幼友「ごめんごめん、男くんと付き合う方法だっけ？」

幼「うん、自分でも考えたんだけど全く思い浮かばなくて…」

幼友「んー…そうだなぁ…」

幼「私ももう一回考えよう」

幼友「あっ思いついた！」

幼「ホント！？教えて！」

幼友「まあ一つだけだけど」

幼友「あのね、まず男君に意識してもらうことが大事だと思うの」

幼「うんうん」

幼友「そこで幼の虫嫌いを利用！」

幼「うん…」ｲﾔﾅﾖｶﾝ

幼友「まず幼の部屋に一匹虫を仕込みます」

幼「却下！」

幼友「最後まで聞きなさい」

幼「はい…」

幼友「で、虫を放ったら幼がちょっと大げさに叫ぶ」

幼友「すると窓を超えて男君参上！ってなるじゃない？」

幼「男は優しいからね」

幼友「そこで虫が怖いフリして男くんに抱きつく！」

幼「だっ抱きっ！？///」

幼友「その時、幼の少ない胸を精一杯かき集めて押し付けるの！」

幼「押し付けっ！？///」

幼友「そうすれば少しは幼のこと意識するんじゃない？」

幼「色仕掛けみたいで恥ずかしい…」

幼友「この案だめ？」

幼「うう…恥ずかしけどほかに思いつかないからやってみるよ」

幼友「よし！そうと決まったら全力で協力するわよ！」

幼「あ…虫どうしよう？私捕まえられないよ？」

幼友「ふっふっふ、それに関しては小さい頃からの虫取り名人
幼友ちゃんにまかせなさい！」

幼「幼友ぉぉぉ！私のためにそこまで！」ｳﾙｳﾙ

幼友「ふっ、いいってことよ」

幼「いつこの作戦を実行するの？」

幼友「今夜…でいいんじゃない？今日休みだし、虫取りに行ってくるよ」

幼「いきなり過ぎない？」

幼友「思い立ったが吉日って言うじゃない」

幼「そうだね！えいえいおー！」

幼友「おー！」

＿＿＿＿＿＿一方その頃　男宅＿＿＿＿＿＿
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿

男「俺さぁ、今日幼に告白しようと思うんだ」

友「え？お前と幼ちゃんつきあってなかったの？」

男「つっ、付き合ってるわけ無いだろ！」

友「あれだけｲﾁｬｲﾁｬしておいて付き合ってないとか…」

男「ｲﾁｬｲﾁｬしてねーし！どこをどう見たらそうなるんだよ！」

友「普段のありのままのお前らを見てました」

友「大体、登下校中ｲﾁｬｲﾁｬ、休み時間ｲﾁｬｲﾁｬ、その上昼は美少女お手製
愛妻弁当とか、ｲﾁｬつきすぎだろ」

男「もしかして俺たち、周りからいつもそういうふうに見られてた…？」

友「大体のやつらは付き合ってると思ってるぞ？」

男「マジか…」

友「付き合ってないならさっさと付き合ってこいよ」

男「そんな簡単なもんか？」

友「お前と幼ちゃんならな」

男「うう…決めたら決めたで自信なくなってくる…」

友「これまでの時間がお前の味方だ！大体好きじゃない奴にわざわざご飯とか
つくらないだろ」

男「そうかな？」

友「そうだろ！」

男「………よし！行ける気がしてきた！俺、やるよ！」

友「おお、やってこい！俺はもう遅いから帰るけど、頑張ってこいよ！」

男「おお、じゃあな！」

はよ

＿＿＿＿＿夜＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿

幼「今、男が自分の部屋にいるよ」

幼友『よし、なら作戦開始ね』

幼「虫は？」

幼友『用意してあるけど、その前に机の上のにスイッチあるでしょ？』

幼「うん」ﾋｮｲ

幼友『そこ押したら虫かごが開くから、好きなときに押してよ』

幼「ん、了解」

幼友『じゃ、これで』

幼「えっもう電話切っちゃうの？」

幼友『私、楽しみは後でタイプなの♪明日成果を聞かせて』

幼「うう…わかったよぅ…」

幼友『ん、それでよし!じゃあね、頑張って！』

幼「うん、バイバイ!」ﾌﾟｯ

幼「………よし、頑張ろっ！」

幼「早速押してみよ」ﾎﾟﾁｯ

幼「これで開いた…の？」

幼「そんな感じないけど？」

幼「まあ虫も生き物なんだし、まだかごから出てないだけかも」

幼「気長に待とう」

5分後…

幼「本当にいるの？」

幼「何分くらいたったのかな？」ﾁﾗﾘ

ゴキブリ「やぁ」

幼「」

幼「い、い、……」

幼「いやあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」

＿＿＿男の部屋＿＿＿

ｲﾔｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!

男「幼っ！？」ﾊﾞｯ
ﾀﾀﾀｯ
男「幼!!」ﾀｽｯ

幼「男ぉぉぉぉ」ﾀﾞｷｯ

男「！？」

幼「あの、あのっ、Gがっ！Gがでて、それでっ」

男(なんだこれ、夢？夢か？ああそっか夢か)

男(だよな、じゃないと幼が俺に抱きついてて胸が少し当たってるなんてことあるはずないんだ)

幼「男？」ｷﾞｭｳｳｳ　ﾑﾆｯ

男「現実だああああ!!!」

幼「男っ！？」

幼「男、どうしたの？」

男「はっ！そ、そうだ！殺虫剤あるっ？」

幼「あそこに…」

男「よし！Gは……そこだ！！」ｼｭｰｰｰｰｰｰ

ゴキブリ「ぐっ…ごふぅ…」ﾎﾟﾄ

幼「男かっこいい！」

男「フッ、これが俺の実力だ」

幼「助かったよ～ありがとっ！」

男「いいっていいって、困ったことがあったらいつでもいってくれよ。じゃ俺帰るな」ｶﾞﾗ

幼「あ、あの…早速困りごとなんだけど…」

男「ん？どうした？」

幼「あれの片付け…いい？」

ゴキブリ「」ﾁｰﾝ

男「お、おう……」

ゴキブリ「……」ﾁｰﾝ

男「