佐藤「後輩が汗水たらして獲ってきた月桂冠を奪って食べるなんて…狼の風上にも置けませんね」
槍水「え…。佐藤、何を言ってるんだ?これはお前が…」
佐藤「…はぁー……僕のせいですか。見損ないましたよ、先輩」
槍水「し、しかし書置きには病人には人に甘える権利があると…」
佐藤「あんなの社交辞令に決まってるじゃないですか。普通遠慮するでしょ…うなぎ弁当でしかも月桂冠ですよ」
槍水「うぅ……」ショボーン
佐藤「戦わずして飯を食う…これじゃあヘラクレスの棍棒以下ですね」
槍水「そ、そんなことっ…うっ…ケホケホッ!」
佐藤「もう先輩は僕の憧れた氷結の魔女じゃない……こんなんじゃ親からただ飯を食わせてもらうニートと同じだ」
槍水「!!?」
佐藤「そう、先輩の二つ名は今日から「ニート」ですね」
最終回クソだったよなwwwwwwwwwwwwwwwww
佐藤「じゃあ今から先輩の新しい二つ名を広めてきます」
槍水「ま、待て佐藤!!」
グラッ
槍水「う…」
佐藤「先輩、あまり無理しないほうがいいんじゃないですか?」
槍水「くっ…」ハァハァ
佐藤「それでは先輩。学校で会いましょう」
ガチャ バタンッ
槍水「うぅ……ケホッケホッ…」グスッ
良いぞ
先輩をいじめるな
~翌日~
ガチャ
槍水「・・・久しぶりだな、白粉」
白粉「あ!槍水先輩、もう体調はいいんですか?」
槍水「ああ、すまない。心配をかけてしまったようだ」
白粉「い、いえ…」
槍水「……ところで佐藤の奴はまだか?」
白粉「……あ」
槍水「…白粉?」
白粉「……」
槍水「何かあったのか?」
白粉「じ、実は斉藤…佐藤さん…」
槍水「うん」
白粉「その・・・ハーフプライサー同好会を…えっと…や、辞めるってさっき…」
槍水「なに!?」
白粉「わ、私もビックリしちゃったんですけど…」
槍水「……佐藤はどこだ」
白粉「佐藤さんも少し前に来たばかりだからたぶんまだ学校にいるんじゃないかと…」
槍水「……」バッ
ガチャ バタンッ!
白粉「あっ…槍水先輩!……言っちゃった」
白粉『…捨てた女に背中を追いかさせる斉藤が向かう先は果たして――』カチャカチャ
べんとー支援
佐藤「あ~…昨晩の筋肉痛がまだ取れないなー…」ハァー
槍水「さ、佐藤っ!」
佐藤「おっ…誰かと思えば先輩じゃないですか。もう風邪は完全に治ったんですか」
槍水「そんなことはどうでもいい。それより…どういうことだ?」
佐藤「何がですか?」
槍水「…ハーフプライサー同好会を辞めるって本当か」
佐藤「ああ、そうでした。そういえばまだ先輩には言ってませんでしたね」
槍水「な、なぜだ…」
佐藤「……なぜ?」
槍水「ああ…納得のいく説明をしてもらわないと。…私もお前の退部をやすやすと認めることが出来ない」
佐藤「……ふっ」ニヤリ
槍水「…佐藤?」
佐藤「ふ、ふふふふ…アーッハッハッハッハッハッ!!!」
変態……
先輩をいじめんな
もっとやれ
ほ
槍水「なっ…」
佐藤「…先輩、僕はね…一介の狼なんかで終わるつもりはさらさらないんですよ」
槍水「……」
佐藤「百戦錬磨の狼たちを平伏せ、恐れられ、崇められる。…天下一の狼になりたいんです」
槍水「な、なればいいじゃないか!まずは私と一緒に…」
佐藤「ニートの下で戦って天下が取れるかっ!!」
槍水「なっ…!」ビクッ
佐藤「もう堕ちるところまで堕ちた先輩と一緒にいても先が見えない…」
佐藤「そう、僕は狼の頂に辿り着く男になるんだ…!」グッ
佐藤「分かっていただけましたか。先輩はもう…用無しなんですよ」
槍水「そ、そんな…」ヨロッ
佐藤「それじゃあ先輩…これからも学校やスーパーで会うことはあるでしょうけど気安く話しかけないでくださいね」
佐藤「僕もニートと同類なんて思われたくないですから」
槍水「そ、そんな…佐藤…私はお前にはお前が……」フラフラッ
佐藤「では、僕はこれで失礼します」
くるっ すたすたすた
槍水「ま、待て佐藤!い、行くなっ!!」
佐藤「…」ピタッ
槍水「わ、私が何か気に障ることを言ったのなら謝るから……だから……」グスッ
佐藤「…失礼します」
すたすた
槍水「うぅ…どうして…」
先輩かわいすぎてしぬ
3行目私にはお前が…に訂正ね
槍水(…今日はスーパーどうしよう…)ガチャ
白粉「あ、槍水先輩…佐藤さんと会えましたか?」
槍水(こんな沈んだ気持ちでオルトロスと戦って果たして勝てるのだろうか…)
白粉「…先輩?」
槍水(…佐藤はどうするのかな)
白粉「おーい…先輩?」
槍水(い、いや!佐藤なんて関係ない!あいつと私はもう何の関係もないんだ!!)
白粉「……」
槍水(…で、でも私がオルトロスを倒せば…もしかして佐藤も私のことを見直して帰ってきてくれるかもしれないな…)
白粉『…斉藤から捨てられた女は愛されない理由がまさか自身の性別にあるとは夢にも――』カタカタ
槍水(よ…よしっ!)
完走祈願
支援
~ホーキーマート~
槍水(居た…佐藤だ…)
チラッ
槍水(それにオルトロスも…)
槍水「……」
ウィーン
店員「いらっしゃいませー」
槍水「……」
狼「ミロ…ニートダ…ニートガキタゾ…フフ…」ヒソヒソ
狼「ホンモノダ…ホンモノノニートダ…ナニシニキタンダカ…フフフ…」ヒソヒソ
茶髪「ニート…今日は来たのね…」
坊主「ああ…ニートなのにな…」
槍水「くっ……」
面白い
佐藤「それでさ~…」
オルト姉「まぁ、そうでしたの」
オルト妹「それはすごいですね…」
槍水「あっ…佐藤…」
佐藤「あ……」
オルト姉妹『あらっ』
槍水「ぐ、偶然だな…同じスーパーになるなんて…」
佐藤「……」チッ
槍水「さ、佐藤」
佐藤「…気安く話しかけないでって言ったばっかりじゃないですか」
槍水「……え」
オルト姉「ふふ」
オルト妹「いけませんわ、お姉さま。いくら惨めだからって目の前で笑っては余計かわいそうではありませんか」
槍水「な、何だと…」ワナワナ
ほ
クールキャラが動揺すると可愛いよね
オルト姉「あら…怖い怖い」
オルト妹「元々悪かった愛想がさらに悪くなってしまわれたみたいですね…。まだ体調が万全ではないのでしょうか?」
槍水「オルトロス…ッ!」ギリッ
オルト姉「ですが笑ってしまったことは謝りますわ。ごめんなさい。ニートさん」
オルト妹「私も余計なことを口走ってしまったようで…申し訳ありません。ニートさん」
槍水「だ、だから私はニートではない!学校にもちゃんと行っている!!」
オルト姉妹『くすくす♪』
佐藤「二つ名はあくまで二つ名。そんなことを言い始めたら僕も本当の変態になってしまうじゃないですか」
槍水「ぐぬぬ…」
先輩はおとなっぽく振舞ってるけど
中身は割と子供だもんな
オルト姉「いやーん。何か今日のニートさんはカリカリしてて怖いですわー」だきっ
槍水「なっ…///!」
佐藤「おいおい…こんな所でひっつくなって…」
オルト妹「…私も」だきっ
佐藤「まったく…仕様のない奴らだな」
オルト姉妹『うふふ♪』
槍水「ッ!?こ、この!さ…佐藤から離れろ!!」
グイッ
オルトロス姉「いやん…痛いですわ…」
オルトロス妹「大丈夫ですか。姉さん」
槍水「あっ……」
佐藤「まだ戦いも始まっていないのに手を出すなんて…。先輩、どこまで落ちぶれれば気が済むんですか?」
槍水「う…うぅ…すまない…」
ほ
オルト姉「さて、そろそろ半額神がシールを貼る頃合ですわ」
佐藤「だな…それじゃあ行くか…二人とも」
オルト姉妹『はい』
スタスタ
佐藤「でさ~、そのちくわが…」
オルト姉「まぁ!ちくわのくせにすごいんですのね…」
オルト妹「くすくす…」
槍水(……)
槍水(……私は何をやっているんだろう)
すまんこ
ちょっと飯食っていい?
任せろ
これは支援せざるを得ない
飯、ダメ絶対
支援
半額にはまだ早いて!!
完結させるなら食ってよし
アブラ親父「さてと…」
狼「キタゾハンガクシンガ・・・」
狼「ハンガク!ハンガク!」
佐藤「今日の月桂冠は「トイレで食べても美味しい!出来立てほやほや一人用カレー弁当」か・・・」
オルト姉「ふふふ…スーパーの中では私たちは敵同士…負けませんわよ」
佐藤「ああ。望むところだ!」
オルト妹「半額神が去ります」
槍水「……」
茶髪・坊主「……」
アブラ親父「……グッドラック」バタンッ
うぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!
ソイジョイは低GI食品だからry
戦うの嫌だからドーナツ屋の試食食べるわ
著莪は?
支援
狼「クソー・・・キョウモトレナカッタゼ・・・」
狼「ヤッパリコノスーパーハゲキセンクダナ・・・」
ぞろぞろ ぞろぞろ
茶髪「狙ってた弁当ゲーット♪」
坊主「くそっ…今日もカップ麺か」
白粉「うは~!今日のお弁当おいしそーうー!」
槍水「さ、佐藤見ろ!私が月桂冠を取ったぞ!」エヘン
佐藤「くそ…流石はオルトロス。その名は伊達じゃないってか…」
オルト姉「ふふふ…変態さんもやるじゃないですか♪」
オルト妹「ええ…まさかここまで強くなってるとは…驚きました」
わいわい ガヤガヤ
槍水「……帰ろう」
>>41
先輩かわいいなあ
やめてくれああああああああああああああ
これは…支援
先輩同好会以外に拠り所ないしな
先輩かぁいそう
いや家族がいたか
変態が最終回まであの態度で、いきなりこんなことになったとしたら
周りの奴らもいつ裏切られるかとgkbrだなwwwww
著莪「うっひゃあ~…遅れちゃったー…まだやってるといいけど…」タッタッタッ
著莪「…ん?あれは……」
狼「チクワガー」
狼「チクワダナー」
ぞろぞろ ぞろぞろ
著莪「あっちゃー…一足遅かったか…」
著莪「……」ちらっ
ガラーン…
著莪(仕方ない…。今日はもう帰るか)
著莪「はぁ~…やっぱりソイジョイだけじゃお腹は膨れないわなー」トボトボ
ひゅーん
著莪「うわっ!風冷たっ!…やっぱり冬はさびーなぁ…」グスッ
著莪「んっ…」ブルルッ
著莪(何かもよおしてきちゃった…)
著莪「確か…この辺には公衆トイレがあったような気が…」
著莪「急げ!急げ!」
タッタッタッ
雰囲気変わってきたな
嫌な予感しかしない
部員が一人しかいなくなってからも、部室で食べていた先輩がまさかな……
>>36で伏線でちゃってるからな……
~公衆トイレ~
著莪「ふぅ~!間に合ったー」
著莪「何か夜の公衆トイレって気味悪いなぁ…早く用を足して帰ろ……ん?」
著莪「……」くんくん
著莪(な、何かどこからともなくトイレに似つかわしくない異様な匂いが…)
著莪「……」くんくん くんくん
著莪(これは……カレーの匂いっ!?)
――扉――
槍水(……)パクパク
著莪がおもらしするものと思い込んでいた
カレー食う場所でうんことかすんなよな
著莪がレイプされるものだと
阿部さん達がいるのかと
槍水(……何故だろう)モグモグ
槍水(久々の月桂冠をだというのに…)パクパク
槍水(味が……分からない)モグモグ
―――扉―――
著莪「……」ガチャガチャ
著莪(閉まってる…)
著莪「……」
コンコン
槍水「入ってます」
著莪「その声…まさか魔女!?」
槍水「え…」
(´;ω;`)
著莪「あ、あんた何してるの!ちょっとここ開けなさい!!」ドンドン!
槍水「著莪…?あ、ああ…」
ガチャ
著莪「やっぱり…。あんた何でこんな所で弁当を…――」ハッ
槍水「……」ポロポロ
著莪「あんた……泣いてんの…?」
槍水「…ウッ……ヒック…何で……美味しく………ナイ…ッ…」グスッ
著莪「……取り合えず出なさい」
妹ロスかわいい
先輩はいぢめたくなる
美味しくナイツ
~公園~
ヒューーーン
著莪「うわっ!やっぱ外さみーー!!」
槍水「……」
著莪「それで?どうしたの?」
槍水「えっ…」
著莪「だーかーらー!あんたはどうしてあんな所で弁当を食べてたのかって聞いてんのっ!!」
槍水「……」
槍水「その…病み上がりだから足が重くて…部室まで戻るのが面倒だったから……」ゴニョゴニョ
著莪「ふ~ん…」
槍水「……」
著莪「…他にも何か理由があるんじゃないの?」
槍水「それは…」
ぶっちゃけ病人をニート扱いってクズ同然の行いだよね
追い付いた
支援
佐藤が寝込んでる時も著莪が寝込んでる時もイチャイチャしてたし爆発
著莪「言ってみなさいな」
槍水「……」
著莪「少なくとも私は…あんたのことをライバルでもあり…その…と、友達だとも思ってるからさ///!」
槍水「著莪…」
著莪「…ね?」
槍水「ああ…。ありがとう」
著莪って呼ばないぜ
(´;ω;`)イイハナシダナー
頼むここから落とすようなことはしないでくれ・・・
先輩が・・・
ニートにこそ半額弁当が必要だと何故わからんっ!!
かくかく しかじか
著莪「佐藤の奴…何考えてるんだ!」ギリッ
著莪「今からアイツん家行ってすぐに――」
槍水「いや、いいんだ著莪。話を聞いてくれただけでも」
著莪「で、でもっ!!」
槍水「それに元はと言えば私が不甲斐無い姿を見せてしまっただけでなくあまつさえ後輩が手に入れた月桂冠にまで手を付けてしまったのが悪いんだ」
槍水「普通に考えれば愛想を尽かされて当然だ…」
著莪「いや…それは…」
槍水「フフフ。まったく、今まで偉そうに先輩風を吹かせてきた自分に呆れるよ」フフ
著莪「魔女…」
槍水「でも…」
>>71
すまん。何て呼ぶんだっけ?
ついでにうんこしてくる
>>76
湖の麗人
まってる
かけろプライド
>>67
それに突っ込みを入れるのはヤボwwww
>>77
そうだったな、さんくす
槍水「部員たちと一緒に食べる半額弁当の味を……どうしても忘れることが出来ないんだ」
著莪「……うん」
槍水「だから…私はまだ諦めるわけにはいかない」
槍水「…必ず佐藤をハーフプライサー同好会に連れ戻してみせるっ!!」
著莪「魔女…うん!それでこそ私のライバル、氷結の魔女だよ!!」バンバンッ
槍水「い、痛い…背中を叩くな…」ゴホゴホッ
著莪「私も何かあったら手伝うからさ…遠慮なく言ってよね♪」
槍水「ああ…ありがとう。麗人」
著莪「どういたしまして」
~部室~
白粉(……槍水先輩まだかなぁ…)
支援
佐藤「……」ズルズル
佐藤「…ちょっとお湯入れすぎたかな…少し味が薄い…」ズルズル
佐藤「……寒い」ブルルッ
???「おやおや…こんなところで一人寂しく晩御飯とは。見てて少し痛々しい光景ですね」フフフ
佐藤「…お前っ……!?」ギロッ
ヘラクレスの棍棒「やだなぁ。そんなに睨まないで下さいよ。あぁ怖い」
佐藤「チッ…何しにきやがった…」
ヘラクレス「いやぁ…例の件……きちんと守ってくれてるのかと思ってねぇ」クククク
佐藤「……ちゃんと言われたとおりにやってる」
ヘラクレス「ふふふ…本当かい?」
佐藤「相変わらずむかつくヤローだな…ずっと見ていたくせによ」
ヘラクレス「ふふふふふふ!」
氷結のニート
佐藤「…これで本当に先輩には手を出さないんだろうな…?」
ヘラクレス「ええ。誓って」
佐藤「…ならいい」
ヘラクレス「晩御飯……ご一緒しても?」
佐藤「用が済んだら帰れ!」
ヘラクレス「くふふふふふ」
ヘラクレス「それじゃあこれからもよろしくお願いしますね。変態さん」
佐藤「……帰るか」
新展開
まさかの
ヘラクレスの棍棒ってちんこみたい
~翌日~
佐藤「あ……」
槍水「え……」
ばったり
槍水「お、おはよう佐藤」ニコッ
佐藤「……」
スタスタスタスタ
槍水「あう……」
槍水「きょ、今日私はスーパーときわに行くから!」
佐藤「……」
スタスタ
槍水「待ってるぞ…佐藤!」タッタッタッ
佐藤「……」クルッ
からの~?
著莪ぺろぺろ
~スーパーときわ~
槍水「……」
著莪「よっ!魔女!」ドンッ
槍水「ん…麗人か」
著莪「…今日佐藤の奴は?」
槍水「まだ来てないみたいだな…」
著莪「あんにゃろう…携帯にも出やがらないもんな…あとでとっちめてやる!」
狼「ニートダ・・・」
狼「ホントダ・・・ニートナノニキョウモイルゾ・・・ホントニニートカ・・・?」
著莪「ニート…?」
槍水「気にするな。例えこの先何を耳にしようが気にするな」
著莪「はぁ…?」
茶髪「おーい!今日は変態もオルトロスも来ないの?」
槍水「オルトロスは来ないだろうが…佐藤は分からない」
坊主「ふーん…じゃあ今日マークするのは湖の麗人とニートだけで…」
槍水「…」ギロッ
坊主「う、うぉ…」
槍水「…ふん」プイッ
著莪「??」
ウィーン
店員「いらっしゃいませー」
店員「…て……えっ?」
ざわざわ ざわざわ
槍水「ん…何か店内が騒がしいな…」
茶髪「わんこが来たんじゃない?」
著莪「いや…それにしても……?」
マスクマン「……」
ざわざわ ざわざわ
著莪「な…何か変なマスクを被った男が来店してきたわよ…」
茶髪「き、気持ち悪ーい…」
槍水「新人か…?」
紫煙
茶髪「ちょ、ちょっとあんた!話しかけてきなさいよ!」
坊主「な、何で俺が…。あいつ何か気味悪ぃよ…」
著莪「…とりあえず今日はアイツの腕でも見せてもらいましょうか」
槍水「ああ…そうだな」
槍水(……やはり今日はもう来ないのか。佐藤)
著莪「…そろそろ半額神が来る時間よ」
槍水「ああ」
変態か?
~公園~
著莪「いや~、それにしても坊主これで何連敗なのー?」
坊主「う、うるせえなぁ…」
二階堂「THE モブだからな。仕方ない」
茶髪「あんたはいつからいたのよ」
わいわい ガヤガヤ
白粉「……今日も佐藤さん来ませんでしたね」モグモグ
槍水「うん…そうだな」
著莪「代わりに変な奴がいたけどね」パクパク
槍水「もう完全に愛想を尽かされたのかもしれんな…」
著莪「そ、そんなことないってー!」アハハハハ
白粉「……槍水先輩、著莪さん…アレ…」ツンツン
槍水「ん…?」
―――壁―――
マスクマン「……」じー
著莪「…半額弁当片手にマスクを被った男が仲間になりたそうな目でこちらを見ている」
白粉(…こ、これは使える!)グッ
いえん
顎鬚の存在も思い出してください
マスクマン「……」モグモグ
著莪「あんたこの辺じゃ見ない顔だけど…新入り?」
マスクマン「」コクコク
槍水「その割には戦いなれしてたようだけどな」
マスクマン「……」
著莪「いや、しゃべれよ」
マスクマン「ソ、ソンナコトナイデスヨー…」
白粉「声が…甲高いッ!」ジュルリ・・・
著莪「ふー満腹満腹!…それじゃ私帰るねー」
茶髪「私もー。ばいばーい」
顎鬚「そろそろ俺達も帰るか、坊主」
坊主「ああ、そうだな」
二階堂「いや、顎鬚。お前はいつからいたんだ」
スタスタ
白粉「みんな帰っちゃいましたね…」
槍水「そうだな……私たちも帰るか」
白粉「はいっ!」
マスクマン「……」
槍水「あっ…そうだ」
マスクマン「……?」
槍水「どうだ……マスクマン。みんなで食べる半額弁当の味は?美味しかっただろう?」
アニメは終わったんだっけ
マスクマン「……」
コクッ
槍水「ふふふ…そうだろう。一端の狼になりたかったらその味を忘れるなよ」
マスクマン「……」
槍水「おっと、すまないな…偉そうに先輩面してしまって。ふふふ」
槍水「でも…お前を見てると思い出すんだ。つい最近まで私のことを慕ってくれていた後輩のことを…」
マスクマン「……」
槍水「今は私の力足らずで後輩につらい思いをさせてしまってるけれど…いつかきっと…」
マスクマン「…せ、せんぱい…」
槍水「んっ?」
マスクマン「イ、イエッ…ナンデモ…」ブンブン
槍水「ふふふ、おかしな奴だ…」クスクス
私怨
白粉「せーんぱーい!」ブンブン
槍水「それではまた会おう。今度はお前とも手合わせしてみたいな。いい戦いが出来そうだ」
マスクマン「……」
槍水「じゃあな」
マスクマン「先輩…すみません。俺…」
マスクマン「…俺も先輩と食べる半額弁当の味が…忘れられないみたいです」
先輩はペロペロしたい
しゃがはクンカクンカしたい
あせびちゃんはナデナデしたい
先輩って絶対Mだよな
おしろい誰得
先輩…
~翌朝~
白粉「おはよーございます!佐藤さん!」
佐藤「おはよう…白粉」
白粉「それより佐藤さん聞いてください!私いいネタ思いついたんですよね!近所にマスクを被った不審人物がいるとの通報を受けた斉藤は――」ペラペラ
佐藤「またそれか…」ハァ~
白粉「……ところで佐藤さん?」
佐藤「ん?」
白粉「まだ戻ってこないんですか?」
佐藤「……」
白粉「佐藤さん、このままじゃ変態の二つ名を昨日の新人に明け渡すことになりますよ!」
佐藤「それは別にいい」
白粉「私が良くないんです!」
イイヨイイヨー
支援
佐藤「とにかく俺はもうハーフプライス同好会を一度辞めたんだ」
佐藤「それを今さら…」
白粉「佐藤さん…」
白梅「それはいいことですね」ぬっ
佐藤「うわっ!」ビクッ
白粉「し、白梅さん…!」
白梅「佐藤さんもたまには良識ある判断が出来るんですね。見直しました。まだ軽蔑してますけど」
白梅「それじゃあ白粉さんも退会ということでいいですね?そうですか。分かりました。それでは行きましょう、白粉さん」
がしっ
白粉「ま、まって!私は…」
すたたたたたたた
白粉「さ、佐藤さぁぁああんんん!!!」
佐藤(こ、このままじゃ俺のせいで先輩がまた一人になってしまう…)
佐藤「どうすれば…」てくてく
二階堂「よお、変態」
佐藤「二階堂…ていうかだれが変態だ!」
二階堂「スーパーに妙なマスクを被って来店するなんて変態以外の何者でもないじゃないか」
佐藤「!?お前、気づいて…」
二階堂「悲しいことにお前とは何回か組んで戦ったことがあるからな…。戦い方の癖で嫌でも気づくさ」
佐藤「ツードックス…」
二階堂「何だそれは。止めろ」
どうでもいいけどドックじゃなくドッグでは
二階堂「とにかく、いくら変態のお前でもあんなことをするのが趣味だというわけではないだろう」
二階堂「…まさか趣味なのか?」
佐藤「そんなわけないだろ…」
二階堂「そうか…どうやらワケありみたいだな」
佐藤「……ヘラクレスの棍棒」
二階堂「…何?」
佐藤「奴からこれ以上槍水先輩と関わるなと脅された」
二階堂「……」
佐藤「もしこれ以上先輩と一緒に戦おうものなら…先輩の命に関わると。…だから俺はもう先輩と一緒にはいられない」
二階堂「なるほど…」
二階堂(出る杭は打つ…か。あいつらしいやり方だ)
出る杭は抜く、じゃね?ヘラクレスは
打てない杭だけ抜くんだよ
>>118
そりゃ二頭の犬が二か所の船渠になったらやめろって言うだろ
著莪って要らない子だよな
ドンドコッドンドンドンドコッドンドンオーエーオー
>>120
まぁ一応まだ出すぎてないということで
佐藤「俺はこれから学校なんでもう行くから。お前も早く仕事見つけろよ」
二階堂「…俺は大学生だ」
佐藤「じゃあな」
二階堂「…ああ」
どうでもいいけど佐藤って成績優秀なんだよな
毎回必ず50位以内だっけ
白粉はさらに優秀らしいけど
佐藤「二階堂の奴も大変だな…まぁ今の時代高卒ニートじゃあろくな仕事がなさそうだし…」
佐藤「俺も勉強頑張らないとな…」
佐藤「よし!これからは心機一転、勉学に励もう!」
こうして月日は流れ――
佐藤の一人称「僕」じゃなかったっけ?
あと拗ねて便所飯の先輩きゃわわ
ヘラクレスごときに先輩をどうこうできないだろ
俺の先輩が…
~10年後~
後輩「それじゃあ佐藤さん。お先に失礼します」
佐藤「おお…お疲れ」
後輩「はい、お疲れ様です」ぺこっ
僕、佐藤洋は高校時代の猛勉強が功を奏し、見事現役で有名大学に合格した。
その後も順風満帆でリア充を絵に描いたような生活を過ごし、そのまま特にこれといった苦もなく大企業に就職した。
佐藤「んー…今日も疲れたなぁ。…そうだ。久々にあのスーパーに行ってみるか」
佐藤「たまにはいいかな…ふふ」
ふと僕は高校時代のことを懐かしく思い返した
えー
なんだこれ
まさかの展開www
この将来像は妄想オチと見た
なん・・・だと・・・
どうしたお腹でも痛いのか
先輩をいじめるなと書こうとしたら超展開
佐藤「著莪のやつ…まだ彼氏見つからないのかな…」
もう20代半ばだというのに一度も彼氏が出来たことがない(自称)という従兄弟のことを思い出し微笑を浮かべる。
身内という贔屓目をなしにしても、容姿はそこそこいいのに彼氏が出来ないのは彼女の性格が災いしているのだろう。
佐藤「二階堂…」
仕事は見つかったのだろうか…今は派遣社員としてどこかで頑張っているのかもしれない。
佐藤「白粉…」
今ではBL作家としてその道では押しも押されぬ有名人らしい。僕の家にも毎月新刊が送られてくる。早筆だ。
佐藤「茶髪…」
胸はまだ育っているのだろうか。
佐藤「坊主…顎鬚…あせび…白梅さん…」
分からない
はよ
話の流れが>>126-127を読んで決めたとしか思えない件
オルトロスと茶髪ちゃんと3Pしたいよ~(^O^)
おい
>>143
お前見てるだけかよ
え?
ワロタ
白粉の小説ってシャア・アナルズブみたいなネタばっかりだよな
~ホーキーマート~
店員「いらっしゃいませー」
佐藤「このスーパーに来るのも久しぶりだな…」
店員の顔ぶれもだいぶ変わっていた。当然だろう。あれから10年もたったのだ、変わらないわけがない。
佐藤「あ…親父さん」
アブラ親父「おお…佐藤か。久しいな」
僕は高校時代とは違う、一端の社会人相応の社交辞令を済ませて店長と別れた。
佐藤「半額神は健在…か」
佐藤「…といことはそろそろ始まる時間かな?」
やはりいじめSSは良い
対象がどのキャラであっても心が洗われるようだ
今更だけどアブラ親父てもう悪口だよね
神から親父ってランクダダ下がりだよね
バタンっ
半額神が弁当売り場を後にした。
うおおおおおおおっ!!!!!!
狼達の雄叫びが店内にこだまする。
佐藤「ああ、始まったか」
僕は血で血を洗う戦いを繰り広げている狼達をよそに半額シールが貼られてない弁当を手に取った。
佐藤「昔は僕も千円にも満たないスーパーの弁当のためにあんな争いの中心にいたんだな…」
自分でいうのもなんだが今の僕はエリートだ。同じ歳の平均年収の倍はお金をもらっている。半額弁当を求めていた以前とは財力が違うのだ。
佐藤「かわいい奴らだ」
鼻で笑う。
( ^ω^)おおお
10年前の続きが気になるんだが
ktkt
根本を否定すんなよwww
オルトロスは財力あるのにry
佐藤「さてと…これでいいかな」
適当に目に入った弁当を手に取り、カゴの中に入れる。
佐藤「じゃあ頑張れよ、狼さん達」
誰にも聞こえない声量でそっと呟いてその場を離れようとした…その時――
わぁぁあああああああああっ!!!!!!
佐藤「えっ…」
狼達の群れから一際大きい音が聞こえてきた。雄叫び…いや、歓声といった方がいいだろうか。
佐藤「あ、あれは…」
僕はその歓声を一身に受けている人物を凝視する。
この間のペルソナの精神攻撃みたいだな
そんなこと言ったら企業戦士なんか
嘘だろやめてくれよ
ふむ
佐藤「マジかよ…」
一人の少年が自分より二周りは大きい狼達をちぎっては投げ、ちぎっては投げている姿がそこにはあった。
佐藤「……」
絶句した。
無理もない。眩し過ぎる。僕も昔は一応二つ名を与えられる程には名の知れる狼だったのだ。そんな狼フリークである自分がどんなに厳しい目で見ようとしても、あの少年が放つ輝きからは目を逸らすことは出来なかったのだ。
佐藤「……十年」ボソッ
自分に言い聞かせるように呟いた。
佐藤「長かった…」
この十年溜め込んでいたものを洗い流すように、涙が頬を伝う。
ほむほむ
先輩の子どもか
なんかよく名前聞くから見てみたが、
最後までよくわからないアニメだったな。
半額弁当を奪い合うという分かりやすいのが最後までよく分からないと
アホですね
アブラ親父「佐藤」ポンッ
いつのまにか後ろに立っていた半額神ことアブラ親父が軽く僕の肩を叩く。
佐藤「お、親父さん……」
アブラ親父「……待ってたぜ」
その言葉を聞いた瞬間、涙腺が崩壊する。
佐藤「…うっ……うぅ…おふぅ……ひぐっ…」ボロボロ
泣いた。20代半ばにして男泣きに泣いた。
アブラ親父「佐藤…ここは狼達の戦場だ。戦場に泣き声は似合わねぇ…」
佐藤「は、はい…っ」グスッ
涙を両手でぬぐう。
アブラ親父「そう…泣き声はいらねぇ。代わりに……思いっきり鳴いてこい!!」
佐藤「はいっっ!!!」
――そして僕は狼達の戦場へ全速力で駆けていった。
GOGOGOGOGOGO
はよはよはよはよはよはよはわはわらわらーはん
先輩が棍棒にやられてシングルマザーとかだったら泣くぞ
先輩には魔術師こと宮野がいるだろ
ウィザードと二階堂の区別がつかない
>>174
同意
佐藤「ただいまー」
「お帰りなさ――ってその顔どうしたんだ!」
佐藤「いや、ちょっとスーパーに寄ったもんで…ははは」
「えっ…スーパーに……」
佐藤「うん、はい。お土産」
妻に傾いて中が滅茶苦茶になった弁当を渡す。
佐藤「いやー…久しぶりだったから中々苦戦しちゃって…。それにしても最近の子達はみんなレベルがこんなに高いとは知らなかったよ」
「……」
佐藤「どうしたの……嫌いだったっけ、ハンバーグ」
「ううん……」
妻が何故かうっすら目に涙を浮かべ、優しく微笑んだ。妻の心からの笑顔を見て少し気恥ずかしくなり、僕も照れ隠しに笑みを返した。
佐藤「えーっと…それじゃあ改めて。……ただいま、仙」
槍水「おかえりなさい、洋」
~終わり~
空白の10年を描写する権利を与える
はい?
先輩とのベッドシーンが足らない
なんか色々飛んだぞあとオレは著莪が好きだ
おい寒い
別人だったのか
半額神のお姉さんLOVEなのはどっち?
色々飛び過ぎてついていけん…
乙
早く終わらせたかったのか知らんがこれはな・・・
どうやって先輩と佐藤は仲直りしたのか…
なにもかもが足りない
スレ立てた当初は先輩をいじめようと思って立てたんだ。でも途中で変な方向になっちゃった
それじゃあ読んでくれたみんな、良いお年を!
おいおい
わけわからんぞ
なんか足んねえよなあ
おいおいせめて事の顛末の描写をだな
圧倒的にエロいシーンが足りない
>>188
間に何が起こったか説明してくれたら
井ノ上あせびちゃああああああああああああああああああ!!!!!
じゃあちょっと待ってくれ…
今から報われない高校時代の続きを描くから
よしやれ
期待してるよ
>>128から
佐藤「よし!これからは心機一転、勉学に励もう!」
佐藤「もう半額弁当のことは忘れ…」
槍水『お前を見てると思い出すんだ。つい最近まで私のことを慕っていてくれていた後輩のことを…』
佐藤「……られないんだな、これが」
佐藤「先輩…」
わっふるわっふる
始まったか
いいぞ、頑張れ
~昼休み~
佐藤「……」ぼけー
白梅「……」
ばしっ
佐藤「痛い…」
白梅「佐藤さん、あなたに客人が来ています」
佐藤「え…誰だ」
白梅「あの人です」ビッ
槍水「さ、佐藤…そ、その…ちょっと話があるんだが」
佐藤「先輩…」
支援
佐藤「何ですか…話って?」
槍水「そ、そうだな…何を話そう…」アセアセ
佐藤「……」
槍水「むっ…そうだ。佐藤、最近半額戦争の方の調子はどうだ?」
佐藤「はぁ…」
槍水「お前も最近は並みの狼には負けないようになってきたからな…そろそろ次のステップを踏んでも――」
佐藤「…またそうやって先輩風を吹かせるんですか」
槍水「……え」
佐藤「迷惑なんですよ…そんなの」
槍水「そ、そうか…すまない」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
待ってたぜ
普通に会話しとる
佐藤「それに…」
槍水「…?」
佐藤「最近は調子が良くて連戦連勝ですよ。なんたって今は一人で自由に戦えて肩の荷が下りた感じですから」
槍水「そ、そうか!調子はいいのか!」パァァ
佐藤「……うっ」ズキッ
槍水「そうか…佐藤も頑張ってるんだな」ニコニコ
佐藤「……もう戻るので…し、失礼します」
槍水「ああ、その調子で頑張れよ。佐藤」
この先輩は天使か女神ですか?
>>209
これが先輩の本来のポテンシャルだとしたら?
佐藤(も、もう僕には無理だ…。これ以上先輩を突き放すような態度をとるのは…)
佐藤(……今日は先輩どこのスーパーに行くんだろうか…)
佐藤「……」
ぐぅ~
佐藤「狼の本能か…腹の虫が鳴くぜ」
~放課後~
佐藤「さてと…」
白粉「……」てくてく
佐藤「おー、白粉。また明日な」
白粉「……ホーキーマート」ボソッ
佐藤「え…」
スタスタ スタスタ
佐藤「白粉…」
佐藤「そろそろ弁当に半額シールが貼られる頃合だな」
佐藤「……」キョロキョロ
佐藤「…よし。誰もいない」
佐藤「そいじゃ…」
カポッ
マスクマン「今日はこのマスクで行きますか」
マスクマン「待ってろよ、半額弁当!」
マスクマン「うぉぉおおおおお!!!!」
幼女「見てーママ。あそこに変態がいるよー」
母親「しっ!見ちゃいけません!」
>>207の一番下の台詞がワグナリアの店長で脳内再生された
俺もお腹すいてきた。
マスクマン「冬だから辺りが暗くなるのが早いな…」
マスクマン「ちょっと急ぐか…」タッタッタッ
マスクマン「…ん?あそこ……誰か倒れてる…」タッタッタッ
???「うぅ…」
マスクマン「お、おい!しっかりしろ!大丈夫か!」
マスクマン「ってお前は…」
二階堂「くっ…変態か……ゴフッ……」
マスクマン「二階堂…!どうした!何があったんだ!」グラグラ
二階堂「ゆ、揺らすな…気持ち悪い」
どうした!!!!
なにがあったんだああああああああ(迫真
ベントーssは完結が少ないんだ
期待しているぞ
二階堂「……ふぅー」
佐藤「一応、応急処置は終わったけど…」
二階堂「あぁ…借りが出来たな」
佐藤「そんなことはどうでもいいけど…何があったんだ?」
二階堂「……ヘラクレスの棍棒にやられた」
佐藤「!?ど、どうしてっ!」
二階堂「いや、正確には返り討ちにあったんだけどな」
佐藤「……まさかお前……」
二階堂「…勘違いするなよ。俺が勝手にやったことだ」
二階堂「狼の秩序を乱す奴は個人的に気に食わないんでね…ちょっと弱みでも握って大人しくさせようと思ったんだよ」
佐藤「…それがこの様か」
二階堂「はっきり言うのな…お前は」
しえん
二階堂「とにかく、奴は強大なコネを持ってるから一筋縄ではいかないみたいだ」
佐藤「くそっ……」
二階堂「もう少しこちらも準備を整えないと…」
佐藤「……」
スクッ
二階堂「……佐藤?」
佐藤「もういい……この問題は僕が一人で片を付ける」
二階堂「な…一人でだと…!?そんなこと無理に…」
ドスッ
二階堂「ご、ごふぅ…」バタリッ
佐藤「すまない二階堂……僕の為にこんな…」
佐藤(もう絶対に誰も巻き込んだりはしない…!)
ほ
寝る
Nhkにようこそ
支援
ヘラクレス「あーあ…馬鹿のせいで服が汚れちゃったよ」
ヘラクレス「みんなもご苦労だったね…もう帰っていいよ」
狼「オツカレサマッス」
狼「レイノケン、ワスレンジャネエゾ」
ヘラクレス「はいはい」クスクス
佐藤「ヘラクレスっ!の棍棒っ!!」
ヘラクレス「んー…何だ、君か。…何の用かな」
佐藤「二階堂が世話になったようだな…」
ヘラクレス「へぇー…。それでなんだい?まさか一人で意趣返しにでも来たつもりかい?」
狼「アイツヘンタイジャネ?」
狼「ヘンタイダ!ヘンタイ!」
ゾロゾロ ゾロゾロ
ヘラクレス「くっくっくっ…」
ヘラクレスの棍棒に佐藤の股間の棍棒を突っ込むときがきたか
>>226
白粉先生乙
佐藤「…そんなつもりはない」
ヘラクレス「へぇ?じゃあどうして?」
佐藤「……この通りだ」
スッ
ヘラクレス「……ん?」
佐藤「……」
狼「ミロヨコイツ!ドゲザシテルゼ!」
狼「マジカヨ!ドゲザ!ドゲサ!゙ヒャッハー!」
ヘラクレス「…それで」
佐藤「……もう俺と俺の周りに関わるのは止めてくれ。頼む」
ヘラクレス「……ふ」
佐藤「この通りだ」
ヘラクレス「ふ、ふひひひひひひッ!!こいつは傑作だ!!!」パンパン
佐藤「……」
ヘラクレス「…でもやだね」
石田ボイスですごく再生しやすいな
風邪の先輩が枕から財布探してるときのポーズさあ、どう考えても狙ってるよね?
先輩、僕もう我慢できません……ガバッ
っていう展開を期待してるよね
佐藤「そ、そんな…!」
ヘラクレス「あのさー、俺知ってるんだよね…君が変なマスク被って魔女に接触してるの」
佐藤「うっ……」
ヘラクレス「約束破っといてよくぬけぬけとそんなこと言えるよな」
ヘラクレス「聞いてんの?…おい!?」
ぐりぐり
佐藤「クッ……」
ヘラクレス「あははははは!無様だねぇ!!」
佐藤「……」ギリッ
ヘラクレス「…その姿に免じて君の言うことを聞いてあげてもいいよ」
佐藤「何っ!?」
かませ臭いけど原作だとどうなの?
佐藤「ほ、本当か!?」
ヘラクレス「ああ。本当だとも」
ヘラクレス「…但し、条件が一つ」
佐藤「条件…?」
ヘラクレス「そう……条件」
佐藤「条件って……」
ヘラクレス「それはね――」
ゴクリッ
>>232
かませ
白粉「ゴクリ……」
ケツ穴の危機
\ / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、:::::: ) く ホ す
\ l ,ッィrj,rf'"'"'" lミ::::::: く れ モ ま
Y ,!ミ::::::: ヽ な 以 な
`ヽ、 | くミ:::::::: ノ い 外 い
|、__ ャー--_ニゞ `i::::,rく か は
``''ー- ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;! ,ヘ.) ! 帰
゙ソ """"´` 〉 L_ っ
/ i , /| て r
≡=- 〈´ ,,.._ i 't-'゙ | ,へ ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、 ; l レ' ヽr、⌒ヽ'
゙、`--─゙ /! `、
_,,、- ゙、 ー'' / ; `、
-''"_,,、-''" ゙、 /;;' ,' / 、\
-''" / `ー─''ぐ;;;;' ,' ノ
// / ヾ_、=ニ゙
| |
\ / ____ , -‐……‐--. . . 、 \ | | /
\ / /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\ \ /
_ 争 も _ /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、 _ 争 _
_ え っ _ . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :, _ え _
_ : . と _ /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : , _ : _
_ : _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′ _ : _
〃 /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :,
/ \ /.: :/.: : : : /l : |/Гト、 / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ / \
/ | | \ | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト ::::::::::::: |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :, / | | \
∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| :::::::::::::::: !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′ ,ィ /〉
|: |: : i : :', : | |::∪::| :::::::::::::::: !: : : : : :||: : i : : : : : : : :, / レ厶イ
ヽハ: : :、: :ヽ| l : : : |::::: , ::::└――┘ ! : : i : : : : : : : ′ / ⊂ニ、
い、: :\/  ̄ ̄ ', : : i : : : : : : : : , _, -‐' ⊂ニ,´
r 、 _ ヽ: :〈 <  ̄ フ |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T _,. -‐'´ ̄
くヾ; U| | : \ /| : : :i : : : : :_, -‐' | /
r―' ヽ、 | : : : \ イ: : :| : : :i_,. -‐ |/
`つ _  ̄ ̄Τ`ー―-- L: : : : : `: : . . . __ .:〔: : :|: : :r┬' |
n ⊂TT⊃◎`ヽ. |  ̄ ̄ `ーr-、__ノ  ̄フ / | n
| | ⊂井⊃ n ∩ _ n ∩ _ L_ / / | | L_ r 、
し (⊂ト、) LUイ⌒)) LUイ⌒)) ⊂ニニニニニニニニ イ ∠~'ニニニニニニニニ⊃ .| n } )|
 ̄ ∪〃 ∪ 〃 ∪L二ノ
~ホーキーマート~
白粉「今日も遅いですねー…佐藤さん」
槍水「ああ……そうだな」
白粉「折角スーパーの場所教えてあげたのになー」
著莪「ほら…二人とも、半額神が来たわよ!……準備はいい?」
白粉「はいっ!」
槍水(佐藤……)
アブラ親父「……」
アブラ親父「……」フウッ
バタンッ
うぉぉぉおおおおおおっ!!!!
ヘラクレスは二つ名持ってるくせに原作でもアニメでもボロクソに負けてる一流の噛ませだな
>>241
まあ二つ名は強さに関わらず人の話題によく出てくるかどうかだから
棍棒は間違いなく噛ませだけどな
―――結局その日、佐藤は来なかった。近くで佐藤を見たという狼がいたので半額弁当を取った後、みんなで佐藤をしばらく探してみたけど見つけることが出来なかった。
その後部室で弁当を食べることになったが、電子レンジが故障していたのですっかり冷めてしまった弁当を白粉と二人寂しく食べた。お弁当の味もイマイチだった。
槍水「……」モグモグ
白粉「……」
白粉「……槍水先輩」
槍水「ん…」
白粉「それじゃあ私、お先に帰りますね」
槍水「ああ…お疲れ」
白粉「はい…お疲れ様です」ガタッ
槍水「……白粉」
白粉「はい?」
槍水「……またな」
白粉「……はい!」
ヘラクレスは伊達
次の日、佐藤は自ら私のもとに現れた。少し嬉しかった。
槍水「佐藤…」
佐藤「先輩……」
バッ
佐藤「今まで無礼な態度をとってしまってすいませんでした!」
槍水「えっ…」
佐藤「本当に…いくら頭を下げたくてもこれ以上腰が曲がらなくて…ギギギ…」グググッ
槍水「い、いや。もういい佐藤人間の体はそれ以上曲がらない」
佐藤「許して…くれますか…?」
槍水「当たり前だ。そもそも私にも原因はあるのだからな」
佐藤「あ、ありがとうございます!先輩!」
槍水「ふふふふ。これからもよろしくな、佐藤」ニコッ
あれ?
ふむ
槍水「それで佐藤。早速だが今日はたまには東区のラルフストアに行くのもいいと思うんだが…」
佐藤「……」
槍水「ん?どうした…佐藤?」
佐藤「その事なんですが……」
槍水「…うん?」
佐藤「実は僕………狼やめたんです」
ヘラクレスはオルトロス以外では負けなしだったから原作でもそこそこ強いだろう
原作で雑魚扱いだったのは弁当を取るためじゃかなったからだし
本当に最弱の2つ名はメガネの大学生
槍水「えっ……」
佐藤「だからもう…僕は槍水先輩と一緒に半額弁当を取り合うことは出来ません」
槍水「本気か……」
佐藤「……はい」
槍水「……」
槍水「どうして……」
佐藤「そ、それは…」
佐藤「……」
佐藤「す、すいません!失礼します…!」バッ
槍水「あっ……」
タッタッタッ
槍水「佐藤……どうして…」
オルト>棍棒>氷結?
>>249
ボブヤーだっけ?
佐藤(…先輩のあんな顔…初めて見た…)
佐藤(……凄く悲しそうだったな)
佐藤(……)
佐藤(…駄目だ!こんなこと考えてても!どうせやることないんだったら勉強しなきゃ…)
佐藤「勉強勉強っと…」カリカリ
>>251
万全の魔女は多分オルトロスより強いし棍棒は地元以外ならそこまで強くない
ウィザード>氷結>オルトロス>モナーク>ヘラクレス
アニメならこんな感じか
佐藤と奢我はいとこ同士なのになぜ名字で呼び合うの?
氷結はアニメ最終話で戦ってないからなぁ
モナーク戦も多人数でボコっただけだし
変態の二つ名が黒妖犬になるなんてアニメしか見てない人は信じられないだろうな
弁当関係無かったら佐藤が最強
そう、ヘラクレスの棍棒が僕に突きつけた条件は狼を辞めることだった。
元々ヘラクレスは槍水先輩ではなく驚異的な成長を見せる僕の方の杭を打ちたかったらしい。実際は見事に杭を引っこ抜かれたわけだが。
そうして僕は時々先輩や著莪、他のみんなからも狼復帰を促されたがヘラクレスの目がある以上、みんなの期待に応えることが出来なかった。
そして時がたつにつれ、僕自身の狼への興味も薄れていった。
原作モナークは下手すりゃ魔女より強いよな
そう考えるとオルトロスは強い強い言われてるけど実は大して強くないかも試練
まぁ魔女もモナーもオルトロスも同じくらいなんだろう
ヘラクレスなんでそんな力持ってんだよw
>>258
kwsk
モナークはアニメしか見て無い人と原作既読組じゃ強さの印象違うだろうね
>>263
極限の空腹になると変態から黒妖犬になる……だったはず
すまん原作で一番印象強いのは佐藤が幼女の胸を触るシーンなんだ
ちゃんといい話の作りになってるな
>>265
やっぱり変態なんじゃないか
そのまま無難に高校生活が終わり、大学入学と同時に僕の新しい人生がスタートした。
猛勉強の甲斐あってか、僕は槍水先輩と同じ大学に通うことが出来た。その頃には狼のことを思い出すことはほとんどなかった。
先輩も僕の前ではもうその話をすることもなくなった。
そして大学を卒業し、今度は新入社員として新たに社会の歯車という人生が始まった。
ようやく仕事にも少し慣れ始めた2年目の春、僕は槍水先輩と結婚した。まさに誰もが理想に描く人生そのものだった。
綺麗な奥さん
高い学歴
高収入
気軽に話し合える友人
そしていつか出来るであろうかわいい子供
僕は全てを手に入れたはずだった。
けれど―――
――――――僕は心にポッカリ穴が開いたような気持ちを感じながら、順風満帆であるはずの毎日を過ごしていた。
―終わり―
この後>>132に続きます
ぶっちゃけオルトロスって二対一だから勝ったって印象なんだがwww
乙
乙
乙
乙
乙
乙
オルトロスは変態に惚れたの?
乙
乙カレー
でも変態がこんなに簡単に諦めるとは思えんな
このSSまとめへのコメント
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