ガッシュ「ピカチュウ、君に決めたのだ!」 (89)
ガッシュ「のう清麿」
清麿「何だガッシュ」
ガッシュ「『ぽけもん』とは一体何なのだ?」
清麿「子供を中心に、世界中で大人気のコンテンツだ。確か原作はゲームだったか」
ガッシュ「面白いのかのう」
清麿「知らん。俺はデジモン派だからな」
ガッシュ「しかし今私たちの手元には、『にんてんどーDS』なるものと、『ぽけもん』のゲームがあるのだ」
清麿「モチノキ商店街の福引で当たったからな」
ガッシュ「これは、やるしかないのだ!」
清麿「やれやれ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363392328
このあいだ書いたガッシュssがそこそこ受け入れられたっぽかったので、
調子こいて別のを書いた
ポケモンの知識間違ってても堪忍してください
ガッシュ「ただいまなのだー!」
華「あらお帰りなさい、おつかいありがとう!」
ガッシュ「母上殿ー!これを見て欲しいのだ!商店街の福引で当たったのだ」
華「まぁまぁ、良かったじゃない!」
華「二つ貰えたってことは、ガッシュちゃんと清麿で仲良く遊べるってことよね」
清麿「はぁ!?何で俺がやる前提なんだよ。もう一組のゲームは売るなりしちまえばいいだろ」
華「コラ清麿。滅多なこと言うもんじゃありません。これ目当てで福引に挑戦して、夢破れた人たちだってたくさんいるんだから」
清麿「刺さる言い方をするな」
ガッシュ「清麿〜、良いではないか!たまにはこういう遊びに興じても、バチは当たらないのだ!」
ガッシュ「それに、ただでさえお主は中身が老けているのだから、少しは年相応のことをするべきなのだ」
華「ぶふっ!!!」
清麿「」
ガッシュ「ウヌ、清麿?どうしたのだ」
清麿「.....だ」
ガッシュ「?」
清麿「上等だコンチキショー!!!もう片方のゲーム機とソフトをよこしやがれ!ギタンギタンにへこましたるからなーー!!!!」クワッ
ガッシュ「イヤー!母上殿ー!鬼が、人の皮を被った鬼がぁーーー!」
華(微笑ましい光景だわ)
ガッシュ時系列はどうなっている?ファウード終了後だと清麿が無双状態に突入するが。
脳内再生余裕のため期待
--清麿の部屋
ガッシュ「まず、この三匹の中から自分のパートナーとなるポケモンを選ぶのだ」
清麿「ガッシュ、お前はどいつにするんだ?俺はこの『ツタージャ』にしたぞ」
ガッシュ「ウヌ〜、迷っているのだ」ゴロゴロ
清麿「落ち着け」
ガッシュ「よし、決めた!この『ミジュマル』にするのだ!」
清麿「そいつがお前の相棒になるんだ。大事に育てろよ」
ガッシュ「心配無用なのだ!清麿こそ、しっかり面倒をみるのだぞ!」
清麿「そういうゲームじゃねえから」
>>6
特に考えてなかった
ファウード突入前か、ガッシュ対アシュロン戦の前辺りでよろ
一週間後、モチノキ第二中学校
金山「勝負だ岩島ァ!俺さまのノコッチパーティに勝てると思うなよ!?」
岩島「アーブダークショーン!!ボクのUMAパーティの方が百枚上手さ!」
清麿「.....何やってんだ、あいつら」
山中「ポケモンだとさー、なんかあいつらここ最近ずっとあれなんだよ」
鈴芽「喧嘩はダメだよー、みんなでカケラ集めをする方が絶対面白いのにー」
清麿「ん、何だ。水野もポケモンやってるのか?」
鈴芽「うんっ!とっても可愛い子たちばっかりなんだもん!」
清麿「ちなみにどのポケモンが好きなんだ?」
鈴芽「マッギョ」
清麿「そうか」
金山「ノコッチ、『はかいこうせん』だァ!......ちきしょう!また当たらねぇ!!」
岩島「『か げ ぶ ん し ん』」
金山「ヒキョーだぞ岩島ァ!小癪な技ばっか使いやがって!!」
岩島「まだまだ青いね金山君!ポケモンの真骨頂は補助技なのさ!」
清麿「あいつら楽しそうだな」
金子「ところで何で誰も学校にゲームを持ってきていることに突っ込まないんだ」
清麿「ただいまー」
華「おかえり!ちょうど良かったわ、おやつ食べていきなさい」
清麿「ん、サンキュ」
『ピカチュウ!10まんボルト!!』『ピィ〜カァ〜!ちぅ〜〜!!』
ガッシュ「ピカチュウ頑張るのだー!!」
清麿「ガッシュ。どうしたんだ騒々しい」
ガッシュ「おぉ、居たのか清麿。今、ポケモンのアニメを観ていたところなのだ」
華「ガッシュちゃんてば、すっかりピカチュウが気に入っちゃったのよね?」
ガッシュ「ウヌ!何だか色々と他人の気がしないのだ!!」
清麿「何の話かよく分からん」
ガッシュ「しかし、一つ大きな問題があるのだ」
清麿「何だ」
ガッシュ「私の持っているソフトには、ピカチュウが出てこないのだ!!!!」
清麿「そうなのか?」
ガッシュ「何でも、ピカチュウを手に入れるには、これより以前のソフトが必要らしいのだ.....」
ガッシュ「何とか手に入れようとよし子ちゃん達にお願いしに行ったのだが、ナオミちゃんの妨害により全て失敗に終わってしまったのだーーー!!!」シクシク
清麿「哀れな」
ガッシュ「どうして私だけピカチュウが貰えないのだ—!こんなのあんまりではないかー!」オロローン
清麿「お前の相棒の立場が無いな」
清麿「それはさておきガッシュ。お前に朗報があるぞ」
ガッシュ「?いったい何なのだ」
清麿「あぁ、クラスの連中に聞いたんだが...」
--モチノキデパート
ガッシュ「ぴっかっちゅう!ぴっかっちゅう!」ルンルン
清麿「はしゃぎすぎだぞガッシュ」
ガッシュ「ウヌ、はしゃがずにはいられないのだ!もう少しでピカチュウに会えるかと思うと...!」
清麿「ポケモンの配信、ねぇ。科学の力ってすげー」
ワイワイ ガヤガヤ
清麿「ホラ、あそこだ」
ガッシュ「ウヌ、行ってきますなのだー!」
清麿「まったく、何しに人間界に来てんだか」
ガッシュ「やったのだー!ねんがんのピカチュウをてにいれたのだ!」
清麿「おう、良かったな!」
「やったー!ねんがんのピカチュウをてにいれたわ!」
「ふふっ、良かったわね!」
ガッシュ「ヌ?」
恵「ガッシュくん、きっと喜ぶわよ〜!」
ティオ「か、勘違いしないでよ!別にガッシュのためにピカチュウ貰いに来たわけじゃ....」
ガッシュ「.......」
ティオ「」
ガッシュ「あ!やせいのティオがあらわれたのだ」
ティオ「誰が野生だゴルァア!!」ギュウウウウウ
ガッシュ「ヌアアアア!!!」
清麿「ティオの しめつける こうげき」
恵「こうかは ばつぐんだ!」
恵「ええ、たまたま仕事で近くにきたからそのついでに」
清麿「そうだったのか。しかしティオには悪いことをしたな...」
恵「まぁ仕方ないわ。サプライズに不慮の事故は付き物だもの」
ガッシュ「ウヌ〜、良いではないか〜!ティオのピカチュウも私に譲ってほしいのだ〜!!」
ティオ「黙りなさいこの欲張りがーーー!」
清麿「ガッシュめ、デリカシーの欠片もありゃしない」
恵「それキミが言えるセリフかなぁ」
清麿「えっ」
ティオ「んもう、しつっこいわねー!そんなにピカチュウが好きなら、魔法か何かであんたがピカチュウになればいいじゃない!」
ガッシュ「う、ウヌ。何だか冗談に聞こえないのだ。それは少し困るのだ」
恵「......ガッチュウ?」
清麿「恵さん」
恵「ごめん忘れて」
ティオ「もういいわ!こうなったらポケモンバトルよ!」
ティオ「あんたが勝ったらピカチュウを譲ってあげてもいいわ!」
ガッシュ「本当か!?」キラキラ
ティオ「ただし!私が勝った場合....」
ティオ「もう一度首を絞めさせろォォォォォ!!」ジェラァァァァ
ガッシュ「」
ガッシュ「こ、この戦い負けるわけにはいかぬ!」
ガッシュ「貰ったばかりのピカチュウも私なりに強いわざを覚えさせてみたのだ!」
ティオ「いざ勝負!」
ガッシュ「いけっ、ピカチュウ!!」ピカー
ティオ「負けないわよ、ピクシーちゃん!」プップー
数 分 後
『ピクシーの コスモパワー!』チュミミミミン
『ピクシーの ぼうぎょが あがった!』
『ピクシーの とくぼうが あがった!』
ガッシュ「う、ウヌ。またそのわざなのか!?」
ティオ「ふっふーん♪どう、手も足も出ないでしょう」
清麿「ティオのポケモンは回復や守りに特化したものばかりか」
恵「うん、自分の能力がよっぽど気に入ってるみたいだわ」
『ピクシーの のしかかり!』
ガッシュ「あーん!ダイケンキが倒れたのだー!」
ティオ「......」
ガッシュ「イヤー!首絞めだけは!首絞めだけは勘弁してほしいのだー!!」
ティオ「......ガッシュ、あんたのポケモン、ちょっと見せてみなさいよ」
ガッシュ「えっ」
ティオ「な、何これ....」
ダイケンキ:おぼえているわざ
なみのり シェルブレード シザークロス リベンジ
キリキザン:おぼえているわざ
つじぎり アイアンヘッド きりさく いあいぎり
ティオ「さ、さっき貰ったピカチュウは...」
ピカチュウ:おぼえているわざ
ボルテッカー 10まんボルト たたきつける アイアンテール
ティオ「」
ガッシュ「のうティオ、さっきから一体なにを.....」
ティオ「ガッシュさん」
ガッシュ「何なのだティオさん」
ティオ「この、わざのチョイスは何なの?」
ガッシュ「ぜんぶ攻撃わざなのだ!そのほうが、たくさん敵にダメージが与えられるであろう?」
ガッシュ「ちなみにそのピカチュウは、アニメのサトシくんのピカチュウを参考にしたのだ!」ドヤァ
ティオ「」
ティオ「ガッシュくん」
ガッシュ「何なのだティオくん」
ティオ「これまでの、魔物との戦いを思い出しなさい」
ガッシュ「ウヌ」
ティオ「あんた、ザケルやバオウ・ザケルガだけで勝ってこられた?」
ガッシュ「」
ティオ「ザグルゼムとかラシルドみたいな、防御や補助の術もあったから勝ってこられたんでしょ?」
ガッシュ「う、ウヌぅ」
ティオ「つまり......」
ティオ「攻撃一辺倒で勝てるほど、ポケモンバトルは甘くないの!!!」クワッ
ガッシュ「!!!!!!!」
清麿「凄い迫力だな」
恵「正直私も驚いてるわ」
ティオ「いい!?ガッシュ!これから私がポケモンバトルの何たるかをあんたに叩き込んであげる!」
ガッシュ「ウヌ!望むところなのだ!よろしく頼むぞティオ!!」
恵「ティオったら張り切っちゃって....!」
清麿「あぁ見えてしっかりしてるよね、ティオって。恵さんの影響かな?」
恵「どうかしら?」ニコッ
恵「ただ、私とティオってもっぱらサポート担当でしょ?だから、前線に立つガッシュくんや清麿くんとは少し見えているものが違ったりするのよね」
清麿「なるほど」
ティオ「まず一番大事なこと!それは『チームの団結力』よ!」
ガッシュ「おぉ、団結!」
ティオ「そう、団結!」
ティオ「ポケモンにはそれぞれ、得意と不得意があるの。タイプの相性はもちろん、能力の面でもね!」
ティオ「攻撃力は高いけれど防御力が低いポケモンとか、素早さが高い分体力が少ないポケモンとか」
ティオ「一つのチームでそれぞれの長所を活かし合って、それぞれの短所を補い合うことで、ポケモンは真の力を発揮できるの!!」
ガッシュ「おぉ!!なんとなく分かってきたのだ!!」
ガッシュ「つまり、私とティオがコンビを組んで戦うことと同じなのだな!?」
ティオ「そう!やればできるじゃない!」
清麿「微笑ましいなぁ」
恵「微笑ましいね」
『ピカチュウは あたらしく でんじはを おぼえた!』テテテテーン♪
ティオ「相手をまひさせて、動きを封じるわざよ!」
ガッシュ「ウヌ、わたしの術で言うならばジケルドの役割なのだ」
恵「ところで、『オタマロ』ってポケモンいるよね?」
清麿「うん、あの憎たらしい顔のやつだよね」
恵「そう。実は私その憎たらしい顔のやつに、『キヨマロ』ってニックネーム付けちゃったの」
清麿「ウソぉ!?」
恵「ウ・ソ♪」
清麿「」
『ピクシーの ちいさくなる!』
ガッシュ「おぉ!これはキャンチョメのコポルクなのだ!」キャッキャ
ティオ「だよねだよね!私も思った!」キャッキャ
恵「ゴメンゴメン!そんな顔しないで」
清麿「まったく恵さんてば...」
恵「ね、せっかくだし、私たちでポケモン交換でもやらない?」
清麿「うん、いいよ。何か欲しいやつがいるの?」
恵「ううん、どの子でもいいわよ?清麿くんがくれるならどんなでも」
清麿「そ、そっか」
清麿(じゃあなんとなく直感で....コイツにしよう)
恵「準備できた?」
清麿「うん、じゃあ始めようか」
デッデッデッデッ デッデッデッデッ デー♪
清麿(あ、やべっ。どうぐ持たせたままだったかも)
恵「あっ、届いた!ん〜どれどれ?」
ラブカス
もちもの:あかいいと
恵「」
清麿「あ、あの。恵さん?」
恵「」
清麿「や、違うんだ。これは、その」
恵「.......」
恵「ばか」
清麿「」
恵「さ、ティオ!もう帰るわよー!」
ティオ「えー、もう!?これからなのにー」
恵「んー、いいのかなー?ガッシュくんは頑張り屋さんだから、そんなに親切にしてるとすぐ追い越されちゃうよー?」
ティオ「もー、失礼ちゃう!私がガッシュなんかに負けるわけないじゃない!」
ガッシュ「ふっふふふ、ティオ。そう言っていられるのも今のうちなのだ」
ティオ「何ですって!?」
ガッシュ「次に会うときはこの私が!お主に『げこくじょう』してくれようぞ!!」
ティオ「....望むところよ!何百回でもメッタメタのギッタギタにしてやるんだから!」
恵「コラ二人とも。さよならのあいさつくらいちゃんとしなさい!」
ガッシュ「ウヌ!ティオ、恵殿、さよならなのだー!」
ティオ「またね!ガッシュ、清麿ー!」
ガッシュ「ティオのおかげでだいぶ強くなることができたのだ!」
ガッシュ「ウヌ?どうしたのだ清麿、そんな所で呆けおって」
清麿「あ、イヤ、何でもない」
清麿(そういえば、恵さんがくれたポケモン.....)
キヨマロ/オタマロ
なまいきなせいかく
清麿「マジだったんかい!!」
ティオ「....恵、どうしちゃったの?そんなにニヤけちゃって」
恵「何の話かしら」
--数日後
『おめでとう!キヨマロは ガマゲロゲにしんかした!』テーンテーンテーン テテテテテテテーン♪
清麿(なーにやってるんだ俺は)
ガッシュ「ヌアアアー!清麿ーーーー!!!」ドタドタドタドタ
清麿「どうした騒がしい。公園に行ってナオミちゃんをポケモンバトルで負かしてくるんじゃなかったのか?」
ガッシュ「ナオミちゃんが....!ナオミちゃんが.....!また私をいじめたのだーーー!!」
清麿「何があった」
--先ほど、公園にて
ガッシュ「ナオミちゃん!いざ尋常にポケモンバトルなのだ!」
ナオミちゃん「にょほほ〜!いいわよガッシュ!けちょんけちょんにしてあげるわ!」
ガッシュ「いけっ、ピカチュウ!」
ナオミちゃん「ココドラ、レッツゴー!」
ココドラ:Lv1
ガッシュ「ウヌ?れべる1とな?」
ガッシュ「ナオミちゃん、ちゃんとポケモンを育てないとダメではないか。これでは勝負にならないのだ」
ナオミちゃん「んふふ、それはどうかしらぁ〜?」
ガッシュ「?」
『ピカチュウの ボルテッカー!』
ガッシュ「よぉし、まずは一匹なのだ!」
ナオミちゃん「」ニヤリ
ココドラの がんじょう
『ココドラは こうげきにたえた!』
ガッシュ「」
ナオミちゃん「さぁ、お仕置きの時間よーーー!!」
『ココドラの メタルバースト!』
『ピカチュウは たおれた!』
ガッシュ「」
ボッボッ テレレー♪
『ココドラは かいがらのすずで たいりょくを かいふく』
ガッシュ「」
以降、繰り返し
ガッシュ「.....と、いう訳なのだ」
清麿「何とえげつない」
ピンポーン♪
清麿「おっ」
ウマゴン「メルメルメ〜♪」
サンビーム「やぁ清麿」
清麿「ウマゴン、サンビームさん!いらっしゃい」
サンビーム「イヤ、スマナイね。ウマゴンがガッシュとポケモンバトルがしたいと聞かなくってね」
ウマゴン「メル?」
ガッシュ「.......」ショボーン
清麿「あぁ、ガッシュは今ちょっと心を病んでるんだ。代わりに俺が相手をしても構わないか?」
サンビーム「あぁ、相手にとって不足なしだ。行くぞウマゴン!」
ウマゴン「メルメルメ〜!」
サンビーム「さぁ、バトルスタートだ!」
ウマゴン「メルメル!」
清麿(ウマゴンは手、というか足があんなだからサンビームさんが代わりに操作している訳だが)
清麿(微笑ましいのかシュールなのかよく分からんなぁ)
『いけっ!ジャローダ!』
サンビーム「グル—ビー!いいポケモンを持っているじゃないか」
清麿「そりゃどーも」
サンビーム「しかし読みを誤ったな清麿。私たちの一番手はこいつだ!!」
『いけっ!ギャロップ!』
清麿「!しまった、炎タイプ相手に草タイプじゃあ万事休すだ!」
ウマゴン「ブフーw」
清麿「」イラッ
清麿(ええい、落ち着け!この場合、ベストの選択は....)
『ジャローダ、こうたい!もどれ!』
サンビーム「フム、やはりそう来たか」
清麿「こいつを甘くみるなよ、サンビームさん!」
『いけっ!キヨマロ!』
キヨマロ『ゲーロ』
ウマゴン「」
サンビーム「」
清麿「.......」
サンビーム「......清麿」
清麿「しょうがないだろ!人から貰ったポケモンはニックネーム変えられねぇんだから!!!」
サンビーム「イヤ、だったらタマゴを産ませて....」
清麿「そんなこと分かってるよコンチキショー!」
『ギャロップの にほんばれ!』
『ひざしが つよくなった!』
清麿(天候を変えて、自身に有利な展開を作るつもりか!流石サンビームさん、一筋縄ではいかないな)
清麿(しかしタイプの相性ではこちらが有利!このまま押し切らせてもらう!)
サンビーム「清麿、タイプの相性で自分が勝っている、そう考えているだろう」
清麿「何?」
サンビーム「だがそれは早計だったな!先ほどの『にほんばれ』はこのためだったのだ!」
サンビーム「行くぞウマゴン!!イッツ・グル—ビー!!!」
ウマゴン「メルメルメ〜!」
『ギャロップの ソーラービーム!』
清麿「くさタイプのわざだと!?しかもこれは....!」
サンビーム「そう!本来発動までに2ターン必要なわざだが、太陽が照り付けているこのステージでは問答無用で放つことができる!!」
『こうかは ばつぐんだ!』
『キヨマロは たおれた!』
清麿「くそ、してやられたぜ...!」
サンビーム「みずタイプに替えたことが裏目に出たな、清麿」
サンビーム「ソーラービーム!即ち太陽光線!つまりサンビーム!!」
清麿「それが言いたかっただけだろアンタ」
サンビーム「そうだ」
サンビーム「ディオエムル・シュドルク!」
ウマゴン「メルメルメ〜!」
『ギャロップの オーバーヒート!』
清麿「くっ、何て火力なんだ!」
『へラクロスは たおれた!』
清麿「カブテリモーーーーン!!」
サンビーム「それ違う」
『トゲキッスの エアスラッシュ!』
清麿「はー、駄目だこりゃ。俺の完敗だなー」
ウマゴン「メル〜!」
サンビーム「ハハハ。どうだい清麿、ウマゴンお気に入りのトゲキッスは強かっただろう」
清麿「あぁ。手も足も出なかったよ」
ピンポーン♪
ティオ「ヤッホー!遊びに来たわよー!!」
恵「こんにちはー!」
清麿「恵さん、ティオ!さ、入って入って」
恵「ええ、お邪魔するわね!オタマロくん」
清麿「」
清麿(え〜、ひょっとしてまだ機嫌悪いのか?)
恵「♪」
清麿(?機嫌良いのかな。やっぱりよく分からないなぁこの人)
ウマゴン「メルメル〜!!」
サンビーム「やぁティオ、恵。久しぶりだね」
恵「サンビームさん、ウマゴンくん!」
ティオ「ガッシュ、どーしちゃったの?しょぼくれちゃって」
ガッシュ「ティオ....。私はもう駄目なのだ。おしまいなのだぁ....」
ティオ「何寝言言ってんの!ふてくされてる暇があったら私と勝負しなさい!!」
恵「ガッシュくん、何か辛いことでもあったの?綾〇路きみまろくん」
清麿「色々あったんだよ。あと僕の名前はきよまろです」
ティオ「ピクシーちゃん、出番よ!」
『いけっ、ピクシー!』
ガッシュ「カマキリジョー、がんばるのだ!!」
『いけっ、ストライク!』
ティオ「あぁ、なるほどカマキリね....」
サンビーム「ところで清麿。先ほどのあのガマゲロゲ、一体誰から譲り受けたものなんだい?君の名前をニックネームにしているとは」
清麿「あぁ、それは....」
恵「あら!私があげたオタマロ、大事に育ててくれたのね!嬉しいっ!ありがとう、マシュマロくん!」
清麿「はったおすぞ」
サンビーム「清麿?いま、恵に向かって『押し倒すぞ』と言ったか」
清麿「俺そろそろ泣きなそうなんだが」
>>54
最後誤字った
清麿「俺そろそろ泣きそうなんだが」
『ピクシーの コスモパワー!』
ガッシュ「ウヌ〜!やはり手ごわいのだ」
ティオ「まだまだお子様レベルね〜ガッシュ♪」
『ストライクの つばめがえし!』
『きゅうしょに あたった!』
ティオ「えっ」
『ピクシーは たおれた!』
ガッシュ「やったのだ!ついに、ティオのピクシーを撃破したのだー!」
ウマゴン「メルメルメ〜!」ポクポク
ティオ「」
ガッシュ「さぁティオ!遠慮はいらぬ、どんどん来るのだ!」
ティオ「いま遠慮はいらないって言ったわよね」
ガッシュ「えっ」
ティオ「ジェラァアアアアアアアアアアアア!!!」
ガッシュ「イヤー!ティオ!!それは、それはダメなのだ!」
恵「いけない!怒りのあまりティオがリアルファイトに!!」
清麿「落ち着けティオぉ!!!」
『てっつっの〜フォルゴ〜レ♪むってっきフォルゴ〜レ♪』
ガッシュ「!!こ、この歌は.....!」
フォルゴレ「ハッハハー!チャオ〜!イターリアの英雄!世界中のスター!パールコ・フォルゴォーレだよ〜!!」
キャンチョメ「そしてその相棒、無敵のキャンチョメさまだ〜っ!!」
清麿「お前ら、何でまた」
キャンチョメ「へへーん、ガッシュ達がポケモンにはまっているって噂を聞いて、駆けつけてきてやったんだぞーう!」
恵「...ナゾナゾ博士の仕業かしら?」
サンビーム「あの人も遊び好きだからなぁ」
キャンチョメ「ポケモンは世界共通、万国共有の素晴らしいものなんだ!そう、まるでフォルゴレのように!!」
ティオ「あえてツッコまないわよ」
フォルゴレ「ハッハッハ。どうだい恵?もし私が君にポケモンバトルで勝利したら、キミのその素敵なボインを私がもいであげるというのは?」
恵「全力で却下します」
フォルゴレ「うーん、つれないなぁ。世間一般のバンビーナ達なら『ハイ、喜んで!むしろ今すぐもいで!』と即答してくれるのに」
恵「あなたの的外れな常識をこの国に持ち込まないでください!!治外法権です」
ガッシュ「恵殿は、フォルゴレに対してやたら強気だのう」
清麿「防衛本能が働いてるんだろ」
フォルゴレ「よぉーし分かった!ならば条件を変えよう。もし、私が勝ったら.....」
フォルゴレ「清麿を我が故郷、イターリアに連れて帰る!」
恵「」
清麿「はぁ!?いきなり何を言い出すんだお前は」
フォルゴレ「おーっと清麿!無視しようったってそうはいかないぞ。この鉄のフォルゴレから逃げられると思ったら大間違いだ!」
ガッシュ「ウヌぅ、しかしそれでは私や母上殿が困るのだ!」
フォルゴレ「心配無用!家ごと引越せばいい」
ティオ「何なのよそれ!?強引すぎる」
キャンチョメ「ガッシュ、清麿!ありがたく思うんだぜー!」
フォルゴレ「どうする?ん?もし勝負をしないというのなら、不戦勝で清麿達をイターリアに」
恵「....わかりました。受けて立つわ!!!」ゴゴゴゴゴゴ
フォルゴレ「ふっ、そうこなくちゃあ面白くない」
清麿「な、何だか話が変な方向に」
フォルゴレ「いざっ!」
恵「尋常に勝負!!!」
『いけっ!ワタッコ!』
サンビーム「恵の一番手はくさタイプか」
恵「えぇ、というかくさタイプしかいません」
清麿「えぇっ!?そうなの!?」
恵「うん。まぁ、あまり強くはないけれど」
恵「でも、自分の好きな子たちで勝てたら、すごく嬉しいじゃない?」
フォルゴレ「.....ふっ、良い心がけだね」
フォルゴレ「だけど、それはこちらも同じことさっ!」
『いけっ!ラティオス!』
ティオ「えぇー!?いきなりそんな強そうなやつを....!」
恵(フォルゴレさん本気ね...!絶対ルージュラ辺りを出してくると思ってたのに)
恵「でも、そう簡単にはいきませんよ!」
『ワタッコの ねむりごな!』
『ラティオスは ねむってしまった!』
フォルゴレ「やるね」
『ラティオスは たおれた!』
ティオ「やったぁ!さすが恵!」
ガッシュ「恵殿のワタッコはすでに倒されているから、これで同点なのだ!」
ウマゴン「メルメル」
フォルゴレ「フフフ、良い腕だね」
フォルゴレ「でも、こいつはどうかな?」
『いけっ!サンダー!』
恵「!?こ、これは.....」
サンビーム「まさか.....!」
フォルゴレ「」ニヤリ
『サンダーの ドリルくちばし!』
『ファイヤーの ゴッドバード!』
『フリーザーの ぜったいれいど!』
恵「ま、負けた....」ガクッ
ティオ「ウソ、恵が....!」
清麿「伝説のポケモン一色とは....凄いメンバーだな」
サンビーム「あの力任せの戦い方....。彼は、本当にフォルゴレか?」
清麿「サンビームさん?それはどういう...」
フォルゴレ「....ハッハッハッ。どうやら私の勝ちのようだ」
フォルゴレ「さぁ清麿!私と共に行こう!夢の国、イターリアへ!」
清麿「バカ!夢の国は止めろ!消されるぞ!ていうか行かねーし!!誰か助けて!」
恵「清麿くん、手紙、書くからね....!」グスッ
清麿「恵さんあきらめないでー!!どれだけ潔いんだあんたは!!!」
ガッシュ「待つのだフォルゴレ!!!」
ガッシュ「私が、相手になるのだ!!」
フォルゴレ「ほう」
ティオ「ちょ、ガッシュ!?何言ってるのよ!」
ウマゴン「メル、メルメル!?」
ガッシュ「清麿の家はここなのだ!誰にも連れて行かせはしない!絶対にだ!」
ティオ「だからって、恵でさえ勝てなかった相手に、あんたが勝てるって言うの!?」
ガッシュ「ウヌ、たぶん勝てないのだ」
ティオ「はぁ!?」
ガッシュ「しかし、何もせずに清麿が連れていかれるのは嫌なのだ!何より....」
ガッシュ「わたしは、あの者とポケモンバトルをしてみたいのだ!!」
キャンチョメ「ガッシュ.....」
フォルゴレ「....いいだろう、勝負だガッシュ!」
ガッシュ「がんばるのだ、ダイケンキ!!」
フォルゴレ「フフフ、見せてやろう。僕の最強のポケモンを!」
『いけっ!ダークライ!』
サンビーム「!あのポケモンは....!」
清麿「強いのか?」
サンビーム「あぁ。見ていれば分かるさ」
『ダークライの ダークホール!』
『ダイケンキは ねむってしまった!』
ガッシュ「ウヌ!?」
『ダークライの あくのはどう!』
『ダイケンキは たおれた!』
ティオ「あっという間に倒されちゃった....!」
ガッシュ「よぉし、ならばいけっ!キリキザン」
フォルゴレ「甘いぞぉ!」
『ダークライの ダークホール!』
『キリキザンは ねむってしまった!』
ガッシュ「!?」
『ダークライの きあいだま!』
『こうかは ばつぐんだ!』
『キリキザンは たおれた!』
清麿「何だよこれ....!一方的すぎる」
サンビーム「ダークライはあの素早さと攻撃力、加えて相手を眠らせるあのわざの脅威で多くのプレイヤーに恐れられているんだ」
サンビーム「一部では、あのポケモンを害悪とみなしている人もいるそうだ」
ティオ「こ、こんなの勝負にならないじゃない....!酷いわよフォルゴレ!!」
ウマゴン「メルメル!!」
ティオ「キャンチョメ!あんたも何とか言ったらどうなの!!」
キャンチョメ「うるさい!黙って見てろよ!フォルゴレのこと悪く言うと、僕がゆるさないぞぉ!!」
ティオ「なぁあんですってぇ、泣き虫キャンチョメが偉そうにぃ〜!!」
恵「ティオ!今はキャンチョメくんの言う通り、大人しく見てるのよ」
ティオ「で、でも恵!!」
恵「いいから、ね?」
ティオ「....ハイ」
サンビーム「ウマゴンも、分かったね?」
ウマゴン「メル」
フォルゴレ「....君も、僕やダークライのことを酷い奴だって思うかい?」
ガッシュ「....イヤ、私はそうは思わぬ」
フォルゴレ「どうしてだい?」
ガッシュ「お主はただ、自分の好きなポケモンで楽しくバトルをしたいだけなのであろう?それを酷いなんて言ってしまっては、可哀想ではないか!」
フォルゴレ「.......」
ガッシュ「それに、まだ勝負が付いた訳ではない!私のとっておきの秘密兵器を出すのだ!」
『いけっ!マネネ!!』
ティオ「えぇえ!?何で進化させてないのよ!」
ガッシュ「何となくなのだ」
ティオ「んも〜!そんなんじゃ勝てっこないんだってばー!!」
ウマゴン「メルメルーー!!」
恵「コラ、ティオ!黙ってるって言ったでしょ?」
サンビーム「ウマゴンもだぞ」
ティオ「うぅ...」
ウマゴン「メル...」
キャンチョメ「フォルゴレ....!」
フォルゴレ「何をする気か知らないけど、無駄な足掻きさ!」
ガッシュ「それは違うぞ!!」
『マネネの マジックコート!』
清麿「あれは!相手が自分に向けて放ってきたへんかわざを、そっくりそのまま返すわざだ!」
サンビーム「つまり....!」
『ダークライの ダークホール!』
『マネネは ダークホールをはねかえした!』
『ダークライは ねむってしまった!』
ガッシュ「やったー!作戦成功なのだー!」
ティオ「信じらんない!やるじゃないガッシュ!!」
ガッシュ「ウヌ!ティオの特訓のおかげなのだ!」
ガッシュ「さぁ、いよいよ私の相棒の出番なのだ!!」
ガッシュ「ピカチュウ!君に決めたのだ!!」ピカー
『ダークライは ぐうぐう ねむっている』
ガッシュ「チャンスなのだ!!」
『ピカチュウの きあいパンチ!』
『こうかは ばつぐんだ!』
ガッシュ「これで決まりなのだ!」
『ピカチュウの ボルテッカー!』
『ダークライは たおれた!』
ガッシュ「やったのだー!」
ティオ「わぁあ!ガッシュ凄い凄い!見直しちゃったぁ!!」
ウマゴン「メルメルメ〜!」ポクポク
フォルゴレ「....参ったよ。僕の負けだ」
清麿「フォルゴレ?」
フォルゴレ「最後に君みたいな子とバトルができてよかった....」ドサッ
恵「フォルゴレさん!?」
清麿「おい、フォルゴレしっかりしろ!おい!」
フォルゴレ「呼んだ?」
清麿「うぉおびっくりした!!急にしっかりすんな!心臓に悪い」
キャンチョメ「うわ〜んフォルゴレーーー!!」ガシッ
フォルゴレ「ハハハ、泣くなキャンチョメ!!うむ、この様子だといい結果に終わったようだな」
ティオ「???どういうこと?」
サンビーム「フォルゴレ、事情を説明してくれるな?」
フォルゴレ「あぁ、もちろんだとも」
フォルゴレ「ほんの数日前のことだ。私とキャンチョメは街の路地裏で一人の男の子に出会ったんだ」
フォルゴレ「といっても、その子は幽霊だったが」
一同「「「幽霊!!!??」」」
清麿「何平然ととんでもねーこと口走ってんだ!!からかおうったってそうはいかねーぞ!」
フォルゴレ「模範的なリアクションだな。しかし、私とキャンチョメは確かにこの目で見て、そして話までしたのだ」
キャンチョメ「ま、幽霊と友達になるくらい、ボクとフォルゴレには朝飯前だよね!」
フォルゴレ「そして詳しく事情を聞いたのだが....」
少年『ボク、生きているときポケモンが大好きだったんだ』
フォルゴレ『ほーう奇遇だねぇ。実は私もポケモンがだぁーい好きなのさ!』
フォルゴレ『まぁ、女性のボインの方がもーっと好きだけどねHAHAHAHAHA!!』
キャンチョメ『僕はお菓子が大好きなんだぜー!欲しいかい?あげるよ』ゴソゴソ
少年『........』
フォルゴレ『.....ん、コホン。それで、キミはポケモンが好きと言っていたね?』
少年『うん。だけど、ポケモンのせいで僕は一人ぼっちになっちゃったんだ』
フォルゴレ『......どうしてか、教えてくれるかい?』
少年『.....うん』
少年『ボク、伝説のポケモンが大好きで、ずっとそのポケモンたちと一緒にバトルをしてたんだ』
少年『だけど、次第に周りのみんなは僕の相手をしてくれなくなったんだ』
少年『強いポケモンでごり押しするだけのお前なんかとバトルしても面白くない、って』
少年『ボクはみんなと同じように、好きなポケモンを使って楽しくバトルしたかっただけなのに。何でこんなことになっちゃったんだろう』
少年『結局ボクは、その後事故で死んじゃって。見ての通りさ』
キャンチョメ『.......』
少年『でも変なんだ。ポケモンのせいで独りぼっちになったっていうのに嫌いになれない』
少年『それどころか、幽霊になっちゃった今でも、ポケモンで遊ぶことだけはできるんだ』
フォルゴレ『..........』
キャンチョメ『...フォルゴレ?』
フォルゴレ『少年。私と今からポケモンバトルをしよう』
少年『....えっ?』
フォルゴレ『ポケモンバトルだ!ハッハッハッ。友達相手に負け知らずだったからって、いい気になるんじゃないぜ?』
フォルゴレ『上には上が!そう!イターリアの英雄!世界中のスター!パールコ・フォルゴォーレがいるということを教えてあげよう!』
少年『......う、うん!うんっ!よぉし、負けないよぉ!!』
少年『やったぁ、ボクの勝ちだよ!』
フォルゴレ『......』
少年『あっ.....』
フォルゴレ『ふ....ふふふ....』
フォルゴレ『はーっはっはっは!いやー負けた負けた!!ハハハハハハ!』
少年『え?何で、笑って....。ボクのこと嫌いにならないの?』
フォルゴレ『うん?何を嫌いになれというんだい?君とポケモンが一生懸命頑張って、この私に勝利した!だったら、笑うしかないだろう?HAHAHAHAHAHA!』
少年『.....!うん、ありがとうおじさん!!』
フォルゴレ(おじさんかー)
キャンチョメ『よぉーし!今度はこの無敵のキャンチョメさまが相手をしてやるぞーう!!メタモンの力、思い知らせてやるぜー!!』
少年『うん!負けないよ!!』
清麿「....で、キャンチョメもボコボコにされたと」
キャンチョメ「ひどいや清麿!まぁなすすべもなくボコボコにされたんだけどね」
フォルゴレ「少年はまだまだ遊び足らない様子でな。つい、『私の体を貸すから、満足するまでバトルするといい』と言ってしまったんだハハハ!」
恵「それで、彼を満足させるために、はるばるここまで来たと」
フォルゴレ「そう。キミたちならきっと、彼に楽しい時間を過ごさせてやれると思ったからね」
サンビーム「あんなことを言って恵やガッシュを焚き付けたのは、そのためだったのか」
フォルゴレ「まぁ何にしても、いきなり押しかけて色々と済まなかったな。このとおりだ」ドゲザ
ティオ「や、やめてよもう!...わ、私こそごめんね?色々ヒドイこと言っちゃって....」
ウマゴン「メルメル...」
フォルゴレ「いやいや、いいんだ」
ガッシュ「しかし、幽霊に取り憑かれてもピンピンしているとは。さすが、鉄のフォルゴレなのだ!」
フォルゴレ「ハハハハ!当たり前じゃないかー!」
フォルゴレ「何だか他人の気がしなくてな。放っておけなかったんだ」
キャンチョメ「?フォルゴレ、今何か言った?」
フォルゴレ「恵のボインが揉みたーいと言ったのさ〜HAHAHA!」
恵「今は聞き逃してあげます」
フォルゴレ「ところでガッシュ。どうも君は真実を見抜いた上で私にバトルを挑んだようだね」
清麿「そうだったのかガッシュ!?」
ガッシュ「ウヌ、まぁ、なんとなくだが」
フォルゴレ「どこで気づいたんだい?」
ガッシュ「まず、フォルゴレがあんなにカッコいいポケモンばかりを使ってくるのはおかしいと思ったのだ」
恵「それは私も思った」
フォルゴレ「失礼じゃないか君たち」
ガッシュ「なにより、恵とフォルゴレがバトルしているあいだ、キャンチョメが何も喋らずにずっと不安そうな顔をしていたことが決定的だったのだ!!」
キャンチョメ「あっ....」
ティオ「そういえばそうね!どうりで静かだと思ったのよ」
清麿「なるほど。もし本当にフォルゴレ自身がバトルをしていたなら、キャンチョメは全力で応援していたはずだからなぁ」
フォルゴレ「ともかく恵!それにガッシュ。キミ達のおかげで、彼は無事天国へ逝けたみたいだ。本当に感謝する。ありがとう」
恵「まぁ、ほとんどガッシュくんのおかげなんだけど」
ガッシュ「ウヌ!私も、とても手ごわい相手と戦うことができて楽しかったのだ!」
清麿「....どうやらこのポケモンのゲーム、『優しい王様』の教育の一環として思わぬ効果を発揮したみたいだな」
サンビーム「まったく、最高にイカしたゲームじゃないか」
フォルゴレ「よーし!ひと段落したところでポケモンバトルだ!誰か、この私のカバさんことカバルドン率いる無敵のパーティに勝てるかな!?」
ティオ「言ったわねー!私が相手してあげるわ!」
ウマゴン「メルメルメ〜!!」
キャンチョメ「よぉ〜しガッシュ!!僕の最強パーティと勝負だ!!」
ガッシュ「ウヌ!楽しいバトルにしようぞ!!」
恵「ふふっ。こんな時間が、ずっと続けばいいのになぁ...」
清麿「...そうだね」
--翌日
ガッシュ「ナオミちゃん!私とポケモンバトルしてほしいのだ!」
ナオミちゃん「あらぁん?昨日あれだけ痛めつけられたのに、まだやる気?」
ガッシュ「ウヌ、何度でも挑戦するのだ!」
ガッシュ「もちろん負けるのはイヤだし、凄く悔しいのだ」
ガッシュ「でも、本当に大切なのは勝つことではない!相手と楽しくバトルをして、お互いを認め合うことなのだ!」
ナオミちゃん「.....ふふふ、それでこそ私のライバル!そうでなくちゃあいじめがいが無いものね!!」
ガッシュ「とはいえ、やっぱり勝ちたいことに変わりはないのだ。ナオミちゃん!今日こそは私が勝つ番なのだ!!」
ナオミちゃん「いいわ!何度でも返り討ちにしてあげる!!にょほほほほ!!」
「「いけっ!!」」
ガッシュ「ピカチュウ、君に決めたのだ!」
お わ り
お ま け
やろうと思ってやめた展開
恵「ね、せっかくだし、私たちでポケモン交換でもやらない?」
清麿「うん、いいよ」
清麿(じゃあなんとなく直感で....コイツにしよう)
デッデッデッデッ デッデッデッデッ デー♪
清麿(あ、やべっ。どうぐ持たせたままだったかも)
恵「あっ、届いた!ん〜どれどれ?」
カイリキ—
もちもの:で か い き ん の た ま
恵「」
完
ssって難しい
これに尽きる
もっとセンスいい人がガッシュss広めてくれることを願う
さよなライオネルリッチ—
ゼオンをバーサーカーソウルでボコボコにしたり、
次回予告でフォルゴレが死ぬことをネタバレしたりすればいいのかな
声優的な意味で
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