キョン「俺は佐々木側へ行くことにする」(172)
続きお願いいたし申す
佐々木「ごめん無理^^;」
キョン「はい^^;」
END
キョン「そういう訳だから。 それじゃあ」
ハルヒ「え? ちょ、ちょ待って!!」
バタン
長門「……」
古泉「これは……どういう事でしょうか」
朝比奈「ふえぇえ」オロオロ
ハルヒ「」
ここまで想像した
不良A「おいおいねーちゃんかわいーじゃねーか」
不良B「ちょっとおれらとあそぼーぜ」
キョン「おいおまえら、なにしてんだ」
不良「うわーやられたー」
>>3のような感じでいいなら書くよ
しかしssは読む専門の俺でいいなら
とりあえず書き溜めしてみる
また、このスレで
朝比奈「ふえぇえ! 涼宮さんが」
古泉「気絶しているようですね」
古泉「しかし、気絶するとはよほどショックだったのでしょう」
朝比奈「涼宮さん、なんだかんだ言ってキョン君の事信頼していましたし……」
古泉「今日の閉鎖空間は相当酷いものになりそうです」
朝比奈「あ、あのぅ……この後の活動どうするんですか?」
古泉「涼宮さんが気絶してしまいましたから今日の活動は解散、ですかね」
朝比奈「はい……」
長門「……」コクン
古泉「涼宮さんをこのまま放置していく訳にはいきませんよね」
古泉(本当にこのまま放置してもいいのですが)
長門「私が連れて帰る」
古泉「チッ。 本当ですか長門さん。 助かります」
朝比奈(こここ古泉君、今舌打ちを……)
古泉「それでは長門さん、涼宮さんをお願いします」
長門「了解した」ズルズル
ハルヒ「」
古泉「それでは朝比奈さん、僕はこれで」
朝比奈「あ、はい」
ここまで入力して頭が爆発した
やはり俺はssを読む専門のようだ
というわけで誰か頼む
他力本願万歳
キョン「佐々木!」
佐々木「どうしたんだい?キョン」
キョン「実は・・・」
小泉「あなたは何故あんなことをいったのですか?」
キョン「あいつのワガママに付き合ってられん」
小泉「ですが、あなたはそれを今まで耐えてきたでしょう?今更な気がしますが」
キョン「それでも、だ!周りの迷惑を考えないような奴についていられん」
>>17
佐々木に話した後、家に帰ってたら小泉に出くわした
おk?
佐々木宅
佐々木「キョンはこーれでぼーくのものー♪」
ねぇわ・・・・
保守
あれ、書いていいの続き
キョン「さて、朝から俺は何を期待しているのであろう」
キョン「教室に入った途端、ハルヒが何かいってくるに違いない」
キョン「とりあえず、入るか・・」ガラガラ
国木田「あ、キョンおはよー」
谷口「おお、キョンちょっと聞きたいことがあるんだが?」
キョン「国木田、おはようそして谷口、なんだ」
谷口「いや、涼宮がいつもより機嫌が悪いというよりだな、すねてるように見えるんだが」
谷口「お前ら何かあったのか?」
キョン「そんなことはないだろ?いつもどおりに見えるが?」
谷口「そうか!だよなー」
キョン「よっこらせっと」
キョン「なぁ、ハルヒ」
ハルヒ「・・・・・何よ・・・」
キョン「部を辞めるために何か辞表みたいなもん書かなくちゃだめか?」
ハルヒ「!?・・・・勝手にしなさいよ!!」バンッ
クラス一同「え・・・・」
谷口「おいおい、キョン一体ry」
国木田「キョン、さっき部を辞めるとかどうか聞こえたけど」
キョン「部を辞めて、佐々木の方に行こうと思ってな」
国木田「佐々木さんとこへ?それまたなんで」
キョン「どこかにむりやり連れて行かれたり」
キョン「はたまた遅れただけで奢らせられたり」
キョン「もう疲れちまっただけだ」
放課後
佐々木「やぁ、キョン待ってたよ」
キョン「佐々木!?わざわざ校門で待つことはないと思うが」
佐々木「それじゃとりあえずどこかでお茶しようか、キョン」
キョン「ああ」
やべぇ、原作読んだけど、佐々木以外のメンバー思いだせん
佐々木「じゃあ、キョン」
佐々木「土曜の8時に遊園地なんてどうかな?」
キョン「遊園地?」
佐々木「そうだよ、息抜きにもってこいの場所じゃないか」
キョン「ああ、わかった」
佐々木「それじゃ、あさってまた会おう」
>>39
wiki見ろぶっ殺すぞ
ハルヒ「キョンがいない・・・キョンがいない・・・」
ハルヒ「近くにいない・・・手元にいない・・・」
ハルヒ「あははは・・・・ははは・・・・」
ハルヒ「全部!あいつが悪いのよ!!あの佐々木っていう女が!」
>>40
佐々木、橘、長門の似た奴、この人数だっけ?
ハルヒ「キョンは騙されてるのよ・・・そうよ・・・違いないわ」
ハルヒ「さて、どうやってキョンを取り戻そうかな・・・」
クズはいらんのですよ
>>43
書くなってこと?ならやめるが
キャラがあまり思いだせないけど
佐々木「皆にも教えといて・・・・・いや・・」
佐々木「そもそもキョンには他の人がいくことはいっていない」
佐々木「二人で行くのもいいかな・・・」ぬいぐるみをギュッ
土曜日
キョン「何で朝から遊ぶんだ・・・谷口」
国木田「まあまあ、キョン朝5時にキョンの家に行ったことは誤るよ」
国木田「谷口もキョンと遊びたかったんだよ、僕もね」
谷口「だから・・・キョン・・・この手を離せ・・・・」
キョン「まあ、で、谷口どこへ行くんだ?」
谷口「ふふん、とりあえず朝早く開いてる喫茶店へ行こうじゃないか」
国木田「聞きたいことがあるみたいだよ、キョン」
>>31
キョンが団を辞める事も佐々木の方に行く事も有り得ない。原作読め
つまんないも何も、まだハルヒが暴走しないし、ssは書かない方だし
谷口「キョン、国木田から聞いたぜ?佐々木とかいう子のことを!」
キョン「それがどーかしたのか、谷口」
谷口「ふふふ、つまりだな!キョン!!」
国木田「ずばり、付き合ってるのかって聞きたいんだよね」
谷口「・・・・・・」グスッ
キョン「俺と佐々木がか?バカをいうな」
キョン「佐々木とは親友なだけだ、それ以上でも無ければそれ以下でもない」
キョン「それにハルヒ達のところではなく、ただ佐々木の方へ行っただけだ」
国木田「佐々木さんも何か活動してるからそこにキョンが行っただけってことか」
国木田「だってさ、谷口」
谷口「・・・・うん・・・」グスッ
>>53
それはスレを立てた1にいってくれ
谷口「だぁあああああああああああああが!!キョン!!:
国木田「佐々木さんは本当にそう思ってるのかなっていいたいんだよね」
谷口「・・・・帰るわ・・・・」
キョン「まぁ、まて谷口」
キョン「佐々木がか?有り得ないな」
国木田「まあ、この話は終わりにして今日は3人で遊ぼうよ」
谷口「・・・・うん・・・・」
キョン「それにしても、谷口といったら・・・」
キョン「あれは、ハルヒ・・・・?何をしているんだ?」
キョン「近づいてみるか」
キョン「いろいろと何か買っているみたいだが・・・」
キョン「それに周りに小泉や長門や朝比奈さんはいないのか」トントン
キョン「?って長門!」
長門「本を借りに来たら、あなたがいた、それだけ」
キョン「ん・・お・・・おう」(それだけって長門にしては・・)
長門「涼宮ハルヒは何かをしようとしている」
長門「それが何かは解らない」
長門「でも、大丈夫」
長門「私が守るから」
長門「ただ・・・・・・他の人は知らない・・・」テクテク
キョン「お、おい!長門」
キョン「ハルヒが何か?・・・・小泉にでも聞いておくか」
長門の性格度忘れ
長門の性格を忘れたというより、しゃべり方が難しい
谷口「じゃーな、キョン」
国木田「またね、キョン、今度は学校で」
キョン「ああ、また」
キョン「ふぅ・・・明日は佐々木か」
佐々木宅
そもそもvipでやっていいものなのかと問い続ける
佐々木「何だろう、少し人の気配を感じるな・・・」
佐々木「まぁ、何もないだろう、気にせず明日のために」
佐々木「おやすみ」
ギギギ・・・
駄作だろうとそもそもアニメのssは好きじゃない
佐々木「ん・・・・・・・」
ギギ・・キー・・・・カチャリ・・・
???「明日行くんじゃなくて、逝くでしょ・・・」
流れで書いてしまったんだ、終わるまでやめられない
???「キャハハハ!!キョンを取るのが悪いのよ!!」
???「キョンをキョンをキョンをおおおおおおおおお」
???「ははは、はは、はぁはぁ」
???「これで、キョンは戻ってくるわ・・・」
どっちもどっちなんで、続きは誰かに
そもそも原作無視はあまり好きじゃないし、途中で辞めるのも好きじゃないが
あまり書いて規制くらうのも嫌なんで
ほしゅ
>>67
??「あとはこの死体を捨てなくちゃ、えっと・・・」ゴソゴソ
??「ん・・・あれ・・・?なんか・・・身体が・・・」パタッ
長門「・・・」
古泉「な、長門さん、今のは・・・」
長門「幻覚。仮想空間で起こった出来事に過ぎない」
古泉「そうなのですか?では我々の存在はどうなっているのですか?」
長門「貴方たちが閉鎖空間にいるのと似た状態」
古泉「ではこの世界が消えれば・・・」
長門「この空間内で起こった事象は何もなかった事になる」
パチン
古泉「ここは・・・部室・・・ですね」
長門「涼宮ハルヒにとってこの場所は彼と繋がる場所」
古泉「続けてください」
長門「彼女は彼の行動により一個人に嫉妬を抱き殺意を持った」
長門「殺意自体は強かったが彼女は実際にそのような行動を取るような人物ではない」
長門「また涼宮ハルヒ自身、佐々木と呼ばれる個体の住所も知らなかった」
古泉「だから彼女の幻想、あるいは夢の中で佐々木さんを殺害しようと?」
長門「そう。しかしその想いがあまりにも強すぎたため、現実世界にも影響が出る恐れがあった」
長門「そのためこの空間を情報改変し、結果彼女の幻想を閉じ込める事に成功した」
古泉「そうですか・・・」
古泉「しかし・・・殺意を抱くほどなら、思いの丈を告げてしまう方が・・・いえ、これは詭弁ですね」
長門「私は疲れた。あとは任せる」
古泉「長門さんに頼って頂けるとは光栄ですね。お疲れ様でした」
prrrr
森「古泉、どうかした?」
古泉「ええ、ちょっと部室まで来て頂けますか。涼宮さんを彼女の家まで送ります」
森「・・・分かったわ。話は後で聞かせてもらいます」
古泉「もちろんです。では後ほど」ピッ
古泉「さて・・・あとは彼にどう話しましょうかね・・・」
キョン「もしもし」
古泉「どうも。夜分に失礼します」
キョン「・・・なんとなく察しがつくが用件を手っ取り早く言ってみろ」
古泉「恐縮ですが予想通り、涼宮さんのことです」
キョン「今度は何をしたんだ、アイツは」
古泉「詳しい話は直接会ってしたいのですがいかがですか?」
キョン「・・・わかった。今から10分後、駅前で良いか」
古泉「もちろんです。では」
キョン「ったく、SOS団抜けてもハルヒハルヒ、か・・・なんとかならんもんかねぇ」
古泉「やぁどうも」
キョン「待たせたか?」
古泉「いえ、全く。ここでは何ですから喫茶店にでも入りましょうか」
キョン「そうだな」
カランカラン
森「キョンくん、お久しぶりです」
キョン「森さん・・・?どうしたんですか?」
古泉「ちょっと今日は僕たちだけでは済まないレベルでしてね」
キョン「ハルヒがらみか」
古泉「涼宮さんがらみで」
キョン「嫌な予感しかしねぇな」
古泉「では僕から今日起きた出来事についてお話しします」
キョン「おう」
古泉「本日、涼宮さんが殺人を犯しました」
キョン「」
古泉「縄で拘束し、胸をナイフで一突きして絶命せしめた後も複数回、刺しています」
キョン「おい・・・」
古泉「被害者に対し、かなりの強い怨恨があったと推測されます」
キョン「なんだよ、そりゃ・・・いくら常識外れのハルヒでもそんな・・・」
古泉「被害者は、佐々木さんです」
キョン「ッ!!」
古泉「どちらへ?」
キョン「こうしちゃいられないだろうが!ハルヒはどこにいやがる!」
古泉「ご心配なく。佐々木さんはご無事です」
キョン「なに・・・?」
古泉「混乱されるのもムリはありません。ですがこれは実際に起こったことなのです」
キョン「悪いがサッパリ話の流れがつかめん。もうちょい簡潔にまとめろ」
古泉「涼宮さんが犯行に至る前に、涼宮さんの現実と仮想を逆転させてくださったのです」
キョン「長門が・・・?」
古泉「はい。だから現実での佐々木さんには無害です。指一本触れていません」
キョン「そう、か・・・」
キョン「しかし、なんでハルヒは佐々木を殺そうと・・・」
古泉「・・・それを僕の口から言わせますか?」
キョン「・・・わぁーってるよ。だがな、どうすりゃ良いってんだ」
古泉「僕の方からは何とも・・・」
森「という事で私の出番となる訳です」
キョン「森さん?」
森「機関を代表してお聞きします。本当にダメなのですか?」
キョン「・・・」
キョン「・・・森さんだったら、どうします?」
森「・・・」
キョン「確かに俺もハルヒの事は嫌いじゃないです」
キョン「ですがね、ちょっと機嫌損なうと世界の危機だ何だって」
キョン「森さん、自分の彼氏がもしそういう存在だったらどうしますか?」
森「それは・・・」
キョン「分かってます。森さんも古泉も、ハルヒ自身も悪くはないんです」
キョン「でも、正直疲れたんですよ・・・」
続けておいてなんだけど、正直今後の方針に困ってる
よし、なんとか頑張ってみるわ。人少ないけどな。
古泉「・・・涼宮さんの能力を、佐々木さんに移す、というのも1つの手です」
森「古泉!?」
キョン「おまえ・・・それはヤバいんじゃないのか、いろいろと」
森「・・・古泉、本気か」
古泉「ええ、割と」
キョン「古泉・・・」
古泉「機関の人間としての僕、SOS団副団長としての僕、そして涼宮さんと貴方の友人としての僕」
古泉「この3人で採決を行った結果です」
森「・・・古泉、その発言の意味、分かってるのよね」
古泉「無論です。僕はそこまで無能ではありません、森さん」
古泉「世界の命運を1人の双肩に背負わせる事自体、間違いだったんです」
古泉「しかし状況はすでに作られてしまっていた。だから僕らもそれに従わなければならなかった」
古泉「これは僕らにも責任があります。もう、彼を自由にしてあげてはいかがですか」
キョン「古泉・・・」
森「そう、わかったわ。残念ね」
キョン「森さん・・・?」
森「申し訳、ありません」
バチッ
キョン「・・・ん・・・こ、こは・・・?って、ホントにどこだ、ここ・・・?」
新川「目が覚められたようですな」
キョン「新川さん・・・?」
新川「簡潔に状況を説明致しますと、当機関は貴方を拉致監禁しております」
キョン「・・・は?」
新川「年端の行かない少年を。心苦しい限りですが・・・」
キョン「もしかしてこれは、俺が首を縦に振るまで・・・ってヤツですか?」
新川「そうなります」
キョン「・・・古泉に呼び出された時点ですでに俺は罠の中だったって事ですか」
新川「古泉の名誉のために言っておきますが彼は知りませんでした」
新川「彼は貴方たちに近い存在です。『あの事態』は想定内でした」
キョン「・・・裏切り、とでも言うんですか、古泉のことを」
新川「いえ。私が彼の立場ならああしたでしょう」
キョン「古泉は?」
新川「別室です。同室にはできませんのでご了承頂きたい」
キョン「そうですか・・・」
新川「・・・」
キョン「新川さんは・・・どう考えているんですか?」
新川「貴方と、涼宮さんのことですかな?」
キョン「はい。俺は・・・まだガキなんで・・・どうしたら良いのか分からないんです」
新川「どちらも同じです」
キョン「・・・?」
新川「例えば好きな女性の手を取って地の果てまででも逃げる」
新川「なるほど大変聞こえのいいドラマです。しかし真の平安はいつまで経っても訪れますまい」
キョン「・・・」
新川「片や、好きでもない女と共に寝食を共にする」
新川「まるで政略結婚に付き合わされるようなものです。」
新川「そのような環境ではなかなかお互いに愛し合うというのは難しいでしょう」
キョン「・・・それじゃあ・・・」
新川「どちらを選んでも何かしこりが残るでしょうな」
キョン「・・・俺は、どうすれば・・・」
新川「現代社会において一般の男性はそのような選択を迫られる事は滅多にありませんがな」
キョン「・・・なんでよりによって俺なんでしょうね・・・」
新川「それこそ、神のみぞ、私ども機関の言い方をすれば、涼宮さんのみぞ知る、という事です」
キョン「・・・はぁ・・・やれやれ」
新川「どうせなら悔いのない生き方をするのが良いでしょう。ただし」
キョン「ただし?」
新川「男なら一度決めた事は二度と曲げない事。決して後ろを振り向かん事です」
キョン「・・・はい」
新川「それから」
キョン「?」
新川「もし貴方が涼宮さんを選ばないというのでしたら」
新川「我々機関が総力を挙げて追いかけますからな。くれぐれもご用心を」
キョン「ははっ、それは怖いですね。・・・ていうか新川さんまでそんな事言って良いんですか?」
新川「・・・ホントは森だって似たような気持ちだと思いますよ」
キョン「・・・そうですね」
新川「他の機関のメンバーがいれば口が裂けても言えませんがな。ですから今のはオフレコでお願いしますぞ」
キョン「はい」
コンコン
森「・・・どうも。先ほどは手荒な真似をして申し訳ありません」
キョン「いえ・・・そちらにも立場とかいろいろあると思うんで」
森「恐縮です。・・・入りなさい」
古泉「ご無事、でしたか」
キョン「古泉・・・お前も無事だったのか?」
古泉「・・・」
キョン「どうした?間抜けな顔して」
古泉「いえ、正直貴方は僕の事を裏切ったと思ってるかと・・・」
キョン「なんだ?裏切ったのか?」
古泉「滅相もない」
キョン「で?お前の上に何か言われたのか?」
古泉「貴方を説得するように言われましたよ」
キョン「お前が改心するんが先だろう?」
古泉「仰るとおりですね」
森「古泉」
古泉「おっと」
森「貴方から色好いお返事が頂けるまで、ここから出す事はできません」
キョン「・・・そうですか」
森「できるだけ早く、考えを改めてくださると幸いです」
パタン ガチャリ
キョン「さて、1人部屋に残された訳だが」
キョン「ご丁寧に手錠付きとはね・・・」カチャカチャ
キョン「ここは・・・ビル、か。それほど高い場所って訳でもなさそうだな」
キョン「時間は、2時、か。・・・っていうかどうすんだ。予定ではあと数時間したら佐々木とデートだぞ」
キョン「鍵は外からかけられていて、中からは開けられない」
キョン「よしんば開けられても見張りが立っているだろうな」
キョン「・・・こういう状況に立ってみるとハルヒを相手にする方がよほど楽だって分かるな・・・」
キョン「よし、考えていても仕方ないな」
キョン「寝るか」
新川「・・・随分あっさりとしたものですな・・・ドアに体当たりくらいしてくるかと思いましたが・・・」
キョン「・・・夜明けか」
キョン「俺の予想では誰かが様子を見にこのドアを開けるはずだ」
キョン「チャンスはこの一度きり。それに賭けるぜ」
森「おはようございます」ガチャッ
キョン「すんません!」ドン!フニッ
森「きゃ・・・!?」
新川「なんと!」
キョン「(走れ走れ走れ森さんの胸柔らかかったな走れ走れっ!)」
多丸「行かせません!」
キョン「くっ、こっちも生憎捕まる訳にはいかないんすよ!」
新川「そう簡単には逃げられませんぞ!」
キョン「後ろからは新川さんか・・・!こりゃヤバイな」
古泉「こちらです!」
森「古泉!」
キョン「ちっ、いくぞ、古泉!」
古泉「はいっ!」ダッ
キョン「はぁ、はぁ、ようやく、1階か・・・!」
古泉「これを」
キョン「俺の携帯と財布か。助かる」
古泉「それからこれも物騒なので外しておきますね」カチャカチャ
キョン「ああ、助かる。さすがに手錠をしたまま街中は歩けんからな」
古泉「ここからは僕は一緒に行けません」
キョン「古泉?」
古泉「僕ら超能力者は、遠くに離れていてもお互いの場所が大体分かってしまうんです」
キョン「なんだと」
古泉「僕がお供しては、機関に必ず追いかけられます」
キョン「古泉・・・」
古泉「残念ですがここでお別れです」
キョン「だがそれじゃお前は・・・」
古泉「少し癪ですが橘さんたちと合流できればそう簡単に機関も手を出せないでしょう」
キョン「古泉!お前はどうなるんだ」
森「待ちなさい、古泉!キョンくん!」
古泉「ここは僕が!行ってください!」
キョン「くそっ、借りイチだ!必ず返すからな!」
古泉「ふふっ、お待ちしていますよ」
キョン「はぁ、はぁ、ここまで来れば大丈夫か・・・?」
キョン「にしても橘と合流ってアイツの連絡先なんて知らんぞ」
キョン「佐々木・・・なら知ってるよな、多分」ピッ
キョン「・・・ってあれ?携帯の電波が圏外・・・だと?おかしいな」
??「通信機器の一切はここでは使用不可能。ここは外界とあらゆる条件で隔絶されている」
キョン「・・・長門・・・」
長門「・・・」
キョン「なるほど、お前も俺が佐々木の方に行くのに反対か?」
長門「そう」
長門「貴方は、佐々木と呼ばれる個体を選ぶ?」
キョン「ああ、そうだ」
長門「それは、貴方の本心?」
キョン「なに?」
??「そんな聞き方ではキョンくんも困惑してしまいますよ」
キョン「朝比奈さん・・・貴方まで」
朝比奈大「どうもお久しぶり。まさかこんな事になるなんて・・・思ってもいませんでした」
キョン「・・・」
朝大「長門さんが、そして私が聞きたいのはこういう事なんです、つまり」
朝大「貴方の佐々木さんに対する気持ちは本当なのかどうかっていう事」
キョン「・・・どういう事ですか?」
朝大「私が言うのもなんですけど、確かに涼宮さんは性格的にちょっと大変かもしれない」
朝大「おまけに世界の行く末を左右してしまうような存在です」
朝大「でも佐々木さんはそんな心配がない」
キョン「・・・何が言いたいんですか」
朝大「佐々木さんの方が気楽だからという理由だけで、彼女の側に行くの?そう聞きたいの」
キョン「朝比奈さんといえども怒りますよ」
朝大「失礼な事を言ってると思ってる。キョンくんにも、佐々木さんにも、涼宮さんにも」
朝大「でも、貴方が涼宮さんではなく、佐々木さんを選べば・・・」
キョン「朝比奈さんたちが生きる未来は消滅する」
朝大「そういうことです」
キョン「・・・朝比奈さんはズルいですよ・・・」
朝大「ごめんなさい・・・でも私たちも生きていかなくちゃならないから・・・」
キョン「・・・長門、お前もこの朝比奈さん、未来の朝比奈さんと同じ考えなのか」
長門「・・・大体」
キョン「そうか・・・じゃあ俺が心変わりをどうにかしないと元の世界に返してくれないのか?」
長門「・・・それは―――」
ザザッ
長門「! 該当空間への外界からの不正な接触を確認」
朝大「!?」
九曜「――――発見―――――――」
キョン「九曜!?」
橘「おっと、私も忘れてもらっては困ります!」
キョン「誰だっけ?」
橘「きょ、キョンさん!ひどいのです!忘れたんですか!?橘京子です!」
キョン「ああ、知ってるよ」
橘「ひどいです・・・からかったんですね・・・!」
長門「・・・」
九曜「―――」
バチバチバチッ
ビシッ ミシミシッ
朝大「情報が・・・リライト・・・ううん、これは・・・空間情報の時間遡行・・・?」
橘「おおまかな事情は把握しています。とりあえずはここを離れますよ!」
キョン「あ、ああ!」
朝大「キョンくん!」
キョン「・・・っ!(振り返るな・・・振り返るな!)」
朝大「・・・キョン・・・くん・・・」ポロポロ
長門「・・・」
喜緑「・・・想定以上に事態が混迷化していますね・・・」
朝倉「ま、これはこれで観察対象に変化が見られるから私は構わないんだけど」
橘「ふう・・・さてこれからどうしましょうか」
キョン「ところでさ、俺これから佐々木とデートなんだが」
橘「はあ!?この状況でどの口がそんな事言うんですか!?」
キョン「・・・悪かったな」
橘「はぁ、ホントにどうしましょう・・・」
キョン「機関もそうだが、長門たちにもこっちの居場所はバレてると思うぜ?」
橘「そうでしょうね・・・」
キョン「意外とお前らって場慣れしてないよな」
橘「放っといてください」
キョン「あのさ、素人考えですまんが、佐々木に危険はないのか?」
橘「・・・!た、大変です!今すぐ佐々木さんのところへ行きますよ!」
その頃
朝大「長門さん、キョンくんたちの現在地は把握できていますか?」
長門「していない。必要ならするだけ」
朝大「・・・先程から少し違和感があったので質問しても良いですか?」
長門「なに」
朝大「長門さんは、キョンくんに戻ってきてほしいんですか?」
長門「・・・」ジー
朝大「ひぃっ!?」
長門「選ぶのは彼。涼宮ハルヒか、佐々木か。それだけのこと」
長門「どちらを選ぼうと情報思念統合体は涼宮ハルヒに自律進化の可能性を見出そうとしている」
長門「彼の選択はあまり大きな問題ではない」
朝大「・・・もしかして、キョンくんの選択肢に長門さんが入ってないのが気に入らない、とか?」
長門「」ピクッ
朝大「・・・あれ・・・?」
長門「・・・」
朝大「・・・」タラー
長門「・・・」
朝大「・・・きょ、キョンくんを追いかけましょう!ね!」
ハルヒ「・・・ん・・・朝・・・?」
ハルヒ「そっか、夢だったのか、そうよね」
ハルヒ「アタシが・・・佐々木さんを・・・殺すなんて・・・」
ハルヒ「そっかぁ・・・夢、かぁ・・・」
そ ん な の イ ヤ
古泉「!」
森「!」
橘「!」
長門「!」
九曜「!」
古泉「閉鎖、空間・・・!」
森「なぜこのタイミングで・・・!?」
長門「涼宮ハルヒが目覚めた」
古泉「長門さん!」
長門「覚醒とほぼ同時に極大の閉鎖空間を出現させた」
古泉「なぜ涼宮さんが・・・」
長門「・・・昨夜のやり直し」
古泉「そんな!?」
森「・・・急ぐわよ、古泉!」バチバチッ
古泉「はいっ!」ビュッ
佐々木「ん、んん・・・?」
佐々木「世界が・・・真っ暗・・・?どういう、ことなんだ?」
ハルヒ「おはよ、佐々木さん」
佐々木「涼宮さん?なんで涼宮さんが私の部屋に・・・?」
ハルヒ「うふふっ。それはね、夢を叶えるためよ」
佐々木「・・・夢・・・?」
ハルヒ「うんっ」
ハルヒ「アンタを殺してキョンをアタシに返してもらうわ」
ハルヒ「あーん、もう。逃げちゃダメじゃない、佐々木さん!」ビュッ
佐々木「そ、そんな事言ったって・・・!」ゴロゴロッ
ハルヒ「へー佐々木さんって結構運動神経良いのね。勘違いしてたわっ!」シュッ
佐々木「きゃっ!」
ハルヒ「なんか勉強の虫って感じだったから。でも違ったみたい」クスクス
ハルヒ「淫乱なメス猫だったのね」
佐々木「ひ・・・っ!」
ザシュッ
佐々木「・・・?・・・!」
キョン「いってぇな、コノヤロウ」
ハルヒ「キョン・・・なんでこんな所にいる訳?ダメじゃない」
キョン「人を殺そうとしているヤツに言われたかねぇよ」
ハルヒ「なんで?」
キョン「なんでってお前・・・」
ハルヒ「だって、ソイツがキョンを唆してアタシから奪ったのよ」
ハルヒ「だからそのオンナを殺せばキョンはアタシの元に戻ってくるでしょ?」
キョン「お前な・・・勘違いしてるみたいだからハッキリ教えてやるよ」
ハルヒ「?」
キョン「もし佐々木を殺してみろ。俺はどんな手を使ってでもお前を殺すぞ」
ハルヒ「・・・え・・・」
キョン「お前もガキじゃあるまいし、世界がままならないもんだっていい加減気づけ」
キョン「ったく・・・分かったらもう二度とアホな真似はするな」
ハルヒ「・・・だ・・・」
キョン「なに?」
ハルヒ「いやだ・・・って言ってんのよ、このバカキョン!!」
佐々木「キョン!危ない!!」
キョン「・・・っ!」
ドスッ
佐々木「きゃぁぁぁぁああっ!!」
キョソ「・・・っぐ・・・はぁっ・・・」ボタボタボタッ
古泉「そん・・・な・・・」
森「・・・キョンくん・・・」
ハルヒ「あ・・・あ・・・」
キョソ「・・・これで・・・満足かよ?ハルヒ・・・」
ハルヒ「き、傷の手当て・・・しなきゃ・・・キョン・・・しんじゃうよ・・・!」
キョソ「・・・殺すつもりで心臓を一突きにしたくせに何言ってんだ・・・」
佐々木「キョン・・・キョン・・・!」
キョソ「ハルヒ、もう人を殺したりするんじゃないぞ?」
ハルヒ「う、うん!わかった!わかったから!お願い!死なないで・・・!!」
キョン「確かに聞いたぞ。今の言葉」
ハルヒ「え?」
佐々木「えっ?」
キョン「なんだ、この携帯。誰かの忘れ物か?しかしかっこいいデザインだな。」
キョン「そういえば昔携帯で変身するヒーローものがあったな。誰も居ないよな…よし!」
キョン「555…っと。変身!!!ってな」
ハルヒ「ごめんねーちょっと掃除でおそくなtt」
キョン?「よう」
ハルヒ「か、仮面ライダーφ!?」
ハルヒ「きょ、キョンが2人・・・?」
キョン「はーい、実はこっちの俺はー・・・」ポン
長門「・・・」
キョン「長門でしたー!」
ハルヒ「ええええええええ!」
古泉「いやはや・・・まったく、とんでもない事をしてくれましたね」
佐々木「え?え?」
森「いつから入れ替わってたんですか・・・」
キョン「ハルヒに刺される直前ですよ。俺もヤバイと思いましたけどね」
キョン「長門、ありがとな。またお前に助けられたよ」
長門「・・・別に良い///」プイッ
すいません、誤爆しました
ハルヒ「はー・・・有希にそんな特技があったなんて知らなかったわ」
キョン「バカめ。長門はSOS団イチの万能選手だぞ」
ハルヒ「そうみたいね・・・。あーもう分かった。分かったわよ」
キョン「あん?」
ハルヒ「佐々木さんと末永くお幸せにって言ってんの」
キョン「いや、それはちょっと気が早いんじゃないか?」
佐々木「おや、キョンは僕を捨てるつもりなのかい?」
キョン「いや、そういう事じゃなくてだな・・・」
古泉「まぁ、良かったではないですか。本命の女性を添い遂げられそうで」
キョン「あのな・・・」
ハルヒ「あーあ、キョンなんかよりもーっと良い男見つけてやるんだから!」
キョン「あぁ、そうしろそうしろ。いくらでもいるぞ」
佐々木「ねぇ、キョン。好きだよ」ギュッ
キョン「ああ、俺もさ、佐々木」キュッ
古泉「ふふ、微笑ましいですね」
森「あと10年若ければな・・・」
古泉「えっ?」
森「何か聞こえたか、古泉」
古泉「イエナニモ」
長門(あとは佐々木の存在を消して私が変身し、そのまま成り代わる・・・完璧な計画・・・)フフフ
おわり
言い訳はしない。正直すまんかった。おやすみ
なんか荒れたねー
>>169
お前が書いてりゃ荒れなかったんだよ・・・
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません