アルミン「本気で言ってるの?」(44)
アニ「冗談は苦手だよ」
アルミン「『エレンと触れ合ってないと死ぬ病気になる薬』を作れだなんて正気じゃないよ…」
アニ「あの常軌を逸した腹筋女からエレンを奪うにはこっちも常軌を逸さなきゃならないからね」
アニ「作れるんだろ?」
アルミン「作れるけど……」
アニ「じゃあさっさと作りな」
アルミン「わかったよ…でも、材料を調達して貰わないと…」
アニ「何が要るんだい?」
アルミン「まずはエレンの血液だね」
アニ「試験管一本分ならある」
アルミン「用意がいいね…」(何で持ってるんだよ気持ち悪いな……)
アルミン「次はエレンの皮膚の一部」
アニ「フケなら少しある」
アルミン「それでいいよ…」(犯罪の臭いしかしない…)
アルミン「後はアニの血と皮膚の一部と味の素と亜鉛とメタミドホスと塩化ナトリウムが必要だね」
アルミン「アニの素材を貰えれば後は僕が用意するよ」
アニ「」ザクッ
アニ「はい」つアニの素材
アルミン「!?」(うわぁ………)
アルミン「明日の朝までには作っておくよ」
アニ「エレンとヤったら解毒できるようにして」
アルミン「そんな都合良くいくと思の?」
アニ「できるんだろ?」
アルミン「まぁできるけど……」
アニ「じゃあ頼んだよ」
アルミン「……」(気持ち悪い…ミカサ並だ……)
翌朝
アルミン「これが頼まれたモノだよ」つ薬
アニ「お礼はまた今度するよ」
アルミン「お金で頼むよ。その薬を飲んだら3分で心臓発作を起こすよ、エレンに触れてる間だけ発作は治まるよ。嘘だと思われないように途中に吐血とかするようにしてるから」
アニ「やればできるじゃないか」
アルミン(誉めるな、キチガイが感染る。こんなキチガイじみた事考えるヤツはコイツとミカサくらいだ)
アニ「解毒の方は?」
アルミン「エレンの精子が体に触れれば治るよ」
アニ「生でヤればいいんだね」
アルミン「うん」(きめぇ……)
食堂
バチャッ
ミカサ「大変!スープをエレンの股間にこぼしてしまった!!(棒)」
エレン「お前今明らかにわざとこぼしただろ!!!」
ミカサ「責任を持って拭かせてもらう」つ布巾
エレン「いや、自分で拭くから……ちょっ!!やめろ!!!」
ミカサ「私が拭く」脱がし脱がし
エレン「拭けよ!!なんで脱がしてんだ!!やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」
アルミン「……」(うわぁ……)
アニ「」(腹筋女……エレンがアンタの家族でよかったね…でも、私の勝負は……ここからだから!!)ぱくっ
アルミン「!?」(うわっ!躊躇無く飲んだ!!)
アニ「」スタスタスタ
エレン「やめろって言ってんだろ!!!!」じたばた
ミカサ「暴れないで!!まだパンツの中を確認しいない!!濡れていて風邪をひいたら大変!!!」脱がし脱がし
アニ「ミカサ…エレンが嫌がってるだろ?やめなよ」
ミカサ「貴方には関係無い」
エレン「た、助かった…(半泣き)」履き履き
ミカサ「エレンの面倒を見るのが私の義務。エレンは私無しでは生きられない」
エレン「いや、そんなことは無い……」
ミカサ「それに私はエレンのお母さんにエレンを頼むと言われた。私達は親公認の仲。貴方に口出しする権利なんて無い」
アニ「信用できないね。第一エレンは迷惑そうd……うっ」
ミカサ「!?」
エレン「!?」
アニ「ぐはっ……うぅ………げへっげへっ!!」
エレン「おいアニ!!大丈夫か!?」
アニ「うぐぅぅ……ごほっ……」バタッ
エレン「誰か!!医者を!!!」
クリスタ「まかせて!!!」
エレン「ライナー!!ベルトルト!!担架持って来い!!!」
ベルトルト「わかった!!」
ライナー「任せろ!!!」
エレン「応急処置しなきゃ!!」
アニ「ごほっごほっ!!」(早く肌に触れなきゃ……死ぬ……)
ミカサ「………」<●> <●>
ミカサ「うわー(棒)くるしいー(棒)」バタッ
エレン「アニ!!もうすぐ医者に診てもらえるからな!!」ぎゅっ
アニ「………」(よっしゃ!!手ェ触れた!!ふぅ…死ぬかと思った)
ミカサ「……」<●> <●>
アルミン(ミカサ…華麗に無視されてる…)
エレン「アルミン!!ぼーっとしてないで手伝え!!」
アルミン「あ!ごめん!」
ライナー「担架持ってきたぞ!!!」
クリスタ「医務室でお医者さんが準備してるから運んであげて!!」
エレン「助かる!今は少し落ち着いてるみたいだ!」
ライナー「よし!ベルトルト!乗せるぞ!」
ベルトルト「うん!」
アニ「」(ダメ!今エレンから離れたら……)
アニ「うぐぁぁぁ……ごはっ…げふっ!!」
エレン「アニ!!!!!」
ミカサ「」つトマトジュース
ミカサ「」ごくごくごくごく
ミカサ「げはっ!!!」ばたっ
エレン「アニが苦しみだした!!」
クリスタ「あわわわわ」
ベルトルト「ライナー!!早く運ぶんだ!!!」
ライナー「おう!!アニ!!もう少しだからな!!!」
ミカサ「」<●> <●>
ジャン「おい!!ミカサ!!大丈夫か!?そうだ!!人工呼吸だ!!」
アルミン(無視されてるミカサに無視されるジャン……)
エレン「アルミン!!どうすりゃいいんだ!?」
アルミン「今エレンが手を離した瞬間に苦しみだしたよね?もう一回握ってみればどうかな?」
エレン「そんなバカな…」ぎゅ
アニ「……」ピタッ
エレン「マジかよ…」
ライナー「治まった…のか?」
エレン「どうやら…」
クリスタ「一応医務室に運ぼう!エレンは今日はアニに付き添っててあげて!」
エレン「わかった!!」
ベルトルト「よかった…」(エレンめ……よくも僕のアニを…)
エレン「それにしても助かったよ、アルミン…。お前はいつも正解を導いてくれるよな」
アルミン「それほどでもないよ!」(そりゃこの病気の開発者だもんね……茶番にしか見えないんだよ…)
ジャン「ミカサ!!今助けてやるからな!!」ちゅ~
ミカサ「」バキッ!!!!
ジャン「ふごぉっ!!!」
医務室
エレン「どうですか?」
医者「はっきり言って…わかりません」
クリスタ「わからないって…新種の病気なんですか!?」
医者「そのようです。こんな症状は見たことも聞いたこともない」
ベルトルト「先生!!!お願いします!!!!僕の心臓でも目玉でも睾丸でも何でも使っていいです!!!アニを助けてください!!!!!」
医者「落ち着きなさい。今は発作は起こしていない。イェーガー君に付き添ってもらって経過を見ましょう」
ライナー「ベルトルト!先生の言うとおりだ。少し落ち着け」
ベルトルト「わかった……」
ミカサ「先生。私も病気です」
医者「君は元気だよ」
ミカサ「見もせずに何故言えるんです?」
医者「君が殴ったキルシュタイン君の傷をみれば君がどれだけ元気かわかるよ」
キルシュタイン「」←顔面複雑骨折
ミカサ「……」
医者「とにかく、あまりここで騒がしくしても患者の容体に響く。イェーガー君以外は外に出ましょう」
医者「イェーガー君。私は隣の診察室に居るので何か変化があったら呼んでくれ」
エレン「はい、わかりました」
アニ「」(計画通り……)
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