小鳥「今日くらいちやほやして下さい!!!!」 (68)



小鳥「イヤだい!!イヤだい!!」

P「も~音無さ~ん」

律子「いい加減聞き分けてくださいよ~……」

小鳥「絶対イヤだい!!このまま社長の経費計算で誕生日を終えるのは絶対イヤだい!!」

P「ほら、俺と律子は誕生日プレゼントあげたじゃないですか」

律子「そうそう、それでなんとか我慢してくださいよ」

小鳥「やーだー!!あずきバーとピュレグミなんてプレゼントじゃなーーい!!」

P「困ったなぁ……」

律子「じゃあ、小鳥さんはどうされたいんですか?」

小鳥「……どうされたい?」

P「そうそう、仕事後、飯でも行きますか?」

律子「ファミレスで「私、誕生日なんッスよ!!」って言って店員に祝ってもらいましょうよ」

小鳥「何が悲しくて、誕生日に同僚とファミレス行ってしかも自己申請で祝ってもらわなきゃいけなんですかぁ!!」

P「んじゃ、どうされたいんですか?」


小鳥「……ちやほやされたい」


P・律子「ちやほや……」




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美希「ただいま~なの」

P「ん?おう、お疲れ、美希」

美希「ハニー♪たっだいま~!!」

律子「お疲れ、美希、仕事はちゃんとできた?」

美希「お疲れ律子、さん、ばっちりなの!!」

小鳥「……っかれッス」

美希「あれ?小鳥どうしたの?生まれ落ちた後一人で育ったヒヨコかってくらいヤサグレてるけど」

小鳥「……んでもないッス」

P「いや、実はな美希、かくかくしかじかでな」

美希「ん~?誕生日だからちやほやされたいのに、律子、さん、とハニーが解ってくれないって事?」

小鳥「……んまぁ、そんなとこッス、はい」

美希「何だ、じゃあ、簡単なの!!小鳥」

小鳥「……んッスか?」

美希「ミキ達が小鳥をちやほやしてあげるの~~!!!!」

小鳥「……ほえ?」



P「音無さんが望むシチュエーションで」

律子「小鳥さんをちやほやさせてあげる、ねぇ」

美希「ミキ達アイドルならそんなの余裕なの!!」

小鳥「……っつっても美希ちゃんしかいないじゃないッスか」

美希「もちろん、ハニーと律子、さん、も参加なの」


P「え!?」

律子「は!?」


美希「え?イヤなの?」キョトン

小鳥「イヤなんッスか!?」ギンッ!!


P「……や、俺でよければ……はい」(あんな目されたら断れねぇよ……)

律子「う……プロデューサーがやるなら……うん」


美希「じゃあ決定なの~!!幸い、これから続々と皆が帰ってくるから、小鳥は皆に好きなだけちやほやされれば良いって思うな」

小鳥「うぅ……美希ちゃん、今日は貴女が天使に見えるわ!!」

美希「んじゃ順番だけど」

律子「プロデューサーは最後ね」

P「え!?何で!?」

小鳥「あ!!その案採用で!!」

美希「んじゃ、ハニーは最後として、律子、さん?それともミキが良い?」

小鳥「ん~~、それじゃあ、美希ちゃんで!!」

美希「オッケーなの~!!」



律子「それじゃあ、とにかくシチュエーションだけど」

小鳥「あの、基本的に【夫婦】と【ハッピーエンド】で行きたいと思うんですよ」

律子「夫婦?恋人とかじゃだめなんですか?」

小鳥「アリです!!これ恋人じゃん!!みたいな展開でもオッケー!!」

P(うわぁ……)

美希「うんうん、じゃあ、小鳥は旦那さん?」

小鳥「そこは、私に決めさせてください!!」

P(うわぁ……)

美希「オッケー!!んじゃ、ミキはぁ、小鳥の奥さん?それとも旦那さん?」



小鳥「…………あえての、旦那様でお願いします!!」



律子「お、意外」

P「うん、俺も美希なら奥さんかと思った」

小鳥「こう、なんて言うんですかね「普通こうだろ!!」の逆を突いていこうと思います」

P(え?じゃあ、俺、アレ?奥さんになんの?)



美希「ピンポーン」


小鳥「はいはいはーい」


美希「小鳥~今、帰ったぞー」



律子『あ、始まったんですね』

P『しっ』



小鳥「あー!!美希男さん!!突然帰ってくるなんてびっくりぃ~!!んもう!!おゆはんの仕度、できてませんよ?」キャル☆

美希「小鳥、今日はコレ買ってきたからさ、ふたりでゆっくり飲もう」

小鳥「え……ソレって……」

美希「シャンパンと、ケーキだよ、誕生日だろ?小鳥」ニコッ

小鳥「美希男さん……私……私凄くうれしい!!」ダキッ

美希「おっとっと、いけないヒヨコちゃんだ、そんな事されたら玄関先でいただきたくなっちゃうだろ?」クイッ

小鳥「あ……ダメぴよ……せめて、お風呂に入ってから……」

美希「じゃあ、一緒に入ろうか?こ・と・り」フー

小鳥「ふ、ふわぁあぁああ……」ゾクゾク



律子『プロデューサー』

P『ん?』

律子『コレ、何ですか?』

P『俺が聞きてぇよ』



小鳥「でも意外でした……」

美希「ん?何がだい?」



律子『ソファーに場面が移動したようですね』

P『美希が音無さんの肩を抱くって凄くレアですね』



小鳥「貴方が、その、私の誕生日を覚えててくれたなんて……ふふ」

美希「……小鳥」

小鳥「え?はい」

美希「いつも、寂しい思いさせて、ゴメンな?」チュッ

小鳥「!!!!!!!!」




律子「はい!!しゅーりょーーーー!!!!」

P「美希!!お前何やってんだよ!!!!」

美希「え?もう終わり?」

小鳥「……///////」

律子「ちゅ、ちゅーしちゃダメでしょ!!」

P「そ、そうだぞ!!ち、ちちちち、チッスはだな!!もっとこう!!心の交流がだな!!」

美希「小鳥?可愛かったよ~」ニヘラ

小鳥「あ、ありがと///////」

美希「さ、次、律子、さん、なの~~!!」

律子「えぇ!?さっきのの後でぇ!?」


小鳥「……落ち着いてきました、じゃあ律子さんは旦那様でお願いします」


P「がんばれ、律子」

律子「えぇええええ……」



律子「…………飯は出来てるのか?」

小鳥「あら……今日は遅くなるって聞いてましたから作ってませんよ」



美希『ずいぶんと冷めてるの……』

P『確実に倦怠期入ってんな』



律子「何かあるだろ?お茶漬けとか出来ないのか?」

小鳥「貴方が用意すれば良いじゃない」

律子「夫に向かってなんだその口の聞き方は!!」バンッ

小鳥「……」ビクッ

律子「……もういい、寝る」

小鳥「……何よ」

律子「……ん?」

小鳥「……何よ!!私は貴方の召使いじゃないのよ!!」ポカポカ

律子「お、おい、小鳥、やめないか」

小鳥「子供が家を離れて貴方は仕事一筋、私の事なんてちっとも見てくれない」

律子「小鳥……お前…………泣いて」

小鳥「私は……貴方の…………一体なんなのよぉ……」ポロポロポロポロ



P『えっと5~60歳くらいかな、この設定』

美希『律子は何でこの設定で行こうと思ったの?』



律子「……小鳥、すまない、すまなかった」ギュッ

小鳥「え?あ、貴方?」

律子「近くに居すぎてて、大事な人を……見失っていたようだな」

小鳥「貴方……」

律子「今日は、久しぶりに一緒に寝ようか、小鳥」

小鳥「……ふふふ、顔が真っ赤ですよ」

律子「ば!!い、今そう言う事言うんじゃない!!まったく!!」

小鳥「ふふ、お腹空いているんでしょう?簡単な物、作りますね」

律子「あぁ、頼むよ」



律子「お終い……です」

美希「……おー!!」パチパチパチパチ

P「何か、平日の14時30分の昼ドラって感じだったな!!」

律子「いや、コレ、何!?何なんッスか!?」

小鳥「いやー、想像以上にコレ、イイピヨ~~!!」


春香「ただいまでーす!!」

千早「お疲れ様です」

やよい「ただいま帰りましたぁ~!!」


美希「あ!帰ってきたの!!」

律子「次なる犠牲者達がね……」




…………



千早「何を、言って、いるんですか?」

律子「千早のその意見、もっともだわ」

P「でもさ、ほら、見てくれよ」



小鳥「春香ちゃんなら……夫、やよいちゃんの夫も……でもさっきから妻役ばっかだし」ブツブツブツ



春香「うわぁ……」

やよい「血走ってますぅ」

美希「千早さん、演技の練習だと思って、ね?」

千早「これが演技の練習になるとは思えないけど……」

春香「じゃあ、まず、千早ちゃんが様子を見るって事で」

千早「え!?い、イヤよ!?何で私が……」

やよい「お手本をお願いします!!千早さん!!」

千早「……た、高槻さんに言われたら仕方ないわね」

P(チョロ~~)

美希「と言う事で小鳥~!!次は千早さんなの~!!」



小鳥「千早ちゃん!!…………奥さんでお願いします!!」



春香「あ、良いなそれ、凄く良いな!!」

律子「春香……」



小鳥「ち、千早!!」

千早「……」

小鳥「ど、どうだった!?」

千早「……えへへ///」ブイ!!

小鳥「あ……やったぁ!!やったな!!千早ぁ!!」

千早「三ヶ月ですって、ほら、エコー写真」



春香『に、妊娠だと……っ!?』

美希『またマニアックな所を突くの』

律子『打ち合わせもしてないのに、千早……』

やよい『小鳥さんのどうだった?って言う台詞だけで妊婦しちゃってますぅ』



小鳥「小さい、この豆粒みたいなのが子供なのかい?」

千早「うん、でもね、トクントクンって動いてたよ」

小鳥「なんだか、凄く嬉しい……よくがんばったな、千早」

千早「もう、がんばるのはこれからなんだからね?」

小鳥「あっはっは、そうだったそうだった!!」



小鳥「よーし!!これからもっともっと仕事をがんばらないとな!!」

千早「……ねぇ、あなた?」

小鳥「ん?どうした千早」

千早「……子供が生まれても、あなたの一番は私よね?」



春香『うわぁ~~良いなぁ……小鳥さん、私も言われた~い!!』

P『春香……』



小鳥「……生まれてみなきゃわからないかな?」

千早「あ!!酷~~い!!」

小鳥「あっはっは、冗談冗談だって!!」

千早「も~~!!」プイッ

小鳥「千早」ガシッ

千早「あ……」

小鳥「俺の一番は、いつでも千早だよ……」

千早「………………バカ///」



春香「はい、しゅーーーーりょーーーーー!!!!」

小鳥「えぇ!?外野に終了権限あるんですかぁ!?」

P「千早、超可愛かった……」

美希「うんうんうん!!あんな千早さんなら美希が旦那さん役やりたかったの!!」

春香「私だよ!!!!」

やよい「はわ~~見ててドキドキしましたぁ///」




千早「…………////////////」

春香「かーわーうぃーうぃーちーはーやーちゃーん!!!!」

律子「千早、歌以外でもいけるわね!!」

P「律子、商売の目になってる」

小鳥「まだもうちょっとやりたかったんですが」

春香「まぁまぁ!!次はこの私ですよ!!わ・た・し!!」

小鳥「春香ちゃんかぁ……」

春香「何ですかそのガッカリな表情!?傷つくなぁ!!」


小鳥「…………旦那さんでお願いします」


P「春香の場合はなぁ」

美希「シチュエーション勝負って気がするの」

やよい「すっごい楽しみです!!」



春香「くそっ……やられたっ!!」ハァハァハァ

小鳥「ねぇ!!大丈夫!?大丈夫なの!?」

春香「俺とした事が……しくじったぜ!!」



美希『あっちゃーーー……なの』

律子『これ、絶対ヤバイやつよね』

やよい『大ヤケドの臭いしかしません~』

千早『春香は冒険しすぎる癖があるのよね……』



春香「戦場で出会った俺とお前も、年貢の納め時が来たようだな」

小鳥「そんな!!まだ死んでないじゃない!?」

春香「いーや、ダメだ、足がヤられちまったよぉ」

小鳥「こんな傷が何だって言うんだい!!」

春香「なぁ、小鳥」

小鳥「今すぐ手当てをして……」

春香「小鳥、聞いてくれ」



春香「お前はさぁ、逃げてくれよ」

小鳥「……答え、解って聞いてるんだろ?絶対イヤ!!」

春香「……お前がさ、お前一人だったら一緒に死にたかったけどさ」

小鳥「え……」

春香「ココ、いるんだろ」トン

小鳥「あ……」



やよい『壮絶なパクリを目撃しましたぁ!!』

千早『私のネタを盗ったわね』

律子『いけしゃあしゃあとはこの事ね』



春香「最後によ……タバコ、とってくれねぇか?咥えさせてくれるだけでいいからさ」

小鳥「……」スッ

春香「へへ、あんがとよ、さ、行きな」

小鳥「……っっ!!」ダッ

春香「二人で……達者になぁ」

春香「カチン、ドカーーーーーーーーン!!!!」



律子「……なんか、物凄く時間を無駄に使った気分だわ」

美希「何で春香は最後に自爆したの?」

P「て、敵の注意を引くようにとか?」

千早「追求は悲しみしか生まないからやめましょ」



春香「見てくれました!?私の壮絶なラスト!!」

律子「え、えぇ……」


P「もうちょっとどうにかならなかったんですか?」ヒソヒソ

小鳥「いや、だって……気付いたら戦場に居ましたし……」


千早「まぁ、大事故でしたね」

やよい「えっと、次は私ですかぁ?」

美希「やよいはどっちやってもきっと凄く可愛いの~」

千早「まったくね、それに関しては全面的に同意だわ、寧ろ代われるなら代わりたいくらい」

律子「千早……」



小鳥「やよいちゃんは……旦那さんでお願いします」



P「旦那さん率高いな」

律子「まぁ、普通こうするだろの逆をやるって事でしたからね、確かにやよいだったら奥さんにしたいですね」



やよい「も~~そんな拗ねるなって~~結婚記念日に呑んできたのは謝るからさ~~」

小鳥「知らない!!」プイッ



千早『解りやすい!!とても解りやすい設定だわ!!』

春香『台詞で全部説明しちゃっているからね』

美希『実にやよいらしい導入なの』



やよい「小鳥~」

小鳥「……」ムー

やよい「小鳥ちゃ~ん」

小鳥「ふん!!」ブイ!!

やよい「小鳥ちゃんってば~」コチョコチョコチョ

小鳥「あ!!も、もう!!やめてよ!!怒ってるんだからね!!」

やよい「怒った小鳥ちゃんも可愛いよ」ツン

小鳥「あ……も、もぅ……卑怯だよぉ……」



P『チョロ……』

律子『何でしょう、このダメカップル臭は……』



やよい「小鳥ちゃんが機嫌を直すように……」

小鳥「え?」

やよい「プリンを買ってきましたぁ~~」パァ



律子『あぁ、良かった、いつものやよいね』

千早『高槻さん可愛い!!』

春香『やよいにとってはプリンはウニだからね、高級品だよ』



やよい「ほら、コレで機嫌を直してって」

小鳥「……べさせてくれなきゃヤダ」

やよい「え?」

小鳥「食べさせてくれなきゃイヤって言ったの!!」

やよい「……あまえんぼ」ツン

小鳥「うっさい///」

やよい「ほら、あーん」

小鳥「あーーーー……ん」ムグムグ

やよい「美味い?」

小鳥「ん」コクン

やよい「許してくれる?」

小鳥「……ん///」コクン



千早「はい!!しゅーーーーりょーーーー!!!!」

美希「うん、まぁ、春香よりは形になったって思うな」

春香「え?私のダメだった?」

律子「小鳥さんのキャラ、チョロかったわねぇ」

春香「ダメでした?」

P「や、やよい、可愛かったなぁ」



P「おっと、この時間だと」



真美「たっだいま~!!」

真「ただいまで~す」

雪歩「下で偶然合っちゃいましたぁ~」


小鳥「おぉ…私の夫と妻が三人も……」


貴音「ただいま戻りました」

あずさ「お疲れ様で~~す」


小鳥「おぉ!!五人も!!」


真美「あれ?ピヨちゃんどったの?震えているけど」

春香「えっと、それはね、話せば長くなるんだけど……」



…………



貴音「面妖な」

律子「貴音はそう言うと思ったわ」

真「そうかな?ボクは面白そうって思ったな」

雪歩「そ、そうかなぁ?」

あずさ「演技の勉強にもなりそうよねぇ」

真美(普通に祝ってあげれば良いんじゃないかななんて言えない空気ダナ~~……)



千早「で、順番は決まった?」

雪歩「あぅう……じゃんけんで負けちゃいましたぁ~~……」

美希「雪歩からなんだね」



小鳥「雪歩ちゃん……旦那さんで」



真美「へ~ゆきぴょんの旦那さんか~」

あずさ「ふふ、意外な配役ね」

貴音「勉強させて頂きますよ、萩原雪歩」

真「雪歩っ!!がんばって!!」

雪歩「う、うぅ……やれるだけやってみますぅ」

春香「とりあえず私越えは難しいと思うよ?」

P「春香……」

やよい「それでは~よ~い!!あくしょ~ん!!」



雪歩「おう?今月の分は?」

小鳥「もう、家にはそんなお金ないですよ」

雪歩「はぁ!?どうすんだよ?今日の馬連!!2-4で確定だって言うのによぉ!!」



P『まさかの、クズ野郎設定』

美希『雪歩は役に入り込むタイプだから迫力も凄いの』

春香『これはハッピーエンドにもってくのは難しいよ』

貴音『なるほど、こういう寸劇をやるという事ですか』



小鳥「もういい加減にしてちょうだい!!」

雪歩「あぁ!?誰に口聞いてんだぁ!?」

小鳥「昼も夜もパートして、アンタのために稼いでいるんじゃないんだから!!」

雪歩「今はこうして休んでんだろうがよぉ!!さっさと金作って来い!!」ドカッ

小鳥「キャッ!!」

雪歩「もういい!!酒だ!!酒もってこい!!」

小鳥「うっうっうぅ……」

雪歩「泣いてるヒマあんだったら酒もってこいってんだよぉ~」


雪歩「ガラッ」


雪歩「待ちたまえ!!」

小鳥「え?え?あ、えっと?」

雪歩「大丈夫かい?小鳥君」

小鳥「あ、え……ゆ、雪男さん!!」



やよい『驚愕の一人二役ですぅ!!』

律子『小鳥さんも一瞬何が起きてるのか解らなくなってたわね』

あずさ『複雑な関係なのねぇ……』

真『雪歩……』

真美『ねぇねぇ、【ゆきおとこ】さんで良いの?【ゆきお】さんなの?』



雪歩「あぁん!?誰だテメェは!!」

雪歩「小鳥さんの仕事先の上司だ」

雪歩「すっこんでろ!!夫婦の問題だぞ!?」

雪歩「キミの小鳥さんに対する行為はドメスティックヴァイオレンスだ!!」

雪歩「な、なんだとぉ~横文字をペラペラと!!このやろー!!」

雪歩「スッスットーン!!」

雪歩「いててて!!離せ!!離しやがれ!!」

雪歩「もう、小鳥さんに近づくな!!」

雪歩「くそっ!!なんだってんだ!!こんな女なぁ!!こっちから願い下げだよ!!」

小鳥「……」

雪歩「大丈夫ですか?小鳥さん」

小鳥「あ、は、はい、えっと……雪男さん」

雪歩「あんな男の事は忘れて、ボクと……結婚してくれませんか?」キュウリョウサンカゲツブーン

小鳥「えっと、あ、は、はい、よろしくおねがい……します」



真「……」

雪歩「あの、終わりです……」

律子「……」

P「……」

春香「……」

千早「殆ど、その、一人芝居……だったわね」

やよい「でも!!あの!!雪歩さんの凄さは堪能できたかなーって!!」

美希「確かに色々な凄さは堪能できたの」

真美「うん、途中のスッスットーンの所とかね、滑らかだった、よね、うん」

貴音「良い悪い関係なく凄まじさは伝わりましたね」



雪歩「え?おかしかったかな?」

春香「ん~ちょっと個性的だったかな?」

千早「……春香は言う資格ないと思うわ」

律子「戦場だったものね……」

真「さ、さぁさぁ、気を取り直してさ?」

あずさ「そうね、次は私だったかしらぁ?」



小鳥「あずささんは、旦那さんでお願いします」



あずさ「あらぁ、男の人の役なんて出来るかしらぁ」

貴音「あずさの男性役ですか……これは見物ですね」

美希「凄く女性らしいあずさだからこれは楽しみなの」

真美「この寸劇、第一声がはどうけん握るよね」

P「主導権な」

雪歩「ねぇ、おかしかったかな?」

真「いや、ボクは良かったと……思うよ……」



あずさ「とても綺麗だよ、小鳥」

小鳥「こんな素敵な……高かったでしょ?」

あずさ「キミを包むドレスと、キミを彩る夜景、これでも足りないくらいさ」

小鳥「あず男……さん」



真『高級ホテルって感じかな?』

律子『小鳥さん、既にトロけてるわね』

美希『ミキのとちょっと似てるの』

真美『でも【あず男】さんって名前がちめーてきだねー』



あずさ「でも、少し大胆に過ぎた、かな?」

小鳥「そうね、胸元なんてこんなに……ふふ、恥ずかしいわ」

あずさ「真っ赤なドレスに小鳥の白い肌、とても蠱惑的だよ」クンッ

小鳥「あ///」

あずさ「惑わされてしまいそうだ、小鳥」

小鳥「あ、あず男さん……」



やよい『は、はわわわわわ//////』

春香『はい、やよいは見ちゃダメ~~』

貴音『いつもの姿なのにまるで本当に赤いドレスに身を包んだ小鳥嬢が見えますね』

千早『ちょ、ちょっと大人過ぎないかしら///』

雪歩『……』メモメモメモメモ



あずさ「ん?」

小鳥「ど、どうかした?」

あずさ「知らない化粧品と香水の匂いだ」

小鳥「こ、この日のために……つけてきたの」

あずさ「本当に、ボクだけに向けての香りなのかい?」

小鳥「え?」

あずさ「他の悪い虫を惑わすための色香だったりしてね」

小鳥「そんな……あず男さんのいじわる……」

あずさ「だから、キミに痕をつけよう」

小鳥「あ、そ、そこは」

あずさ「このドレスを着ている内は、キミはボクの、奴隷だよ」カプ

小鳥「ふ、ふわぁあああああ///」



律子「はいはいはいはいはい!!!しゅーーーーりょーーーー!!!!!」

真美「////////」

やよい「////////」

千早「////////」

真「////////」

春香「子供組と純情組がそろって撃沈」

美希「み、みみみみみみみんなおこちゃまなななななななの////////」

雪歩「真っ赤だよ?美希ちゃん」

貴音「ふむぅ、流石ですね、あずさ」

P「ちょっと続き、見たかったな……」

律子「プロデューサー?」

P「あ、うそうそ、嘘ッス」



伊織「ただいま~……あれ?皆揃って何やってんのよ?」

亜美「たっだいま~!!……レ?何?この空気」

響「お疲れ様で~す!!……ん?どうしたんだ?皆」



あずさ「うふふ、お帰りなさい、ちょっとした劇をやってたのぉ」

小鳥「ま、まだゾクゾクする……///」

伊織「劇?」

亜美「何それ教えて教えて~~!!」

響「自分達をノケモノにしてズルイぞー!!」

春香「えっとね」



………



伊織「哀れねぇ、小鳥」

亜美「ちょ~~っと寂しすぎるんじゃない?」

響「ピヨ子……」

小鳥「なんと言われようが今日は私が主役です!!」フンス

伊織「まぁ、良いわ、それで?どこまで進んだのよ?」

律子「えっと、美希、私、千早、春香、やよい、雪歩、あずささん、までかしらね」

真「で、ボク、貴音、真美、亜美、伊織、響、プロデューサーはまだって感じかな?」

亜美「うぇー!!亜美もみんなの見たかった見たかった~!!」

P「大丈夫だろ、こんな前置きで小鳥さんが隠しカメラ設置してないわけがない」

千早「え!!??」

小鳥「まぁ、その辺はご他聞に漏れずってやつですよ!!」

貴音「なぜ誇らしげなのでしょう」



真美「んじゃ次は真美だね~!!」

春香「真美はどっちだろうね?」

やよい「えっと、普通はこっちだよね?って発想と逆を突くとか言ってましたからぁ」


小鳥「そろそろ奥さん分が欲しいので奥さんで」


真美「えぇ!?ちょ、ちょっとピヨちゃん!!なんで真美だけバランス取りみたいな感じなのさ!!」

千早「もしかして奥さん役って私しかしてない?」

律子「そういやそうね」

亜美「真美の奥さまですか~んっふっふ~これは楽しみですなぁ」

美希「真美はどっちでもいけると思うな」

真「ほらほら、皆、そろそろ始まるよ!!」

雪歩「あぅ!!め、メモどこやったっけ……えっと」

伊織「アンタ、そのメモどうするのよ……」



小鳥「ただいま~」

真美「お帰り~あなた~、お風呂を洗う?料理をつくる?それともぉ、も・う・ね・る?」ウフン

小鳥「おいおいおい~何も出来てないわけじゃないだろうな~?」

真美「冗談だよ~、お風呂も料理もお布団もバッチリだよ!!ぴ……小鳥ちゃん!!」



貴音『ふむ!!ちゃん付け呼びですね!!』

響『いいな!!何か仲が良さそうな感じで』

P『どことない新婚な感じもこれまたそそるな』

春香『流石合法枠だね!!』

やよい『ごーほー枠?』



小鳥「ん、うまい!!腕上げたんじゃないか?真美」

真美「ほんと!?ウレチーなー」ニコニコ

小鳥「ほんとほんと、コレなんてすげー美味いよ」

真美「あ、それはスーパーの惣菜~」

小鳥「……あ、こ、これも美味いよ?」

真美「それお母さんから貰ったもの~」

小鳥「……えっと、真美の作ったのは?」

真美「お米炊いたよ~~」

小鳥「……このやろ~~」ナデクリナデクリ

真美「うきゃ~~」



真『何か、良いね、こういうの』

あずさ『心が洗われるわ~~』

雪歩『なるほど』メモメモメモメモ

千早『真美が一番自然体で演技が出来ているわね』



小鳥「それじゃあ、寝よ……か?」

真美「う、うん……」

小鳥「あのさ……今日は、その」

真美「うん?」

小鳥「えっと……あの……」

真美「……うん///」

小鳥「……な、なんでもない!!明日も早いからさ!!寝よ寝よ!!」

真美「……ねぇ、小鳥ちゃん?」

小鳥「ん?」

真美「私は……YES、だよ///?」



P「しゅーーーーーりょーーーーーー!!!!!!」

律子「真美!!アンタ意味解って使ってるの!?」

美希「真美……侮れないの……」

亜美「YESってどういう意味?」

貴音「さぁ?わたくしも最後の件は良く……」

春香「枕ネタは古いよね」

伊織「まぁ、知ってる私達も私達だけどね」



小鳥「思わぬ伏兵って奴でした、大変美味しかったです」

真美「どもども~」

亜美「真美~GJ!!」

真美「イッエーイ!!」

伊織「まぁまぁ良かったんじゃない?」

響「なるほど、こう言う事かってのは解ったぞ!!」

貴音「さて……わたくしですね」スクッ

律子「貴音なのね」



小鳥「貴音ちゃんは、奥さんで!!」



真「貴音の奥さんか~」

雪歩「きっと凄く綺麗なんだろうなぁ」

あずさ「楽しみだわ~」

P「家の中でも着物着てそうなイメージあるよな」

やよい「あ!!それ解るかも~」



小鳥「貴音……」

貴音「ここまで連れ添ってきていただき、まこと、感謝しております、貴方様……」

小鳥「そんな事言うな貴音……まだ一緒に居てくれ」

貴音「年寄る波には勝てませんね、死期が近い事をわたくしの身体が教えてくれています……」

小鳥「貴音……」



律子『こういうのやめてよぉ……』

P『律子、こういうのほんとダメな』

春香『私も、コレ系、ヤバイです……』

雪歩『老夫婦の最後……』

真『雪歩ぉ、タイトルつけないでよぉ……』



貴音「思えば、色々な事がありましたね……貴方様」

小鳥「そうだなぁ……」

貴音「こうして、手を握ってくれるなんていつ振りでしょうか」

小鳥「これからずっと、握っててあげるよ、貴音」

貴音「ふふ、嬉しいです、貴方様」

小鳥「なぁ、貴音?だからな、一人で……一人で逝ってくれるなよ……」

貴音「そんな、悲しい目をしないで下さい、貴方様……」



やよい『うっ……うぅ……』グスッ

あずさ『………』ジワッ

美希『…………もっ、ダメなの……』

千早『とても、素敵な夫婦だったのね……』




貴音「不思議ですね、貴方様」

小鳥「ん?」

貴音「手の体温を感じていると、貴方様がまるで出合った頃の姿に見えます」

小鳥「貴音……」

貴音「あの頃のようにお呼びしても良いでしょうか?」

小鳥「……あぁ、呼んでくれ、貴音」

貴音「……小鳥ちゃん」

小鳥「なんだい?貴音ちゃん」

貴音「……先に、行ってるね?」

小鳥「……あぁ、そんなに待たせないさ」

貴音「うん、ありがと」

小鳥「あぁ……」

貴音「…………」

小鳥「……貴音?」

貴音「…………」

小鳥「私こそ……ありがとう……貴音」



真美『…………』ポロポロポロポロ

亜美『反則……っしょ……』ポロポロポロポロ

伊織『…………っ』

響『うぅ……うぅうう……』ポロポロポロポロ





…………



亜美「ちょっと!!お姫ちん!!」

響「皆が回復するまで30分はかかったぞ!!」

貴音「それだけの演技が出来たのでしょうか?ならば嬉しく思います」

小鳥「わ、私もなんだか引っ張られちゃいました」

律子「さ!!次!!次行きましょう!!」

P「律子、まだ鼻赤いぞ」

真「貴音の次とか……プレッシャーだなぁ」



小鳥「真ちゃんはもちろん奥さんでお願いします!!」



雪歩「」ガタッ!!!!!!

春香「雪歩、落ち着いて」

千早「萩原さん、目が、あの、少し、怖いから……」

真美「ここでまこちんが感動系重ねてきたらもうヤバイよ~!!」

あずさ「とっても楽しみねぇ」

伊織「始まるみたいよ」



真「小鳥王子!!お待ちになって!!」

小鳥「ヒヒーン!!おぉ、真姫よ、こんな所まで……どうしたと言うのだ?」

真「貴方様が心配で、城を抜け出し、ここまで追ってきました!!」



美希『あぁ、ハッキリ解るくらい壮大にやっちまったパターンなの』

やよい『国と時代がサッパリわかりません~』

春香『あちゃー!!真、これは酷いよ』

千早『春香に言う資格は無いと思うわ』

貴音『小鳥嬢のイメージは王子=馬に乗っていると言う事なのでしょうか?』



真「この辺りはマモノも多く、非常に不安でしたのよ」

小鳥「おぉ姫よ……そこまでこの私を心配して」

真「私、もう離れたくありません」ヒシッ

小鳥「しかし、姫、私は魔王を許すわけにはいかないのです」

真「王子……」

小鳥「我父親……王を殺した魔王の事を……っ」ギリィ



伊織「ぎりぃ、じゃないわよ、何なのコレ」

真美「まさかのファンタジーブッコミとは真美も予想がつかなかったよ」

響「話がどんどん大きくなってくばかりだぞ」

律子「収集つくのかしらコレ」



真「私も行きます!!」

小鳥「姫!!それはなりません!!」

真「私もミラクルプリンセスの血を引きし者……浄化の力はあります!!」

小鳥「姫……そこまで言うならもはや止めません、共に行きましょう!!」

真「ラララー♪悪魔の~待つ~城へ~♪」

小鳥「え!?あ、え……る、ルルル~♪姫と~共に~♪」



亜美『ミュージカル始まっちゃった……』

雪歩『あぁん!!真ちゃん!!かっこいい!!』

あずさ『恋は盲目とは良く言ったものねぇ……』

P『貴音と真の温度差でヤケドまであるぞコレ』



真「ゆ~く~の~よ~~~~~♪」
小鳥「ゆ~く~の~だ~~~~~♪」




一同「……」




真「THE・END」




一同「ブーーーーーーーー!!!!!!」





亜美「最後の卑怯っしょ!!」

真美「全力で笑わしに来たとしか思えないYO!!」

真「いたって真面目だよ!!」

美希「アレが真面目ならそれはそれで問題なの」

あずさ「真顔だったものねぇ」

やよい「床掃除が大変ですぅ」

雪歩「カッコ良過ぎだよぉ……真ちゃ~ん」ビクンビクン

春香「雪歩……」

千早「もう、そっとしといて上げましょう……」

P「んじゃ、後は後続組と俺だけだな」

律子「順番決まっているの?」

響「えっと、亜美、自分、伊織だぞ?」

亜美「んっふっふ~亜美のじつりき見せる時がきちゃったかな~?」

伊織「真クエストの後に亜美ねぇ……」

貴音「それで小鳥嬢、亜美は、夫と妻、どちらなのですか?」



小鳥「真美ちゃんが奥さんやってくれたんで旦那さんをお願いしたいですね」



亜美「おっけー!!任せてよ~」

春香(これって小鳥さんをちはほやする会だったはずだよね……まぁいいや、面白いし黙ってよ)



小鳥「ちょっと亜美君、いつまでかかっているのかしら?」

亜美「あ、すみません、す、すぐ終えますから……」

小鳥「いつまでたってもこのスピードじゃ困るんだよね、もっと仕事はスピーディに、ね?」

亜美「は、はい、すみません、小鳥さん」



春香『ふむ?』

美希『ん~~?』

あずさ『夫婦なのかしら?』

伊織『まぁ、どうに形にはするんだろうけども』

律子『オフィスラブとかそういうのなのかしらね?』



亜美「小鳥」

小鳥「あ、亜美君……さっきは、その、ゴメンね?」

亜美「仕方ないよ、二人が夫婦なのを知っている人は職場にはいないからね」

小鳥「あ、亜美君、近いよ、誰かに見られちゃう……」

亜美「そしたら、また、俺を叱り飛ばせばいいさ」

小鳥「そんな……意地悪言わないで……」

亜美「ふふ、本当はこんなに可愛いのにな」ドンッ

小鳥「ふわっ」ビクッ



P『出た、ニューバージョンの壁ドン』

真美『壁ドンと言えば壁殴りだよね~普通~』

響『そ、それより、こんなアダルトな雰囲気のままやらせるのか?』

千早『あの子達は悪乗りする癖があるから……』

貴音『まだ様子を見ましょう、響、千早』



亜美「眼鏡外して?」

小鳥「だ、ダメだよ、コレ外しちゃったら……」

亜美「完全に俺の方が上になっちゃうもんな?」

小鳥「う、うん……」

亜美「ほら」スチャ

小鳥「あ!!か、返して!!返して亜美君!!」

亜美「小鳥」

小鳥「あ、あぅ……」

亜美「すっげー……可愛いよ」ググッ

小鳥「はぅう////」



P「しゅーーーーーーーりょーーーーーーー!!!!

真美「亜美もアダルティ~でしたなぁ~」

伊織「何でアンタ達はどっちとも昼ドラみたいな展開なのよ……」

やよい「あ、亜美!!そういうのはまだ早いって思うな!!」



千早「内容はともかく、お互いの違いが出てて良かったと思うわ」

春香「内容をともかいちゃダメじゃない?」

あずさ「もう、あんまりアダルトな展開はメッですよ?」

真美「あずさお姉ちゃんには言われたく無いッス」

亜美「え!?凄かったの!?凄かったの!?」

美希「すんごかったの」

やよい「えっと、次は」

響「はいはーい!!自分だぞ!!」



小鳥「響ちゃんは個人的に奥さんが見たいんで奥さんで」



P「もう、色々関係なくなってますね」

律子「まぁ、誕生日ですし、好きにさせてあげましょう」

真「そう言えば、そもそもがそういう企画だったね」

雪歩「忘れかけてたけどね」



響「あ、小鳥、お仕事終わった?」

小鳥「ん?あぁ、終わったよ、響」

響「えへへ、それじゃあ小鳥のそばに座って良い?」

小鳥「あぁ、おいで、響」



真『在宅の仕事か何かなのかな?』

雪歩『何かの職人?』

美希『響、くっそ可愛いの』

貴音『概ね同意です、美希』



響「よいしょっと」

小鳥「お、おいおい、アグラの中に座るなよ」

響「え~?良いでしょ~?」

小鳥「ったく、しょうがないな響は」ナデナデ

響「えへへ~~」ニコニコ



亜美『シンプル・イズ・ベストってこう言う事を言うのかもね』

真美『ひびきん、ひびきんのままで凄く可愛いよ……』

あずさ『私も響ちゃん飼いたくなっちゃうわぁ……』

千早『飼う?』

春香『ねぇ、そろそろ小鳥さんの演技力の高さに誰か突っ込まないの?』



響「ねぇ、小鳥?」

小鳥「ん?」

響「……好きだぞ!!」

小鳥「……」キュゥン

響「……小鳥は?」

小鳥「大好きだよ、響」

響「えへへ~~えへへへへ~~////」

小鳥「ふふ~~うふふふふ~~////」



響「終わりだぞ~」

P「超、良かった」

やよい「とっても可愛かったですぅ~」

貴音「響、今日、響の家に泊まりに行きますので是非、先ほどのをわたくしにも」

美希「あ!!ズルイ!!ミキも!!ミキもなの!!!!」

伊織「響の可愛い所をそのまま見せ付けられたって感じね」

律子「素材の良さで勝負した響、流石ね」



亜美「さてさてさて~!?」

真美「おおとりですなぁ~!!」

伊織「ま、普通にやるわよ」

あずさ「伊織ちゃんは~……」



小鳥「もち!!嫁でお願いします!!」



美希「だよね~」

伊織「あら?旦那だと思ってたわ」

響「なんだか伊織余裕だな~」

伊織「ようするに演技力でしょ?楽勝よ」

小鳥「……」

雪歩(解ってない、解ってないよ伊織ちゃん)

律子(油断してるととんでもないシチュエーション来るわよ?)

P(音無さんの事甘く見過ぎだろ……)

貴音「期待が持てますね」

やよい「あ!!始まりますよ!!」



小鳥「伊織!!大丈夫か!!呼吸法を思い出せ!!ヒッヒッフーヒッヒッフー!!」

伊織「え!?あ……えぇ!!??」

小鳥「がんばれ!!ほらイキんで!!」

伊織「……っ!!!!」



P「な?」

律子「伊織、小鳥さんの前であんな事言うから」

真「こ、これは……」

春香「え、演技力がためされるね……」



伊織「ひ……ヒッヒッフー!!ヒッヒッフー!!!!」

小鳥「そうだ!!がんばれ!!伊織、あと少しだぞ!!」

伊織「うぅ!!痛いぃ!!苦しいよぅぅ小鳥ぃい!!!!」

小鳥「ここに居るぞ!!頑張れ!!伊織!!!!」

雪歩「さぁ!!がんばってください!!もう頭見えてますよ!!」

伊織「!?」

美希「あと一息なの!!がんばって!?」

あずさ「はい一回休んで!!で大きく息を吸って~」

貴音「今ですよ!!!!」

伊織「……」

春香「さぁ!!」

伊織「……ん~~~~!!!!!!!」


亜美「処置室凄いことになってるね」

真美「一大しゅじゅちゅだね」



伊織「小鳥ぃいいいいい!!!!」

小鳥「がんばれ!!がんばれ!!伊織!!!!」

真「はい!!イキんで!!」

伊織「ん~~~~~~~~~!!!!!!」

春香「先生!!」

千早「え!?わ、わた?え、えっと、よいしょ!!」

P「ほんぎゃーほんぎゃーほんぎゃー!!」

律子「おめでとうございます!!元気な男の子ですよ!!」

伊織「小鳥、私、私ぃ」ハァハァ

小鳥「がんばった!!良くがんばったぞ!!伊織!!!!」

やよい「ほらお母さんですよ~」

P「ほんぎゃーほんぎゃーほんぎゃー!!」


亜美「おめでとう!!」パチパチパチパチ!!!!

響「おめでとう!!」パチパチパチパチ!!!!

真美「あめでとう!!」パチパチパチパチ!!!!




一同「おめでとう!!」パチパチパチパチ!!!!






伊織「なんっっなのよ!!!!さっきのは!!!!」

真「まぁまぁ、母体に響くから」

伊織「うるっさい!!ちょっと小鳥!!!!」

小鳥「これからこの子のためにがんばろうね、伊織ちゃん!!」

P「マンマ、マンマ」

伊織「」ドゴッ!!

P「マンッブォ!!!!」

あずさ「そんな事良いながらも真剣にやる辺りが伊織ちゃんらしいわぁ」

美希「うんうん、実にデコちゃんらしいの」

貴音「迫真の演技、まこと、感動しました」

やよい「私も泣いちゃうかと思いましたぁ~」


真「さーて後は」

雪歩「プロデューサーだけですね?」

律子「んじゃ」

千早「帰りますか」

P「え?」

小鳥「え?」

春香「正直もう付き合ってられませんからね~」

響「こんな恥ずかしい事コレっきりにして欲しいぞ」

亜美「あ、ピヨちゃん」

小鳥「え?あ、はい」

真美「皆のプレゼントはロッカーに入れておいたから、後で見といてね~」

小鳥「え!?えぇ!?用意してくれてたの!?」



…………


ワイノワイノ


律子「は~い皆?そろったわね、それじゃあ帰るわよ~」

美希「小鳥!?今日だけ!!こんなの今日だけだからね!!」

伊織「今日で決まっちゃったらどうするのよ?にひひ!!」

春香「それじゃあ、私達は失礼しま~す」




バタン




小鳥「えっと……」

P「二人きりに……なっちゃいましたね」





小鳥「……えと」

P「最後ですね」

小鳥「あ、はい……」

P「俺はどっち役ですか?」

小鳥「……旦那様役で」

P「解りました」



小鳥「ねぇ、Pさん?」

P「ん?」

小鳥「私ね、Pさんの事が好き」

P「ははは、今更だなぁ……小鳥は」

小鳥「うん、今更……だよね」

P「でも、嬉しいよ、小鳥」

小鳥「うん……うん」ポロポロ

P「小鳥……」

小鳥「はい……終わりです、ありがとうございますプロデューサーさん」ポロポロ


P「……音無さん」


小鳥「プロデューサーさん」グスッ


P「皆に手伝ってもらって、みたいな結果になっちゃいましたけど」


小鳥「それは、お互い様ですよ」ニコッ


P「小鳥さん」


小鳥「プロデューサーさん」







「「好きです」」








春香「そんな素振り全然見せなかったのにねぇ」

千早「近すぎて見えない物ってあるのよね」

伊織「まったくとんだ茶番だわ、私達完全にダシじゃない」

やよい「はわわわわわ/////」

美希「むぅうううううううう!!!!」

亜美「みきみき~こればかりはしょーがないっしょ」

貴音「そうですよ、こうしてやっと結ばれたのです」

響「邪魔するのはヤボってものさー」

真「アレ?真美、どうしたの」

真美「……ううん、別に?よかったね、兄ちゃん、ピヨちゃん」

雪歩「でも、こんなに聞き耳立ててるのにバレないんでしょうか?」

あずさ「そ、そうよねぇ、ちょっと狭いわよねぇ」

律子「ちょ、ちょっと、詰めすぎ、詰めすぎよ皆……っ!!」



ガチャ!!



春香「うわゎあああぁぁぁああ!!!!」



ドサッ



P「……」



小鳥「……」



一同「……」



P「……お前ら、もしかして、今までずっと聞いて……」



小鳥「……え?えぇ///!!」



春香「あ……え、えへへへへ……えっと、みんなー!?せーーの!!!!」






「小鳥さん!!!!お誕生日!!!!おめでとーーーーー!!!!!」







終わりです。

シチュエーションコント物を書くには実力が足り無すぎました。

無駄に長いSSですが、ここまで読んでいただけた方々に感謝します。

あとご指摘やレス感謝感謝です!!

最後に。

ピヨちゃんお誕生日おめでとう!!

あと。

何だコレ。

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