マサオ「風間君、浪人したのに法政だってさっ」 (115)
マサオ「正直ダサイよねっ!ぼく法政なんて現役の時も受かったよ!」
ネネちゃん「まさお君!そういうこと言うのやめなさいよね!」
マサオ「えええーだってネネちゃんもそう思わない?風間君って幼稚園の頃から英語教室や塾に通ってたじゃないか。」
ネネ「それはそうかもしれないけど・・・。だからってそんな馬鹿にしたみたいな言い方は失礼よ!」
マサオ「ぼく馬鹿にしてなんかないよっ!そういうネネちゃんの方が実はバカにしてるんじゃない!?」
ネネ「確かに、ネネは法政女子から法政大学の内部推薦を蹴って御茶ノ水女子大に行ったけど、法政はいい大学だもん」
マサオ「結局蹴ってるじゃん!」
たまたま同じ店に居合わせていたトオルは苦汁をなめる思いをしていた。
二人はそんなトオルのことに気づいてもいない。
トオルは幼稚園卒業後、小学校受験はせずに公立小学校に入学
中学受験で名門、開成中学に入り、そのまま開成高校に進んだ
そこまでは順風満帆な人生のはずだった
しかし、トオルは挫折する
トオルは高校一年生の時にあるエロゲーに出会ってしまったのだ
そう、その名も『君が望む永遠』というエロゲだ。
トオルはこの通称、『きみのぞ』に没頭するせいか、勉強を疎かにするようになってしまったのだ。
その後、トオルの成績は下がる一方
学年ではもちろんビリ、全国模試の平均偏差値も55、とう開成生とは思えないような数値だった
しかし、あのママの子であるトオルはプライドだけは人一倍高かった
高校三年生の現役時に受けた大学は
慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、明治大学の4つ
開成生として国立大を一つも受けていない時点で壊滅的だが、それでもトオルにとってはかなり勝負に出た志望校だった
しかし、結局滑り止めにしていた明治大学すら受かることなく、トオルは浪人するという道を辿ることとなった
マサオ「あっしんちゃん、来たよ!」
ネネ「後ろにぼーちゃんもいるじゃない、二人とも―こっちよー!」
しんのすけ「おっお二人さん揃いもそろって仲良しねえええ」
ぼー「ひ さ し ぶ り」
ネネ「聞いたわよ、しんちゃん!学生団体立ち上げたんですってー?」
しんのすけ「さすがネネちゃん。情報ツウ~。そうなんだ、環境に関心のある学生達で集まってボランティアをしようっていう、まあどこにでもあるような団体なんだけど」
マサオ「それでもすごいよ、しんちゃん。」
ぼー「ぼ く も は い っ て る」
しんのすけ「そうだぞー。ぼーちゃんと一緒に立ち上げたんだ。ミスソフィアのあいちゃんもいるんだぞ」
マサオ「えっあいちゃん!?いいなー!ぼくもはいりたいー」
ネネ「ネネも!」
ぼー「い つ で も 大 歓 迎」
しんのすけ「はいればー?」
ぼー「と こ ろ で 今 日 風 間 君 は?」
ネネ「あっ風間君ね・・」
マサオ「ああ・・・」
ネネ「風間くんはね、なんか誘ったんだけどトオルママに断られちゃったの」
しんのすけ「なんで!?オラ風間君に会いたいぞ!」
マサオ「なんかね、ぼくたちに会いたくないんだって」
ぼー「な ん で !?」
マサオ「たぶんなんだけど、そのー・・風間君、浪人したじゃん?でも、現役組のぼくたちより低い法政に言ってるからだと思うんだ・・」
ネネ「ネネは御茶女、マサオ君は早稲田、ぼーちゃんは東工大、しんちゃんは、慶應・・・」
マサオ「差は歴然としているよ・・だって風間君は法政・・しかも多摩キャンパス・・・」
しんのすけ&ぼー「・・・・」
ネネ「ネネ一回だけ法政の多摩キャンパス行ったことあるの。西八王子駅からバスで25分ぐらいかかるんだけど、ほんとド田舎で・・・」
マサオ「あそこに行くぐらいなら、大東文化大学に行った方がマシだよ!」
しんのすけ「なるへそ。風間君はいわゆる学歴コンプレックスというわけだな」
ぼー「学 歴 コ ン プ」
マサオ「でも、しょうがないよね!だって法政だもん!そりゃなるよ!ぼくの入ってるサークルってインカレなんだけど、法政のやつ何人かいるんだけどバカだしウザイし!」
ネネ「マサオ君、そういうこと言うのやめなさいって言ってるでしょ!」
マサオ「だって本当なんだもん!法政も女もブスばっかだよ!ぼくは女子大の女の子に入ってほしいんだよ!」
ネネ「もーマサオ君ったら・・・」
ぼー「わ せ 女 も ブ ス」
しんのすけ「そんなこと言ったら、東工大の女子なんてもっとブスだぞー。」
ぼー「け い お う か わ い い。 う ら や ま し い」
しんのすけ「ところで、さっきからあそこに風間君らしき人がいるんだけどあれはそっくりさん?」
ネネ「ええっ!?」
マサオ「どこどこ!?」
ぼー「あ そ こ」
ネネ「やっやだ・・・本当にいるじゃない・・・どうしましょう」
マサオ「ねえ。さっきの話全部聞いてたかなあ?どうしよう。ねえどうしよう」
しんのすけ「かざまくうううううううううううううん!!!おひさぶりぶりざえもんー」
風間「お前こんなとこで尻出すのはやめろっ!あっ・・・・」
ネネ「アハハ・・久しぶりね、風間君」
マサオ「おすっ」
ぼー「ひ さ し ぶ り」
風間「・・・・・・・・・・・・・」
しんのすけ「ねえー風間君も一緒におしゃべりしようよートオルー会いたかったのよ~」
風間「やめろよ、しんのすけ!人が見るだろ!」
しんおすけ「もう、このいけず~」
トオル「いや、僕は遠慮しとくよ。じゃあ・・・」
しんのすけ「えええ~風間君かえっちゃんのーノリ悪いぞ」
ネネ「そっ・・そうよ。一緒にお話しましょうよ・・」
マサオ「そっ・・そうだよ!」
ぼー「アアーアアー」
トオル「・・うるさい」
しんのすけ「え・・?なんか言ったー?」
トオル「う・・うるさいって言ったんだよ!」
ネネ&マサオ「「ひっ」」
トオル「お前らが何を言う!僕のこと散々馬鹿にしてたじゃないか!!春日部防衛隊は、解散だ!!!」
しんのすけ(春日部防衛隊ってなんだっけ)
ぼー「アアー」
しんのすけ「オラは風間君のこと馬鹿にしてないぞ!」
トオル「うるせえ!慶應ボーイに僕の気持ちなんてわかるもんか!」
しんのすけ「慶應ボーイだって法政ボーイだって同じだよ!オラと風間君は親友だったじゃないか!」
ぼー「アアーアアー」
トオル「昔はな・・・今は、親友なんかじゃない。お前と僕はもう立っている土俵が違うんだよ。そうだろ、マサオ君」
マサオ「えっ・・・えっと、、ぼくは・・・その・・・」
トオル「法政行くぐらいなら、大東文化大学行った方が良いんだっけ?」
マサオ「う・・・・」
ネネ「謝りなさいよ、マサオくん!!!」
マサオ「ごめんなさいっ!!!」
トオル「なんだよそれ。今更謝られたって・・お前が僕を馬鹿にしていた事実は消えないだろ」
マサオ「だっ・・だって・・・」
しんのすけ「ちょっと風間くん面倒くさいぞ」
ネネ「えっ?」
しんのすけ「法政大学にしか進めなかったのは自分の責任。人に責任をなすりつけるのはお門違い」
>>35
マサオの日本語おかしくね
ネネ「ちょっちょっと、しんちゃん」
ぼー「アアーアアー」
マサオ「逆立てるようなことを・・・」コソコソ
トオル「なんだ、しんのすけ。説教か?」
しんのすけ「だって風間君、イライラするぞ。大学受かったことも報告してくれなかったし。開成中学に受かったときは馬鹿みたいに浮かれてオラ達に自慢しまくってたじゃないか」
トオル「それがなんだよ・・」
しんのすけ「オラ達は風間君が開成中学に受かったこと、自分のことみたいに嬉しかった。それなのに風間君はエリートに染まってオラ達のことなんて相手にしてくれなくなったよね」
ネネ「思い出すわ・・・ネネがみんなで遊ぼうと誘っても、メールの返事すらかえしてくれなかった」
マサオ「ぼくは、公立中学に行ってるってことだけで、ダサいって言われたよ」
ぼー「石 な ん て 汚 い っ て 言 っ て た」
トオル「・・・・・」
しんのすけ「それでもみんな、またいつか5人で集まりたいねって話してた。だから今回、風間君のことを誘ったんだよ」
マサオ「ぼ、ぼくも本当は風間くんのこと嫌いじゃないんだよ・・・ちょっと馬鹿にしてたのは認めるけどそれは悔しかったからなんだ・・」
ネネ「そうよ、ネネ達ね、風間君にはエリート街道歩いて欲しかったの。それは本当なの。だから法政って聞いたとき、正直ガッカリしたの。」
>>49
そこは見逃してくれ
風間君が日大生になるSSのぱくりじゃないか
マサオ「しんちゃんはね、僕たちのヒーローだよ。でもね、風間君にだってぼくは憧れていたんだよ。だからたくさん勉強したんだ。風間君みたいになるために」
ネネ「風間君が一緒にいても恥ずかしくない春日部防衛隊になるために、ってね」
ぼー「川 合 塾 も 通 っ た。」
しんのすけ「だって、風間君はオラ達のリーダーだろ?」
トオル「みんな・・・」
しんのすけ「だから、風間君。法政に通うことになったのは自分のせいなんだよ?風間君、高校時代なにしてた?オラ達は青春に明け暮れながらも勉強も頑張ってた」
ぼー「せ っ く す も し た」
しんのすけ「風間君は、エロゲ―ばっかやってたよね?」
トオル「うっ・・・・」
しんのすけ「ん?なになに、思い出して勃起したの?」
トオル「してねーよ!」
ネネ「風間君はきっと開成に入っただけで満足しちゃったのね」
マサオ「ぼくたちは毎日焦ってた。風間くんに追いつけない。追いつけないって」
しんのすけ「そんな中、風間君はシコシコ中毒。それで・・・」
トオル「もうやめろ!!!!これ以上言わないでくれ!!!!」
>>59
いや、それ知らんし
相当昔に、できすぎくんが駒澤大学に通うss書いたけど
トオル「もうわかった!僕が悪かった!!僕の怠惰がいけない、そんなのわかりきってる!
浪人の時だって、ママの金でとらのあなで同人誌買って抜きまくってたし、ろくに勉強なんてしてなかったよ!そうだよ、僕は・・・
自分を過大評価していたんだ・・・自分は天才だと思ってた・・・だけど天才なんかじゃなくて、ただの変態だったんだ・・・」
ネネ(あなたは幼稚園の頃から変態だったわよ)
トオル「もういやだ!こんな人生やり直したい!リセットボタンってないのかな?あのころに、あの楽しかった頃に戻りたいよ!」
マサオ「風間君、落ち着いて!!」
トオル「うるせえ、おにぎり!」
マサオ「おにぎりって言うなあ(アシメヘアなのに)」
トオル「ああ、誰か僕を殺してくれ殺してくれ法政大学なんて行きたくない行きたくない僕は東大に行くべき人間だったんだなんで僕なんかが法政に法政にクソクソオオオオオオオオオオ」
しんのすけ「風間君、これを!!!!!!!!!!!!!!」
トオル「えっ」
ネネ「ちょっと、しんちゃん、これって退学届じゃない!」
マサオ「えっどういうこと」
ぼー「アアアアアアアアアアアアアアアアアア」
しんのすけ「これにサインをして事務に提出すればいいぞ」
ネネ「ちょっと、しんちゃん、それはあんまりじゃない?!」
マサオ「そうだよ!退学届って・・・まだ4月だよ?」
ぼー「it’s MOTTAINAI!」
しんのすけ「だって、やめたいならやめたほうが良いと思う」
ネネ「それはそうだけど・・・」
しんのすけ「それに風間君ちは金持ちだぞ。」
マサオ「でもさすがにそれだと親不孝すぎるっていうか・・・」
しんのすけ「風間君。どうする?いらないなら捨てるけど」
トオル「・・・っ捨てるな!!!」
しんのすけ「ん?じゃあ、はい。あげる。」
トオル(受け取ってしまった・・・僕はもう、これにサインすることしか・・・)
ネネ「風間君!目を覚まして!まだ4月よ!これから法政のこと好きになるわよ!法政は良い大学よ!ネネが保障するわ!」
マサオ「そうだよ!法政にだってテニサーとか入れば可愛い子いるって!多摩キャンにはいないかもしれないけど市ヶ谷キャンパスにいけばいいじゃん!」
ぼー「慶 應 の チ ャ ラ い テ ニ サ ー 『シ ル キ ャ ン』 に は い れ ば い い」
ネネ「ネネの大学の可愛い子も紹介するわよ!」
マサオ「ぼくだって!」
ぼー「アアアアアアアアアアア」
しんのすけ「サインするかしないかは風間くん次第ってこと」
トオル(なんだ、僕。手が震えてるじゃないか。こんなところみんなに見られて恥ずかしいのに、でも、、)
しんのすけ「なんだー、風間君がサインしないなら、じゃあ、オラがサインしちゃおーっと」
トオル「おい、しんのすけ!」
しんのすけ サラサラ
ネネ「えっ、しんちゃんそれって!」
ぼー「アアアアアアアアア」
しんのすけ「風間トオル、法政大学に入学するも学歴コンプレックスが邪魔をしてつまんない日々。
2013年4月25日18時25分ごろ、スターバックス春日部店を出た後に渋井丸拓男、通称シブタクが乗車していたバイクに轢かれて死亡、っと」
ぼー「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
マサオ「ちょっちょっと!しんちゃん、それって、それって、それって!!!!」
ネネ「でででででデスノートじゃないの!!!!!!!!!!!」
しんのすけ「そうだけど。オラもう書いちゃった。デスノートを破って、退学届を印刷したんだぞ。」
トオル「おい!!!!僕は死ぬのか、しんのすけ!?おい、おい!!!」
ネネ「きゃああああああああああああ」
しんのすけ「こんな人生なら死んでもいいじゃん」
ネネ「バカ!何言ってんの!今すぐ消しなさいよ!!!」
トオル「僕は・・・・今日死ぬのか・・」
しんのすけ「うん。あと35分後だぞ。悔いのない35分にするんだぞ」
トオル「嘘だっ僕はっっママとパパの子に生まれ、これ以上にない教養を受け、それで、それで、最期はこれで終わってしまうのか!?」
マサオ「やだよ!風間君が死んじゃうなんてぼくやだよ・・・・やだよおおおおおおおおおおおお」
ネネ「ネネも嫌だっみんなそろって春日部防衛隊じゃないっうええええええん」
ぼー「アーメン」
しんのすけ「でも、もう書いちゃったし。」
トオル「ハハハハハ。ハハハハハハハ。」
しんのすけ「自分の人生に笑ってるの?」
トオル「ハハハハハH。ハハハハ。」
しんのすけ「風間君、涙が出ているよ」
トオル「えっ・・・」ツー
しんのすけ「キレイな涙だよ」
トオル「やめろ、舐めるなよ、汚いだろ」
しんのすけ「キレイだよ。風間君の涙だもん。」
ぼー「なんでも、かおすに、すれば、いいという、ことでは、ない。」
TBSたけし面白いな
もう見てらんねえな…
俺けっこう有名なSS書き手なんだけど続き書いてやろうか?
書いてほしいやつは俺に安価つけろ
気分次第で書いてやる
>>97
ご名答
>>1の大学はどこ?
あーあ
慶應いきたかったなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
35分後
風間トオル、渋井丸拓男通称シブタクに轢かれて死亡
享年19歳だった
はい、みんな勉強しようね
はい、おやすみ
このSSまとめへのコメント
駄文
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なにこの駄文
つまんね
クソSS