一夏「好きな戦闘機はウォートホッグです!」 (28)

※一夏無双
※書き溜めなんてなかったんや...
※主はまだアニメしか見ていない
以上を踏まえた上で、どうぞ

一夏「初めまして!織斑一夏です!趣味は機械いじり、好きな戦闘機はウォートホッグです!」
メカニック?
ワートホッグッテナニ?
一夏「以上です」

俺は織斑一夏。ごく普通の高校生のつもりだ。
じゃあ何故俺がこの男子禁制の(というか、入れない)IS学園にいるのかって?
それは藍越学園の入試会場に迷っていると見せかけて立入禁止区域に入り、以前から興味を持っていたISに触れようとしたら、何故か起動したからである。
そんなこんなで無理矢理IS学園に入れられて、今に至るわけだ。

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俺は今とても困っている。
目の前にそれはそれは美人で優しくて可憐で凛々しくて心の底から恐ろしい我が姉、織斑千冬が今まさに拳を降り下ろさんとしているからである。
分かっていて避けない気概も無いので、当然手で受け止める
千冬「チッ...お前はロクに自己紹介も出来んのか」

一夏「別に良いじゃねぇか千冬姉、これから仲良くなるからクラスメイトなんだろ?」

言った瞬間、目に見えない速度で拳が飛んできた。
千冬「学校では織斑先生だ。後、教師に口答えをするな」

職権乱用もいいところだが、そんなことを言えばどうなるか目に見えている。
取りあえずは黙るしかなかった。

授業?ああ、楽勝だった。
分野がISみたいな機械関連で本当に良かった。
一夏(早く実習してぇな...。是非とも動かしてみたいなぁ...)

セシリア「ちょっと!そこのあなた!聞いておりますの?!」

一夏「ん?聞いてるぞ?お前がイギリス代表候補生でどうのこうのってやつだろ?」

セシリア「お前とはなんですの!私にはセシリア・オルコットという美しい名前がありますのよ!」

一夏「知らん。興味ない」

セシリア「なんですのその口の聞き方は!許せませんわ!」
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

セシリア「この続きは是非次の機会にやらせていただきますわ!」

一夏(初日からこれか...アンラッキーだ...)

一夏「ここが俺の部屋か...取りあえず入ろう」
ガチャッ...
?「君が新しく同室になった子か?」

一夏(この声は...間違いなく箒だな...)

箒「こんな格好で済まないが、これからよろしくたの...」

一夏「...よ、よう」

何があったかは敢えて語らない。
正直、死ぬかと思ったぜ...

〜翌日〜
千冬「これから、クラス代表を決める。自他推薦は問わん」

モブA「織斑君がいいとおもいます!」

モブB「私も!」

モブC「唯一の男だしねぇ!」

一夏「お、おい!冗談だろ!」

セシリア「そうですわ!そこの下品な男がクラス代表だなんて、恥さらしもいいところですわ!」

千冬「ならば決闘で決めろ。1週間後にアリーナでやるぞ。次いでに一夏、お前の専用機もその日に届くからな」

一夏「ちょ...展開早すぎ!」

そんなことをいっている間にも、期限は迫ってくる。

〜当日〜
一夏(うわぁ...マジで当日に届きやがった...)

千冬「それがお前の専用機、白式だ。フォーマットとセッティングは戦闘中にやれ」

一夏(...ふむ...。中々にいい形状だな...。兵器としての武骨さと、彫刻のような美しさが混ざっているような...)

千冬「おい!きいているのか!」

一夏「ああ、聞いてるよ。じゃあ、行ってくる」

一夏「白式、出撃するぞ!」ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウン!!!!

そして俺は、何故か戦いへ

セシリア「最後のチャンスをあたえてあげm「ブルーティアーズ!...格好いいじゃねぇか!遠距離狙撃特化って所が兵器らしくていい!」...」

セシリア「...も、もう...絶対許しませんわ!!!人の話も聞かないなんて!!」ガチャァン!!

セシリア「落ちなさい!!」

トリガーを引くと共に、光閃が矛先を向けて飛んでくる。
遠距離狙撃型である以上、あの弾を貰うと非常にまずい。

一夏「甘ぇよ!」

だが、正確であれど、それは一発の光閃を指切り撃ちしてるしてるに過ぎない。
連射でなく、全方位でもない以上、回避するのは非常に容易なのだ。

セシリア「よく避けますわね...なら、これでどうですの!」

4基のビットが俺の、白式の四方を取り囲み、光閃をはなつ。
直撃した。絶対防御があるとはいえ、非常に痛い。

一夏「な、何か武器は!」

ウィンドウに表示されたのは雪片弐式という刀のみ。
どうやらこいつは近接特化らしい。

一夏「ま、刀一本でも戦うけどな!」

今の俺にはこの刀一本でさえ、逆転の切り札に思えた。
いや、正確には確信した。この機体のポテンシャルを引き出すための刀だと。
だがそのときだった。彼女は、セシリア・オルコットは、織斑一夏の前で禁句を言ってしまったのだ

セシリア「刀一本で何ができますの!銃も扱えない出来損ないの機体で!」

〜監視室〜
箒「...言ってしまったな...」

山田「え?何をですか?」

千冬「セシリア・オルコット...せめて葬儀だけは盛大に開いてやる」

山田「ええっ!?な、何が起こるって言うんですか?!」

一夏「...テメェ...今なんつった...」

セシリア「その様な出来損ないのISで私に挑むことになるなんて可哀想だと言ったんですわ!」

一夏「...セシリア・オルコット...よおく聞け」

セシリア「今更命乞いなんてしても遅くてよ?」

一夏「...ミンチと千切り...どっちがいい...」

セシリア「いきなりなんですの?」

一夏「どっちがいいかぁぁぁぁあああああ!!!聞いてんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!!」

その咆哮と共に、4基のビットは一瞬にして切り裂かれた。

それと同時、白式が変化していく。
ファーストシフト完了。
白式が、そして今、目の前の相手を鬼の形相で見据える男、織斑一夏が本領を発揮する。

一夏「死ぬ覚悟は出来てるだろうなぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!」

瞬間加速。初心者が使える筈もない技。
しかし、彼にそんなことは関係ない。
何処までも加速しながらブルーティアーズの所へ、突き進んでいく。

セシリア「ま、まだ奥の手はありますわ!」

ミサイルが放たれる。それは白式に当たり、爆発する。
その筈だった。

一夏「知るかボケ!んなもん返してやるよ!」

ミサイルを、掴む。そして、瞬間加速の速度と共に、投げつける。
爆音。セシリアが気付いたときには、スターライトは砲身が歪み、使い物にならなくなっていた。
そして目の前には...自身を殺さんとする悪夢が、刀を振り上げていた

一夏「消えろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

セシリアは死を覚悟した。
だがその時...

『勝者、セシリア・オルコット』

そのアナウンスは、今の彼女には聖母の声にすら聞こえた。

一夏「負け...?負けだぁ...?...そうか、俺は負けちまったか!なら、しゃあなしだな!」

一夏「セシリア...だったか?悪かったな。死ねとか言っちまって」

セシリア(む、無茶苦茶ですわ...)

千冬「瞬間加速を全力で使えば、そりゃあエネルギー切れもおこすぞ。次からはもっと考えて使うんだな」

一夏「お、おう」

千冬「それと...セシリア・オルコット」

セシリア「は、はい!」

千冬「よくぞ生きて帰ってきた。...ISで助かったな」

セシリア「あ、あははははは...」

最早笑うしか無かった。
それ程に圧倒的な試合だった。
あとで聞いた話だと、織斑一夏は機械や兵器が馬鹿にされると...
異常なまでの怒りで、言ったものを叩き潰すと言うことを...

〜翌日〜
色々あってようやく実習だ。
と言っても、初歩的なものがほとんどだった。
諺で言うところの、赤子の手を捻るより...ってやつだな。
まあ、訓練風景は省略するが...
まあなんやかんやで何故かセシリアに一夏さんと呼ばれるようになり、気が付けば箒もあわせて三人で飯を食べている訳だ。

セシリア「それにしても...」

セシリア「なぜ一夏さんは私のブルーティアーズを叩き潰す気になりましたの?」

箒「確かに...機械が好きというわりには全力だったな」

一夏「いや、だってさ。失礼じゃん」

箒「それは誰にだ?」

一夏「相手が自分の相棒と本気で闘いに来てるのに、手加減したり、降参したら相手に失礼だろ?」

セシリア「武士道、という物で?」

一夏「いや、ああいうのとは違うんだけどな」

セシリア「ではとても怒ってらしたのは?」

一夏「...半分は怒ってたかな。自分の相棒馬鹿にされた訳だし」

箒「ならば、もう半分はなんだというのだ?...まさか、八つ当たりなどという下らない理由では無いだろうな?」

一夏「八つ当たりでは無ぇよ。...まあ、その...なんだ。興奮してた...っていう、な」

一夏「ゲームとかやっててもあるんだよ。こう、味方が邪魔だったり、敵の戦法が凄まじくイライラするようなんだったりすると...」

一夏「さっさと動けこのダボハゼ!!!って、誰もいないのに叫んでたり...」

一夏「逆に倒せたりすると、ヨッッッッシャアアアアアアアア!!!!!!って一人で奇声上げてたり」

2人「「」」ドンビキ...

一夏「...逆にさ、お前らは無いのかよ?」

セシリア「ま、まあ...分からなくはありませんわ」

箒「私も...分からなくは無いが...」

一夏「大体俺そんなにキレてたか?あんまり覚えがないんだが...」

箒「それはそれは鬼のような形相で...正直千冬さん並みだったぞ...あの時は」

一夏「そ、そんなにかよ!?...気を付ける...」

セシリア「ええ、そうして下さいな...」

キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
昼食の時間も終わり、また面倒くさい授業の幕開けである。

〜夜〜
全員「「「「織斑君、クラス代表おめでとう!!!」」」」

一夏「ありがとー...ってなんで俺がクラス代表!?」

セシリア「私が辞退致しましたの」

一夏「なんでさ?セシリアはイギリスの代表候補生なんだろ?強いんだろ?俺も負けちゃったし」

セシリア「あんな試合じゃあ引き分けどころか負けですわ...それに、一夏さんの方が私より強いんですもの」

一夏「...やれやれ...また面倒事かよ...」

正直な事を言いたい
いきなりクラス代表だなんて...泣けるぜ?

〜翌日〜
一夏「なんか箒と同室って言うのも慣れて来たな...」

箒「そうか?...私は未だに慣れないが...」

一夏「なあ、箒。俺さ、前々からお前に伝えたいことがあるんだ」

箒(....なっ、なななっ、なんだと...!こ、これはこっ、こここっ告白というやつなのか!?...そ、そうなのか!?///)

一夏「俺さ、箒の事が...」

箒「わ、私の事が...?///」

一夏「幼馴染みで良かったよ!形見の狭い思いをしなくてすんだし!」

口にした瞬間、真剣による居合。
絶対防御が無きゃ死んでたぞ...
.........俺、なにか悪いことしたか...?

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