真姫「え?」
穂乃果「え? じゃなくて友達料金だよ、友達料金!」
真姫(友達料金……? そんなのがあるの? 今まで友達作ったことなんてなかったから知らなかったわ……)
穂乃果「真姫ちゃん? もしかして知らな」
真姫「も、もちろん知ってるわよ!! 友達料金なんて常識よね!!」
真姫「で、いくらよ?」
穂乃果(え? 本当に払おうとしてる……? 穂乃果、冗談で言ってたのに)
穂乃果「あ、あの……えっと」
真姫(し、しまった!! いくら? なんて聞いたら本当は知らないのバレバレじゃない!! でもいくら渡せば……穂乃果の話だと月額みたいだから、そうね……)
真姫「今、細かいの持ち合わせてないからこれ持ってっていいわよ」
バンッ
ふむ
やめてさしあげろ
ぬるい
見て下さい、この程度の妄想がぼっちの限界です
いくら渡したんだよ!
俺はその倍×9人分払うから友達になってよ!
(・8・)
まきちゃん…
やめたげて(´;ω;`)
穂乃果「いち、に、さん……じゅ、十万!?」
真姫(さ、さすがにこれで足りないってことはないわよね……?)
穂乃果「ま、真姫ちゃん……あのね、実は」
真姫(足りなかった……? そうよね、常識的に考えればたった十万ポッチで友達なんか出来るわけないもの)
真姫「ちょっと待ってて」
ゴソゴソ
穂乃果「真姫ちゃん……?」
真姫「はい、残りの90万」
バンッ
穂乃果「え……?」
真姫「足りないならまだ」
ゴソゴソ
穂乃果「わー!! 足りてる! 足りてるから!!」
真姫「そう? じゃあこれからもよろしくね」
穂乃果「う、うん……」
ふむふむ
童貞が好きそうなキャラの組み合わせ
穂乃果「……どうしよう、このお金」
真姫(友達にはお金を払うのね、また一つ賢くなったわ)
真姫(えっと……穂乃果以外で友達は……μ'sのみんなね、ってことはあと8人分)
真姫(ふふっ、友達多いと大変ね)
真姫(あら? 向こうから来るのは……)
凛「あ、真姫ちゃんだにゃー」
真姫「凛、ちょうどいい所に来たわ」
ゴソゴソ
凛「へ?」
真姫「はい」
バンッ
凛「お金? 凛、貸してたっけ?」
ほ
胸が痛い
手持ち多すぎだろ流石に
友達なら支払うというなら、他のみんなからも真姫ちゃんに支払われないのは可笑しいと気付くんじゃね?
凛「ってこんないっぱい!?」
真姫「今月分、まだだったわよね?」
凛「え、えっと……これは?」
真姫「もう! さっさと受け取りなさいよ」
凛「こ、こんな大金いきなり渡されても……」
真姫「何よ!! 私は友達じゃないっていうの!?」
凛「え? 何で真姫ちゃん怒ってるの?
」
真姫「これを受け取らないってことはそういうことよね!?」
凛「真姫ちゃんは凛の大切な友達だよ!!」
真姫「り、凛……ぐすっ」
真姫「し、仕方ないわね! そこまで言うならこれからも友達でいてあげるわ!」
凛「う、うん……?」
真姫「なら、これ忘れずに持っていきなさいよ?」
ぼっちをこじらせるとこうなるのか
おいやめろもっとやれ
まきちゃん料理して食べたい
太もも輪切りステーキと脳みそをご飯と一緒に食べたい
真姫「次は生徒会室に行ってみようかしら、エリーと希ちゃんがいるだろうし」
ガチャ
絵里「あら? 真姫、めずらしいわね」
希「どしたん? 急に」
真姫「べ、別に……通りかかったついでよ」
ゴソゴソ
真姫「はい、ちゃんと渡したわよ」
バンッ
絵里「え?」
希「何これ?」
真姫「じゃあ私、急ぐから」
ガチャ
支援
ほ
絵里「こ、これって……」
希「お金やん! しかも大金」
絵里「意味がわからないわ……真姫は一体何を考えて」
希「もしかして学校への寄付金やない?」
絵里「そうね……真姫の家はこの辺でも一番の資産家だし」
希「真姫ちゃんなりに廃校を阻止しようと頑張っとるんやね」
絵里「なら私たちも真姫の好意を無駄にはできないわね、このお金はμ'sの活動費用に当てましょう」
希「うん、うちもそれがええと思う」
真姫ちゃんどこにそんな大金隠し持ってるん?
まさか・・・
真姫「花陽、こんな所にいたのね」
花陽「真姫ちゃん」
真姫「何してるの?」
花陽「アルパカにご飯あげようと思ったんだけど……餌を買ってくるの忘れちゃって」
真姫「そう、ならこれ食べさせればいいんじゃない?」
ゴソゴソ
花陽「真姫ちゃん、餌なんて持って」
アルパカ「むしゃむしゃ……」
花陽「ってええぇぇぇぇ!? 真姫ちゃんダメだよぉぉ!! お金なんか食べさせたりしちゃ」
真姫「そうなの?」
花陽「山羊じゃないんだから……それにお金、勿体ないよぉ……」
真姫「いいのよ、いっぱいあるし」
バンッ
かよちんかわいい
(あ、これトリに海美持ってきて勘違い解決するやつだ)
このSSまとめへのコメント
お金は大事にしよーね、ほんとに
穂乃果ァ·····。