モバP「そんなわけで、今日からウチの専属ドライバーをやってくれる、阿倍さんだ」
阿倍さん「いきなり、ヤってもいいとは、お前さん結構大胆なんだな」
凛「」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373035208
モバP「話がややこしくなるので少しの間お口チャックでお願いします」
阿倍さん「自慢のリトルPで俺の口をふさいでくれるたぁ、強引じゃないの!」
モバP「見ての通り、ユニークな方だが、まぁ、今日からよろしくしてやってくれ」
阿倍「次は放置プレイかよ、次から次へとサービス満点だな、おい」
モバP「それじゃあ、軽く自己紹介をよろしくお願いします」
阿部「女、子供に名のるのは、あんまり好きじゃないんだが、お前さんの頼みだ、やってやろうじゃないの」
阿部「俺は阿部高和。今日からヘヴンズドライバーとしてお前さん達の送迎を担当させてもらう」
阿部「趣味はホモセックスだ。ま、よろしく頼むよ」
凛を含むアイドル一同「」
モバP「それじゃ、阿部さんは各種手続きとかあるんで一旦、ちひろさんのとこへ行ってください」
阿部さん「事務員の女のとこだな。了解だ」
・阿部さんフェードアウト
凛「プロデューサー、ちょっとこっち来て」
モバP「おっとっと、何?どうしたんだよ?」
凛「それはこっちの台詞。あれは何?、どこで拾ってきたの?」
モバP「拾ったとは失礼な、公園で、いい男♂してたところをホイホイスカウトしてきたんだよ」
凛「ごめん、何言ってるかさっぱりなんだけど」
モバP「ええとだな、この前従業員を増やしたいなんて社長やちひろさんと話しててな」
モバP「そこで、運転手が欲しいってことになって。
凛「それで?」
モバP「どうせ、お願いするなら、ボディーガードもできるような頼れる存在がいいだろ?
それに普通の運転手だとちょっとつまらないし。」
凛「お願い、つまらないとかそんなのでものごとを決めるのは止めて」
モバP「そしたらなんと、たまたま仁奈の知り合いにガッチリムッチリした屈強ないい男がいてさ」
凛「仁奈、本当なの?」
仁奈「たかかずは、仁奈のキグルミ仲間でごぜーますよ」
モバP「仁奈の仲間なら、大丈夫だろう。って事でホイホイ連れてきました。」
凛「仁奈、友達は選んだ方がいいよ?」
仁奈「たかかずいい男ですよ?」
凛「いい男なのはわかったから」
モバP「そうそう、仁奈のいうとおり、ガチホモって所を除けばただのいい男だから大丈夫だ。」
凛「そこだよ!!」
モバP「ん?」
仁奈「?」
凛「私の聞き間違いかもしれないから、念のためもう一度、言ってくれる?」
仁奈「たかかずいい男ですよ?」
凛「仁奈も後でゆっくりお話しようね」
モバP「いい男だから大丈夫」
凛「もうちょい前。あと、これ以上いい男って言ったら、張っ倒すからね」
モバP「それは、ごほうび以外の何にもならなi、っグボァ!?」
凛「次は鳩尾だからね」
モバP「痛たたた…。手加減しろよー。だから、ガチホモって所を除けばただの、いい男だから大丈夫だっt…ウドブァッ!?。」
凛「ガチホモって何?言ってる意味がよくわかんないんだけど?」
モバP「…ふぉー…ふぉー(痛みをこらえる呼吸)、フフフ、そんなこともしらないのか?凛はまだまd…ドブフォッ!?」
凛「プロデューサー」
モバP「な……何…かな…?」ブルブル
凛「正座」
モバP「へっ? 水瓶座だけど」
凛「おすわり」ゴゴゴゴゴ
モバP「……ハイ。」
仁奈(凛おねーさん、顔がこえーです)ブルブル
一方その頃
阿倍「おい、事務員」ショルイカキカキ
ちひろ「なんですか?阿部さん」
阿部「アイドルには手をだしたりしたら駄目なのはわかる。まぁ、俺は女、子供に興味はないから、そんなことはまずないけどな」
ちひろ「ええ」
阿部「じゃあ、アイドルに手を出す輩やちょっとおいたがすぎる現場スタッフに、手を出すのは別にかまわないんだよな?」
ちひろ「………えーと…」
ちひろ「それはもう、阿倍さんの思うがままご存分にどうぞ!」アムズアップb
阿部「はっはっは♂、話がわかるじゃないの!!」
ちひろ「あっ、でも事務所に迷惑のかからない程度にお願いしますね」
阿倍「善処しよう」
ちひろ「スタドリとかエナドリいります?いまならお安くしておきますよ?」
阿倍「商魂たくましいじゃないの!」
天の声「こうして阿部さんと810プロの仲間たちとの愉快な物語が幕を開けたのである、
天の声もこなせちゃう天海春香ですっ!」
書き溜めはここまでです
ここからは思いつきを書き連ねて遅漏気味でイくんで
ご了承くださいな
モバP「それじゃあ、早速で悪いですが送迎のほうお願いしますね」
阿部「お前の頼みとありゃ、よろこんで承ろうじゃないの」
モバP「お前たちも、阿部さんの言うこときくんだぞ?」
仁奈「了解でごぜーます!」
ありす「わかりました」
薫「はぁい、せんせぇ」
メアリー「OK」
阿部「まったく、最初の仕事が幼女のお守りたぁ、俺もヤキがまわったもんだぜ!」
モバP「まぁ、そういわずに。頼みましたよ阿部さん。一応僕も途中で現場に合流するんで、それまではおねがいしますね」
阿部「あいよ。そいじゃあ、イってくるぜ」
幼女一同「いってきまーす!」
ブロロロロン
凛「ねぇ、本当に大丈夫なの?」
モバP「大丈夫さ、彼はいい男だから」
ちひろ「ええ、いい男ですから♪(まさか限定ショップ買いしめられるとはねー。)」
凛(ちひろさんまで……。)
凛「お願いだから、私の送迎はプロデューサーがやってよね」
モバP「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
凛(……あとで早苗さんに相談しよう。)
ニナチャーンが阿部さんに懐いてるのに吹くが
何故か少しほっとするwwwwww
・車内
薫「ねーねー、運転手さんっ!」
阿部「なんだいヘアピンのお嬢ちゃん?」
薫「運転手さんは仁奈ちゃんと友達なんだよねー?」
阿部「おうよ、着ぐるみ仲間さ」
仁奈「キグルミ仲間でごぜーますよ!たかかずのツキノワグマの着ぐるみはかわいいのでごぜーますよ」
阿部「俺の尻合いにそういうので楽しむのが好きな奴がいてな、そいつから色々と貰えるんだよ」
薫「へー、いいなー!」
仁奈「でもどうして、たかかずのキグルミは前にチャックがついてるですか」
阿部「俺がいい男♂だからさ」
ありす(理由になってない…)
810(野獣)プロダクションはまずいですよ!
>>22
ニナチャーンにいいおとこー!って呼ばせたいがために書き始めたのはナイショの話
お陰で阿部さんにいい男を食べさせてあげられないのよねorz
>>25
810(ハッテン)プロで脳内補完してくれww
安価ミスww サーセンww
>>24
810(ハッテン)プロで脳内補完してくれwwww
阿部「なんなら、お嬢ちゃんのも作ってもらおうか?」
仁奈「お、かおるもキグルミ着やがりたいですか?」
薫「うんっ!かおるも可愛いキグルミ着るー!」
阿部「はっはっは、かわいらしいこと言ってくれるじゃないの。」
ありす「運転手さん、次の信号右です。」
阿部「あいよ、右曲がりな」
阿部「いやー、ナビゲートなんかお願いしちまって悪いな、勃ちっぱなし」
ありす「私の名前は橘です。失礼ですね訴えますよ?」
阿部「はっはっは、心を広くもてよ、勃ちっぱなし。そんなんじゃいい男♂になれないぜ?」
ありす「………、そのうち大きい交差点にでますから左に曲がってください」
阿部「すごく…大きい…左曲がりだな」
メアリー「ねっ、ドライバー! アタシのダーリンとはどういうカンケーなの?なんか、とっても仲がよさそうだったワ」
阿部「おいおい、俺の同僚は洋モノにこんな事言わせる変態さんなのかい?」
メアリー「ダーリンをダーリンって読んで何か問題あるノ?」
ありす「そういってるのはメアリーだけです。」
阿部「はっはっは、おませさんなんだな」
メアリー「アタシはオトナのレディよ!」
ありす「で、どういう関係なんですか?」
薫「かおるもきになるー!」
仁奈「まさかモバPも、もふもふのキグルミストだったですか!?」
阿部「うーんそうだな…、強いて言うならいい男といい漢の太くて熱い絆、いや、熱いモノで結ばれた関係かな?」
幼女一同「…?」
薫(メアリーちゃん、どういうことなのかな?)
メアリー(わからないワ。ニホンゴやっぱりムズカシイワ)
ありす「何を言っているんですか?」
阿部「わからないならそれでいいさ、橘。ようするに俺はいい男♂ってことさ」
仁奈「たかかずいい男ー!」
薫「運転手さん、いいおとー!」
ありす(あ、いま苗字でよんでくれた)パァ
阿部「はっはっは♂、この俺が幼女にほめられるたぁ、人生何があるかわかんねぇな!」
メアリー「ま、ダーリンが連れてきた人だから信用してあげるワ」
ありす「そうですね。いまはそういうことにしておきましょう。」
阿部「ところで、勃ちっぱなし。」
ありす「」
ありす「橘です。ワザとですね、訴えますよ」
阿部「そいつぁ失礼、噛んじまった」
ありす「違います、わざとです」
阿部「感じちまった///」
ありす「この天丼はよそでやってください」
阿部「そうカリカリしなさんなって、そんなんじゃいい男♂になれないぜ」
ありす「私は女です」
阿部「何を当たり前のことを言ってるんだ?勃ちっぱなし」
ありす「おねがいですから、苗字か名前で読んでくださいっ」
阿部「はっはっは♂ そいじゃ下の名前を教えてくれるかい?」
ありす「っえ?」
阿部「お前さん、自己紹介の時、苗字しか言わなかったじゃないの」
ありす「そう…でしたっけ?」
仁奈「そうでごぜーますよ!ありすおねーさんは『橘です…。よろしくお願いします』って感じだったですよ-」
薫「仁奈ちゃんそっくりー!!」
阿部「こいつぁ、コスプレモノの男優に拝ましてやりたい演技ぶりじゃないの!」
ありす「いわれてみればそうだったような…」
阿部「俺なんかみたいないい男♂に挨拶するのが嫌だからってそういうのは関心しないな」
メアリー「そうよ、できるレディは挨拶もちゃんとしなきゃダメよ?」
阿部「そうだぞ、挨拶しない奴はゴムをしない奴と一緒なんだぜ?」
ありす「その話は関係なく無いですか?」
仁奈「ゴム?髪を結ぶやつですか?」
薫「ちがうよー、多分ゴム鉄砲のごむだよー!」
阿部「そんなわけだ、改めて自己紹介してくれるかい?」
ありす「…………」
阿部「けっこう強情じゃないの」
薫「かおるはねー龍崎薫っていうのー」
ありす「…!」
阿部「おいおい、ヘアピンのお嬢ちゃんはこの前聞いたじゃないか」
メアリー「アタシはメアリーよ!メアリー・コクラン!」
仁奈「仁奈は市原仁奈でごぜーますよ」
阿部「洋モノに仁奈まで、……まったくお前らはいい幼女じゃないの!」
阿部「そら橘、次はお前の番だぞ」
ありす「……ボソボソ……です。」
阿部「ん?勃ちっぱなしエロスだって?」
ありす「橘ありすですッ!!た・ち・ば・な・あ・り・す!」
阿部「やれば出来るじゃないの!勃ちっぱなし!!」
勃ちっぱなしもひどいけど
よくよく考えたら洋モノ扱いされてるめあいーさんが一番ひどい扱いな気がしてきたww
ありす「ありすです!ちゃんと教えたんだから名前で読んでくださいっ」
阿部「はっはっはっ♂ 悪いな、"勃ちっぱなし"ってワードが俺ん中で綺麗にはまってて…Ouch!」
仁奈「たかかず、あんましありすおねーさんいじめたらだめですよ」
薫「運転手さんはいいおとー!なんだよね? だったら女の子いじめちゃめー」
阿部「幼女にしかられるたぁ、俺もまだまだみたいだな」
阿部「さてさて、ありすお譲ちゃん」
ありす「アナタのほうが歳上なんだから呼び捨てでいいです」
阿部「そうかい、そいじゃあ"ありす"」
ありす「なんですか運転手さん」
阿部「さっきからまっすぐ進んでるんだが、このまま真っ直ぐでいいのかい?」
ありす「えーと……はい、当分はこのまま進んでください」
阿部「了解。俺はありすのナビゲートにホイホイついていくからしっかりナビゲート頼むな」
ありす「まかせてください」
メアリー「ねぇ、ドライバー。アタシコンビニよりたいワ」
阿部「ん?どうした洋モノ?ションベンか?」
メアリー「レディーの前なんだから言葉を選びなさいよっ!」
阿部「はっはっはっ♂まだまだションベンくせぇおこちゃまが何言ってやがる」
阿部「ま、そうだな俺も膀胱の収まりがつかねぇし、一旦コンビニによるとしますか」
阿部「ありす、一番近いコンビニってどこらへんだ?」
ありす「2つ先の信号手前です」
阿部「了解だ」
ありす(…………)
ありす(名前を読んでもらえるって、こんなにも嬉しいことなんだ)
ありす(…………!)ティン!
ありす「ねぇ運転手さん」
阿部「どうした、ありす?」
ありす「……その……」
ありす「私も…"たかかず”って…読んでいいですか?」
とりあえず車内編終了です
このあとジュピターと阿部さんを合体させる予定でしたが
書いてる内に話がそれちゃって
修正かけるのがめんどくさかったんで無修正でおおくりしましたww
>>40
だってメアリー洋モノじゃんww
あっちなみに私は温泉特訓前が好きなメアリーPですww
おまけ
・コンビニ駐車場にて
阿部「いくら、ナニ買ってもいいって言ったからって牛乳ってどうよ、洋モノ」
メアリー「大人のレディになるためには必要なのよ!」
メアリー「というか、ドライバー。」
阿部「なんだ、洋モノ」
メアリー「よくよく考えたらどうして私が"洋モノ”なのよっ!」
阿部「お前さん出身はサンフランシスコンなんだろ?なにもまちがっちゃあいないじゃないか」
メアリー「そういう問題じゃないでしょ?どうしてカオルやニナがお嬢さんやファストネームなのに」
メアリー「アタシやアリスがへんてこりんなニックネームなのよ」
阿部「俺は基本的に女、子供は苦手というか興味がなくてな」
阿部「特に大人の女なんかアウト・オブ・アスホール、余程のことがない限り名前を覚えるのも面倒だ」
阿部「だから見た目や雰囲気や偏見で適当に名付けるんだ」
阿部「ま、さすがに子供には気を使ってお譲ちゃんで統一してるけどな」
メアリー「私はまだ11歳よっ!それにのっとるならまだまだお嬢ちゃんでしょっ!」
阿部「でもお前さんは、大人のレディ何だろ?」
メアリー「what?」
阿部「俺も最初は”ブロンドのお嬢ちゃん”ってよぼうとしたが」
阿部「お前さんが、ずっと『私は大人のレディよ』なんてほざくから」
阿部「俺にはお前さんが大人の女としてインサートされてるんだよ」
メアリー「……えっと、つまり」
メアリー「ドライバーにとって私はオトナのオンナってこと」
阿部「金髪ブロンドの外国人の女、つまりは"洋モノ"ってことさ」
阿部「do you Understand?」
阿部「本来なら勃ちっぱなしのほうもお譲ちゃん扱いなんだが」
阿部「あいつの場合は、苗字を聴いた瞬間、閃いてな」
阿部「お嬢ちゃんなんてはじめからアウト・オブ・アスホールだったな。はっはっはっ♂」
メアリー(アリス…不憫なコ)
ありす「だれが”たちっぱなし”ですか。たかかず、私の名前はありすです。」
阿部「おう、いつの間にもどってたんだエロス」
ありす「ありすです。いい加減にしないともぎ取りますよ。」
ありす「私、いちごとか摘むの結構得意なんですよ?」
阿部「ナニを摘むのかはあえてきかないでおくよ」
阿部「仁奈やヘアピンのお譲ちゃんはどうした?」
ありす「それならいまでてk薫「たかかずー!!かおるも名前でよんでー」ガシッ
仁奈「あっ、かおるおねーさんずるいです!になもたかかずにだきつくですよー!」ガシッ
阿部「おいおい、いくら幼女とはいえ、後ろから首を締められたら驚くじゃないの」
薫「かおるもなまえでよんでー!」
阿部「わかった、呼んでやるから、降りなさい」
薫「はーい」
ありす「ほら、たかかず。時間がないのでさっさと行きますよ」ギュッ
阿部「おい、勃ちっぱ!手をひっぱるなよ」
仁奈「たかかず暖かいです」
阿部「お前さんもさっさと降りなさい」
メアリー「小さい子にいいようにされるなんて、いい男がきいてあきれるわね」
阿部「洋モノは黙ってろー」
薫「あー!だめだよたかかずー!メアリーちゃんも女の子なんだからちゃんと名前でよばないと」
メアリー「いいのよカオル」
薫「えー、でもでー」
メアリー「そんな小さい事なんて気にしないわよ。」
メアリー「だってアタシは……」
メアリー「オトナのレディなんだからっ!」
メアリーPとしてやることはやった
今読み返してみたら
勃ちっぱの決め台詞が誤字っててorz
とりあえず今宵はここで終いです。
続きはそのうち書くつもりです。
HTML化はした方がいいのかな?
ま、なんにせよ次こそは阿部さんにホモセクサーとして働いてもらうので
その時にお会いしましょう
ここまでお付き合い下さり真にありがとうございました。
後日談的な何か
「ヤバい、このままじゃ遅刻しちゃう」
遅刻をさける為にそこそこ急ぎ足で街を闊歩する私は
アイドル活動をやってるごく一般的な女の子
まぁ、アイドル活動をやってる地点で普通ではないけどね
名前は渋谷凛
そんなわけで、プロデューサーとのミーティングに
遅れないためにも、こうして早足で事務所へとやってきたのである。
凛「おはようございます」
ちひろ「あら、凛ちゃん。おはようございます」
凛「プロデューサーは?」
ちひろ「菜々さん達の付き添いで今は外ですね。 もう少ししたら帰ってくると思いますよ」
凛「そうなんだ。ありがとう」
ちひろ「いえいえ、会議室なら誰も居ないはずだから、先に入っててもいいですよ」
凛「うん、そうする。」
ちひろさんとのやりとりもそこそこに会議室へと向かう
とはいえ、ウチは小さな事務所なので
会議室というよりは談話室とでも言った方がいいかも知れないけどね
そんな会議室もとい、談話室に向かう途中
私の目にある光景が飛び込んできた。
阿部「おい、勃ちっぱなし」
ありす「橘です。失礼ですね。あと、名前で呼んでください。」
阿部「おい、勃ちっぱ」
ありす「……」
阿部「おい、エロス」
ありす「……」
阿部「立バックアヌス」
ありす「さすがに怒りますよ!」
凛「」
青いつなぎを着たオッサンが子供相手に、なんとも形容しがたいやりとりをくりひろげていたのである。
彼の名前は阿部高和。
少し前まで自動車修理工をしてたみたいなんだけど、
プロデューサーがなにをトチ狂ったのか知らないが
ウチのプロダクション、810プロの専属の運転手と
してスカウトしてきた人である。
その恵まれた体格を生かして
主に年少組の送迎兼ボディーガードをしてもらってる。
こうして見るだけなら、全然問題ないのだが…
阿部「そいじゃあ、ありす」
ありす「なんですか?たかかず」
阿部「お前さんはいつまで俺の膝の上に騎乗してるつもりなんだい?」
ありす「?」
阿部「可愛らしく首をかしげてキョトンとされたって、俺はホモセクサーだからなんともおもわないぞ。」
凛「」
そう、彼は自他共に認める同性愛者
"ホモセクサー"なのである。
面白いよ
プロデューサーいわく
ホモセクサーということをのぞけば、ガチムチで頼れるただのいい男♂
ってことらしいけど、未だに意味がわからない
ホモセクサーってだけで、相当問題だと思うんだけどね
けれどプロデューサーの言うとおり
ホモセクサーということをのぞけば、それ以外に問題はないのである。
その証拠に、
仁奈やありすをはじめとする年少組からやけに好意をいだかれてるらしい。
けれど…
ありす「たかかずがソファーに座ってる」
阿部「ふむ」
ありす「仁奈が隣で昼寝をしてる」
阿部「さっきまで撮影だったみたいだから疲れてるんだろうよ」
ありす「たかかずがソファーに座ってる」
阿部「2本目だな。1本じゃものたりなかったのかい?」
ありす「たかかずに座るしかないじゃないですか」
阿部「お前さんは俺をスケベ椅子かなんかと勘違いしてるんじゃねぇのかい?」
ありす「仁奈だってたまに座ってるじゃないですか、仁奈がよくて、どうして私がだめなんですか?」プクー
阿部「キ○タマみたいな顔しないの」
凛「」
……ありすのそれは本当に意味がわからない
さて、
いつまでもこうしてる訳にもいかないので、あいさつしてさっさと会議室に行こう。
できることなら関わりたくないけど、そういうわけにもいかないしね
凛「おはようございます」
ありす「あ、凛さん。おはようございます」
阿部「おう、犬畜生じゃねぇか、おはようさん」
凛「」
……もう、本当に意味がわからない
>>72
恐縮です。
凛「……犬畜生って何?」
阿部「ン?何ってそりゃ、お前さんの事だが?」
ありす「凛さんに決まってるじゃないですか」
凛「私が…犬畜生…?」
阿部「おう。」
ありす「当たり前じゃないですか。凛さん寝ぼけているんですか?」キョトン
凛「可愛らしく小首をかしげてキョトンってしてるけど、張っ倒す要素しかないからね、ありす」
凛「とりあえず、犬畜生はやめてもらえますか。さすがにというか、かなり不愉快なんで」
阿部「そうかい…。結構お気に入りのフレーズなんだがな」
阿部「そいじゃあ、犬なんてどうだ?」
凛(…どうしてそれでいけるとおもってるの?馬鹿なの?)
阿部「でも、犬ってのはなかなか語呂が悪いな」
凛「だったら、普通に呼んでください。」
ありす「雌犬なんてどうでしょうか?」
阿部「 そ れ だ !! 」
凛「それだ!じゃないよっ!」ブンッ(強)ブンッ(弱)
阿部「おっと」ヒョイ
ありす「ひゃっ!?」ペチン
凛「よけるなっ!」
阿部「無茶なこというじゃないの!」
ありす(いったいどこからハリセンを……?)
阿部「暴力的なのはよくないぜ雌犬?」
凛「だから雌犬呼ばわりはやめて」
凛「というか、なんで私が犬なの?」
ありす「何をいってるんです?あたりまえじゃないですか」キョトン
凛「ありす、次いくときは本気だからね」
阿部「我ながら的を射ているとおもうんだがな」
凛「どこらへんが?」
阿部「そうだな…、約束の30分前に事務所に来てみたり、仕事終わりに褒めて褒めてとモバPに尻尾ふってたり」
阿部「主のために甲斐甲斐しくつくそうとするとこなんて、結構犬っぽいんだがな。」
凛「な、尻尾なんかふってないっ!」
ありす「まるで忠犬ハチ公ですね。あっ、」ティン!
ありす「ねぇ、たかかず!雌犬ハチ公なんてどうでしょうかっ」
凛「」ブンッ
ありす「いたっ」ペチン
阿部「よく、手加減できたじゃないの」
阿部「ならば、わん公でどうだい?」
凛「それもそれで嫌だけど…。」
凛(これ以上酷くなるのもアレだし…諦めて妥協しよう…。)
凛「…いいよ、それで。」
阿部「そうかい、それじゃ、今後ともよろしくな、わん公。」
ありす「素敵な名前で良かったですね、メスわんこさんっ!」
凛「…そうだね」
凛(ま、ありすのよりかは幾分マシか…。口にするのもあれだしね)
凛「同情はするけど、一応叩いとくね」ブンッ
ありす「ひゃわわっ」ペチン
凛「それじゃ、会議室使うね」
阿部「おう、モバPの野郎もしばらくしたら帰って来るだろうし、わん公らしく"待て"でもしてな」
凛「」ブンッ
阿部「ホイっとな」ヒョイ
凛「だから避けるな!」
阿部「はっはっは♂ 元気なわん公なこった。首輪でもつけてたほうがいいんじゃないのかい?」
凛(もう、言い返す気力もない)
30分後
モバP「すまん!待たせちゃったな」
凛「ううん、そんなに待ってないから気にしないで」
モバP「30分も待たせたのに気にしてないだって!?」
モバP「おまえってやつぁ本当にいい子だよな」ナデリナデリ
凛「ちょ、いきなり撫でないでよ…////」
モバP「はははっ!すまんすまん、凛を見てるとつい、な?」
モバP「さてさて、さっそくミーティングをしようか」スッ
凛「あっ」
モバP「お題は次回のライブの衣装の事なんだが…って凛?どうかしたか?」
凛「…なんでもない」シュン
モバP「そんで、衣装の事なんだが」
凛「花蓮や奈緒とおそろにするんだよね」
凛「ふふっ、いいの見つかった?」
モバP「ふっふふー。それはもう、お前達にピッタリな奴を見つけてきたぞ!」ゴソゴソ
凛「マジ? 期待していい?」
モバP「もちろんだ!さぁ!刮目せよ!新衣装の要となるのはこいつだぁ!!」
つ【イヌ耳】
凛「…………………………はっ?」
モバP「次回のライブコンセプトはイヌ耳メイドの夏休みだ!」
凛「」
モバP「普段は主の為に一生懸命働くイヌ耳のメイド。そんなメイドたちが少しのお休みを頂いて、仕事を忘れて主たちとわんわんする!」
凛「」
モバP「ホントは主と遊べて嬉しいけど、口ではそう言えなくてさ!、でも尻尾はブンブン振っちゃったりしてさ!!」
凛「」
モバP「どうだ!最高だとは思わないか!!」
凛「」
凛「………」プルプル
モバP「どうした?凛?あまりの素晴らしさに言葉もでないか?」
凛「………」プルプル
モバP「そりゃぁ嬉しいね!プロデューサー冥利につきるってもんだよ!」
凛「……プロデューサー」
モバP「なんだい?その燃え盛る思いを内に秘めた瞳で見つめちゃってさ」
モバP「おお、そうか!これをつけたいんだな!くぅ!やる気に満ちあふれてるじゃないか」スポッ
凛(イヌ耳)「………。」ワオーン
モバP「ふっふふふ!俺の見立てに狂いは無かったな」
凛(イヌ耳)「…プロデューサー」
モバP「なぁ!!そこで見ているお前らもそう思うだろ!!」(天を仰ぎながら)
凛「…ねぇ、プロデューサー…」
モバP「なんだい?なんならわんこの手もつけてくかい?」
凛「」ボソボソ
モバP「ん?なんだって?」
凛「……おすわり」
モバP「雄悪い?」
凛「 お す わ り 」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
モバP「は、はいっ!」オスワリッ
凛「……なにか、言い残す事は?」
モバP「あっ、えーと……」
凛「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
モバP「あの…その・・えーと…………」
モバP「く、首輪もあるよ?」
スパァァァァァァァァァァンン!!!!!!!!!
阿部「いいスパンキングじゃないの!!!」
阿部「はっはっは♂ わん公にイヌ耳をあてがうたぁモバPの野郎敏腕にも程があるじゃないの!!」
凛「うるさい、コレ以上思い出させないで」
件のイヌ耳ライブの終了後、
プロデューサーは今回のライブをえらく気に入ったお偉いさんと食事に行くらしく
その結果、私達は阿部高和さんの車で送ってもらうことになった。
奈緒と花蓮は先に降りたので結果的に私と彼のふたりきりである
こいつと二人っきりだなんて・・・どうしてこう、私はついてないのだろうか。
阿部「はっはっは♂ 同乗者がモバPじゃなくて残念だったなワン公?」
凛「……本当にうるさいよ…」
阿部「つかれてるなら、寝ててもいいぞ?近くになったら起こしてやるからさ」
凛「大丈夫、へいき」
阿部「そうかい。ま、そうだなお前さんの寝顔はモバPのためにでもとっときな」
……なんでだろう、わけも分からずムカつく
阿部「そうカリカリしなさんな、なんなら頭でも撫でてやろうかい?」
凛「触ったら、張り倒すからね」
阿部「冗談さ。安心してくれ、お前さんの体に興味なんてイヌの糞くらい興味ないさ」
凛「前言撤回、今すぐ張り倒す」
阿部「それは構わないが物騒だから運転中はハリセンをつかわないでくれよ」
スパァァァァァァァァァァンン
気づいた時にはあとのまつりだったのは言うまでもない
しばらくのあいだ
車内にはエンジン音とたまにウィンカーの音だけが響き渡る静寂の空間が広がった。
別にハリセンが尾を引いてるとかではなく
ただただ会話するような話題がないだけである
とはいえ、道案内という必要最低元のやり取りはしたので厳密にはそうじゃないのだけれどね
そんな寂しいドライブだったけど、私の家までもうちょいって所で
ふとある疑問が浮かんだので、聞いてみることにした
凛「アンタ、どうしてこんなところで運転手なんかやってるの」
阿部「どうしてったって……。お前さんとこのプロデューサーにスカウトされたからだが?」
凛「元々は自動車修理工だったんでしょ?」
阿部「俺の職場は潰れちまってな、無職でいたところをモバPに目をつけられて、あれよあれよとこのザマさ」
凛「ふーん。でもさ、なんで断らなかったの?」
阿部「なんでって?」
凛「アンタ、ホモ何でしょ?そんなホモのアンタが私達みたいな女、子供ばっかりな職場を選んだの?」
阿部「最初は断ったさ、けど」
凛「けど?」
阿部「交換条件がモバPの貞操だったら話は別だろ?」
凛「」
阿部「この俺を、自分のケツでおびきよせるたぁ、ホントに敏腕にも程があるぜ、あの野郎は」
凛「……そうだね」
凛(……なんでそこまでして、スカウトしたのかな?)
阿部「自分が大好きなものの為に努力することに理由がいるのか」
凛「えっ」
阿部「自分が好きなものの為なら命をかけても構わない」
阿部「モバPの野郎が俺を誘った時に行った言葉さ」
凛「それって、まさか」
阿部「もちろん俺のことじゃないぜ?」
凛「」ホッ
阿部「そんな言葉をつかってまで俺に固執した理由はわかんねぇが」
阿部「お前らの為を思っての事ってことは間違いないみたいだぜ」
凛「……プロデューサー」
阿部「ま、それがお前らのためになったかどうかはまた別の話だがな!はっはっは♂」
凛(ほんとうに、どうしてこの人なんだろう………)
阿部「ま、そんな訳で俺はお前さん達のおもりをしているわけだ」
阿部「こんなもんでいいかワン公?もうお前んちの近くだろ?」
凛「最後に一つだけ」
阿部「なんだい?」
凛「プロデューサーとはヤッたの?」
阿部「このメスわん公、随分ストレートに聞いてくるじゃないの!!」
結局、プロデューサーの貞操がどうなったかは聞けなかった
ハリセンで脅してみたけど
阿部「お前さんはお友達に誰とどんなプレイをしたのかを聞くような野暮なやつなのかい?」
とやんわりと諭されてしまった。
それもそうだ
奈緒や加蓮に「昨日、お楽しみみたいだったけど、何してたの?」なんてきけるはずが……。
ごめん、私聞くと思う。お母さん、私野暮だったみたい。
なんてことを思いながら家路をたどる。
あいつには近所のコンビニで降ろしてもらったのですこし歩かないといけない
あいつはこれから食事らしいが何を召し上がるのだろうか?
やっぱりラーメンとかかな?なんかそんなイメージ。
………。
プロデューサー何食べてるんだろう?
お偉いさんとのつきあいだからカニとかかな?
それともフレンチ?だとしたらテーブル・マナーとか大丈夫かな?
………。
なんだろう少し寂しい気がする。
こんなこと考えたからお腹がすいたのだろうか?
pppppp
お腹の音より先に電話がなった
しかも知らない番号である。
まぁ、だからといって取らないという選択肢はないのだけれども
凛「もしもし?」
???「もしもし?凛か?」
凛「あ、プロデューサー」
モバP「今大丈夫か?」
凛「うん、そっちは大丈夫なの?」
モバP「うーん、正直言えばだいじょばない」
凛「え、じゃあなんで?」
モバP「さっき阿部さんから電話があってな、凛の様子がおかしいから確認しろって言われてね」
凛「えっ」
凛(あいつが……?)
モバP「それでどうしたよ?今日のライブでなんか駄目なとこあったのか?」
凛「ううん、そんなこと無いよ、ただ……」
モバP「ただ?」
凛「ちょっとだけ寂しかったかな。プロデューサーのせいであいつと私ふたりきりだったんだからね」
モバP「ははは…。そいつはすまないな」
凛「この埋め合わせは絶対してもらうからね」
モバP「てかげんしてくれよ?」
凛「ふふふっ♪」
凛「ねぇ、プロデューサー」
モバP「なんだ?」
凛「プロデューサーの好きなものって何?」
モバP「どうしたよ急に?」
凛「いいから、何なの?」
モバP「どうしても答えなきゃダメか?」
凛「好きなもののためには命をかけても構わない」
モバP「おま、どうしてそれを?」
凛「阿部さん誘うときにこういったんでしょ?」
モバP「ああ、阿部さんしゃべっちゃったのか」
凛「そんで、その好きなものって何?」
モバP「そ、それはだなぁ……」
ーーーーーまったく、基本的にはヘタレなんだから
凛「それじゃ、質問を変えるね」
モバP「お、おう」
凛「その好きなものの中に、私達ってはいってる?」
モバP「もちろんさ。」
モバP「俺は夢や目標、誇りや信念を胸に舞台で輝くお前らが大好きだよ」
凛「………そっか」
ーーーーーーそのくせ、言う時には言ってくれるんだから
凛「ありがとね。それじゃ切るね、接待頑張ってね」
モバP「ああ、頑張ってテーブル・マナーと格闘してくるよ……」
凛「ああ、そうだ」
モバP「ん?」
凛「最後に一つ、お願いがあるんだけど?」
・とある公園
ホモ「阿部さん!!今日もありがとうございました!!」
阿部「なぁに、いいってことよ。お前さんのバキューム○ェラ、前よりうまくなってて蕩けそうだったぜ!!」
ホモ「そう言ってもらえると恐縮です////」
ホモ「でも阿部さんはやっぱりすごいですね」
阿部「ん?そうかい俺はいつも通り楽しんでるだけだが?」
ホモ「だって、ケータイの振動機能を使ってバイブ代わりにするなんて普通じゃ思い好きませんよ!!」
阿部「はっはっは♂ そのことかい? 男は度胸なんでもためしてみるもんさ!」
ホモ「くぅー!!阿部さんはやっぱり最高ですよ。それじゃまたよろしくおねがいしますね!」
阿部「おうよ、ケツの穴ちゃんと、メンテしとけよー」
阿部「ふぅー!仕事の後の一発はまた格別だぜ」
阿部「そういや、ノリでバイブにしちまったけどありゃ誰からの電話だったんだ?」
スマホイジイジ
阿部「しらねぇ番号だな?ン?留守電が入ってやがる」
阿部「再生っと」
〜〜〜〜〜
???「も、もしもし、私です。渋谷凛です。」
凛「これで伝わるのかな?、一応、ワン公って名乗っておこうかな……」
凛「あ、時間なくなっちゃう」
凛「もし、その、私の勘違いとかだったら聞き流して欲しいんだけど」
凛「今日は送ってもらったり、気つかってもらってりで」
凛「その、ありがとね」
凛「うん、そんだけ」
凛「まだ時間ある……」
凛「えーとそれから、私、野暮な女だったみたい」
凛「ってなにいってるんだ、私」
凛「えっ、もうヤバイ?」
凛「と、とにかく今日はありがt」ガチャン
ツーツーツー
〜〜〜〜〜〜〜
阿部「…ありがとうね。」
阿部「はっはっは♂あーあ、人が気を利かせてやってんのに
阿部「まったく………」
阿部「野暮なわん公だぜ」
終わり
サクッとかいてさくっと逃げる予定だったのに
なんかこんなんになってしまった。
書きたいものが面白いものにならないのは
技術力不足だからしかたないねorz
VSジュピターも書きためてはいるんだけど
幼女がだせないから悪戦苦闘中ですorz
立ちバックのキャラが濃すぎて他が食われちゃうというね……
まとまったらまた書きます。
今宵もお付き合いありがとうございました!
ノシ
追伸
全国の加蓮Pの皆様大変申し訳ありませんでした
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