上条「インデックス、何で目玉焼きにソースなんかかけてるんだ?」(575)

午前7時 上条宅


上条「インデックス、何で目玉焼きにソースなんかかけてるんだ?」

インデックス「何を言ってるのかな、とーま?」

上条「目玉焼きには普通醤油だろうが!」

インデックス「とーまはおかしいんだよ!普通はソースに決まってるんだよ!」

上条「醤油だろ!」

インデックス「ソースなんだよ!」

上条「醤油!」

インデックス「ソース!」

上条「醤油!」

インデックス「ソース!」

上条「まさか、魔術師の仕業!?・・・・・・いいぜ、お前がいつまでもソースだと言い張るのなら、まずはそのふざけた幻想をぶちこ」

インデックス「そう都合よく魔術師が現れるはずがないんだよ、とーま」

同時刻 常盤台中学学生寮食堂


黒子「まあ、お姉さま!一体何をやってるんですの!?」

美琴「何って、目玉焼き食べてるだけだけど」

黒子「その手に持っているものは一体なんですの!?」

美琴「何ってソースに決まってるじゃない!」

黒子「ソース!!?」

美琴「やっぱり、目玉焼きにはソースよね!」

黒子「お姉様、何をおっしゃっていますの!目玉焼きには醤油ですの!」

美琴「はぁ?黒子、アンタ味覚も変態になったんじゃない?」

黒子「目玉焼きにソースをかけるなどといくらお姉様でも有り得ませんの!」

美琴「へえ、アンタはあくまで目玉焼きには醤油だと言い張るのね?」

黒子「例えお姉様が相手でもこれだけは譲れませんの!」

美琴「よーく分かったわ、なら勝負よ!」

黒子「望むところですの!」

とある高校


上条「――――――って事が今朝あったんだけどよ」

土御門「確かにソースとは邪道だにゃー」

上条「そうだろ!インデックスはやっぱりおかしいぜ!お前もそう思うだろ、青ピ?」

青ピ「僕は可愛い子と食べれるんやったら何でもかまわへんよ」

上条「お前に聞いたのが間違いだった」

吹寄「上条、貴様はまた下品な話をしているのかしら!?」

上条「いやいや、違いますよ吹寄さん」

土御門「目玉焼きに何をかけるか話しているんだにゃー」

吹寄「何だ、そんな話か」

上条「吹寄、お前は何をかけるんだ?」

吹寄「もちろん、ソースに決まってるじゃない!」

上条・土御門「何だと!?」

姫神「上条君。私は醤油」

吹寄「なによ、貴様らは醤油をかけるというのかしら?」

上条「当たり前だろ!?」

姫神「同じだね。上条君」

吹寄「どうやら貴様の味覚を正してやらなければならないようね!」

上条「いいぜ、お前が俺をソース派にできると言うのならば、まずはそのふざけた幻想をブチ殺す!」

姫神「誰も。私の話を聞かない」

ガラガラ

小萌「はーい、それでは楽しい楽しい能力開発の授業を始めるのですよー!」

上条・土御門「・・・・・・」キッ

吹寄「・・・・・・」キッ

醤油派「・・・・・・」キッ

ソース派「・・・・・・」キッ

小萌「な、なんなのですかー! 威圧のし合いで殺伐としたこの雰囲気は!?」

姫神「小萌。みんな目玉焼きの」

小萌「どうしたのですか、上条ちゃんに吹寄ちゃん!?」

姫神「小萌も。聞いてくれない」

上条・吹寄「先生!」

小萌「は、はい!」ビクッ

上条「目玉焼きには醤油ですよね!?」

吹寄「いいえ、ソースよ!」

小萌「醤油?ソース?」














小萌「お前ら何言ってんだ?」

生徒一同「!?」

小萌「ケチャップに決まってんだろうが!」

生徒一同「え?」

小萌「ケチャップ一択、はいこの話題終了ー」

上条「さ、さすがにケチャップは・・・・・・」

吹寄「そうよ先生、それはちょっと・・・・・・」

小萌「黙れ!」

生徒一同「」ビクッ

小萌「他のみんなはケチャップですよねー?」

生徒一同「」コクコク

吹寄「き、貴様ら!」

上条「裏切るのか!?」

小萌「じゃあ、上条ちゃんと吹寄ちゃんはスケスケみるみるの刑なのですよー」

吹寄「え///」

上条「不幸だーーー!!」

常盤台中学


婚后「あら、白井さん」

黒子「」

婚后「ちょっと白井さん、聞いていますの!?」

黒子「あらアナタ、いましたの」

婚后「『いましたの』って、私を常盤台の婚后光子と知っての狼藉ですの?」

黒子「そんなーの知っていますわー」

婚后「あら!随分と気だるそうなご様子ですこと!」

黒子「そう言えば、アナタにも一つ質問しておきたいことがありますの」

婚后「質問?なんですの?この常盤台の婚后光子が華麗に答えて差し上げますわ!」

黒子「アナタ、目玉焼きには何をかけますの?」

婚后「目玉焼き?何ですの、それは?」

黒子「論外ですわ、アナタ」

放課後 自販機のある公園


上条「ああ、酷い目にあった・・・・・・」

美琴「ア、アンタ!」

上条「よう、ビリビリ!」

美琴「ビリビリ言うな!ってちょうど良いわ、アンタに聞きたいことがあるの」

上条「奇遇だな、俺もだぞ!」

美琴「え、アンタもなの?(ま、まさか、愛の告白とか///)」

上条「で、何だ?」

美琴「ア、アンタからでいいわよ///」

上条「いや、俺は後でいいよ」

美琴「で、でも///」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

上条「お前目玉焼きにはもちろん醤油をかけるよな?」

美琴「アンタ目玉焼きにはもちろんソースをかけるわよね?」

上条「・・・・・・」

美琴「・・・・・・」

上条「どうやら俺達は敵対関係にあるようだな」

美琴「ええ、そうみたいね」

風紀委員第一七七支部


黒子「――――――という事ですの」

佐天「まさか、御坂さんが目玉焼きにソースをかけるなんて・・・・・・幻滅しました」

黒子「ええ、さすがの私も今回の事でお姉様には幻滅いたしましたわ」

佐天「能力はレベル5でも味覚はレベル0だったんですね」

黒子「そうみたいですわね」

固法「いいえ、味覚のレベル0はアナタ達のほうよ!」

黒子・佐天「固法先輩!?」

固法「トーストにカリカリのベーコン、それにソースのかかった目玉焼き・・・・・・最高の朝食じゃない!」

黒子「何をおっしゃっていますの!」

固法「ああ、もちろんムサシノ牛乳もね!そうよね、初春さん?」

初春「はい、もちろんですよ!きっと同性に対して変な趣味を持ってる変態さん達が醤油なんでしょうね」

固法「そうね、スカートをめくったり、ところかまわず抱きついたりするような変態しかいないんでしょうね」

黒子・佐天「何を!」

初春「でも固法先輩」

固法「なにかしら、初春さん?」

初春「トーストとソースは合わないと思いますよ」

イギリス


インデックス『――――――って事なんだよ!信じられないよね!』

神崎「そのような事があったのですか」

インデックス『という訳で私忙しいから、さようならなんだよ、火織!』

神崎「ええ、それではまた」ガチャ

ステイル「どうしたんだい、神崎。そんな深刻そうな顔をして?」

神崎「ええ、実は――――――」

ステイル「――――――何だ、上条当麻は醤油派なのか」

神崎「な、何をそんなに冷静でいられるのですか!?醤油派ですよ、醤油!」

ステイル「僕は醤油派だからね・・・・・・まさか神崎、君はソース派などと言うんじゃないだろうね?」

神崎「当たり前です!」

ステイル「そうか・・・・・・まさか、君と戦うときが来ようとはね」スッ

神崎「ええ、そのようですね」ジャキッ

ステイル「聖人が相手だろうと僕は・・・・・・」

神崎「ああ、ちなみにインデックスはソース派ですよ」

ステイル「あの子が!?・・・・・・クソ、あの子を取るか醤油を取るか・・・・・・」

神崎「どうしたのです、始めますよ?」

ステイル「ええい、選べない!イノケンティウス、そんな優柔不断な僕を焼き尽くせ!!」ボウッ

神崎「な!?」












ローラ「よもやステイルが醤油派だったとは、しかしこれで邪魔な醤油派が一人いなくなりけるわね」

建宮「聞いたよな、五和?」

五和「はい、聞こえました」

建宮「まさか、女教皇がソース派だったとは驚きよな!もうあの人にはついていけんのよな」

五和「まさか、上条さんが醤油なんかを・・・・・・」

建宮「え?」

五和「え?」

自販機のある公園


上条「負けられねえ、この勝負だけは絶対に負けられねえ!!」キュイーン

美琴「チッ、相変わらずね、アンタの右手は!」ビリビリ

上条「うおっと!」キュイーン

シュンッ

黒子「ジャッジメントですの!能力者同士の争いがあると通報を受けて・・・・・・ってお姉様!?」

美琴「ゲェ、黒子!?うわ、逃げろ!」

上条「おい、御坂!勝負はまだついて・・・・・・白井さん、何故私めの腕に手錠を?」

黒子「器物破損と傷害の罪でアナタを拘束しますの!」

上条「ええ!?この清掃ロボや自販機は全部御坂が・・・・・・」

黒子「お黙りなさい!言い訳無用ですの!アナタを連行しますわ!」

上条「不幸だー!・・・・・・うう、白井、連行される前に一つ聞いていいか?」

黒子「なんですの?」

上条「お前、目玉焼きには醤油をかけるよな?」

黒子「どうやらアナタを連行するのは止めておいた方が良さそうですわね」

ソース側


美琴「たくっ、どいつもこいつも醤油醤油って」イライラ

インデックス「ありがとうなんだよー、舞夏!」

舞夏「お安い御用だー。またなーシスター」

インデックス「さすが舞夏は分かってるんだよ!」

美琴「あら、アイツといつも一緒にいる白いのじゃない!」

インデックス「あっ、短髪!私に何か用?」

美琴「私には御坂美琴って名前があるの!」

インデックス「そっちこそ、私の名前はインデックスっていうんだよ!」

美琴「それ、偽名でしょ!」

インデックス「ところでアナタは何をそんなにイラついているのかな?」

美琴「え?」

インデックス「シスターであるこの私が聞いてあげない事もないんだよ!」

美琴「え、じゃあ、実は――――――」

美琴「――――――って事なのよ、本当に頭にくる!」

インデックス「短ぱ・・・・・・美琴!」

美琴「な、何よ?いきなり名前で!?」

インデックス「分かる、分かるんだよ、凄く分かるんだよ!美琴のその気持ち!!」

美琴「え?じゃあ、アンタもしかして・・・・・・」

インデックス「うん!ソース派なんだよ!」

美琴「本当!?私、アンタの事誤解してたわ」

インデックス「私もなんだよ、ごめんね」

美琴「こっちこそごめんなさいね」

インデックス「じゃあ、これからはよろしくなんだよ、美琴!」

美琴「ええ、よろしくね、インデックス!」

第7学区とある繁華街


佐天「醤油派の白井さんがいなくなっちゃたから出てきちゃったけど・・・・・・暇だなー」

『―――今週のゲストは一一一さんです―――』

佐天「あ、オーロラビジョンに一一一だ!」

『―――そうなんですか、それは凄い―――』

佐天「やっぱりかっこいいなあ」

『―――え?目玉焼きにはソースをかける?―――』

佐天「!?」

『―――おい、ちょっとカメラ止めろ!―――』

佐天「もう、一一一のファン辞めよう・・・・・・」

とあるワゴン車


土御門「――――――という訳だ」

結標「あら、今回の仕事は楽そうじゃない」

海原「油断はしない方が良いですよ、結標さん」

結標「ご忠告ありがとう・・・・・・ところで一方通行はまだなの?」

土御門「まったくだ、まあ時間に余裕もあるし、最悪アイツがいなくてもどうにかなる」

海原「待ってる間、たまには普通の雑談でもしませんか?」

結標「たまにはいいわね」

土御門「なら、いいネタがあるんだにゃー!」

土御門「――――――という事なんぜよ!」

結標「・・・・・・」

海原「・・・・・・」

土御門「どうしたにゃー、だんまりして?お前らもソースは有り得ないと思うぜよ?」

結標「ええ、確かに有り得ないわ」

海原「はい、ソースは・・・・・・」

土御門「そうぜよ、そうぜよ!グループも意外と団結力が・・・・・・」

海原「・・・・・・ただし、醤油も」

結標「有り得ないわ!!」

土御門「に゛ゃーーーーー!?」

醤油側


上条「まさか、白井が醤油派だとはなー」

黒子「私もアナタが醤油派だとは思いもしませんでしたの」

上条「ご飯に目玉焼きのせて、醤油かけるとうまいしな!」

黒子「まあ、その通りですわ!」

上条「お!俺達案外気が合うんじゃないか?これからは仲良くしてこうぜ!」

黒子「お気持ちは嬉しいのですが、その前に・・・・・・」

黒子「今までの非礼をお詫びしますの、上条さん」

上条「いやいや、御坂の事を思っての行動だったんだろ?なら、しょうがないさ!俺はそんなの全然気にしてねえよ!」

黒子「いえ、それでは私の気持ちがスッキリしませんの」

上条「それによ、御坂もお前みたいな一生懸命つくしてくれる後輩がいて幸せだと思うぜ!」

黒子「・・・・・・」

上条「もう、羨ましいくらいだ!・・・・・・ってどうしたんでせうか?黙りこくって?」

黒子「・・・・・・」

上条「あの、白井さん・・・・・・?」

黒子「・・・・・・」グスッ

上条「し、白井さん!?」

黒子「お姉様は、お姉様は・・・・・・黒子の事よりソースなんかを選んでしまうのでしょうか?」グスッ

上条「白井・・・・・・」

黒子「確かに黒子はお姉様が夏休みに何やら思い悩んでおられた時、力になれませんでしたの」ポロポロ

上条「・・・・・・」

黒子「それでも黒子はお姉様のために一生懸命・・・・・・うぅ・・・・・・うわあああああああん!!!」

上条「白井!!」ダキッ

黒子「ふぇ!?」

黒子「な、なななななな、何を、グスッ、なさるんですの!?いきなり!?」ポロポロ

上条「白井が泣いているからだ」ギュッ

黒子「だからといって抱きつくなんて!そ、それに泣いてなど、ヒック、いませんわ!」ポロポロ

上条「お前、自分がまったく御坂の力になれていないと勘違いしてないか?」

黒子「実際そうですの、それにあの夏休みの事もアナタが解決に導いたのでしょ?」グスッ

上条「俺は力を貸しただけだよ、実際に解決したのは御坂自身さ・・・・・・それに」

黒子「?」グスッ

上条「それによ、お前は御坂の力になってるじゃないか」

黒子「何を出鱈目を、そんなことないですの・・・・・・」

上条「あのレムナントの事件、覚えてるだろ?」

黒子「・・・・・・覚えていますの」

上条「あの時、お前はどんな危険な目に合おうと、重症を負いながらも御坂を助けようと必死になっていただろ」

黒子「結局、最後はアナタ達に助けられましたの」

上条「違うぞ白井、そういう事じゃない」

黒子「?」

上条「誰かの為に命をかける事ができる、これってなかなかできる事じゃないと思うぞ」

黒子「・・・・・・」

上条「だけど、お前はそういう事ができる人間だ!お前はその事を誇っていいんだ!」

黒子「ど、どうしてアナタはここまで私に優しくしてくれますの?」ドキドキ

上条「俺はある男に『御坂とその周りの世界を守る』と誓ったんだ、お前もその『周りの世界』ってやつに入るだろ?」

黒子「上条さん・・・・・・」シュン

上条「というのは建前だ・・・・・・いや、もちろん御坂とその世界も守っていく」

黒子「どういうことですの?」
















上条「俺が今一番守りたいのは・・・・・・白井、お前さ」キリッ

黒子「か、上条さん///」


ソース側


美琴「ちょっとそこのアンタ!」

モブA「俺の事か?」

美琴「目玉焼きにかけるものといったら?」

モブA「そんなのソースに決まってるだろ!」

美琴「アンタ、分かってるじゃない」ダキッ

モブA「ちょ、いきなり抱きつくのは///」

美琴「ハッ!ごめんなさい、ついテンションが上がっちゃって///」

インデックス「ソースにプラス一人と」

美琴「どう?街頭アンケートの途中経過は?」

インデックス「うん、今のところ圧倒的にソースの方が多いよ!やったね、美琴!」

美琴「よーし、この調子でアイツらをギャフンと言わせてやるんだから!」

インデックス「うん!頑張ろうね、美琴!」

美琴「次行くわよ!お兄さんありがとうねー」フリフリ

インデックス「ありがとうなんだよー」フリフリ

モブA「なんか今日は良い事ありそうだ///」フリフリ

モブB「とととととと常盤台の超電磁砲が俺達のスキルアウトのアジトになんの用だよ!?」ガタガタ

美琴「ちょろっとねぇ」

インデックス「アナタ達は目玉焼きには何をかけるのかな?」

モブB「あ、え?そりゃ、ソースだろ」

モブC「まあ、そりゃソースだな」

モブD「つか、ソース以外有り得なくねえ?」

モブE「いや、醤油だr」

チュドーン!

モブE「・・・・・・ヘ?」

美琴「ちょっと、もう一回言ってくれるかしらん?」

モブE「え、しょ、しょう・・・・・・」

インデックス「もしかしたら、今日は血の雨が降るかもしれないね!」

モブE「・・・・・・もちろん、ソースです!」

インデックス「はい、さらにソースにプラス一人なんだよ!」

美琴「いやあー、これは圧勝かなー!」

「目玉焼きに何をかけるか?」


「もちろん、味噌だ」


「何?おかしくないかって?」


「心配するな、自覚はある」


「俺の味覚に常識は通用しねえ」







心理定規「アナタ、さっきから一人で何を話しているの?」

垣根「あぁ、誰もかまってくれなくて暇なんだ」

バチカン


アックア「どうやら現在、学園都市では目玉焼きに何をかけるかが問題になっているようである」


フィアンマ「俺様は目玉焼きよりオムレツの方が好きだがな」


ヴェント「私は卵焼きの方が好きかしらねー」


テッラ「目玉焼きを下位に、ゆで卵を上位に」


アックア「やはり生が一番である」

風紀委員第一七七支部


固法「初春さん、さっきからパソコンの画面を見て固まってるけどどうしたの?」

初春「・・・・・・」

固法「初春さん?」

初春「・・・・・・」

固法「初春飾利!!」

初春「ふぇ!?」

固法「どうしたのよさっきから?」

初春「・・・・・・固法先輩、ちょっとこれを見てください」

固法「『お前ら目玉焼きにはもちろんソースかけるよな? 238』、何これ?」

初春「はい、さっきあの醤油臭い女が帰った後に某掲示板にスレッドを立てたんです」

固法「聞くまでもなく、ソースに決まってるでしょ!」

初春「私もそう思ってたんですが、236スレッドまでの結果を集計したところ・・・・・・」

固法「!?ソース派と醤油派が同数じゃない!どういうことなの!?」

初春「いえ、驚くべきなのはそこじゃないんです。ここを見てください」

固法「!!?こ、これは――――――」

すまん、腹痛くなってきたから、ちょっとトイレ行ってくる

イギリス


神崎「あの大天使ガブリエルが出現!?」

ローラ「正確には出現していたという事になりけるのよ」

神崎「では、今はもういなくなったのですね」

ローラ「そういう事になりけるが・・・・・・」

神崎「どうしたのですか、最大主教?」

オルソラ「映像班からガブリエル出現時の映像が届いたのでございます」

ローラ「早速その映像を見たりけるのよ!」












『nithg 目玉焼き。 gbsvrfl 塩コショウ。』











風紀委員第一七七支部


固法「ソースと醤油だけでなく塩コショウですって!!」

初春「はい、しかもある時間から急速に支持率を伸ばしてきています!同IDは1回しかカウントしないようにしてるのにもかかわらずです」

固法「何よこれ、もう少しでソースと醤油に並ぶじゃない!」

初春「この伸び率が恐ろしいです・・・・・・あ、電話ですね」

固法「はい、こちら風紀委員第一七七支部・・・・・・なんですって!分かりました、すぐに向かいます!」

初春「どうしたんですか!?」

固法「初春さん・・・・・・暴動よ!!」

『こちら現場の学園都市上空です、暴動により警備が薄くなっているのか何とか学園都市上空に進入する事ができましたが』


『ご覧ください、いたるところから煙が上がっており、暴動の被害の酷さがうかがえます』


『この暴動の原因は目玉焼きに何をかけるかという論争らしく、ってポン酢に決まってんだろがああああああああ』


『お、おい、落ち着いて!!何飛び降りようと危な・・・・・・おい!!!!!』

とあるファミレス


麦野「はーい、新しい依頼がきたわよ」

絹旗「依頼ですか、今私超夕食を食べてる最中なんですけど」

滝壺「南南西から信号がきてる・・・・・・」

浜面「おーい、ドリンクバー持って来たぞ!」

麦野「浜面、車を探して来てちょうだい」

浜面「人使い荒いなー」

絹旗「浜面はキモいんで超黙っててください」

フレンダ「結局、依頼内容はどういうのって訳よ」

麦野「目玉焼きに何をかけるか、ってのが原因で暴動が発生したらしいわ」

絹旗「超暴動ですか?」

浜面「そう言えばさっき、女の子二人に目玉焼きに何をかけるかアンケートされたな」

フレンダ「結局、浜面はなんて答えた訳?」

麦野「もちろん塩コ・・・・・・」

浜面「もちろんソースだ!ソース以外有り得ねえだろ!しかも何か抱きつかれたし///」

絹旗「塩コショウじゃないとか・・・・・・浜面、それ超本気で言ってるんですか?」

フレンダ「結局、目玉焼きは塩コショウに限るって訳よ!」

滝壺「塩コショウじゃないはまづらは応援できない」

麦野「塩コショウじゃない以前にてめえ今、抱きつかれたとか言ってたよなあ!?」

浜面「え・・・・・・やべえ、しまった!?」

麦野「はーーーーーーーまづらあああああああああああああああ!!!!」バシューン

第七学区・暴動の渦中


インデックス「美琴、とーまを見つけたんだよ!」

美琴「この暴動邪魔ね・・・・・・アンタ!!」ビリビリ

上条「御坂!」キュイーン

美琴「ちょっと、この街頭アンケートの結果、見てみなさい!ソース派の圧勝よん!」

黒子「大丈夫ですの、当麻さん!?」

美琴「!?」

上条「ああ、心配するな、大丈夫だ」ナデナデ

インデックス「!?」

美琴「ちょ、ちょっとアンタ!人の後輩と何馴れ馴れしくしてるのよ!」

インデックス「そうだよとーま!何をやってるんだよ!」

上条「ああ、俺」

黒子「お待ちください、当麻さん。私の口から伝えますの」

上条「分かった、頼む」

黒子「お姉様・・・・・・私達お付き合いをしておりますの」

美琴「・・・・・・え?」

上条「おい、どうしたんだ御坂?いきなり固まってよ?」

美琴「あ、ああ、醤油派として付き合ってるんでしょ?ならさっさとこの問題を・・・・・・」

黒子「いいえ違いますわ、お姉様!私達は恋仲という意味で付き合っておりますの」

美琴「・・・・・・嘘、でしょ?」

黒子「本当ですの」

美琴「」

インデックス「だ、騙されちゃダメなんだよ、美琴!これは陰湿な醤油派の精神的攻撃・・・・・・」

上条「いや、白井の言っている事は本当だ」

インデックス「」

黒子「もう、黒子とお呼びくださいまし///」

上条「悪い、つい、ゴメンな、黒子///」ナデナデ

黒子「もう、当麻さんってば、恥ずかしいですの///」

上条「ああそうだ、それともう一つ、俺たちはこの目玉焼き論争、いや・・・・・・目玉焼き戦争に勝たせてもらう!」

土御門「ちょーっと、待つんだにゃー!」

上条「土御門!?」

結標「お久しぶりね、白井さん」

黒子「結標淡希・・・・・・!」

海原「お久しぶりです、御坂さん」

美琴「」

土御門「上やん、これがまだ醤油とソースだけの問題だと思ってるのかにゃー?」

上条「どういうことだ!?」

結標「最早その二大勢力ではなく、新勢力を交えた三つ巴の戦いってことよ」

黒子「三つ巴ですの!?」

海原「はい、醤油にソース・・・・・・そして、塩コショウです!」

上条・黒子「塩コショウ!?」

土御門「そうだにゃー!この戦争の勝利は我々ソル党がいただくぜよ!」

上条「土御門、お前裏切るのか!?」

土御門「醤油など時代遅れだにゃー」

上条「土御門!!」

土御門「それに俺の魔法名は『背中刺す刃(Fallere825)』だぜい!」

上条「!?」

美琴「・・・・・・ハッ、気を失ってる場合じゃないわ!覇権は私達ソーサーが貰うわ!」



醤油! 醤油! 醤油! 醤油!

ソーサー! ソーサー! ソーサー! ソーサー!

ソル党! ソル党! ソル党! ソル党!



土御門「さあ、周りも盛り上がってきているにゃー・・・・・・そろそろ決着をつけよう」

上条「ああ、お前らの幻想をまとめてぶち殺してやるよ!」

美琴「アンタ達の生体電気をいじって、味覚を正してやるわ!」

結標「さあ、白井さん、遊びましょう」

黒子「望むところですの!」

インデックス「―――敵性を確認、これより迎撃魔術の構築を実行します」

海原「御坂さんには悪いですが、ここは本気でいかせてもらいます」









          「待ちやがれェ!」






全員「一方通行!?」

インデックス「出鼻を挫かれて正気に戻ったんだよ!」

一方通行「てめェら、目玉焼きに醤油だのソースだの塩コショウだので争ってるらしいがな、周りを見てみろォ!」

全員「こ、これは・・・・・・」

一方通行「そォだ、目玉焼きのためだけに人々は傷つき憎しみあい、建物も倒壊し、学園都市は壊滅に向かう一方だ!」

全員「・・・・・・」

一方通行「俺は打ち止めと平和に過ごしたいンだ、お前らだってそォだろ?平和に過ごしたいンだろォ?」

土御門「ああ確かに」

上条「一方通行の言う通りだ」

美琴「私達、何を熱くなってたのかしら」

結標「子供達が平和に過ごせる世界・・・・・・素晴らしいじゃない!」

黒子「ジャッジメントとして平和を守る側の私がこんなんじゃいけませんの!」

インデックス「おなかいっぱい食べられればそれでいいかも!」

海原「そうですね・・・・・・平和が一番ですね!」

一方通行「よォし、これで全員まとめて平和的にマヨラーズ入りだなァ!!」
















全員「は?」

一方通行「マヨネーズはなァ、目玉焼きだけでなく、白米から揚げカレーおでんシーチキン麻婆豆腐冷やし中華たくあんポテトサラダお好み焼き納豆せろり焼きソバ刺身煎餅にちくわ・・・・・・いろンなもンにあうンだぜ!」

土御門「はぁ・・・・・・」

上条「これだからマヨラーは」

美琴「何でもマヨネーズかければいいと思ってんじゃないわよ!」

結標「アナタ、早死にするわよ」

黒子「吐き気がしてきましたわ」

インデックス「さすがの私でもそこまでは引いちゃうかも!」

海原「マヨネーズって、下品な味しかしませんよね」

一方通行「!?―――yjrp悪qw」ブォッ

結標「一方通行から黒い翼!?」

黒子「なんですの!?」

土御門「これはやばいぜよ!」

一方通行「ォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」








打ち止め「もう止めてよ、ってミサカはミサカはお願いしてみる」





打ち止め「私がマヨラーだからってもうこんな事しなくていいんだよ、ってミサカはミサカはアナタに話しかけてみる」

一方通行「ォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」

打ち止め「私がマヨラーだからってもうアナタが傷つかなくていいんだよ、ってミサカはミサカはアナタに歩み寄ってみる」

一方通行「おおおおおおおおおおおおおお・・・・・・打ち止め!?」

打ち止め「一方通行ぁ~」ダキッ

一方通行「!?」ブォッ

結標「一方通行の背中から」

海原「今度は白い翼!?」

土御門「どういうことぜよ!?」

上条「これはまるで」

インデックス「天使みたいかも!」

美琴「平和の象徴ね」

打ち止め「帰ろうよ、一方通行、ってミサカはミサカはアナタと一緒に帰りたいと意思表示をしてみる!」

一方通行「あァ、そォだな・・・・・・帰ろォ我が家へ!!」

窓のないビル


アレイスター「これでプランを短縮できた・・・・・・」

エイワス「アレイスター、君は少々急ぎすぎてはいないかな」

アレイスター「そんなことは無いと思うがね」

エイワス「ところでアレイスター、君は目玉焼きに何をかけるのかね?」

風霧「(ちなみに私はマヨケチャです)」

アレイスター「私か?私はだね――――――」



・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・

数ヶ月後 上条宅


黒子「当麻さん、夕食の準備ができましたの」

上条「悪いな黒子、わざわざ作りに来てもらって」

黒子「いえ、私が好きでやっている事ですので///」

上条「黒子は可愛いなあ」ナデナデ

黒子「そ、それはそうとインデックスさんを呼んでくださいまし///」

上条「おー分かった」

何か書き込めなくなったから携帯から

醤油
・上条
・ステイル
・建宮
・黒子
・佐天
・姫神

ソース
・インデックス
・美琴
・初春
・吹寄
・固法
・神裂
・五和
・ローラ
・浜面

味噌
・帝督

塩胡椒
・アイテム
・土御門
・海原

マヨネーズ
・一方通行 打ち止め
・風霧(ケチャップ)

上条「おい、インデックス!夕食だぞ……って!?」

インデックス「うん、チュパッ、今、チュー、いくかもー」

上条「インデックスさん、またマヨチュチュしてるのでせうか!?」

インデックス「うん、チュパー、一方通行から大量に送られてきたんだよ!」

上条「俺と黒子にも一本残しておけよ」

インデックス「もう無いかもー」チュパー


一方通行が天使化したあの日以来、学園都市ではマヨネーズの需要が高まっていた

また同時に、マヨチュチュが老若男女問わず、爆発的な流行を巻き起こしていた

うそやん

上条「全く、お菓子も食い散らして……!?」

インデックス「どうしたのかな、とーま?」

上条「インデックス、これは……」








インデックス「きのこの山だよ!とっても美味しいんだよ!たけのこの里なんか邪道なんだよ!!」

上条「ふざけるな!たけのこの里の方が美味しいだろ!!」

これで終了

見てくれた人、ありがとうございました



目玉焼きというか、スクランブルエッグが一番美味しいよね

パイの実>>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>>竹の子>>>>>>>きの子(笑)

中学生のとき、目玉焼きには何をかけるか学級アンケートした結果、人気順は醤油、ソース、塩コショウの順番だった
だから、この三つに分けたんだけど、世間ではやっぱりそうでも無いんだな

見て来ましたが、きのこたけのこの人とは違います

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