八幡「高校生になってもぼっちかよ・・・もうやだこんな人生・・・」 (92)

八幡「よ、よーし飲むぞ。話によれば苦しまずに[ピーーー]るらしいが・・・」

八幡「いくぞ・・・せーのっ」パクッ ゴクッ





八幡「・・・うっ・・・くっ・・・小町・・・来世で・・・会おう・・・次は・・・恋人として・・・」バタン






八幡(あーあ 死んじゃったよ俺)

八幡(どうなんのかなー俺。 まさかほんとに閻魔大王とか来んのかな)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382524200

期待

 「・・・んっ! ・・・んっ!」

八幡「うっせーな。なんの声だ?」

 「・・・まんっ!」

八幡「まん? スーパーマン? スパイダーマン? アンパンマン?」

八幡「あれ、ちょっと目の前が明るくなって・・・」

 「・・・ちまんっ! はちまんっ!」

  「ちょっと! 聞いてんの!」 ダンッ

八幡「うわっ! なんだ! っておまえは・・・」

  「もう! なんで急に上の空になってんの! 寝ぼけてるの? 」

八幡「相模?」

相模「はぁー? うちがしゃべってるの聞いてなかったの?」

八幡「い、いやちょっと待て! なんでおまえが俺の席の前にいるんだ? あっちだろおまえは!」

相模「八幡・・・ふざけるもいいかげんに・・・」

八幡「わーっ!ストップストップ!」(考えろ。考えろ八幡。 相模の姿勢からしてこれは雑談モードだ)
  (相模が俺に雑談? いやありえない。 業務連絡にしてもちょっと想像できん。でも名前で呼んでるしな・・・ )

八幡(ここはひとまず話を合わせてさぐってみよう)

八幡「すまんすまん、ごめん昨日眠ってなくてさちょっとウトウトしてたんだワリーな(棒)」

相模「・・・・・・えっ?・・・」

八幡(なぜそこで青ざめる!相模みなみ! )

期待

さがみんだと?期待

期待
あとメール欄に「saga」推奨

>>3
の一行目を喘ぎ声だと思った俺はとりあえず煩悩を祓ってくればいいのか

>>8
おまおれ

相模「も、もしかしてうちと夜遅くまで電話してたせいかな・・・?」アセアセ

八幡(夜遅くまで電話だと? 俺と相模が?)「い、いやー そんなことはないけど」

相模「そう。よかったあ」

八幡(ふう。なんとか切り抜けた)ホッ

相模「遅くまでテレビ見てたとか?」

八幡「そうなんだよ。なんか面白くってさあ」ハハハ

相模「テレビもいいけど、寝ないとダメだよ」

八幡「そ、そうだよなー 夜更かしは控えようか」


補足: 毒を飲んだのは文化祭終了直後。
   
    メール欄にsageが入っているのは自分のミスです。
    ageでも大丈夫です。

ガラガラ

平塚「さあ席付けー! ホームルーム始めるぞー」

相模「あっ、先生来たみたい。 じゃまたね! 」

八幡「おう・・・・・・」

八幡(・・・今の言動から察するに、もしかして俺と相模って・・・)

八幡(い、いやまて。まだ証拠は不十分だ。決めつけるのはよそう・・・)

八幡(いまは先生の話に集中だ!)

八幡(・・・・・・)

八幡(・・・~~・・・)ソワソワ

八幡(・・・・・・)イスガッタンガッタン

八幡(集中できね~ もう寝よう)ゴトンッ



昼休み

戸部「はっちーまん! 昼飯食おうぜー」

戸塚「八幡、僕もいいかな」

八幡「ああ、戸塚か。って戸部ぇ?」

戸部「あ? なんだべその言い方? 傷付いたわー」

八幡「いや、おまえ葉山や三浦はどうした?」

戸部「はあ? 何言ってんの?」

戸塚「八幡、寝ぼけちゃったの? アハハハ」

八幡「やっぱおかしい。自殺したはずなのにどうして・・・」

戸部「へ? はちまーん? どしたー?」ヒラヒラ

相模「八幡!」

八幡「あっ相模」

戸部「あ、相模さんも一緒に弁」

相模「一緒に食べよっ! さあいくよ!」グイグイッ

八幡「ちょ、おい待て引っ張るな!」ズルズル

戸部「あー取られちゃったか~」

戸塚「あ、相変わらずすごいね・・・相模さん」

中庭~

相模「おいしーね八幡」パクパク

八幡「そ、そーだな」(三浦達の陰に隠れて気づかなかったけど相模って意外と・・・)

八幡「いつも自分で作ってるのか? 弁当?」

相模「うんそーだよ!うちの母さん朝早いんだ。ってこの話前にしたくない?」

八幡「えっ? あっ?そうだっけか~」

相模「したよ。 もう今日の八幡変だよ」

八幡「いやー眠気がまだな・・・タハハハ」

相模「もう!どんだけ起きてたの!」クスクス

八幡「ハハハ・・・」(夢なら醒めてくれ神様!)

めぐめぐ来るよな

相模「さっ、教室戻ろっか」スクッ

八幡「そうだな」スクッ

八幡(よし! 放課後、奉仕部に行ってみよう!雪ノ下が何かしってるかも)




放課後

キーンコーンカーンコーン

八幡(さてと・・・部室に・・・)

相模「はちまーん!」バッ

八幡「ぬあ? さっ相模?」

相模「さ、帰ろっか?」

八幡「帰るって・・・俺と・・・?」

相模「・・・そうだけど・・・いや・・・だったかな?」

八幡「いやワリー。 今日行くとこがあって・・・えええっ?」

相模「」ジワッ

八幡「お、おい相模! 悪かった悪かった!別に急ぎの用事でもないから今日は一緒に帰ろう!な?」アセアセ

相模「えっ? ほ、ほんとっ?」ピカアアア

八幡「うっ! ほんとだほんと!」(こいつ文化祭の時は救いようのないクズ女だと思ってたけど・・・)

相模「♪~」八幡「・・・ほんとは結構いいやつなんじゃ・・・」

相模「とりあえず買い物してから八幡ち行こっか?」

八幡「は?はああ? おれんち?」

相模「・・・?・・八幡ほんと今日どしたの?」

八幡「う? い、いやいきなりだったから驚いただけだ・・・アハハハ・・・」

相模「何言ってんの? いつも八幡ちで晩ご飯食べてるじゃん」

八幡「うそだろっ・・・いやゴホンゴホン そうだったそうだったな!」

相模「実は小町ちゃんから買い物リストがメールで来ててさー すっかり主婦だよねーあの娘」

八幡(ホームルーム前に会話、一緒に昼飯、一緒に弁当、一緒に晩飯・・・これはもう)

八幡(恋   人    関     係    確    定!)

この程度で勘違いするとは八幡もぼっち力が下がったな
まあぼっちを原因に自[ピーーー]るくらいだしな

八幡「あ~~~~」

小町「お兄ちゃんが疲れた声だしてる~」

八幡「そうだよ疲れたんだ」

小町「ふーん。あのごみいちゃんがねー」

八幡「」イラッ 

八幡(でもよかった・・・小町はいつものままだ)

八幡「なあ小町」

小町「はいはい?」

八幡「俺と相模っていつから付き合い始めたんだ?」

小町「へ? 忘れたの? お兄ちゃんサイテー」ペシペシ

八幡「ああサイテーだおまえの言うとおり俺はサイテーだよ。だからいろいろ教えてくれ小町」

小町「・・・お兄ちゃん・・・? なにかあったのかな?・・・」

八幡「・・・別になんもねー。ほかにも聞きたいことあんだ。早く教えてくれ」

小町「・・・えっと・・文化祭の二日目からだよ。 文実で一緒になって仲良くなって付き合うようになったんだよ」

八幡「・・・アタックは・・・?」

小町「みなみさんから」

八幡(考えたくはなかったが・・・)

八幡(相模はあのとき、俺が傷つけたはずだ。二度と立ち直れないぐらいに)

八幡(つーか少なくとも俺はぼっちだ。相模どころか人一人に好かれるはずはないんだ!)

八幡(今日は相模に押されて部室に行けなかったが明日こそは!)

八幡(・・・ってそうだ! メアドを持ってるじゃないか。 由比ヶ浜と雪ノ下に電話してみよう!)

八幡「」カチカチ

八幡「・・・」カチカチカチ

八幡「?」カチカチカチ

八幡「???????」カチカチカチカチ

八幡「メアドがない!」

八幡(この際仕方ない! 材木材だ)

八幡「」カチカチカチ

八幡「・・・・・・」カチカチ

八幡「?」カチカチ

八幡「?????????」カチカチカチ

八幡「材木座まで・・・?なんで?」




翌朝

八幡(あれからほかの知り合いも調べてみたが、戸塚以外と平塚先生と小町以外は全部消えていた。)

八幡(なぜか今までなかった戸部、相模があった。どうなってんだ一体)

八幡(今日は周りに目を配ってクラスの立ち位置を調査だ)

ガラガラッ

戸部「おーはちまーん。おはよーさん」

八幡「おーおはよ」

戸塚「八幡おはよ」キラァァァァン

八幡「おはよう戸塚(戸塚だけがオアシスだぜ)

八幡(・・・っと相模は・・・)キョロキョロ

相模「でさー」 友「えーまじ?」

八幡(・・・同じだ・・・前の時と同じ友達だ)

戸部「あー八幡? なにキョロキョロしてんの?」

八幡「いや別に? それより席つこうぜ席」

戸部「ウーッスwwwwww」ガタガタッ

八幡(・・・聞くのは不自然だが・・・必要なことだ・・・よしっ!)

八幡「・・・なあ、戸部、戸塚、おまえら俺どれくらいの付き合いだっけ?」

戸部「えーどうしたべ? いきなり?」

戸塚「二年生になって仲良くなったから・・・半年ちょっと過ぎたぐらいかな」

八幡「そっか。 戸部おまえ一年の頃誰と仲良かったんだ?」

戸部「ちょ、八幡それ尋問~? 何の取り調べだべ~wwwwww?」

八幡「・・まあちょっとふと気になってな・・・・・・」イライラ

戸部「うわーこれイマカノにモトカノの話する気分ってやつ? 気まずいわ~」

八幡「・・・・・葉山とか三浦とかそれあたりか?」プルプル

戸部「はあ? なんだべそれ?」

八幡「違う・・・のか・・・?」

戸塚「は、はちまん・・・それはちょっとあり得ないんじゃないかな? 葉山君ってあの人だよね?」ビシッ

八幡 チラリッ

八幡「・・・なんだ・・・・ありゃ・・・・」

立場逆転か

ほ?

こういうの大好き!

消失みたいだな…

消失か

戸 て誰?

葉山・・・おまえ・・・そんな隅っこでなにしてる・・・?

イヤホンさして机に突っ伏してって・・・

それは俺の仕事だろう?


戸塚「はちまーん、どーしたのー?」

戸部「もう最近変だべ」

八幡「なあいつもあんな調子なのか? あいつ」

戸塚「そーだよ。 引っ込み思案な人なのかな?」

・・・・葉山・・・・どうしちまったんだ?

昼休み

相模「はちまーんお昼ご飯・・・あれいない?」

相模「ねえ八幡見なかった?」

戸塚「僕らも探してるんだけど・・・いないみたいだね」

相模「どこいっちゃったんだろ・・・」

戸塚「あっトイレじゃない? 待ってれば戻ってくるんじゃないかな?」

相模「そだね」

スタスタスタ

なんとか相模の目を盗んで教室から出ることができたが・・・


ま、まず頭を整理しよう。

自[ピーーー]るために毒を飲んだら目の前に相模がいた。

俺はなぜかぼっちじゃなくなっていた。

それどころか彼女だっている。その彼女は文化祭の時に一悶着あった相模。俺を恨んでいるはずの相模。

・・・あいつならこういうだろうな・・・比企谷くん、ついに頭がおかしくなったのね。

まあ・・・奉仕部があればの話だけどな・・・・・・って


八幡「ああああああああああああああ?」

苦しまずに[ピーーー]る毒なんて存在しないし、もしあったとしても学生の身分じゃ高すぎるって事になるだろうが……

つまり葉山が八幡を助けるのは…

八幡「おーいおーい!待て!待ってくれ!」シュバッ ダダダダダッ

間違いない。あの体型、あのでかい後頭部、材木座だ。

八幡「おいお前だよお前」ガッ

材木座「うわっ? なっなんだ君は?」

八幡「なんだじゃねえよ。 忘れたのかよ俺だ。八幡だ。体育でいつもペアくんでるだろ」

材木座「・・・・・・すまない。何の話だかさっぱり・・・」

八幡「冗談なら十分笑えたから良いって。 ていうかお前コートはどうした? 指ぬきグローブも」

材木座「・・・・・・八幡だっけ? そんな名前の知り合いはいないよ」

八幡「ていうか今日はどうした? いつもみたいに言ってくれよホラ 我は剣豪将軍材木座義輝だあ!ってさ」

材木座「君はどうして僕の名前を知っているのかな?」

八幡「だからあああ!」

友「よしてるー? どしたー?」

友「はやく飯くおーぜ!」

材木座「ああ。 すぐにいく」

材木座「まあいい。とにかく僕は君のことは知らない じゃあね」スタスタ


俺と材木座は知り合っていない。

そして材木座は中二病を発症していない。よって友達もいる。

ま、まあ収穫はあった。

それに・・・なんだ・・・あいつはちょっとウザかったしな・・・友達じゃなくてせいせいしたぜ。

まったく・・・

八幡「さてお次は奉仕部か・・・」

こういうことは早めが良い。一歩間違えりゃストーカー扱いだがどうにでもなれ。

おれは訓練されたぼっちだ。そんなことされるのはもう慣れてる。

頼むぞ。居てくれよ。

雪ノ下雪乃。

八幡「よ、よしあけるぞ。あっ・・・まずはノックからか」

八幡「よーし」プルプル

コンコンッ

 「はい」

いる? 雪ノ下がいる?

八幡「失礼しまーす」 ガラガラガラッ

この感じ、この光景、俺はもう何度も目にしてきた。

いすに座って本を読んでいる彼女を何度も見てきた。

目が合うたびに罵声を浴びせ

俺がしゃべると罵声を浴びせる。そんなやりとりを幾度も繰り返してきた。

でも、今回は沈黙したままだ。怪訝な目をして俺を見つめている。

乃「・・・ようこそ奉仕部へ・・・何かご用かしら?」

おい・・・てめえもかよ・・・ふざけんなよ。

八幡「おいようこそってなんだよ。 いつも放課後きてるじゃねえか」

雪乃「・・・・・・何を言っているのかしら? あなたのこと見たのは今日が始めてなのだけれど」

八幡「こ、この手の冗談はやめてくれないかな・・・お前が言うとさらに辛辣に聞こえるからさ」

雪乃「私は絶対虚言は吐かないの。 冷やかしにきたのなら出て行ってもらえるかしら?」

嘘だろう・・・こんなはずはないだろう・・・おまえはいつだって・・・

 「雪乃ちゃん、誰?」ヒソヒソ

雪乃「さあ知らないわ。いきなりおしかけ」八幡「!?」

違う世界になっていることがわかっているのに「知っているだろ」発言は
八幡らしくない頭の悪い発言に思える

確かに様子見とか探りを入れたりとかしそうだな
失敗しても一番ダメージが少ない方法で

確かにww
リアクションが平凡主人公のそれだ

八幡はああ見えて物語中最高頭脳キャラだしな

材木座にしても雪ノ下にしても最初に話しかけて知らないって反応だったら切り替えるだろ
自分のこと知らなくなってるネタはライトノベルにしてもアニメにしても使い古されてるから
八幡ならすぐわかる

変なの湧いて大変だな>>1
頑張って完走してくれ

そういう設定なんだろ
そもそも八幡はぼっちが理由で自殺しないし

つまり平塚先生と結ばれる可能性が微粒子レベルで存在している・・・?

サキサキ・海老名さん・あーし・由比ヶ浜
この辺もどうなってるか気になる(´・ω・`)

そりゃ原作と比べれば、多少矛盾があるかも知れんが、素人(?)が考えたもの何だから>>1なりに何か考えがあるんだよ! それかご都合主義ってやつだよ

つまり、何が言いたいかっていうと、
細けぇこたぁ(ry

はよ書けー

このオレが早く書けと言っているのになぜ書かない?

雪乃「さあ知らないわいきなりおしかけ」八幡「おまえ由比ヶ浜か?」

結衣「へ? そうだけど」

雪乃「あら知り合い?」

結衣「いや初対面・・・・・・かな・・・あっもしかして私が覚えてないだけかも」

八幡「比企谷八幡だよ。 おまえがいつもヒッキーヒッキー呼んでるやつだよ」

結衣 ポクポクポク・・・・・・

結衣「ごめん。やっぱ知らないなあ。私基本下の名前で呼ぶ人だから」

雪乃「どういうことかしら?」キッ

八幡「いや、だから」

雪乃「あなたストーカーなの? だとしたらしかるべく手段を」

八幡「ち、ちげーよ。 なあ由比ヶ浜、おまえ何組なんだ?」

結衣「私はE組だけど」

クラスまで違ってる・・・・・・どーりで見ないと思ったら・・・・・・

雪乃「さっ、用がないなら出て行ってもらえるかしら」

八幡「ああ、そうだな。 教室を間違えちまったみてえだ。悪かったな」

ガラガラ ピシャ

奉仕部があったのがせめてもの救いだ。 ここが最後の砦だ。

教室戻るか・・・・・・

スタスタスタスタ

ガラガラガラ

相模「遅いっ!」

八幡「わっ!」

相模「どこ行ってたの? 一緒に食べようと思って待ってたんだけど」

八幡「あートイレだトイレ」

相模「それにしちゃーずいぶん長くなーい?」ジトー

八幡「そ、それはあれだったからだ。うん」相模「しれっと口にするなっ!」パシッ

ま、まさかこんな掛け合いを相模とする日がくるとは・・・・・・

戸塚「ハハハ・・・・・・八幡大丈夫?」

八幡「ああなんとかな」

戸部「さっ八幡きたし食うぞ食うぞー」

戸塚「だね~」

相模「あっわたしも。 もう外いく時間ないしね」

こいつら俺が来るまで飯食わずに待ってたのか?

おれにそんな価値があるはずない。誕生会に呼ばれて行ったら自分の分だけなかった男だぞ?

卒業文集も一人だけ書くスペースがなかったやつだぞ?

よ、よーし。飯を食べなながらさりげーなく回りを見渡して・・・・・・

八幡 モグモグ チラチラッ

戸部「それでもう俺さー」

戸塚「そーなんだ」アハハハ

八幡 モグモグ チラチラッ

おっ!

あいつ川崎か?

川崎「~~~」ニコニコ

友「~~~~」アハハハ

川崎が誰かと喋ってる。

いつもブスッっとして不良みたいだったのに。

にこやかにほほえんでいる。

ドラエモンの怖い話みてぇだな

そうだ。三浦はどこいった? あいつこのクラスなのかな?

八幡 モグモグ チラチラッ

相模「どーしたのさっきからキョロキョロして」

八幡「うわああ! き、気付いてたの?」ビクッ

相模「はちまーん? なーんか最近怪しいんだよね」ジトー

八幡「ばっ! ばっかおまえなんでもねえよ」

戸塚「八幡変だよ~? 昨日ぐらいからソワソワしてるっていうか」

戸部「だれか好きな子でもできたんじゃねー?wwwwwwwwwwwwww」

戸塚「と、戸部くん!」

相模 ゴゴゴゴゴゴ

戸部「さ、相模さんジョークよジョーク」ハハハハ


まあ・・・・・・戸部がアホなのは変わってないみたいだな・・・・・・

三浦のことはあとで戸塚にでも聞こう。

八幡 モグモグ モグモグ

八幡 モグモグ モグモグ

相模「八幡食べるのはやっ?」

八幡「えっ? そうか?」

いけねっ。ついいつもの癖が

戸部「~~」

戸塚「~~」ハハハ

相模「~~~」

こんな賑やかな環境に適応するにはまだ時間がかかりそうだな・・・

問題は山積みだ。

またあしたーー


おつん

なんか見ててむずむずする

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>>61
全然関係ないけどダクソに出てくるモブに見えた

地面から生えてるくせに落下していきそう

お次は平塚先生か。

メアドには残っていたしそもそも担任だから何らかのつきあいはあるだろう。

放課後にでも訪ねてみよう。先生に用事があるとなりゃ相模も文句は言えんだろう。



八幡「とゆーわけでさ、悪いけどさき帰っててくれ な?」

相模「えー」

渋るのか! 結構わがままなのかこいつ?

文化祭の事件でこいつは意地っ張りなとこがあるのは知っている。

よーし・・・・・・

八幡「頼むよ。ご飯を作って帰りを待つって経験も必要じゃないか。将来のためにもさ」

言っていて我ながら恥ずかしい。

相模「はっ? な、なに言っての? でも確かにそう、かもね」

八幡「だろ」ガッツポ 八幡「じゃあ」シュタ

やっと準備ができた。

えーと 職員室、職員室っと

スタスタスタ

ガラッ 

八幡「失礼しまーす」

平塚「おー比企谷か。 どした?」

八幡「あ、あの先生」

平塚「なんだ?」

八幡「先生って奉仕部の顧問ですよね?」

平塚「ん? そうだが。 相談でもあるのか?」

八幡「いえ。今はないです」

そう。今は、な。

平塚「そうか。 ではなんだ?」

八幡「俺のことです」

平塚「君のこと? どうした急に」ハハハ

八幡「二年初めくらいに作文書いたの覚えてます? 高校生活を振り返ってというテーマで」

平塚「現国の授業でか? ・・・・・・さあ覚えがないな。 二年初めなら二年生の抱負と目標だったはずだが」

なるほど。あれがなければ俺は奉仕部にも入らなかったわけだしな。ここから違っているのか。

平塚「比企谷それがいったいなn」 八幡「ありがとうございました」スクッ ペコッ シュバッ

おもしろいね
続きはよ
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俺はあの作文も書いてない。ゆえにあの奉仕部にも入部していない。ゆえに雪ノ下とも出会っていない。ゆえに・・・

やめよ。きりがない。あっ、でも由比ヶ浜はいた。髪が黒くなってたから気付くのが遅れたが。

あいつらはどういう経緯で出会ったんだ? この様子だと俺は犬を助けてない、よな。

八幡「あっ?」

前を二人の女子生徒が歩いている。あの歩き方はたぶん

よしっ! シュバ ダッダッダッダッ

きてたか

こいよ

八幡「よお」ポン

間違いないこいつらは。

華やかさこそ若干薄れているが

???「わっ!」

海老名「あっ比企谷くん・・・・・・だよね?・・・」

三浦「ああ比企谷くんじゃん、どうしたの?」

ヒキオじゃないんかい。

八幡「いやー、まー帰り道で見かけたからついなー」

三浦「そーなんだ。 相模さんは今日違うの?」

八幡「先かえった、っと海老名どした?」

三浦の背中に隠れてないで、BLの話でもしてくれよ。

三浦「あー知らないんだっけ? この子すっごい内気でさ。あまり知らない人にはいつもこうなんだ。ごめんね」

八幡「いや、いいっていいって。あやまんなって!」アセアセ

俺も似たような性格してるからな。だからぼっちだったし。海老名は責められん。

八幡「ところでおまえ葉山とはどんな感じだ? 戸部は? 大岡は? 大和は?」

三浦「どんな感じって言われても。しゃべったことないし」

えーまじですかー 葉山ー おまえ何があったんだー

三浦「戸部くんは比企谷くんの友達でしょ! あたしに聞いてもしゃーないっての 」ユビサキビシッ

海老名はともかく三浦が変わりすぎて。もはや気持ちが悪いんですけど・・・・・・

三浦「あと、大岡くんと大和くんだっけ? そもそもうちのクラスじゃないよ?」

八幡「そーか。 そーだったそーだったな」

八幡「用もないのに引き留めて悪かったな」

三浦「ああいいっていいって。じゃあまた明日ーー」ピュー

口を開けば、あーしあーし言ってた三浦がねぇ

まさかあいつと会話が成立するなんてな。

口うるさいオカンタイプから面倒見のいい委員長タイプに変身してやがる。

まあ見た感じ、二人ともクラスではおとなしめのタイプの様だな。

おおかたの人間関係は分かってきた。おれはかつての葉山ポジションとまではいかないまでも

すくなくとも存在を無視されたり忘れられたりするような立場ではなさそうだ。

友達がいる。

恋人がいる。

頼れる先生がいる。

クラスメイトとの関係も良好。

暴言を吐く女とは知り合っていない。


なんだ・・・・・・こっちの世界はよくなっているじゃないか・・・

そもそも俺はどうしたいんだ?

もともとは毒飲んで自殺したはずだ。

自殺の原因は10年以上も続いたぼっち生活に耐えきれなくなったから。

自殺したらぼっちどころか彼女もいる世界ができていた。

俺がいまやろうとしていることはなんだ?

あのぼっちだった世界に戻ることか?

とりあえず間違いを正してみよう

否。もうあの生活はいやだ。

あの世界では腐りきった根性を叩きなおすという理由で奉仕部に放り込まれたが

そもそも腐りきった根性の俺は奉仕部の活動に殆ど参加しなかった。

由比ヶ浜の料理と材木座の小説と戸塚のテニスといった最初の方だけだ。

あとはめんどくさくなって、先生の目を盗んで帰ったりきてもダラダラしていた。

最初は口うるさかった先生や雪ノ下も、次第に何も言わなくなった。

なにが最後の砦だ。 

都合が悪くなったら奉仕部に依頼しようなんて間違ってる。

このまま暮らせば雪ノ下とも先生ともわだかまりは残らない。

いや雪ノ下とはちょっと気まずくなっちまったが・・・・・・

まあ一度だけだ。すぐに忘れるだろう。

もどるにしてもどうすればいいのかわからない。

なにかSFのような科学的知識が必要になるのか?

ここには青狸はいない。

デ○リアン号は販売していない。

このままこの世界に安住するほうが賢明ではないか?

自殺までするほどだったら戻りたいなんて思うわけ無いか
現状だけでなく、この世界の過去の八幡がどういう人物だったのか人生だったのかも気になるな

友達ほしいが実現し、

彼女ほしいが実現し、

リア充爆発しろが実現し、

材木座は中二病ではなく

相模からも恨まれていない。

俺の悩んでいたことがすべて解決されている。

相模とつるんでた遥とゆっこはどうしてるんだろうか

うちに帰ろう。 小町と相模が待ちくたびれる頃だろう。


スタスタ ガチャ

相模「遅いっ!」

八幡「あっ・・・・・・」

相模「もうっすぐ終わるって言ったじゃん! うちしんp」八幡 ダキッ

相模「うわあああっ!」

小町「お~お兄ちゃんやりますな~ 将来のお嫁さんですもんねー」

相模「ばっ、いくらなんでもこっこんなとこで」

八幡「大丈夫、大丈夫だから みなみ、もう二度と傷つけたりしないから」

相模「は、はぁ? なんでいきなり名前、つーか離れてよ。別に怒ってないから!」

八幡 スッ


シーン



小町「はい」パシッ

小町「終わったところでごはん入れますねー」

グッドタイミングだ。小町

平塚「いつ意識はもどるんだ」ソワソワソワ

雪乃「まだ・・・・・・治療中のようですね・・・・・・」

小町「お兄ちゃん・・・・・・なんで相談してくんなかったの・・・・・・」

平塚「くそっ! やはり殴り倒してでも連れ戻すべきだったか! 」

結衣「こ、小町ちゃん、 見つけたときは意識とかあったの?」

小町「少しだけです。何かを呟いてました」

結衣「な、なんて?」

小町「りあじなんとか、とかここではぼなんとか、とか」

平塚「唸り声をあげていただけで、おそらく言語的な意味合いはないだろう」

小町「ですかねえ」

結衣「ヒッキー・・・・・・なんで毒なんか・・・・・・私たちのせいなら謝るから・・・・・バカア!」

ちっ

恋人として会おうってとこ聞かれなくてよかったな

終 了

ん?

へっ?!

つまり八幡は向こうのリア充生活を受け入れ帰る事を諦めた、
こっちでは意識が戻らず植物人間状態、と、とりあえずリア充爆発しろ

終わったのか!?

以上でこのSSは終わりです!次回作にご期待ください!

続きはよ

このぼくをナメているのか?

幾らなんでもこれはないわ。
胡蝶の夢落ちでもないし

いいからかけ、話はそれならだ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月13日 (土) 22:04:53   ID: OzinLWAo

見てーよー超見てーよー

2 :  SS好きの774さん   2015年04月29日 (水) 01:31:37   ID: ioOwWztJ

終わるんかい⁉︎!!!

3 :  SS好きの774さん   2015年05月01日 (金) 18:50:21   ID: EhUq0Nn_

終わりかたw

4 :  SS好きの774さん   2015年05月17日 (日) 10:58:25   ID: YplrrsHg

終わり!?もっと見たいよ(--;)

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