サトシ「…え?もう一回言って」
ピカチュウ「だから、電撃出すのがだるいって」
サトシ「な、なんでだよ!」
ピカチュウ「最近さ、俺考えるんだよ。このエコ社会の中、下らない戦いに電撃使ってられない、ってさ」
サトシ「それじゃ、ピカチュウの代名詞、10万ボルトはどうなるんだよ!」
ピカチュウ「俺はもう、発電所で働く。争いより、地球のために使うべきエネルギーだからな。」
サトシ「…じゃあ俺らは…ここでコンビ解消…だって言うのか?」
ピカチュウ「ああ、そうさ」
ピカチュウ「心配するな。新しい相棒となるヤツを連れてきた」
サトシ「だ…だれなんだ!」
ポリゴン「ワタシガ アナタノ アラタナ アイボウ」
サトシ「ファッ!?」
ポリゴン「クリカーエス♪コノポリリズム♪」
サトシ「コイツと共に大地を歩みたくはない…」
ピカチュウ「こいつは…まぁ所詮CPUだからな」
ポリゴン「ワタシジャ…ダメナンデスカ…?」
ピカチュウ「じゃあ違うヤツ連れてくるから、ポリゴンはもう帰っていぞ」
ポリゴン「(ガーン)」
サトシ「じ…じゃあな」
数分後…
ピカチュウ「次の相棒候補はコイツだ!」
ソーナンス「そぉぉぉぉぉぉぉなんっすっ!」
サトシ「…またやっかいなのが来たな」
ピカチュウ「こいつもなかなか根性のあるヤツなんだぜ?」
ソーナンス「あっ、あなたがサトシさんですか…! お話は聞いておりました。」
サトシ「…ソーナンスってこんな律儀なん?」
ピカチュウ「いつもテンション高そうに見えるが、コイツも無理してんだよ。名前という檻に囚われ、本来在りしはずの自分でいられない。でも自分のキャラをひたすら守り、周りを和ませる。いいヤツだろ?」
ソーナンス「やめて下さいよピカチュウさん。僕は決してそのような人では…」
ピカチュウ「…ま、そういう事だ。コイツどうだ?」
サトシ「こいつとなら頑張れそうな気がするぜ…!」
ピカチュウ「じゃあ、俺は行くよ。ソーナンス、相棒として頑張れよ!」
ソーナンス「……そーなんすっ!」
サトシ「えぇ話やなぁ」
サトシ「さっそく腕試しだ!」
ソーナンス「はい!では、どなたとお手合わせしましょうか?」
サトシ「あのポッポと一戦いこうか!」
ポッポ「んぁ?なんだ?」
バトルスタート!
ソーナンス「とりあえずがまん!」
ポッポ「エアカッター!」
ポッポ「でんこうせっか!」
ソーナンス「我慢の限界…うおおお!」
ポッポ「ぐはぁぁっ!!」
サトシ「やるじゃないか!ソーナンス!」
サトシ「お前がそんな力を持ってたなんてなぁ!」
ソーナンス「身に余る光栄です」
サトシ「まずはどこ行こうか?」
ソーナンス「とりあえず歩きましょう」
トコトコトコトコ
サトシ「お、ホウオウ」
ソーナンス「サトシさんにとって珍しくなくなって来たんですね」
サトシ「まぁな。ソーナンス、ちょっと戦ってみるか?」
ソーナンス「そうですね。経験も積みたいですし」
ホウオウ「え?私と戦うってか」
ホウオウの せいなるほのお!
ソーナンス「…んんっ」
サトシ「?」
ホウオウ「がまん中か、もういっちょ」
ホウオウの サイコキネシス!
ソーナンス「…んっ…//」
サトシ「…ちょっと待て」
ホウオウ「お前のポケモン、ドMやったんやな」
サトシ「やはり…がまんが多いと思ったら思いっきり楽しんでやがった」
ソーナンス「こんな風にいたぶられてる自分は嫌いになれないんです」
サトシ「あ、コイツ駄目だ」
サトシ「…こうなったら」
サトシ「ソーナンスを置いて静かに逃げよう」
ホウオウ「お前変態やな」
ソーナンス「そ…そーなんす…」
サトシ「…See you again!(小声)」
ホウオウ「…おい、お前逃げられたで」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません