855年
夜
【エレンの部屋】
コンコン
「エレン…いる…?」
エレン(20)「…ん、誰だ?」
「…私」
エレン「…なんだミカサか」
ミカサ(20)「入っていい?」
エレン「ああ、構わないぞ」
ミカサ「…お邪魔します」ガチャ
エレン「何かようか?」
ミカサ「…これ」スッ
エレン「…ん?なんだその瓶は?」
ミカサ「お酒、一緒に飲もう」
エレン「酒か…別に構わないぞ、アルミンも呼ぶか?」
ミカサ「このお酒はアルミンから貰った、私とエレンに飲んで欲しいって言ってた。アルミンはどうやらお酒は苦手らしい」
エレン「あいつ酒ダメなのか…知らなかった」
ミカサ「私も」
エレン「…まあせっかくアルミンがプレゼントしてくれたんだ、俺たちであいつの分まで味わってやろうぜ!」
エレン「ちょっと待ってろ、コップ用意するから」
ミカサ「…わかった」
ーーーー
ーーーーーー
トプトプトプ…
エレン「よし、それじゃあ乾杯!」
ミカサ「…乾杯」
ゴクゴク…
エレン「ぷはー!…これはなかなか良い酒だな」
ミカサ「…うん、美味しい」
エレン「昔は飲んだくれってバカにしてたけど、ハンネスさんの気持ちも今なら少しはわかる気がするぜ」
ミカサ「エレンったら…」クスクス
エレン「まあ、昼間から酒を飲んで職務放棄するまでになったらお終いだけどな」
ミカサ「…あの頃はまさか巨人が壁を破って入ってくるなんて誰も考えてなかったからね、仕方ないよ」
エレン「あれから10年か…」
ミカサ「…いろいろ会ったね」
エレン「トロスト区の壁が壊されたり俺が巨人になったり壁内に巨人が湧いたり…いろいろあり過ぎだ」
ミカサ「…仲間も沢山死んだ」
エレン「…ああ、そうだな」
ミカサ「悲しい?」
エレン「悲しんでなんかいられないさ、死んだ仲間の為にも1匹でも多くの巨人を殺さないとな」
ミカサ「………」ゴクゴク
ミカサ「……エレンは今、幸せ?」
エレン「…どうだろうな」
エレン「ミカサ、お前はどうだ?」
ミカサ「…私はエレンのそばに居られればそれだけで幸せ」
エレン「…いつまで俺にくっ付いているつもりなんだ?」
ミカサ「私の人生が続く限り」
エレン「…そろそろお前も、自分の幸せの為に生きろよ」
ミカサ「…?」(私は既に自分の幸せの為に生きてるんだけど…)
エレン「俺みたいな奴と一緒に居ても幸せにはなれないぞ、絶対に」
ミカサ「そんなことない、エレンが居なければ私の幸せはあり得ない」
エレン「…俺はな…お前に幸せにはなって欲しいんだ。お前は凄い奴だ、美人で強くて優しさも兼ね備えてる、貰い手なら沢山いると思うぞ?」
エレン(…って何言ってるんだ俺は…俺らしくねぇ…酔ってきたか?)
ミカサ「…結婚には興味ない、でもエレンがしたいと言うなら私は喜んで受けよう」
エレン「は?なんで俺が出てくるんだよ、関係ないだろ?」
ミカサ「………」ゴクゴク
ミカサ「…エレンは結婚とかする気はあるの?」
エレン「うーん…今の所は特にないかなぁ…」
ミカサ「………そっか」ゴクゴク
エレン「でも、困ったことにお見合いの話とかが最近多いんだよな」
ミカサ「…!?…どういうこと…詳しく教えて…!」
ミカサがちょっと丸くなってるだと・・・?
期待
エレン「気になるのか?」
ミカサ「当然…!私達は家族…!」
エレン「…まあ、お前になら見せてもいいか、…ほれ、これがそのリストだ」パサッ
ミカサ(…ぶ厚い)
ミカサ「……」ペラペラ
ミカサ(…駐屯兵団の上官…憲兵団のエリート兵…内地のお嬢様…大商人の娘…)
ミカサ(なんて豪華なメンツ…)
ミカサ(でも当然か…エレンは今や人類の救世主だ…エレンの巨人の力がなければ人類は今頃滅びていただろう…)
ミカサ(…エレンはもう私だけの救世主じゃない…みんなの救世主だ…)
エレン「…まったく、驚きだよな、俺みたいな得体のしれない化け物なんかと結婚したい物好きがこんなに多いんだからな」
ミカサ「…そんなことない、エレンは人間」
エレン「はははっ、ありがとな、嬉しいよ」
ミカサ「それで…エレンはもしこの中の誰かと結婚するとしたらどの娘がいいの…?」
エレン「うーん…そうだな…俺もざっと全部目を通して見たんだけど…」
ミカサ「……」ゴクリ
エレン「…この大商人の娘かな…?」
ミカサ「…なんで?」
ミカサ(お姫様みたいな娘…エレンはこういうタイプが好みなの…?)
トロスト区で扉に荷物つっかえさせてた親父の娘か!
エレン「この娘の商会は調査兵団に沢山の援助金を出してくれているんだ、俺が結婚することでその恩を少しでも返せたらな、と思ってな」
ミカサ「…そう」(エレンにとっての結婚って…その程度の話なのかな…)
ミカサ「………」ゴクゴク
エレン「…お前…さっきから酒飲み過ぎなんじゃないか…?…相当酔ってるように見えるぞ…」
ミカサ「ぷは…そんなことない…それより…」
エレン「…なんだ?」
ミカサ「…その娘と私…結婚するならどっちとしたい?」
エレン「お前…やっぱり酔ってるだろ?」
ミカサ「酔ってない、早く答えて」
エレン「…顔が真っ赤だぞ?」
ミカサ「いいから…!」
エレン「……商会の娘かな」
oh...
ミカサ「………!」グサッ
ミカサ「…私じゃ…ダメなの…?」
エレン「だって…俺とお前は家族だろ…?」(ミカサのやつ…相当酔ってるな…)
ミカサ「……」(…家族…か。…エレンにとって私は…ただの家族…かぞく…カゾク…)
ミカサ「…私は…エレンのことがこんなに好きなのに…」ボソッ
ミカサ「なんで…なんでエレンはわかってくれないの!?」グイッ
エレン「…!?な、何すんだよ!いきなり押し倒しやがって!」グググ
ミカサ「エレン…私ね…あなたのこと…ずっと前から好きだった…!」
エレン(俺のことが好き…!?…まさか…ミカサのやつ…)
ミカサ「エレンのことを考えると…身体が熱くなって…胸がドキドキする…」
ミカサ「愛おしくて愛おしくて仕方ない…!」
エレン「………ミカサ…お前…」
ミカサ「ねぇエレン…あなたにとって私は…本当にただの家族…?」ググッ
エレン「……わからない」
ミカサ「…」
エレン「でも…俺はお前のことを大切に思ってるつもりだ…!…いつでも俺のそばに居てくれる唯一の家族……」
ミカサ「…エレン」
エレン「…なあミカサ…恋って辛いのか…?」
ミカサ「……うん」
ミカサ「…とても辛い…例えるなら…胸の中を鋭利な刃物で抉られる感覚に似ている…」
エレン「…それは…辛そうだな」
エレン「…俺なら…それを癒してあげられるか…?」
ミカサ「…え?」
エレン「…俺がお前に向けている感情は自分でもわからない…家族としてなのか、それ以外なのか…」
エレン「でも…そのせいでお前が苦しんでいるのなら、俺はお前の力になりたい…!」
ミカサ「………」
エレン「…何か…俺に出来ることはないか…?」
ミカサ「…なら…今晩、エレンの部屋に泊まってもいい…?」
エレン「…ッ!…それって…」
ミカサ「お酒のせいかな…なんだか…いつも以上にエレンが欲しくてたまらない…」
ミカサ「こうしてエレンを押さえつけているだけで…高揚してくる…」ギュウ
エレン「お、おい…せめて…ベットで…」
ミカサ「………」
ミカサ「…わかった…明日は休みだし…今夜はたっぷり楽しもう…」
エレン「あ、あの…俺…初めてだから…優しくしてくれよ…?」
ミカサ「…大丈夫。心配しないで…」
エレン「……」
ミカサ「…私に任せて…全部私に…」
ーーーーーー
ーーーーーーーー
翌日
朝
ミカサ「…うぅん…朝…?」
ミカサ(身体が怠い…昨日…私は何をしていたんだっけ…確かエレンと一緒にお酒を飲んで…お話して…)
ミカサ(ダメだ…その後の記憶が思い出せない…)
今日はここまでにします
書き溜めないからめっちゃ遅いと思うけどゴメンね?
>エレン「あ、あの…俺…初めてだから…優しくしてくれよ…?」
>ミカサ「…大丈夫。心配しないで…」
さすが正統派ヒロイン。女はこうじゃないとな
あれ?
乙乙
完結させてくれれば遅くても間が空いてもいいんだよ
頑張ってくれ
モゾモゾ…
ミカサ(ん…何か私の隣に何か入ってる?)
…バサッ
エレン「」zzzz
ミカサ(…私の隣にはエレンが寝ていた。…全裸で)
ミカサ(…ニセモノ…?…幻覚…?もしかして私はまだ夢の中…?)
エレン「……うぅん…眩しいな…」バサッ
ミカサ「…あ」(起きた…)
エレン「…ん……おはよう…ミカサ…」
ミカサ「お、おはよう…」
エレン「えっと…気分はどうだ…?」
ミカサ「…少し怠い」
エレン「ははは、俺もだよ、下手な訓練より疲れるかもな…」
ミカサ「………」
エレン「…あのよ…昨日のことは…俺、気にしてないぞ?…酒も入ってたし…仕方ないよな…?」
ミカサ(……き、昨日のこと…!?…私はエレンに昨日何をやらかしたと言うの…!?)
エレン「…今度また辛くなったらいつでも俺を頼れよ?…昨日程度のことならいくらでもしてやるから…」
エレン「ちょっと強引だったけど…その…気持ち良かったし…」ゴニョゴニョ
エレン「…あとよ…昨日のことはあんまり気にしないでくれ、変に気を使わせるよりいつも通りに接してくれた方が俺としても助かる」
ミカサ「…う、うん」
ミカサ「………ん?」ジロー
エレン「…どうした?」
ミカサ(エレンの胸元にキスマークがある…あの形…私のだ…)ジロジロ
エレン「………」
ミカサ(それって…つまり…)
ミカサ(私が…つけたの…?)ジロー
エレン「あ…あんまりジロジロ見ないで欲しいな」モジモジ
ミカサ「あっ…!…ご、ごめんなさい…」
ミカサ(これは…もしかして…昨日の晩エレンと…)
エレン「うぅ…流石に裸だと寒いな…」
エレン「…着替えてくる、ミカサも服着とけよ?」
ミカサ「…わ…わかった」
~着替え中…
エレン「よし、それじゃあ俺は水汲みに行ってくるぞ、飯は一緒に食べたいから帰ってくるまで待っててくれ」
ミカサ「…う、うん…待ってる」
エレン「なるべく早く戻ってくるよ」
ガチャ…ダダダッ…
ミカサ「………」
ミカサ(嗚呼…私はなんてことをしてしまったんだ…)
ミカサ(きっと酔った私は理性を忘れて強引にエレンを襲ってしまったのだろう…)
ミカサ(酔った勢いでヤッてしまうなんて…最低だ…)
ミカサ(お酒の力なんて借りずに…自分の力だけで告白しようって決めてたのに…)
ミカサ「……はぁ」
ミカサ(…なんで昨日のことを忘れてしまったんだ…例えエレンに嫌われてしまっても思い出さえあれば…私は…)
ミカサ「…………」
ミカサ(………エレンが帰ってきたら…ちゃんと謝ろう…)
ミカサ(そして…エレンが私のことを許してくれたら…今度こそ告白しよう…お酒の力も…誰の力も借りずに…私の気持ちを…包み隠さず…)
【水汲み場】
エレン「………」ジャボジャボ
ミカサ『エレン…私ね…あなたのこと…ずっと前から好きだった…!』
ミカサ『愛おしくて愛おしくて仕方ない…!』
エレン(ミカサが…俺のことをこんな風に思っていたなんてな…)
エレン(…1番近くにいた筈なのに全然気がつかなかった…いや、気がつこうとしなかった、が正解かな…)
エレン(俺もミカサのことは好きだし尊敬してる…昔は世話焼きでうっとおしく感じたけど、今思えばあいつなりの愛情表現だったのかもな…?)
エレン(…ミカサは俺のことを異性として好きと言っていたが…俺はどうなんだ…?)
エレン(俺はミカサのことを異性として好きなのか…?)
エレン(あいつと肌を重ねることは別に嫌ではない…むしろミカサからの過剰な愛情に満足感すら感じる…)
エレン(…巨人の力とか関係なしに本当の意味で俺を理解し愛してくれているのは…世界でミカサただ1人だけだ……)
エレン(多分…ミカサに本気で結婚を迫られたら…俺は断れないだろう…)
エレン(世界で1番大切な…俺の家族だからな…)
…ザバンッ
エレン「…さて、そろそろ部屋に戻るか、ミカサが待ってる」
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
エレン(その後、俺はミカサにプロポーズされた)
エレン(正直な話…とても嬉しかった。)
エレン(俺みたいな化け物を本気で愛してくれる人がいたんだ、嬉しくないわけがない)
エレン(もちろん、俺はミカサのことを受け入れた)
エレン(たとえ、俺のこの愛情が家族愛であったとしても…ミカサを拒むことなんて俺には出来ない)
エレン(…普通は、家族と結婚するのに背徳感を抱くのだろうか?)
エレン(…俺には理解できない…家族を…大切な人を愛したい気持ちがなぜ人の道を外れた行為とされているのか…)
エレン(ミカサと俺が同じ血の繋がった本当の家族だとしても…)
エレン(ミカサと俺が同性だったとしても…)
俺はミカサを受け入れただろう
エレン(…俺は異常なのか…?そんなことないよな…?)
860年
エレン「俺たちが結婚してもう5年か…」
ミカサ「…いろいろ会ったね」
エレン「子育てやら壁外遠征やらで、あっという間の5年間だったな」
ミカサ「ゴメンねエレン、私もエレンと一緒に巨人と戦いたかったけど…子供のことが心配で…」
エレン「気にすんなよ、俺たち家族じゃないか」
ミカサ「…ありがとう」
ミカサ(家族…か)
ミカサ(私は気づいている…エレンが私に向けてくる愛情は家族愛の類のものであることに)
ミカサ(…きっと…お酒の力でエレンの心を無理矢理こじ開けた報いなのだろう…)
ミカサ(でもね…たとえ私の愛情とエレンの愛情が食い違っていたとしても…私は…)
エレン「ミカサ、愛しているぞ」
ミカサ「…うん、私もエレンのこと…愛している」
おわり
とりあえず完結です
たくさんの応援コメありがとうございました
もう少しはっちゃけてもよかった気がするが乙
>>69
最初はもっとはっちゃけようと思ってたんだけどね
一度終わりを宣言したのに見苦しいと思うけど、需要あるならはっちゃけたバージョンの分岐書きたいです
…今週末くらいに
時間が空いたので分岐書きます
>>23の続きからの分岐です
エレン「お、おい…せめて…ベットで…」
ミカサ「………」
ミカサ「…わかった…明日は休みだし…今夜はたっぷり楽しもう…」
【ベッド】
エレン「………」ヌギヌギ
エレン「……」チラッ
ミカサ「……!」ドキッ
ミカサ(エレンの裸体…傷一つなくて…綺麗…お酒のせいでほんのり赤みのかかった肌が妖艶に見える…)
ミカサ(まるで…誰の手も触れられない温室で大切に育てられた極上の果実みたいだ…)
ミカサ(それを今夜…私は…)ゴクリ…
エレン「あ、あの…俺…初めてだから…優しくしてくれよ…?」
ミカサ「…ッ!」(…それを私に聞くの…?今この瞬間ですら我慢の限界なのに……)
ミカサ「……それは…約束できない…」
エレン「…」
ミカサ「…先に言っておく…もう私には自分を抑えることなんて、できそうにない」
ミカサ「私の身体…エレンのこと凄く欲しがってる…細胞の一つ一つが沸騰しそう…もう我慢できない…11年も待った…とても長かった…!」
エレン「…ミカサ」
ミカサ(……そんな目で私を見つめないで…エレンが誘惑してくるからいけないのに…)メソラシ…
ミカサ(……)
ミカサ(……そうだよ…)
ミカサ(……これも全部エレンのせいだ…エレンが悪い、熱の籠った視線で私を誘ってくるエレンが悪い、綺麗で艶かしい裸体を私に見せつけて誘惑してくるエレンが悪い、私に押し倒されても抵抗しないエレンが悪い、私は悪くない、私を1人部屋に招きあげた無防備なエレンが悪い、私の気持ちに気づいてくれなかったエレンが悪い、私は悪くない私は悪くない、悪いのはエレンだ…!)
ミカサ(…初めて出会ったときから溜め続けて…我慢し続けていた感情が全部漏れてゆく…!ダメだ…抑えられない…私は…私は…)
ミカサ「……ごめんなさい…ごめんなさいエレン…私はもう…我慢できない……お預けは…もう嫌だ…!」ガバッ
エレン「……!」ドサッ
エレン(酒のせい…ってわけではなさそうだな…ミカサのやつ…本気で俺なんかのことを…)
エレン「…だったら…我慢なんてしなくていい…」ボソッ
ミカサ「…え?」
エレン「…今夜は…俺の身体、ミカサの好きにしていいから…」メソラシ…
エレン「乱暴されても…我慢する…」
エレン「俺…初めてだし、わからないことだらけで少し怖いけど…ミカサにだったらどんなことされても、きっと後悔しない…」
ミカサ「…エレン」
エレン「…あと…ごめん…こんな醜悪な身体で…」
エレン「巨人の肉体なんて気持ち悪いだろう…?」
ミカサ「そんなことない…エレンはエレンだもん…」ギュウ
エレン「おっ、おいミカサ!いきなり抱きついてくるなよ!」
ミカサ「…エレンの肌…とても綺麗…きっと巨人の肉体のお陰…巨人の身体もそこまで悪いものではない…」スリスリ
ミカサ「重要なのは…中身…」
エレン「…そうなのか?」
ミカサ「…うん…巨人は大嫌いだけど…エレンは大好き…」
エレン「……そっか…ありがとう」
エレン「…ミカサって…暖かいんだな…」ギュウ
ミカサ「…エレンの方がずっと暖かい…私の温もりは…エレンが教えてくれたんだから…」
エレン「…ミカサ」
………………………………………
…………………………
…………
翌日
朝
ミカサ「…うぅん…朝…?」
ミカサ(…身体が怠い…昨日…私は何をしていたんだっけ…確かエレンと一緒にお酒を飲んで…お話して…)
ミカサ(ダメだ…その後の記憶が思い出せない…)
モゾモゾ…
ミカサ(ん…何か私の隣に何か入ってる?)
…バサッ
エレン「」zzzz
ミカサ「……!」
ミカサ(………思い出した)
ミカサ(……私は昨日…エレンと…)
ミカサ「……//」ポッ
ミカサ(…エレンはありのままの私を受け入れてくれた…)
ミカサ「………」プルプル…
ミカサ(…嬉し過ぎて…気絶しそうだ…産まれて来てよかった…お母さん…お父さん…私を産んでくれてありがとう…)
エレン「……うぅん…眩しいな…」バサッ
ミカサ「…エレン!」
エレン「…ん……おはよう…ミカサ…」ゴシゴシ
ミカサ「お、おはよう…!」
ミカサ(ねねっ…寝起きのエレン無防備すぎ…!…シーツからはみ出ている太腿が艶めかしい…!)ドキドキ
ミカサ「あの…えっと…その…気分はどう…?」
エレン「…少し、怠いかな?」
ミカサ「そそ…そっか…」(…目のやり場に困る…昨日の夜は平気だったのに…)
エレン「…ミカサは?」
ミカサ「私は大丈夫」(本当は少し疲れてる…けど…エレンの前では格好良い私でありたい…)
エレン「やっぱりお前はスゲェな…」
ミカサ「うん…ありがとう…」(褒められた…嬉しい…)
エレン「…へくちっ!」
エレン「……うぅ」ブルブル
ミカサ「…エレン、寒いの?」
エレン「…ああ、最近は朝が冷えるからな…巨人の肉体を持っていても寒いものは寒い…」ブルブル
ミカサ「だったから早く服を着るべき!エレンが風邪ひいちゃう!」(私の理性が保たれてるうちに…早く…!)
エレン「そうだな、ちょっと向こうの部屋で着替えてくる」ノソノソ
ミカサ(ほっ…これでようやくエレンを直視できる…)
ミカサ「…はっくしょんっ!」
ミカサ「…うぅ」ブルブル
ミカサ(安心したら寒くなってきた…)
ミカサ「…私も着替えよう」
今日はここまでします
少しはっちゃけすぎたような気もするけど気にしない
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