アルミン「三笠を被った悪漢マン?」(141)
訓練場
ザワザワ
アルミン「突然訓練が中止なんてなんだろうね」
ミカサ「さあ...」
アルミン「それにエレンも見当たらないし。ミカサ知らない?」
ミカサ「今日はまだ見ていない」
アルミン「そっか...」
アルミン「もしかしてエレンが何か関係してるのかな...」
ミカサ「...」
「それで合ってるかも知れんぞ」
「!」
アルミン「ライナー。それってどういう事?」
ライナー「噂でしかないがな。昨日の夜、ボロボロな格好でエレンが歩いてるのを見たって奴がいるらしい」
アルミン「そんな...!」
ミカサ「...!」
続きは任せたんこぶ
ザワワザワワザワワ
キース「静まれ!」
シーン
キース「よし」
キース「今日は知っての通り訓練は中止だ!」
キース「だがそれには理由がある!昨日、ある訓練兵が暴行を受けた!」
「!」
アルミン「やっぱり...!」
ミカサ「なんて事...」ギリ
キース「聞き取りの結果この訓練所の兵士だという線が濃くなった!よって調査の為、数日は訓練が中止になる!」
キース「以上だ!解散!」
ゾロゾロ
アルミン「...暴行を受けた訓練兵ってエレンだよね」
ミカサ「恐らくそう。今いないのは多分エレンだけ」
ライナー「厄介な事になったな...」
アルミン「それよりエレンが心配だよ。何をされたのか...」
ミカサ「多分性的な事だと思う」
ライナー「やはりそうか...。禁欲的な生活に耐えられなったのかもしれんな」
アルミン「だからって許せないよ」
ライナー「しかし誰がやったのか...。性的暴行だとしてエレンを抑えられる様な奴は女子じゃそういないぞ」
アルミン「もしかしたら女子じゃないのかも知れない...」
ミカサ「いえ犯人は女性」
アルミン「やっぱりそうだよね、だとすると複数犯である可能性が高い。協力していたとしたら特定は難しいかもしれない」
ミカサ「いくら夜とはいえ、顔を隠していたかもしれない。例えば三笠とかで」
ライナー「そうなるとやはり犯人を見つけるのは難しいか」
アルミン「くそっ!何も出来ないなんて...」
ライナー「冷静になれ。その内お前の頭が必要になる時が来る。情報が入るのを待つしかない」
アルミン「わかった...。とにかく僕達も戻ろう。エレンに会えないか教官に聞きに行こう」
ライナー「そうだな」
ミカサ「うん」
スタスタトコトコ
アルミン「ところでミカサ」スタスタ
ミカサ「何?」スタスタ
アルミン「なんで三笠被ってるの?」スタスタ
ミカサ(E:三笠)「日焼けするから」スタスタ
アルミン「そっか。大変だね」スタスタ
ミカサ(E:三笠)「そう、色々大変なの」スタスタ
ライナー「アニもそれくらい気を使ったらいいんだがな。あれで乙女らしいからな」スタスタ
ミカサ(E:三笠)「アニは乙女。一番恥ずかしがってた」スタスタ
アルミン「へぇ、なんかこう言ったら悪いけど意外だね」スタスタ
アルミン「二人はここで待っててね」
ミカサ(E:三笠)「分かった」
ライナー「ああ」
コンコン
キース「誰だ」
アルミン「はっ!アルレルト訓練兵です。入室の許可をお願いします」
キース「入れ 」
ガチャ
アルレルト「失礼します」
キース「用はなんだ」イスヲクルクル
アルミン「イェーガー訓練兵への面会を認めて頂きたいのですが」
キース「それは許可出来ん」クルクル
アルミン「何故ですか?」
キース「未だ昏睡中だ。極度の疲労でまだ目が覚めん」クルクル
アルミン「そんな...」
キース「体に問題はない。数日中には目を覚ますはずだ」クルクル
アルミン「そうですか...」
キース「だが犯人については情報がある。貴様に伝えておく」クルクル
アルミン「私に、ですか?」
キース「そうだ。貴様の頭脳が必要になるかも知れん」クルクル
アルミン「分かりました」
キース「犯人は三笠を被って顔を隠していたらしい。その様な人物がいたら注意しろ」クルクル
アルミン「わかりました」
キース「では話はここまでだ」クルクル
アルミン「はっ!失礼します」
ガチャ
ミカサ(E:三笠)「どうだった?」
アルミン「ダメだった。疲労で数日は目が覚めないって」
ミカサ(E:三笠)「そう...」
アルミン「でも犯人の情報は手に入った」
ライナー「お前の出番だな」
アルミン「頑張るよ。で、情報なんだけど犯人は三笠を被って顔を隠していたらしい」
ミカサ(E:三笠)「それだけ?」
アルミン「うん...。これだけじゃまだ特定は出来ないけど、さっきの話と合わせればある程度は絞れる」
ライナー「確か、女で複数犯の可能性、という事だったか」
アルミン「うん。まだ情報は少ないけどこれから集めよう。ミカサも女性なら情報が入りやすいかも知れない。注意しててね」
ミカサ(E:三笠)「わかった」
アルミン「それじゃ早速食堂で話を聞きに行こう」
充電切れそうだから後でまた来る
おっぱい
食堂
ガヤガヤ
ライナー「人が多いな」
アルミン「急に休みだからね。する事がないんだよ」
アルミン「まあ人が多いのは好都合だ。情報を集めよう」
ミカサ(E:三笠)「まずは誰に聞くの?」
アルミン「犯人は女性。それに犯行時刻なら皆寮にいたはずだ。なら昨日の夜その時刻に女子寮に居なかった人がいないかを聞けば犯人が分かるかも知れない」
ライナー「なる程な。なら話を聞くのは女子だ。あっちにアニとミーナがいるな」
アルミン「うん、まずはあの二人に話を聞いてみよう」
アルミン「やあ、二人共」
アニ(E:三笠)「...」チラ
ミーナ(E:三笠)「あ、アルミン。どうしたの?」
アルミン「ちょっと尋ねたい事があって」
ミーナ(E:三笠)「うんいいよ。アニもね」
アニ(E:三笠)「ちょっと勝手に決めないで...」
アルミン「はは、ありがとう。それで聞きたい事なんだけど、昨日の10時以降に女子寮に居なかった人が居たら教えて欲しいんだ」
ミーナ(E:三笠)「うーん...。ちょっと分からないかな...。アニは?」
アニ(E:三笠)「他の部屋までは知らないけどね。少なくとも私達の部屋は皆居たよ」
アルミン「そっか...」
アニ(E:三笠)「ああそういえば」
アルミン「え?何か思い出した?」
アニ(E:三笠)「9時半くらいに窓から外を見てたんだけどね。身長170センチ位の黒髪の女が林の方に歩いていくのを見たよ」
「!」
ライナー「これは有益な情報だな」
アルミン「うん、恐らく犯人だ。やはり犯人は女性」
ミカサ(E:三笠)「そう言えば、私も見た気がする」
アルミン「え!?ほんとに!?」
ミカサ(E:三笠)「ええ、さっき思い出したのだけど。身長153センチ程で、金髪を後ろで纏めた女と頭が男性器の様な女が林に向かって歩いて来た」
ライナー「そいつらも犯人か...」
アルミン「きっとね。これで共犯者がいる事が確定した。聞き込みを続けよう」
~現在入手した情報~
【犯人像】
女性
複数犯
三笠を被って顔を隠していた
【目撃情報】
身長170センチの黒髪の女(9:30頃)
身長153センチの金髪を後ろで纏めた女(9:40頃)
頭が男性器の様な女(同上)
三名共目撃時刻と犯行時刻にズレがある。
この時間だと同室の者に気付くかれるはずだ。
10時は消灯時刻
ミカサミカサ(E:三笠)「次は誰にするの?」
アルミン「そうだね。さっきので取り敢えずアニと同室の人のアリバイはとれた。ここは他の部屋の人に聞いてみよう」
ライナー「俺達は女子寮の部屋割りなんて知らんからな。ミカサ頼む」
ミカサ(E:三笠)「わかった。ではハンナに話を聞きに行こう」
アルミン「わかった」
ライナー「ハンナならあっちにフランツといるぞ」
アルミン「よし行こう」
ミカサ(E:三笠)「ハンナ、少しいい?」
ハンナ(E:三笠)「うん、いいよ」
フランツ「どうぞ」
ミカサ(E:三笠)「ありがとう。聞きたいのだけど、昨日の10時以降に部屋に居なかった人はいない?」
ハンナ(E:三笠)「んー...。多分皆いたと思うなあ。はっきりしなくてごめんね」
ミカサ(E:三笠)「いえ助かる。後、誰か怪しい人物を見ていたら教えて欲しい」
ハンナ(E:三笠)「怪しい人物...。あっ!」
ミカサ(E:三笠)「! 誰か見たの?」
ハンナ(E:三笠)「そう言えば9時半位に腹筋がバキバキの女の子が林に向かって歩いてルのをみたわ」
アルミン「9時半というと...。黒髪の女と同じ時刻だ」
ライナー「これでまた絞れるな」
ミカサ(E:三笠)「そう言えば、私も9時35分位に茶髪を後ろで一括りにしたソバカスのある女が林に向かって歩いて来くるのを見た」
アルミン「ふむ...。4人目の共犯者か...」
ライナー「こんなもんだろう。一度情報を確認してみよう」
ミカサ(E:三笠)「ええ。ハンナありがとう。フランツも」
ハンナ(E:三笠)「役に立てたなら良かったよ」
フランツ「はは、僕は何もしてないけどね」
~現在入手した情報~
【犯人像】
女性
複数犯
三笠を被って顔を隠していた
【目撃情報】
身長170センチの黒髪ので腹筋がバキバキの女(9:30頃)
茶髪を後ろで一括りにしたソバカスのある女(9:35頃)
身長153センチの金髪を後ろで纏めた女(9:40頃)
頭が男性器の様な女(同上)
4名共目撃時刻と犯行時刻にズレがある。
この時間だと同室の者に気付くかれるはずだ。
>アルミン「ふむ...。4人目の共犯者か...」
4人?黒髪、金髪、男性器、腹筋、ソバカスで5人じゃないのか?
アルミン「こんなところか...」
ライナー「情報は増えたな」
ミカサ(E:三笠)「一度考察してみるべきだと思う」
アルミン「そうだね...。まずは情報の多い黒髪の女について考えよう。思い当たる人物はいる?」
ライナー「そうだな...」
ライナー「...」
ライナー「...いや、いないな」
ミカサ(E:三笠)「私も分からない」ビキビキ
アルミン「そっか...。腹筋すごいねミカサ」
ミカサ「ありがとう。エレンの為だから」ビキビキ
ライナー「相変わらずだなお前は」
「何してるの?」
>>45
黒髪と腹筋女は同時刻に一人で目撃されているので同一人と仮定しているのだろう
というか面白いのかこれ
名前ネタだけでスレ立てたのにこんな事になるとは
アルミン「クリスタ」
クリスタ(E:三笠)「それ...。やっぱり暴行を受けたのってエレンだったの?」
アルミン「まあね...。今調査中だよ」
クリスタ(E:三笠)「そっか。お疲れ様」
アルミン「うんありがとう。そうだついでに話を聞いてもいいかな」
クリスタ(E:三笠)「うん、いいーーー」
ユミル(E:三笠)「よう、クリスタ。何してんだ?」ワシワシ
クリスタ(E:三笠)「ちょ、ちょっと!今話ししてるんだからワシワシしないで!」
ユミル(E:三笠)「何の話してんだよ。って、ん?それは...」
アルミン「丁度良かった。ユミルにも話も聞かせて欲しい」
ユミル(E:三笠)「まあ少しくらいなら構わねえけどよ。それみりゃ大体わかる。暴行事件の事だろ?」
アルミン「二人は誰と同室なの?」
クリスタ(E:三笠)「私はユミル、アニ、ミカサ、ミーナと同室だよ」
アルミン「なる程。アニと同室なら証言も同じハズ...。一応聞くけど昨日の10時以降に部屋に居ない人はいた?」
クリスタ(E:三笠)「ううん、居なかったよ」
アルミン「そうだよね、ありがとう。後、昨日の夜に怪しい人物を見なかったかな」
ユミル(E:三笠)「見たぞ」
アルミン「ほんと!?」
ユミル(E:三笠)「ああ、確か9時半だったか。赤いマフラーを着けた黒髪の女だったな」
アルミン「また9時半...」
ライナー「それに黒髪だ。とりあえず第一証言の人物として考えていいだろう」
ミカサ(E:三笠)「ええ」
アルミン「わかった。二人共ありがとう」
クリスタ(E:三笠)「うん、これくらいなんでもないよ」
ユミル(E:三笠)「まあ精々感謝しろよ」
ライナー「さすがに直ぐには掴めんな...」
アルミン「とにかく最初は足を使うしかない。頑張ろう」
それから、全ての部屋の女子訓練兵達に話を聞いた。
しかし誰かが部屋を抜けてどこかへ行っていたと言う証言は取れなかった
確かに抜け出した人物がいるのに犯行時刻に部屋に居なかったという人物は見つからなかった。
一体どうなっているんだ...。
初日終了
やっぱりその場で書いてるから変なとこが多い気がするな
というか普通に推理物としてちゃんと書いてから投下すればよかった
まあ続けるが
男子寮
アルミン「おはよう」
ライナー「ああ、おはよう」
アルミン「今日は犯行現場を見に行こうと思うんだ」
ライナー「そうか、わかった」
アルミン「もしかしたら何か犯人の証拠になる物が残ってるかもしれない」
ライナー「そうだな。まあとにかく飯だ。力付けないと何も出来んからな」
アルミン「ふふ、そうだね」
食堂
アルミン「おはようミカサ」
ミカサ(E:三笠)「おはよう。ライナーも」
ライナー「おう。今日はご一緒するぞ」
ミカサ(E:三笠)「ええ、どうぞ」
アルミン「ミカサ。ライナーと話したんだけど、今日は犯行現場を見に行こうと思う」
ミカサ(E:三笠)「うん、いいと思う。誰か協力を頼む?」
アルミン「いや、三人だけでいいよ」
ミカサ(E:三笠)「わかった」
ライナー「ほらさっさと食べろお前ら。今日で調査が終わるかも分からないんだからな」
アルミン「そうだね」
ミカサ(E:三笠)「ええ」
林
アルミン「ここだね...」
ライナー「これは...」
ミカサ(E:三笠)「...」
アルミン「まだ行為の後が残ってる...」
ライナー「どれだけ暴れたらこうなるのか...」
ミカサ(E:三笠)「...呆けていても仕方がない。始めよう」
アルミン「うん...」
ライナー「ああ...」
2時間後
アルミン「! これは...」
ライナー「なにかあったのか?」
アルミン「赤いマフラー...」
ライナー「目撃証言にあったマフラーだろうな。やはり犯人だったか...」
アルミン「そうだね」
ライナー「一回ミカサの所に戻ろう。何か見つけたかも知れない」
アルミン「うん」
アルミン「ミカサ!」
ミカサ(E:三笠)「アルミン」
アルミン「どう?何か見つかった?」
ミカサ(E:三笠)「いいえ何も。そっちは?」
アルミン「証言にあったと思われるマフラーを見付けたよ。これ」
ミカサ(E:三笠)「...あら?これは...。.....ふふっ...」
アルミン「...?どうしたの?」
ミカサ(E:三笠)「いいえ、なんでもない。一通り調べたし、そろそろ戻ろう」
アルミン「うん、そーーー」
ミカサ(E:三笠)「? どうしたの?」
アルミン「...」
ライナー「おいどうした?」
アルミン「...」
ミカサ(E:三笠)「アルミン?」
アルミン「.......呼ばれてる...?」
ミカサ(E:三笠)「!」
ライナー「あ?何言ってんだ?」
アルミン「分から..ない、けど...。あっちから何かに呼ばれてる様な...」
ライナー「おいおい大丈夫か?」
ミカサ(E:三笠)「疲れているみたい。早く戻ろう」
アルミン「いや、大丈夫...。それよりあっちに行った方がいい気がする。何故だか分からないけど...」
ライナー「そうか?そこまで言うなら行ってみてもいいが...」
ミカサ(E:三笠)「無理をする必要はない。明日また来てもいい」
アルミン「いや、だめだ。今行く。そうしなきゃいけない気がする」
ライナー「仕方ないな。じゃあ行くぞ」スタスタ
アルミン「うん」スタスタ
ミカサ(E:三笠)「..........チッ....」
アルミン「これは、地下洞...?」
ライナー「林の中に洞窟?何かおかしいな」
ミカサ(E:三笠)「...」
アルミン「行こう...」
アルミン「入ろう」
ーーーーー
ーーー
ー
ライナー「まだ呼ばれてるって感じはするのか?」
アルミン「うん、どんどん近くなる」
ミカサ(E:三笠)「...」
ーーーーー
ーーー
ー
アルミン「多分ここだ...」
ライナー「扉...?」
アルミン「なんでこんなところにとかは思うけど...。入る、よ」
ライナー「ああ...」
ガチャ
「!? アルミン!?」
アルミン「ここ、なんだけど...」
「アルミン!」
ライナー「特に何も無いな...」
「おい!ライナー!私達が見えないのかい!?」
アルミン「気のせいだったのかな.
..」
「アルミンお願い!気付いて!」
ライナー「まあ、呼ばれたってのもよくわからんしな。仕方ない」
「おいライナーてめえ!こいつだけでも助けていけ!」
アルミン「ごめんね。余計な手間を掛けさせて」
「エレンは!エレンは無事なの!?」
ライナー「気にするな。そんな事もある」
「お願い助けて!」
アルミン「寒いね...。出ようか」
「アルミン!!」
ギィー
バタン
「そんな...」
「体も動かない...。どうなってるって言うんだ」
「どうすれば...」
「フランツ...」
「...チッ..」
ガチャ
「!」
ギィー
ミカサ(E:三笠)「...」
「あなた...!」
ミカサ(E:三笠)「...」ニヤ
「!」
ギィー
「待ちなさい!」
バタン
アルミン「正直犯人はわかっている」
ライナー「本当か?」
アルミン「腹筋女って言ったらミカサしかいないよ」
ライナー「たしかにな」
アルミン「犯人はわかった、あとは...」
ライナー「あとは?」
アルミン「なんて言ったらいいのか...」
ライナー「....そうだな」
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