ローラ「えぇい!! 細かい事を気にするな!! お前は私を困らせた罪として私の召使いに任命する」
上条「意味がわからん」
ローラ「うるさいなり! うるさいなり! いいから黙って私の言う事を聞け!!」
上条「日本語ェ……ステイルとかにやらせろよ、俺は絶対そんな事はせんぞ」
ローラ「ほほう……これを見てもそのような口が聞けるかしらね?」
上条「何? ふむふむ……駄目だ、さっぱり解らん」
ローラ「貴様ァァァァァ!!! しらばっくれるつもりかぁぁぁ!!!!」
上条「うるせぇぇ!! これ英語だろうが!!! 俺が読めると思ってんのか!!」
ローラ「何? 上条、お主英語が読めんとな?」
上条「あぁ、自慢じゃないが、すこぶる馬鹿だからな。俺は」
ローラ「これはこれは、失敬したなり。では、私が代わりに読んでさしあげようぞ」
上条「英語で読もう何てベタな事はするなよ」
ローラ「……」
上条「図星!?」
ローラ「えー、拝啓、上条殿」
上条「おい、本当にそんな事書いてるのか?」
ローラ「嘘なり」
上条「おい」
ローマ「えー、上条当麻、貴方はイギリス清教に多大なる損害を与えたとして500億の賠償金、
または、ローラ=スチュアートの奴隷になる事、どちらかにしたがってもらう byローラ=スチュアート」
上条「コロスケェェェェ!!!! てめぇぇぇ!!!! ふざんじゃねぇぇぇ!!」
ローマ「だ、誰がコロスケなりか!!」
上条「現在進行形でてめぇなんだよ!!」
ローラ「ま、まぁよかけり。それより、上条、お主にはどちらかにしたもらがってもらおうぞ。
私としては後者をお勧めするが」
上条「何もしてないよね? ねぇ? 俺何もしてないよね?」
ローラ「何を言っとろうか。貴様の言葉を使うなら現在進行形でしておるではないか」
上条「っへ? 何が……って、何で下着姿なんですかぁぁ!?????」
ローラ「あーあ、見たけりね? 見たけりね? もう言い逃れはできなけりよ?」
上条「ち、違う。わ、わざとじゃない」
ローラ「ここで私が悲鳴を上げたらどうなろうかねー
一人の男と泣き崩れる下着姿の美少女。どちらを信用するかは目に見えてると思うが」
上条「う゛っ……」
ローラ「何か言う事は?」
上条「……ゆ、許して下さい」
ローラ「駄目」
上条「ど、どうしろと?」
ローラ「さっき言うた通りでござんす。五百億払えば済みたりけるよ?」
上条「……無理です」
ローラ「そう。じゃあ、私の奴隷になりたりけるしか道はなきにね」
上条「まじかよ……」
ローラ「まじにけり」
上条「ふ、不幸だ……」
――
皆すまねぇ。ローラに期待してるのかコロスケに期待してるのか知らんが、おいら眠たくなっちまったぞ。
少し寝るわ。八時になったら起こしてくれ。
ローラ「ステイル!ステイル!」
ステイル「……はい?」
ローラ「学園都市に上条当麻という男がいたりけるわね?」
ステイル「そいつがなにか」
ローラ「ここに連れてきたりなさい」
ステイル「はぁ?何でまた…」
ローラ「私その男に興味をもたりけるの。一度会話しとう―――」
ステイル「断る!」
ローラ「………」うるっ
ステイル「?!」
ローラ「レディがこんなに頼みこみたるのに、聞いてくれなしなんて…」
ローラ「あぁ、悲し!私は悲しけるよステイル…」
ステイル「………チッ」ガチャ
ローラ(うふふ、うまくいった。上条当麻…うふふふ)
こんな感じでお願いします。
――
夜
上条当麻は用意されていた部屋をひっそりと抜け出した。
ローラによる結界がそこら中に張り巡らされていたが、上条当麻は気付く事なくその包囲網を抜けていた。
上条「ったく、明後日から学校だっつの。こんな所にいられるかってんだ」
五和「上条さーん」ひそひそ
上条「おぉ、悪いな、五和」
五和「いえいえ、お役に立てて何よりです」
少し頬を染めながら五和は言う。それはこの寒空から出たものかはわからないが、五和は少し恥じらっているようだった。
建宮「全く、急に超音速旅客機を用意してくれなんて……
まぁ、おまえさんには大きな借りがあるからこんな事でよければ使ってくれてかまわないんだが、流石に急すぎるのよな」
上条「悪いな、もの凄く急いでんだ」
建宮「まぁ、どんな事情があるのかは知らんが早く行った方がいいと思うのよな。向こうから金髪の女が走って来てるぞ」
確かに、かなりの距離だが金髪の女が走ってきている。遠さというものあるが、一番は夜という事であろう。
顔は全く見えない。この暗闇だ、普通なら来ている事すらわからないだろう。だとしたら、何故、建宮は見えたのか。
答えは簡単であったが、理由としては不可解だった。その女の髪の毛は発光していたのだ。
上条「!?」
建宮にはわからずとも、上条当麻にはわかる。別に顔が見えたわけじゃない。思い当たる人物が一人しかいなかったからだ。
時間は遡る。ローラは自室で顔をにやにやとさせながら思い耽っていた。
ローラ「くふふふ。楽しみが一つ増えたりける。明日からどんな事をさせようかのう」
がちゃりと扉が開いた。ノックの音は聞こえなかった。赤髪の長髪で長身の男が入って来る。
ステイル=マグヌスはだるそうな顔をしながら煙草を口にくわえ、発言する。
ステイル「あー、最大主教? 上条当麻が消えました」
ステイルはどうでもよさそうに言う。ローラから出された命令は上条当麻の監視。
「なんで僕が……」とかぶつぶつと言いながらも、30分に一回、同じ命令を受けた仲間と一緒に交代で行っていた。
ローラ「!? な、な、なんと言いけり?」
ステイル「上条当麻は消えました。恐らく逃亡したのでしょう、まぁ、今頃は飛行機に乗ってると思いますがね」
ステイルは心底どうでもよさそうだったが、笑みを浮かべていた。やっと解放される。
きちんとした理由ならまだしも、今回の命令は百%、この女の私情だったのだ。
そんな事で使われるこっちの身にもなれと、上条当麻が逃亡した事を嬉んでいた。
ローラ「あんの青二才がー!!! 私から逃げられると思うてかー!!!」
バタンと扉が勢いよく開け、ローラはもの凄い速さで走って行った。
ステイルはその光景を見て、軽い欠伸をしながら呟いた。
ステイル「はぁー……寝よ」
――
飛行機に乗る直前で見つかった上条当麻だが、ローラの前に火野映司が立ちふさがった
火野映司「上条さん、ここは俺が食い止めとくよ。早く飛行機に乗ってくれ(オーズドライバーにメダルをセット)」
上条当麻「誰だが分からねぇけど、助かったぜ。ありがとな」
ローラ「お前が何者かは知らざるが、私の邪魔をするとは、許さぜるなり」
火野映司「変身!」<タ・ト・バ タ・ト・バ タ・ト・バ(仮面ライダーオーズに変身)>
ローラ「なんじゃ、その魔術は。この私も知らざるもの。」
――
そして時は戻り……
上条「や、やべぇ」
自分の血の気が引いて行くのがわかった。捕まったらまず助からないだろうと。
流石に殺される、というわけではないが、長期の軟禁生活を送る事になるだろう。
日常で培った直感がそう告げているのだ。ならば絶対に捕まるわけにはいかない。
上条「俺もう行くわ。ありがとう、建宮、五和」
建宮「あぁ、さっさと行け。捕まってもしらんぞ」
五和「お、お元気で!」
別れの挨拶もままならないまま、上条当麻は超音速旅客機へと足を運ぶ。
その機体は轟音を立て、少しずつ上昇していく。生み出された風は周りを土煙で埋め尽くした。
建宮「全く、あの少年はどこまでいっても変わらないのよな。五和も早くしないとなぁ?」
建宮はたくらむように笑みを浮かべる。それは五和に向けてのものだった。
五和「な、何を言ってるんですか!」
建宮「それについては後で話すのよな。
俺達も逃げないと、あの女が誰だかは知らんが、こっちに矛先を向けられる可能性があるのよな」
あの少年の事だ。どうせまたフラグを立てたんだろう、と建宮は推測する。
しかし、それにしてもあの様子は尋常じゃない。一体何をしたんだ少年。
まぁ、でもあの少年の事だ特に気にしないでも大丈夫だろ、と安心していると……
五和「あ、あの……建宮さん……あれ」
建宮「ん? どうしたのよな?……あっ」
――
二十メートル程上昇した所で上条当麻は安堵する、前にこれで地獄を味わされた事など頭に無かった。
とりあえずはあの発行体から逃げられた事について喜びを噛みしめるだけだ。
上条「ふぅ、何とか逃げられたか。それにしてもあんなに追いかけてくるなんて……もし捕まってたら……」
軽く想像するだけで体が震える。この先の事は考えないようにしよう……。それに次の関門がある。
これに乗るんだ。それ相応の覚悟をしておかないと……。
上条(それにしても明るいな……前に乗った時は気にしなかったけど、こんなに明るかったっけ? 夜だからか?
いや、それにしても異常だ……まるで何かに照らされているみたいに……)
ローラ「逃げられると思うて?」
夜空に浮かぶそれは、月よりも明るく、
しかし、機内ではその明るさをぶち壊す程の絶叫がそれの轟音を打ち消すが如く響いた。
――
すまそ。今からバイトです。
1:このまま学園都市で生活
2:イギリスへ逆戻り
3:その他(何か書いてほしい)
どれがいいだろうか。取り合えず風呂入ってきます
上条当麻はそのまま意識を失った。速度によるものではなく、振り返りった事が原因だった。
上条当麻に魔術は効かない。どんな恐ろしい光景を見たのかは上条当麻にしかわからなかった……。
――
上条「……う、うーん」
薄ぼんやりとした光景が目に入る。ゴシゴシと目をこすると、見慣れない部屋だった。
ベッド以外には何もなく、部屋自体もそんなに広いとはいえない、8畳くらいだろうか。
上条「あ、れ? ここ……何処だ?」
起きてみない事には何も始まらない。体を起こすと少しだるさが残っていた。超速旅客機の影響だろうか?
取り合えず部屋を見渡す。ドアが二つ、外に出るための扉は当然として、もう一つは恐らくトイレだろう。
そこから首を90度回すと、一つ窓がある。大きさもそこそこだ。上条当麻はそこから外を覗いた。
上条「……何あれ」
そこから見えるのは宮殿を思わすような大きな噴水と、その周りには整備がされているだろうきれいな緑色の芝生。
それを見て上条当麻は言葉を失う。感動したというわけではなかった。薄々感じていた事、気付きたくは無かったが、
気付いてしまったのだ。ここは学園都市ではないという事に。もしかしたら……という事もあった。
あのまま学園都市へと向かいそのまま家まで運んでくれていたら……という事。そうなれば、別にローラの言いなりになってもよかった。
なんなのであれば一緒に暮らしても良かったのだ……この現状に比べれば。
分かっている、正確な場所までは言えないが、ここは恐らくイギリス。それは断言できる。
逃げ場は無いのだ。学園都市であれば、例え、無茶を言われようと何とかする事ができただろう。何故なら安心する事が出来たから。
しかし、ここはどうだ?見知らぬ土地、解らぬ言葉……そして、仲間。不安にならないわけが無い。これまで幾度となく逆境に立ち向かってきたが、それでも少し心細かった。
上条「取り合えずは……出るしかないか……」
意を決し、扉に向かう。扉の前で一旦止まり、一回、二回と深呼吸をする。
それでも心臓はばくばくと鳴り続けていたが、覚悟を決める事は出来た。
震える手でドアノブを握り、少しずつ回していく。
回らない所まできたら、今度はゆっくりと押していく、良い物なのか古いものなのかは解らないが、扉は少し重かった。
上条「……あれ? 誰も居ないのか?」
扉を開けるとそこは長い廊下が続いていた。同じような間隔で同じような部屋がある。ホテル?寮?……分からない……。
長い廊下は異様な静けさを持っていて、自分以外に人が居るようには感じなかったが、それでも部屋を見る勇気はなかった。
慎重に、音を立てないように移動する。それにしても長い廊下だ……30メートルはあるんじゃないだろうか。
危機感は持っているが、何故かそんな事を思ってしまう。慣れたせいもあるのかもしれないが、
上条当麻は元々、あれこれ考えるというタイプでは無かった。行動で示すタイプだ。
そして、いつもそれでやってきたんだ。まぁ、何かあっても大丈夫だろ、と楽観的な考えを上条当麻は持つことにした。
すると、さっきの様子は何処にいったのか。いつのまにか両手を頭の後ろで組み、軽い鼻歌を口ずさみんでいた。
危険というのは上条当麻につきものだ。しかし、いつも危険があるわけではない。今はそうではない、と確信する。
そうだ、いつも危険な目にあってきたから今回も危険なのだろうと勝手に予測した。確かにそれは重要な事なのだが、本当に危険な時にそうすればいい事。
何故なら、自分はそういう人間なのだから。何だか気が軽くなる。気のせいじゃない、緊張で強張っていた筋肉はほぐれ、いつのまにか心臓の鼓動がゆっくりになっていた。
上条「はぁーあ、心配しすぎなのですよ、上条さんは」
いつもどおりの歩き方で角を曲がろうとする。やっぱりただの杞憂だったな、と締めくくろうとしたその時。
がちゃ
動いていた足が止まり、体が動かなくなる。金縛りにでもかけられたみたいに。
扉がだんだん開いていく、それにつれ心臓もばくばくと大きくなっていった。
体は動かない、思考もできない。もし、戦場だったならば絶体絶命間違いなしだ。
上条当麻は何もできずにその扉を見守るしかなかった。
「……あぁ、起きていたんですか」
>>1のコロ助ローラの方がが見たいんだけど
>>108すまん。1なんだけど、コロスケの方がいいのかな?
俺の書いている方はいつローラが出るのかすら分からないから、コロスケを見たいのなら誰か書いてください。
地の文なんて書くんじゃなかったよ・・・orz
黒く、腰まであろう長い髪の毛はポニーテールで括ってあり、腰のウエスタンベルトには刀が挿してある。
Tシャツに片方の裾を根元まで切ってあるジーンズという少し露出の高い格好はどうやら正装のようだ。
神裂火織は上条当麻が居る事に対し、何の反応も無かった。
上条「!? か、神裂ぃ!!?」
神裂火織とは真逆の反応をする。神裂火織はローラ=スチュアートが指揮を取る必要悪の教会の一員だ。
だから、恐らくローラが連れてきたであろうこの建物の中に神裂火織が居たとしても別におかしくはないのだが、
上条当麻にそこまで頭を働かせる事は酷というものであり、だから、神裂火織が居た事は予想外であった。
神裂「ちょ、ちょっと! 静かにして下さい! まだ眠っている者も居るのですよ?」
先程、窓の外を見た時、日は確かに昇っていたのだが、まだ薄く、霧もかかっていた。
恐らく、5、6時といったところだろうか。
上条「お、おぉ、悪い」
神裂「まぁ、貴方が驚くのも無理はありません。ここに運ばれてきた時は気を失っていたのですから……。ここが何処だかおわかりですか?」
上条「いや……イギリスだろうってのは分かるんだが……」
少し自信なさそうに答えるが、心の底で上条当麻は安堵していた。
やっと仲間に出会ったのだ。これで帰る目途が一応とはいえついたのだ。
しかし、少しほっとしたのも束の間、ある言葉が彼を襲った。
神裂「いいですか? ここは……必要悪の教会の女子寮です」
上条「へっ? じょ、女子寮?」
上条当麻は不幸な人間だ。財布はすぐ落とすし、事故にもよく合う。喧嘩を売られる事なんてしょっちゅうある。
一般人にとって普通な事が彼にとっては幸福なのだ。そんな人物が女子寮……しかも聖職者の。
本来ならば確固たる男子禁制が掲げてあるような所に上条当麻は入れてしまう。それは彼の持つ不幸体質のおかげなのかもしれない。
神裂「そうです。本来ならば男性は誰であろうと入る事は禁止されていますが、あ、あなたは……その……」
神裂火織は言葉を濁す。その顔は俯いていて表情を見る事は叶わないが、何やら赤面しているようだ。
不思議に思う上条当麻は頭の上に?を付けながら聞いた。
上条「俺が、何?」
神裂「で、ですから……あなたは……と、特別なのですっ!!」
特別か……良いのやら悪いのやら。どちらとも捉えられるこの言葉、良い方はその意味のままだ。
素直に自分が特例なのだろう、誇らしい事だ。逆に悪い方はどんな裏があるのか分からない。
自分の持つ特別な右手、幻想殺しの事についてかもしれないし、またはローラの事なのかもしれない。
しかし、こんな事は考えても意味がない。いくら考えたって自分に解るわけがないのだから。
ならば良い方に考えよう。それが自分にとっての幸福だ。上条当麻はこのように考えた。
上条「ありがとう、神裂。褒め言葉として受け取っとくよ」
はにかみながら上条当麻は言う。
神裂「そ、それは何よりです。で、では、私は用があるので」
まるでロボットのように立ち去って行く。先程まで赤面していた顔はトマトのように真っ赤になっていた。
さて、状況は好転したのやら、悪化したのやら……。
ここに居るものは自分が来た事をしっているのだろうか……。
神裂が知っていたからといって全員が知っているとは限らない、何せ運ばれたのは昨日だ。
ここは一時的な居住場所で、すぐに別の場所に移されるかもしれない……
いや、女子寮というものがあるのだから男子寮もあるのだろう。ならばそこに行くのは当然の事だ。
上条「どうっすかなー……変に騒ぎ立てられるのも嫌だし、呼び出しが来るまで部屋に居た方がいいのかなー」
気迷い、その場に佇む。足はなかなか前へと踏み出せなかった。
そんな上条当麻の後ろではゆっくりとドアが開こうとしていた。
ぎぃ……
もちろん上条当麻は気付かない。
扉から出てきた人物はゆっくりと上条当麻の後ろへ近づき、声をかけた。
「おやおや、どうなされました? もしかして、体調がすぐれないのですか?」
上条「っ!!」
声をかけられたと同時に振り向きながら後ずさりをする。
しかし、余程驚いたのか、そのまま態勢を崩し、よろけて尻もちをついてしまった。
「おやまぁ……大丈夫でございますか?」
真っ黒な修道服を纏い、首には十字架のネックレスをかけている。
真っ黒なフードは髪を完全に隠し、手袋は露出を完全にふさいでいる。
オルソラ=アクィナスは救いを出すかのように手を差し出した。
上条「お、オルソラか……お前もここに住んでたんだな」
オルソラの手をとり、立ち上がる。
オルソラ「そうなのでございますよ。昨日は大変でございましたね、あなた様がここへ運ばれて来た時は皆、大変驚いていましたわ」
自分の事などどうでもいいかのように上条当麻の話をする。手はまだ握られたままだった。
上条「そうか……何か悪い事しちまったな……」
罪悪感を感じているようなその表情にオルソラはすぐさま否定した。
オルソラ「とんでもございません! 皆、あなた様がこられて凄く喜んでいました」
そんなオルソラの言葉に上条当麻は何故か消極的だった。
さっきと違い、自分なんかを受け入れるわけがないと、思い込んでいた。
だから、オルソラの言葉はただの励ましにしか聞こえなかった。
上条「あ、あはは、ありがとう……少しの間だけど世話になるよ」
上条当麻の消極的な答えにオルソラは疑問を投げかけた。
オルソラ「? どういう事なのでございますか? あなた様はずっとここに居るのではないのですか?」
更に上条当麻は疑問に思う。ずっと?……解釈の仕方を間違えたのか?
イギリスに居る、という意味なら、もしかしたらずっとになるのかもしれない。
しかし、女子寮なら?いいや、そんな事はないはずだ。
オルソラの間違いだってある、彼女と話を合わせるのは難しい、全く別の事を言っているのかもしれない。
上条「いいや、そんな事は……ない、と思うけど。うん、学校だってあるしな、インデックスの事だって、ずっとこっちには居られない」
オルソラは少し悲しそうな顔をする。握られていた手はいつのまにか離されていて、生温かさだけが残っていた。
オルソラ「そう、なのでございますか……昨日、ローラ様が話されていたのですけれど、違っていたのですね……」
オルソラの口から疑わしき言葉が出てくる。勿論、上条当麻が聞き逃すはずが無く、オルソラに言及する。
上条「ローラ?……オルソラ、昨日の夜の事、よかったら話してくれないか?」
オルソラ「夜の事ですか? それは良いのですけれど……」
オルソラの口が止まる、視線は上条当麻では無く、その周りを見ていた。
上条「? どうした?」
オルソラ「いえ、それならば私だけで無く、あなた様の周りの皆さんにも話してもらった方がよいのではないかと思いまして」
目疲れが酷くて、全然頭が働かないのと、ものっそい賢者タイムに入ってしまった。ちょっと出かけてくる。
上条「っへ?」
その言葉をきっかけに周りはざわざわと騒ぎ出した。オルソラから目を離し、周りを見てみると10人くらいの修道女達に囲まれていた。
見知らぬ顔もあったが、アニェーゼやルチア、アンジェレネ、また、シェリー=クロムウェルといった関わりのある者もいる。
不気味な物を見るかのような目をする者もいれば、何やら頬を染めている者も居る。そんな中、オルソラは発言する。
オルソラ「まぁまぁ、皆さん。ここで話すのもなんですから食堂へ行きませんか? 食べながら話すのも良いと思うのですよ」
にこやかとするオルソラに、アニェーゼも落ち着かせるようにつづいた。
アニェーゼ「そうっすよ。ここで立ち話ってのも何ですし、飯食いながら話すってのもいいじゃねぇですか」
御飯という言葉に反応したのはアンジェレネだ、待ちきれないのだろうか、彼女だけは目的が別のようだ。
アンジェレネ「そ、そうですよ。ご、御飯!! 早く食べましょう!!」
ルチアはそんなアンジェレネをまるでお母さんのように叱りつけた。
ルチア「こ、こら! シスターアンジェレネ! 少しは時と場合を考えなさい!!」
結局、騒がしいまま食堂まで行くのであった。
上条「大丈夫かこれ……」
――
――
食堂には数個のそれなりに長いテーブルを並べて完成された一つの長いテーブルの列があった。
そして、ここにも争いの火種はあるようで、どうやら座席の位置を決めているようだ。
上条(そんなに大事な事なのか?……宗教的な事なのかなぁ)
先に座らされていた上条当麻は蚊帳の外のようでそうではない。
彼が争いに介入することは多々あるが、その逆もまたしかり。
彼が争いの中心になるという事もまた多いのだ。
ちなみに今に原因は上条当麻の席の隣を巡っての事だった。
「あー!! もう! これじゃあいつまで経っても決まらない!! ジャンケンで決めろ! ジャンケンで!!」
シェリー=クロムウェルはそう怒鳴りちなす。
いつまでも決まらない彼女達に業を煮やしたのかそう言ってさっさと席についてしまった。
上条「何かとてつもない理由があるんだろうなぁ……」
シェリー「まぁ、あいつらにとってはそうなのかもな」
そう言った彼女は上条当麻の目の前の席に座っていた。
――
結局、上条当麻の隣ににオルソラとアニェーゼ、シェリーの隣にルチアとアンジェレネが座った。
先に目の前に座っていたシェリーに対し、皆は文句を付けていたが、「決めていたのは隣の席だろ? なら、別に前に座っても問題ないじゃないか」
と言うと静まり返った。そして、全員が座り、皆が食べ始めた所で上条当麻は少しかじったクロワッサンを置いて聞いた。
上条「なぁ、さっきの話しなんだけど、コロ、いや、ローラは何て言ってたんだ?」
その瞬間、一人以外は食べる手を止め、上条当麻を見た。
まず、最初に切り出したのはオルソラだった。
オルソラ「昨日ですね、ローラ様があなた様を運んでこられたのです」
上条「ふむふむ、それで?」
アニェーゼ「私達が聞いたんすよ、何でここに連れてきたのかって」
何かに負けじと、オルソラのゆっくりとした口よりも早くアニェーゼが言う。
シェリー「使用人だとさ、あんたは」
分かりやすいのか分かりにくいのか……シェリーは事の結果を簡単に話した。
上条「……えっ?」
静寂が広がる食堂にはアンジェレネのがつがつと勢いよく口を動かす音だけが響いていた。
上条「使、用、人?……ナニソレ?」
思わず片言になってしまうほどに耳を疑いたくなるような言葉だった。
そう言ったシェリーの顔に嘘は見つけられなかった、どうやら本当の事らしい。
シェリー「おや? 知らなかったのか? 昨日の夜に言ってたんだけどな」
――
ローラ「この男は今日からここの使用人になるけるの、好きに使ってたもうれ。あっ、でも、襲うのは禁ずるのよー」
――
シェリー「って」
アニェーゼ「まぁ、襲っちまうかもしれないんっすけどねー」
アニェーゼは上条当麻の方をみてにやにやと笑う。
手をパンッ、と叩き、オルソラは賛同するかのように続いた。
オルソラ「まぁまぁ、アニェーゼさん。それは良い案なのでございます」
にんまりとオルソラも上条当麻の方を見る。
しかし、上条当麻にその言葉は聞こえない。何の反応もなく、下を向き、不気味なように黙っていた。
そして、数秒経った後、シェリーに恐ろしい程静かに問いかけた。
上条「なぁ、シェリー……ローラが何処に居るか知ってるか?」
囁きかけるように話しかける。
シェリーは特に気にしてないようだったが、他の者は何故か顔を赤らめていた。
シェリー「んっ? あぁ、大聖堂の方に居ると思うよ。いつもそこに居るみたいだし」
上条「そうか……ありがとう……ごちそうさま」
スッ、と静かに椅子を引き、立ち上がる。
パンを一口かじっただけで、出されていた朝食は殆ど残っていた。
アニェーゼ「ありゃあ、大分怒ってますよ。流石の上条当麻でも許せなかったんですかねぇ?」
シェリー「まぁ、あいつでも許せなかったのかもな、他にも何かあるのかも知れないが……」
アンジェレネ「あのう……上条さんの御飯も食べていいですか?」
「「「「はっ!!」」」」
アンジェレネの食い意地以外の意味はないこの発言が、またも争いを生む事になったのだった……。
――
――
閑静な場所にひっとりと、しかし、存在感はある大聖堂に入ると同じ大きさの浴槽がいくつもある。
その一つでいつものように服を着たまま湯あみするのはローラ=スチュアートだった。
ローラ「くふふふ、上条当麻が来たりけりー」
水をばしゃばしゃと子供のようにかき浴び、はしゃぐ。
とても大人のやる事には見えなかったが、容姿が若いせいか、何故か違和感は無い。
ローラ「明日……いや今日からやりたりけるのー」
満面の笑みで何をさせよう、何をさせよう、と思い耽っていると、バタン!! と物凄い勢いで扉が開いた。
上条「コロスケェェェ!!!」
憤慨した上条当麻が怒りをぶちまけながら入って来る。
急な出来事に体をびくっと震わせ、何何と、周りを見渡すローラだが、おかまいなしに、上条当麻は怒声を発する。
上条「てめぇぇぇ!! ふざけんじゃねぇぇぇ!!」
何をそんなに怒るのか……確かに怒る原因はあるのかも知れないが、少し彼の常軌を逸している。
それもそうなのだ。表面上では本気で怒っているのかもしれないが、実はそうではない。
これは帰る口実なのだ。だから、かつて見せたアウレオルスの時のような必死の演技をしている。
ローラ「いやん、覗きに来たるの?」
上条当麻だと分かると余裕を取るローラは意味ありげに含み笑っていた。
上条「違ぇよ!! てか、着衣入浴!? って、まぁそれはいいとして、コロスケ……いや、今だけはローラと呼ぼう、お前に言いたい事がある」
風呂に笑顔で浸かっているローラに対し、仁王立ちで発言する。
ローラ「何かしら? 湯浴みの所を狙っての告白? 上条は大胆なりけるのね」
上条「ふん、ふざけた事を言えるのも今の内だ。俺は帰らせてもらう」
やっと連れてこられた相手の帰国発言に特に驚く事もない。
彼は空を飛べるわけでもないし、空間移動できるわけでもない。
通常の交通手段でさえ、現金を持っていない事からはったりなのは明白であった。
ローラ「あら、好きにしてくれてもよかけりよ? 別に止めはしないの。まぁ、出来たらの話なのだけれどもね」
ローラの余裕の笑みに、上条当麻は意味深にふふふ、と笑った。
ローラは何を笑う事があるのか分からない、当たり前の事を突かれて笑ってしまったのかと思った。
上条「言ったな? 帰っていいって、それじゃあそうさせてもらおう。お前には生憎だがな、ここにも俺を出そうとする快い協力者が居たんだ。
インデックスを残して来たっていったらすぐに手配してくれたよ。名前は……ステイルってんだがな」
ごめん。ちょっと買い物行ってきます、洗顔切れてたの思いだした。
見ての通り物凄い書くスピードが遅いので、乗っ取りだろうが、短編だろうが、書いてもらって全然大丈夫なんだぜ!!
ほ
誰も書かないなら乗っ取っちゃうぞ
ローラ「上条当麻…何故だか良き響き…」
ステイル「最大主教!またですか!なんなんだこの書類に書かれていることは!」
ローラ「ステイル!またレディーの部屋に入りけるの!?」
ステイル「この書類に書かれていることは貴女がやったんですか!?」
上条当麻をイギリスに呼び出す
ステイル「どういう理由なんだ?最大主教!」
ローラ「あ、ああ…私の体に魔術がかけられたるので消してもら…」
ステイル「理由になってないな、最大主教…」
上条「うわぁああああああああああ!!!!」
土御門「気が付いたにゃー」
上条「おぼれれれえええええ!!!な、、んで…超音速飛行機の中に目が覚めたらいるんでせう…か…うえっ」
土御門「イギリスからのお呼びだにゃー。なんか事件でもあったのかにゃー?」
上条「なんで俺が…不幸d」オボエエエエエ
土御門「うわくっさ!来るなあああああ!!」
ローラ「まだ着かぬのでありけるか…」
神裂「これは…上条当麻が来るというのは本当なんですか…フフッ」
ステイル「インデックスは来るんだろうな…」
ローラ「どうしようか…ストレートに告るのも嫌にありけるし、そうだ、問題解決まで私の護衛についてもらいけるというのは!」
ステイル「クソが!まさかインデックスは無関係だというのか!…君の顔が見たいよ、インデックス…」
神裂「気持ち悪いですね…ステイル…フフッ」
ステイル「気持ち悪いのは君だよ、神裂。上条当麻が来ると聞いてからずっとフフフフフと笑っているじゃないか」
神裂「ち、違います、ステイル!///」
ステイル「じゃあ何故露出が激しいメイド服を着ているんだい?」
神裂「…」
神裂「これは新たな魔術の発動のために必要なんです」
ステイル「ご立派な魔術だこと」
土御門「ここだにゃー」
上条「でかい聖堂だなぁ…何でこんなところに…」
土御門「なんでも今回は最大主教のお呼びだそうで…」
ガラガラ
上条「失礼します…」
神裂「いらっしゃい、とうま///」
上条「」バタン
上条「エロメイドオオオオオオオ!?」
土御門「にゃー!?本当だ…ねーちんがエロメイドぜよ…」
神裂「(あれ?)」
上条「お邪魔します…」テクテク
ステイル「ああ、君かい?インデックスは元気かい?ちゃんとご飯を食べているかい?ちゃんと運動しているかい?ちゃんと成長しているかい?僕のことを覚えているかい?僕をどう思っているんだい?」
上条「…落ち付けステイル…(こいつ…そんなにインデックスが好きなのか)」
神裂「と、とうま…?」
上条「」
土御門「」クスクス
神裂「上条当麻!何故無視するんですか…」ボロボロ
上条「え…俺が悪い感じなの?」
土御門「俺が相手するからとっととイくぜよ」
ステイル「なあ、インデックスはどうなってるんだい?」
上条「はぁ…」
上条「インデックスは元気だよ。でも俺の力じゃお腹いっぱい食わせてあげられないんだ…」
ステイル「…食費なら僕が送る…インデックスが少しでも文句を言うようであれば君を殺すからね」
上条「はい…(食費出させるまでは計算していたが…こいつKOEEEEEE!)」
ステイル「そういえば最大主教が呼んでいたね、来たまえ」
上条「あ、そうだった」
土御門「ねーちんはやっぱそんなの似合わないぜよ」
神裂「土御門!?あなたが進めたから!…」
土御門「悪かったにゃー。だからこれを着るぜよ」
ハイパ-ダテンシエロメイド
ローラ「上条当麻、あなたを私の護衛にしたるのよ」
上条「はあ?」
ローラ「実はローマ正教から狙われたりて、あなたに助けを求めたるのよ」
上条「なんで俺…」
ステイル「(こいつも神裂と同じ病気なのか)」
上条「具体的に何すればいいんでしょうか…」
ローラ「ボディガードよ」
上条「ッチ…不幸だ…」
ローラ「(あれ、切れてない?)」
~街~
ローラ「フンフンフーン♪」テクテク
上条「(なんという幼い笑顔…つい可愛いと思ってしまった)」
ローラ「あれを買って来なさい、上条当麻」
上条「俺はパシリかよ…」トホホ
ローラ「(あれ、キレてる…)もちろん、あのアイスなるものは二人で食べたるのよ」
上条「いいのか、有難う、ローラ!最近インデックスに全て食われてるから食いたかったんだよ」
ローラ「(優しい顔…///)」
行列
上条「まあ不幸だな」
駄目だ…下手過ぎる
>>1早く!
上条「ローラさん…てあれ…」
ローラ「遅いのよ」
上条「え?…」
街人「ザワザワ」
ローラ「綺麗でしょう、上条当麻。魔術の光は綺麗たるものでしょう?」
上条「おいやめろ!」
ローラ「…えっ」ビクン
上条「迷惑掛かってるじゃねーか」キュピィイイイイン
ローラ「これは…あなたに喜んでもらいけるため…」
上条「いいよ、別に。俺はこんな可愛い子と一緒にいれる、それだけで幸福だと思うぜ」
ローラ「ウウ…///」
上条「…!///アイス、食おうか…」
なんかイチャイチャになり始めた
上条「(くっ…口が滑って誤解されるようなこと言っちまった…)」
ローラ「ヘヘッ…」
物陰
神裂「クソババァアアアア!!!なんもかわいくねーんだよぉおおおおおおお!!!!!!」
土御門「落ちつけねーちん!あれはいつものカミやんだにゃー!」
神裂「…!そうですよ。あれはいつもの…」ブツブツ
上条「なんだこれ、美味いな」
ローラ「どれどれ」ペロペロ
上条「お、おいっ!///」
神裂「おのれババアアアアアアア!!!」
土御門「ナニコレ怖過ぎぜよ…」
???「お前がローマ正教の最大主教、ローラ・スチュアートか」
上条「お前は!」
ちょっと色々してくるんで、好きにして下さい
>>227ふざけんな!!お前も思いついたんだろ!! 誰もがにやにや出来るローラssを、だったらたちどまってんじゃねぇよ!!
描いて見せろよ! 振り絞ってみろよ!! いいぜ、お前が書けないという事を思いこんでしまってんなら、まずは! そのふざけた幻想をぶち殺す!!
そう言って(決まった……)と、かっこをつけたつもりなのか、そのまま振り向いて歩み出そうとする。
だが、それは一歩目にして無残に砕け散る事になってしまう。
ローラ「ちょ! ちょっと! 待ってくれなし!!」
歩み出そうとする上条当麻を見て、慌てて浴槽から体を起きあがらせる。
伸ばした手は服の襟を掴み、そのまま引いてしまう。
上条「うぉ!」
急に掴まれたからなのか、そのまま体勢を後ろに崩しそのまま浴槽へと引きずり込まれてしまった。
ばっしゃーん! と盛大に水が飛び散り、浴槽が中々大きかったためか、体全部が入ってしまい、服は言わずもがなびしょびしょだ。
結果的は、ローラが上条当麻を抱きかかえたまま着衣入浴するという、なんともまぁ、不思議な事になってしまった。
上条「いててて、おい、大丈夫か?」
ローラ「だ、大丈夫じゃなきに、け、る、バタン」
頭を打ってしまったのか、ローラはまるでベタな敵がやられた時のように自分の言葉に合わせてゆっくりと気絶していった。
上条当麻がそれを見逃せるはずがなく、気絶してるローラを見てがっくりと呟いた。
上条「……不幸だ」
――
――
浴槽だらけの床で看病するのも、自分の良心が忍びない。ローラを両手で抱えたままうろついていると、部屋の一角に扉があった。
ポトポトと服から水滴を垂らしながら部屋の前に立つ。少し違和感があるように感じるのは真新しいドアノブのせいなのかもしれない。
後から作られたのか? だとしたら、何とまぁ罰あたりな事を……と考えながら器用に扉を開ける。
扉は軽く、キィ、と渇いた音がした。
上条「お、おじゃましまーす」
中に入ると少し拍子抜けしてしまう程の普通の部屋で、ただ、ノートパソコンだけは似つかわしくなかったが……。
それにしても天井はあまり高くないが、広い部屋だ……この部屋のせいで建物の全体像はおかしいのではないのだろうか、
まぁ、今はどうでもいい、早くこのにっくき相手を休ませなければならない。
上条「ま、まぁ、大丈夫だよな……シーツが濡れるけど仕方ないし……看病を言い訳に許してくれる……はず」
誰に聞かせているのかもわからない言い訳をして、彼女をベッドに横たわらせる。
案の定、すぐに渇いた布が水分を吸収して水の模様が広がっていく。
血の気が引いていくのがわかったが、「か、体を拭かないとな、うん」と考えないようにした。
上条「えーと……タオルはっと……おっ、あった」
部屋の端っこににあるテーブルにまるでこの事が用意されていたのかのように、タオル……いや、大きさ的にバスタオルだろうか……
不自然に出されてあった物だが、当然、何も感じるはずが無く、「おっ! ラッキー」くらいにしか思わない。
そして、その内の二枚を手に取り、ベッドへと向かった。
てすと
風呂入って歯磨いて書こうと思ったら、すいとんされました
今色々調べてCookie消しました
>>228から
上条「なんでこんなとこに…」
???「お前がイギリス清教最大主教ローラ・スチュアートだな」
ローラ「五和!?何故そんな台詞を…」
五和「黙れ!私のアイドル上条当麻がロリババアに寝取られたんだぞ!」ヒックヒック
上条「酔ってる!?おい、五和!何やってんだ!しっかりしろ!」
ローラ「…やはり、上条当麻とデートなるものは敵が多過ぎたるものなのね…」
上条「…デート?」
五和「デートだぁ!?」
ローラ「ああ…いけなし…」
上条「なあ、どういうことだ?なあ!」
五和「私のほうが…私のほうがデートしたいです!私のほうが上条さんを知っています!」グスグス
ローラ「ああ…」
ああ…
おはようございます
上条「ローラ…」
ローラ「本当は会って見たかっただけたるのよ…上条当麻」
上条「へ?…///」
五和「最大主教…!?」
ローラ「すまなきことをしたり、上条当麻…帰って良きのよ」
上条「最初からそう言ってればいいのにな」
五和「えっ…」
上条「上条さんは全然不幸なんかじゃありませんよ。ローラさんに会いたいなんて言われたんだから」
ローラ「!?」
ローラさん口調分からんwww
上条「まだボディーガードは続けて良いんだよな…」
五和「そんな…」ダアアアアア
ローラ「も、勿論。さあ、早く次の目的地に急ぎたるのよ!///」
上条「はぁ…不幸だ///」
じゃーん
…めでたしめでたし!
さあ>>1を待とう
このスレは無事だった
基準がよく分からん
>>267
何が?
ああ、今出没してんのか
このSSまとめへのコメント
なお、原作では正体が別の意味で『コロ助』であった事が判明した模様