斎藤佑樹「私クビだと言われていること知っています。」 (16)

やりたかった仕事について、将来について悩んで吐いて乗り越えて、TVでも自信を誇示して話題になって、
まさか車のことで嘲笑されるなんて夢にも思わなかった。野球選手なのに。

でも当たり前です。野球選手といっても今は顔を出す仕事も多いですから、言われて当然なのです。
でも悲しすぎて、事務所にアイドル的な仕事をやめさせてくれとお願いしたこともありました。

そうこうするうちに私の需要はなくなって、半裸でベッドに寝たり喋ったりする仕事はなくなりました。
それでもたまにある先発登板にはとても気を使いました。ちょっとでもマシに投げるように。またカイエンと言われるのが怖くて。

色々努力して手術も考えてでもやっぱり出来なくて、結果心に蓋をすることで解決しました。
愛してもらおうとするのやめました。

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