萌郁「温泉旅行……?」岡部「ああ」(251)
萌郁「私も、行っていいの……?」
岡部「当然だ、貴様もラボメンなのだからな」
萌郁「……」コク
岡部「まゆりの作ったしおりにも書いてある通り、出発は次の土曜日だ」
萌郁「…………」コク
岡部「遅刻するでないぞ」
萌郁「…………ん」
岡部「では、当日にな!」
萌郁「……」コクコク
萌郁(旅行……)
萌郁(楽しみだな…………)
~土曜日~
岡部「遅いぞ萌郁!」
萌郁「ごめんなさい……」
まゆり「みんな揃ったね~」
ダル「温泉イベント…………」
助手「変な事考えてないでしょうね」
フェイリス「ダルにゃんは相変わらずだにゃ~」
岡部「何をグダグダ話している!! 出発するぞ!」
鈴羽「ねー、荷物ってこんだけで良いの? 非常食とかは?」
ルカ子「旅館ですのでそういうのは……」
鈴羽「そうなんだー」
岡部「では出発だ!!」
まゆり「温泉楽しみだねー」
ルカ子「そうですねー」
フェイリス「露天風呂あるといいにゃ~」
助手「……」
ダル「ん? 牧瀬氏、どうかしたん?」
岡部「どうした助手よ」
助手「あ、ううん、なんでもないの」
フェイリス「にゃにゃ? くーにゃんもしかして温泉キライかにゃ?」
ルカ子「え……、そうなんですか?」
助手「あ、ううん……、そんな事は無いわよ」
萌郁「??」
鈴羽「旅館ってご飯も出るの!?」
まゆり「そうだよー、楽しみだねー」
~そんなこんなで到着~
まゆり「着いた~!」
萌郁「立派なところ……」
ダル「すげー、これがタダとか信じられんのだが……」
岡部「ふ……、鳳凰院凶真様の実力を持ってすればこのような事……、造作も無い事だ!!」
まゆり「すごいよねー、福引の一等賞だよ! まゆしぃは二等までしか出ないものだと思っていたのです」
鈴羽「ここに泊まるの?」
助手「立派ねー」
ルカ子「すごい……、大きいですね……」
岡部「すごかろう……、この俺様が引き当てたのだ……、皆のもの!! 我を崇めよ!!」
フェイリス「早く中に入ってみるのにゃ♪」
岡部「おお……」
ダル「広……」
まゆり「すごいねー」
ルカ子「ですねー」
鈴羽「すごーい」
フェイリス「にゃー! こっちにも部屋があるにゃー!!」
助手「二部屋もあるの!?」
萌郁「海……、見える……」
まゆり「わぁ~、良い景色だよぉ~」
岡部「思っていたよりもすごかったな……」
助手「こんな旅館にタダで泊まれるだなんて、なんだか申し訳ないわね」
ダル「ふむ……、寝る時は襖一枚か…………」
岡部「ダルよ、あまり変な発言は慎め」
フェイリス「さっそく旅館を探検するにゃ~!!」
まゆり「おー!」
助手「あ、ちょっと待ってまゆり、私も――」
岡部「ふん、ずいぶんと子供なのだな、助手よ」
助手「うっさいわね! 良いでしょ別に!!」
ダル「僕はちょっと休憩してから行くお」
岡部「うむ、俺もノンビリするかな」
まゆり「じゃあ探検にしゅっぱーつ!」
萌郁「あの……、岡部君…………」
岡部「ん? どうした萌郁よ」
萌郁「えっと…………、誘ってくれて…………、ありがとう……」
岡部「当然だ。ほら、お前も探検とやらに行って来い」
萌郁「……」コク
まゆり「広くて迷いそうだねー」
フェイリス「にゃ! 向こうが温泉みたいだにゃ!!」
まゆり「行ってみよー!!」
ルカ子「あ、待って、まゆりちゃん」
鈴羽「みんなはしゃいでるねー」
萌郁「元気……」
助手「ゲームコーナーもあるのねー。ん? これは……!」
フェイリス「にゃにゃ? なにかあったかにゃ?」
まゆり「なになに? 紅莉栖ちゃん何か見つけたの?」
助手「へ? あ、ううん、なんでもないのよ」
フェイリス「にゃにゃ? インベーダー?」
助手「ほ、ほら、温泉を見に行きましょ!!」
まゆり「ん~?」
まゆり「脱衣所広いねー」
フェイリス「にゃ~、どうせだから入るかにゃ?」
助手「ええ!? ちょっと待って!! なん用意も……!!」
鈴羽「タオルとかならここに置いてあるよ?」
助手「いや、でもまだ早いし!!」
フェイリス「にゃにゃ~、もしかしてくーにゃん、恥ずかしいのかにゃ~?」
助手「は、恥ずかしいってわけじゃ……、ない、けど……」
まゆり「あれ? ルカ君は?」
フェイリス「にゃ?」
萌郁「???」
~脱衣所前~
まゆり「あ、ルカ君ここに居たんだー」
ルカ子「あ……、まゆりちゃん……」
助手「どうかしたの?」
ルカ子「いえ……、僕はその……、男ですので……」
まゆり「あ、そうかー、ごめんね気付かなくって」
フェイリス「にゃー、すっかり忘れてたにゃ」
ルカ子「いえ……、僕がこんなだから……、すみません……」
鈴羽「別に一緒に入ればいいじゃん」
ルカ子「え!? い、いえ……、それはさすがに……」
助手「ほ、ほら!! 漆原さんも居ることだし、入浴は後にしましょ!! そうしましょう!!」
フェイリス「にゃー、じゃあ他のところを探索するにゃ!」
まゆり「おー!」
フェイリス「にゃにゃー、なかなかに広い旅館だったにゃ……」
まゆり「なんだか疲れたねー」
フェイリス「そろそろ部屋に戻るかにゃ」
助手「そうねー、あ、私そこで飲み物買ってから行くわ」
まゆり「あ、私もー」
フェイリス「にゃ、じゃ、先に戻ってるにゃ」
まゆり「後でねー」
萌郁「……」」コク
まゆり「飲み物何にしようかなー」
助手「さすがにドクペは無いわねー」
まゆり「そうだねー、オカリン平気かなー?」
助手「中毒でもあるまいし、ほっといても平気でしょ」
まゆり「そうだねー」
~部屋~
フェイリス「戻ったにゃー」
ルカ子「戻りました……」
岡部「お、帰ってきたな」
鈴羽「あれ? なに食べてるの?」
ダル「ん? ああ、お茶菓子のサービスだって」
鈴羽「食べていいの!?」
岡部「好きなだけ食べるがいい」
鈴羽「本当に!? やったー!」
萌郁「…………」
岡部「ん? どうした萌郁よ」
萌郁「…………ちょっと、疲れた…………」
岡部「なんだ、そんなにはしゃいだのか?」
萌郁「少し…………」
ルカ子「それにしても、いい所ですねー」
岡部「水着を持ってきていれば海水浴も楽しめたかもしれんな」
ルカ子「そうですねー」
ダル「下調べを怠った自分を殴りたいぜ……」
フェイリス「まー、温泉だけでも十分だにゃ~」
萌郁「水着は……、恥ずかしい、から……」
フェイリス「にゃにゃ~!! そんな良いスタイルをして、何を言うか~!!」
萌郁「!!」
フェイリス「触っちゃうぞ~」
岡部「フェイリスよ、そういう百合展開は他所でやれ……」
ダル「水着は無くとも…………」ブツブツ
萌郁「…………」
フェイリス「…………」
ルカ子「……」
鈴羽「はぁ~、なんだか落ち着くね~」
岡部「そうだな、お茶も実にうまい」
フェイリス「海、綺麗だにゃー」
萌郁「……」コク
ルカ子「あ、あっちの方、岬になってるんですね」
ダル「ほんと、いいところだねー」
まゆり「たっだいまー」
助手「あら?」
岡部「お、帰ってきたか」
助手「みんな揃って随分とくつろいでるわねー」
フェイリス「くーにゃんもこっちでノンビリするといいにゃ~」
まゆり「あ、お茶菓子がきてる~」
~夕食~
鈴羽「待ってました~!」
まゆり「何かな何かな~」
助手「やっぱり海の食材が多いわね」
フェイリス「どれもおいしそうだにゃ~」
萌郁「……」コク
岡部「よし、では頂こう」
まゆり「いただきまーす☆」
鈴羽「わぁ! これは何!? これも食べれるの!?」
ダル「阿万音氏、それは飾りだお……」
鈴羽「こっちは? この赤いのは何!?」
岡部「それは刺身のツマの海草だな、食べてみるといい」
鈴羽「おいしそ~!!」
萌郁「鍋……、熱い…………」
助手「これってんんお刺身かしら?」
まゆり「んー、タイだと思うけど」
フェイリス「にゃー、サーモンも美味しいにゃ~」
萌郁「…………、あの……」
岡部「なんだ?」
萌郁「お醤油…………」
岡部「ああ、すまん、ほら」
萌郁「ありがとう……」
岡部「ああ」
萌郁「…………」モグモグ
岡部「うまいか?」
萌郁「……」コク
岡部「そうか、良かったな」
萌郁「…………」コク
岡部「ふう、さすがに量が多かったな」
まゆり「お腹一杯にならなければもっと食べられるのになー」
鈴羽「ほんとにねー、タイムリープしてもう一度食べたいなー」
岡部「そんな下らない事にタイムリープマシンを使おうとくるな」
まゆり「下らなくないよー、これは世界を平和にするとっても立派な使い方だよ?」
岡部「わけがわからん」
萌郁「おいし、かった……」
助手「食べすぎたわー」
フェイリス「にゃー、少し休むにゃ~、温泉はそのあとだにゃ♪」
まゆり「温泉も楽しみだね~」
フェイリス「にゃ~♪」
~入浴~
鈴羽「変な臭いがするー」
フェイリス「硫黄の臭いだにゃ」
まゆり「温泉に来たって感じがするねー」
萌郁「嫌いじゃ、ない……」
助手「…………」
フェイリス「にゃ? くーにゃん、まだ服脱がないのかにゃ?」
助手「へ? へ、ああ、うん、先に行ってて……」
まゆり「ん?」
萌郁「……?」
鈴羽「お風呂ひろーい!」
フェイリス「にゃ~! フェイリスにも見せるにゃ~!」
まゆり「じゃあ、先に入ってるね」
助手「ええ……」
まゆり「おーい、紅莉栖ちゃん早く~」
助手「待ってまゆり……」
フェイリス「にゃにゃ~? 恥ずかしそうにタオルなんか巻いちゃって~」
鈴羽「お湯にタオルを入れないでくださいって書いてあるよ?」
助手「わ、解ってるわよ!!」
フェイリス「にゃ~、気持ち良いにゃ~」
萌郁「……」コク
鈴羽「……」ジー
萌郁「……? な、なに……?」
鈴羽「浮いてる」
萌郁「???」
フェイリス「にゃ~、前々から思っていたけど、やっぱりすごいにゃ~」
萌郁「別に……、そんな…………」
鈴羽「すごいねー」
萌郁「肩、こるし……、不便…………」
助手「嫌味か!?」
フェイリス「にゃ?」
まゆり「紅莉栖ちゃんどうかした?」
助手「へ!? あ、ごめん……」
フェイリス「くーにゃん、気にしてるのかにゃ?」
助手「べ、別にそんな……」///
フェイリス「もみもみすればー、大きくなるかもしれないにゃ!!」ガバッ!
助手「ちょ!! やぁっ……!!」
鈴羽「そうなんだぁ……、私も試してみようかなぁ……」
~男湯~
ダル「…………」
岡部「…………」
『んっ……、や、やめ……』
ダル「けしからんですな……」
岡部「あまり聞くな……」
ダル「いや、ムリだろjk」
岡部「それにしてもルカ子の奴、随分と遅いな」
ダル「…………」
『萌郁さんの触ってもいい?』
岡部「……」
『あ……、あんまり…………、んっ……』
ダル「…………」
岡部「…………」
ルカ子「あ、あの……」
岡部「おお、ルカ子よ、早く入れ」
ルカ子「あ……、えっと…………、はい……」
ダル「……」ゴクリ
ルカ子「し、失礼します……」
岡部「…………」
ルカ子「……」プルプル
岡部「ルカ子よ……」
ルカ子「ひゃい!? あ、な、なんでしょうか……?」
岡部「何で胸元までタオルを巻いているのだ……?」
ルカ子「あ……、その……」
『ちょ、ちょっとまゆり!! きゃあっ!!』
岡部「…………」
ルカ子「……」
『ごめんね紅莉栖ちゃん、でも……、スベスベだから仕方ないのです!!』
岡部「どうしたルカ子よ、入らないのか?」
ルカ子「あ……、いえ……」
『フェイリスにゃ~、もえにゃんの柔らかいにゃ~』
ダル(どの部位のことだぁ!!)
岡部「どうした?」
ルカ子「あの…………」
岡部「何を恥ずかしがっているんだ?」
ルカ子「…………」
『洗いっこするにゃ~♪』
岡部「……?」
『まゆしぃもプニプニで可愛いではないかー』
『フェリスちゃん、なんだかおじさんみたいだよ~』
ダル(これは良――けしからん!!)
ちょっと用事、一時間ほど居なくなる、すまぬ
ただいま戻りました。申し訳
~女湯~
フェイリス「諦めて洗われるにゃ~!」
助手「ちょ! まゆり! フェイリスさんを止めて!!」
まゆり「……」
鈴羽「だめだー、洗われるのが気持ちよすぎて伸びてるよ~」
フェイリス「ふっふっふ~、くーにゃんも気持ちよくさせてあげるのにゃ~」
助手「ちょぉ!! やっ……! んんっ!!」
萌郁(温泉……、気持ち良い…………)
フェイリス「にゃは♪」
助手「やぁ……、くすぐったいってばぁ~!!」
萌郁(岡部君たちも入ってるかな…………)
フェイリス「あわあわにゃ~!!」
鈴羽「大変だねー」
フェイリス「にゃっふっふ~、くーにゃんの次は……」
鈴羽「ひぃ!!」
~男湯~
岡部「それにしても向こうは元気だな」
ルカ子「そ、そうですね……」
ダル「ふいー、あったまるー」
ルカ子「そう、ですね……」
岡部「どれ、俺たち背中を流してやろう、ほら、ルカ子」
ルカ子「ほぁ!?」
岡部「な、なんだ?」
ルカ子「いいい、いえ、すみません!! あ、いえ……、その…………」
岡部「ほら、タオルをとれ、洗えないだろ」
ルカ子「いいいい、いいいいえ!!!」
ルカ子「…………」
ゴッシゴッシ
岡部「かゆい所はないか?」
ルカ子「はい……」
岡部「そうか。それにしても、相変わらず細い体をしているな」ゴシゴシ
ルカ子「は、はい…………」
岡部「流すぞ」
ルカ子「はい……!」
岡部「たまにはいいものだな」
ルカ子「あ、あのおか、あ、凶真さんも……!!」
岡部「ついでにシャンプーもしてやろう」
ルカ子「あうぅ…………」
ダル(オカリン……、アンタって人は…………)
岡部「ちゃんと目を瞑って居ろよ」
ルカ子「はい…………」
岡部「かゆかったら言えよー」
ルカ子(何も見えないと…………、なんだか…………)
岡部「どうだー?」
ルカ子「はい…………、気持ち、良いです……」
ルカ子(凶真さんの声が耳元で…………)
岡部「よし、流すぞー」
ルカ子「あ…………、はい……」
『ちょ!! 秋葉留未穂!! やっ……!! んっ…………!!』
ルカ子「あ、あの…………」
岡部「ん?」
ルカ子「凶真さんも…………」
岡部「なんだ、洗ってくれるのか?」
ルカ子「は、はい!!」
ダル(あり……、だな……)
岡部「じゃあ頼む」
ルカ子「はい!!」
ゴッシゴッシ
ルカ子「い、痛くありませんか?」
岡部「いや、ちょうどいいぞ、気持ち良いくらいだ」
ルカ子「良かったです……」///
ダル「いいもんですなー」
岡部「ん? 何か言ったか?」
ダル「いや、別にー」
ルカ子「//////」
~女湯~
鈴羽「ふにゅ……」
まゆり「はうー……」
助手「 」
フェイリス「にゃふー♪ さてさて、お次は~♪」
萌郁「…………」
フェイリス「もえにゃんの番だにゃ♪」
萌郁「洗って……、くれるの……?」
フェイリス「当然だにゃ♪」
萌郁「そう、なんだ……」
フェイリス「むしろメインディッシュにゃ……」ボソッ
萌郁「?」
フェイリス「さあさあこちらへ~♪」
萌郁「……」コク
フェイリス「にゃ~、身長もあるから洗いがいがありそうだにゃ~」
萌郁「……」
フェイリス「じゃあはじめるにゃ~」
ニュルニュル
萌郁「た、タオル……、使わないの…………?」
フェイリス「手であらったほうがぁ……、気持ちいいにゃ♪」
ニュルン♪
萌郁「んっ…………」
フェイリス「我慢なんてしなくていいにゃーよ~?」
スリスリ
萌郁「っ……!」
フェイリス「んにゃ~、良い手触りだにゃ~♪」
萌郁「ちょっと…………、くすぐったい…………」
フェイリス「そのうち気持ちよくなってくるにゃ~」
萌郁「んにゃっ……!!」
フェイリス「んふっ♪ 可愛い声……、出てきたにゃ~」
萌郁「……///」
フェイリス「前も任せておくにゃ!」
ニュルン
萌郁「にゃっ!!」
フェイリス「ほれほれ~、けしからんおっぱいは、後ろからニュルニュルするにゃ~」
萌郁「あっ……」
フェイリス「それにしても……、すごい弾力だにゃ……」
萌郁「後は……、自分で……」
フェイリス「ダメダメぇ~、フェイリスに任せておけばいいのにゃ~♪」
モニュモニュ
萌郁「…………っ」
フェイリス「気持ちいいかにゃ~?」
萌郁「……」コク
フェイリス「もぉっと気持ちよくするにゃ~♪」
ニュモニュモ ニュル♪
萌郁「ん…………」
フェイリス「にゃは♪」
萌郁「…………」
鈴羽「一緒に入ればいいじゃん」
ごちそうさまです
フェイリス「ふぅ……、なかなかしぶといにゃーね」
萌郁「あの……」
フェイリス「にゃ?」
萌郁「私も……、洗って……」
フェイリス「にゃ? 洗ってくれるのかにゃ?」
萌郁「……」コク
フェイリス「ふにゃ、じゃあ頼んじゃおうかにゃ」
萌郁「…………」コク
フェイリス「フェイリスが終わったらもえにゃんの続きだにゃ♪」
萌郁「…………」
シュルン
フェイリス「にゃっ!!」
モニュモニュ
フェイリス「にゃー!!」
>>67
ちょっと席をはずしてもいいだろうか……
萌郁「こう……?」
ニュモニュモ
フェイリス「にゃっ!! んにゃぁ!!」
萌郁「…………、ここ……?」
ニュモ
フェイリス「わ、わき腹はらめにゃぁぁぁぁぁ!!」
萌郁「ごめん、なさい……、じゃあ…………」
シュル ムニ
フェイリス「にゃっ!! む、胸は自分でっ……、んんっ……」
萌郁「さっき……、やってもらったから……」
フェイリス「んにゃぁ……」
萌郁「がんばる……」
フェイリス(せ、背中に柔らかいのが当たってるにゃ~!! ムニムニされながら背中もムニムニにゃぁぁ!!)
萌郁「…………」
ムニムニ モニュモニュ
フェイリス「 」
萌郁「?」
萌郁「あ、あの……」
まゆり「フェリスちゃん……、どうしてこんな……」
助手「何がどうなって……」
萌郁「洗ったら…………、こう、なった……」
鈴羽「…………、上がろうか……」
まゆり「うん……」
助手「…………」
萌郁「?」
フェイリス「」
~部屋~
岡部「おお、戻ってきたか」
萌郁「……」コク
岡部「ん? フェイリス、どうかしたか?」
フェイリス「にゃ……、何でもないにゃ……」
岡部「?」
まゆり「あれ? ルカ君どうかした?」
ルカ子「へ!? あ、ううん……、なんでもないよ……」
まゆり「ん?」
ルカ子「///」
鈴羽「あっついねー」
助手「売店でアイスでも買って来ようかしら」
ダル「お、いいねー」
~売店~
まゆり「んー、何がいいかなー」
助手「そうねー」
フェイリス「……」
ルカ子「……」
岡部「どうしたお前ら、選ばないのか?」
フェイリス「にゃ……」
ルカ子「あ、はい……、選びます……」
鈴羽「どれも美味しそうだなー、どれにしようかなー」
ダル「僕はスイカバーにしとこうかな」
鈴羽「スイカなの?」
ダル「スイカに似せたアイスだお」
鈴羽「へー、そうなんだー、あ! メロンバーっていうのもある!!」
ダル「んー、メロンバーは個人的にはナシかなー」
鈴羽「そうなの?」
鈴羽ァハァ(´Д` )
助手「私はソフトクリームにしようかしら」
萌郁「あずきばー……」
岡部「なんだ? 好きなのか?」
萌郁「たまに……、食べたくなる……」
岡部「ああ、なんとなく解るな」
萌郁「……」コク
岡部「俺もあずきバーにするかな」
萌郁「ん……」
助手「わ、私もあずきバーにしようかしら……」
岡部「なんだ? お前もか?」
助手「え、ええ……」
岡部「たまには良いからな」
助手「そ、そうね……」
鈴羽「おいしー」
ダル「スイカバーいいおスイカバー」
鈴羽「スイカバーにしてよかったー」
まゆり「なんだかラブラブだねー」
鈴羽「やめてよー」
ダル「スイカバーうまー」
助手「…………、あずきバー…………」
萌郁「おいしい……」
岡部「だな」
まゆり「フェリスちゃんはなににしたの?」
フェイリス「フェイリスはオレンジシャーベットにしたにゃ♪」
まゆり「あー、まゆしぃもそっちにすればよかったかなー」
萌郁「……」ペロペロ
岡部「……」シャリ
助手「…………」
岡部「どうした助手よ、溶けてしまうぞ?」
助手「へ? あ、うん……」
萌郁「おいしい……」ペロペロ
岡部「……」シャクシャク
助手「……はぁ」
ダル「ん?」
鈴羽「スイカバーおいしいねー」
ダル「あ、うん」
まゆり「涼しくなってきたねー」
岡部「そうだな」
萌郁「すこし……、さむい……」
岡部「なんだ、アイスで冷えたか?」
萌郁「そう、かも……」
岡部「なんならもう一度温泉にでも」
萌郁「ん……、少ししたら、入る……」
まゆり「露天もあるから後で行こうねー」
萌郁「……」コク
助手「私も少し寒いかな……」
岡部「……」
ダル「牧瀬氏も温泉行ってくればいいお」
助手「…………、そうね……」
萌郁「?」
フェイリス「にゃ~、露天風呂にゃ~!」
ちょっとメシ喰ってくる
~露天風呂~
まゆり「綺麗~」
フェイリス「にゃ~、海が見えるにゃ~」
助手「すごいわねー」
鈴羽「あ、見て見て! 月が海面に映ってるよ!」
萌郁「きれい……」
フェイリス「にゃ~、風流だにゃ~」
ガラ
岡部「おお、なかなか良いではないか」
ダル「だねー」
ルカ子「綺麗……、ですね……」
助手「え……」
岡部「…………は?」
助手「ちょっ!! は? え? なんでアンタ達が!!」
岡部「おおお、落ち着け助手よ!! すまん!! 間違えた!!」
ダル「つーか、間違える事なんてなくね? 僕たち男湯を通ってきたじゃん」
ルカ子「もしかして……、繋がってるんじゃ……」
フェイリス「くーにゃん!! とにかく前を隠すにゃ~!!」
助手「はっ!! み、見ないでよ変態!!」
岡部「誰が変態か!! そもそも貴様のような貧相な体になど興味はないわ!!」
助手「だ、誰が貧相な体だ!!」
まゆり「紅莉栖ちゃん、いいから隠さないと」
助手「ぬわー!!」
萌郁「なに……、これ……」
鈴羽「別に少しくらい見られても良いじゃん」
まゆり「鈴さんはもっとちゃんと隠して!!」
ダル「なんぞこれ……」
フェイリス「つまり、この露天風呂は女湯からでも男湯からでも入れたおいうわけかにゃ……」
まゆり「混浴だったんだねぇ」
岡部「そうらしいな」
助手「で、あんた達はいつまで居るつもりよ」
ルカ子「あ、すみません……」
鈴羽「とにかく一回出ようよ」
フェイリス「そうするにゃ~」
萌郁「……」コク
岡部「い、言っておくが、俺は悪くないぞ!」
助手「はいはい、言い訳乙」
ダル「なんだか変な作りだねー」
鈴羽「そうだねー」
~脱衣所前~
岡部「おい助手よ」
助手「助手じゃないがなにか」
岡部「この注意書きには気付いたk?」
助手「は?」
『露天風呂は混浴となっております。
ご利用の際は水着を着用して下さい。
※水着はフロントにて貸し出しております。』
助手「…………」
岡部「……」
フェイリス「にゃー、こんなシステムになってたとは……」
まゆり「じゃあ借りてこよー」
鈴羽「おー!」
助手「え? ちょ、入るわけ!?」
~再度 露天風呂~
岡部「ふむ、水着で風呂とはおかしな感覚だな」
ダル「でも最近は増えてるらしいよ」
ルカ子「そうなんですかー」
岡部「……」
ルカ子「どうかしましたか?」
岡部「なぜお前は女物の水着なのだ?」
ルカ子「あ……、えっと……、旅館の方が……」
岡部「そうなのか……」
ルカ子「はい……」
フェイリス「お待たせにゃーん♪」
まゆり「これで入れるね~」
萌郁「……」コク
ダル「フェイリスたんの水着姿……、いい!!」
岡部「いや、さっき全裸を見ただろう」
フェイリス「凶真、フェイリスの裸見たのかにゃ!?」
岡部「あ、いや、見てない! 見てないぞ~!!」
萌郁「見て、た……?」
岡部「見てないと言っておろうが!!」
鈴羽「別に良いじゃんそれくらい」
岡部「お前は少しは恥ずかしがれ!!」
助手「ほ、ホントに一緒に入るの……?」
まゆり「紅莉栖ちゃん、隠れてないできなよー」
助手「うう……、なんでそんなにアグレッシブなのよ……」
フェイリス「はにゃ~、気持ちいいにゃ~」
岡部「夜空も美しいな」
萌郁「……」コク
岡部「こうして大人数で入るってのもいいもんだな」
まゆり「だねー」
萌郁「いい……」
助手「すっかりくつろいでるし……」
フェイリス「にゃは~、やっぱり露天風呂は最高だにゃ~」
鈴羽「ホントだねー」
ルカ子「あ、入り江が見えますよー」
ダル「夜の海って何だか怖いけど、こうして見ると良いもんだねー」
ルカ子「はいー」
助手「はぁ……」
まゆり「あー、明日で帰るのかー」
フェイリス「にゃー、あっという間だったにゃー」
岡部「まだまだ夜はこれからだ!!」
萌郁「?」
~部屋~
岡部「いやー、いい湯だったな!」
助手「なんだか疲れたけど……」
フェイリス「少し休んだら卓球するにゃ!」
まゆり「卓球台あるの?」
フェイリス「さっき戻ってくるときに見つけたにゃ♪」
岡部「温泉といえば卓球……、いや! ピンポンだ!!」
助手「意味がわからん……」
萌郁「ピンポン…………」
岡部「さっそく行くぞ!!」
助手「私はもう少し休んでるわ」
鈴羽「ピンポンってなに?」
ダル「卓球の別名だお」
ルカ子「僕も少し休んでから行きますね」
~遊戯場~
鈴羽「おりゃ!」カコン
フェイリス「にゃにゃ!!」カコン
ダル「二人とも元気すぎるお……」
岡部「うむ……、少し疲れた……」
萌郁「…………」コク
まゆり「あ、見てみて~、古いガチャガチャがあるよー」
ダル「うわ、これはまた懐かしい……」
まゆり「向こうのゲームもかなり古いよ~」
岡部「何でこういう所には古いゲームがあるのだろうな」
ダル「なんとなくプレイしちゃうよねー」
萌郁「これ……、なに……?」
岡部「ん? ああ、ブロック崩しだな」
ダル「うわ、懐かしい。というかこの筐体は初めて見たかも」
まゆり「萌郁さん、やってみる?」
萌郁「どう、やるの……?」
岡部「どれ、手本をみせてやろう……」
カチャ
岡部「ぬ……、ふん……、お……、あ……」
ダル「ぜんぜんダメじゃん……」
まゆり「オカリン下手~」
岡部「うう、うるさい!! 古いから反応が悪いのだ!!」
萌郁「そう、なんだ……」
岡部「ほら、お前もやってみるといい」
萌郁「……」コク
岡部「なん……、だと……」
萌郁「……」カコカコ
まゆり「萌郁さんすごーい」
萌郁「……」カコカコ
岡部「こんな、こんなはず……」
ダル「オカリン涙ふけよ」
フェイリス「にゃ? 何してるに?」
鈴羽「なになに~?」
岡部「おお、そっちは終わったのか?」
フェイリス「にゃ~、フェイリスの負けだったにゃ~」
鈴羽「楽しかったね~」
フェイリス「疲れたけど、楽しかったのはたしかだにゃ♪」
萌郁「あ……」
まゆり「あー、おしかったねー」
萌郁「……」コク
鈴羽「これってどういうゲームなの?」
ダル「タマを跳ね返してブロックを壊していくゲームだお」
鈴羽「なんで?」
ダル「へ?」
鈴羽「壊すと何があるの?」
ダル「えっと……、なんだろ……」
鈴羽「目的もないのに壊すの?」
ダル「あっと……、壊す事が目的……?」
鈴羽「ふーん」
鈴羽「私もやってみようかなぁ」
フェイリス「頑張るにゃ♪」
鈴羽「よーし、頑張るぞー!」
萌郁「目……、疲れた……」
岡部「すごい集中力だったな」
萌郁「シパシパする……」
岡部「目薬ならあるぞ?」
萌郁「借りて、いい……?」
岡部「ああ、部屋にある、行くか」
萌郁「……」コク
まゆり「あ、ダルくん、エアホッケーやろうよ!」
ダル「お、いいねー」
鈴羽「ぬー、難しいよこれー」
フェイリス「フェイリスに任せるにゃ!!」
~部屋~
岡部「あれ、助手とルカ子は居ないのか?」
萌郁「そう、みたい……」
岡部「まあいい、目薬目薬っと……」
萌郁「ある……?」
岡部「ほら」
萌郁「ありがとう……」
岡部「ああ」
萌郁「……」
ポタッ
萌郁「あ……」
岡部「…………」
萌郁「…………、あ……」ポタポタッ
岡部「下手だな」
萌郁「うまく……できない……」
岡部「どれ、かしてみろ」
萌郁「ん……」
ポタッ
萌郁「!!」
岡部「あ、こら、瞬きをするな」
萌郁「びっくりして……」
岡部「もう一度だ」
萌郁「……」コク
岡部「いいか? 行くぞ……」
萌郁「……」プルプル
ポタ
岡部「しみるか?」
萌郁「ん……」
岡部「そっちの目は閉じてろ、反対にもやるぞ」
萌郁「……」プルプル
岡部「こら、顔を動かすな」
萌郁「ん……」
岡部「行くぞ?」
萌郁「……」コク
ポタ
萌郁「あ……」
岡部「目薬をさす時に頷くな……」
萌郁「ごめん、なさい……」
岡部「顔、おさえるぞ」
萌郁「ん……」
岡部「いくぞ……」
ポタタ
萌郁「!」
岡部「よし、ほら、目閉じてろ」
萌郁「ん……」コク
岡部「ああ、ああ、垂れてきてしまったな」
萌郁「ティッシュ……、欲しい……」
岡部「待ってろ、今拭ってやる……」
ゴソゴソ
萌郁(見えないと、へんな感じ……)
岡部「ほら……」
ゴシゴシ
萌郁「ありがとう……」
~部屋の前~
『イクぞ……』
『……ほら、目を……』
『垂れてきて……』
『拭ってや……』
助手(なんぞこれー!!)
助手(ちょっと部屋を空けたら、ななな、ナニをしとるんじゃー!)
助手「ううう漆原さん、コレって……」ヒソヒソ
ルカ子「何をしてるんでしょう……」
助手「何って……、ナニかしら……」
ルカ子「何でしょうね……」
助手「とと、とにかく今入っていくのはまずいわね……」
ルカ子「少し時間を空けましょう……」
~部屋~
岡部「どうだ?」
萌郁「楽に、なった……」
岡部「そうか、どうする? 戻るか?」
萌郁「ん……、どっちでも、いい……」
岡部「そうか……」
萌郁「……」コク
岡部「どうせだし、少し散歩でもするか」
萌郁「岡部君がそうしたいなら……、いく……」
岡部「よし、夜は冷えるから羽織でも着ていけ」
萌郁「……」コク
( ^) 温泉か…
( ) ̄
( | | )
_(^o^) フンッ!
( )|
( | | )
( ^o) うわっ!
 ̄( )
( // )
(o^ ) なんだこれ!熱っ!
( )ヽ
| |
..三 \ \ V / (o^ ) 三 マグマだー♪
三 \ \ V / ( )ヽ 三
三 \ \ | / / / 三
三 ( ^o) \ V // / / 三 マグマだー♪
三/( ) \ V / (o^/ 三
三 ヽヽ \ | /( / 三
..三/( ) \ V / (o^ ) 三
三 ヽヽ^o) \ V / ( )ヽ 三
三 \ )\ | (o^/ / / 三
~砂浜~
岡部「やはり少し冷えるな。寒くないか?」
萌郁「平気……」
岡部「俺も何か羽織ってくればよかったな」
萌郁「私の……、着る……?」
岡部「それではお前が寒いだろう。歩いていれば暖かくなるだろう」
萌郁「ん……」
岡部「静かだな……」
萌郁「夜……、だから……」
岡部「そうだな、ここら辺は家もないしな」
萌郁「……」コク
岡部「星が綺麗だなー」
萌郁「きれい……」
岡部「来てよかったな……」
萌郁「……」コク
岡部「また来よう」
萌郁「うん……」
岡部「お、向こうに灯台が見えるぞ」
萌郁「どれ……?」
岡部「ほら、あれ」
萌郁「よく、わからない……」
岡部「ほら、あそこ」ズイ
萌郁「あ……」
岡部「な?」
萌郁「ん……///」
岡部「ん? どうかしたか?」
萌郁「なんでも、ない……」
岡部「そろそろ戻るか」
萌郁「……」コク
トコトコ
岡部「……」
萌郁「……」
トコトコ
萌郁「あの……、岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「ありがとう……」
岡部「朝も聞いたぞ」
萌郁「そう……、だけど……」
岡部「ああ」
萌郁「でも、嬉しかったから……」
岡部「そっか」
萌郁「……」コク
~遊戯場~
ルカ子「あの……」
助手(なにしてたんだろう……)カコカコ
ルカ子「みなさん戻ってしまいましたよ?」
助手(気になる……)カコカコ
ルカ子「あ、あの……」
助手「へ!?」
ルカ子「あ……、すみません……、ゲームの邪魔して……」
助手「あ、いえ……」
ルカ子「インベーダー、お好きなんですか……?」
助手「へ?」
ルカ子「随分と熱心にやられていたので……」
助手「あ、うん……、そう、かも……」
ルカ子「あの……、皆さんお部屋に戻られましたけど……」
助手「え? あ……、本当だ……」
ルカ子「私たちも戻りますか?」
助手「え、ええ……、そうね……」
ルカ子「……」
助手(流石にもう終わってるわよね……)
ルカ子「じゃあ……」
助手「ええ、戻りましょう」
ルカ子「はい……」
助手(平気……、よね……?)
ルカ子(なんだか変な人だな……)
~部屋~
助手「あれ?」
ルカ子「どうかされましたか?」
助手「みんな部屋に戻ったのよね?」
ルカ子「ええ」
助手「誰も居ないけど……」
ルカ子「え?」
助手「どこ行ったのかしら」
ルカ子「さぁ……、売店にでも言ってるのでしょうか」
助手(岡部と桐生さんもいないし……)
ルカ子「とりあえず待っていましょうか」
助手「そうね」
~20分後~
助手「戻って来ないわね……」
ルカ子「そう……、ですね……」
助手「…………」
ルカ子「……」
助手「テレビでも見ましょうか?」
ルカ子「そうですね」
助手「あら?」
ルカ子「どうかしましたか?」
助手「壊れてるのかしら、点かないわ」
ルカ子「あ、ここにお金を入れるんじゃないでしょうか」
助手「へ? 有料なの?」
ルカ子「そうみたいです」
助手「こんなのがあるのねー」
ルカ子「最近はあまり見ませんけど」
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
ほ
チャリン
『んっ……、あんっ……!』
助手「!!」
ルカ子「!!」
『あはっ……、んんっ……』
助手「ちょ!! 何よこれ!?」
ルカ子「な、なんでこんな……!!」
助手「えっと……ど、どうやって変えるのかしら」ワタワタ
ルカ子「えっと……、説明書は……」
『あんっ……、おっきいぃ……』
助手「こ、これかしら!」
『この豚が! パシーンッ!! ほら……、コレが良いんでしょ?』
助手「!!」
ルカ子「!!!」
助手「なんなのよもう!!」
ルカ子「あ!! たぶんこれです!!」
ポチッ
『明日は全国的に……』
助手「……」
ルカ子「……」
助手「ごめんなさいね、漆原さん……」
ルカ子「いえ……」
助手「……」
ルカ子「……」
助手「…………」モジモジ
ルカ子「……」モゾモゾ
助手「う、漆原さんって……、男……、なのよね?」
ルカ子「は、はい……」
助手「そうよね……」
ルカ子「そうですけど……」
助手「う、うん……」
ルカ子「……」
助手「岡部たち遅いわねー」
ルカ子「そ、そうですねー」
助手「何してるのかしらねー」
ルカ子「桐生さんも一緒でしょうか」
助手「そうだった……」orz
ルカ子「あ、すみません……」
助手「いいのよ……」
ルカ子「あ、あの……」
助手「ん?」
ルカ子「牧瀬さんは……、凶真さんの事……、どう思ってるんですか?」
助手「へ!?」
ルカ子「好き、ですか……?」
助手「ななな、何を突然!」
ルカ子「いえ……、見ていてなんとなく……」
助手「あ……、えと……、好きっていうか……、その……///」
ルカ子「……」
助手「気になるっていうか……」
ルカ子「好き、ですよね?」
助手「そう、かも……///」
ルカ子「僕も……、好きですよ」
助手「ほえ!?」
ルカ子「あ、変な意味ではなくて……、なんというか……、強い憧れ、みたいな感じで」
助手「そ、そうよね、びっくりしたー」
ルカ子「すみません」
助手「男同士ですものねー」
ルカ子「はい……」
助手「でもあんなのの何処に憧れてるのよ」
ルカ子「なんというか……、優しい所、でしょうか……」
助手「あー、何となく解るかも」
ルカ子「はい」
~部屋の前~
フェイリス「にゃんと……」
岡部「ん? お前ら何してるんだ?」
まゆり「しー!」
岡部「お、おう……」
『好きっていうか……、気になる…………』
岡部「?」
『僕も……、好きです…………』
フェイリス「にょほ~!!」
まゆり「わぁ~!」
ダル「やっぱり盗み聞きは良くないんじゃ……」
鈴羽「しー! 静かに!!」
ダル「はい……」
岡部「楽しそうだな……」
萌郁「よく、わからない……」
岡部「部屋に入れないというなら俺はもう一度風呂にでも入ってくるかな」
萌郁「私も……、行く……」
フェイリス「いってらっしゃいにゃ~」
まゆり「これからどうなるかな~」ワクワク
鈴羽「なんだかドキドキするね~」
ダル「なんだろうこれ……」
岡部「じゃあ、いってくる……」
萌郁「……」
フェイリス「キスするのかにゃ!?」ヒソヒソ
まゆり「ドキドキするね~!」ヒソヒソ
鈴羽「ちょっと、もう少し静かに!!」ヒソヒソ
~露天風呂~
岡部「ふぅ……、暖まるな」
萌郁「……」コク
岡部「散歩で少し冷えたからな」
萌郁「でも……、楽しかった…………」
岡部「そうだな」
萌郁「ん……」
岡部「灯台、光ってたな」
萌郁「きれい、だった……」
岡部「ああ」
チャプン……
萌郁「あ……」
岡部「あ、すまん、近すぎたか?」
萌郁「別に……、平気……」
岡部「……」
萌郁「……」
岡部「……」
萌郁「あの……、岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「その……」
岡部「ありがとうなら言わなくていいぞ」
萌郁「うん……」
岡部「…………」
萌郁「…………」
岡部「……」
萌郁「ありがとう…………」
岡部「結局言うのか」
萌郁「ん……」
岡部「お前だってラボメンなんだから、当然だと言っただろ」
萌郁「ん……。でも、嬉しい気持ちに、なったから……」
岡部「そっか……」
萌郁「……」コク
岡部「ま、感謝されるのは嫌ではないな」
萌郁「なら、よかった……」
岡部「ん……」
萌郁「……」コク
岡部「……」
萌郁「…………………………ちょっと恥ずかしい」
岡部「だな……」
( ^) 温泉か…
( ) ̄
( | | )
_(^o^) フンッ!
( )|
( | | )
( ^o) うわっ!
 ̄( )
( // )
(o^ ) なんだこれ!熱っ!
( )ヽ
| |
..三 \ \ V / (o^ ) 三 マグマだー♪
三 \ \ V / ( )ヽ 三
三 \ \ | / / / 三
三 ( ^o) \ V // / / 三 マグマだー♪
三/( ) \ V / (o^/ 三
三 ヽヽ \ | /( / 三
..三/( ) \ V / (o^ ) 三
三 ヽヽ^o) \ V / ( )ヽ 三
三 \ )\ | (o^/ / / 三
~部屋~
助手「遅いわね……」
ルカ子「はい……」
助手「…………」
ルカ子「……」
ヒソヒソ コソコソ
助手「?」
ルカ子「なんでしょうか」
助手「さあ?」
ルカ子「見てきますね」
助手「ええ」
ヤバイッテ! ヒソヒソ
ガラ
フェイリス「………………、にゃは♪」
助手「…………、は?」
ルカ子「えっと……」
まゆり「あ、えっと……、違うんだよ? 盗み聞きしてたとかじゃないいんだよ!?」
鈴羽「そうだよ!! 別に好きとかキライとか聞いてないからね!!」
フェイリス「にゃははぁ……」
助手「全部……、聞いて……?」
まゆり「あ、あのね、まゆしぃはとっても素敵だと思うのです!」
鈴羽「そうだよ!! いいことだと思うよ~」
助手「は、はは……」
まゆり「あのね、まゆしぃ達は少し驚いただけっていうか、その……、ね?」
助手「/////」ダッ!
まゆり「紅莉栖ちゃんとルカ君が恋人どうしになるのは良い事なんだけどね……、ってあれ?」
ダル「牧瀬氏はすごい勢いで逃げていったわけだが」
フェイリス「にゃー、悪い事しちゃったにゃー」
まゆり「ごめんねルカ君、邪魔しちゃったね」
ルカ子「あの……、まゆりちゃん?」
鈴羽「ごめんねー、つい気になっちゃってぇ……」
ルカ子「へ?」
フェイリス「でも、恋人かぁ~、なんだか素敵なにゃぁ~」
ルカ子「ちょ、え? あれ?」
鈴羽「なんだかこう胸の辺りがきゅーってなるよねー」
まゆり「そうだねぇ~」
ダル「まさかの展開に僕の息子も生き生きしてるお!」
ルカ子「ちょ、ちょっとみなさん!?」
フェイリス「にゃはぁ~、旅行マジックだにゃ~」
まゆり「だね~」
鈴羽「すごいね~」
ルカ子「え? ええ!?」
~露天風呂~
岡部「星座とかってわかるか?」
萌郁「あんまり……」
岡部「詳しかったりするとこういう時に気の利いた口説き文句でも言うのだろうな」
萌郁「口説き文句…………」
岡部「あ、変な意味で言ったわけではないぞ……?」
萌郁「……」コク
岡部「まあでも……、こういう旅行だと妙に浮かれてそんなイベントがあったりするのだろうな」
萌郁「そう、なの……?」
岡部「リアルが充実している人間はそうらしいぞ」
萌郁「そう、なんだ……」
岡部「うむ、まぁ、俺には関係の無い事ではあるがな」
萌郁「関係、無いの……?」
岡部「関係ないだろう、こうしてお前と温泉に浸かっていてもにあまり意識しないしな」
萌郁「そう…………」ショボン
岡部「気を使わずに居られるのが一番だ」
萌郁「そっか……///」
岡部「どうかしたか?」
萌郁「なんでも、ない……」
岡部「変な奴だな」
萌郁「いつも通り……」
岡部「それもそうだな」
萌郁「うん…………♪」
岡部「…………ふぅ、落ち着くな~」
萌郁「……」コク
~遊戯場~
助手「……」カコカコ
助手「……」カタカタ
助手「あ……」
ドーン
助手「…………」チャリン
助手「……」カタカタ
助手「………………」
ドーン
助手「岡部……、何処行ったんだろ……」
チャリン
助手「…………」カコカコ
助手「…………」カコ
~部屋~
ルカ子「ですから、勘違いなんです……」
フェイリス「にゃにゃ、そいつはゴメンだにゃ」
まゆり「あちゃ~、早とちりしてしまったのです」
鈴羽「牧瀬紅莉栖、怒ってるかな~」
ダル「さぁ」
ルカ子「僕、探してきますね」
まゆり「あ、私も行くよー」
フェイリス「フェイリス達もいくにゃ」
鈴羽「よーし」
ダル「はぁ……」
鈴羽「ほら早くー」
ダル「わ、わかってるお」
まゆり「手分けして探そー」
フェイリス「おー!」
~露天風呂~
岡部「そういえば、部屋、どうなってるかな」
萌郁「…………?」
岡部「中に入れなかったけども……、まさか中で何かしていたのでは……」
萌郁「さぁ……」
岡部「うーむ、何か事件……、いや、機関の罠……」
萌郁「人、いたから……、平気…………」
岡部「それもそうだな」
萌郁「ん……」
岡部「あいつらもあんな事してないで温泉を楽しめばいいのにな」
萌郁「……」コク
岡部「ふいー」ノビー
萌郁「……」ノビー
岡部「そろそろ上がるか」
萌郁「……」コク
~遊戯場~
助手「…………」カコカコ
助手「インベーダー面白いなー」カコカコ
助手「…………」カコカコ
助手「なにやってんだろ、私…………」カコカコ
岡部「ん? おい、助手、そんな所で何してる?」
助手「岡部!?」パァ
萌郁「……」
助手「と、桐生さん……」
岡部「一人でゲームとは、暗い奴め」
助手「いいでしょ別に」
岡部「まあ、好きにするといい、熱中しすぎて遅くなるなよ」
助手「はいはい、解ってるわよ…………」
『game over』
チャリン
( ^) 地面か…
( ) ̄
( | | )
( )|
( | | )
( ^o) うわっ!
 ̄( )
( // )
(o^ ) なんだこれ!熱っ!
( )ヽ
| |
..三 \ \ V / (o^ ) 三 マグマだー♪
三 \ \ V / ( )ヽ 三
三 \ \ | / / / 三
三 ( ^o) \ V // / / 三 マグマだー♪
三/( ) \ V / (o^/ 三
三 ヽヽ \ | /( / 三
..三/( ) \ V / (o^ ) 三
三 ヽヽ^o) \ V / ( )ヽ 三
三 \ )\ | (o^/ / / 三
( ^) 地面か…
( ) ̄
( | | )
( )|
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( ^o) うわっ!
 ̄( )
( // )
(o^ ) なんだこれ!熱っ!
( )ヽ
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..三 \ \ V / (o^ ) 三 マグマだー♪
三 \ \ V / ( )ヽ 三
三 \ \ | / / / 三
三 ( ^o) \ V // / / 三 マグマだー♪
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..三/( ) \ V / (o^ ) 三
三 ヽヽ^o) \ V / ( )ヽ 三
三 \ )\ | (o^/ / / 三
~廊下~
まゆり「居ないねー」
フェイリス「そうだにゃ~」
ダル「もう戻ってるんじゃね?」
鈴羽「そうかもねー」
まゆり「戻ってみようか」
ルカ子「あの、僕はもう少しだけ……」
まゆり「あ、じゃあまゆしぃも……」
ルカ子「ううん、気にしないで、戻ってるかもしれないし、まゆりちゃんは部屋を見てきて」
まゆり「うん……」
ルカ子「じゃあ、後でね。すぐ戻るから!」
まゆり「あ……」
フェイリス「行っちゃったにゃ」
鈴羽「愛の力?」
ダル「本人が否定してたっしょ」
~遊戯場~
ルカ子「あの……」
助手「漆原さん……」
ルカ子「やっぱり、ここでしたか……」
助手「…………」
ルカ子「皆さん心配していますよ」
助手「うん……」
ルカ子「誤解も解きましたから……」
助手「そう……」
ルカ子「………………、何か、ありましたか?」
助手「………………、ちょっと……、ね……」
ルカ子「…………、凶真さん、ですか……?
助手「そんなところ……」
ルカ子「そう、ですか……」
助手「ん……」
ルカ子「凶真さんに会ったんですね」
助手「何でもお見通しね」
ルカ子「そんな事は……」
助手「なんていうんだろう……、敵わないなぁって……」
ルカ子「え……?」
助手「より厨二っぽく言えば、敵わないし、叶わない……、そんな感じよ」
ルカ子「…………、桐生さん……、ですか?」
助手「そ。後ろに居たんだ、あいつの後ろに」
ルカ子「……」
助手「私の位置だと思ってたのになぁ」
ルカ子「そう、ですか……」
助手「ごめんなさいね、愚痴聞かせちゃって」
ルカ子「いえ……」
助手「戻りましょう、これ以上みんなに迷惑かけたくないし」
ルカ子「…………、はい……」
~部屋~
ダル「やっぱり戻ってないねー」
フェイリス「にゃー、何処行ったのかにゃー」
まゆり「うーん」
岡部「ん? お前らどうかしたのか?」
鈴羽「あ、岡部倫太郎! あのね、牧瀬紅莉栖がどっか行っちゃったんだよ!」
岡部「助手ならさっき遊戯場で会ったぞ」
鈴羽「本当!?」
岡部「ああ、ゲームしてたから、飽きたら戻ってくるだろ」
まゆり「なんだ、そうだったんだー」
フェイリス「にゃー、安心したにゃー、戻ってきたら謝るのにゃ」
鈴羽「だねー」
萌郁「?」
岡部「なんだか良く解らんが、面倒は起こすなよ」
~廊下~
助手「大丈夫かな? みんなに心配かけちゃったみたいだし……、いまさら戻ったら迷惑かな?」
ルカ子「平気ですよ、みなさん早く戻ってきてほしいって思ってますって」
助手「そうかな? あ、岡部も戻ってるよね? 変じゃない? 私の表情平気かな?」
ルカ子「平気ですよ、ちゃんといつも通りですよ」
助手「いつも通りってなに!? 引きつってる? 怒ってる!? どれ? どれなの!?」
ルカ子「…………、いいから行きましょう」
助手「え!? ちょ、私面倒くさいかな!? ね? ねぇ!?」
ルカ子「はいはい、行きますよー」
助手「うう……、胃が痛くなってきた…………」
ルカ子「牧瀬さんって意外と子供っぽいですね」
助手「子供っぽい!? だからダメなのかな? やっぱり大人の魅力がいいの!? なんなの!! なんなのよ男ってー!!」
ルカ子「大丈夫ですよ、可愛いですから」クスクス
助手「そう、かなぁ……」
~部屋~
『ほら、開けますよ』
『ちょ、ちょっと待って!!』
『またですかぁ? はい、深呼吸~』
岡部「…………、何をしとるんだあいつらは……」
萌郁「さあ……?」
まゆり「戻ってきたねー」
フェイリス「なんだか取り乱してるみたいだにゃ」
鈴羽「優しくしてあげよう……」
ダル「牧瀬氏、不憫な子……!!」
ガラ
ルカ子「戻りましたー」
助手「も、もどっ……!」
岡部「やっと戻ってきたか陰鬱処女め」
助手「誰が陰鬱処女だ!!」
岡部「ほら、もう布団もしいてある、さっさと寝るぞ」
助手「人の話を聞け!!」
岡部「なんだキャンキャンとうるさいやつめ、一人孤独にインベーダーをやっていたくっせに」
助手「んなっ!!」
まゆり「まーまー紅莉栖ちゃん、落ち着いて」
助手「まゆり……」
フェイリス「にゃー、さっきはごめんにゃくーにゃん……」
助手「へ? あ、ええ、良いのよ。私も迷惑かけちゃったみたいだし……」
鈴羽「ごめんねー」
助手「へ? あ、はい……」
ルカ子「ね? 平気って言ったじゃないですか」
助手「え、ええ……、そうね……」
ダル「牧瀬氏とルカ氏……、薄い本を量産する気配を感じるお」ボソッ
萌郁「?」
岡部「よし、寝るぞー」
助手「襖を超えたら許さないからね!」
ダル「似たような台詞を赤いスーツの人も言ってたような」
岡部「ほら、いいから、電気消すぞ」
助手「なによ、もう……」
ルカ子「おやすみなさい」
まゆり「おやすみなさーい」
鈴羽「あー明日は帰るのかー、やだなー」
フェイリス「まだ朝ごはんが残ってるにゃ」
鈴羽「んー、そうだけどなんかなー」
萌郁「寂しい……?」
鈴羽「んー、どうだろう、よくわかんないよー」
岡部「こら、うるさいぞ女子共!」
フェイリス「にゃにゃ~、ガールズトークに入ってくるなんて、無粋だにゃ凶真!」
岡部「わけがわからんぞ……」
~深夜~
岡部「ん……、ん……?」
萌郁「あ……、起こしちゃった……?」
岡部「いや……、お前は寝ないのか?」
萌郁「海……、見てたの……」
岡部「そっか」
萌郁「……」コク
岡部「……」
萌郁「明日……」
岡部「ん?」
萌郁「帰るん、だよね……?」
岡部「ああ、そうだな」
萌郁「……」
岡部「お前まで寂しいとか言うのか?」
萌郁「…………、少しだけ……、寂しい……、かも…………」
岡部「温泉に入ってばっかりだったけど、楽しかったからな」
萌郁「……」コク
岡部「料理も美味かった」
萌郁「鍋……」
岡部「ああ、美味かったな」
萌郁「熱かったけど……、美味しかった……」
岡部「そうだな」
萌郁「…………」
岡部「……」
萌郁「静か……」
岡部「こんな時間だしな」
萌郁「ん……、でも……、にぎやかな気が、する……」
岡部「ん? よくわからんな」
萌郁「私も……、わかんない…………」
岡部「変な奴だな」
萌郁「変な人は……、きらい……?」
岡部「まぁ、関わり合いにはなりたくないな」
萌郁「そう…………」ションボリ
岡部「冗談だ」
萌郁「ん……」
岡部「ほら、明日も早いのだからもう寝ろ」
萌郁「……」コク
岡部「おやすみ」
萌郁「おやすみ、なさい……」
岡部「……」
萌郁「岡部君……」
岡部「ん?」
萌郁「ありがとう……」
岡部「またか」
萌郁「ん……」コク
::::::::::::::::/ /:::::::≫≪::::::/ ..: / \\/ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
::::::::::/ /:::::://7ヽヽ::: ..::: 〃 :.\\ 〔i:i:i:i:i:i:i:i/
:::::: / ;::::: 〈〈ノ|:ト、〉〉: / '::::::: ::i: .:: \∨ 〕i:i:i:/
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:|::::::::::::::::::: |F芹≪ |::\|::::::::: .: //::.../ :/ ゙| | | | ヽ::::::::: 、
:|::::::::::::::::: 爪 r'{:::::心| /|:::::::::. .: /:ナ::::/:/:/ Ll Ll ::::::::::
:|::|:::::::::::: i::| 乂辷(ン゚ヾ|:::::::::/::. /|/|/|/|/ .′ |:::::::::: '.
:|::|:::::::::::: |::| : : : : 八:::::/::::: ィチ:::芹テ气: / :|::::::::: i
N::| ::::::: |::| ∨|/ 弋辷(ン /: / |::::::::: |
:|::| ::::::: i八 : : : : .::..:: / :|::::::::: |
:l八 ::::::::::| ' / :::::: / |:::::::: ハ
⌒マ¨¨¨ Y⌒レヘ:::::::::| 丶 __ イ::::::::: / │::::: / '.
\i:i:i:レ勹_∧::::::|, 丶 イ::/::::::::: // :i/::: ;
. ∨i:i:i:i:iノ(⌒\|\ \ _ < :|/:::::::::::::// /:: i
\ ∨i:i:( {\. \ノ⌒)ー'ア⌒ ∧\// :::// /::. |
∨i:i:⌒)'、i:i⌒(__{ \_ノi:i|: /::::: /V/ /::. / |
∨i:i:i(_\i:i:i:i:i:i:i:i>'⌒)i:i:i:i:i:|/:::/ ヽ. /::::. / :リ
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∨i:i:i:| :|||| |i:i:i:i:i| | | /:::::::::::::::::::::::::../ /よんだかにゃ?
~帰宅~
鈴羽「朝ごはんもおいしかったねー」
まゆり「まゆしぃは大満足なのです☆」
フェイリス「にゃー、一週間くらい居たかったにゃ~」
岡部「そう嘆くでない、また来ればいいだろう」
フェイリス「また一等当てるのかにゃ!?」
岡部「任せておけ!!」
助手「なにを根拠のない約束を……」
ダル「いざとなったらタイムリープマシンで……」
岡部「いや、それはさすがに……」
ルカ子「でも、本当にもう一度来たいですねー」
まゆり「そうだねー」
萌郁「来たい…………」
岡部「よし、全員忘れ物はないな!?」
まゆり「はーい」
岡部「では帰宅する!!」
フェイリス「にゃ~♪」
ダル「オカリン朝から元気すぎ」
助手「帰りくらいノンビリさせてよねまったく」
岡部「ほら! おいていくぞ!!」
助手「ちょっと! 待ちなさいよ!!」
萌郁「……」
萌郁「……」ペコリ
岡部「何をしているのだ?」
萌郁「お世話に……、なったから……」
岡部「む……、そうだな……」ペコリ
萌郁「ん……」
~秋葉原~
フェイリス「じゃあ、フェイリスはこの辺で」
まゆり「じゃあね、フェリスちゃん」
岡部「気をつけてなー」
フェイリス「今度お店に遊びにくるにゃ~よ~!!」
ダル「もちろんですとも!!」
ルカ子「僕もこの辺で……」
まゆり「またね~」
岡部「うむ、十分に気をつけてな」
ルカ子「はい!」
助手「またね、漆原さん」
ルカ子「はい、また」
まゆり「オカリンたちはラボに行くの?」
岡部「ん? そうだな。まゆりはどうするのだ?」
まゆり「んー、まゆしぃは荷物もあるので今日は帰ります」
岡部「そうか、どれ、途中まで送っていこう」
まゆり「道が同じなだけでしょ~」
岡部「そうともいうな」
まゆり「紅莉栖ちゃんはどうするの?」
助手「私も今日はホテルに戻るわ」
まゆり「そっかぁ」
助手「じゃ、私はこっちだから」
まゆり「またね~」
助手「またね」
岡部「なんだかあっという間に人数が減ったな」
ダル「そだねー」
まゆり「じゃあ、まゆしぃもこの辺で」
岡部「うむ」
まゆり「またね」
ダル「気をつけてー」
鈴羽「じゃーねー」
萌郁「……」ペコ
岡部「さて、と。萌郁はどうするのだ?」
萌郁「私も、帰る……」
岡部「そうか、まあ疲れもあるだろうしな。ゆっくり休め」
萌郁「ん……」
岡部「じゃあな」
萌郁「……」コク
岡部「…………」
萌郁「…………」
岡部「…………?」
ダル「えっとぉ……」
鈴羽「帰らないの?」
萌郁「…………なんとなく」
岡部「ん?」
萌郁「余韻……?」
ダル「ああ、旅行の余韻に浸ってるのね」
岡部「ん、よくわからん奴だな、まあいい、ヒマならラボに来い、茶でも飲んで行け」
萌郁「……」コク
ダル「じゃ、ラボに向かいますかー」
鈴羽「はーい」
~ラボ~
岡部「ふぅ……」
萌郁「……」
岡部「…………」
萌郁「……」
岡部「結局二人きりになってしまったな……」
萌郁「……」コク
岡部「ダルは限定グッズに囚われ、鈴羽は下でMr.ブラウンに土産か」
萌郁「?」
岡部「相変わらずまとまりの無い連中だな……、まったく……」
萌郁「でも……、楽しい、から……」
岡部「ん、まあ、そうだな……」
萌郁「……」コク
岡部「まあ、お前くらいはゆっくりしていけ」
萌郁「ん……」
岡部「ドクペでいいか?」
萌郁「…………」
岡部「あー、いや、茶を淹れてやろう……」
萌郁「……」コク
岡部「なんだかずっと二人でいるな」
萌郁「そう……、かな……?」
岡部「そうだろ、他の奴等は旅行中ずっと好き勝手やっていたし」
萌郁「そう、かも……」
岡部「ま、そのぶん、気が楽だったがな」
萌郁「うん……」コクコク
岡部「ほら、茶だ」
萌郁「ありがとう……」
岡部「……」ゴクゴク
萌郁「……」フーフー
岡部「熱すぎたか?」
萌郁「ちょっと……」
岡部「すまんな」
萌郁「平気……」
岡部「……」
萌郁「…………」
岡部「さて、荷物を片付けてしまうかな」
萌郁「手伝う……?」
岡部「いや、必要ない」
萌郁「ん……」
岡部「……」
萌郁「……」
岡部「こんなもんかな」
萌郁「終わった……?」
岡部「ああ、もともとそんなに持って行かなかったからな」
萌郁「そっか……」
岡部「ああ」
萌郁「……」
岡部「……」
萌郁「あの……」
岡部「ん?」
萌郁「ありがとう…………」
岡部「何度目だ」
萌郁「一度目…………。一緒に居てくれて、ありがとう…………」
岡部「お、おう……///」
萌郁「……///」
終わりかも
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