まどか「ドジっこ不幸体質ほむらちゃん!!」(534)

―教室 HR―

早乙女「では暁美ほむらさん、入ってきてください」

ほむら「はい」

まどか「綺麗……」

さやか「美人だねー」

仁美「ですわね」

ズデン

さやか(あれ、あの転校生なにもないところでこけた……しかも顔面から行ったよ、いたそー)

ほむら「……」

仁美(何事もないように立ち上がって、埃を払ってますわ……クールなのかドジっ子なのか……不思議な方ですわ)

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」ポタポタ

まどか(あ、鼻血……こけたときに顔を打ったから……)

早乙女「……えー、鹿目さん、暁美さんを保健室に連れていってあげてください」

まどか「あ、はい」

―廊下―

まどか「えっと、暁美さん、大丈夫?」

ほむら「ほむらでいいわ」ポタポタ

まどか「あ、うん……ほむらちゃん、これ、ティッシュ」

ほむら「ありがとう、鹿目まどか」

まどか「あれ?私の名前?」

ほむら「あなたは、今の生活が大切かしら?」

まどか「え?それは、うん、大切だよ、家族も友達も」

ほむら「もし大切なら……変わりたいなんておみょ……思わないことよ」

ほむら「……」ウルウル

まどか(今、舌噛んじゃったよね……痛そう……涙目になってるよほむらちゃん……)

まどか「う、うん……えっと、ほむらちゃん、大丈夫」

ほむら「えぇ……グス……大丈夫よ」ウルウル

―教室―

さやか「なるほどねー、クールでドジっこってそれが萌えなのか!萌えなのかぁ!」

まどか「でも、強がってる感じで可愛いって思うね」

仁美「たしかにあのインパクトは……」

さやか「あれだけ綺麗なのにあの第一印象だもんね……」

まどか「そうだね、ちょっと忘れられないね」

仁美「あ、戻ってきましたわ」

まどか「大丈夫か聞いてくるね!」


まどか「ほむらちゃん、舌と鼻、大丈夫?」

ほむら「えぇ、心配には及ばないわ」

まどか「よかったー」

ほむら「心配してくれてありがとう、鹿目まどか」

まどか「ティヒヒ、改めてこれからよろしくねほむらちゃん」

ほむら「えぇ、お願いするわ」

―放課後―

キュゥべえ「助けて……」

まどか「傷だらけ……」

ほむら「そいつから離れなさい鹿目まどキャッ」

ズデン

さやか(……また何も無いところで顔面からこけてる……)

まどか「えっと……大丈夫?ほむらちゃん……」

ほむら「……」ウルウルポンポン

さやか(涙目で埃はらってる……)

ほむら「そいつから……グス……離れなさい鹿目まどか、美樹さやか……グス」ポタポタ

まどか(また鼻血がでてる……それに埃もぜんぜんはらいきれてない……改装中の場所だもんね……)

まどか「えっと、ティッシュ……いる?」

ほむら「ありがとう……グス……いただくわ」

さやか(なんか通り魔っていうかこっちがいじめてたみたいに見える……)

ほむら「とにかく、ここから一旦離れて」

まどか「え?ど、どうして?」

―魔女結界―

ほむら「巻き込まれたか……」

まどか「え、何!なんなのこれ!」

さやか「ま、周りの景色が……」

ほむら「一旦脱出するわ、ついてきあっ!」

コケッ

まどか(今絶対こけそうになったよね……)

ほむら「つ、ついてきて!」

さやか(ついていって大丈夫かな……)

まどか(ほむらちゃん……)

まどか「あ、周りの景色が元に……」

マミ「あなた達、大丈夫?」

さやか「ま、また変な格好の人が増えた……」

マミ「あなた……初めて見る魔法少女ね……どうしてQBを狙っていたのかしら?」

ほむら「……あなたには関係ないわ」

マミ「取り分が減るのを恐れてQBを襲っていたのかしら?」

ほむら「……あなたに話すことはない」クルッ

マミ「あ、ちょっとどこにいくのよ!」

ズデン

マミ(え?何も無いところでこけた……)

さやか(器用にこけるなぁ……転校生……)

まどか「ほ、ほむらちゃん、これ、ティッシュ……」

ほむら「あり……グス……がとう……鹿目……グス……まどか……」

マミ「……私、もしかしていじめっこみたいになっちゃったのかしら?」

さやか「あーいや、そちらの事情は知りませんけど、そんな事はないと想いますよ」

ほむら「鹿目まどか、ついてこないで……」

まどか「え、でもなんか心配だし……それにさっきの事とか説明して欲しいし……」

ほむら「あなたには関係ないわ」ダッ

まどか「あ!ほむらちゃん!走ったらまたこけちゃうよ!」

ズデン

ほむら「……グス……」ポタポタ

まどか(なんだろう……すごく守ってあげたい……)

まどか「えっと、大丈夫?ティッシュいる?」

ほむら「ありがとう……いただくわ……」

ほむら「……」ポンポン

まどか(埃はらってるけどとりきれてないし、もう制服がぼろぼろ……)

ほむら「あなたは首を突っ込まずに、何も知らないままでいなひゃい……」

まどか(あ、また噛んだ……痛そう……)

ほむら「……グス……」

まどか「よ、よしよし、痛くないよほむらちゃん、痛いの痛いの飛んでけー」ナデナデ

ほむら「……どこまでついてくる気……」

まどか「あ、いやえっと……なんだかほっとけないなって思っちゃって……」

まどか「それに、やっぱりさっきの話、教えて欲しいし……」

ほむら「言ったでしょう、あなたに話すことは何も無いって……」

ほむら「心配してくれてありがとう、私の家、このマンションだからもう心配する必要はないわ」

まどか「あ、ほむらちゃん……」

コケッ

まどか(今絶対こけそうだったよね……)

ほむら「……じゃあね、鹿目まどか」

まどか「あ、後ろ向きながら歩いたら危ないよほむらちゃん!」

ガン

ほむら「……」プルプル

まどか(後頭部おもいっきりうっちゃった……痛そう……しゃがみ込んで頭抑えて震えてる……)

まどか「えっと、よしよし、痛くないよ、ほむらちゃんは強い子だから痛くないよ」

まどか(見てない間も大丈夫なのか不安だな……大丈夫なのかなほむらちゃん……)

―翌日―

まどか「で、結局何も教えてもらえなかったんだ」

さやか「あー私、マミさんとQBに話聞けたよ」

まどか「そうなの?教えてほしいな」

さやか「じゃあ昼休みにマミさん誘って屋上いこっか」

ほむら「……魔法少女に関わるなんてやめておきなさい……」

さやか「転校生……あんた、何を企んでるのさ」

まどか「ほむらちゃん、QBって子いじめてたのはなにか理由があるの?」

ほむら「あなた達に教えることは何も無いわ」

さやか「そうやって何も教えないくせに言うこと聞かせようってどうなのさ!」

ほむら「……忠告はしたわよ」クルッ

スタスタ ガン

まどか(机に足の小指ぶつけちゃったんだねほむらちゃん……)

さやか(一瞬でもこいつが何かを企んでるって思った私が馬鹿だったのかな……)

ほむら「……」プルプル

まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」

ほむら「グス……気にしないで……」ウルウル

さやか「……なんていうか……転校生ってしまらないなぁ……」

ほむら「とにかく、魔法少女にこれ以上あなた達は関わるべきじゃないわ」

ほむら「それだけは覚えておいて……」

まどか「あ、ほむらちゃん!どこいくの!」

ほむら「どこでもいいでしょう……」

ガラガラガラ

先生「ん?なんだ暁美、もう授業だぞ、席に座りなさい」

ほむら「……はい……」

さやか(出ていくことでかっこつけようとしたのかな……不憫になってきた……)

まどか(ほむらちゃん……)

―昼休み―

さやか「ってことがあって」

マミ「QBが言うにはあの子はイレギュラーな存在らしいわ」

さやか「まぁ、確かにすごいイレギュラーな感じはしますけど……」

まどか「あ、あはははは……否定できないかも……」

マミ「一度しっかりと話し合ってみたいけど……どうも敵対心をもたれて嫌われてるみたいだし」

さやか「まぁあれで命がけの戦いしてるって言われたら、心配になりますね」

マミ「えぇ……仮に私の信条と合わない人でも、あの姿をみると……さすがに守ってあげたほうがって……」

まどか「マミさん、ほむらちゃんを守ってあげてください、やっぱり私も心配なので」

マミ「でもその前に仲良くならないと……」

さやか「なんとかして仲良くなってみますか!」

マミ「どうやって?」

さやか「うーん、一緒に遊ぶとかですかね……」

まどか「とにかく、私とさやかちゃんで何かに誘ってみますよ!」

マミ「えぇ、お願いね」

―放課後―

まどか「だからね、一緒に遊びたいなって」

ほむら「悪いけど、お断りするわ」

さやか「なんでさ」

ほむら「用事があるのよ」

さやか「用事って何?」

ほむら「……なんでもいいでしょう……」

さやか「やっぱり用事なんてないんじゃん」

ほむら「とにかく、私に関わらないで、魔法少女なんて近づかないほうがいいんだから」

ほむら「誘ってくれたのは嬉しいけどお断りするわ、じゃあね、鹿目まどか、美樹さやか」ダッ

まどか「あ、走ったら駄目だよほむらちゃん!」

ツルッ ズデン ビシャア

まどか(滑ってこけただけじゃなく、掃除のバケツに頭から突っ込んじゃった……)

ほむら「……グス……クリーニングする用事ができたから……グス……」ビタビタ

さやか「あ……うん……なんかごめん……」

まどか「だ、大丈夫?」

ほむら「大丈夫よ、じゃあね」

まどか「あ、床が水浸し担ってるからきをつ」

ズデン

まどか(パンツ丸見え……というか全身びしょ濡れ……)

ほむら「……グス……」ポタポタウルウル

まどか「えっと……はい、ティッシュ……あとハンカチも」

ほむら「ありがとう……鹿目まどか……洗って返すわ……」

―――――
―――

まどか「なんだか、ほむらちゃんに悪いことしちゃったね……」

さやか「うん……私達何もしてないと思うんだけどすごい罪悪感だよ……」

まどか「どうしよっか……」

さやか「とりあえずマミさんに無理だったって伝えよ」

まどか「そうだね」

―夕方―

マミ「今日は何事も無く終わったわね」

まどか「ティヒヒ、私としてはその方が怖くなくていいや」

さやか「あはは、まどからしいね」

まどか「あ、あれ、ほむらちゃんだ、ほむらちゃーん」

ほむら「……何かしら」

まどか「えっと、見かけたから声をかけてみたんだけど……駄目だったかな?」

ほむら「かまわないわ」

さやか「えっと、今日は悪かったね、その……クリーニング……」

ほむら「……あなた達は何も悪く無いわ、気にしないで」

マミ「あなたに聞きたいことがあるのだけど」

ほむら「私はあなたに話すことは何も無い」

マミ「あなた、私と一緒に魔女退治しない?」

ほむら「え?」

マミ(この子は取り分が減ったら本当に困りそうだし……私が守ってあげたほうが……)

ほむら「……何を企んでいるの?」

マミ「一緒に戦う魔法少女は多いほうがいいでしょう?」

ほむら「必要ないわ」

マミ「そんなに強がらなくてもいいのよ?困っているなら助けあって……」

ほむら「必要ないといったのよ」

まどか「ほむらちゃん……」

さやか「マミさんが好意で一緒にって言ってるのにその言い方はなんなのさ!」

ほむら「……気にかけてくれたのは嬉しいわ、ありがとう……そろそろ私は帰るから」

マミ「暁美さん……」

カァーカァー プリッ ベチャ

ほむら「……グス……」

さやか(綺麗な髪にきたないものが……)

マミ(あの子、不幸な体質でもあるのかしら……)

まどか(ほむらちゃん……)

まどか「あ、あの、私も帰りますねマミさん」

マミ「ふふっ暁美さんが心配なのね、いってらっしゃい鹿目さん」

さやか「不幸に巻き込まれないようにね」

マミ「魔女がでたらすぐに連絡するのよ?」

まどか「はい!」

―――――
―――
ほむら「……何か用?」

まどか「えっと、ほむらちゃんと一緒に帰りたいなって」

ほむら「……鹿目まどか……あなたは契約をするつもり?」

まどか「えっと……魔法少女になって戦うのは怖いけど、人のために戦えるってすごいなって……」

まどか「QBは私にはすごい素質があるって言ってたし、皆の手助けできるなら……そういうの憧れてて……」

ほむら「やめておきなさい……といっても無駄よね……」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「今から魔法少女について独り言を喋るわ……後はあなたの好きにしたらいい」

まどか(頭にカラスのあれがのってるせいか、なんだか真面目な話に聞こえない……)

まどか「そんな!う、嘘でしょ!」

ほむら「……」グニュ

まどか(あ、ほむらちゃん……ガム踏んじゃった……)

ほむら「……」ミョーン

まどか(すごい話を聞いたのにほむらちゃんの靴のガムがすごく伸びてるからきになってしょうがないよ……)

ほむら「あなたの家まで送って行くわ」グニュ

ほむら「場所……案内してもらえる?」ミョーン

まどか「あ、うん……」

まどか(頭のあれと靴がきになって……そうだ、うちのシャワー貸してあげよう……)

グニュ ミョーン スポッ ドテン

まどか(ガムで靴がくっついて脱げてだけじゃなくこけちゃった……ほむらちゃん痛そう……)

ほむら「……グス……」

まどか「だ、大丈夫?」

ほむら「大丈夫よ……グス……」

―まどホーム―

ほむら「気にしなくてもいいわ」

まどか「駄目だよ!ほら入って入って!」

ほむら「わかったから、わかったから押さないで鹿目まどか」

―――――
―――

まどか「私の着替えでサイズ大丈夫かな?」

ほむら「身長差もそんなにないし、問題ないわ」

まどか「そっか、じゃあこれとタオルはここにあるから使ってね」

ほむら「えぇ、ありがとう、鹿目まどか」

まどか「まどかでいいよ!ほむらちゃん」

ほむら「……ありがとう、まにょ……まどか」

まどか(ほむらちゃん……舌、口内炎だらけになってないのかな、大丈夫かな?)

ほむら「……」ウルウル

まどか(我慢してる……でも、泣きそうだよほむらちゃん……)

シャー

ほむら「はぁ……まどかに迷惑をかけてしまった」

ほむら「……まどかと同じシャンプー……えへへ……」

ほむら「あんまり長くいるとまどかに迷惑よね、早く洗ってでよう……」

―――――
―――

ほむら「こんなものかしら……」

ほむら「早くでましょう」

ツルッ ドテン

ほむら「……」プルプル

まどか「な、なにか大きな音がしたけど……」

まどか(震えて頭抑えてる……またこけちゃったのかな……)

まどか「大丈夫?」

ほむら「グス……きに……グス……しないで……」

まどか(裸のほむらちゃんがこのポーズってなんだか私がいけないことしてるみたいだよ……)

―数日後 昼休み―

マミ「相変わらず暁美さんは一緒にこようとはしてくれないわね……」

まどか(そういえば前に言ってた事について色々と聞く時間なかったなぁ……)

さやか「なんか意地はってるんじゃないですかね」

マミ「暁美さんは相変わらずなの?」

さやか「はい、机で足をぶつけたり、こけたり、頭打ったり……」

マミ「……あの子、グリーフシードちゃんととれてるのかしら……」

まどか「ほむらちゃん……心配だな……」

さやか「まぁ、あれじゃあ突っぱねられても大丈夫か不安になるよね……」

まどか「うん……」

マミ「そうね、心を開いてくれるといいのだけど……」

まどか「もっと仲良くなりたいんだけどなぁ……」

―放課後―

QB「やっべぇよこれ、マジ孵化直前のグリーフシードだよ」

QB「マジこれマミよんでこないとやっべぇよこれ、それか契約っきゃねぇべ」

さやか「私が残るからマミさん呼んできて!」

まどか「わかったよさやかちゃん!」

―――――
―――

マミ「もう何も怖くない!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

シャルロッテ「あーん」

マミ「あ……」

マミ(私……死ぬの……)

カチン

ほむら「間に合って!」

ツルッ カチン

ほむら「あ……」

マミ「え?あ、暁美さん!どうして!」

ドン バクン

まどか「ほ、ほむらちゃんがマミさん助けて食べられちゃった!」

QB「まだ助けられるかもしれねぇよマジで、契約するしかなくね?」

ドカーン

シャルロッテ「ぎゃああぁぁぁ……」

ほむら「……その必要はないわ……」ドロドロ

まどか(ほむらちゃん……唾液まみれ……)

さやか(ちょっと臭う……)

ほむら「……グス……」ドロドロ

マミ「その……どうやって突然現れたのかわからないけど……助けてくれてありがとう、暁美さん」

ほむら「礼にはおよばないわ」ベチャァ

さやか(普段さらさらな髪が唾液まみれでファサってできないんだな……)

ほむら「……」ウルウル

まどか(ほむらちゃん泣きそう……頑張れほむらちゃん!)

ほむら「まどか、美樹さやか、もう一度忠告しておくわ、契約はやめておきなさい」ドロドロ

ほむら「それだけよ……じゃあね」ドロドロ

ツルッ ベチャ

まどか(結界内の巨大なケーキの上に顔面からこけちゃった……)

ほむら「……」ベチャア

さやか(転校生の背中は唾液まみれ、前はクリームとスポンジで顔すら見えない……)

ほむら「……グス……」ウルウル

マミ(このまま帰したらなんだかすごい申し訳ないんだけど……)

マミ「えっと……私の家でシャワー浴びてく?」

ほむら「必要……グス……ないわ……」ウルウル

マミ「そう言わずに、ね?」

ほむら「必要ないものはない!」ダッ

ツルン ベチョォ

さやか(こんどは背中からこけた……ケーキ人間の出来上がり……)

ほむら「うぅ……グス……」ベットリ

―マミホーム―

マミ「えっと私の着替えで大丈夫かしら……ないよりましよね……これを使って」

ほむら「……ありがとう……巴マミ……」

マミ(無理やり連れてきたのにお礼を言うのね、結構可愛いところもあるじゃない)

―――――
―――

ほむら「……」ペタペタ

まどか(ほむらちゃんの胸の部分がダボダボ……)

さやか(自分の胸をペタペタしてるところが哀愁を誘う……)

マミ(なんだか申し訳ない気分になってきたわ……)

マミ「命の恩人だもの!今から服買ってきてあげるわね!」

ほむら「気にしなくていいわ……」ペタペタ

まどか(すごく意気消沈してる……)

さやか(気にしてるんだ……胸……)

マミ「と、とにかく3分で買ってくるから!」

さやか「い、いやーかっこよかったよ転校生!あんなにつんけんしながらもマミさんを助けるなんて見直しちゃったよー」

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃんがいなかったら私達も危なかったんだよね、本当にありがとうほむらちゃん」

ほむら「……///」

さやか(あれ、ちょっと照れてる)

まどか(かわいい……)

ほむら「そ、それほどでもにゃい……ないわ……」

まどか(でもやっぱり噛んじゃうんだね……)

ほむら「……」ウルウル

さやか(転校生の舌、大丈夫なのかな……)

ガチャン

マミ「さ、サイズがわからなかったからいろいろ買ってきたわ!」

さやか(よほど急いでたんだマミさん……本当に3分で買ってきた……)

ほむら「ありがとう……これ、洗って返すわね」

マミ「え?いいわよ、あなたにあげるわ」

マミ(サイズ合わないし返されても困るとは言えないわね……)

ほむら「そう?じゃあいただくわね」
―――――
―――
ほむら「……それじゃあこれ以上あなた達の迷惑になる前に帰るわね……」

マミ「あ、ちょっと待って暁美さん!これから一緒に魔女を退治して行かない?」

ほむら「……あなたと私では考え方が違いすぎるわ……じゃあね」

さやか「待ってよ転校生!」

ほむら「何かしら?」クル

さやか「あんたは、どうしてマミさんを助けたの?」

ほむら「……色々とあるのよ」

まどか「あ!ほむらちゃん!前をちゃんと見て!」

ゴン

ほむら「……」プルプル

まどか(ほむらちゃんの側にいてあげないとなんだかほむらちゃんが大丈夫なのか不安だな……)

マミ「大丈夫かしら……」

まどか「大丈夫?ほむらちゃん……」

ほむら「大丈夫よ……じゃあ」

まどか(大丈夫なのかな……靴をちゃんとはいてるかな?脱げたりしないかな?)

ゴソゴソ

まどか(ちゃんとはけてるよね……これなら)

ガチャ ゴン

ほむら「……」プルプル

マミ「出るときは押すのよ……」

さやか「逆方向に開けようとしたんだね転校生……」

まどか(なんだろう……ほむらちゃんすごくかわいい……側で守ってあげたい……)

さやか(しまらないなぁ……)

マミ(助けられておいてあれだけど、本当にこの子、魔女と戦っていて大丈夫なのかしら……)

ほむら「……ついてこないで……」

さやか「まぁそう言わず、私達もマミさんの家から帰るだけだって」

ほむら「……」

まどか「ねぇほむらちゃん、どうしてマミさんにあのお話しないの?」

さやか「あの話?」

ほむら「……知ってどうなるの、魔法少女になれば元には戻れない、なら知らないほうがいいでしょ」

さやか「……なんか魔法少女に秘密があるの?」

ほむら「……いい機会ね……あなたが契約する前に話しておくわ……」

ほむら「信じるか信じないかはあなた次第よ……好きにしなさい……」

まどか(すごい!すごいよほむらちゃん!このシリアスな空気で噛んでないよ!)

ほむら「辛い真実も多い……それでも聞くかくぎょ……かぎゅ……覚悟はある?」

さやか(……一気に2回噛んだ……どんまい転校生……)

まどか(かわいい)

さやか「それ、本当なの?」

ほむら「言ったでしょう、信じるか信じないかは好きにしなさい」

まどか「私は、信じるよほむらちゃん!」

ほむら「そう、ありがとうまどか……」

ほむら「じゃあ、私はこっちだから」

さやか「あ、うんじゃあね転校生」

まどか「ばいばいほむらちゃん」

ほむら「えぇ、またね、まどか、美樹さやか」

まどか「気をつけてねほむらちゃん」

ほむら「えぇ、ありがとうまどか」ファサ

さやか(決めポーズ!)

グイッ ブチィ

ほむら「……」ウルウル

まどか(人の家だったから気にしちゃって念入りに洗えなかったのかな……魔女の唾液が固まってた部分に引っかかって髪を引っ張っちゃったんだね……)

さやか(決めポーズが台無し……)

まどか「ほむらちゃんかわいいね」

さやか「まぁ、見ててハラハラするよね」

まどか「私にさっきの話をしてくれた時なんて38回噛んだのに、さっきは29回だったよ」

さやか「へぇ、成長してるんだ」

まどか「あのドジと不運がなかったらほむらちゃんってすっごくかっこいいんじゃないかな?」

さやか「……うーん……クールな印象を持ったのは間違い無いと思うよ」

まどか「きっと男子にモテモテだね」

さやか「いや、それはどうかな」

まどか「どうして?」

さやか「魔法の力を使ってるからなのかしらないけど、完璧超人だからね、とっつきにくいイメージは拭えないっしょ」

さやか「先生に当てられればよく噛むけど答えはしっかりあってるし」

さやか「走り高跳びでポールに頭ぶつけたり、高くジャンプしすぎて背中からバーの上に落ちて涙目になったり、徒競走で途中でこけなかったら運動能力もトップだしね」

まどか「そっか」

さやか「多分完璧超人だったら私は今みたいに話たりすることはなかったと思うよ」

―翌日 教室―

さやか「えっと……契約しちゃった」

ほむら「あなた!どうして!」

さやか「ごめん、でもやっぱり叶えたい願いがあったの」

ほむら「あなたは……あなたはどうしていひゅも!」

まどか(ほむらちゃんが噛んでも言いなおさないし涙目にならない!必死なんだね……)

さやか(なんだか申し訳ないなぁ)

ほむら「……なってしまったもはしょうがないわ……もう元には戻れない……覚悟しておきなさい」

まどか(いいよほむらちゃん、そのまま立ち去ったらかっこいいよ!)

ガラガラガラ ピシャ バチン

さやか(今絶対ドアで指挟んだよね転校生……)

ガラガラガラ

まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」

ほむら「……グス……」プルプル

まどか(手を抑えて震えてる……)

部分的にちょいちょいといじったけどこれで昨日と同じだよな?

―放課後 廃工場―

まどか(洗剤!混ぜたら危ない!捨てないと!)

まどか「えい!」

ガシャーン ザバァ

―――――
―――

さやか「大丈夫!まどか!助けに来たよ!」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「ってあれ?魔女の結界が消えて……」

まどか「あ!ほむらちゃん!ほむらちゃんが魔女を倒したの?」

ほむら「……えぇ……」ネチョネチョ

まどか(助けに来てくれてたのに私が投げた洗剤かぶっちゃったんだ……)

まどか「その……大丈夫?」

ほむら「……気にしなくて……グス……いいわ」ネチョネチョ

さやか「大量の洗剤かぶるって絶対よくないでしょ……ほら、家近いからシャワーかしてあげるって」

ほむら「気にしなくて……いいから……グス……」

マミ「あら、もう終わって……」

さやか「あ、マミさん」

マミ「えっと……この状況は……」

ほむら「グス……じゃあ……私は帰らせてもらうわ……」ネチョネチョ

にゅるん ドテン

ほむら「うぅ……」プルプル

まどか(洗剤で滑って後頭部をうちつけちゃったんだ……私のせいでごめんねほむらちゃん……)

さやか「……私の家に無理やりつれて行くんで手伝ってもらっていいですか?」

マミ「……えぇ……拘束するわ……」

シュルル

ほむら「グス……離しなさい……巴マミ……」ジタバタ

マミ(誘拐犯の気分ね……)

さやか(なんでこいつ魔法少女になったんだろう)

まどか(私の中で何かが芽生えそう……)

―さやホーム―

さやか「マミさんの家みたいに遠慮はしなくていいからちゃんと洗いなよ、せっかく綺麗な髪なんだから」

ほむら「ありがとう……美樹さやか……」

さやか(結構可愛いところもあるじゃん)

―――――
―――

ほむら「……」ペタペタ

まどか(ほむらちゃんの胸の部分がまたしてもダボダボ……)

さやか(私のサイズでも駄目なのかぁ……)

さやか「えっと……ち、ちかくに服屋あるから買ってくるよ」

ほむら「……気にしないで……」ペタペタ

まどか(すごく悲しそう……)

さやか(すごく申し訳ない気持ちになってきた……)

さやか「すぐ買ってくるから!待っててよ転校生!」

まどか「えっと、ほむらちゃんごめんね、外にいたなんて思わなくて……」

ほむら「洗剤を混ぜさせないためにやったのでしょう?ならしょうがないわ」

ほむら「貴女に何かあったほうが私にとっては辛いわ……」

マミ(鹿目さんの事、大事に思ってるのね暁美さん)

まどか「それでも……ごめんねほむらちゃん」

ほむら「えぇ」

マミ「えい」ポン

まどか「紅茶?」

マミ「美樹さんがもどってくるまでこれでも飲んでのんびりしましょう?」

マミ「はい、暁美さん」

ほむら「……ありがとう巴マミ……」

ズズー ケホッケホッ

ほむら「ゴホッケホッ……とってもおいひいわ……」

まどか(猫舌だったんだね……舌火傷しちゃったのかな?)

マミ(噴出すわけにいかないから無理に飲んでむせちゃったのね……)

さやか「買ってきたよ!」

さやか(やば!よく見たらこれって……)

まどか(さやかちゃん……本当に何も考えずに買ったんだろうけど……これ……全部男物……)

マミ(多分問題なく入るでしょうけど……これって……)

ほむら「……ありがとう、これ……いただくわね」

まどか(ここでワイシャツを選ぶほむらちゃん……あれ?想像してみると似合ってる……かっこいい……)

―――――
―――

さやか(着替えてる途中だからワイシャツと下着姿なのはいいけど、なんかすごくエロイ……)

マミ(もともと美人だし、やっぱり似合うものね、ただ男物だからかちょっとぶかぶかだけど……部分的じゃなくて全体だしいいのかしら)

ほむら「何よジロジロみて、へ、変かしら……」

まどか「すっごく綺麗だから見とれちゃってただけだよほむらちゃん」

ほむら「そ、そう……ありがとう……」

さやか(よかった、男物なことは気にしてないみたい)

ほむら「そろそろ私の服を返してもらってもいいかしら……」

さやか「あ、はいこれ」

ほむら「ありがとう」ゴソゴソ

ほむら「まどか、これ前に借りたハンカ……」シワシワ

まどか(返そうとポケットに入れてたのに洗濯されちゃったんだね……)

ほむら「……なんでもないわ……」ゴソゴソ

マミ(慰めたくなってくるわ)

さやか(なんか転校生に悪いことしちゃったかな……)

ほむら「じゃあ帰るわね、服、わざわざありがとう、洗って返すわ」

さやか「あ、別に返さなくてもいいよ?」

ほむら「でも……」

さやか「まぁまぁそう言わずにもらっときなって」

ほむら「……そう、ありがとう……いただくわ」

ほむら「じゃあね」

ガチャ バタン

マミ(すごいわ!何も起こらなかった!)

まどか(普通にほむらちゃんが帰っていったの始めて見た気がする!)

ガチャ

ほむら「……ごめんなさい、靴を間違えたわ……」

さやか(惜しい……)

マミ(あと一歩……)

まどか「じゃあ私も帰るね!」

さやか「また転校生の世話焼き?」

まどか「だって心配だし、なんだかそばに居てあげたいなって」

さやか「まぁ時間も時間だし……気をつけてね」

まどか「うん、じゃあねさやかちゃん」

マミ「私は反対方向だから一緒には帰れないわね、またね美樹さん、鹿目さん」
―――――
―――
ほむら「何か用?鹿目まどか」

まどか「なんとなくほむらちゃんの側にいたほうがいい気がして」

ほむら「そう……」

まどか「ほむらちゃんってさ、どうしてマミさんと一緒に戦ったりしないの?」

ほむら「……いったでしょう、巴マミと私は考え方がちぎゃ……違いすぎるわ」

ほむら「……」ウルウル

まどか「はい!口内炎の予防のお薬あげる!」

ほむら「ありがとう、まどか」ウルウル

まどか(ティヒヒ、ほむらちゃんが喜んでくれた)

―翌日 放課後―

まどか「ほむらちゃん、話があるの……」

ほむら「何かしら?」

まどか「そこの喫茶店で話そ?」

ほむら「えぇ、わかったわ」

―喫茶店―

まどか「あのね、さやかちゃんを助けてあげて欲しいの」

ほむら「美樹さやかには巴マミがいるでしょう?」

まどか「でも、ほむらちゃんは前にさやかちゃんに魔法少女の真実って話をしたでしょ?」

まどか「さやかちゃんがそのことをちょっと気にしてるみたいで……」

ほむら「悪いけど、魔法少女になってしまった以上元には戻れない、彼女のことは諦めて」

バシャア

店員「す、すみません!すみません!」

ほむら「……おかまいなく……」ポタポタ

まどか(頭からオレンジジュースが垂れちゃってる……)

ほむら「用件はそれだけかしら?」フキフキ

まどか「あ、いや……えっと……うん……」

まどか(他にもあったけど、ほむらちゃん風邪引いちゃいそうだし……)

ほむら「そう、無駄な時間を使わせてしまったわね、ごめんなさい」

まどか「そ、そんなことは……」

ほむら「あとこのハンカ……」ビチャァ

まどか(オレンジジュースで濡れちゃったんだね……)

ほむら「……なんでもないわ……じゃあね、まどか……」

店員「あ、お客様!まだ床が濡れて」

ツルッ ドテン

ほむら「……おかまいなく……グス……」ポタポタ

まどか「あ、ほむらちゃんまた鼻血が……はい、ティッシュ」

ほむら「大丈夫よ、今日は自分で……」ベチャア

まどか(ティッシュも濡れちゃったんだね……)

ほむら「……ありがとう、まどか……」

―路地裏―

杏子「終わりだよ!」

さやか「くっそおおおおお!!!」

QB「やっべぇよ!マミはさっきの使い魔追ってったし、マジ止められるのはまどかだけだよこれ」

QB「マジまどかが契約してとめるっきゃねぇべ?」

まどか「わ、私……」

ほむら「その必要ふみゅっ」

ズデン

杏子「……」

さやか「……」

ほむら「……グス……」ポタポタ

杏子「えっと……お前の知り合いか?」

さやか「まぁ……一応……」

杏子「あーえっと……何者だお前」

ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」ポタポタ

まどか「ほむらちゃん、はいティッシュ……」

ほむら「ありがとう、まどか……」

ほむら「貴女はどっちなの? 佐倉杏子」

杏子(なんだよこいつ……言ってる言葉はかっこいいはずなのに鼻にティッシュつめてるし)

杏子(……一応こいつの能力もさっぱりだし、というかもうそんな空気じゃない……)

杏子「あー……手札がまるで見えないとあっちゃね。今日のところは降りさせてもらうよ」

さやか(あれ?あいつ、転校生に気を使って……意外といいやつなのかな?)

ほむら「……じゃあ、私も帰るわ」

スタスタ コケッ ズデン

ほむら「……グス……」

さやか(さっきあいつが開けた地面の穴に躓いた……)

まどか「痛くないよ、ほら、よしよーし」ナデナデ

ほむら「ありがとう……グス……まどか……」

マミ「よかった、心配だったから急いで戻ってきたのだけど、無事だったのね」

さやか「あーいや、転校生に助けられたっていうか……」

マミ「そうだったのね、暁美さん、ありがとう」

ほむら「礼には及ばないわ」

ファサ ゴン

さやか(決めポーズを魔法少女姿でやって盾で自分の頭をうつなんて……)

ほむら「……」プルプル

マミ(もしかして、私が悪いのかしら……謝ったほうが……)

マミ「その……大丈夫?」

ほむら「グス……何も問題はないわ……グス」ウルウル

まどか「はい、ほむらちゃん、痛み止めの薬塗ってあげるから見せてね」

ほむら「……グス……ありがとうまどか……」ウルウル

さやか(なんかまどかが最近医療セットを持ち歩き始めてる……)

―ゲームセンター―

杏子「よう、今度は何さ」

ほむら「二週間後、ワルプルギスの夜が来る」

杏子「なぜ解る?」

ほむら「それは秘密……ともかく、そいつさえ倒せたら、私はこの街を出て行く」

杏子「ふぅん、ワルプルギスの夜ね、確かに一人じゃ手強いが……」

ほむら「だから、手を貸してほみ……欲しいの……」

杏子(こいつ今、噛んだよな……)

ほむら「……グス……」ウルウル

杏子「あーなんだ……手伝うよ、うん……これ、くうかい?」

ほむら「……いただくわ……」

ポリポリ ガリィ

ほむら「……グス……」ウルウル

杏子「……なんか……悪かったな……」

―翌日 歩道橋の上―

杏子「ふん、ウザい奴にはウザい仲間がいるもんだねぇ」

さやか「なんだと!」

まどか「さやかちゃん!」

マミ「落ち着きなさい、美樹さん……」

ほむら「じゃあ、貴女の仲間はどうなのかしら」

杏子「お前……」

さやか(え?こいつらって仲間になったの?)

ほむら「無駄な争いは避けるように言ったと思うのだけど」

ファサ ポロ ヒュー ポト

まどか「あ!ほむらちゃんのソウルジェムが!」

さやか(あれ?あいつの話の通りならこれやばいじゃん!)

さやか「ちょ、ちょっと取ってくる!!!」

ほむら「」

杏子「どういうことだおい、こいつ……死んでるじゃねぇか!」

さやか「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」

ほむら「あれ?私……」

マミ「どういうこと……なの……」

杏子「おい、てめぇ、これはどういうことだ!」

QB「ただの人間と同じ、壊れやすい身体のままで戦えとかまじありえねぇっしょ」

QB「魔法少女にとって元の体なんてものはハードウェアでしかねぇべ」

QB「マジ便利じゃね? 心臓破れても血を抜いても魔力があればマジ余裕だべ?」

QB「戦いにおいてマジ最高じゃん、つかなんで魂の場所とかこだわってんの? ありえねぇっしょ」

杏子「テメェは…何てことを…。ふざけんじゃねぇ!!それじゃアタシたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!!」

マミ「そうよ!ふざけないで!」

QB「マジ暁美ほむらやるじゃん、まさか自分の命を使って周りの人間に伝えようとするなんてまじぶっとんでんなおめぇ」

ほむら「……え?」

QB「残りの秘密も知ってるってことかい?マジイレギュラーな存在だわ、ありえねぇべ」

まどか(ほむらちゃん……中心人物のはずなのに話についていけてない……)

―翌日―

杏子『いつまでもしょぼくれてんじゃねぇぞ、マミ』

杏子『ちょいと面貸しな、話がある』

マミ『……わかったわ』
―――――

―まどホーム―

まどか「えっと……昨日はお疲れ様」

さやか「転校生、あんたソウルジェムが何か私に説明したのに落とすって何?」

ほむら「……悪かったわ……」

さやか「マミさんとあいつ、どうするの?」

ほむら「多分佐倉杏子は大丈夫よ、問題は巴マミ」

ほむら「佐倉杏子はなんだかんだ言って、優しい性格だからマミの家にいってるかもしみゃ……ないわ」

ほむら「……グス……」ウルウル

まどか「あ、はい口内炎のお薬」

ほむら「ありがとう、まどか」

さやか「はぁ……」

さやか「なんでそんなことがあんたにわかるのさ」

ほむら「それは……」

まどか「ほむらちゃん、話して?」

ほむら「……私ね、未来から来たんだよ」

まどか「え?」

ほむら「何度も何度もまどかと出会って、それと同じ回数だけ、あなたが死ぬところを見てきたの」

ほむら「どうすればあなたが助かるのか、どうすれば運命を変えられるのか、その答えだけを探して、何度も始めからやり直して」

ほむら「ごめんね……わけわかんないよね…気持ち悪いよね」

ほむら「まどかにとっての私は、出会ってからまだ1ヶ月も経ってない転校生でしかないものね」、だけど私は、私にとってのあなたは……」

ほむら「繰り返せば繰り返すほど、あなたと私が過ごした時間はずれていく……気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく……たぶん私は、もうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う」

ほむら「あなたを救う……それが私の最初の気持ち……今となっては、たった一つだけ最後に残った、道しるべ」

ほむら「わからなくてもいい……何も伝わらなくてもいい……それでもどうか、お願いだから、あなたを私に守らせて」

まどか「ほむら……ちゃん……」

まどか(ほむらちゃんがこんなに長いセリフをしゃべりきった……感動しちゃったよ……)

さやか(どうしてかな……感動で涙が止まらない……)ポロポロ

さやか「転校生……ううん、ほむら……今まで誤解してたよ……」

ほむら「え? そ、そう……」

まどか「ほむらちゃんは、私の最高のお友達だったんだね……」

ほむら「そう言ってもらえるのは嬉しいけど……」

さやか「私、手伝うよ、あんたの戦い!」

ほむら「え、えぇ……ありがとう美樹さやか」

まどか「マミさんにも手伝ってもらうためにお話ししに行こう?」

ほむら「……あなたたちが私の話を信じてくれるなんて……夢みたいね」

まどか「いこ!ほむらちゃん!」ダッ

さやか「マミさんのところに!」ダッ

ほむら「えぇ!」ダッ

コケッ ドテン

まどか「……」

さやか「……」

ほむら「……グス……」

―マミホーム前―

さやか(マミさんの家につくまでにこけた回数13回……走ったのがまずかったのかな……)

まどか「ほら、マミさんはきっと佐倉杏子ちゃんといるんでしょ?杏子ちゃんがいそうなところにいけばいいって」

ほむら「えぇ、そうね……きっと協会だわ!」

さやか(鳥のアレもまた投下されちゃって……)

―協会―

さやか(歩いたほうが速かった気がする……)

ほむら「……グス……」

まどか「大丈夫だよーほむらちゃん、ほら蛇に噛まれたところみせてねー」

さやか(ほむらって家出る時普通の格好だったはずなのに、どうしてこんなにぼろぼろになってるんだろう……)

ほむら「ありがとう……まどか……」

まどか「うんうん、ほむらちゃんは強い子だから大丈夫だよ、痛くない痛くないよ」

さやか(まどかがお母さんみたいになってる……)

ほむら「あ、開けるわね」

さやか「大丈夫?引くのと押すの間違えてない?大丈夫?」

ほむら「え、えぇ!大丈夫よ、このタイプは間違いなく引く方よ」

まどか「大丈夫?中に人がいる?」

ほむら「大丈夫、巴マミと佐倉杏子の声が聞こえるわ」

さやか「決めてやりな!ほむら」グッ

まどか「大丈夫、ほむらちゃんならできるよ!」グッ

ほむら「えぇ、まかせて!佐倉杏子!巴マミッ」

ゴン

杏子「バカ野郎!アタシたちは魔法少女なんだぞ?他に同類なんていないんだぞ!?」

マミ「だったら何よ!もう帰るわってあれ?あなた達……」

さやか(マミさんが勢い良く開けたせいでほむらが……)

ほむら「……」プルプル

まどか「ほらほむらちゃん、おでこ見せて、塗り薬ぬってあげるから」

―――――
―――

さやか(マミさん説得完了!)

ほむら「よかったわ……皆手伝ってくれるのね……」

杏子「あぁ、まぁな」

ほむら「早速だけど……ワルプルギスの夜についての資料が私の家にある……ついてきてもらえるかしら」

マミ「わかったわ」

さやか「そういえばほむらの家に入るのは初めてだ」

杏子「ま、少しでも情報は知っておいたほうがいいか」

ほむら「それじゃあ、行きましょう」

まどか「あ!瓦礫がおおいから気をつけてほむらちゃん!」

ほむら「だいじょあっ」

ズデン

まどか「はい、ほむらちゃん冷やしとかないとたんこぶになっちゃうから、氷あてるよ?ひんやりするけど我慢してね?」 

ほむら「……グス……うん……」

>>182
自分から厄介ごとに突っ込んでって怪我して不幸不幸言ってる人と一緒にしないでくだしあ

>>188
御坂とインデックスが知り合いな時点で充分不幸だろ

―ほむホーム―

ほむら「ここが私の家よ」

さやか(ドアが微妙に凹んでる……)

マミ「すごい部屋ね……」

マミ(ところどころ血の跡が見えるのはきっと気のせいよね)

杏子「結構綺麗なもんじゃねぇか」

杏子(ゴミ箱に捨てられた塗り薬やバンドエイドといったものの大量の箱がみえなければ……)

まどか「一人暮らしだったんだね」

まどか(台所の包丁に血が……)

ほむら「さっそく資料を用意するわ!」

さやか(やばい、オチが見えた……)

さやか「あ、手伝うよほむら!」

ほむら「?ただの紙だし大丈夫よ」

杏子(むしろ紙だからこそだろ……)

車の免許とってほしくなさすぎる

>>195
ほむら「動いてよっ!動いてくれないと卒検合格できないのよ!」ギュルルルルルル

まどか「ほむらちゃん、ギアがニュートラルだよ…」

てな展開になるから大丈夫だ

ほむら「見滝原の地図と、ワルプルギスの夜自体の資料が2枚……これだけね」

まどか(大丈夫かな大丈夫かな)

さやか(大丈夫かな大丈夫かな)

マミ(大丈夫かな大丈夫かな)

杏子(大丈夫かな大丈夫かな)

ほむら「これでみえるかしら」

杏子「……」パチパチ

マミ「……」パチパチ

さやか「……」パチパチ

まどか「……」パチパチ

ほむら「な、なんで拍手してるのあなた達」

ほむら「この地図の丸の部分が私のしるかぎり、よくワルプルギスの夜が出現する場所よ」

さやか「学校とか全部入ってるね……それだけ大きいってこと?」

ほむら「そうね、他の魔女とは比にならない強さと大きさよ」

マミ「厳しい戦いが予想されるわね」

ほむら「あ、そうだわ……ちょっと待っててね」

まどか「どうしたんだろうほむらちゃん……」

杏子「ここに出現するっていうなら、魔法の力でこのへんを避難所にするのはやめるようにはしとかないとな」

マミ「そうね、そろそろワルプルギスの夜自体の資料をみましょう、相手のことを知るほうが重要よ」

ほむら「飲み物持ってきたわよ」

コケッ ズデン ベチャア

さやか「……まぁ……資料を見ることはないきはしてましたよ……」

マミ「えぇ……そうね……善意なだけに何も言えないわ」

杏子「まぁ、出現位置はわかったし、ほむらが覚えている範囲で話しだけ聞くか……」

まどか「はい、ほむらちゃん、ティッシュと塗り薬」

ほむら「……グス……ありがとうまどか……」

ほ、ほむらちゃんは善意でやってるんだきゃ…から
悪くにゃ…ないんだきゃ…から、落ちこみゃ…まないでいいんだよ

まどか「皆帰っちゃったね」

ほむら「疲れたわ……」

まどか「ほむらちゃんも必死に説明してるのはわかるけど、やっぱり噛んじゃうからね……」

まどか「あ、口内炎のぬり薬ぬってあげるからベロ出して?」

ほむら「えぇ、れぇ」

まどか「……大丈夫?ちょっと血が出てる場所もあるけど」ヌリヌリ

ほむら「らいひょうふよ」

まどか「ならいいけど……」ヌリヌリ

まどか「これでよしっと」

ほむら「ありがとう、まどか」

まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんの治療は私の役目だもん!」

ほむら「いつも助かっているわ……本当にありがとう」

まどか「うん!私もそろそろ帰らないと」

ほむら「えぇ、またねまどか」

―翌日 教室―

まどか「本当なの?ほむらちゃん」

ほむら「えぇ、おそらく今日、志筑仁美が美樹さやかに宣戦布告をするわ」

まどか「どうしよう、それでさやかちゃんが絶望しちゃったら……」

ほむら「そのためにも見張りましょう」

まどか「そ、そうだね!」

ほむら「早速いつでも駆けつけられるようにさやかに発振器をつけてくるわ!」

まどか「だ、大丈夫?私がやったほうが……」

ほむら「大丈夫よ!まかせて!」


さやか「でさー」

仁美「そうですわねー」

ほむら「あっ」

コケッ ドン

さやか「わわわ!」

フラッ

仁美「さ、さやかさんあぶんん!」

チュゥ

ほむら「……あれ?」

まどか「う、うわぁ……さやかちゃんと仁美ちゃんがキスして……」

―――――
―――
ほむら「……グス……」

まどか「よしよし、ほむらちゃんはさやかちゃんを思ってやったんだもんね、ちょっと失敗したから怒られても気にしなくていいからね」

まどか「ほら、こけたときにおでこと鼻うったでしょ、鼻血はでてないけど注意しないと駄目だよ?塗り薬ぬるからうごかないでね?」

ほむら「ありがとう、まにょ……まどか……」

まどか「口内炎の予防薬もぬってあげるからねー」

ほむら「ありがとう……」

まどか「でも……ほむらちゃんのドジが役に立ったかもしれない……」

ほむら「え?」

まどか「今もさやかちゃんと仁美ちゃんがお喋りしてるけど、明らかに意識し合ってるよ」

ほむら「でも、一時的なものじゃみゃ……ないかしら」

まどか「そうだね、そうかもしれないね……でも、もしかしたら絶望せずにすむかもしれないし」

まどか「はい、ほむらちゃん、舌べってして」

ほむら「べー」

まどか「舌噛まないようにしないと駄目だよ?」ヌリヌリ

ほむら「きほふへへいふふもひはへほ」

まどか「つもりじゃ駄目だよほむらちゃん」ヌリヌリ

ほむら「あひはほう、まほは」

―昼休み―

まどか「悪くはない雰囲気だと思うんだけどなぁ……」

ほむら「えぇ……」グゥー

マミ「……暁美さん……パン代ぐらい貸してあげましょうか?」

ほむら「そうね……お弁当をぶちまけてしまったし……」

まどか「はい」

ほむら「え?」

まどか「こんな事になるきがしてたからほむらちゃんのぶんのお弁当を持ってきたから大丈夫だよ」

ほむら「ありがとう……まどか……いただくわ」

まどか「どういたしまして、ほむらちゃん!」

マミ(鹿目さんがいなかったら暁美さんって生きて行けるのかしら?)

マミ(というか最近鹿目さんが暁美さんと離れているのを見た記憶がないわね……)

―放課後―

マミ「二人で喫茶店に入っていったけど……大丈夫なの?」

ほむら「正直良い展開とは思えないわ……」

まどか(ほむらちゃんの代わりの制服は保健室にセットしたし……)

マミ「でも、その上條って子は美樹さんと幼なじみなんでしょう?告白したらチャンスは」

ほむら「異性としてはみられてないみひゃ……みたいなのよ」

まどか「はい、ほむらちゃんべー」

ほむら「べー」

まどか「動かないでね」ヌリヌリ

マミ「告白してみたら意外といけたりしないかしら……」

ほむら「みひはやはにほふはふするふうひははいわ」

マミ「え?」

まどか「さやかちゃんに告白する勇気がないみたいですよ」ヌリヌリ

マミ(なんでわかるの……)

まどか(あと、鳥のアレ対策とかもしないとなぁ……)

この保護者スキルがあれば「誰の役にも立たない」なんて悩みも解決だよなぁ

マミ「あ、出てきたわよ」

杏子「なんで私まで……」

マミ「通りかかったのが運のつきよ」

ほむら「表情を見ると、やっぱり宣戦布告されてしまったみたいね」

まどか(ガム対策と、こける対策も考えたいな……うーん……靴とか?)

マミ「どうするの?告白するように背中を押したほうがいいのかしら?」

ほむら「さやかは魔法少女という人間ではないものになったことから自分が告白してもって気持ちを持ってるのよね」

杏子「前言ったみたいに手足ぶっ潰しちまえば早いだろうに」

マミ「佐倉さん、変なコト言わないの」

まどか(靴裏のガムはコールドスプレーでいいんだっけ……打ち身とか捻挫を冷やせるから怪我した時も使えるし……)

まどか(なんだか最近ほむらちゃんのことばっかり考えてる気がする)

さやか「あ、あれ?皆どうしたの?」

まどか「あ、さやかちゃん……」

マミ「浮かない顔をしているけど、どうしたのかしら?」

杏子「らしくないね」

さやか「いやーちょっと友達といろいろありまして」

ほむら「……ごめんなさい……」

さやか「あ、いやそのことじゃなくて……えーと……仁美に告白されちゃって……」

まどか「付き合ってもいいんじゃないかな?」

さやか「え?でも……私魔法少女だし……」

まどか「魔法少女じゃなかったらいいって思ってるの?」

さやか「いやまぁ……仁美は好きだけど……」

ほむら「あれ?」

マミ「聞いていた話とぜんぜん違う……」

杏子「帰っていいか?」

ほむら「好きなら付き合うべきよ」

さやか「ほむら?」

ほむら「身体なんて関係ないわ、相手が好きだと言ってくれたなら、その気持ちにありのままの気持ちで答えるべきよ」

ほむら「魔法少女だから付き合えないとかじゃなく、あなたが付き合いたいか付き合いたくないか、しっかりと伝えるべきだわ」

まどか(一応口内炎の薬用意しとこ……)

マミ「暁美さんの言うとおりよ、相手の子に失礼だわ、ちゃんと自分が相手をどう思っているかで考えなさい」

さやか「……」

ほむら「相手が魔法少女じゃないからだめなの?だったら私なんてまどかとの約束を守ったら好きって言えみゃ……」ガリ

ほむら「……グス……」ウルウル

まどか「あ、強く噛んじゃった?もう、べーして」

ほむら「べー」

さやか(今告白したよねほむら……あれ?私きき間違えた?てか告白もしまらないなぁほむら……)

まどか「ほむらちゃん、長いセリフ言う時はゆっくり落ち着いて言わなきゃめっだよ」ヌリヌリ

ほむら「ひをふへふは」

杏子(私いる意味ないし帰ったら駄目かな……)

さやか「ほむらの言うとおりだね、でも……返事はワルプルギスの夜を倒してからにするよ」

マミ「そうね、それがいいわ」

杏子「帰っていい?」

マミ「せっかく5人いるのだから私の家でお菓子と紅茶でも飲みましょう」

まどか「マミさんのお菓子っておいしいですよね、楽しみ!」

ほむら「そうね、楽しみだわ」

さやか「杏子もいくでしょ」

杏子「わかったから引っ張らないでくれ、ずっこけちまう」

ズデン

杏子「……」

さやか「……」

ほむら「……グス……」ウルウル

まどか「すりむいちゃった?消毒するから傷口ちゃんとみせてほむらちゃん」

ほむら「ありがとう……まどか」

杏子(私、悪くないよな?)

―マミホーム―

まどか「ふーふー……これぐらいでどうかな?ほむらちゃん」

ズズー

ほむら「ありがとう、まどか……巴マミ、とても美味しいわ」

マミ「そ、そう……よかったわ」

杏子「このケーキもうめぇな」

マミ「このケーキは駅前のところにあるお店だったかしら」

さやか「あーあそこですかー」

ほむら「ごちそうさま……食器はシンクのところでいいのかしら?」

マミ「えぇ、わざわざありがとう」

マミ(って暁美さんが行ったら!)

ガン

ほむら「……」プルプル

まどか「足の小指うっちゃった?爪われてない?大丈夫?」

マミ(あ、今回はこけないのね)

まど神

         ~~~~~
         ~~~            て゛ぃ゛ろ゛ふ゛ぃ゛な゛~れ゛~~

       _   ミ     .. -¨¨~~¨⌒~¨-、
    /´~ . . ⌒ヽ,  __/          \
  ,/  . : : : ..   /              丶
  / .キ      '' /  __(~レ、           ) ___
./  . ..キ マミミミ  ( l (__○く´ 、         V  \                   わけがわからないよ
.|  .. ..         V|  L∧_)/ \        |/ フ
{ :: ::    r´⌒ヽ )) | 人  /  イ        ノ /フ                            __....--ー´
.| :: :: (( (  ノノ '  レ l┃/ / | /ゝ  __、-ニ入_、イ、                          /  . : : : : ;
..l :: ::    `-イ' .   ( 彡\∧/ /レ::ニ__..っへ \、_ゝ                  ____ /   . : : : : : :;;;
 l  .  .     キ :   `-ワ_...ゝヘ.へ    \|  \                  |  へ__  \. . : : : : : ;;;;;;;;;;;;;
  \  .  .   キ ' _/       _/\l           ヽ                 ヽ |: : :.\; ; :.: : : : : : : :;;;;;;;;;;;;;
   丶、__     __/ 彡     /              \                ヽヽ: :/ .\: :.: : : : :;;;;;;;;;;;;;;;;;;
   ミ    ̄T--T.          \    〉--      _へ\_                \/ : : :.\: : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
        |  |.           /ヽ  _人_   \ .へ_ゝ^ ll\              /  : : : : |: : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
        |  |           |   /  l`!    `-´   | |┼\            l   : : : : :|: : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
        |  |           /  /   | 〉/二--,..,___,/ |┼┼)            l  : : : : : :|: : : : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
        |.  ||          ノ  /   レ/┼┼~¨―-、ノ┼┼ |      _   __...l   : : : : : :|:  : : :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    __/ ̄`゙-´ ̄ニ~\      |~===l   「/~┼/┼/┼┼┼/>――--√ \ (<.._|__:_:_:_:_:_:_l_っ )::;;;;;;;;;;;;;;;;;
    l_l二l二l二ニ/ ...:-^    __.L___|   (┼/┼/┼ ..--<_く  _____,,....一-....ゝ丶_______ノ : : ; ;;;;;;;;;;;
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      └--一´    \┼ _,,--( ̄  ^-「\ ̄           |:':':':':':';';';';';';';'|`---ゝ;;;;;;;;;
                               ̄    ~一-- 乂__ゝ           |   : : : : : : :|    /: ;;;;;;;;;;;;;;
                                                     |   : : : : : : :|  ノ . : ;;;;;;;;;;;;;;;;

ほむむむむ



   , -─-、
   ,マミ-─-'、     
  ν*(ノノ`ヽ)      サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
  ξゝ´ ヮ`ノξ    サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー

  γU~''ヽヽ     (ホァ)グーリーーターリーィヤ ピーラーリーフー サーファリーハー

   !  C≡≡O=亜   (ュイ)ヤーソーリーィヤ (ィル)ゼェーイ ファーリーヤー(サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
   `(_)~丿      
       ∪
    , -─-、 ♪

   ,マミ-─-'、  ♪
  ν*(ノノ`ヽ)      サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
  ξゝ´ ヮ`ノξ    サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー

 ((と    つ      (ホァ)グーリーーターリーィヤ ピーラーリーフー サーファリーハー
(( ⊂,,  ノ゙       (ュイ)ヤーソーリーィヤ (ィル)ゼェーイ ファーリーヤー(サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
    (_,/,,
   , -─-、
  ,マミ-─-'、
. ν*(ノノ`ヽ)∩     ミーティアリーチョ ソルイージョーォ サーイーリョー (ホァ)ミートーイレージョ ノイチャヒュイアーレー
 ξゝ ゚ ヮ゚ノξ彡    ミーティアリーチョ ソルイージョーォ サーイーリョー (ホァ)ミートーイレージョ ノイチャヒュイアーレー
  (   ⊂彡      (サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
   |   |        サールティー ロイヤーリー タマリーエ パーッティアライアーリーーィヤーー
   し ⌒J


ほむむむむむむ

ほむ

ほむほむほむ

ほむらー!愛してる!お前に夢中だー!

>>369
そんな…俺とのことは嘘だったのか!?

Hosyu

それにしてもこのほむら
よく今まで生き残って来れたものであるな

何度も何度もまどかと出会って、それと同じ数だけあなたに世話をやかれてきたの

>>377

ほむら「まどかは私が育てちゃ・・・」ガリッ!

QB「お手柄だよ暁美ほむら。このまどかのお世話スキルなら宇宙の滅びも食い止められる!」

まどか「現人神になったよ、ほむらちゃん」

ほむら「・・・よくがんばったわ、鹿目まどか。でも天皇になったことで日本国民のまどかになっちゃったのはちょっと残念だわ」

まどか「ほむらちゃん。皇后になって、私の永遠の伴侶となってよ」

ほむら「まどか・・・///」  

マミ「ちょっと佐倉さん、ケーキを手づかみで食べると食べカスがおちるでしょう?」

杏子「この方が食いやすいだろ」

マミ「ちゃんとフォークを使って食べなさい」

杏子「へいへい」

さやか「叱られてる子供みたいだねあんた」

杏子「超うぜぇ……」


まどか「ほむらちゃんはもう何度ケーキをスカートに落としたの?」

ほむら「……その4回……」

まどか「スカートにクリームがいっぱいだよ、洗わないと……」

ほむら「ごめんなさい……まどか……」

まどか「ほら、あーん」

ほむら「え?」

まどか「これならおとさないでしょ?」

ほむら「ありがとう、まどか」

>>389
億単位で因果増えまくりじゃないっすか

ほむ!

マミ「そういえば佐倉さん、あなたどこに住んでるの?前の教会も人が住んでる感じはしなかったわ」

杏子「んー、ホテルとか、野宿とか」

さやか「あんた、ホテルだったり野宿だったりってどんな生活してるのさ」

杏子「忍び込んだりしてるかしてないかの違いだよ」

さやか「あんたそれ犯罪じゃん!」

マミ「佐倉さん、しばらく家に住む?」

杏子「え?いいのか?こっちとしてはありがたいけど」

マミ「いいわよ、一人暮らしだし、その分家事とか手伝ってもらうから」


まどか「ねぇ、ほむらちゃん、私の家に住まない?」

ほむら「え?」

まどか「だって昨日ほむらちゃんの家……血が……心配だし」

ほむら「気持ちは嬉しいけど……あなたの家に迷惑がかかってしまうわ」

さやか(まぁほむらを住ませたら家がめちゃくちゃになるよね……)

マミ(鹿目さんは暁美さんのお世話に目覚めたみたいだけど……どこまでお世話するつもりなのかしら)

杏子(まぁ見える位置にいないと心配になるっていうのはわかるけど……)

マミ(悪い子じゃない、それはよくわかってる……暁美さんの話を聞いて、暁美さんはむしろいい子だって思ったわ)

マミ(でも……)

マミ(床にケーキのクリーム……謝りながら掃除をしようとこけて鼻血……)

ほむら「グス……ごめん……なさい……」ウルウル

マミ「き、気にしなくていいのよ?」

まどか「そうだよ、ほむらちゃんはそこでちゃんと鼻血が止まるまでゆっくりしててね」

まどか「お掃除は私がしておくからね」

ほむら「でも……そんなのまどかにも、巴マミにも悪いわ……」ウルウル

まどか「気にしなくていいよ、ほむらちゃん」

マミ「そうよ、あなたには命を助けてもらったり、絶望から救ってもらったりもしたもの」

マミ(説得してくれたのは美樹さんだけど……)

マミ(それに、動かないほうが私としては嬉しいなんて言えない……)

さやか(なんか最近ほむらのドジが加速してる気がする)

杏子(私と始めてあった時みたいに格好良くしようとすらできてないな……まぁあの時も格好悪かったけど)

まどか(やっぱりほむらちゃんが目に見える範囲にいないと心配……)

―帰り道―

さやか「楽しかったねー」

まどか「そうだねー」

ほむら「えぇ」

バサッ ビチャ

ほむら「さっきからビニール傘を開いたり戻したり、何をしているのまどか?」

まどか「え?気にしなくていいよほむらちゃん」

さやか(まどかが鳥の糞からほむらを守ってる……というかなんでこんなに鳥の糞がほむらに降ってくるんだろ……)

ほむら「そう?また私が何かしてしまったのかと思ったみゃ……思ったから」

まどか「ごめんねほむらちゃん、今手がふさがってるから自分でお薬ぬってね」

バサッ ビチャ

ほむら「謝る必要なんてないわ、いつも気にかけてくれてありがとう、まどか」

さやか(いい空気だけどなんかいろいろとずれてる気がするのは気のせいなのかな?)

ほむら「じゃあ、私はここで」

まどか「足元とか前方とかとにかく気をつけてね?」

ほむら「ふふっ心配してくれてありがとう、嬉しいわ」

さやか「じゃあね、ほむら」

まどか「何かあったら呼んでね?絶対だよ?」

ほむら「えぇ、またねまどか、さやか」

さやか(初めてほむらが普通に帰っていった……)

まどか「見えなくなってからなにか起こらないか不安だからちょっとここにいてもいいかな?さやかちゃん」

さやか「大丈夫だとおもいたいけど……そだねちょっとここにいよっか」
―――――
―――
まどか「何もなかったみたいだね、よかったぁ」

さやか「んじゃ帰りますか!」

ほむら「あら?どうしてあなた達まだここに……」

まどか「え?ほむらちゃんこそどうして?」

ほむら「……その……鍵を落としたみたいで……」

さやか(やっぱりほむらが何事も無くなんて無理なのかな……)

―翌日 学校―

さやか「にしてもまどか……あんたすごい荷物だね」

まどか「そうかな?」

仁美「最近は保健委員ではなく暁美さんのお世話係になってますわね」

まどか「だって見てないと心配だもん」

ガラガラガラ

ほむら「おはよう」

さやか「おっすほむら」

仁美「お早う御座います」

まどか「おはよーあれ?怪我してないね!」

ほむら「今日はこけたりしなかったわ」

さやか「成長して……ほむら……靴下……左右で色が……」

ほむら「……グス……」

まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃんが濡れた時のために保健室にほむらちゃんの着替え一式があるから!」

さやか(わけがわからないよ……)

―保健室―

ほむら「ありがとう、まどか……助かったわ」

まどか「どういたしまして、ほむらちゃん」

さやか「なんかもうすぐとんでもない魔女がくるって思えないぐらい平和だね」

ほむら「ワルプルギスの夜が現れる時、予兆があるわ」

ほむら「避難が必要になるような異常気象、それがもうすぐ起きる……」

さやか「そこにワルプルギスの夜がいるわけだ」

ほむら「えぇ、あいつは出現しても大災害としか見られない……」

ほむら「今までと比にならない、強力な魔女……」

ほむら「今度こそ、今度こそあいつを倒して……まどかとの約束を……まみょ……守る!」

さやか(いい場面だったのに……)

まどか「はい、べーして」

ほむら「べー」

まどか「私を助けようとしてくれるのは嬉しいけど、その前に自分を傷つけないようにしようねー」ヌリヌリ

ほむら「へんひょふふは」

キーンコーンカーンコーン

さやか「やば!HR!」

まどか「急ご、ほむらちゃん!」

ほむら「えぇ」

―――――
―――

早乙女「……」

さやか「いやーほむらを保健室に連れて行って、治療した後もどってきたんですけど……」

さやか「途中でほむらがいろいろと……なんというかお察しの通りというか……」

早乙女「……鹿目さん、もう一度暁美さんを保健室に連れていってあげてくれますか?」

まどか「あ、はい」

ほむら「……グス……」ウルウル

さやか(鼻血+頭に黒板消しの粉……いじめとかでもないのにどうしてこんなことに……)

―ワルプルギスの夜戦―

杏子「こいつを倒せばいいんだったな」

さやか「世界の平和が私達にかかってるってなんか燃えますね」

マミ「ふふっそうね」

ほむら「皆、瓦礫で足場が悪いけど、気をつけるのよ」

さやか(お前が言うな)

杏子(お前が言うな)

マミ(あなたが言うってどうなのよ……)

ほむら「さぁ、いくみゃ……いくわよ!」

さやか(勢いが死んだよ……)

マミ(すごく不安……)

杏子(逃げたほうがいい気がしてきた)

まどか「ま、まってほむらちゃん!」

ほむら「まどか!どうしてここに!」

まどか「ティヒヒ、きちゃった」

ほむら「危ないから戻りなさい!」

まどか「皆が戦ってるのに私だけ一緒にいられないなんていみゃだよ!」

さやか(あ、まどかが噛んだ……)

まどか「……」ヌリヌリ

マミ(自分で自分の舌に薬を塗ってる……和むけど今はそんな場合じゃ……)

まどか「あ、口内炎の薬なくなっちゃった……」

ほむら「大丈夫よ、わひゃ……私達を信じて!」

杏子(こっちも噛んだか……)

まどか「ほむらちゃん……えい」

ほむら「ん!!あむぅ……んちゅ……ぷは、な、なな何をするのまどか///」

まどか「私の舌に薬塗ってあったからキスしたら薬濡れるかなって」

さやか(お母さんからバカップルにチェンジ?)

マミ「来てしまったものはしょうがないわ、もともと負けられない戦いだもの」

杏子「そうそう、やらなかったらどのみちこいつも巻き込まれるだろ」

ほむら「そうね……わかったわ」

さやか「それで、まずどうやって攻撃するの?」

ほむら「今日のために私が揃えたものを使うから少し待機していて!」

マミ「た、たとえばどんなもの?」

ほむら「現代兵器よ」ファサ

さやか(完璧に決めポーズもセリフも決まったのに戦わせたくない!)

杏子(おいおい、もうオチがみえてるじゃねぇか……これどうすんだよ)

マミ(と、止めるべきなの?やっぱりこれって止めるべきなの?)

まどか「ほむらちゃん、ちゃんと塗り薬持った?」

ほむら「えぇ、ありがとうまどか」

さやか(いや多分塗り薬の領域越えた怪我しかねないってこれ……)

ほむら「じゃあ!行ってくるわ!」

プップー

まどか「心配だなぁ……」

さやか「あぁ!待ってほむら!行ったらだめだって!」

マミ「タンクローリーに乗って行ってしまった……」

杏子「……ドジをしないことを祈るよ……」

ブロロロロ コケッ スポ

さやか「」

マミ「」

杏子「」

まどか「ワルプルギスの夜のスカートと歯車の間にはいってっちゃった……作戦なのかな?」

さやか(とびおりようとしたのにこけてそのままワルプルギスの夜の中に……)

マミ(あのタンクローリーを爆破させようってしてたのよね……爆発しなくてよかったわ……)

杏子(あいつの場合、爆弾とか全部爆発しないのかもしれないなぁ……)

さやか「戻ってきてくれないと攻撃できないじゃん……どうしよう……」

―ワルプルギスの夜内部―

ほむら「失敗してしまったわ……ここからでないと……盾にはいった兵器を全部出せば登れるかしら……」

―お外―

さやか「どうしよう……」

マミ「暁美さんの帰りを待つしか……」

QB「マジかよ、あいつワルプルギスの夜最大の秘密にきがついたってのかよ、マジヤベェよあいつ」

杏子「え?」

QB「ワルプルギスの夜の外側はいかなる攻撃も一定以下なら通さないはんぱねぇ装甲だってのに、内部攻撃を狙うなんてなんてやっべぇよ!」

QB「マジヤベェよ、あの隙間に入るなんてベテランの魔法少女でも難しいってのに狂ってやがるぜ」

さやか「ワルプルギスの夜が落ちて行く!」

QB「暁美ほむらが中で重いものを大量に出してやがんのか!このままじゃ沈んでっちまうよ!なんてやろうだ!」

QB「ワルプルギスの夜の元の少女がサーカスで逆立ちして玉乗りしたらスカートの中に虫が入ってあわてて転げ落ちて」

QB「憧れの先輩に見られたことから絶望して魔女になったからスカートの中が弱点ってなんで知ってるんだ!!」

杏子「帰っていいかい?」

マミ「駄目よ」

―ワルプルギスの夜内部―

ほむら「やっと登り切ったわ……せっかくだし爆破しておきましょう」

―お外―

QB「なぜワルプルギスの夜が逆さまからもとに戻るととんでもないスピードで破壊をするかだって?」

QB「恥ずかしさのあまり逃げ出そうと全力疾走するからだよ」

マミ(あれ?また口調変わった?)

ドカーン

ワルプルギスの夜「ウフフ……」

さやか「ワルプルギスの夜が……消えていく……」

マミ「彼女も……つらかったのね……」

杏子「帰って寝てもいいか?」

マミ「駄目よ」

まどか「ほむらちゃん大丈夫かなー」

さやか「あ、戻ってきた」

ほむら「た、大変、ワルプルギスの夜がどこかに消えてしまったわ!急いで追わないと!」

杏子「倒したって気づいてねぇのかよ……」

QB「暁美ほむら、まさか君がワルプルギスの夜を倒せるなんてね、確かに今思えば君の能力はワルプルギスの夜を倒すのにうってつけだ」

QB「隙間に入るのは時間停止、隙間に入ればその盾から様々なものを取り出せる……」

QB「君というイレギュラーを過小評価しすぎたようだね」

マミ(むしろ過大評価じゃないかしら……というか、暁美さんは多分能力使ってない……)

QB「なるほどね、そこまでの傷を負っても諦めず立ち向かった……賞賛に値するよ」

さやか(ぜったい内部でこけたりして負った怪我だと思うし、ドジっこで賞とか?)

QB「僕に鹿目まどかの契約を取るのは不可能だった……君という存在のせいで」

杏子(いやーわりと普通に契約とれたんじゃねぇかなぁ……)

ほむら「……人は、諦めなければ希望を失わないのよ」

QB「僕はこの町から去るよ、キミの勝ちだ、暁美ほむら」

さやか(絶対状況わかってないのに流れに乗って格好良い事言い始めた!)

まどか(ほむらちゃんかわいいなぁ)

まどか「ほむらちゃん、傷だらけだね」

ほむら「えぇ、色々あって」

マミ(こける、頭をうつ、足をぶつける……なるほど、色々ね)

まどか「消毒するからしみるけど我慢してね?」

ほむら「……グス……」

まどか「消毒だから痛くないよーほむらちゃんは強い子だもん、しみても泣かないよねー」

ほむら「えぇ……グス……大丈夫よまどか」

杏子「もうほむらも戻ってきたし帰ってもいいだろ……」

マミ「そうねぇ、家でのんびりしましょうか」

さやか「一応避難しろって事になってるんですよね」

マミ「もう大丈夫でしょう?特に何もしてないけど疲れたわ……」

杏子「同感だよ……」

まどか「これでよしっと、口内炎の薬は今きれてるから我慢してね?」

ほむら「ありがとうまどか」

まどか「どういたしまして、ほむらちゃん」

ほむら「あ、そうだ、まどか!」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「こ、これ、借りてたハンカチ……」

さやか(そういえば返そうとするたびに悲しいことになってたっけ)

マミ(汚れなし、アイロンも問題なし、人に借りたハンカチを返すとしては問題ないわね)

まどか「わーわざわざありがとう、ほむらちゃん」

カァーカァー パク

ほむら「あ!ハンカチ!」

杏子(カラスってハンカチもってったりするんだなー)

ほむら「か、返してぇ!」ダッ

ズデン

まどか「瓦礫だらけなんだから走っちゃ危ないよほむらちゃん」

ほむら「で、でも……」

まどか「ほら、おでこみせて」

さやか(不幸体質って思ってたけど、本当はほむらって運がいいのかも)

まどか「これでよしっと」

ほむら「ありがとう、まどか」

まどか「もう、ほむらちゃんは私がいないと危なっかしいんだから」

ほむら「いつも迷惑をかけてごめんなさい、まどか」

まどか「ずっと側にいてほむらちゃんを私が見てないと駄目だね」

まどか「私って、誰かのためになることをしたいっていつも思ってたって知ってた?」

ほむら「えぇ、だからあなたは魔法少女に……」

まどか「でも、今は魔法少女にならなくても私が誰かのためにできることがあるってわかったの」

まどか「危なっかしいほむらちゃんをお世話できるのは私だけだもん!」

ほむら「……まどかには……本当にいつもお世話になってばかりね……グス……」

ほむら「これからも……私の側でにいてくれる?」

まどか「うん!」

さやか(要はあまりのドジっぷりにほっとけないから一緒にいるよってことだよね……)

マミ(告白のようで告白じゃないわね……)

杏子(あいつ、気づいてないんじゃ……)

まどか「ほら、行こ?皆待ってるし先にいっちゃうよ?」

ほむら「ま、まどか!」

まどか「どうしたの?」

ほむら「あ、あの……す、ひゅきです!!つきあってくだひゃい!」

さやか(おぉ、ほむらが告白、でも噛んじゃった……)

まどか「……うん、私もほむらちゃんのこと、大好きだよ」

マミ(あら、ちゃんと想いはつながっていたのね)

ほむら「まどかぁ!」

杏子(あ、オチが見えた)

コケッ ドテン

ほむら「……グス……」ポタポタ

まどか「はい、ほむらちゃん、ティッシュと塗り薬」

ほむら「ありがとう、まどか……」ウルウル

さやあんマミ(ここはかっこよく決めてほしかった……)


おわり

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪



とりあえずクールだけどドジっこほむらちゃんを続けるにも全員手伝ってくれる状況になったらクールで続ける意味もないなぁと
まどかの母親化を進めてみたけどなんかわからなくなってしまった
ぐだってごめん、保守してくれた人ありがとう、ちょっとでも楽しめたら幸い

乙にゃあ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom