上条「あっ……」チャキッ禁書目録「てぇい!」ペシッ (228)

上条「なら無理だ、俺死ぬよ!」
上条「なら無理だ、俺死ぬよ!」 - SSまとめ速報
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上条当麻
死にたがり、どんな困難があろうと諦め死にたくなる
お気に入りの包丁は中華包丁

禁書目録
上条の自殺を防止する為に上条と同棲をする
例え自殺癖があろうと上条の事が好き
1番の苦労人でもある

一方通行
ヘタレ、血が嫌い、殺すのが嫌いな人
人一倍の心配性でもある
しかし彼はそういった感情は表に出さない

御坂美琴
上条の良きライバル的な感じであったが、今は上条の自殺を阻止する側にある
上条の前で能力は使わない、死なれたら困るし

土御門元春
上条の親友であり誰よりも上条を心配している
未だに上条に魔術師である事を告げていない
苦労人の一人

青髪ピアス
本名不明であり、彼もまた上条の親友である
よく上条に奢ったりするが、それを気にして自殺しかけるのが殆どである

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373022017

続き書こうかなと思ったら前スレを既にHTML化に出していた……チャキッ

上条「……」

禁書目録「待っててねとうま、今朝ごはん出来るから」

上条「俺は何で年下の女の子に朝ごはんを作らせてるんだ……死のう」チャキッ

禁書目録「てぇい!」ガンッ

上条「あぁ!!おたまで弾き落とされた!!」

禁書目録「全く……料理が好きでやってるんだから構わないんだよ」

上条「すまんな……」

禁書目録「ほら、早く朝ごはん食べて!!学校の準備」

上条「……あぁ」

公園辺り

土御門「昨日のテレビは面白いかったにゃー」

青ピ「せやなー、まさかポロリがあるなんて誰が予想したことか!!」

上条「……ポロリとか規制されるだろうな普通」

土御門「いやいやかみやん、ポロリは男の……いや漢のロマンだぜぃ?」

青ピ「そうやでかみやん、ポロリを期待せぇへん男子なんておらへん!!」

上条「……ポロリは期待していなかった……」チャキッ

土御門「わー!」バシッ

上条「あっ!!」

青ピ「間一髪やった……」

学校

上条「あっ……」

土御門「ど、どうしたかみやん」

上条「筆箱が無い……」チャキッ

青ピ「いやいや、何で筆箱が無くてカッターがあるん!?」

吹寄「もう!!私のシャーペンと消しゴム貸してあげるから!」

上条「……ありがとうな」

小萌「(これが友情って奴なんですかねー)」

上条「……」ZZZ

土御門「かみやんの奴寝てやがる……」

青ピ「いや、下手に起こさん方がええよ」

土御門「だな……」

教師「こら上条!!寝るならもう学校に来るな!!」

上条「はっ……すみません」チャキッ

教師「お、おい!!カッターをしまえ!!」

土御門「あー!!」バシッ

上条「あっ!!」

青ピ「あぶねぇ……」

———————————————

上条「……」ZZZ

土御門「さて昼休みだにゃー」

青ピ「今日はかみやんを何処に誘う?」

吹寄「そうね……最近、美味しいケーキ屋さんを見つけたからそこに行きましょうか」

姫神「賛成」

土御門「でもかみやん今日も金欠らしいぜぃ」

青ピ「なぁに、僕が奢るわ」

吹寄「前から思ってたけど貴様は何処からお金が出て来る訳?」

青ピ「節約やで」

放課後

上条「さて帰ろう」

土御門「かみやーん」

上条「ん?」

青ピ「今から皆でケーキ屋行くんやけど行かへん?」

上条「でも寮で禁書目録が……」

土御門「なら禁書目録も連れてくれば良いにゃー」

上条「……分かった」

青ピ「なら寮に帰ったらすぐに公園辺りに集合やで!!」

上条「あぁ」

———————————————

禁書目録「とうまお帰りー」

上条「あぁ、なぁ禁書目録」

禁書目録「な、何かな?」

禁書目録「(また死のうだなんて言う気じゃあ……)」

上条「友達とケーキ屋に行く約束をしたんだけど、来るか?」

禁書目録「け、ケーキ屋!?」

禁書目録「(とうまの初めてのお誘い!!)」

禁書目録「うぅ……ひぐっ……」ポロポロ

上条「ど、どうした?」

禁書目録「いや、嬉しくてね……」

上条「そうか……なら早く行こうぜ」

禁書目録「うん!!」

スフィンクス「(姐さん……俺の餌は……)」

上条「あ、金を降ろすのを忘れてた、銀行に向かうぞ」

禁書目録「うん、分かったんだよ」

———————————————

強盗A「おらぁ!!テメェ等は人質だ!!大人しくしろ!!」

強盗B「さもないと一人ずつ撃ち殺すからなぁ!!」

上条「あぁ……あぁ……」

禁書目録「(何でこうなるのかな……)」

上条「あぁ……」ジャキッ

禁書目録「(ん?そうか!!とうまは常にカッターを持ってるから縄が切れたんだ!!)」

上条「……」フラフラ

強盗B「おい!!何してんだテメェ!!」

上条「ごめんなさい……死にます」チャキッ

強盗A「お、おい!!」バシッ

強盗A「そう易々と死ぬんじゃねぇ!!」

上条「……」バタッ

強盗B「た、倒れやがった!!すぐに救急車を呼ぶぞ!!」

禁書目録「(何でこの人達強盗してるんだろう)」

病院

冥土返し「またかい……そしてまたかい……」

上条「すみません……」

冥土返し「まぁ今回は自分を刺したりした訳じゃないし良しとするよ」

禁書目録「あの強盗達も自首したし解決したかも」

ガチャッ

一方通行「大丈夫かァ」

御坂「見舞いに来たわよ」

上条「おう……」

一方通行「今日は寿司持ってきたぞ」

上条「あぁ、ありがとう……禁書目録に食べさせてやってくれ」

禁書目録「あれ?とうまは?」

上条「今は食欲が無くてな」

禁書目録「そっか……」

御坂「じゃあバンバン食べましょ!!」

ガチャッ

土御門「よー、かみやん」

青ピ「お見舞いに来たでぇ」

吹寄「全く……どこまで精神が弱いのよ貴様は!!」

姫神「これ。お見舞いの品」スッ

上条「皆……ゴメンな、今日行けなくて……」

青ピ「何言うてんの!!かみやんが生きてただけでも僕は嬉しいで!!」

吹寄「本当よ、というより……事件に巻き込まれただけだし、そんなに申し訳ない顔をしないの」

上条「皆……」

禁書目録「……私達と出会う前は、あんな風に支えられてたのかなとうまは」

御坂「かもね、ていうかそうじゃなかったらアイツは今頃棺桶の中よ」

一方通行「まァ否定は出来ねェなァ……」

禁書目録「とうまの友達は皆良い人なんだよ」

御坂「(でも、強盗もアイツが倒れたら救急車を呼んでた位だし……アイツには何かしらの力があるって言うのかしら……)」

退院の日

冥土返し「もう来るな……とは言わないけど、なるべく来ないように頼むよ」

上条「はい」

禁書目録「お世話になりました」ペコッ

———————————————

アレイスター「……彼が上条当麻か」

アレイスター「彼の周りに居るだけで、沢山の人が優しくなる……」

アレイスター「これではプランに大きなズレが生じてしまう……」

アレイスター「どうにかならないものか……」

風呂落ちだ 続きはまた後で ザシュッ

あれ?今2学期だよな?エンゼルフォールは無いのか?両親はどうした?

>>42
一方通行を倒して無いんで別ルート入りました
そして上条の両親は後に出てきます

名前が変なのになった……続き書きます

上条「ふぅ……あっ」

禁書目録「ど、どうしたの!?」

上条「出席日数が……あああ……」

禁書目録「大丈夫だから!!多分公欠になってるから!!」

上条「……一応小萌先生の所に行ってくる、禁書目録は先に帰っててくれ……」フラフラ

禁書目録「あっ!とうま!!」

禁書目録「だ、大丈夫かなぁ……」

———————————————

小萌「それで先生の所にまで来たのですかー」

上条「はい……すみません……」チャキッ

小萌「わー!!カッターをしまって下さい!!」バシッ

上条「あぁ!!」

小萌「大丈夫ですから、まだ補習でカバーできますよ」

上条「先生……ありがとうございました」チャキッ

小萌「それは何のありがとうございましたなんですか!?」バシッ

上条「あぁぁ!?」

小萌「全く……送りますよ」

上条「……すみません」

小萌「先生なのですから当然ですよ!!」

上条の寮

小萌「はいはーい、ちゃんと歯を磨くのですよー」

上条「はい、ありがとうございます」

小萌「ではでは〜」

上条「……ふぅ」

禁書目録「とうま!?大丈夫!?またどこか刺してたりしない!?」

上条「あぁ、今回は大丈夫だ……」

禁書目録「ほっ……」

プルルル

上条「電話だ……」ガチャッ

上条「もしもし」

詩菜『あらあら〜、当麻さん的には元気な声ねぇ〜』

上条「母さんか……何の用だ?」

詩菜『来週ね、刀夜さんと当麻さんの所に行くけど良いかしら』

上条「……そうか、分かった」

詩菜『よろしくねぇ』

禁書目録「今の……とうまの親かな」

上条「あぁ……昔から苦労をかけさせてたからな……」

禁書目録「そういえばとうまの小さい頃とかどんなだったの?」

上条「それは……」

———————————————

チビ条「えい!」ボンッ

友達A「上条くん!オウンゴールだよそれ!!」

チビ条「ああ……僕のせいで負けちゃう……あああ」チャキッ

先生「上条くん!!そのシャベル置いて!!」

チビ条「あぁぁ……」ザクッ

先生「上条くぅぅぅぅぅん!?」

———————————————

上条「とかだったり」

禁書目録「(な、何て幼少期を過ごしたの……)」

———————————————

チビ条「はぁ……はぁ……」バチャバチャ

先生「ピッピー!!上条くん、息切れしてるならプールから出なさい!」

チビ条「僕が……下手くそだから……皆に迷惑を……」バチャバチャ

友達A「上条くん、上がれだってさ」

チビ条「ゴボゴボ……」

友達A「先生!上条君がぁぁぁ!!」

先生「言わんこっちゃない!!」

———————————————

上条「とかな」

禁書目録「(うぅ……なんだか悲しくなってきたんだよ……)」

次の日

御坂「ねぇ」

上条「……御坂か」

御坂「これから遊びに行かない?」

禁書目録「賛成かも!」

一方通行「ふン……」

御坂「何よ一方通行、乗り気じゃ無いわね」

一方通行「俺にそンな綺麗なもンは似合わねェよ」

上条「あっ……」チャキッ

禁書目録「ちょっとちょっと!!!!」

一方通行「何してンだよ!?」バシッ

上条「俺がこんなのだからいけないんだろ……」

一方通行「違うからな!分かった!!目一杯遊ぼうぜ!!」

上条「おう……」

御坂「(危ないわね……いやマジで)」

なるほど……無知ですみませんでした チャキッ

御坂「どこに行く?」

どこに行く?

どこにいく?

どこに逝く?

上条「そうだな……」チャキッ

禁書目録「だから何やってんの!?」ペシッ

一方通行「油断も隙もありゃしねェなオイ」

とりあえず野球観戦へ

実況「おっと!手津羅選手が投げたボールを遊びの如く不井安間選手が打ち返したぁぁぁ!!」

上条「あぁ……」チャキッ

御坂「ちょっと!!」バシッ

上条「あぁ!!」

禁書目録「どうしたの!?」

上条「俺が応援してるからこのチームが負け」

一方通行「関係ないだろ!?」

コンビニ行ってくる

徹夜だ今夜はチャキッ

———————————————

禁書目録「明日はとうまの両親が来る日だね」

上条「あぁ……」

禁書目録「でも私はどうしようかな……」

上条「あっ……」チャキッ

禁書目録「てぇい!」ペシッ

禁書目録「何でもかんでも自分のせいにしたら駄目なんだよ!!」

禁書目録「明日はこもえのアパートに行くから心配しないで」

上条「あぁ……すまん」

次の日

禁書目録「お昼と夜のご飯は冷蔵庫の中にありからね」

上条「あぁ……お前も気をつけろよな」

禁書目録「それはこっちが言いたいかも……じゃあ行ってきます」

上条「逝ってらっしゃい」

禁書目録「なんか違うような……」

ピンポーン

上条「来たか……」

刀夜「やぁ当麻!!」

詩菜「あらあら、お母さん的にはもう少し片付いてても良いかしら」

上条「なんでまた会いたいなんて……」

刀夜「父さん、お前がもう自殺しないように魔よけの品を手に入れたからな」

詩菜「こうして来たのよ?」

上条「(こんなので治ったら苦労しない……)」

上条「あっ……特売……」チャキッ

刀夜「当麻!?」

詩菜「!!」バシッ

上条「あっ」

詩菜「当麻さん!!」ギュッ

上条「……」

詩菜「もう……止めて……」

刀夜「……実はな当麻、これから父さんは母さんと旅に行くからお別れを言いに来たんだ」

上条「旅……?」

刀夜「お前がカウンセリングにトラウマがある事は知っている」

刀夜「だから父さん達が世界を渡り、色んなお医者さんに相談してくるんだよ」

詩菜「……」

上条「……何で俺にそこまで……」

刀夜「何でって、当たり前だろ?当麻は父さん達の息子だからなぁ」

上条「父さん……ありがとう」

———————————————

刀夜「母さん、泣き疲れたみたいだな……よく眠ってるよ」

詩菜「……」

上条「父さん達、泊まって行かないのか?」

刀夜「あぁ、飛行機は明日には飛んじゃうからなぁ……」

上条「……そっか」

刀夜「あぁ、だから良いお医者さんを見つけたら飛んで帰って来るからな」

刀夜「それじゃあな、当麻」

上条「あぁ……さようなら」

ガチャッ バタンッ

上条「……」

上条「俺は……親にまで迷惑をかけて……」

上条「何をやってるんだろう……気持ちの問題なのにな……」

上条「……」

上条「今夜はもう寝よう」

一週間後

小萌「はいはーい、大覇星祭でやりたい競技を選ぶのですよー」

土御門「俺は女子と二人三脚がいいにゃー」

青ピ「つっちー、女子と二人三脚なんて二次元にかあらへんよ」

土御門「失敬な!なぁ、かみやんはどう思うかにゃー?」

上条「……」ガタガタ

青ピ「ん?かみやん?」

上条「大覇……星祭……負けたら……あぁ……」チャキッ

土御門「おいおいおい!!」バシッ

上条「あぁ!!」

青ピ「大丈夫やて、僕とつっちーもおるしな」

土御門「そうだぜぃ」

上条「……あぁ」

大覇星祭当日

土御門「なぁステイル」

ステイル「……なんだい?」

土御門「魔術師が学園都市に侵入してきた……なんてかみやんに言えるか?」

ステイル「僕には出来ない事だね」

土御門「困ったな……どうすれば……」

上条「あぁ、もうすぐ俺が出る番だ……」

上条「あぁどうしよう……」

ドンッ

パキーン

オリアナ「あら、ゴメンなさいボウヤ」

上条「あっ……」チャキッ

オリアナ「!?」

上条「ぶつかって、生きててすみません」ザシュッ

上条「」バタッ

オリアナ「ちょっと!?ねぇ!?」ユサユサ

———————————————

上条「ここは……」

冥土返し「最近、君しか来てないようだね」

上条「先生、誰が運んで来てくれたんですか?」

冥土返し「あぁ、金髪のお姉さんだったよ確か」

上条「金髪……」

今回はここまで
徹夜とか言って寝るの早いな……

冥土返し「あぁ、とても別嬪さんだったなぁ」

上条「そうですか……」

冥土返し「まぁ、もう動けるって言うなら行っても良いけどね」

上条「ありがとうございました」ガチャッ バタンッ

冥土返し「……本当に大丈夫かな」

———————————————

オリアナ「はぁ……霊装は何故か破壊されちゃってるし、目の前で男の子が自殺しかけるし、その返り血を浴びるし……もう散々よ……」

リドヴィア『……学園都市とはそんなに恐ろしい街だったのですか?』

オリアナ「少なくとも生きた目をしてなかったわ……着替えたいわ……」

リドヴィア『(あのオリアナが卑猥な表現をしないとは……感激です)』

オリアナ「ほら、下着までこーんなにびちゃびちゃ」

リドヴィア『前言撤回です』

オリアナ「?」

リドヴィア『とりあえず着替えるなら公衆の面前では止めて下さいね』

オリアナ「さすがにしないわよ!?」

———————————————

土御門「よっすかみや……ってその傷口は……」

上条「あぁ、またやってしまったんだ……」

土御門「全く、止めろとあれほど……」

上条「そういえば運んでくれたお姉さんに当たった時」

土御門「え?」

上条「何かを壊す音がしたな」

土御門「!?」

土御門「……かみやん、その人の情報を頼む」

上条「は?」

上条「情報って金髪って位しか分からない……あぁ……」チャキッ

土御門「あー!!待て待て!!金髪の日本人なんて居ないだろ!?だから多分分かる!!」

上条「……そうか」

土御門「(そいつが魔術師と言うのはまだ断言出来ないが……もしかしたらな……)」


———————————————

食蜂「へくしゅっ!!」

食蜂「風邪かしらぁ……」

オリアナ「……」タッタッタ

上条「……」

スキルアウト「……」

オリアナ「あらん、あのボウヤは……」

上条「すみません……ぶつかってすみません……」チャキッ

スキルアウト「おい、止めろ死ぬな!!」

オリアナ「(えぇ……いかにも不良っぽい子にも心配されてるわ……)」

オリアナ「なんだ……もう十分平和じゃないの……術式を発動させる必要なんて無いわね……」

オリアナ「……」

オリアナ「帰りましょう、ローマに……」

———————————————

リドヴィア『ちょっと、今どこに居るんですか』

オリアナ「飛行機の中よ」

リドヴィア『はぁ!?』

オリアナ「あんな術式なんて無くても……十分平和だったわよ」

リドヴィア『おま』

土御門「何故か魔術師がもう居なくなっていた」

ステイル「あぁ、これは飽くまでも予想だが……」チラッ

上条「……」

ステイル「彼のおかげかな」

土御門「まぁ解決で良いかにゃー……」

吹寄「上条!貴様、競技をサボって何処をほっつき歩いてたの!?」

上条「……病院に2、3回程運ばれた」

吹寄「えっ……か、身体は大丈夫なの!?」

上条「あぁ……」

吹寄「なら良かった……」

上条「(例の金髪の人に御礼言えてなかった……)」チャキッ

吹寄「ちょっ!?」

青ピ「かみやん、鯛焼き買うてきたから食べへん!?」

上条「ありがとう」

青ピ「ほっ……」

吹寄「(青ピ、よくやったわ……)」

風呂落ちだ チャキッ

その日の夜

上条「ただいま」

禁書目録「とうまお帰りなさい!!」

上条「ふぅ」

禁書目録「お風呂が沸いてるから先に入って」

上条「あぁ、分かった」

———————————————

アレイスター「上条当麻……」

アレイスター「……」

アレイスター「彼は早く潰さないといけないな」

土御門「幻想殺しがあってもか?」

アレイスター「……」

アレイスター「何故彼に幻想殺しがあるのか、私は知りたいな」

土御門「……お前が何を企んでるかは知らんが、かみやんに危害を加えさせないぞ」

アレイスター「そうか」

アレイスター「土御門、君に問う」

アレイスター「君は何の為に彼を庇うのだ?」

土御門「決まってるだろ」

土御門「友達だからだよ」

アレイスター「友達……か」

———————————————

上条「……はぁ」チャキッ

御坂「おーい……って何やってんのゴルァァァ!!」バシッ

上条「うわっ、御坂か」

御坂「挨拶しようとしたら自分の喉にカッターを突き刺そうとしてるのを見たら大声も出したくなるわよ」

御坂「ていうか、何で喉にカッターを刺そうとしてた訳?」

上条「あぁ……皿洗いしてたら皿を割ってしまってな……」

御坂「しょぼっ!?」

上条「俺は特売があるから行くな……」フラフラ

御坂「……本当に大丈夫かしら……」

御坂「あっ、ゲコ太ストラップ……まぁ一方通行らへんと行きますか……」

黒子「そうですわね」パタパタ

御坂「……何をしているの?」

黒子「下敷きでお姉様を扇いでますの」パタパタ

御坂「……はぁ……」

バチィィィ

地下街

上条「ふぅ」

御坂妹「どうしたのですかとミサカは貴方に問いかけます」

上条「お前か……」

御坂妹「ミサカはあのひよこを助けたいんです」
オイシイヨ-

上条「……金が」チャキッ

御坂妹「あーあー!!やはり助けても何の利益も無いやとミサカはひよこを諦めます!!」

御坂妹「む、あれは……」

御坂「……」

一方通行「……」

御坂妹「ふふふ、何か面白い事が起きそうですねとミサカは奴らを追いかけます」ダッ

上条「あっ」

———————————————

一方通行「で?なンで俺が付き合わされてンですかァ、御坂さン」

御坂「仕方ないでしょ、アイツを誘え無かったし……」

一方通行「でも俺以外の奴らでも良かったじゃねェか」

御坂「……アイツ以外の男友達ってアンタしか思い付かなかっただけよ」

御坂妹「ひゅーひゅーとミサカはお姉様達を茶化します」

御坂「!?」

一方通行「クローンか……」

一方通行「つか、俺も人探ししてるから、携帯屋はコイツと行ってくれ」ダッ

御坂「あ、ちょっと!?男女じゃないとなんかおかしいでしょ!?」

御坂妹「なら行きましょうか、その携帯屋にとミサカは行く準備を進めます」

御坂「アンタも乗らないの!!」

———————————————

上条「ふぅ」

打ち止め「何をしているのってミサカはミサカは貴方に聞いてみたり!!」

上条「君は……」

打ち止め「ミサカはミサカだけどってミサカはミサカは当たり前の事を胸を張って言ってみたり!!」

打ち止め「ところで」

上条「ん?」

打ち止め「このゴーグル調節してってミサカはミサカは初対面の人にお願いしてみたり!!」

上条「あぁ……」

上条「……」グイッ

打ち止め「あう」バチーン

上条「……」グイッ

打ち止め「あう」バチーン

打ち止め「もう!!ふざけてるのってミサカはミサカはマジギレしてみたり!」

上条「……」チャキッ

上条「こんな小さな女の子も困らせてしまうなんて……死のう」

打ち止め「ちょちょちょちょちょちょ!!それは止めた方が……」

上条「さようなら」ザクッ

打ち止め「ちょっとーーーーーーーーーーーーーー!?」

一方通行「こンな所に居たのか糞餓鬼……って上条ォォォ!?」

———————————————

冥土返し「あ、分かった、君は僕を困らせてるんだね?」

上条「先生……」

冥土返し「全く……」

上条「すみません、そしてありがとうございました」

冥土返し「もう来るなとは言わない……いや、もう来るな」

上条「はい……」

上条「じゃあさようなら」フラフラ

冥土返し「……こりゃまた来るね……」

———————————————

一方通行「上条の奴を病院に置いて来たが……大丈夫だったのかァ……?」

打ち止め「多分大丈夫じゃないってミサカはミサカは確信も無く言ってみたり!!」

一方通行「馬鹿が、アイツだから心配なンだよ」

打ち止め「わーいわーい」

一方通行「おい、あんまり暴れると滑る……」

打ち止め「いたっ」バタッ

一方通行「……言わンこっちゃない」

一方通行「あァ、こりゃ擦りむいてるな、仕方ねェ、コンビニで絆創膏買ってきてやるから我慢しな」

打ち止め「う、うん……」

———————————————

上条「あぁ……」フラフラ

ドンッ

ヴェント「ちょっと何処見て歩いてんのよ!」

上条「す、すみません……」フラフラ

ヴェント「たくっ……」

ヴェント「ていうか上条当麻ってどんな顔だっけ」

ヴェント「たしかアックアから写真を貰った筈だけど」ピラッ

ヴェント「あれ、コイツどっかで見たような……」

ヴェント「しかも凄く最近に……」

ヴェント「……あ、さっきの奴だ!!」

———————————————

一方通行「おい、絆創膏買ってきた……」

一方通行「何処行きやがったあの餓鬼……」

木原「餓鬼の心配よりもまずは自分の心配だろ?」

一方通行「ぐっ!?」

一方通行「木原……テメェ何して……」

木原「何って回収だよ回収」

木原「ほら見てみな」

打ち止め「……」

一方通行「餓鬼っ!?」

木原「安心しろ、まずはテメェをぶっ殺してだな……」ドンッ

木原「おい!何処見て歩いてやがる!!」

上条「あっ、すみません……」

一方通行「上条!?」

木原「あん?一方通行、テメェにオトモダチなんて射たのか」

木原「ならおもしれぇ、テメェからぶっ殺してやんよ」

上条「すみません、すみません」チャキッ

木原「!?」

木原「おい!」バシッ

上条「あっ!」

木原「これから俺がぶっ殺してやろうってんのに良い度胸だなオイ」

上条「……」

上条「……」

ヴェント「上条当麻ァァァァ!!」

木原「チッ、また邪魔かよ」

ヴェント「ちょっとアンタ、そこのツンツン頭を渡しな」

木原「おいおい、俺がぶっ殺すって言ってたのを聞いてたかぁ?」

ヴェント「知るかボケ、良いから渡しな、さもないとアンタからグチャグチャの固まりにすんぞゴルァ」

木原「へ、木原も舐められたもんだぜ……」

———————————————

上条『なぁ禁書目録、今日ももやしで我慢してくれないか?』

禁書目録『嫌なんだよ、肉!肉が食べたい!!』

上条『そこを何とか、禁書目録さんお願いします!!』

禁書目録『とうまァァァァ!!』ガブリ

上条『ぎゃあああああ!!不幸だァァァァ!!』
———————————————

禁書目録「ん……」

禁書目録「夢か……」

禁書目録「はっ!ていうかとうまがまだ帰ってないかも!!」

禁書目録「こういう時はみことに電話するんだよ」ピッピッ

御坂『もしもし』

禁書目録「あ、みこと?とうまを見なかったかな?」

御坂『見てないけど……まさかまだ帰って無いとか!?』

禁書目録「うん」

御坂『はぁ……分かったわ、私も探してみる』

禁書目録「お願いするんだよ!!」ピッ

禁書目録「……とうま!」

———————————————

ヴェント「……なぁんて言っても、無駄な戦いは避けたいし、私は私の獲物を倒すだけよ」

木原「へ、たしかにな、なら俺は一方通行を倒してさっさとずらかるかなっと」

上条「……」

一方通行「(チッ、上条を守りながらの戦いは少しきついが、俺がやるしかねェンだ……)」

御坂「見つけた!!」

禁書目録「見つけたんだよ!!」

木原「次から次へと邪魔が入りやがって……死ね!!」ドォォォン

ヴェント「うるさいハエ共が湧いてきたわね……先に片付けましょうかねっと!!」ポーン

御坂 禁書目録「!?」

ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

一方通行「オリジナルっ!?」

上条「禁書目録!!」

パラッ パラッ

木原「消し炭になったか……」

ヴェント「次はアンタの番よ上条当麻」

上条「……」

ヴェント「死ね!!」ポーン

上条「!!」パキーン

ヴェント「!?」

一方通行「!?」

上条「お前は関係の無い人間を殺した」

ヴェント「だ、だから何だって言うのよ!!」

上条「お前には人の痛みと言うのが分からないらしいな」

ヴェント「黙れっ!」ポーン

上条「きかねぇよ!!」パキーン

ヴェント「(コイツ、さっきと何か雰囲気が違う……!?)」

上条「良いぜ、お前が関係の無い人間まで殺し、平然としてられるなら」ダッ

ヴェント「く、来るなっ!!」ポーン ポーン

上条「まずは……」パキーン パキーン

上条「そのふざけた幻想をぶち殺すっっっ!!!!!!」バキッ

ヴェント「ぐっ……!?」ドシャッ

ヴェント「がっ……!!はっ……」ガクッ

上条「……」

上条「……」バタッ

一方通行「か、上条!!」

木原「どうやら向こうは決着が着いたみてぇだな……」

木原「だったらこっちも決着着けようぜ一方通行よぉ」

一方通行「あァ、望む所だ木原……!!」

一方通行「だからさっさと床のシミにでも……なりやがれってンだよォ!」バッ

木原「遅ぇな、死にやがれ」

一方通行「(くっ……反射だ!!)」

木原「反射を使って避けようとしてんなら、とんだ甘ちゃんだな」バキッ

一方通行「ぐっ!?」

一方通行「糞……がァ!!」

木原「うるせぇよ」ガンッ

一方通行「がっ!?」

木原「はぁ……ここまで雑魚に成り下がってたとはなぁ、残念だぜ」

バチッ

木原「ぐっ!?だ、誰だ!?」

御坂「アンタ、まさか私の存在を忘れてた訳じゃあ無いでしょうね」

木原「テメェ……消し炭になった筈じゃ……」

御坂「まぁ、近くにビルが無かったら危なかったわね、電気で張り付け無くなる所だったわ」

木原「おい!猟犬部隊!!何してる!?」

御坂「あぁ、あそこでぶっ倒れてる奴らの事かしら」

猟犬部隊「……」ピクピク

一方通行「き、はらァ!!」

木原「……おいおい、マジかよ」

御坂「つー訳で」

一方通行「テメェは」

御坂 一方通行「此処でぶっ倒れやがれェェェ!!」

木原「——!!!!」

———————————————

上条「……ここは」

冥土返し「毎度ながら病院だよ」

上条「……」

一方通行「よォ上条、元気かァ」

上条「一方通行……」

上条「なぁ、何で俺は病院に……」

一方通行「……まさかお前覚えてねェのか?」

上条「あぁ、あの黄色い奴と出会った後位からの記憶がない……」

一方通行「……お前、なンか性格変わってね?」

上条「ん?そうか?」

禁書目録「とうまー!!!!」ガチャッ

上条「おぉ、禁書目録!!」

禁書目録「とうま、大丈夫なの!?」

上条「あぁ、お前は大丈夫だったか?」

禁書目録「ん……?う、うん」

禁書目録「(なんか、とうまがとうまじゃないような)」

御坂「全く、アンタはよほど病院が好きらしいわね」

上条「あぁ、すまんな御坂」チャキッ

禁書目録「てぇい!」ペシッ

禁書目録「やっぱり性格は変わってもとうまはとうまだったんだよ!!」

上条「そんなに性格変わったか?」

禁書目録「めちゃくちゃ変わってるかも」

青ピ「かみやん!大丈夫かいな!!」ガチャッ

吹寄「またどこか刺した訳!?」

土御門「全く、かみやんはかみやんだにゃー」

姫神「自分を傷つけるのは。良くない。」

小萌「姫神ちゃん、それって今更では無いですかー?」

上条「おう、皆ありがとうな!!」

青ピ「!?」

吹寄「貴様……本当に上条?」

上条「な、何だよそれ」

土御門「かみやんの性格が180度変わったにゃー」

姫神「そっちの方が。素敵」

小萌「確かにそうですねー」

上条「いやぁ、色々とゴメンな」チャキッ

青ピ「とぉぉ!!」バシッ

上条「うわっ!!」

吹寄「……性格が変わっても上条だったわね」

上条「あっ」

禁書目録「どうしたのとうま」

上条「……」

上条「……特売逃した」

土御門「あら?」

上条「鬱だ……死のう……」チャキッ

青ピ「かみやんの性格がまた180度変わった!?」

一方通行「待て待て待て待て!!」

上条「さようなら」ザクッ

御坂「ちょっとぉぉぉぉ!?」

終わり

さてこの後、刺した上条はどうなったでしょうか

自分には分かりません

というか木原と一方通行の戦いが終わってから上条を覚醒させた方が良かったかもしれない

……鬱だ死のう チャキッ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きのボンスケさん   2015年01月02日 (金) 14:12:35   ID: peInPbWT

もう来るなってwwwwww仕事wwwwww医療費どうする?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwsswwwwwwewwwwww

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