苗木「うーん……」

てくてく

霧切「……」

すたすたなでなで

苗木「霧切さん、部屋に戻りたいんだけど」

霧切「何故それを私に？」

なでなで

苗木「いや、その……」

苗木（さ、流石に部屋の中までは来ないよね？）

ガチャッ、バタン

苗木「ふぅ」

なでなで

苗木「……」ﾁﾗｯ

霧切「……」

なでなで

　　 ∩＿＿＿∩三　ー＿　　　　　 　 ∩＿＿＿∩
　　 |ノ　　　 　　三-二　　　 　ー二三 ノ　　　 　　ヽ
　　/　　(ﾟ)　　　(ﾟ)三二-　￣　　 - 三　　 (ﾟ)　　　(ﾟ) |
　 |　　　　( _●_)　 ミ三二 - ー二三　　　　( _●_)　 ミ　　ウオーォオォーアッヒャアアアウオホーオオオオオ
　彡､　　　|∪|　　､｀￣￣三-　三　 彡､　　　|∪|　　ミ　　　　テンション上がってきた！！テンション上がってきた！！
/　＿＿　 ヽノ　　　Y￣)　三 三 　 (/'　　　　ヽノ＿ 　|
(＿＿＿）　∩＿＿＿∩_ノ　　　 ヽ/　　　　　(＿＿＿）

苗木（一体なんなんだろう、どうしちゃったのかな霧切さん）

霧切「……」

なでなで

苗木（まあ良いや、昼寝でもしたら飽きて帰るだろうし）

苗木「よいしょ」

ぎしっ

ぎしっ

苗木「ふぅ」

ぽふっ

苗木「……霧切さん、なんで膝枕？」

霧切「苗木君が気にする必要はないわ」

なでなで

苗木（気にしちゃダメだ、ボクは眠る、そう眠るんだ）

なでなで

苗木（撫でられて恥ずかしいけど、ちょっと心地良いな……）

なでなで

苗木（だんだん、眠く……）

スッ

苗木（……あれ、手が離れて）

さわっ

苗木「ひゃあっ！」

霧切「苗木君は耳が弱いのね？」

すりすり

苗木「ちょっ、霧切さ……んっ……」

霧切「ほら、眠るんでしょう？」

すりすり

苗木「こ、こんな状態じゃ……ふぁっ、んん……」

苗木「はぁ……はぁ……やっとやめてくれた」

苗木（すごく恥ずかしかった、変な声も出ちゃったし……）

なでなで

苗木「ん……」

苗木（やっぱり、こっちの方が良いな、霧切さんの手、気持ちいい……）

なでなで

苗木（すごく、落ち着く……）

苗木「……すぅ……すぅ」

霧切「……」

なでなで

霧切「おやすみなさい、苗木君」

なでなで

苗木「んぅ……」

なでなで

苗木（なんか気持ちいいな、落ち着く、幸せ）

苗木（この気持ちいいの、なんだろう）

ぎゅっ

苗木（細くて華奢な、抱くと気持ちいい）

すりすり

苗木（ほお擦りしたら、気持ちいい）

苗木（……良いな、これ）




霧切（急に腕を引かれたと思ったら、まるで子供みたいね苗木君）