オリアナ「ねぇ、お姉さんを匿ってくれない?」上条「……えっ?」(474)

とある休日の正午。上条当麻の家に一人の人影が近づいていた。
肌を過度に露出させた服装はとても目立ちやすく、通り過ぎる人々には常に目を向けられていたが、
その人物にとってはいつもと何も変わらない景色であり、特に気にする事もなくここまでやって来た。

「ふぅ……ここが『彼』が住んでる部屋かぁ……うふふ」

軽く笑いながら玄関の前に立つと、深呼吸を行う。
彼女は柄にもなく緊張していたからだ。
二、三回と大きな呼吸を終え、態勢を整えると、インターフォンを押す。
ぬぐい取れなかった緊張は彼女の指先を少し震えさせていた。

「おっ? 誰か来たのか。はいはいっと」

ちょうど昼食を作っていた最中だった。
炒めていた炒飯は良い感じに仕上がっていて、後は盛り付けるだけだ。
だから、「まぁ、大丈夫だろ」と、スイッチを押して電源を切り、フライパンの上に蓋をして、スタスタと玄関へと足を運び、扉を開けた。




「はぁーい、久しぶりね」

SSはSS速報に移転しました
お前もそっちでやれ

「がちゃり」。鍵を回し、玄関の扉を開けるやいなや彼女は何の変哲もない挨拶を発する。
いつもならば、まず挨拶を交わしただろうが、上条当麻は先に思考する。

(あれ? 誰だっけ……どっかで会った事あるような……)

ドアノブに手を握ったままの状態で考える。
時間にして三、四秒だろうか、頭に入ってきたのはクラスメイトの姫神秋沙と吹寄制理の事。
(何であの二人が……)と思いつつ、目の前に居る女性を見ると、次々と映像が流れ込んでくる。
大覇星祭が始まって、小萌先生の事があって、あぁ、そういやインデックスの事もあったな……それから……それから……確か金髪の女の人にぶつかって……


「……っ!? お、オリアナ!?」

意図せずとも自然に目が点になる。
過去に敵対していた人物がいきなり目の前に現れたのだ。
驚くには十分な材料であろう。彼女の名前はオリアナ=トムソン。
掴みどころのない性格をしており、随分と苦渋を嘗めさせられた相手の一人だった。
そんな彼女は上条を見て、クスリと笑いながら話した。



>>2後、1,2レスで終わるから許してくれ。過去にちょっとだけ書いて、恐らく続きは書かないだろうからここで消化する。


「ふふっ、変わりなさそうね……突然なんだけど……お姉さん、今日は頼みがあって来たの。聞いてくれる?」

少し口調を落としたオリアナに対して上条は慌てながら割り込む。

「ちょ! ちょっと待ってくれ! 急すぎて何が何やら……」

「あら、お姉さん急ぎすぎちゃった? ごめんね。早いのは嫌い?」

「は、ははは……」

噛み合ってるようで噛み合ってない、こんな事はオルソラを除いて覚えが無い。
苦笑いを浮かべながら諦めたようにオリアナに問いをかけた。

――

「あ、あの、オリアナさんはどうして私の元へ訪ねてきたのでせうか?」

それは興味本位というよりも使命感……こちらから聞かなければならない……そんな気がした。
上条当麻は少し、オリアナに注意を払いつつ、何故か下手に出ながら訪ねた。

「うふふ、あのね?…………」

オリアナの雰囲気が少し変わった。動作的には何もしていないはずなのにどこか変わったような気がした。
そうして、少し、ほんの少しだけ間を空けてから答えた。

「お姉さんを……匿ってほしいな、って」

本当に時が止まった……気がした。

少なくとも、上条当麻にとっては。


「……えっ?」

――


書き溜め終わりっ!!!終了っ!!次の挑戦者は君だっっ!!

やっちまった・・・

  _, ,_     立てば芍薬座れば牡丹
( ・∀・)   歩く姿は18禁
( ∪ ∪    
と__)__)旦~~

上条「上条さんは明日早いのでもう寝ますね」

オリアナ「?ねぇ、どこに行くの…?ベッドはこっちよぉ」

上条「あ、風呂場で寝るのには慣れてるんで…」

オリアナ「うふっ…そんなつれないこと言わないで、お姉さんと一緒に寝ましょ?」

上条「えっ」

オリアナ「ね、ぼーや…イロイロ教えてあげるわ…」スッ

上条「ち、ちょっ!?」

続くのか続かないのかどっちなんだ

保守代わりに

オリアナ「ふふふ……お姉さんとイイことしない?」

上条「ま、またそうやって……」

オリアナ「あら、したくないの?」

上条「いや、それは……うう」

オリアナ(ふふ……相変わらずからかいがいのある坊やね。もうちょっとだけ遊んで――)

上条「お、お願いします!」

オリアナ「…………え?」

上条「不肖上条当麻、この年でまだ女体を知らず(多分)、
   ぜひともお姉さまにご指導いただきたい次第でございます!」

オリアナ「えっと……本気?」

上条「もちろん! さあ、この体好きにしてください!」

オリアナ(ど、どうしよう……)

実は経験がなくて困惑するオリアナとか可愛いと思うんだ、失礼しますた

オリアナじゃ駄目だというのか

どうせグダグダなら少し書かせてくれ、>>1が来るまでの保守

オリアナ「えっと……本気?」

上条「ああ、お前が相手なら何も言う事は無い……お願いします!」

オリアナ(……実は経験無いなんて、今更言えない……)

上条「どうした? ……やっぱり俺なんかの相手なんて嫌か?」

オリアナ「そ、そういうわけじゃないわよ。ただ……」

上条「オリアナ……お前、まさか俺と一緒で経験無い?」

オリアナ「なっ……そんなことあるわけないでしょう!?
      もう下は濡れてびちゃびちゃ、準備OKよ?」

上条「さ、さすがオリアナ……上条さんもテンション上がってきましたよ!」

オリアナ(なんたかバレずにすんだわね……って)

オリアナ「ちょっと! なんで服を脱いでるの!?」

上条「何でって……服を脱がなきゃ出来ないだろ? ……まさかお前!」

オリアナ(うっ……バレちゃったかしら……?)

上条「脱がすのが好きなのか!? 経験豊富なお姉さんは違うな……」

オリアナ(……バカの童貞で助かったわ)

上条「よし……では改めて、お願いします!」

オリアナ「だからその、ね?」

上条「……駄目なのか? 何がいけないんだ!?」

オリアナ「えっと……そんながっついちゃダメ。冷静になれない男はすぐ果てちゃうわよ?」

上条「なるほど……勉強になるな。冷静に……冷静に……」

オリアナ(……さてどうやってこの場を切り抜けようかしら)

上条「冷静に……冷静に……」

オリアナ(なんとかごまかして逃げるしかないわね……まあ、坊や一人なら簡単に逃げられるでしょう)

上条「冷静に……冷静に……って美味しそうな身体目の前にして冷静になれるかああ!!」

オリアナ「ひ、ひいっ!? 近寄らないで!!」

上条「ぐはっ……!? ……酷い」

オリアナ「あっ……ゴメンね」

上条「……結局、お前する気無いんだろ」

オリアナ「ち、違うわ。ただ、ちょっとまだそういう気分になれないってだけなのよ」

上条「気分か……そういえば前にあいつらが――」

土御門『カミやん、ムフフな事をするときはムードが大事だぜい?』

青ピ『デートして、夜景を見てそっからが勝負なんやでー』

上条(――って言ってたな……。つまり、)

上条「わかったぞ、オリアナ!」

オリアナ(わかった……? 諦める気になっってくれたのかしら)

上条「いきなりじゃそりゃ駄目だよな。……よし、俺とデートしてくれ!」

オリアナ「……はい?」

オリアナ「……どこがどうしてそうなったのか、お姉さんに説明してくれるかしら?」

上条「お前はそういう気分じゃないって言ったよな。つまり、ムード作りが必要って事なんだろ?」

オリアナ「……えーっと」

上条「さすが経験豊富なお姉さん……快楽だけでなく俺に男女のマナーまで教えようとしてるなんて!」

オリアナ「そんなこと言ってな」

上条「いや、みなまで言うな……この上条当麻、オリアナ先生を立派にエスコートしてみせます!」

オリアナ「だから人の話を……」

上条「そうと決まればまずは準備だ! 悪いがちょっと待っててくれよ!」

オリアナ「行っちゃった…………これが童貞の力なのかしら」

とある高校の男子寮

上条「土御門ー! 土御門は居るかー!」

土御門「……うるさいにゃー。どうしたカミやん、そんな大声出して」

上条「聞いてくれよ! ついに俺……童貞脱出出来そうなんだ!!」

土御門「……詳しく聞こうか、上条当麻」

上条「大覇星祭の時にあった事件のオリアナって居ただろ? あいつが相手してくれるって言うんだよ!」

土御門(オリアナ=トムソン……確かに今日、イギリス清教に雇われて学園都市に仕事で「運び」に来ているという情報は入っているが)

上条「いやー……あいつに会った時はいつも切羽詰まった状況ばかりでアレだったけど、
    よくよく考えてみれば年上のお姉さんに手ほどきされるとか男のろまんだもんな!」

青ピ「うんうん、カミやんの言うとおりやな」

土御門「……って自然に現れすぎだにゃー」

青ピ「カミやんの大勝負と聞いて飛んできたんやでー!」

青ピ「カミやん……ついに漢になってまうんやね……」

上条「ああ……上条当麻は無経験者(レベル0)を今日、卒業させてもらう!」

土御門(オリアナ……まっ、心配するほどでもないかにゃー)

上条「どうした土御門?」

青ピ「……はっはーん。さては土御門くん、カミやんに先越されんのが嫌なんやな!?」

土御門「何言ってるぜよ。オレは舞夏と……あっ」

上青「…………」

土御門「ええい! 引くな! 引くなー!」

上条「ねえねえ聞きました青髪ピアスさん? あのシスコン軍曹やっぱり……」

青ピ「まー、嫌ですわねー……シスコンをこじらせるとああなってまうんですねー」

土御門「……で、カミやんはオレに何の用だったんだ?」

上条「ああ、それで今からデートするんだが……こういう経験はあまり無くて」

青ピ「それでボク達に助けを求めたと……ナイス判断やカミやん!」

上条「お前には何も言わないつもりだったけどな」

青ピ「酷い! でもそういうの……嫌いじゃないでー!」

土御門「……まあ、友が漢になろうとしてるんなら応援はするぜよ」

上条「で、お前達にいいデートスポットを教えてほしい、ってわけなんだよ」

青ピ「なるほど……つっちー、ここは本気出すしかないで!」

土御門「よし、この土御門さんにおまかせだぜい!」

上条「くう……頼りになるぜ! よろしくお願いします!」

青ピ「そうと決まればまずは――――」

土御門「――――って感じでどうかにゃー?」

上条「ほ、本当にこれで大丈夫なのか……?」

青ピ「もちろん! このプランなら上手くいくこと間違いナシ!」

上条「……そうだな、ありがとう! 俺……卒業してくる!」

土御門「健闘を祈るぜよー」

青ピ「いってらっしゃーい…………さて、土御門さん?」

土御門「なんだい青髪ピアスさん?」

青ピ「もちろん……」

土御門「尾けるぜい! こんな面白そうなことほうっておけないにゃー」

青ピ「しかしカミやん、完全に冷静さを失ってギラギラしとったなー」

土御門「ああ、よりにもよって『オレ達』に助けを求めるなんて……」

青ピ「正気の沙汰とは思えんなー。……ぬふふ」

わっほー

街中

オリアナ(結局デートをするハメになったけど……どうしようかしら)

オリアナ(……って別に待たなくてもいいじゃない。今ならまだ逃げられるわね……。
      坊やには悪いけど、ここでサヨウナラさせて――)

上条「ごめ~ん、待った~?」

オリアナ(……来ちゃったわね)

オリアナ「……なんなのその気持ち悪い声。そんな声聞いたらお姉さん乾いちゃうわよ」

上条「いやー……こんな風にデートとかも実は初めてなんだよ。だからつい浮かれちゃって……」

オリアナ(うっ……何この期待に満ちた瞳……逃げづらいじゃない)

上条「とうわけでオリアナ。今日は……よろしくお願いします!」

オリアナ「え、ええ……よろしくね」

オリアナ(……まあいいわ。適当なとこで逃げちゃえばいっか)

オリアナ「で、これからどうするの? デートが退屈だと前戯のできない男って思われるわよ」

上条「なるほど……勉強になります! とりあえず、メシ食いに行かないか?」

オリアナ「そうね、確かにお腹は減ってるかな」

上条「おススメの場所があるんだ、そこに行こうぜ!」

オリアナ「そんな大声出さないの。じゃあ、案内してもらおうかしら」

上条「おう! こっちこっち!」


土御門「……カミやんセンセー浮かれてますにゃー」

青ピ「……ボク達のプラン、律儀に成功させようと必死やね」

土青「ぬっふっふっふっふ」

>>1じゃないのはわかっているが、>>1で作っていた炒飯が可哀想だ
後盛り付けるだけなのにな・・・

レストラン

上条(土御門さま、土御門さま。まずは何をすればいいですか?)

土御門『おしゃれなレストランで楽しくお食事。
     そしてさりげない気遣いを見せ、できる男をアピールするぜよ!』

上条(って言われた通り、今話題のレストランに着いたが……)

オリアナ「どうしたの坊や、黙ってちゃ何も始まらないわよ?」

上条「いや……あんまりこういうレストランとか入った事無くて」

オリアナ「あら? さっきおススメって言ってたけど、来たことなかったの?」

上条「えっ!? いや、あの……」

オリアナ「ウソつきは嫌いだけど……背伸びする男の子は嫌いじゃないわよ?」

上条「あ、ありがとうございます!」

オリアナ「ほめてもいないけどね、ふふふ」

オリアナ(って何普通にデートっぽいことしてるのよ……)

店員「オードブルです」

上条「……こういう店って、一品ずつ来るんだっけ」

オリアナ「坊やにしてはいいチョイスだと思ったけど、本当に慣れてないのね」

上条「……お恥ずかしい限りです。ってやべっ! フォークが!」

オリアナ「こら、そんな慌ててるといざっていうとき困るわよ?」

上条「いざ……っていうのはいつなんだ?」

オリアナ「ホックとか……かしら?」

上条「なっ……! あっ、ふぉ、フォークを拾わなくちゃ!」

オリアナ(……またやっちゃった。こういうこと言うから期待させちゃうのよね)

上条(テーブルの下に落ちたはず……ってオリアナの足が目の前に!? ってことは)

上条「なんとおー!?」ガタッ

オリアナ「ど、どうしたの?」

上条「……すいませんそしてありがとうございます!」

>>83
  M∧M
Σ;`・ω・)  。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J

        アッ! 。・゚・
  M∧M て     。・゚・。・゚・
Σ; ´゚ω゚)て   //

 /   o━ヽニニフ
 しー-J    彡

    M∧M    ショボーン
   Σ ´・ω・)
  c(,_U_U      ・゚・。・ ゚・。・゚・ 。・゚・
     ━ヽニニフ

            よしバレてない

       クルッ M∧M
         ミ(・ω・´ )つ サッサ
         c( U・ ゚U。彡・ 。・゚・
 ━ヽニニフ



                       < ピンポーン

       ビクッ M∧M
         ミ Σ;゙゚'ω゚')
         c( U・ ゚U。彡・ 。・゚・
 ━ヽニニフ

青ピ『こちらデルタB、デルタC、聞こえとる?』

土御門「こちらデルタC、クリアに聞こえるぜい。デルタB、現状は?」

青ピ『現在レストランの天井から監視しとるけど……デルタAはフォークうを落としてテーブルの下に潜ったでー』

土御門「なんだと!? まさかこれは……」

青ピ『ああ……机の下で下着がチラリのお決まりイベントや!』

土御門「さすがデルタA……引き続き観察を続けるぜよ」

青ピ『了解やでー』

オリアナさん好きは優しいけど自信が無い人が多い
だから受け入れてくれそうなオリアナお姉さんが好きなんだね

オリアナ「だ、大丈夫? すごい音がしたけど、頭でも打ったのかしら?」

上条「大丈夫だ……プラマイゼロ、むしろプラスだった」

オリアナ「? まあいいけど、落とした食器はウェイターにでも任せればいいのよ」

上条「ですよねー……もう少し落ち着きます」

店員「孔子のサーロインステーキでございます」

オリアナ「あら、美味しそうね」

上条「おお……こんな美味そうな肉が食えるとは……」

オリアナ「……あまりいい食生活送ってないみたいね」

上条「色々ありまして……」

                     _-=─=-
                   _-=≡///:: ;; ''ヽ丶

                  /    ''  ~    ヾ:::::\
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                || ,ー● |     | ●ー |─´/  |
                |ヽ二_,(    )\_二/  > 6 |  マチクタビレタ~     マチクタビレタ~
 マチクタビレタ~       |   /(      )ヽ      |__/              マチクタビレタ~
               |   /  ⌒`´⌒        ) |        マチクタビレタ~  マチクタビレタ~
   マチクタビレタ~    .|              /    | |                  マチクタビレタ~
              (    |_/ヽ_'\_/      | |         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       へ       へ   、\_ ̄  ̄/ヽ      / /|       < 孔子ステーキマダ~?
        \\    .\\   |    ̄ ̄    _///\        \__________
チン        \\    \\ヽ____/  /    |
   チン      \\ -ー~ |\\─     /    /|   マチクタビレタ~
      \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  / ̄   ヽ/     /_|
        \回回回回回/ ̄ ̄ヽ         / ̄ /|    マチクタビレタ~
         \___/      ヽ____/  /  |         マチクタビレタ~
                               /    |  マチクタビレタ~
  __________________/     |
                             |      |     マチクタビレタ



??「まったくとうまはどこに行ったの!? チャーハンを作っていったのは評価するけど、私を置いて出かけていったのは許せないんだよ!」

??「あれ、カナミンの再放送がやってる? この時間にはやってないはずなのに……」

??「でも気にせず見よーっと。カナミン♪ カナミン♪」





青ピ『そういやつっちー、カナミンのDVDなんか何に使うつもりやったん?』

土御門「ちょっとした小細工ぜよ。まあ、まさか持ってるとは思わなかったけどにゃー」

青ピ『カナミンは最高なんやでー!』

>>97 嫌なら見なきゃいいのに

オリアナ「ふう……ごちそうさま。なかなか美味しかったわね」

上条「いやー、こんな美味い肉が食えるなんて……感動だ」

オリアナ「でも、まだメインは残ってるわよ?」

上条「? どういう事だ?」

オリアナ「ふふふ……坊やはなんのためにお姉さんをデートに誘ったのかしら?」

上条「えっ? ……あっ、なるほど! テンション上がってきたー!」

オリアナ「だから大声出さないの……あ」

オリアナ(またやっちゃった……)

>>98
上条さんにお姉さんを取られそうで妬いてるんだろうさ、ほっといてやれ

店員「ありがとうございました、お気をつけて」

オリアナ「支払してもらっちゃったけど……大丈夫なの、坊や?」

上条「大丈夫だって。それに俺が誘ったんだから当然だろ?」

オリアナ「へえ、紳士的な態度は点数アップよ」

上条(樋口先生が犠牲になったが……今日の上条さんは一味違う!)

上条(なんたって、土御門と青髪ピアスから諭吉先生が合わせて五人も増援で補充されたからな!)

上条(あいつら……俺が金無いときは貸してくれなかったりバイトの邪魔しやがったくせに、
    こういう時は喜んで協力するとか……。しかし、今はただ感謝しかない!)

オリアナ「さて、次はどこに連れて行ってくれるのかしら?」

上条「ああ、次は――」

青ピ「ふう……天井も狭かったけど、なんかゾクゾクして楽しめたで!」

土御門「それに関してはツッコまないぜよ。さて次の目的地に移動したみたいだにゃー」

青ピ「次って言うと……」

土御門「ああ……ショッピング、服屋さんですたい!」

青ピ「セブンスミストは復活したんやっけ?」

土御門「さあ? でも学園都市ならほかの店でも十分楽しめるぜよ。そしてショッピングの最終目的地は――」

青ピ「……ぬふふ、あの店とは……つっちーさん、お主も悪やねえ……」

土御門「青髪さんには敵わないぜい……むふふ」

服屋

オリアナ「服を見る、ね。ありきたりすぎてちょっと減点かしら?」

上条「うっ……ま、まあそんな事言わずに色々見てみないか?」

オリアナ「仕方ないわね……楽しませてちょうだいね、坊や?」

上条「精一杯頑張らせていただきます!」

オリアナ「でも、お姉さんのセンスに合う服なんてあるかしら?」

上条「うーん……こういうのはどうだ? 結構短めのスカートでアレかもしれないけど」

オリアナ「これのどこが短いの? ちょうど膝の上くらいまでなんて長すぎるわ」

上条「……さすがオリアナ、じゃあこれならどうだ! かなりギリギリだぞ?」

オリアナ「もう少しね。お姉さん、そんな服じゃ満足しないわよ?」

上条「……もっと短いのって、それスカートの意味あるのか?」

オリアナ「相手のセンスをわかってあげないと、大減点かな」

上条「……女心は難しいです」

上条「結局何も買わずに終わってしまった……」

オリアナ「まだまだね、坊や。これで終わりなら、お姉さん帰っちゃおうかな」

上条「ええっ!?」

オリアナ(そうよ、こうやって機嫌悪くして帰っちゃえば何の問題もないわよね……。
      次あたりで怒って帰っちゃえばいっか)

上条「ま、まだとっておきの店があるんだ! そこに行こうぜ!」

オリアナ「いいわよ。けど、また楽しめなかったら帰っちゃうかもしれないからね?」

上条(頼むぞ土御門……!)

下着屋

オリアナ「……ねえ、本当にここで良いのかしら?」

上条「えっと……その通りなんだが」

オリアナ「へえ……坊やは相手の女性に下着を送るってポリシーでも持ってるのかしら?」

上条「そんな信念はなかったりするはずなのでございますが……」

オリアナ「……悪いけど、お姉さんはここで帰らせてもらうわね」

上条「なっ……そんな事言わないでくれよ!」

オリアナ「言ったでしょ? 次ダメだったらお姉さん帰るって」

上条「ぐうっ……」

オリアナ(……どうやら何もせずに帰れそうね。坊やには悪いけど……)

オリアナ「じゃあね坊や、また会えたらいいわ――」

土御門「あれー? カミやん、何やってるですたい?」

上条「つ、土御門!?」

オリアナ(なんでこのタイミングで現れるのよ……)

上条「(おい土御門! お前の言った店に来てみたら……下着屋とかふざけてんのか!?)」

土御門「(まあまあ、土御門さんに任せなさいって)」

オリアナ「……お互いいい思い出は無いけど、挨拶くらいはしておくわ。久しぶりね」

土御門「いやー、まさか学園都市で会うなんて奇遇ですなー」

上条(土御門のやつ……何考えてるんだ?)

土御門「ところでお二人さん。もしかしてデートの途中だったりするのかにゃー?」

オリアナ「……一応ね。でも、この坊やが下着屋なんかに連れてくるからちょっとお姉さんご機嫌ナナメなの。
      だから申し訳ないけど帰らせてもらおうと思って」

土御門「へー、下着屋に連れてきたのか―。
     カミやんにしてはなかなかいい選択ぜよ」

上オリ「……え?」

土御門「オリアナはものすごく際どい格好してるし、下着にもこだわりがありるっぽいぜよ。
     それを察するとは、さすがカミやん!」

オリアナ「えっ? そ、そんなことは」

土御門「それに、下着屋に入れないなんて初心な事、まさかオリアナ先生が言うわけないぜよ。
     下着屋に入れないっていう女の子は多分……いや、オリアナさんに限ってそんな事あるわけないにゃー」

オリアナ「……何が言いたいのかしら?」

土御門「えっ? つまり、オリアナは……処女なんじゃないかにゃー?」

オリアナ「なっ……! 何をふざけたことを言ってるのかしら!?」

上条「……あんな発言しておきながら経験はなかったのか?」

オリアナ「そ、そんなことあるわけないでしょう!?」

土御門「じゃあ下着屋に入って試着するぐらい、できますよねー?」

オリアナ「……いいわ。坊や、グズグズしてないで入るわよ! あなたの選んだ下着でもなんでも着てみせてあげるから!」

上条「お、おお!」

退路遮断


土御門「……ふう、なんとかなったぜよ」

青ピ「つっちー……ずいぶん無茶苦茶言うてましたね」

土御門「ああ、あの反応からしてターゲットは百%処女ぜよ。
     そこを徹底的に攻めれば、あっさり陥落だにゃー」

青ピ「土御門くん……恐ろしい子……!」




??「さーて、お姉様に見せるために新しい下着を仕入れなくては……」

オリアナ(くう……なんでこんなことに……しかも、見せるなんて……)

上条「えーと……オリアナ?」

オリアナ「は、はいっ!? ……あっ、な、なにかしら?」

上条「上条さんなりに良さげな下着を選んでみたのですが……」

オリアナ「えっ? ええと、そういえばそんな話もしたわね……」

上条「あの、さっきは土御門にのせられてあんな事になったけど、
    別に本当に見せてくれなくても良いからな……?」

オリアナ「……あら、坊や。お姉さんの下着姿……見たくないのかしら?」

上条「それは……正直言うと、ものすごく見たいです」

オリアナ「ふふ、素直な子は好きよ。じゃあ、ちょっと待っててね……」

上条(なんだ、なんだよなんですかこの素敵イベントは!?)

オリアナ(……またやっちゃった。引くに引けない自分の立場が憎い……)

上条(試着室の前で待つのって、ものすごく気まずいな……)

??「げえっ……どういうことですの?」

上条「ん? その声は……白井!?」

黒子「お久しぶりです類人猿さん……なんであなたがこんな所にいらっしゃいますの?」

上条「なんだよ、俺が下着屋に居たら……うん、確かに一人で下着屋に居たら怪しいよな」

黒子「まったくですの。さあ、腕章を出す前にこちらから出て行くことをお勧めします。さあ、さあ」

上条「むりやり押すなって! それに俺は一人で来てるわけじゃ……」

黒子「……まさかあなた、女性の方を連れてやってきたと言いたいんですの?」

上条「あ、ああ。そういう事になるかな」

黒子「そしてこの試着室であなたのお連れは試着中……違いなくて?」

上条「その通りだ、納得したか?わかったらもうほっといてくれよ」

黒子「ぐぬぬ……許すまじ類人猿!!」

上条「はあ!?」

黒子「今日、お姉様は一人でお買い物をするとおっしゃってましたの。
    もちろん黒子もご一緒したいと言いましたところ――」

美琴『きょ、今日はちょっと用事があるのよ……だからアンタは来ちゃダメ』

黒子「――とおっしゃっり断られましたの。そしてその後、お姉様はご自分の下着を眺めながら――」

美琴『うーん……新しいのが欲しいわね……』

黒子「――と呟いておりましたの。ここから導き出せる答えは……
    その試着室の中に居るのは……お姉様ですの!」

上条「はあ!? お前、言ってる事が無茶苦茶だぞ! どこがどうなったらそうなる!?」

黒子「その慌てよう……クロですわね。お姉様! 今黒子がお助けいたしますの!」

上条「あっ! だから違うっつうの! 勝手に試着室に入ったら……」

オリアナ「うわっ!? なによこの女!?」

黒子「お、お姉様じゃない!? いったいあなたは誰ですの!」

オリアナ「……いいから、黙って出ていきなさい。さもなくば――」

轟!

黒子「ですのおおおおおお!?」

オリアナ「……あっ、つい使っちゃったけど……大丈夫かしら?」

黒子「う……うう……」ピクピク

オリアナ「だ、大丈夫かしらこの子? 一応手加減はしたんだけど……」

上条「うーん……普段から電撃をくらい慣れてるからタフネスはかなりあると思う」

オリアナ「ならいいけど……あら?」

上条「ん? あっ……えーと……そういえば試着してたのでございますよね」

オリアナ「…………」

上条「い、いやー。その下着、似合ってるなー! 黒のガーターは男のロマンでしてここまで似合うオリアナはもう男のロマンの塊っていうかそのえーと……」

オリアナ「…………」

『―――― Symbol』

上条「あれそれ全部使ったんじゃってごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

>>31
zipか詳細頼む

上条「酷い目にあった……」

オリアナ「お姉さんに恥かかせた罰よ……まったく」

上条「俺のせいじゃないんだけどな……」

黒子「う、うう……わたくしはいったい?」

上条「気が付いたか白井。……お前のせいで散々な目にあったよ」

黒子「……本当にお姉様ではなかったんですのね」

上条「最初からそう言ってるんだけどな……」

黒子「しかし、相変わらず見境ない類人猿さんですわね」

オリアナ「あら、それ……どういうことかしら?」

黒子「この殿方、三歩歩けば女性と仲良くなり、また三歩歩けば別の女性、
    と多くの方の心を歩き回る女の敵ですの」

上条「なっ……!?」

オリアナ「……へえ?」

オリアナ「そうだったの……お姉さん、ガッカリだなー」

上条「違う違う! そんな事は無い!」

黒子「あら、お姉様を始めとしてあの外国のシスター、眼鏡をかけた女学生、
    挙げればキリが無いのでは?」

上条「全部お前の勘違いだっつうの!」

オリアナ「……ふうん。坊や、なかなかのプレイボーイなのね」

黒子「気を付けないと、あなたも弄ばれてポイっ、ってなりかねませんの」

オリアナ「坊や、残念だけどお姉さん、そんな子の相手はできないわ」

オリアナ(一時はどうなるかと思ったけど、何とか帰れそうね。……坊やには悪いけど)

オリアナ(……でお、ちょっとショック受けてるのは……気のせいね)

オリアナ「今度こそさようなら、また会いまし――」

上条「違う……違うんだ!! 聞いてくれ、オリアナ!!」

オリアナ「……! 何かしら? 見苦しい言い訳は大減点よ?」


土御門「あらら、カミやんは相変わらず変なことに巻き込まれるにゃー」

青ピ「さすがに今回のはダメかもしれんね……」

土御門「いや、それはどうかにゃー?」

上条『違う……違うんだ!! 聞いてくれ、オリアナ!!』

青ピ「これはまさかカミやんの十八番……」

土御門「くっさい演説タイムぜよ。録音して後できかせてやるかにゃー」

青ピ「ボクは耳栓させてもらいまーす」

>>127
答えは既に>>38で出ている

上条「確かに誤解されるような行動はしてきたかもしれない……。
    でも、俺は今までやってきた事を後悔するつもりはない」

黒子「言い訳ではなくて開き直りですの? あきれた類人猿ですこと」

オリアナ「……で、あなたは何が言いたいのかしら?」

上条「色んな所で色んな人と出会ってきた……その出会いは本当に俺にとって掛け替えのないものだ。
    学園都市のやつだけじゃない、イギリス、イタリア、フランス……今まで会ってきた人全員、俺にとっては大切な人なんだ」

黒子「……それはつまり、ハーレムを作るって宣言してるんですの?」

オリアナ「いくらなんでも坊や……それはお姉さんいただけないわ」

上条「違う! 俺が言いたいのは……その出会いの中でも――
    オリアナとの出会いを一番大切にしたいって言いてえんだよ!」

黒子「なっ……!」

オリアナ「そ、それってつまり……」

上条「ああ、俺は……オリアナが……オリアナの事が――」

オリアナ「……っ! ごめん坊や……お姉さん、ここで失礼するわね!」

上条「えっ!? 待てよ! 俺の話はまだ……!」

オリアナ「ごめんなさい……いつか会えたらいいわね、バイバイ」

『―――― Symbol』

さらば青春の幻影…


黒子「なっ……この煙はいったい!?」

上条「……オリアナ……どこに行っちまったんだ!?」

土御門「カミやん! 大丈夫か!?」

青ピ「すごい爆発音やったけど……何があったん?」

上条「……いや、なんでもない。俺が悪いんだ……」

黒子「わたくし、本当に申し訳ないことを……」

上条「いいんだ、白井。俺がオリアナの事をしっかり考えてやれなかったんだ」

青ピ「カミやん……」

土御門「……で、どうするんだカミやん。このまま、行かせちまうのか?」

上条「……いや、決まってんだろ」

上条「――あの時と同じだ、捕まえに行く」

勝手に乗っ取り駄文オナニーを続けて申し訳ない
そしてこれもかなり失礼な話だが45分だけ保守していただけませんでしょうか
落ちたら落ちたで諦めます、ぶっちゃけ無茶苦茶で急展開なのでそんな価値あるかわかりませんが…
そして>>1が帰ってきたら自分はすぐに消えます

>>141
あんた良く頑張ってると思うよ
消極的なオリアナさんスキーが多いのに大した行動力だぜ!

時間帯的に気を抜くと即落ちそう

俺はオリアナさんとはバイキンマンとドキンちゃんの関係になりたい

本当にありがとうございます、どれくらいに終わるかわかりませんが再開させてもらいます

オリアナ(私……なんで逃げちゃったのかしら)

オリアナ(別に、あの坊やの言葉を最後まで聞いてあげてもよかったじゃない)

オリアナ(……それで何が変わるわけでもないのだから)

オリアナ「まあいいわ……さて、ちょっと歩いてみようかしら」

土御門「本気かカミやん……? 相手はあのオリアナ=トムソンだ、到底見つかるとは思えない」

上条「だからって、このまま放っておくわけにはいかないだろ?」

青ピ「カミやん、ボク達も協力するで!」

黒子「……わたくしも、ぜひお手伝いさせてほしいですの」

上条「いや、これは俺の問題だ。俺一人で行かないと……意味がないんだ」

土御門「水を差すようで悪いが、格好つけてもしかたないぞカミやん。
     四人で探せば見つかる可能性は上がる、逆に一人だと誰も見つけられませんでしたー、って後悔するかもしれないぜよ?」

上条「それでも、だ。大丈夫だって、きっと見つかる」

土御門「でも、あの時は何とかなったかもしれないが今回は……」

上条「別に誰の命が関わってるわけでもないんだ。そんな心配すんなって」

青ピ「本当にええんか? 学園都市の中から手がかりなしで探すとか……無謀やと思うで」

上条「だから大丈夫だって。けど、ありがとよ。……時間ももったいないし、行ってくる!」

黒子「……行ってしまいましたね」

青ピ「ったく、最初は脱! 童貞! のことで頭がいっぱいやったくせに」

土御門「もうそれすらも忘れてオリアナに夢中ぜよ」

青ピ「でも、なんかムカつかん?」

土御門「確かに、キメ顔で『捕まえに行く』、だってにゃー」

黒子「そ、そんな言い方は失礼ですの!」

青ピ「ええんやて、カミやんはカミやん。ボク達はボク達」

土御門「後でからかいまくって、思いっきり殴るのがオレ達の仕事なんだぜい?」

青ピ「せやから、これが正解なんや。わかるかなー?」

黒子「……よくは分かりませんけど、応援はしているということですの?」

土御門「どうだかにゃー?」

上条(今日巡ったデートコース……いや、違う、そこに行く理由はない)

上条(人混みの中……そんなところじゃない、もっと具体的な何か……!)

??「あれ? そこに居るのは、上条当麻じゃないの」

上条「あ? なんだ、吹寄か……」

吹寄「なんだ、とはずいぶん失礼ね」

姫神「ちなみに。私も居る」

上条「あっ、居たのか姫神」

姫神「その発言は。かなりショック……」

どうしてオリアナねーさまを処女設定にしたんだ!
非処女でリードしてくれるのか素晴らしいのにどえしち

>>161
耳年増で処女ビッチも一つの可能性じゃないか?

何にしてもエロいのに下品さやケバさの無いオリアナさんは最高だ

吹寄「汗だくになって、貴様はこんなところで何をやってるの?
    マラソンの練習には見えないけど」

上条「……色々あってな。ちょっとお取り込み中なんだよ」

姫神「また。女の子でも追いかけているの?」

吹寄「はあ? いくら上条当麻だからって、こんな汗だくになって女の子の事なんて」

上条「……その通りだ、悪いかよ」

吹寄「……貴様は相変わらずなのね」

姫神「殴って。いい?」

上条「な、なんで急にそういう話に!?」

吹寄「呆れてものが言えないわ……」

姫神「また。事件でもあったの?」

吹寄「事件……そうだ、上条当麻! 貴様はいったい大覇星祭の時何をしていたの?
    小萌先生の話では貴様と他にいた誰かが色々やったって」

上条「えっ? いや、あのそれはですね……」

姫神「確か。小萌に頼まれてお仕事してたんだよね?」

上条「……姫神?」

吹寄「なんだそうだったの。てっきりまた何か厄介事を起こしていたのかと思ったわ」

上条「(……サンキュー)」

姫神「(黒蜜堂のプリン。よろしく)」

上条「(……了解です)」

吹寄「私も倒れててよくはわからないけど、色々あったみたいね」

上条(そういえば……この二人は、オリアナのせいで……)

姫神「上条君。急に黙ってどうしたの?」

上条「いや……何でもない。……なあ、一つ聞いても良いか?」

吹寄「別にいいけど、手短にね」

上条「……あの時、大覇星祭でお前達は酷い目にあったじゃないか。
    もし、その犯人がわかったら……どうする?」

吹寄「どうするって、そんなこと言われても……」

姫神「殴る。そして恨む」

吹寄「ど、どうしたの?」

>>162
処女ビッチ()
時代は純情非処女ビッチだろボケナス
姫子だとかオリアナねーさまとか君届のCVみゆきちの娘とか

まぁ下二行は同意だ


姫神「大切な私の時間を奪った。それだけは決して。許さない」

上条「……そっか、そうだよな」

吹寄「……私はただ機材に触れただけだから何とも言えないけど、誰かの能力って事だったら許されることじゃないわね」

上条「……ありがと、ただそれだ――」

姫神「ただ。その人にも事情があったのかもしれない。
    それを知ってから。私はその人を殴ろうと思う」

上条「姫神……」

姫神「きっと許さないだろうけど。話くらいは。聞いてあげてもいい」

吹寄「な、何を言ってるの?」

姫神「上条君。そう。伝えておいて」

上条「……ああ、じゃあな二人とも」

吹寄「また走って行っちゃったわね……なんだったのかしら?」

姫神「さあ? でも多分。自分のために走ってるんだと思う」

吹寄「自分のため?」

姫神「うん。いつもそれは変わらないけど。今回は特別。……だと思う」

吹寄「……まっ、あのバカの事だから、心配することでもないわよね」

>>168
そいつは新しいな探求したいぜ

下ニ行を理解してくれたら本望だよ、兄弟

上条(考えろ……あの日の事を思い出せ)

上条(逃げるオリアナを俺は必死に追いかけた……。
    躱され、ぶつかり、また躱され……それでも追い続けた)

上条(……あいつはきっと、迷っている。今回は誰も関係ない、ただオリアナ自身だけだ)

上条(俺が見つけるまで、必死に迷ってくれ。俺はその分、お前を探す……)

??「はーい、こっちは通行止めー。迂回してもらうじゃん」

青ピ「おおっ! そのお顔は、我が高校の体育爆乳教師! 黄泉川せんせーやないの!」

黄泉川「月詠センセとこの悪ガキ軍団か。あれ、後の一人はどこ行ったじゃん?」

土御門「三バカがいつも一緒にいるとは限らないんですたい。それよりこれは何かあるのかにゃー?」

黄泉川「ああ、今日は―――――――――」

青ピ「へえ、そういやそんな話もあったような」

土御門「……一応、手を回しておくかにゃー」

青ピ「ん? 土御門くん、どこかにお電話?」

土御門「ちょっとした演出ぜよ」

オリアナ(お仕事は終わったし、さっさと帰ればいいのに……お姉さんは何を期待してるのかしら?)

オリアナ(……あの坊やに、一回ぐらいさせてあげてもよかったかしらね?)

オリアナ(でも、今更経験ありませんでしたー、なんて……言えないわよね?)

オリアナ(……私はどこに向かって、何をするつもり?)

オリアナ(それは正しいのか、間違ってるのか……それを決めるのは、誰?)

オリアナ(それを決めるのは――)

上条「はあ……はあ……闇雲に探しても見つかるわけねーだろうが!」

上条(しっかりしろ……上条当麻。必ず見つかる、必ずだ……!)

上条(……そもそも、なんで俺はオリアナを探しているんだ?)

上条(最初は……ただヤりたかっただけじゃねえか!!)

上条(最低だ……俺……そりゃオリアナも逃げるわ)

上条(でも、今は違う……なんかわかんねーけど、それだけははっきり言える)

上条(考えろ……俺とあいつの繋がり、あいつだけにしかない繋がり……)

上条(あいつだけ……。どこだ、どこだ……?)

上条(あの日の事……『使徒十字』、大覇星祭……その全てが行き着くところ)

上条「あっ……あった」

上条「あそこしかない……! でも、もし居なかったら、どうする……?」

上条(行って帰ったらもう無理だろう。それ以前に、あそこに入れるのか?)

上条(どうする!? こう迷ってる間も……決められない……くそっ!)プルル

上条「電話……? ……誰だ?」

土御門『よーう、カミやん。青春してますかーい?』


上条「土御門……いったい何の用だ?」

土御門『カミやん、そういえば大覇星祭の時はオレがボロボロになった後も頑張ってくれたにゃー』

上条「……今思い出話をする気はない。切るぞ」

土御門『だー! 待って待って! 土御門さんはお礼がしたいんですたい』

上条「お礼?」

土御門『そうだにゃー。あの時最後にオリアナを見つけたのは確か、――――だったよな?』

上条「ああ……それがどうした?」

土御門『どうやらあそこは以前カミやん達が暴れたから完全に封鎖されてるらしいにゃー。
     そして監視もよりパワーアップ、あそこには絶対入れないから行かないほうがいいぜよ』

上条「…………そっか」

土御門「もう一度言うぞ、あそこには絶対行くな。行っても時間の無駄だぜい?」

上条『ああ、わかったよ。……土御門』

土御門「んー?」

上条『ありがとな』プツッ

青ピ「カミやんに電話してたんか?」

土御門「おう、必死こいてるカミやんにちょっとイタズラしてやったぜい」

青ピ「へー、土御門くん?」

土御門「なんだにゃー?」

青ピ「ずいぶん楽しそうやけど、かなり楽しいイタズラやったみたいですなー」

土御門「気のせいぜよ」

第二三学区

オリアナ(足の向くまま、気の向くままに進んでいったけど、ずいぶん遠くまで来ちゃったみたいね……)

オリアナ(もうすっかり陽も暮れて、こんな所まで来て……あら?)

オリアナ(なるほどね……ちょっとお邪魔してみようかしら?)

オリアナ(なんだかお姉さん、楽しくなってきたかも。……一人遊びでもしますか)

上条「はあ……はあ、第二三学区とか嫌な思い出しかないっつうの!」

上条(だから一個くらい、いい思い出作らしてくれよ……!)

上条(あれ……? そういえば俺、あいつに会って何を言うんだ……?)

上条(やべえ……見つけることしか考えてなくて、何言うか決めてなかった!)

上条(……どうしよう、何を言えばいいんだ?)

上条(ええい! 今はとりあえず見つけることが最優先だ! っつうか本当に居るんだろうな!?
    時刻はもうすぐ六時、失敗できねえ!)

上条「結局頼る形になっちまったけど……信じてるぞ! ウソつき土御門!」

鉄身航空技術研究所付属実験空港

オリアナ(ふふ、なんでお姉さん……またここに来ちゃったのかしら?)

オリアナ(……わかってたわよ。ちょっと期待してるのよね、あの坊やに)

オリアナ(ここで現れたら、本当にぐしょぐしょになっちゃうかも……。
      って一人でそんな事考えてもむなしいだけか)

オリアナ(オリアナ=トムソン、あなたは何がしたいのかしら?)

オリアナ(逃げたまま終わりたいの? それとも、見つけて欲しいの?)

オリアナ(私は何を思って動いた? 何故動いた? 何が正しい?)

オリアナ「その基準点を決めるのは――――」

上条「……そんなの、決まってんだろ」

オリアナ「……!」

オリアナ「……あら、坊や。また会うなんて奇遇ね? お姉さん嬉しくて体が火照ってきちゃったわ……」

上条「……茶化すなよ、オリアナ」

オリアナ「ふふ、そんなに汗だくになっちゃってどうしたの? お姉さんの下と一緒で垂れてきて――」

上条「もういいよ、オリアナ。今ここに居るのは、上条当麻とオリアナ=トムソンだけだ」

オリアナ「……そうね。でも、それがどうしたの? 二人っきりで何するつも――」

上条「もういいって言ってんだろ!」

オリアナ「……! あら、坊や。そんな大声でお姉さんを脅かすなんて、大減点よ?」

上条「そっか、なら……オリアナ、少しの間だけで良いから聞いて欲しい」

オリアナ「……いいわよ、帰る前に聞いてあげるわ」

上条「最初はさ、正直に言うと……その、ただそういう事をしたかっただけなんだと思う……」

オリアナ「そうね、がっついっちゃってまるで、オオカミみたいな目をしてたわ」

上条「それで無理やりデートに連れて行って、色々俺やらかして……いいとこ見せられなくて」

オリアナ「…………」

上条「で、なんか白井に言われて、その場の勢いだけであんな事言おうとしちちまって」

オリアナ「……ええ、その時私は……逃げてしまった」

上条「ああ、でも今……こうして見つけた。また、お前を見つけることが出来た」

オリアナ「ふふ、坊やってすごいわね。お姉さん、自信なくしちゃうわ」

上条「前と今は確かに同じだ。でも、全然違う」

オリアナ「……どういう事かしら?」

上条「俺は、今日……お前だけを、オリアナだけを見つけたかったんだ」

オリアナ「……なかなかの殺し文句ね。それならほかの女の子もイチコロよ?」

上条「……他の人なんてどうでもいい。今、この場で起きている事は俺達だけの事だ」

オリアナ「……わかったわ。で、あなたはこのオリアナ=トムソンを見つけた。
      そしてあなたはどうするの? 何を信じて、何のために、誰のために動くの?」

上条「何を 信じる? 何のため? そんなの決まってる」


「――自分のためだろ」


オリアナ「……!」

上条「オリアナに会いたいと思ったのは俺自身、信じたのは自分、動いたのは自分のため。
    すべては自分のため、自分のわがままのためだ」

オリアナ「……はっきり言い切っちゃうのね。お姉さん、羨ましいわ」

上条「ああ、何があっても変わらない。ずっと俺はこうして生きてきた。
    どんだけ痛い目にあっても、死にそうになっても……すべて自分のためだ」

オリアナ

上条「オリアナに会いたいと思ったのは俺自身、信じたのは自分、動いたのは自分のため。
    すべては自分のため、自分のわがままのためだ」

オリアナ「……はっきり言い切っちゃうのね。お姉さん、羨ましいわ」

上条「ああ、何があっても変わらない。ずっと俺はこうして生きてきた。
    どんだけ痛い目にあっても、死にそうになっても……すべて自分のためだ」

オリアナ「……羨ましい、本当に羨ましいわ。……憎いくらいね」

上条「……オリアナ?」

オリアナ「自分のためと割り切って動ける事、動機――明確な基準点。
      私がどうしても持てないもの、求めているものを坊やは持っている。それが……憎いわ」

上条「……そんな立派なもんじゃない。
    ただ、俺がそうしたかったっていうわがままなんだから」

オリアナ「……私はね、分からないのよ」

オリアナ「例えばの話、もし私が何ものにも縛られずあなたと一緒の時を過ごす。
      それはとても楽しいことかもしれない……でもね」

上条「…………」

オリアナ「それが器用にできないのが、私……オリアナ=トムソンなの。
      私が良い思いをしたら他の誰かが悲しむかもしれない」

上条「……そんな事!」

オリアナ「無いって言い切れる? もしかしたら、あなたの事を想っている女の子がいるかもしれない。
      私の事を憎んでいる人がいるかもしれない」

上条(……確かに、姫神や吹寄はオリアナのせいで……)

オリアナ「私が幸せになることで誰かが悲しい思いをする……それは絶対に許せない。私自身、今までそう思って生き続けてきたの」

上条「そんなの……そんな事……」

オリアナ「あら、こうやって考えたら最初から結論は出てたんじゃない。
      私とあなたは一緒になることはない、ってね」

上条「……ふざけんなよ! そんなの、お前が悲しすぎるじゃねえか!」

オリアナ「……そうね。でも、それが私の生き方。それが私の、現在の価値観なの。
      だから諦めてちょうだい、坊や。私の事は……放っておいて」

上条「……他の人が悲しむのが嫌だ、って言ったな?」

オリアナ「ええ、こればかりはしょうがない。だから諦め――」

上条「なあ……俺は今、どんな事を考えていると思う?」

オリアナ「……そんなこと、わかるわけないでしょう?」

上条「じゃあ教えてやるよ。……俺は今、ものすごく悲しい気持ちになってる」

オリアナ「…………」

上条「情けなくてガキらしい言い方だけどさ、すっげえ悲しいんだ。
    正直に言うとさ……泣くの我慢してる」

オリアナ「な、何を急に言い出すのよ……そんな事言われても……」

上条「他の人が誰も悲しい思いをしないため、そう言ったよな?」

オリアナ「……ええ、何度も言った通りよ」

上条「じゃあ……俺はどうすればいいんだ? ……誰が俺を、助けてくれるんだ?」

オリアナ「……それは」

上条「もう一つ聞きたい。俺が何でそんな思いをしてるかわかるか?」

オリアナ「……また自分のため、って言いたいのかしら?」

上条「ああ、それと同時に……お前のためだ」

オリアナ「……!」

上条「……お前一人が辛い思いをする。それを見るのが俺は嫌なんだ!」

オリアナ「……じゃあ、お姉さんは誰にも見えないところに行くわ。それならいいでしょう?」

上条「……それも嫌だ! お前が離れちまうとか一番嫌なんだよ!」

オリアナ「なっ……! わがままにも程があるわよ!?」

上条「……言ったじゃねえか。俺は、わがままで自分勝手なんだよ。
    お前を一人にさせたくない! お前と一緒に笑顔でいたい!」

オリアナ「そんなこと……私は求めていない!」

上条「じゃあ……なんで泣いてんだよ、オリアナ」

オリアナ「……あっ、これは……違う! 違う! 違う!」

上条「……もういい、最初からこう言えば良かったんだ。俺は……」

「オリアナの事が、好きなんだ」

オリアナ「…………っ!」

上条「……カッコ悪いかもしんねえけど、言いたい事は全部言った。オリアナ……ごめんな」

オリアナ(私は……私は……悲しむ人達、目の前で悲しむ人達……。
      幸せになる人は、誰? 悲しむ人は誰? 誰が? 誰も――悲しまない?)

オリアナ(求める、明確な基準点、物事の道理、価値観、生きているものすべて……私は……私は……)

オリアナ「私は……どうしたらいいの……?」

上条「……迷ってるのか?」

オリアナ「私に誰か教えて……本当に正しい答えを……」

上条「そんなの、誰も教えてくれないさ」

オリアナ「えっ……?」

上条「自分の価値観とか、基準とかは生きている間に作るんだ。
    俺達はまだ、それを作っている途中なんだよ。だから、そんなに焦んなくても良いんだ」

オリアナ「……焦っていた? 私は、焦っていたの?」

上条「なあ、オリアナ。もし良かったら……」

オリアナ「……え?」

上条「その基準点を作るの……手伝わせてくれないか?」

オリアナ「……一緒に作ろうってこと?」

上条「あ、ああ……悪いかよ」

オリアナ「……ふふ、何それ? カッコつけたつもりかしら?」

上条「なっ……何いい!?」

オリアナ「ふふ、坊や……ずいぶん言いたい放題言ってくれたわね?」

上条「な、なんでそんな急に態度を変えるのでございますか!?」

オリアナ「覚えておきなさい、坊や。女の心は変わりやすいの。
      その気があると思わせておいて、コロッと変わってさようならー、なんてことも珍しくないわよ?」

上条「そ、それにしても変わりすぎだろ!?」

オリアナ「文句言わないの。それより……一緒に基準点を作ろう、ねえ」

上条「えっ……? そんな冷静に言われると恥ずかしいのでございますが……?」

オリアナ「あら、嘘だったの? お姉さん悲しいわ……。
      ところで、あれって……プロポーズ?」

上条「ぷ、プロポーズ!?」

オリアナ「ふふ、お姉さんって罪な女だね?」

上条「……さっきの時間はいったい何だったんだ」

オリアナ「くっさ-いセリフが続いてお姉さん……イキかけちゃったわ……」

上条「……ええい、このままやられっぱなしは嫌だ! おい、オリアナ!」

オリアナ「な・あ・に?」

上条「さっきの……俺の告白の返事はどうなったんだよ!?」

オリアナ「ああ……アレね。……聞きたい?」

上条「……なんだその雰囲気……そこはかとなく嫌な予感、まさか……フラれる!?」

オリアナ「それはね……ううん。言葉なんかで答えたらもったいないわね」

上条「……へっ?」

オリアナ「――抱きしめなさい、坊や」

PM6:29

土御門「あーはっはっは!! おかしい! 腹痛いぜよ!」

青ピ「……その基準点を作るの……手伝わせてくれないか? やって……ぶわっはっはっはっはっはっは!!!」

土御門「いやー……これで十年は笑って過ごせるにゃー」

青ピ「さすがカミやん、退屈させませんなー!」

土御門「おっと、そろそろ時間ぜよ」

青ピ「これはキスくらいしてまうんやないの?」

土御門「それ以上かもしれないぜい?」

青ピ「くー! カミやん! おめでとう! そして!」

土青「死ね!!」

上条「えーっと……では、失礼しますよ?」

オリアナ「い、いちいち聞かないの。……さあ、早くしなさい」

上条「……オリアナ!」

オリアナ「あっ……」

PM6:30

オリアナ「……きゃっ! この音は……」

上条「……そういえば、確か今日は季節外れの花火大会があるとか言ってたな」

オリアナ「へー……あまりいい思い出は無いけど、今はそんなことも無いかな」

上条「……ちょっと上手くいきすぎだよな?」

オリアナ「そうね。でも、お姉さん……幸せよ?」

上条「そ、そうか?」



オリアナ「……ねえ、もし……また私が逃げたらどうする?」

上条「そんなの、決まってんだろ?」


「――何度でも、捕まえに行くさ」


終わった! 臭すぎて笑いながらなんとか終わった! 支援とかサンクス!
夜勤終わって寝ようとしたらどうしてこうなった 駄文ですまんかった、みなさんありがとう

言い忘れてたので最後に >>1さんありがとう、そしてごめんなさい
改めてありがとうございました

残ってたのか…>>1待ちなら保守代わりに駄文の蛇足を書かせてもらっても良いだろうか

保守代わりに駄文の蛇足を書かせてもらっても良いだろうか(キリッ
うん、何様だよ…すいませんお世話になります

上条「……あの、オリアナさん?」

オリアナ「どうしたの、坊や?」

上条「何故にこんな密着しているのでしょうか……?」

オリアナ「あら、嫌なの? お姉さんショックだなー……」

上条「あっ……違うんだ! 嫌とかじゃなくて腕が絡まると歩きづらいなーとか、
    なんだか腕にやたら柔らかくふよふよしたものが当たってるというかいい香りがするというか!」

オリアナ「ふふ……当ててるのよ?」

上条「くっ……男のロマンと思っていたこの台詞、実際聞けば困惑する事この上ない!」

オリアナ「ねえ、早くいきましょうよ? まだ七時にもなってないのよ?」

上条「そ、そうだな。夜はまだまだこれから……はっ!」

オリアナ「……エッチなこと、考えた?」

上条「……すいません」

上条「しかし……態度変わりすぎだろ、お前」

オリアナ「だって、私を幸せにしてくれるんでしょう?」

上条「なっ! そ、そんな事俺は…………言ったな。つうか叫んだな……」

オリアナ「情熱的な告白で、お姉さん本当に……濡れちゃった」

上条「だからそういう卑猥な言動は慎んでいただかないとですね!?」

オリアナ「もう……つれないわね」

上条「……まっ、これはこれで良いのかもな」

??「まったく……。ほんのちょっと心配してましたけど……どうやら大損だったみたいですの」

上条「ん? なんだ、白井か」

黒子「なんだ、とは……ずいぶんな言い方ですこと。あんなシリアスな感じでで駆けていったと思ったら、
    次会うときはデレデレしているなんて……。やはり類人猿は類人猿ということですかしら」

上条「……お前にも心配かけちまったよな。ありがとう、白井」

黒子「別にいいですの。それより、結果の方は……隣の方を見る限り、聞く必要はなさそうですの」

オリアナ「お姉さん、このたくましい腕にがっしり捕まえられちゃった」

黒子「……はあ。謝ろうとしましたけど、この状況を見たら少し迷ってしまいますの」

上条「謝る?」

黒子「あの下着屋であんなことになってしまったのは、わたくしが酷いことを言ってしまったせいですの。
    少しはその……責任というか、罪の意識というか……」

上条「……なんだ、そんな事で謝ろうとしたのか」

黒子「そんな事、って……そのせいでそちらの方は気分を害されたようですし……。ともかく、ごめんなさいですの……」

上条「だってよ、オリアナ?」

オリアナ「ふふ……私もあなたに言いたいことがあるのだけど、いいかしら?」

黒子「は、はい……」

オリアナ「……感謝するわ、お嬢ちゃん」

黒子「……えっ?」

オリアナ「あなたが居なかったら、お姉さん達はこうはならなかったと思うわ。
      あなたのおかげで、私達はぶつかることが出来た。だから気にすることなんてないわよ?」

黒子「で、ですが……」

上条「オリアナがこう言ってんだ。もう良いだろ、白井?」

黒子「……まったく、お二人そろって幸せオーラ全開でそんなことを言われては、もう何も言えません。
    本っ当に心配しただけ損してしまいがっくりですの。……まあ、ホッとしたのも事実ですけど」

オリアナ「あら……あなた、可愛いわね。お姉さん、そっちの趣味にも目覚めちゃうかも……」

黒子「なっ……! て、丁重にお断りしますの!」

上条「白井が押されている……さすがオリアナ」

黒子「……これ以上お邪魔をするのも野暮というものです。わたくしはこれで失礼しますの」

オリアナ「あら残念……またね? ふふ……」

黒子「うう……る、類人猿さん? ちょっとこちらに……」

上条「ん? はいはい……ってオリアナ、腕を離してくれないか?」

オリアナ「……嫌、って言ったら?」

上条「……あ、その、ええとですね」

オリアナ「お姉さんのこと、一生離さないんじゃなかったの……?」

上条「オリアナ……」

黒子「……目の前でイチャイチャされるのがこんなに不愉快とは」

黒子「もういいですの……類人猿さん、これを差し上げますの」

上条「……紙袋? 何が入ってんだ?」

黒子「ささやかな贈り物ですの。どうぞ『夜に』お使いくださいまし。……それでは」

オリアナ「消えちゃった……相変わらず不思議なところね」

上条「しかし……袋の中身は…………なあっ!?」

オリアナ「なになに? 何が入ってたのかお姉さんにも見せて見せて」

上条「いや……また後で、な……」

オリアナ「そう? まっ、いいけどね」

上条(白井のやつ、下着なんて寄越してどうする気……はっ! この下着は確か俺が選んだやつ……! 何考えてんだあいつはよおお!)



黒子「せいぜい励んでくださいまし、お猿さん?」

インデックス「おなかがへった……あのチャーハンから何にも食べていない私はもう限界かも……」

インデックス「助けてとうま……ってまだ帰ってこないとか、とうまはどうしたの!?」

インデックス「……こうなったら外に出て、でも前みたいに見つからないかも」

インデックス「こういう時のための……でんわがあるんだよ!」

インデックス「と、う、ま。とうま、っと」ガチャ

『おかけになった番号は、現在電波の届かないところに――』

インデックス「……とうまの声じゃないんだよ」

インデックス「……おなかが、おなかが……こうなったら、ほかの誰かに頼るんだよ!」

吹寄「買い忘れ?」

姫神「うん。一人で行くから。先に帰ってて」

吹寄「わかったわ。人が多いから、気を付けて帰ってきてね」

姫神(花火……。ナイトパレードの時は。結局……。こういう時に。誘ってみても。良かったのかな)プルル

姫神「……電話? もしかして。上条君……? も。もしもし」

インデックス『あっ、あいさ? よかったー! 繋がったんだよ!』

姫神「……なんだよ」

インデックス『あれ? 本当にあいさ……? なんか口調が違うかも』

姫神「何でもない。大丈夫。で。何の用?」

インデックス『あいさ……お願いがあるんだよ』

姫神「……深刻な雰囲気。どうしたの? 何かあった?」

インデックス『実は……実は……!』

姫神「……うん」

インデックス『おなかがへったから、助けてほしいんだよ』

姫神「…………うん。そんなことだとは思った」

上条「しかしこの花火、どんだけ続くんだ?」

オリアナ「さあ? でも、これだけ騒がしいと……なにをしても気づかれないんじゃないかしら?」

上条「なにって……何でしょうか……?」

オリアナ「あら……お姉さんのクチから言わせたいの?」

上条「……くっ、今ではちょっとこんな事言うオリアナも可愛いと思ってしまう自分が情けない……」

オリアナ「なっ……! か、可愛いって……」

上条「あれれー? あのオリアナお姉さまが、まさか年下の男の言動でたじろいでいらっしゃるのでございますかー?」

オリアナ「……知らないわよ」

上条「おいおい、そんなむくれるなって」

??「おーい、カミやーん」

上条「……今度はお前達かよ。何の用だ?」

土御門「むっふっふ……カミやん、水臭いぜい?」

青ピ「僭越ながらボク達、カミやんの祝福のために馳せ参じたんやでー!」

上条「……祝福って、どういう事だ?」

土御門「――自分のためだろ」

上条「なあっ……!?」

青ピ「オリアナの事が、好きなんだ」

上条「ぐうっ!?」

土青「――何度でも、捕まえに行くさ」

上条「……テメェら、どういう事か説明してもらおうじゃねえかああ!!」


土御門「あっ、カミやん、襟にゴミがついてるぜい。よいしょっと」

上条「今ゴミとかそんな話は……ん? おい待て、そのいかにもな小型の丸い機会はなんだコラァ!!」

土御門「土御門さん特製、発信機兼盗聴器にゃー!」

上条「なあんだとお!? って事は……お前ら全部……」

青ピ「ごちそうさんでしたー」

オリアナ「あら……友達思いのいい子達ね」

上条「…………酷い」

土御門「素晴らしい笑いのネタを提供してくれたカミやんに、オレ達は感謝してるぜよ」

青ピ「カミやん、お幸せにー!」

上条「……もうやだ、何も信じたくない」

オリアナ「まあまあ……ところであなた達、それだけを言いに来たんじゃないんでしょう?」

青ピ「おお! 美人のお姉さんはわかってらっしゃいますなー」

上条「……なんだよ。この上条さんをまだいじめ足りないんですか!?」

土御門「……カミやん、一つ聞かせてくれ。今日、いや……お前が帰る場所はどこだ?」

上条「帰る場所はどこって……そんなの自分の部屋に決まって……っ!」

青ピ「その様子だと、なんか気づいたみたいやね。鈍感カミやんは、周りが見えとらんからなー」

土御門「というわけで、どうせイチャつくんなら何も気にせずしたいだろ?」

青ピ「ボク達からは以上やで」

上条「……ああ、そうだな。そうだよな」

オリアナ「……坊や、後悔してる?」

上条「オリアナ、お前が考える事じゃない。お前は横に居てくれ」

オリアナ「……ええ、わかったわ」

土御門「……ったく、のろけですかい? これだからカミやんは」

青ピ「土御門くん、もうこんなやつほっといてさっさと行きましょ」

土御門「そうだにゃー。じゃあなカミやん!」

青ピ「重役出勤なんてせんといてやー!」

オリアナ「行っちゃたわね……で、坊やは今からどこに行くのかしら?」

上条「……大事な話をしてくる。それとオリアナ、お前にも会ってほしいやつがいるんだ」

オリアナ「……どういうことかしら? お姉さんに会いたい人なんて、この学園都市には」

上条「もしかしたら、会わせない方が良いのかもしれない……いや、合わせない方がいいだろう。
    でも、お前はきっと……会った方が良いと思う」

オリアナ「……わかったわ。坊やが何かするのなら、私も黙って立ち続けるわけにはいかない」

上条「ありがとう。……じゃあ、そいつらに電話をかけないと。まずは……」

小萌先生の部屋

姫神「すいません小萌先生。急に押しかけちゃって」

小萌「全然平気なのですよー! 今日は居候の子も泊りで仕事のようなので、
    先生一人でさみしいと思っていたところだったのですー」

インデックス「こもえはいい人なんだよ……とうまも見習ってほしいかも!」

小萌「……上条ちゃんは十分いい子だと思うのですが」

姫神「でも。ダメなところもたくさんある」

インデックス「その通りかも。とうまはいつもいつも私のことをほうっておいて……むー!」

小萌「し、シスターちゃん……落ち着くのですー」

姫神「彼は。人の事を考えているけど鈍感。それが一番の……また。電話だ……上条君?」

インデックス「……とうま? とうまなの!? なんであいさの方に先に連絡するの!? 納得がいかないかも!」

姫神「少し黙って。……もしもし?」

上条「姫神か? ……こんな時間に悪いな」

オリアナ(……姫神? ……そうか、あの時の)

姫神『ううん。大丈夫。どうしたの?』

上条「……姫神に会わせたいやつがいるんだ」

姫神『……なんだ。ちょっと残念』

インデックス『あいさ! ちょっと代わって! もしもしとうま!?』

上条「インデックス!? お前、姫神と一緒に居るのか?」

小萌『先生も居るのですよー。上条ちゃん、夜遊びはいけないのです!』

上条「じゃあ、みんな小萌先生の部屋に居るんですね?」

小萌『そうなのですよー。上条ちゃんも来ますかー?』

上条「……ええ、今から行きます。それじゃ」プツッ

オリアナ「……坊やの考えてること、わかっちゃった」

上条「今更だけど、無理しなくていいんだ……どうする?」

オリアナ「もちろん、あなたと一緒に行くわ。文句あるかしら?」

上条「……いいや。よし、行くか」

小萌「上条ちゃん、なんだか真面目な雰囲気でちょっとびっくりしたのですー」

インデックス「……まさかとうま、また何かに巻き込まれてるんじゃ!?」

姫神「多分だけど。事件ではないと思う」

インデックス「あいさ、何か知ってるの?」

姫神「……よくはわからない。でも。少し覚悟をしておいた方が良いと思う」

小萌「覚悟? なにがなんだか先生にはさっぱりなのですよー……。
    ん? 誰か来たみたいですねー」

上条「小萌先生、上条です」

小萌「あっ、待ってたのですよー。今開けますね、よいしょ……えっ?」

上条「……お邪魔します。それと、連れがいるんですが良いですか?」

小萌「先生は構わないのですけど……その方は、確か」

オリアナ「……オリアナ=トムソンです」

姫神「……!」

小萌「間違いでしたら申し訳ないのですが、あなたは姫神ちゃんに……」

オリアナ「……間違いないわ。そこの女の子を死に追いやろうとしたのは……私」

インデックス「と、とうま……どういうことなの?」

姫神「……どうして。ここに来たの?」

上条「俺が連れてきたんだ……俺がオリアナに来るように――」

姫神「君は黙ってて。私はそこの女に聞いているの」

オリアナ「……私は、あなたに会いに来た」

姫神「何のために? 私はあなたと話す事なんて何もない。会いたいとも思わないし。
    忘れたいとも思っていた。それなのに。ここにあなたは来た。何故? 何のために? どうしてあなたはそうしようと思ったの?」

小萌「ひ、姫神ちゃん……」

オリアナ「…………」

姫神「答えられないのなら。あなたは今すぐここから去った方が良い」

インデックス「と、とうま……」

上条「姫神……それは、」

姫神「オリアナ=トムソン。あなたは何がしたいの? 何も考えられないのなら早くここから――」

オリアナ「私は……私は、自分のためにここに来た」

上条「オリアナ……」

姫神「……自分のため? 言ってる意味が分からない」

姫神「私が血を流したのはあなたのせい。私が苦しんだのも。思い出を作れなかったのも。みんなあなたのせい。
    それなのに。あなたは何て言った? 自分のためにここに来た? 自分のため? 許されるために。楽になるためにあなたは来たのではないの?」

オリアナ「……許されようなんて一度も思ったことは無いわ。ここに来たのは、傷つくため。自分のために、自分を傷つけるため」

姫神「……自己を犠牲にして。罪の意識を軽くする。そんな子供じみた考えでここに来たと言うの?」

オリアナ「……違うわ。どれだけ傷つけられても構わない。ここで殺されても、それは仕方ないとも思っているわ」

姫神「……あなたの考えてる事が全く分からない。何を求めているの? 何がしたいの?」

オリアナ「……本当に醜いわがままだけど、すべて言わせてもらうわ。
      私は、彼のそばに居たい。ただそれだけを求めている」

インデックス「……とうま、どういうこと?」

上条「……俺は、決めたんだ。オリアナと二人で、自分達の価値観、基準を作ろうって約束したんだ」

インデックス「……とうま、それは……とうまは、この人を選んだってこと?」

上条「……ああ。俺は、オリアナを選んだ」

姫神「……最低だよ。上条君。どうしてこんな事をしたの? 私がこんな事をして喜ぶとでも思ったの?」

上条「それは……」

オリアナ「……彼が私を連れてきたんじゃないわ。彼はあくまでも、私に道を提示してくれただけ。
      それを選んだのは、私。これは私の現在の価値観が決めたこと……彼のせいではない」

姫神「……もう一度聞く。あなたは。なぜここに来たの?」

オリアナ「……あなたに恨まれるため、呪われるため、殺されるため。
      そして……彼と生きるため」

姫神「……男が最低なら。相手も最低」

インデックス「……あいさ」

姫神「上条君。ちょっと出てって」

上条「……えっ?」

インデックス「何も言わずに出ていってほしいんだよ、とうま」

小萌「上条ちゃん。ここは言う通りにするのです」

上条「で、でも……」

姫神「いいから出てって」

上条「は、はい!」

オリアナ「…………私を、どうする気かしら?」

姫神「……一発くらい殴ってやろうと思ってたけど。やめた」

小萌「……姫神ちゃん?」

姫神「本当はものすごく憎い。死ぬほど憎いけど。あなたには何もしない」

オリアナ「ど、どういうこと……?」

姫神「何もしない事。それが一番あなたにとって辛い事。だから。何もしない」

オリアナ「……でも、そんなことで許されるわけが!」

姫神「あなたは一生辛い思いをすれば良い。恨まないことが。一番の恨みになる。私はあなたを。一生許さない」

インデックス「……そうでもしないと、とうまの横にいられる幸せは受けられないからね」

オリアナ「……えっ?」

インデックス「とうまは本当にいつまでたってもとうまなんだよ。もしここであなたに酷い事をしたら、
        とうまは悲しい思いをする。そんな事、私達ができると思う?」

オリアナ「それは……」

小萌「上条ちゃんは本当に酷くてずるい子なのですよ。先生たちは上条ちゃんのを本当に大切に思っています。
    それなのにあなたを連れてきちゃうのですから……もしかしたら上条ちゃんは外道さんなのかもしれないのですー」

インデックス「こもえの言うとおりかも」

姫神「その通りだと思う」

小萌「あなたはなぜ、上条ちゃんと一緒に歩もうと思ったのですかー?」

オリアナ「……彼は、私に新しい価値観を与えてくれた。迷うことを許してくれた。
      一緒に生きようと言ってくれた……好きだと言ってくれた」

インデックス「……とうま、本当に相変わらずなんだよ」

姫神「呆れて。何も言えない」

オリアナ「そう言ってくれたから……私はここに来た。彼の横で、何もせず立っていたくなかった。
      だから私はこうしてここに来て、恨まれたかった……憎まれたかった……でも、あなた達は!」

姫神「さっきも言った。あなたを恨まない」

インデックス「シスターの私でも、あなたは許しません。せいぜい苦しめばいいんだよ」

オリアナ「そんなの……そんなの甘すぎる! ダメよ……そんなの……」

小萌「……正直に言うと、私達も迷っているのですよ。あなたに何もしない事が本当に正しいのか、キチンと罰を与えた方が良いのか」

オリアナ「……それでも、あなた達は何もしないと言った。……どうしてなの?」

インデックス「そんなの、決まってるんだよ」

姫神「言うまでもない」

小萌「もちろん――」

「とうまのため」 「上条君のため」 「上条ちゃんのため」

オリアナ「……あっ」

オリアナ(この人達には、思いがある。揺るがない価値観がある)

(そこに存在するのは、明確な……大切な人のためという――明確な基準点)

書くの早いね

オリアナ「……私は、……私は」

姫神「……あなたには。ここで泣いて欲しくない」

インデックス「……その涙は、私達に見せないで」

小萌「……今日のところは、この辺で帰ったほうがいいと思うのですよー?」

オリアナ「……ええ、そうさせてもらうわ。お邪魔し――」

インデックス「待って!」

オリアナ「……何かしら?」

インデックス「……とうまは……とうまはすごくいい人なんだよ! だから……だから……」

オリアナ「…………わかったわ」


小萌「…………行ってしまいましたね。もう、いいのですよー?」

インデックス「……とうま……とうま……と……っ……」

姫神「……先生。せん……せい……私」

小萌「よく我慢しましたね。よしよし……思いっきり、泣くのですよー……」

    /\___/ヽ

   /    ::::::::::::::::\
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::|
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::| うわぁ……
.   |    ::<      .::|
   \  /( [三] )ヽ ::/
   /`ー‐--‐‐―´\



 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─,  .|  /.           -   =-{_(o)
└┘ ノ ノ   |/        ,r' / ̄''''‐-..,>
   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |

上条(……遅い。いったい、何があの部屋で起きているんだ?)

オリアナ「お・ま・た・せ……ふーっ」

上条「うひゃあ!? 耳に息があ!?」

オリアナ「あら、耳が弱いのかしら? お姉さん、弱点見つけちゃったかな?」

上条「何すんだよ……ってお前、泣いてんのか?」

オリアナ「……うん、あの部屋では……泣かせてくれなかったから」

上条「……俺が出てった後、あの部屋で何があったんだ?」

オリアナ「それは言えないわ……でも、強いて言うなら……何もされなかった」

上条「何も……されなかった?」

オリアナ「そう、それはとても優しくって……とても残酷」

上条「……オリアナ」

オリアナ「お願い……私を、抱きしめて。強く……壊れるくらい」

上条「……わかった」

オリアナ「…………っ、……っ……しばらく、このままでいて…………」

うん、有り得ないくらい無茶苦茶ですまない
そしてここまで来て、もうこの後はアレしかない事に気づいて止まってしまった

どうせ駄文オナニーなんだ 何も気にせず終わらせます
途中地の文に変わります 苦手な人は佐天さんスレが今熱いのでお勧めです

オリアナ「……ごめんね、ごめんね坊や」

上条「良いんだよ……少しは落ち着いたか?」

オリアナ「ええ……お姉さん、みっともないところ見せちゃったわね」

上条「そんな事ない。……俺の前で泣いてくれて、なんか嬉しいんだ」

オリアナ「お姉さんの泣き顔みて嬉しいって……あなた、変な性癖でもってるのかしら?」

上条「無理すんなって……可愛いぞ、オリアナ」

オリアナ「……バカ」

上条「……花火も終わったみたいだな。オリアナ、お前はどこに泊まってんだ?」

オリアナ「お姉さんは第三学区のホテルよ。坊やはどこに住んでるのかしら?」

上条「俺の? ただの狭いアパートだけど。ここから……近いっちゃ近いかな」

オリアナ「ふーん……じゃあ、決定ね」

上条「へ? な、何が?」

オリアナ「今夜は……あなたの部屋で寝るわ」

上条「……悪い、よく聞こえなかった。もう一度言ってくれないか?」

オリアナ「……あなたのベッドで、温めあって寝たいなあ……って言ったのよ」

上条「ぬ、ぬぬぬ、温めあううう!?」

上条「いや、その、それはあれですか? アレなんですか!?」

オリアナ「……坊や、エッチなこと考えてるでしょ?」

上条「えっ? 違うの……? なーんだよ……まったく、からかうのもいい加減に」

オリアナ「ふふ……お姉さんもそういうこと、考えてたよ?」

上条「!? だ、だからからかうのもいい加減に……!」

オリアナ「……からかってなんかないわ。お姉さんね、怖いんだ……。
      あの三人は坊やのことを考え、悩んで大切にしてきた。それを私なんかが一日で奪っていいのかな……」

上条「……そんな心配、しなくていいだろ。俺はオリアナと一緒にいるって決めたんだ。
    それを信じてくれ、不安になんてならなくていい」

オリアナ「優しいのね……でも、それでもダメ。不安は消えない、むしろ積み重なっていくわ。
      何かが欲しい。大丈夫だと思える、あなたは私のものと思える明確な何かが……」

上条「……わかった、一緒に考えるって約束したんだ。だったら俺も、出来る限りのことはしたい」

オリアナ「ありがとう、坊や。……じゃあ、案内してくれる?」

上条「……ああ、こっちだ」

オリアナ(今日久しぶりに会って、わけもわからずデートをして、気づいたらお互いを求めあってしまうなんて……はしたないわね、私)

オリアナ(でも、あの人達はもっと彼のことを思っている。それを知りながら彼と距離を取るのは……怖い)

オリアナ(誰にどう思われても良い……ただ、今は……今夜だけは)

上条の部屋

上条「ど、どうぞ」

オリアナ「……緊張してるの? まだ何もしてないのに……ふふ」

上条「か、上条さんにも色々と思うことがありまして……ほら、中に入れって」

オリアナ「へー……結構きれいにしてあるのね」

上条「そうでもないと思うけどな。ちょっと飲み物用意するから適当にくつろいでてくれ」

オリアナ「なるべく早くしてね? 遅くなったら……お姉さん、一人で始めちゃうかも」

上条「すぐに用意いたします!」

オリアナ(カワイイんだから……あっ、これが坊やのベッドね?)

オリアナ(ふふ……匂い、嗅いでみようかしら……ん?)

オリアナ(甘い匂い……女!? そして長い髪の毛……さらによく見れば女物のパジャマ!?)

オリアナ「……へー、そうなんだ。なかなかやるじゃない、坊や……!」

上条「お待たせー! 上条さん特製インスタントコーヒーが! ……あら?」

オリアナ「…………」

上条(な、なんだ!? オリアナの周りに漂うあのまがまがしいオーラのようなものは!?)

オリアナ「……坊や。ちょっと、そこに座ってくれるかな?」

上条「は、はいい!!」

上条(あのオーラ……確か見覚えがあるぞ……どこだ、どこで見た!?)

オリアナ「ちょーっと聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」

上条「はい! な、何でも答えます!」

上条(あっ……思い出した! あのオーラは……!)

オリアナ「正直に答えないと……噛み千切るわよ?」

上条「父さんが女性とぶつかったりした後母さんが出すあのオーラと一緒じゃないか! っつうか噛み千切るって何を!?」

上条(……父さん、アンタはこんなオーラの前でよく生きていましたね。
    愚息、上条当麻はこの気にあてられて早くもダウン寸前です……)

オリアナ「……坊や、正直に答えなさい」

上条「……はい」

オリアナ「まず……この長い髪の毛は何?」

上条「……長い髪の毛……ああ!」

オリアナ「心当たりがあるようね……次、このパジャマは誰の?」

上条「えーと……それはですね……」

オリアナ「最後にもう一つ……なんでベッドから女の子の匂いがするのかな?」

上条「……そ、そのー」

オリアナ「……お姉さん、言い訳は聞きたくないわよ?
      坊や……この部屋に、女を連れ込んでいたわね!?」

上条「……くっ、当たらずとも遠からじ……つうか否定できないのが悲しい」

オリアナ「……まさか、同棲!?」

上条「……ど、同棲とはちょっと違う! 居候だ! ……あっ」

オリアナ「………………」

上条「お、オリアナさーん?」

オリアナ「…………ぐす、酷い、酷いよ……」

上条「……あれ? 誰だこれ?」

オリアナ「……あんなに……あんなに私のこと大切にするって言ったのに」

上条「ええ、言いました確かに言いました。……とりあえず俺の話を聞いてくれるか?」

オリアナ「……経験がないフリして、この髪の女と好き放題やって……お姉さんのことは遊びだったのね」

上条「だから人の話を……」

オリアナ「あの場所で坊やが来てくれたとき……本当に嬉しかったんだよ? 
      なのに……なのに……」

上条「……オリアナ、顔上げてくれ」

オリアナ「……もういい。坊やの言うことなんて信じない」

上条「いいからこっちを向け!!」

オリアナ「……っ! わかった……こうかし――んんっ!?」

オリアナ「……はあっ……な、何するのよ坊や!?」

上条「……お前が話を聞かないからだろうが」

オリアナ「そ、それにしても……そんな荒々しくて野蛮なキス……ちょっとよかったわ」

上条「……良かったんかい。ちなみに俺のファーストキスです(多分)」

オリアナ「えっ……? だって、別の女が……」

上条「……ちょっと風呂場に来い。そうすれば、全てが分かる」

風呂場

オリアナ「お風呂なんかに連れてきて、何する気? 泡でイイことしたいのかしら?」

上条「見ればわかる……開けるぞ」

オリアナ「……普通のお風呂じゃ……何これ?」

上条「そこにあるものを言ってみろ」

オリアナ「毛布に目覚まし時計……なんでこんなものがあるのかしら?」

上条「……そこは俺の寝室だからです」

オリアナ「……寝室? 狭くて暗いとこで興奮しながら眠りたいとかそういう趣味?」

上条「俺はいたってノーマルだ。そこで俺は寝て、居候が俺のベッドで寝てる」

オリアナ「……冗談でしょ?」

上条「……残念ながら本当です」

上条「……ちなみにその問題の人物はさっきも会ったインデックスだ。
    シスター相手にそんなことすると思うか? っつうかもししたら俺は多分焼死する……」

オリアナ「焼死……? よくわからないけど、そこまで必死に言われたら……許してあげてもいいよ?」

上条「……納得していただいたみたいで良かったです」

オリアナ「で・も、お姉さんに余計な心配させた罰は受けてもらうからね?」

上条「ば、罰!? ……分かったよ、どんな罰でも受けてやるさ」

オリアナ「じゃあ……お姉さんにもう一度キスをして?」

上条「……へ?」

オリアナ「だってさっきのは不意打ちすぎるもの……あと、あっさりしすぎ。      お姉さん、もっと濃厚なのがほしいかな」

上条(それは罰なのか……? むしろ幸せすぎて天罰が下りそうなくらいのラッキーイベントじゃないか!?)

オリアナ「ほーら、は・や・く」

上条「あ、ああ……行くぞ……」

オリアナ「……焦らさないで、お願い」

「オリアナ……んっ」

「んっ……んぷ……はぁ……上出来よ、坊や」

狭い風呂場では、二人の唇が絡みつく音も反響してより大きく、淫靡に聞こえる。
最初はくちびるを触れさせるだけだったものが、次第に濃くなり、お互いをさらに求めようとする。
それはお互いの唇を啄み、舌を絡め、舌で触れられるところはすべて侵しつくすような勢いだ。

「……うん……ぷはぁっ……もっと、もっと激しくして」

「ああ……んっ……! オリアナ……オリアナ……」

上条はただ乱暴に舌を動かしながらも愛しい相手の名前を呼ぶ。
その稚拙な行為にオリアナも応え、上条の反応を確かめながら舌を絡ませる。

「んぅ……はあ……もっと、もっと……もっと触れて……!」

その言葉に呼応するかのように、上条はオリアナを力を込めて抱きしめた。

「あっ……ああ……苦しい……でも、不思議ね……心地よいわ」

「オリアナ……このままここで……その」

「……お姉さん、あっちのベッドがいいかな。
 他の女の匂い、私とあなたの匂いで消し去ってしまいたいの」

「……わかった。じゃあ、あっちに移動するか」

「ふふ……ねえ、坊や。連れてって?」

「仕方ねえな……よいしょっと」

「きゃっ……いいわね、こういうの。お姫様の気分っていうのかな?」

「……ずいぶんエロいお姫様だな」

「あら、そういうのは嫌い?」

「……いや、大好きだ」

「……さっ、着いたぞ」

「ありがと。……うーん、柔らかいベッド。寝心地は悪くないけど……濃く残ってるわね」

「……そんな事言うなよ」

「でも、今から二人で消すんでしょ? ……激しくしてね?」

「……経験豊富なんじゃなかったっけ?」

「そ……それは」

「いいよいいよ。それ、嘘なんだろ? そんな無理しなくても……」

「……坊や、お姉さんを馬鹿にしたわね? いいわ……徹底的に責めてあ・げ・る」

「お、オリアナ? そんな頑張らなく――んんっ……」」

ベッドに横たわった上条の上にオリアナが馬乗りでのしかかる。
そのままオリアナは上条の口を再び責め始め、執拗に舌を絡めていく。

「ちゅ……んちゅ……。ずりゅ……! はあ……ふふ、唾液で二人の口、べちゃべちゃだね」

「……はあ……はあ……激しすぎだろ」

「あら、まだまだこれからよ? これくらいでダウンしてちゃ、期待できないかな?」

「くっ……いいぜ、そっちがその気なら好きにやってみろよ」

「強がっちゃってカワイイんだ。……じゃあ、こういうところはどうかな?」

そういうとオリアナは下の方に向かって顔を動かし、胸のあたりで止まった。

「な……何をするつもりだ?」

質問に答えることなく、オリアナは上条のシャツに手をかけ、一気に上まで捲った。

「何……って、こうするのよ。……んちゅ、ぷは……」

「なっ……ううっ!?」

オリアナの舌は上条の胸のあたりを舐め回す。
傷だらけの上条の体を癒すように、傷に沿って舌を這わせ痛めない程度に繰り返す。

「んちゅ……れろ……さーて、こ・こ・はどうかしら?」

そう言ってオリアナが舌を這わせたのは、上条の胸の先端だった。
そこをオリアナは執拗に責める。舌で転がしたり、甘噛みを繰り返した。
未体験の快楽を上条は味わい、思わず声が漏れる。

「……んっ……そ、そんなとこ」

「ふふ……気持ちいいかしら? れろ……んちゅ……あむ……」

「……かぷ……んっ……ぷはぁっ……どう? お姉さんのテクニック?」

「……最初はくすぐったかったけど、段々それが……よくなってきた」

「ふふ……嬉しいな。で、これでもまだお姉さんが無理してると思うのかな?」

「……そうだな。でも、少しぎこちないような気もするんだよな」

「……ずいぶん失礼ね。じゃあ、こっちにも聞いてみようかしら?」

オリアナの手が上条の視界から消えた。かと思うと、上条の敏感な部分に確かな刺激を感じる。
オリアナの手は、上条の下半身の膨れ上がった部分を刺激していた。

「こんなにして……苦しそうだね?」

「そんな……事……」

と上条が否定するのを遮るように、オリアナは頭を上条の横にやり、
耳元で優しく息を混ぜながら囁いた。

「お姉さんが……楽にしてあげよっか?」

「……お願いします」

「じゃあ、脱がすね?」

オリアナの問いかけに、上条は何も答えない。
それでもオリアナは手を止めず、上条のズボンのジッパーを下ろしていった。
苦しそうにしていた上条のそれは、ジッパーが下ろされるとさらに自己主張を強めた。

「あっ……すごい匂い……汗とか色々混じったエッチな匂い……」

「……汚いから、舐めなくても良いんだぞ?」

「……ねえ、お姉さん……いつ舐めてあげるって言ったかしら?」

「なっ……! そ、それは……」

「坊や? ……お姉さん、素直な子は大好きよ?」

「……舐めてくれ」

「ふふ……き・こ・え・な・い」

そうわざとらしく言うオリアナに、上条は憤りを感じたが、
結局は目の前の快楽への欲求に負けてしまった。

「……舐めてください、俺のを舐めてください!」

「はーい、よくできました。エライわよ、坊や?」

オリアナは上条のズボンを一気に脱がし、次いで下着に手をかけた。
だが、そこでオリアナの手は止まる。

(ここまではなんとかなったけど……こればかりは……)

オリアナの表情は先ほどまでと打って変わって硬く、躊躇っているようにも見える。

「オリアナ、どうした……?」

「えっ? な、なんでもないのよ?」

(これを下ろせば……大丈夫、大丈夫)

「……下ろすわよ……よいしょ。……な、なっ!?」

(なによ……このグロテスクなものは……)

「……オリアナ?」

「……やっぱりお前、無理してんじゃないのか?」

「……馬鹿なこと言わないでくれるかしら? 別に、これくらい……」

そう言いながらも、オリアナは上条のそれから自然と目を離してしまう。
ただこれを口の中に入れれば良いだけなのに、その行為にどうしてもためらいが生まれ、その反応を上条は見逃さない。

「……ゴメンよ、オリアナ。ちょっと無理言い過ぎたかな?」

「……大丈夫よ。お姉さん、こんなの慣れてるんだから……それに、あなたを気持ちよくさせてあげたいの」

「……分かった。オリアナに任せる」

その上条の言葉を聞いて、オリアナは気持ちを入れ替えた。

(これは愛しい彼のもの……私の大切な彼の……)

そう思うと、不思議と上条のそれがいとおしくなっていくオリアナがいた。
自然と顔を近づけ、おずおずと舌をそれに伸ばす。

「……ん……れろ……ちゅぷ」

疲れか明らかにペースが落ちてしまい多分このまま落ちると思います
一応一回目は終わった宣言のところ、二回目の区切りは>>335でつけたつもりです
落ちた時のために一応お礼を、ここまでありがとうございました
エロはむずいよ、できる人は尊敬します エロいオリアナさんはエロパロに行けば多分会えるはず

落ちるっつうのはスレの事です、自分はまだ普通に居ます 一応まだ書いています
もしおちたらいつかどこかでまたやってみたい

「……れろ……んちゅ、はむ……ど、どうかしら?」

「ああ……オリアナの舌があったかくて……それとくすぐったいのと……なんか不思議な気分だ」

「……気持ちよくはないのかな?」

「いや……もちろん気持ちいいよ。でも、それ以上にオリアナがそうしてくれるのがすごく嬉しいんだ」

「……坊や、こんな時までお姉さんを……んぷ……からかって……本当に下、びちゃびちゃになっちゃった……えろん……」

「くっ……そこ……」

「ふふ……すごく気持ちよさそうね……もっと気持ちよくならない、坊や?」

「……もっと? どうするんだ?」

「それはね……こうするのよ。あむ……んっ……ずりゅ……」

「……うっ……そんな奥まで咥えたら、うう……」

「……んぐ……ぐぷっ……どう? あむん……れろ……ひもひ……ずっ……いい?」

「……んっ……! ……しゃべりながら動かれたら、やばっ……」

「……ずりゅ……ん、んん……はぁっ……腰、とろけちゃいそうだね?」

オリアナは頭を上下させ、その動きと連動して上条は小さく声を上げる。
淫靡な水音と上条の声、時折オリアナの息が漏れる音、それだけが部屋の中に響いていた。

(慣れてきたかな……ちょっと楽しくなってきた? ふふ……こことかどうかしら?)

オリアナの言うここ、とは上条のそれの裏の部分であり、そこは敏感な部分であるという事を上条の反応で知る事ととなった。

「あっ……! おり……あな……そこは……」

「弱点、みーっけ……んぐ……んん……!」

上条は腰を無意識に動かしたり、浮かせたりと必死に快楽に耐えている。
だが、それにも限界が訪れようとしていた。

「ぷはぁ……坊や、もう限界なんじゃない? ほら、ほらほら?」

「……うっ……手でそんな扱かれたら……」

「なーに? はっきり言いなさい、坊や。……ほら、こうやって上下に動かされると……腰が動いちゃうね。……我慢しなくてもいいのよ?」

「い、良いのか? 出しても……くうっ……」

「……せっかく出すなら、口の中に出したいかな?」

そう質問しながらも、オリアナは手を休めない。
上条のそれの先端から少しずつ出る液体と、オリアナの唾液が手の滑りを良くし、
にちゅ、にちゅと淫靡な音を立てている。

「……くっ、口の中に……出したい……!」

「……いいよ、……あむ……んっ、ずりゅ、ずりゅ……んぐう……」

「あっ……で、出る……出すぞ、オリア……ううっ!」

名前を最後まで呼ぶこともできず、上条はオリアナの口の中で果ててしまった。
そのほとばしる液体を、オリアナ必死に受け止める。


「んっ……んんっ……! がはっ……えほっ……んぐ、んぐ」

(なにこれ……濃くて苦いって聞くけど……むせ返っちゃいそう……)

「……はあ、はあ……お、オリアナ? 苦しそうにして……どうしたんだ?」

(……これ、どうすれば良いのよ……うえっ……吐き出したい……でも)

「だ、大丈夫か?」

(これは……坊やが出したもの……私にくれたもの……だったら)

「んぐ……えほっ……んぐっ……はあ」

「オリアナ……まさか、全部飲んだのか?」

「え、ええ……いけなかった?」

「あー……それはそれで嬉しいんだが、別に飲まなくても良いんだぞ?」

「そ……そうなの? あっ……」

自らの無知をさらけ出してしまい、オリアナはばつの悪そうな顔をした。
それを見て上条は、自然と口元が緩んでしまう。オリアナはその上条の変化にすぐ気が付いた。

「……坊や、何よその顔は」

「ふっふー、何でもないでございますのことよ?」

スレが落ちそうになる時間帯なので、申し訳ないが一つだけアンケートさせてください
このままエロ路線を省かずに最後まで行ってからのラストか
ここで上条さんが疲れて寝てしまいそのまま色々あってラストに向かうか
つまりはエロいのやるかやらないかです もしよかったらお答えください

「オリアナ……ありがとう、すっげえ気持ちよかったよ」

「そ、そう? まあ、お姉さんにかかればこれくらいは当たり前でしょ?」

「ああ……じゃあ次は……俺の番だ!」

「えっ? ……あっ、きゃあっ!」

上条は今までベットに寝転がっていた自らの体を起こし、態勢を入れ替えそのままオリアナを押し倒した。

「今まで、この胸にやられてきたんだ……オリアナ、好きにしていいよな?」

「……言ったでしょ、坊や。そういうことは聞かないの、察しなさい?」

「……ああ、そうだったな。オリアナの気持ちなんて、考えるまでもない」

「……どういうことかしら?」

「決まってんだろ? 俺と同じ気持ちのはずだ。だったら……んんっ」

「んんっ……乱暴なキスね。お姉さん、そういうの……大好きよ?」

「……オリアナ、脱がすからな」

「……ええ、……っ」

上条はオリアナの着ていたほぼ下着同然のその服を脱がした。
すぐにオリアナの豊かな二つの果実が現れ、上条は目を奪われる。
思わず見とれてしまい、無意識に感嘆の声を上条は漏らしてしまった。

「……すげえ、こんな綺麗だったのか」

「……あんまりじろじろ見ちゃだめよ、坊や」

「あっ、悪い……つい見とれちまった」

「見てるだけで……いいのかな?」

「……いただきます!」

上条は無我夢中でその美しい胸をもみしだく。
掴めば指が埋もれてしまい、新しいおもちゃを見つけたかのように上条は指を動かし続けた。

「……んっ、ねえ、坊や。そこだけじゃなくて、ね?」

オリアナは甘い声で上条に自らの欲求を伝えた。
オリアナの視線の先にあるものは、彼女自身の胸の先端。

「……ここを触って欲しいのか」

「……いちいち……んっ、口に出さないの」

上条はその両手を要求通り先端に運ぶ。
指ではじいてみたり、軽くつまんで動かしてみたりすると、オリアナに明らかな変化が見える。

「……んっ……もっと優しく……あっ……そう、そんな感……んんっ……」

(オリアナ……腰が動いてる。……気持ちいいのか、よし)

上条は頭を静かにオリアナの胸の方へやった。
その間、指の動きを止めることは無く常に刺激し続け、オリアナもその動きから受ける快楽を声と体で表現している。

(よし……今だ!)

「ん……んん……!? それ、それ……いい、あっ……な、舐めて……んっ……るの?」

「お返しだよ、オリアナ」

オリアナの胸への愛撫は休むことなく続いていた。
時折口を胸から離し、そのままキスをする。その口を離しまた胸を弄ぶ。
オリアナのその妖艶な声も止まる事はなく、上条は彼女の喜ぶ姿に不思議な支配欲を覚え始めていた。

(あのオリアナが俺の手で、腰を動かして喘いでる……なんだこの感じ)

「……んっ、あっ……ううっ……ふぅ……ああ……!」

(……オリアナが愛しい。もっと触れたい、もっと気持ちよくなってほしい。もっと……責めたい)

その上条の小さな悪戯心はある行動によって形を成した。
上条は口に含んでいたオリアナのその先端を、甘噛みする。

「んんんっ…………!? は……ああっ……坊や、今、……噛んだの?」

「……痛かったか?」

「ううん……最高よ」

いつまでそうしていただろうか。
胸だけでなく首、鎖骨、耳、ありとあらゆる場所を舐め回し、
オリアナがその都度反応を変える事に上条は喜びを感じていた。
反応を見続けた上条は、ある変化も見逃さなかった。オリアナが、しきりに足をくねらせている。

「……オリアナ、足が変な動きしてるけどどうしたんだ?」

「……そ、それは」

「……素直になったらどうだ、だっけか? 逆の立場ってのもなかなかいいもんだな」

「……わかってるんでしょ? ……意地悪な坊や」

「……いや、言われなくちゃわかんねえな」

「……わかったわよ。お姉さん……下が……切ないの。……ねえ、触って?」

上条はずいぶん前から気づいていた。
オリアナの服装は露出度が高く、下の方も寝転がって少し足を開いてしまえばその奥が見えてしまう。
その奥の変化、オリアナの下着は明らかに湿っていた。

「ぐちょぐちょだから見てみる? とか言われてたけど、まさか本当に見ることになるとはな……」

「……いいから、早く! もう……お姉さん、待ちきれないから……焦らさないで?」

「ああ……しかし、こんなに濡れてると漏らしたみたいだな」

「……バカ」

「今脱がす……あっ……」

その下着を脱がすと、オリアナの濡れた秘所が姿を見せた。
愛液で濡れ、少し動いているそれは上条の事を心待ちにしているようだった。

上条は思わず息をのんだ。
今まで様々なアクシデントにより女性の裸を見ることはあったが、ここまでしっかりと見たのは(多分)初めてである。

「……こんなに濡れてるもんなのか」

「……感想はいいから、早く……してくれるかな?」

オリアナの要望に上条はすぐに応えた。
割れた部分、ふくらみ、小さく丸い何か、そしてうごめき熱を帯びている奥。
すべてが上条にとって新鮮で、興味を向ける対象へと変わった。

「……怖いけど、坊やなら安心できる。だから……いじめて?」

その一言は上条を燃え上がらせるには十分であり、上条はオリアナの秘所を弄び始めた。

指、舌、歯、そのすべてを用いて上条はオリアナを責め続ける。
オリアナの言葉に従い、指で捲り舌で舐め、口に含みそのまま舌で転がす。
それがいたく気に入ったのか、オリアナは続けるよう喘ぎながら懇願する。

「……あっ……ああっ……! もっと……もっと強く、うん……くふっ……いい、全部、全部いいの……」

上条は段々何かを掴んだのか、わざと音を立てるように舌を動かしたり、
緩急をつけてオリアナを焦らし、手玉に取るように弄ぶ。
そして、上条はその奥に指を入れようとする。
だが、オリアナはそこで少し恥ずかしそうに上条にこう言った。

「そこは本当に……本当に優しくしてね?」

無言でうなずき、上条は指をオリアナの奥に差し込んだ。

指を入れた瞬間、上条が感じたのはその熱、そしてその圧。
ここに自分のものが――と一瞬考え、想像できない快楽を思いながらも上条はゆっくりと指を動かす。
今まで触ったことの無いような感触、それは確かに人体なのだが何とも形容できない不思議な感触だった。

「……もっと、もっと激しくしても大丈夫だから」

激しく、というような加減がまだつかめないが、上条はオリアナの奥の壁を指でこするように動かす。
動かすたびに水音が立ち、オリアナの声もそれに合わせるかのように彼女の口から喘ぎとなって出てくる。

「んっ……あっ……んんっ……! あ、ああ……ああ……!」

オリアナの痴態を眺めながら上条はふと思った。
右手はそのまま奥を責め続けているが、よくよく見ると左手と口は空いている。
それに気づいた上条は、右手はそのままで、左手で彼女の胸の先端を刺激し、口は彼女の口へ持っていき舌と舌を絡め合わせた。

「……んんっ!? ぼ、坊や……それ、すごい、いい……んっ、いい、いいの……!」

オリアナの秘所から流れ出る液体はベッドに少しずつ垂れ、そこの以前の持ち主の匂いを少しずつ消していった。

オリアナの喘ぎ声が少し変わり、若干疲れたような声になっていた。
そろそろか、と両者にはその雰囲気がどちらともなく流れ、二人の目線はついに交差した。

「……オリアナ」

「……はあ……んっ……。坊や、もう一度だけ聞いていい?」

オリアナの言葉に、上条は静かに耳を傾ける。

「私と、本当に歩いてくれる? 後悔は……してない?」

その答えの代わりに、上条はオリアナを強く抱きしめた。

「……あっ、坊や……もしかして」

「言葉で答えるのはもったいない、強く抱きしめて、だろ?」

「……上出来よ――当麻。…………来て?」

「ああ……いくぞ、オリアナ」

上条はオリアナの秘所に自らのそれをあてがった。そして――

「あ、……ああ、……んっ……!」

頭ぼーっとぢてきた……眠気は無い……すこしだけ離れます

上条とオリアナはその体を重ね合わせ、二人の距離をゼロにした。
だからこそ相手の反応はすぐにわかる。今、上条はオリアナの明らかな変化に気づいていた。
しかし、上条はそれを口には出さない。上条はただ、愛しい相手の声を待つ。

「……ごめんね。お姉さん、実は……」

「……それがどうしたんだ? なんか問題でもあるのか?」

「でも……あなたは最初、お姉さんがそういうの上手そうだから……」

「そうだったっけ? ……っつうか俺、今全然余裕が無いんだ」

「……えっ?」

「……なんかあったかいし、狭くてキツイ……こんなん動いたらすぐに」

「……ふふ、早い男は嫌われるよ?」

「……お前に嫌われたら、もう生きていけねえ……なんとか我慢する」

二人が繋がってから少しの時が経ち、お互い自分がどうすればいいかを理解し始めた。
男か後ろの筋肉や腹筋に力を入れ、女は息を吐いて力を抜く。
そうやって少しづつお互いを思いやり、快楽へと二人で歩き出した。

「……動くぞ」

「……うん、いっぱい……愛して?」

そんな安い台詞さえも、今の二人には大きなきっかけとなる。
その言葉を聞いた上条は、自らの腰を力強く動かした。
乱暴、単調、稚拙、不器用、そんな言葉がぴったりとあてはまる。
それでも、オリアナは上条の動きに合わせて淫靡な声を発していた。

「……んっ、……んん……! あっ……そ、そんな……こんな、に……!?」

「……くっ、なんだよこれ……こんなのすぐに……」

「……ね、んっ……ねえ……? 私の……ああっ……な……くっ……なか……どう、なの?」

「……悪い、今必死で我慢してるから……話しかけないでく……うう!」

今の状況は上条が上になり、オリアナを一方的に責めているという状況であるが、
オリアナは喘ぎながらチャンスをうかがっていた。
今まで坊やと呼び続けた男に良いようにされるという現実。これがオリアナは少し引っかかっている。

(生意気ね、坊や……そろそろお姉さんも、責めてあげようかな……!)

上条が少し休むために腰の動きを止め、大きく息を吐いた。そこをオリアナは見逃さない。

「えいっ」

「な……な、何を?」

「ふふ……お・か・え・し」

「お返し……って、なあっ!?」

オリアナは上条を突き飛ばし、その上に馬乗りで跨った。
完全に立場は逆転し、今度は上条が責められる側となる。

「ねえ……激しいのと、じわじわとくるの、どっちがいい?」

「……その二択はいったい!? でも激しいのはやばそうだから強いて選ぶならじわじわの方を!」

「じわじわか……じゃ、いくね?」

「う、うう!? ……なんだよ、これ……!」

「じわじわ……こないかな?」

オリアナは上条のそれを自らの奥で咥えこみ、後ろの方に力を入れ、思いっきり締め付ける。
そしてそのまま腰をゆっくりと前後左右に動かし、静かに、しかし確実に快楽を上条に与える。
空いたては上条の頭を撫でてみたり、上条の胸の先端を刺激してみたりと絶えず動き続ける。

「……なんだよそれ。ヤバすぎだろ……あっ……!」

「坊や、お姉さんにいいようにされる気分はどう?」

「……なんかムカつくけど……正直めちゃくちゃ気持ちいい」

「……カワイイ。――んんっ」

その後も形を変えたりなどして、手探りながらも、二人は快楽をある程度は味わえるようになっていた。お互いにこれが初めてであり、
ここまで上手くいく事は普通は滅多にに無いだろう。しかし、そんな時間にも終わりは来る。実際、上条の顔から余裕が少しも見られなくなっていた。

「……はあ……んっ……ねえ、あなたもう……限界でしょう?」

「……結構前から、……くっ……そうだったりして」

「……お姉さん、最後に激しく突いて欲しいな?」

「……でも、下手したらそのままお前の――」

「私は……いいよ。あなたのものなら全て受け止める……一つも無駄にしたくない」

「……わかった。いく……ぞ!」

上条は最後の力を振り絞り、勢いよくオリアナを突き続ける。
もはや我慢の必要は無い。だからこそ、上条は何ものにも縛られずただ快楽を貪ろうとする。

「……んんっ……あんっ……はげし……んうっ!」

「……くうっ……オリアナ、俺、もう……ダメ……だ……!」

「当麻……ちょうだい……んっ、お姉さんにあなたのすべて、すべてちょうだい……はあんっ……」

「……オリアナ、……オリアナ!!」

「ああっ……!!」

上条は愛しい相手の名を呼びながら果て、オリアナに覆いかぶさるように倒れた。
オリアナは愛しい相手からあふれ出たものを全て受け止め、倒れてきた相手の頭を優しく撫でながら静かに眠りについた。

上条(……眩しい、朝か)

上条(俺は確か昨日……オリアナと……オリアナ、オリアナ)

上条「あれ!? オリアナがいねえ!?」

上条「オリアナー! どこだー!? どっか隠れて……ん? 手紙?」

オリアナ『カワイイ坊やへ。
      昨日はありがとう。おかげさまで寝起きはスッキリ、お肌はツヤツヤだったわ。
      本当はゆっくりしたかったんだけど、お姉さんも仕事できたから、学園都市にいられる時間が限られてたの。
      何も言わずに出てごめんね? でも、話すと別れるのが辛くなりそうだったから……』

上条「……あいつ、何も言わずに出ていきやがって」

オリアナ『でもね、坊や。もう会えないってわけじゃないのよ?
      きっと私達はまた会える。そう、必ず。だって、あんな気持ちいいこと知っちゃったら……またしたくなるもの。
      だから、また会ってたくさんしましょうね? あっ、一人でしちゃダメよ?
      もちろん浮気なんてしたら……お姉さん、ちょーっと怒っちゃうかもしれないからね?』

上条「……ったく、最後まであいつらしかったな」

上条(インデックスとも話し合わなきゃいけないな……それにしても、しばらくは一人かな)

上条「……なんだろ、昨日の今日でこの感じ。すっげえ寂しい……」

ピンポーン

上条「……ん? 誰だ? はーい、今開けまーす」

黄泉川「おっ、なんだ月詠センセとこの悪ガキじゃん。この部屋の住人?」

上条「はあ……そうですよ。……武装してますけど、何か事件でもあったんですか?」

黄泉川「そんなに深刻な事じゃないんだけどね。ちょっと追いかけっこって感じじゃん?」

上条「追いかけっこ……?」

黄泉川「……なに? 新しい目撃情報? わかった、すぐ行くじゃん。
     急に押しかけて悪かったね、学校には遅れないように。じゃ、失礼するじゃん」

上条「ご苦労様でーす。……なんだったんだ?」

コンコン

上条「ん? また誰か来た……? いや違う、これは……ベランダ?」

??「あ・け・て?」

上条「その声は……まさか!」

オリアナ「はぁーい、久しぶり」

上条「お、オリアナ!? お前、帰ったんじゃないのか!?」

オリアナ「うん、それなんだけど……坊や、頼みがあるの」

上条「頼み……?」


オリアナ「ねぇ、お姉さんを匿ってくれない?」

上条「……えっ?」

オリアナ「本当は今日の朝、学園都市を出ないといけないんだけど、逃げてきちゃった」

上条「な、なんで逃げたんだよ?」

オリアナ「なんでって……あなたに会いたくなったからに決まってるでしょ?」

上条「それは嬉しいけど……さすがにまずいだろ」

オリアナ「……一日だけでいいから、ねっ?」

上条「……わかったよ。正直言うとさ、俺も寂しかったから……かなり嬉しい」

オリアナ「ふふ……素直なあなたは大好きよ?」

ドンドン

黄泉川「ここに逃亡したオリアナ=トムソンが居ると確認が取れた。すぐにここを開けるじゃん!」

上条「げっ! ど、どうする、オリアナ?」

オリアナ「ふふ……イイこと考えちゃった」

上条「……なんか嫌な予感!」

オリアナ「ねえ……たまには一緒に逃げてみない?」

上条「はあ!? なんで俺まで!?」

オリアナ「だって……あなたと一緒にいたいけど、ここに居たら捕まっちゃうし」

上条「そ、それは……そうだけど」

オリアナ「だから一緒に逃げれば全部丸く収まるわ。どう? お姉さん、賢いでしょ?」

上条「……どうする? どうする俺!?」

黄泉川「応じないと見なして、強制的に開けるじゃん!」

上条「なああっ!?」

オリアナ「さーて……どうする?」

上条「……オリアナ! 逃げるぞ!!」

オリアナ「ふふ、そうこなくっちゃ」



「行くわよ、坊や?」

「ああ……こうなったらどこまでも逃げてやるよ!」

「ふふ……お姉さん、ワクワクして濡れてきちゃった」

「いいから逃げるぞ、オリアナ!」

終わりだ、終わった… 支援保守、そのほか全員に感謝します
そして>>1さんありがとうございます。スレタイとスレを使わせてもらいました本当にありがとうございました
自分で書いてて何してんの俺? って言った回数→100以上 これは読み返せねえ……うん、どうも失礼しました

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