ほむら「ワルプルギスの夜を撃退したわ」(162)
ほむら「今思えば長かったわね」
ほむら「十年、20年はループを繰り返してきたかしら」
ほむら「もう思い残すことはない…
ほむら「さて…」チャキ
ほむら「…ハァ」
ほむら「いや、自殺するのは明日にしましょう」
ほむら「ソウルジェムが濁って魔女化するまでまだ猶予はあるし…」
ほむら「明日は何をしようかしら」
ほむら「今頃まどか達は何をやってるのかしらね」
ほむら「みんなで…お泊り会でもやってるのかしら」
ほむら「まあ私には関係ないわね。さて、電気を消して」
ほむら「おやすみ、まどか」
QB『よくワルプルギスの夜を撃退したね。これで僕の計画はオジャンだよ』
ほむら『…そう』
QB『まあ、ワルプルギスの夜を越える力を持つ魔女候補がここに居るわけだけど』
ほむら『私のことなら、魔女になる前にソウルジェムを砕くから問題ないわ』
QB『それが君にできるかな。聞くところによれば、10年20年はずっと繰り返してきたんだろ?』
ほむら『…』
QB『まあ、まどかどころか他の魔法少女達も生き残ったのは意外だったね
ほむら『ええ』
QB『君が自殺したとわかれば、彼女たちは悲しむだろうね。魔女化する子も…』
ほむら『それも、問題ないわ』
QB『というと?』
ほむら『あの子達には、私は遠い所で生きているって伝えとくから』
QB『僕が自殺したって言ったらおしまいじゃないか』
ほむら『貴方の言うことを彼女達が信用すると思って?』
QB『なるほどね…』
まどか『ほむらちゃん!言っちゃだめ!」ギュッ
ほむら『悪いけれど、私はあなた達とはこれ以上付き合いたくないの』
まどか『どうして…?』
ほむら『もうこりごりなのよ。魔女化したり、発狂して仲間を殺したり、勝手に死んだりする人達と付き合うのは』
さやか『それ…酷くない!?』
マミ『そんな…」
ほむら『私はやるべき事はやったし、まどかも契約せずに済んだ。もうこの街に用は無いわ』
杏子『わかったわかった。じゃあここまでにしよう。アンタの思う通りにすればいいよ』
ほむら『それじゃ、さようなら』
ほむら「…嫌な夢を見たわ」
ほむら「コーヒーでも飲みましょう」ポチッ
ゴトゴトゴト プシュー
ほむら「ああ、コーヒメーカーが壊れちゃった。新しいのを…」
ほむら「もういらないんだったわね」
ほむら「…」
ほむら「…今日はいい天気ね」
ほむら「ベランダに出て、本でも読みましょう」
ほむら「えーと、昨日はここまで読んだから…」
ほむら「今日こそ全部読み切らないと…夜までには」ペラペラ
ほむら「どう成りゆくかは、やがてわかることだ…にまへ…このけいりゃ…」
ほむら「Zzz...」
ほむら「ああ!寝てしまったわ!」
ほむら「もう12時じゃない!時間は限られてるのに!」
ほむら「本はやめにしましょう。こんなもの読むより、もっとやるべき事を…」
ほむら「…誰かに電話でもしようかしら」
ほむら「親は…私居ないし、友人は…前の学校では虐められたからいないし…」
ほむら「流石にあんな事言っといてまどか達に電話するのも…」
ほむら「…」
ほむら「…どうしましょ」
ほむら「この街から、見滝原までどれくらいだっけ…」
ほむら「えーと、数十分もかからないわね」
ほむら「こっそり、あの子達の様子を見に行きましょう」
ほむら「この橋、懐かしいわ」
ほむら「ここであの変な凱旋門みたいな魔女に襲われて…」
ほむら「助けてもらったんだっけ」
ほむら「…うぅ」グスン
ほむら「まどかの家の前で待ちぶせましょう」
ほむら「なんかストーカーみたいだわ、私」
数十分後
まどか「じゃあマミさんの家行ってくるよー!」
智久「夕飯までには帰ってくるんだよ」
まどか「わかった!」
ほむら「出てきた出てきた…」
まどか「~♪」
ほむら「ずっとあんな姿が見れる事を願っていた」
ほむら「あの子が幸せなら私はどうだっていいのよ」
ほむら「ああ、ここも懐かしいわ。巴マミのマンション」
ほむら「メガネかけていた頃は一緒にケーキ食べたっけ」
まどか「マミさーん!まどかが来ましたよ!」
マミ「あらいらっしゃい鹿目さん!皆待ってるわよ」
ほむら「入っていったわ」
ほむら「そういえば、もう一ヶ月過ぎたから時間止められないのよね。どうしましょ」
ほむら「鍵は…締め忘れたみたいね」
ほむら「こっそり…入っちゃいましょう」
さやか「ケーキ美味しいー!」
杏子「おい、食い過ぎるなよ。私の分が無くなるだろ」
マミ「はいはい、おかわりはいくらでもあるから沢山食べて…」
ほむら「相変わらずケーキばっかり食べてるのね」
ほむら「私も…駅で買った菓子パンここで食べちゃいましょう」
まどか「そういえば、上条君とあれからどうなったの?」
さやか「相変わらず仁美と付き合ってる。でも最近、あんま仲よくないみたいでさ」
さやか「もしかしたら漁夫の利になっちゃうかも」ムシャムシャ
ほむら「…へぇ」ムシャムシャ
ほむら「なかなかこのアンパンいけるわね」ムシャムシャ
ほむら「ふぅ」ホップイ
杏子「そういえば、QB久しぶりに見たぜ」
ほむら「!?」
杏子「相変わらず契約を子供に迫ってたよ」
さやか「で、それからどうなったの?」
杏子「もちろん邪魔したさ。"そいつと契約するとゾンビになるぞ!"って忠告したんだ」
さやか「嘘ついてないもんね。はは…」
マミ「QBといえば、暁美さんあれからどうしたのかしらね」
杏子「知らねー。どっかで暮らしてるんじゃない?まあアイツの事だし、何とかやってるよ」
さやか「でも転校生、去り際が酷かったよね~あんな言い方無いんじゃない?」
まどか「…」グスン
さやか「あ、まどかの前で転校生の話は駄目だったんだ」
まどか「ほむらちゃぁん…」メソメソ
マミ「鹿目さん、落ち着いて…」
まどか「こんなのってないよ…ほむらちゃんにまた会いたい…」メソメソ
マミ「鹿目さん、泣かないで…」
ほむら「はぁ…困ったものね」
まどか「ちょっとごめんね。私トイレ行ってくるから…」
ほむら「あ、まどかがこっちに来てしまうわ」
ほむら「収納棚の中にでも隠れましょう」
まどか「ほむらちゃん…帰ってきて…私の最高の友達…」メソメソ
ほむら「ふぅ…ん?」
ほむら「なんか足のあたりでムズムズする感触が…」
ほむら「この油ギッシュな手触り…無数の突起…」
ほむら「これってゴキブリ…」
ほむら「あわわわ…」
ほむら「あっち行け、あっち行け」
G「シャカシャカ…」
ほむら「頼むから出て行って…うわあ!」ガタン
まどか「!?」
ほむら「あ、足を噛まれたわ…あわわわ…」
まどか「だ、誰かいるの?」
ほむら「もう嫌だ!はやくあっちに行きなさい!」
まどか「ど、泥棒かな…みんな呼んでこなきゃ…」
ほむら「あ、あっち行ったわ。早くこのクソ衣装ダンスから出て家から出なきゃ…」
杏子「なんだって!泥棒だって!」ドタドタ
さやか「みんなでボコボコにしようよ!」ドタドタ
ほむら「ああ、来ちゃった、えーと…えーと…」
ほむら「強行突破!」
マミ「キャアッ!」
杏子「おっと、そう上手くは行かないよ」ガシッ
さやか「魔法少女の筋力舐めてもらっちゃ困るよ~」
杏子「さて、警察…あれ?」
マミ「暁美さんじゃない!何処か遠くの街に行ったんじゃなかったの!?」
ほむら「いや、その…えーと…」
まどか「ほ…ほむらちゃあぁぁぁぁぁん」ギュウ
まどか「もう絶対遠くには行かせないから!ずっと一緒だから…」
ほむら「あ、はい…」
マミ「どういうことなの、説明しなさい」
ほむら「…様子を見に来ただけよ。まどかが契約していないか、あなた達が魔女化してないか。特に美樹さやか」
さやか「な、何よ!」
杏子「そんな事言ってさ、なんだかんだいって寂しかったんじゃないの?」
ほむら「寂しいわけがないじゃない。私は遠くで、悠々自適に楽しく暮らしているわ。もう縛られるものも無いし…」
さやか「へぇ…ほんとかなあ…」
ほむら「ええ、本当よ」
まどか「ほむらちゃんほむらちゃんほむらちゃん」グリグリ
ほむら「頭をお腹にグリグリ押し付けるのやめなさい、苦しいわ」
まどか「ごめんなさい」
ほむら「じゃあ、私はこれで。皆が無事で何よりよ」
まどか「待って」ガシッ
ほむら「何?」
まどか「ほむらちゃん行っちゃだめ」
ほむら「困るわよ。私は単に様子を見に来ただけで、あなた達と一緒に楽しくお茶会をするために来たわけじゃないわ」
まどか「駄目…ほむらちゃんはずっと一緒にいるの…」ギュウ
ほむら「わかったわ、わかったわ。じゃあ…夕方の5時までここに居るわ、それでいいでしょ?」
まどか「駄目だよ。ずっと一緒だから」ギュウウウ
ほむら「ちょ、苦しいわよ…まどか」
まどか「でも離したらほむらちゃんが逃げちゃいそうだから…」
ほむら「逃げないわ。今はね、今は」
まどか「ウェヒヒヒ…」ペタペタ
ほむら「…よしよし」ナデナデ
まどか「ウェヒ!」ギュッ
さやか「で、あれからどうしたの?」
ほむら「毎日自由に楽しく暮らしてるわよ。朝は優雅にコーヒーを飲んで、ベランダに出て日に当たりながら、読書をするの」
ほむら「時々読書をしながら居眠りすることもあるわ。お昼間になったらお掃除とか家事をやって、それが終わったらいいとも見ながらお昼食よ」
ほむら「午後にはアフタヌーンティーを嗜んで、夜になったら今までのループの事を思い出しながら、寝るのよ」
さやか「へー…すっごく羨ましい…学校とか行かないの?」
ほむら「行かないわ。もう私を縛るものなんて無いのよ」
まどか「ウェヒヒ…」ギュウウ
ほむら「…今はあるけれど」
マミ「まあせっかく来たのだから、紅茶とケーキでも飲んで行かない?」
ほむら「頂くわ」
まどか「待って!私が食べさせてあげる!」
ほむら「いいわよ、自分で食べれるから…」
まどか「はい、あーん」
ほむら「あーん」パクッ
杏子「…なんか恋人みたいだな」
まどか「ウェヒヒ」
ほむら「…美味しい」モッチャモッチャ
ほむら「さて、五時になったから私はこれで…」
杏子「じゃ、私達も、もう帰るぞ」
さやか「転校生が元気そーで何よりだよ、じゃあね」
まどか「だめ!」ギュッ
ほむら「言ったでしょ、五時になったら帰るって…」
まどか「だめ…」
マミ「あの、暁美さん。あなたは知らないでしょうけど」
マミ「あれから、まどかは一週間…いや、二週間はずっと泣き通してたのよ。ずーっと」
マミ「やっと最近落ち着いてきたけど、貴方の話が少しでも出るたびに涙ぐんじゃって」
マミ「泣きやむのに半日はかかったわよ。本当に」
ほむら「そうなの…」
まどか「ごめんね…私弱い子だから…」ギュウウ
鹿目さんって言わないのマミさん?
>>53
みすッた
まどか→鹿目さん
さやか「そうだそうだ転校生!アンタがあんな去り方したせいで私達もちょっと悲しかったんだから!」
杏子「ふん…」
ほむら「わかったわよ…」
まどか「ほむらちゃん!ずっと居てくれるんだ!」
まどか「えーっとね、私の家族はほむらちゃんの事知ってるからね…私が一緒に暮らしたいって言ったときは
ママもパパもたっくんまでいいって言ってくれたんだよ。それからね、毎日ほむらちゃんと一緒に暮らしている
妄想してたら、少しだけほむらちゃんが近いように思えてきて、ちょっとだけ悲しいのが無くなったの。
でもやっぱり悲しくて…」
ほむら「ちょ、ちょっと待って!一緒に暮らすとは…」
まどか「え…」グスン
愛重につながってしまいそうで
マミ「鹿目さんを泣かすのは許さないわよ…」
ほむら「いや、その…」
さやか「諦めなよ、転校生。確かにアンタの生活楽しそうだけどさ、何かに縛られてる生活もいいもんだよ?」
ほむら「でも…これじゃ…」
まどか「…」ギュウウ
ほむら「はぁ…じゃあ一日だけよ、一日だけ…」
まどか「だめ、ずっと」ギュウ
ほむら「じゃあ一週間とかどうかしら?それなら…」
まどか「せっかくほむらちゃんが戻ってきたのに、また私の手を離れて遠くに行っちゃうなんて耐えられないよ
ほむらちゃんがずっと一緒に居るって言うまで、私は絶対にこの手を離さないから」ギュウウウウウ
ほむら「ちょ…苦しいわ、まどか」
ほむら「わかったわ。じゃあずっと一緒に居る…かもしれない」ボソッ
まどか「わあ!じゃあ今すぐ私の家に行こうね!私の部屋、ベッドは一つしか無いから寝るときは一つのベッドに二人だよ。
あとね、お風呂も一つしかないから…」
ほむら「"かもしれない"よ!"かもしれない"!」
まどか「…行こ?」ギュ
ほむら「…わかったわ」
まどか「ただいまー!」
知久「おかえりなさい。あれ、その子は…」
まどか「暁美ほむらちゃんだよ!私がずっと言ってた…」
知久「え…ああ、ほむらちゃんね。よろしく、まどかのお父さんの鹿目知久です」
ほむら「ど、どうも」
まどか「うん!でさ、一緒に暮らすって話」
知久「いや、あの時はママも酔ってたから…」
まどか「ダメ?」
知久「うーん」チラッ
知久「暁美さんのお父さんやお母さんが怒るだろうし…」
まどか「それなら大丈夫だよ。ほむらちゃんは…ゴニョゴニョ」
知久「そうなんだ…中学生なのに苦労してるんだなあ…」
まどか「だから、いいでしょ?」
知久「うーん…ママがダメって…言わないだろうなぁ」
知久「わかった、じゃあこれからよろしくね、暁美さん」
ほむら「よろしくお願いします…知久さん」
まどか「知久さんじゃ駄目だよ!お義父さんって言わなきゃ!」
ほむら「わ、わかったわ。よろしくお願いします…お父様」
知久「お風呂沸いたよー!」
ほむら「お先いいわよ、まどか。私はたっくんと遊んでるから」
たっくん「ほむほむー!ほむほむー!」キャッキャ
まどか「何言ってるの?一緒に入るんだよ」
ほむら「へ?」
まどか「女の子同士だし、おかしく無いよ?さ、入ろ」
ほむら「ええ…」
まどか「ほむらちゃんの背中、スベスベしてるね」
ほむら「どういたしまして。ずっと病院に居たから…汗とかかかなくて…」
まどか「ウェヒヒ…」サワサワ
ほむら「ひゃっ!何するの!まどか」
まどか「石鹸の泡で文字書いてるだけだよ?『ほむらちゃん大好き』って」
ほむら「なんか照れるわね…」
まどか「なんか、消すのもったいないな…」
結局ほむらちゃん自殺する展開こないの?
初志貫徹するほむほむが見たいのに…
ほむら「消さないと出れないわ」
まどか「このお風呂で、ずっと一緒に居るのも悪くないよね…狭くて、暖かいお部屋…私とほむらちゃんだけのお部屋…」
ほむら「まどか、ちょっとそのセリフ怖いわよ…」
まどか「でもそれじゃ駄目だよね。流すよ」ジャバー
ほむら「どうもありがとう。それじゃまどかの背中も洗ってあげるわ」
まどか「ウェヒヒ…ほむらちゃんもなんか文字書いていいよ」
>>73
それはこれからだろ
個人的にはどっちでもいい
ほむら「えーっとじゃあ…『まどか』」
まどか「何か足りなくないかな?」
ほむら「…『まどか大好き』」サワサワ
まどか「あふっ…ちょっとこちょばったい…」
ほむら「ご、ごめんなさい」
まどか「やめないで、続けて」
まどか「このお風呂に二人は狭いねー」
ほむら「ええ、お湯もこぼれそうだわ」
まどか「…あのね」
ほむら「なあに?」
まどか「あれから一人ぼっちになって、寂しかったの。いや、さやかちゃんやマミさんや杏子ちゃんはいるけれど、やっぱりほむらちゃんが居ないと…」
ほむら「…」
まどか「ずっと私のために戦ってくれて、なんの見返りも求めないなんて…」
ほむら「見返りは貰ってるわよ。あなたの幸せそうな顔を…」
まどか「でも…そんなんじゃだめ。だからずっとここで暮らして、ループで失った分の人生を…」
ほむら「わかってるわ。さあ出ましょ、のぼせちゃうわよ」
まどか「ほむらちゃん…」
まどか「じゃ、電気消すよ」
ほむら「やっぱりベッドに二人は、狭いわ。私は床で…」
まどか「だめ。一緒に寝るの」
ほむら「はいはい」
まどか「…逃げないでね」
ほむら「逃げないわよ。だってあなたが、体を強く抱きしめてるんだもの」
まどか「ウェヒヒヒ…」
まどか「明日は学校だよ。皆驚くだろうけど、私が守るから怖くないよ」
ほむら「ありがとね…」
まどか「ほむらちゃんの…体…暖かい…」
まどか「これから…」
まどか「Zzz...」
ほむら「私が守るから、か…」
まどか「学校だよ!起きて!」
ほむら「ん…ああ、もうこんな時間なの」
まどか「ウェヒヒ…朝起きた時にほむらちゃんの顔があって、とっても安心したよ」
ほむら「…そう」
まどか「さ、朝ごはん食べよ!パパの作るハムエッグはとっても美味しいんだよ!」
まどか「おはよう!」
さやか「また遅れちゃって!もー!」
まどか「ごめんごめん」
仁美「あら、その方…」
まどか「ほむらちゃん、ずっと風邪ひいてたんだって!でももう大丈夫だから」
仁美「あら、それは大変でしたわね。お大事に」
ほむら「風邪って…」ゴニョ
まどか「だって他に言い訳が思い浮かばなかったんだもん」ゴニョ
ウェヒヒというかフィヒヒのほうが近くない?
早乙女「今日はみなさんに大事なお話があります。心して聞くようにって…」
早乙女「暁美さんじゃない!どうして無断で…」
まどか「ほむらちゃんはずっと病気で、電話がかけられなかったみたいなんです!」
早乙女「え、そうなの…?でも…」
さやか「そんなことより大事なお話って何ですかー?」
早乙女「え、えーと…」
まどか「ウェヒヒ…ほむらちゃんの手あったかいよ」ギュッ
ほむら「ええ…」(授業中も休み時間もずっと手を握られるのも恥ずかしいわね…)
ほむら(そういえば、問題がわかるのはループの間だけ。それ以外の部分はわからないわ…)
ほむら「ここの問題は、どうやってやるのかしら…」
まどか「ああ、ずっと居なかったんだもんね。頭いいほむらちゃんでもわからないよ。ここはねbe動詞と過去分詞を使って…」ギュッ
ほむら「あの、そっちの手を握られてると書けられないのだけど…」
まどか「あっ、ごめんね」
ほむら「えーっと、ここはbe動詞と過去分詞を使って…終わったわ」
まどか「ウェヒヒ」ギュッ
ほむら「あ…」
まどか「はい、ほむらちゃんあーん」
ほむら「…」パクッ
仁美「お二人は、いつの間に仲良くなったんですの…?」
さやか「いや、私も…ハハ」
まどか「私もやって!」
ほむら「はい、あーん」モッチャモッチャ
まどか「…」パクッ
まどか「ティヒヒ…ほむらちゃんにあーんしてもらっちゃった…」モジモジ
仁美「仲よさすぎじゃありませんこと?」
さやか「そ、そうかな…?
最初期は「うふふ」とか「えへへ」だったのになww
まどか「今日は早く家に帰りたいなー」
ほむら「どちらでもいいわよ、貴女のお好きなように」
まどか「ティヒ…じゃあ家帰ろ!」
ほむら「手は?」
まどか「握ったままで!」
ほむら「そう…」
まどか「こうやって握ってると、なんだか一人ぼっちじゃないっていうか…凄く満たされた感じになって…」
まどか「いいなって思ってしまうのでした」
まどか「これが、ほむらちゃんが一人の時に読んでいた本なの?」
ほむら「ええ、ドイツの戯曲よ」
まどか「へぇ…ちょっと読んでいい?」
ほむら「もちろん、いいわよ」
まどか「えーっと…かぜおもむきある土地」
ほむら「"ふうしゅ"よ」
まどか「花、春の雨のごとくみな人の上に舞い落ち…世に満る…憐れむなり…」
まどか「なんかよくわからないよ!」
ほむら「そうかしら」
まどか「他にはどんな本があるの?」
ほむら「えーっと、これとかどうかしら」
まどか「M249の作動はガス圧式のフルオートマチックのみで、セミオートマティックは無い。だが火力調節レバーにより二段階の発射サイクル
に切り替えられる。毎分700発と毎分1100発である」
まどか「なあに、これ…暗号?」
ほむら「昔ワルプルギスの夜と戦う準備に使っていた本よ。結構勉強になったわ」
ほむら「まどかは、どんな本を持ってるの?」
まどか「えーっとね、私はね…」
まどか「これ!」
ほむら「あら、ノートじゃない…これ、まどかが描いたの?」
まどか「うん!ずっと前に描いたものなんだけど…私の魔法少女姿に…マミさんに…これ、ほむらちゃんだよ」
ほむら「上手いわ…これが、私なのね」
ほむら「私も何か書いてみようかしら…」
まどか「何だろ…?」
ほむら「…」カキカキ
まどか「すっごく真剣な顔…かっこいいな」
ほむら「…終わったわ」
まどか「見せて見せて!」
ほむら「駄目よ。これは、私がちょっとの間預かってるわ」
まどか「そんなあ…」
知久「お夕食出来たよー!」
ほむら「ほら、出来たって。行きましょ」
まどか「うん…」
ほむら「まどか…」ギュッ
まどか「ティヒヒ、今度はほむらちゃんが私を抱きしめてる」
まどか「私は絶対に、逃げないから安心してよ」
ほむら「ええ、そうねまどか…」ギュウウ
まどか「大好きだよ、ほむらちゃん」
まどか「もう一人ぼっちじゃないよ…私とほむらちゃんはずっと一緒…」
まどか「明日は、カラオケにでも…さやかちゃん達と…」
まどか「Zzz...」
ほむら「…ハァ」
ほむら「ごめんなさい、まどか」
まどか「ほむらちゃん…大好き…」
まどか「Zzz...」
ほむら「…ここなら誰も見てないわね」チャキ
ほむら「ハァ…ハァ…」
ほむら「やっぱり死ぬ前ってのは辛いものね、何度も死にかけた事はあったけれど…」
ほむら「ソウルジェムを撃ち砕けば終わりよ。痛みも、苦しみも感じず逝ける」
ほむら「まどか…ごめんなさい」
まどか「ん…」
まどか「あれ、ほむらちゃんは…」
まどか「嘘だ!どこいったの?ほむらちゃん!ほむらちゃん!?」
まどか「まさか行っちゃったんじゃ…」
まどか「そうだ、QBと契約して連れ戻そう…でもそれじゃほむらちゃんが…」
まどか「どうしよう、どうしよう…」グスグス
まどか「ノートだ…ほむらちゃんが何か真剣に描いてたノート…」
まどか「何処へ行ったかの手がかりが見つかるかも!」
忘れないで
いつも、どこかで
誰かがあなたのために戦っている事を
あなたが彼女を忘れない限り
あなたは一人じゃない
まどか「…ほむらちゃん」
しゃあねえ
俺がQBと契約して二人をくっつける
それしかない
ほむら「…ここは死後の世界かしら」
ほむら「なんだか、不思議な世界ね…」
「ほむらちゃん…」
ほむら「誰?」
まどか「私だよ、まどかだよ」
ほむら「まどかはあの世界にまだ生きてるはず…」
まどか「彼女もまどか、私もまどか。でもほむらちゃんを思う気持ちは変わらないよ」
ほむら「…どういうことなの?」
まどか「私はまどかという概念で…あの子も私で、私もあの子で…まあ難しいことはいっか」
まどか「これからは本当に、ずぅっと一緒だからね」
ほむら「ええ、まどか」
終わり
>>127
QB「因果が圧倒的に足りてないよ」
エロは立て逃げでもして誰かに書いてもらってくれ
俺は書けん
解説頼む
.,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
\ ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/ _,,..-一" ̄
\ £. CO/ ̄ \ _,,..-" ̄ __,,,...--
∫ / ,、.,、 |,,-¬ ̄ _...-¬ ̄
乙 イ / / ._//ノ \丿 ..|__,,..-¬ ̄ __,.-一
.人 | / ../-" ̄ || | 丿 / ). _,,..-─" ̄ ._,,,
マ .ゝ∨ / || " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
( \∨| " t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
ミ ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")
.⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_ (/
/ ( / ∪.冫 干∪ 人 ` 、 `
/ ) ノ '`--一`ヽ 冫
く.. /
. ト─-----イ |
∪ ∪
>>137
神まどかが時間軸を超えてやってきたってことでどうか
乙乙
まぁしゃあないわな
>>138
そのデブさんかわいいよな
>>150
死ね
氏ねじゃなくて死ね
お前らホモはガチホモ板オンリーで良いんだよ上等だろ(理不尽)
こんなのもあるぜ
.,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
\ ,へ. 人 ゝ __ ,, .--──--.、_/ _,,..-一" ̄
\ £. CO/ ̄ \ _,,..-" ̄ __,,,...--
・ ∫ / ,、 .,、 |,,-¬ ̄ _...-¬ ̄
・ イ / / . _/ / ノ \ 丿 ..|__,,..-¬ ̄ __,.-一
・ .人 | / ../ - "  ̄ || | 丿 / ). _,,..-─" ̄ ._,,,
・ .ゝ∨ / || " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
・ ( \∨| " t-¬ ,,... -一" ̄ __--¬ ̄
・ ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬ 厂~~ (_,,/")
.⊂--一'''''"" (ーー<>ーー|_ (/
/ ( / 冫ー<>ー-人`、 `
/ ) ノ '` -- 一 `ヽ冫
く.. /
. ト─-----イ |
∪ ∪
, -─-、
,マミ-─-'、
ν*(ノノ`ヽ) サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
ξゝ´ ヮ`ノξ サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
! C≡≡O=亜 (ュイ)ヤーソーリーィヤ (ィル)ゼェーイ ファーリーヤー(サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
`(_)~丿
∪
, -─-、 ♪
ν*(ノノ`ヽ) サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
ξゝ´ ヮ`ノξ サールティー ロイヤーリー タマリーエ パースティアラーヤー レースティングァー
((と つ (ホァ)グーリーーターリーィヤ ピーラーリーフー サーファリーハー
(( ⊂,, ノ゙ (ュイ)ヤーソーリーィヤ (ィル)ゼェーイ ファーリーヤー(サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
(_,/,,
, -─-、
,マミ-─-'、
. ν*(ノノ`ヽ)∩ ミーティアリーチョ ソルイージョーォ サーイーリョー (ホァ)ミートーイレージョ ノイチャヒュイアーレー
ξゝ ゚ ヮ゚ノξ彡 ミーティアリーチョ ソルイージョーォ サーイーリョー (ホァ)ミートーイレージョ ノイチャヒュイアーレー
( ⊂彡 (サールティー ロイヤー) サールーティー オーーアネー
| | サールティー ロイヤーリー タマリーエ パーッティアライアーリーーィヤーー
し ⌒J
これすき
~~~~~
~~~ て゛ぃ゛ろ゛ふ゛ぃ゛な゛~れ゛~~
_ ミ .. -¨¨~~¨⌒~¨-、
/´~ . . ⌒ヽ, __/ \
,/ . : : : .. / 丶
/ .キ '' / __(~レ、 ) ___
./ . ..キ マミミミ ( l (__○く´ 、 V \ わけがわからないよ
.| .. .. V| L∧_)/ \ |/ フ
{ :: :: r´⌒ヽ )) | 人 / イ ノ /フ __....--ー´
.| :: :: (( ( ノノ ' レ l┃/ / | /ゝ __、-ニ入_、イ、 / . : : : : ;
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