ジャン「お前ちょっと太ったな」(40)
これはジャンサシャです…
ジャン「おい!芋女!」オイッ
サシャ「はい?というかもう芋女って言わないでくださいよっ!」モウッ
ジャン「お前、ちょっと太ったんじゃねぇか?動きがにぶくなったぞ。」
サシャ「しっ失礼な!でも体重が増えたのは本当です。」ショボーン
ジャン「やっぱりな。はっ!でも、今まであんなたくさん食べてきたのにな
んで急に体重が増えたんだ?なんか悪いもんでも食ったのか?」ハンジブンタイチョウノセイカ?
サシャ「悪いもの食べてこんなに体重が増えるわけないじゃないですかぁ!」ハンジブンタイチョウポイデスケド
ジャン「じゃあなに食って体重が増えたってんだよ?」フザケテンノカ?
ジャン「じゃあ野菜とか… 野菜とか、野菜とか食えばいいんじゃないか?」
サシャ「虫じゃないんですから…」
ジャン「気づいちまったからには、俺も協力してやろう。…ホラ、行くぞ」
サシャ「ど、どこへ!?」
ジャン「外だ。 食える草を探しに行くぞ」グイグイ
サシャ「エェー! …た、確かに野草の知識はあるけども…」
サシャ「ナズナにタンポポ… ヨモギ、ミツバ、オオバコ、エンドウ… 菜の花はこんなにいっぱい」
サシャ「ついでにキノコも採れました」
ジャン「それでしばらく食い繋げ」
サシャ「ハッ! ご協力感謝します!」バッ
------ 夕食
サシャ「」モッシャモッシャ…
ジャン「よぅ! ちゃんと食ってるな!」
サシャ「ハァ、一応… 腹持ち悪そうですけど…」
ジャン「贅沢言うんじゃねぇ」
ジャン「足りなくなったらまた一緒に探してやっから、キッチリ体重落とせよ」
ジャン「盗み食いとかすんじゃねぇぞ!」
サシャ「ハイハイ…」
ジャン「ハイは1回!!」
ジャン「ふあぁい」
ジャン「まったく…」プンプン
------ 数日後
サシャ「」モッシャモッシャ…
ジャン「よぅ! 頑張ってるな!」
サシャ「体に力が入らなくなってきました…」
ジャン「そんな頑張るお前にご褒美だ! スープに入ってた薄い肉をやろう!」
サシャ「ワアァーーーイ!」ヤッフゥゥーー
------ さらに数日後
サシャ「………」計量中
サシャ「…55kg」
サシャ「やった! 元の体重に戻りましたよ!!」ヒャッハァーー!
ジャン「オメデトウ! お前はやればできる奴だと思ってたぞ!」
サシャ「これで元の食生活に!」
サシャ「今まで通り、パンとか芋とか芋とか食べられる!!」
ジャン「それじゃダメだろ」
終わり
>>4->>10を書いた者だが、おもむろに続きを書いてみる
ジャン「…よぅ! その後どうだ、体重は増えてないだろうな?」
サシャ「さぁ… しばらく量ってないので」
ジャン「何だと! ヨシ、早速医務室で計量だ。 行くぞ!」グイグイ
サシャ「エエエェエェエ」
ジャン「おっと、その前に…」
ジャン「今日は採寸もするぞ。 部屋に戻って水着を持って来い」
サシャ「エェッ!? 嫌ですよ! ジャンの前で水着だなんて…」
ジャン「何を言ってんだ。 やましい気持ちなど一切ないぞ!」
サシャ「ホントですかぁ?」ジトー
ジャン「断じてない!」キリリ
ジャン「…56kgか。 1kg増えたが、まぁよくキープしてる方じゃないか?」
サシャ「…ホッ」
ジャン「次は採寸だ。 上から… ってドコ測ればいいんだ?」
サシャ「て、天辺… でしょうか//?」
ジャン「ちょっと待ってろ」スタスタ
ジャン「どっか行っちゃいました」
ジャン「…ただいま。 よく逃げなかったな」
サシャ「待ってろと言ったのはジャンでしょうに」
ジャン「…この本によるとだ」
ジャン「バストはやはりトップで測るそうだ」
サシャ「本を探しに行ってたんですね」
ジャン「ところでその水着、中に何か詰め物とかしてねぇだろうな?」
サシャ「そういうのは邪魔なんで全部取ってます」
ジャン「うん、何事も自然な状態が一番だからな」
ジャン「後ろより… 前から測った方がいいな。 胸、潰しちまわないように」
ジャン「しかしデカイな… やっぱパンとか芋とか芋を食ってたからなのか?」
サシャ「そんなコト知りませんよ//」
ジャン「トップは90cm… せっかくだからアンダーも測っておこう」
ジャン「胸のすぐ下、68cmか… エート」
ジャン「ピッタリってワケにはいかねぇが、Eの70ってところか」
サシャ「何がです?」
ジャン「下着のサイズに決まってる」
ジャン「体に合った物を着けないと形が崩れるぞ。 せっかくの胸が、勿体ないだろ?」
ジャン「ウエストは61cm… ヘソ、綺麗だな」
サシャ「そういうコトをいちいち言わないでください」
ジャン「最後はヒップか… 今度は後ろから測ろう」
サシャ「なぜに?」
ジャン「間近でケツを見たいからだ」
サシャ「…やましい気持ちはなかったのでは?」
ジャン「お前は芸術品を眺める時、イヤラシイ気持ちになるのか?」
サシャ「ジャンの理屈がよく分かりません…」
ジャン「分からなくて結構。 測るぞ」
ジャン「86cm… この水着から少しはみ出たケツが、また最高だ」
サシャ「///」
ジャン「……結論から言おう」
サシャ「」ゴクリ
ジャン「お前の体は素晴らしい」
ジャン「食糧難のこのご時勢に、よくぞここまでの体を作り上げた」
ジャン「まさに、至高の芸術品と言っても過言ではない」
サシャ「イ、イヤそんな… 照れるじゃないですか//」
ジャン「お前はこの体を… この素晴らしい肉体を維持したいとは思わねぇか?」
サシャ「エ?」
ジャン「俺は思うぞ切実に。 …いいや維持して下さい、お願いします」
サシャ「そ、それはまぁ… できるコトなら私だって…」
ジャン「…そこでひとつの方法として、セックスだ」キリッ
サシャ「ハイ!?」
ジャン「お前は処女か?」
サシャ「あ… エ、エェ… 一応…//」
ジャン「一応って何だ! 貫通してんのか、してねぇのかどっちだ!!!!」バンッ!
サシャ「ヒィ! し、してません~~」
ジャン「…よろしい。 なら、やはりセックスだ」ヌギヌギ
サシャ「なッ!? 何ゆえにィィィ~~!!??」
ジャン「男に抱かれることによって女としての意識を高めれば、自然と体重や体型も気にするようになるだろ」
ジャン「さらに各種ホルモンの分泌も促され、心臓の強化にもつながる」
ジャン「病気と避妊にさえ気をつければ、セックスは良いコト尽くしなんだ」ヌギヌギ
サシャ「…そ、それもその本に書いてあったんですか?」
ジャン「持論だ」キッパリ
サシャ「エエェェエェ! …というか、全部脱がないで下さいイィィ//!!」
ジャン「脱がなきゃできねぇだろ」
ジャン「そもそも、最初にお前の体重変化に気づいたのは俺だからな」
ジャン「ちゃんと協力するって言ったろ」
サシャ「出ましたワケの分からない理屈~~~!」
ジャン「何だよ、俺だって初めてなんだぞ」
ジャン「…ホラこっち来い、こっち」ギシ
サシャ「責任… 取ってくれるんですか…//?」
ジャン「当たり前だろ」
サシャ「そ、それなら……//」モジモジ
サシャ「………ジャン//」
ジャン「サシャ……」ギュゥ
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サシャ「///」ポワーン
ジャン「やっぱり芸術品…」ナデナデ
サシャ「ジャン… ちゃんと責任… 取ってくれるんですよね?」
ジャン「勿論!」
ジャン「これからは俺がずっと、キッチリ責任持ってお前の体重管理をしてやるさ!!」
サシャ「そっちですかい!!!!」
終わり
気が向いたので、また続きを書く
ジャン「…よう! なんか随分と久しぶりのような気がするな」
サシャ「はぁ、どうも…」
ジャン「…ん? ンン?」マジマジ
ジャン「…お前、ちょっと立ってみろ」
サシャ「何です?」ガタ
ジャン「………」ジィー ペタペタ サワサワ…
サシャ「ひゃあぁ! なッ、何を//!?」
ジャン「お前、痩せたろ」
サシャ「さ、さぁ…? 体重量ってないので分かりませんが」
ジャン「顎が細くなってるし、肉付きもおかしい気がする」
ジャン「行くぞ、計量だ」グイグイ
サシャ「エエエェエェエ」
ジャン「………53kg」
サシャ「ハァ… 少し落ちましたね」
ジャン「少しじゃねぇだろ! 服着てこれなら、脱いだら52kg程度じゃねぇか!!」
ジャン「身長168cmで52じゃ細すぎんだろうが!!」
サシャ「…そうなんでしょうか?」
ジャン「こんなに体重減らしちまって… 一体何やってんだ!!!」
サシャ「ヒィ! ス、スミマセン~~」
ジャン「イヤ… お前は悪くない…」
ジャン「お、俺が… 俺が、きっちり管理しなかったから…」ガックシ
サシャ「ジャンが落ち込む必要はないかと思いますが…」
ジャン「……戻すぞ、サシャ」ギリッ
ジャン「目標3kg増だ! 頑張るぞ!!」ヨッシャアァァ
サシャ「…やっぱり聞いてませんね」
------ 食堂
ジャン「………」ジイィ
サシャ「そんなにジッと見られると食べにくいんですけど…」
ジャン「ちゃんと食ってるか確認してんだよ」
ジャン「虫じゃあるまいし、そんな葉っぱばっか食ってんじゃねぇ」
ジャン「もっとガッツリ、パンとか芋とか芋とか食え」
サシャ「ハァ… しかしどうも最近、食欲があまりなくて」
ジャン「…フム、セックス効果ってのは凄ェんだな」
ライナー「!?」
ベルトルト(エ…… 聞き間違い、だよね?)
サシャ「あ、あの…//」
ジャン「俺のスープの肉やる」
サシャ「だから食欲がですね」
ジャン「あぁ… 訓練所のパンは硬ェからな」チギリチギリ
ジャン「ホレ… ちぎってやったから、アーンしろアーン」
サシャ「……ジャンには私の言葉が通じないんでしょうか」アーン
ジャン「硬いか? スープに浸すか? …お、全部食ったな、イイコだイイコ」ナデナデ
サシャ「///」
ライナー(何が… 起こっているんだ?)
ベルトルト(セックス効果って言ったよね?)
マルコ(ヒナの口に餌を運んでやる親鳥のようだよ、ジャン…)
ジャン「…しかし1人分なんて食えて当たり前」
ジャン「普段のサシャなら2~3人前、ペロッと平らげるハズ」
ジャン「俺のパンと芋食うか? ン?」
サシャ「きょ、今日の所はもう本当に結構ですから!」
ジャン「そっか… しばらく食ってねぇのに、いきなりそんな食わせるのもな」
ジャン「そんじゃまた明日」
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