「男っ!?ね、ねぇっ!男っ!?」ボロボロ
男「……」
姉「幼馴染ちゃんっ!?」
幼馴染「あ、あのっ……!お姉さんっ……!携帯の留守電聞いて……待ち合わせに警察の人がいて……それで、それで……」
男「……」
姉「うんうん、幼馴染ちゃん、落ち着いて……?」
幼馴染「それで……あのっ……この病院に急いで来て……」ボロボロ
男「……」
姉「うんうん、幼馴染ちゃんありがとう」
幼馴染「男……男は……大丈夫なんですか……?」ボロボロ
男「……」
姉「……ダメかもしれないって、お医者さんが言ってた」
幼馴染「!」
男「……」
幼馴染「ねぇ、男っ……!約束したじゃないっ……!服買いに行くんでしょっ……!?」ボロボロ
男「……」
幼馴染「ねぇ、男っ……!起きてよっ……!今から一緒に服買いに行こうよっ……!?」ボロボロ
男「……」
幼馴染「バイトの給料入ったんでしょ……!引きこもり生活から抜け出したばっかりじゃないっ……!」ボロボロ
男「……」
幼馴染「今月の給料で洋服買いに行ってさ……?来月の給料で>>50って言ったじゃんっ!」ボロボロ
男「……」
幼馴染「約束したじゃないっ……!ねぇ、男、起きてよっ……!」ボロボロ
うわぁ…
俺が実は1だったなんておもわないのか…
安価取っていい?
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