白坂小梅(29)「…………」カリカリ (18)
その女性はガラス製のテーブルに向かって熱心に手を動かしていた。
時折、銀縁の細い眼鏡越しに彼女がのぞいているのは大手出版社のボールペン字本。一年ほど前からちょくちょく自力で勉強をはじめたものだった。
それをお手本に、白く繊細そうな指全体でしっかりとペンを支え、百均のコピー用紙を練習台に書き続ける。一年の成果はあったようでそこには整った字が並んでいた。
そうしてしばらく無言でいた彼女だったが、ふと時計を確認して言った。
「今日のドラマに誰か出演していたような……」
顔や名前を聞いたことのある役者がでるかもしれない、という意味ではない。顔見知り、知人が出演していたはずだ、という意味だった。
彼女、白坂小梅は元アイドルである。
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いきなりで失礼なんだけど
横書き、段落、携帯から、即興、なので文が変じゃないか教えてください
あと需要ありますかね?
需要ありますよー
頑張って下さい
需要あるよ
続けて
じゃあ、続けます
投票で三回とも小梅ちゃんにしただけの無課金の素人なので、口調とか気にしないでください
小梅さんのイメージはビアンカ系な髪型とフローラ系の雰囲気です
本文にビアンカだなんだ書けないので、一応
頑張れ。支援。
頑張れー
スレタイだけでも興奮する
元アイドル、といっても芸能界を引退したわけではない。およそ十五年まえ、まだ小さかった事務所に入って以来、いわゆる芸能活動はずっと続けてきている。
ただ、やはり中学生時代と同じことを続ける訳にはいかない。肉体的な成長は止まらないのだ。
小柄でおどおどしていた少女はおだやかな女性へ。
そんな訳で、紆余曲折ありつつも、現在、白坂小梅は歌手の道を歩いていた。
テレビをつけるためにリモコンを探してしばらくキョロキョロしていた小梅は真後ろにあるソファに腰掛けている人物に声をかけた。
「Pさん、Pさん。そのへんにリモコンありませんか?」
「んー?」
うめくような返事とともに読んでいた新聞をとじたこの人物は小梅の元プロデューサーのP。
有名事務所となったCGプロダクションの出だしを支えた無駄に有能だった新人プロデューサー達のひとりで、ついに今年で三十九、初老一歩前になる。
見た目の若さはさすがに陰りをみせるが、本人は肉体的な面ではまだまだ現役のつもりだ。
先に言っとくと、どうせ「改行しろ」と喚く奴が出てくるので、華麗に無視して自由にやってください
クッションの隙間に挟まれていたリモコンを小梅に渡し、Pはまた新聞に目を移した。
「新聞って、朝に読むものじゃないんですか?」
「職業柄、不規則だからねぇ、仕方ないよ」
小梅はチャンネルを回すが番組と番組の間時間のためかどこもCMばかり流している。結局、ドラマが始まる時間まで意味もなくクルクルと回しているのだった。
新聞のTV欄を見ながらPは言った。
「今日は二つかぶってるな」
ぽちぽちリモコンをいじりながら小梅は言った。
「千枝ちゃんと志乃さんですよね」
「あと楓さんね」
「ダブルブッキングですね。どっちか録画しますか?」
ブッキングの使い方がちがうんじゃない――畳んだ新聞を放り投げてPは言った。
「事務所で取っといてくれるから大丈夫でしょ」
書いててなんですが、なんか横書きって違和感ありますな
い縦
かに
が書
でい
して
ょみ
うて
かは
「Pさん、年々不真面目になってませんか?」
ソファによじ登り、頭をPの膝に乗せながら小梅は言った。
「そうかなあ」
え?あれ?もうゴールインしてる?
続きマダー?
続きは……まだですか……
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