そういうと姉さんは、腰に掛けていた刀をしゃらりと抜き放つ。白刃に僕の顔が写る。
「我が武士の誇りにかけて、ここで負けるわけにはいかぬ」
姉さんは僕の正中線に合わせ刀を構える。踏み込む。そして、斬撃―――
僕はそれを寸前でかわす。姉さんは冷たく鋭い眼で僕を睨む。
「何故、剣を抜かぬ。我に情など不要。全力で来ぬか」
「いいでしょう……ですが、あなたの実力だと犬死になりますよ?」
「笑止。武士の死合に無駄な死などはない」
「愚問でしたね……では、行きますよ。精々死なないように頑張って下さい」
「見くびられたものだな。こい、我が弟よ」
僕は刀を抜く。どうせ今回も僕が勝つ。そう信じて疑わなかった。しかし、その刹那
「……!!」
ブシュっと音を立てて吹き出す鮮血。どうやら右肩を斬られたようだ。まさか愚鈍な姉の攻撃を見切れないとは……僕も堕ちたものだ。いや、これは
「今までの私と思うなよ」
「ふっ……上等……!」
お姉ちゃんが無事にシュークリームを買えると信じて……!>>1さんの次回作にご期待下さい!
寒い文章書いておきながら最後でネタにしようと予防線張ってるのがむかつく
なんか...つまらなっ!ブシュッ....
俺の肩も切られただと!?
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