阿部高和「学園都市……?」 (303)

阿部「都市人口の8割が学生、か」

阿部「未だ見ぬ逸材がいるかもしれないな」

阿部「男は度胸!早速行ってみようじゃないの」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362190271

上司「おい阿部!まだ仕事中だぞ!」

阿部「………」

ファサッ

上司「!?何故脱ぐ!?」

阿部「未だ全容の解明されていない学園都市。そしてその街に住む学生達……」ムクムク

阿部「そいつを想像しただけでこんなになっちまった」ギンッ

上司「」

阿部「仕事がどうとか細かいことはいいからさ、このままじゃ収まりがつかないんだよな」ギンギンッ!

上司「」

阿部「それとも……アンタが満足させてくれるのかい?俺はそれでも構わないぜ」ギギギンッ!!

上司「ひぃっ!?」ビクッ


上司「わ、わかった!特別に休暇を許可してやる!だからその物騒なモノをしまってくれ!!」

阿部「話のわかる上司で助かったよ」

上司「そ、それはよかった」ホッ

阿部「お礼に一発……」












    〃                 i,        ,. -‐
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈    /
    !  :l      ,リ|}    |. }   /   .や
.   {.   |          ′    | }    l
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<    |    ら
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|    |
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|   |     な
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ     |
.    }.iーi       ^ r'    ,'    ノ    い
     !| ヽ.   ー===-   /    ⌒ヽ
.   /}   \    ー‐   ,イ       l    か
 __/ ‖  .  ヽ、_!__/:::|\       ヽ

上司「!?」

上司「ちょ、阿部、おちつ、話せばわか———」



アオオーッ!?





———こうして未だ見ぬ地へと旅立った阿部高和。そこで彼が目にしたものとは!?

科学とくそみそが交差する時、物語は始まる———!

———学園都市・管理ゲート前———


警備員「ふぅ……こう暑いと見張りも楽じゃないぜ……」

今学園都市の管理ゲートを見張っている俺は、とある高校に勤めるごく一般的な教師。
強いて違うところをあげるとすれば警備員(アンチスキル)の資格を持ってるってとこかナ——

名前は麓洞龍一(ろくどうりゅういち)。

そんなわけで学園都市外周にある管理ゲートの見張りを任されていたのだ。



警備員「大体、見張りなんて必要あるのかね?強行突破しようにも警備ロボに蜂の巣にされるのがオチだし……」

ザッ……

警備員「……ん?誰だ?」

阿部「………」

警備員「外部関係者の方ですか?でしたら臨時発行(ゲスト)IDの提示を……」

            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_




阿部「………」

警備員「………」

警備員「あ、怪しいヤ———」

ファサッ

警備員「!?」ビクッ


阿部「ちょっと通してもらおうか」

警備員「な、何だと!?俺がみすみすそれを許すと思っ———」

ヒュンッ ファサッ パクッ

警備員「くうっ!?」

決 何 んヽ、  _,,._,,.....、、..、、、,,_     ヽ             | な
ま を ?  Y゙´         .},     ヽ           |
っ っ    |       ,.ァぃぐ       lヽ、            | な
て て    !   ァ')'゙⌒´  'リヽ,      |    /         ! に
る ?   {   ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l   |       | を
だ       |.     〉 '" /{!  .\      〉  |       / | :
ろ.     /,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′     / ヽ_/
?     / | !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'      /      /
``Y゙l ̄   ヽ, ぃ.ヘ, リ         _ス Y゙^'>y゙     _,/     /
   ヾ    ヽ,_`{'′       ゞ、_)'゙ / /    _/"     .f゙
    }    ル゙ ``ヽ        ,イ{ f゙  /    /
.    |  ;ル′    `‐、_      | | ! ./   /





阿部「通行料を身体で支払おうってことさ」

警備員「な、何を言って———っ!?」








アオオーッ!?

——————————————————
————————————

上条「はあ……不幸だ……」

上条「昨日の大規模停電によって冷蔵庫の中身は全滅」

上条「非常食のカップ焼きそばを流し台に全部ぶちまけてしまい、財布を探しているうちにキャッシュカードを踏み砕き」

上条「担任から『上条ちゃーん、バカだから補習でーす』とラブコール」

上条「不幸だ……」



上条「ま、まあ、不幸不幸言ってても仕方ねえよな!どれ、洗濯物でも干して気分を変えるとするか!」

ガラガラガラッ

            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i

           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ 
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└—ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|

  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|



上条「……………」

上条「………」

上条(ちょ、ちょっと待て、これは一体どういう状況なんでせう!?)


阿部「やらないか」

上条「!?」ビクッ


上条「………」

阿部「………」


阿部「やらな———」

上条「不幸だあああああああああああああ!!」

ガラガラガラ ピシャン!

上条「な、な……!何だったんだ今の……!」ゼーハー

ドンドンドン!!

上条「ひっ!?」ビクッ


ドンドン!

ドン!


………



上条「……静かになったぞ」

上条「いなくなったのか……?」ソローリ

       ______       |   外
    ,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` 、   i   は  開
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、  ヽ   暑   け
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  〉  く   て
  |;;;;i "'`~  "`~ `i||i" '' ゙` " |;;;;;;|  /  て   く
  |;;;;|       ヽ`     u  |;;;;;| |    死   れ
  .|;;| ,-;;;;;;;;;;"フノ  ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;| |    に  な
 ,,ト;| ',,_==-、く    >゙-==、  |/ i |   そ   い
 |i 、|   ' ̄"彡|         || | |    う か
 |'. (|       彡|          |)) | .|    だ :
  ! 、|      i,"(_ ,, 、,      |" i  |    
  ヽ_|        `         .|_/  ノ_
   .|゙      、,.−-‐ 、,,     |     ヽ、_,,,、_ノ
   .i ゙、    '  ̄ニ ̄     /|
   |   、      ̄ ̄    , ' |
   |  i ` 、    (    , "   |
    |      ` ー---— "|    |
   |  |          i     |






上条「」

——————————————————
————————————

上条「それで、阿部……さんは、上条さんちのベランダで何をしていたのでせう?」

阿部「いい男を捜しにきたのさ」

上条「は、はあ……」

阿部「ところが、偶然見かけた神父を追いかけているうちにうっかり屋上から足を滑らせちまった」

阿部「落ちた先が君の部屋のベランダだったってわけさ」

上条(まじかよ)

阿部「さて、と……」

阿部「それじゃ、涼ませてもらったお礼をしないとな」

ファサッ

上条「!?」



  ___
         ,, ' ´    ` ''ヾ
        /            ヽ
        }f^'^^了t^'^'`'ー1  l

        |L_ ! ___ { ,..、|

         }f'tr'i  ''^'tォー` }j/i',|
          l.| ´ |    ̄  vijソ.!
         丶 └、     Fイ l′
     /    ',  ‐--‐  ,イ ケ|
   , ,/.       ヽ `''"´,/ !  ^|ー、
  / /      _,,」、'....ィ'       '|. \、__
. /./  ,. ‐'''"´    ! /   ,  _」__ヾ',
.,'.,'  /´   └ 、_ ノi   ノ  (、_  ``ヾ!
,'/ /     ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^    `
l|  !            リ    `ぅ ー=、_
| |          サ     〉
  ト             ′    ./''ー- 、,.._
  |  ヽl            (B     /    ヽ、
  |     !,、      !     /     ∠_
  ,イ     ヾ'     ィ 、   . /   ,,ィ'´




上条「な、何故脱ぎだすのでせうか!?」

阿部「何故ってそりゃ、お礼をするために決まってるだろ?」

上条「ま、まさか……!ちょ、上条さんはノーマルですとのことy———」






アオオーッ!?

——————————————————
————————————

インデックス「………」

インデックス「うぅ、もうだめかも……」

グーキュルルルー

インデックス「おなか……すいt」


<よかったのかホイホイ部屋に入れちまって。俺はノンケだって構わずに食っちまう人間なんだぜ

<か、上条さんだってこんなこと予想してなかっ———ちょ、やめ———!

<いいぞ……!腹ん中がパンパンだぜ……!

<父さん母さんごめんなさ———アアアッー!?


インデックス「」

——————————————————
————————————

上条「はっ……はっ……」

阿部「どうしたい」

上条「ふ、不覚にも……気持ちよかったです……」

阿部「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあ第二ラウンドに———」

バァンッ!!

上条阿部「!?」


ステイル「まさか民家に逃げ込むとはね……。だが、僕達から逃げ切れるとは思わないことだ」

ステイル「さあ、観念するんだ禁書……もくろ……く………?」


上条(全裸)「」

ステイル「」

阿部(全裸)「ヒュー」

ステイル「な、な……!?」

上条「あああー!?上条さんちのドアがっ!?」

ステイル(こ、こんな所にあの子がいるのか!?)


阿部「そっちから出向いてくれるなんてな」ズイッ

ステイル「なっ!?お、お前はさっきの!?」

阿部「逃げも隠れも裏返し……逆境好き、か。随分と演出上手なんだな」

ファサッ

ステイル(!?僕の服を一瞬で……!?)

阿部「それじゃあとことん喜ばせてやるからな」アーン

ステイル(く、くそっ!男なんかにヤられて堪るか!)


ステイル「Fortis931!!」


轟!!!

上条「あ、阿部さんが窓を突き破ってベランダから外へ吹っ飛ばされちまった」

上条「くそっ!一体何だってんだよ!?お前、能力者か!?」

ステイル「ふん、君達のような化け物と一緒にしないで欲しいものだね」

ステイル「でも、ま、冥土の土産に教えてやろうかな。これは魔術さ」

上条「魔術だと……?」

ステイル「そう、魔術だ。そして僕は———」


インデックス「その人はルーン魔術を扱う魔術師!この建物に設置されたルーンを破壊すれば無力化できるんだよ!」

ステイル「——チッ!そこにいたのか禁書目録!余計なことを!」


上条(何言ってんだこいつら)

ステイル「……ふん、まあいい。どの道目撃者は全員殺さないとね」

上条「何っ!?」

ステイル「イノケンティウス!!」

轟!!

上条「炎の……巨人!?」

ステイル「これが僕の魔術の集大成。『魔女狩りの王(イノケンティウス)』さ」

ステイル「この魔術の持つ意味は『必ず殺す』。さあ、君もさっきの男のように殺してあg」

ズブッ

ステイル「はうんっ!?」

阿部「ようやく辿り着いた。随分と焦らしてくれたもんだぜ」

ステイル「き、貴様、僕のお尻を……!そもそも何故生きている!?」

阿部「何故生きてるって?そんなの聞かれるまでもないさ」

     ,, - —- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }

  ヾ|!   ┴’  }|トi  }  世界中のいい男と
    |! ,,_      {'  }  楽しみ尽くすまで
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、   
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \   俺は死ぬわけにはいかないんだよ
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |






上条(阿部さん……)ポッ

阿部「そんなわけだからさ」

阿部「散々いい所で逃げられて……俺のキンタマはリミットブレイク状態なんだよ」グリングリン

ステイル「や、やめろ……っ!そんな巨大なモノを僕の中で動かすな……!」

阿部「でかいのはいいからさ。このままじゃ収まりがつかないんだよな」グイッ!

ステイル「ごっ……がああああああああああ!!!」

阿部「これだけ焦らされたんだ。今度は俺の番だろ?」

ステイル(す、すまない、神裂……後は……)






アオオーッ!!

第一話・完

仕事終わったら続き書く

すまぬ、仕事長引いて結局書けんかった

今から書く

>>38
散々焦らしてくれたんだ。たっぷりサービスしてくれるんだよな?

ちょっとそこに四つんばいになれよ

ステイル「くっ…はっ……はっ……!」ゼーハー

阿部「ああ……まるで少年のような締め付けだ……」

ステイル「僕はまだ……!14だ……!」

阿部「おっと、それは失礼。お詫びにとことん喜ばせてやるからな」グイッ
ステイル「くうっ……!」ビクンビクン


ステイル(殺す…!絶対殺す……!)


インデックス「———というわけなんだよ」

上条「魔術ねぇ。そんなもん本当にあるのかよ」

インデックス「むっ!」カチーン

>>39
N| "゚'` {"゚`lリ<すまない。お詫びにとことん喜ばせてやるからな

インデックス「疑ってるんだね!?魔術は本当にあるもん!」

上条「うおっ!?おい、ちょっと落ち着け!」

インデックス「そんなに言うなら試してみればいいんだよ!この修道服は『歩く教会』って言って、滅多なことじゃ傷一つつかないんだから!」

上条「えー?ただの服にしか見えないけどなあ」

インデックス「むかっ!だったら私を包丁で思いっきり刺してみればいいんだよ!そしたらわかるもん!」

上条「いやいや、流石にそれは……って、もしかしたら俺の右手が効くかもしれないな」

インデックス「……右手?」

上条「ああ。俺の右手は『幻想殺し』っていう———」



阿部「ん?何やら興味深い話だな」グイッグイッ

ステイル「くう……!あっ、がああ……!」

阿部「そういえば、この街は超能力開発をしてるんだったな。俺も聞いておいて損はないか」

ズルッ

ステイル(!!チャンスだ……!)

上条「それじゃ、いくぞ?」

インデックス「どうぞ?ま、あなたの右手の話のほうが魔術よりもずっと胡散臭いけどね!」

上条「」イラッ

上条「そんなに言うなら自分で試してみろ……よっ!」

ペタッ

インデックス「………」

上条「………」



インデックス「……ほら!何も起こらないじゃない!」

上条「………」

インデックス「ふふーん!嘘つきはあなたのほうだったみたいだね!」

上条「……そんな、馬鹿な」ペタペタ

インデックス「ひゃっ!?いつまで触ってるんだよ!?」

ドスッ

上条「うごっ!?」

阿部「おいおい、どうしたい。いくらなんでもセクハラはよくないぜ」

上イン(あんたが言うな)

阿部「ん?何だいその目は。ひょっとして俺達に混ざりたいのかい?」

上イン「違う違う!」

阿部「そうかい、そりゃ残念だ」シュン

インデックス(日本人は恐ろしいんだよ……)


阿部「それで、一体何の話だ?」

上条「ああ……実は俺の右手は———」


ゴッ!!


上条「なっ!?」

ステイル「ふ、ふふ……!ようやく隙を見せたな……!」

ステイル「灰は灰に——! 塵は塵に——!吸血殺しの紅十字ッ!!」

上条「しまった、阿部さん———ッ!!」

ステイル「その汚らわしいモノを斬り落としてやるッ!!」

ダッ!!

ステイル「死ねえええええええっ!!」

キュインッ

上条「えっ」

インデックス「えっ」

ステイル「」

ステイル「ば、馬鹿な……!僕の魔術が打ち消されただと!?」

上条「今のって……まさか」

阿部「?どうしたい?」

ステイル「く、くそっ!ならば!イノケンティウス!!」

轟!!

上条「くそっ!またコイツか!」

ステイル「イノケンティウス!そいつのモノを握り潰せ!!」

上条「阿部さんっ!!」


キュイン


上条「………」

インデックス「………」

ステイル「………」

阿部「?」

ステイル「な、何故だ……!何故、モノに触れた瞬間魔術が打ち消される!?」

ステイル「貴様、化け物か!?」

阿部「失礼なこと言ってくれるじゃないの」

ゴゴゴゴゴ

ステイル「ひっ!?」ビクッ

阿部「だがまあ、生意気な少年とヤるのも悪くはないか」

ステイル「イ、イノケンティウス!イノケンティウス!!」

阿部「さあ、第二ラウンドといこうぜ」

ステイル「イ、イノケン———」






アオオーッ!?

上条「イマジンおちんちん・・・?」

どう見てもパクリです。ありがとうございました

>>51
N| "゚'` {"゚`lリ<それは読んだことないんだがネタ被ってたのか。正直すまんかった

——————————————————
————————————

上条「それで、こいつとその仲間がお前を追いかけ回してる魔術師だっていうんだな?」

インデックス「そうなんだよ」

ステイル「う……ああ……」グッタリ

阿部「魔術師ねぇ」ツヤツヤ


ステイル「た、例え僕が負けようと……君は絶対に逃げられない」

ステイル「この様子は既に神裂に伝わっているはずだ……!神裂は必ず、君達の前に現れる……!」

上条「………」ゴクリ

上条「な、なあ阿部さん。俺達これからどうすれば———」







上条「あれ?」

———とあるビルの屋上———

神裂「……?」

神裂「先程の男がいなくなった?」

神裂「一体どこへ———ッ!?」

バッ







      _,,.、、、、、.,,_      
    /.:::::::::::::::::::..`ヽ、   
   / .:::::::::::::::::::::::::::::::. '、  
   | :::::::::::::::::::::::::::::::::,ヘ{ツ  
    | ::::::::::::::::::::::::,ィゥ ノ j    
   |::::::::::::::::::::::( |.!  ;{     
   .|::::::::::::::::::rリ`l,〉   j}゙      
    }:::::::::::::::ノ゙  l  /       
   ,xァ''ー'゙'`    '、 /         
  / ー`¨`''''ー-- 、」゙'′_ 
 ''^ーァ 、_____  ̄ /    
  `>'、,     '''"´ ̄ ̄_二ヽ、 
  /           /    ヽ  
 ,'        ,   /      ゙、""
          l /  __      !  
          l, l  く,_  、   |     
 ''''ー--_  、、,,,_リ    `ヽ、ヽ, ,!     /   ̄`''ー'、
       ̄`¨`'''|!    _,,..、二,,_,〉'_ー_/    , ,、   `ヽ,
          |!   'ー''"´  '! /     /ニ''''ー ---'-

神裂(この男……っ!いつの間に!?)

神裂(くっ、無関係な一般人を巻き込むわけには……)

神裂(……しかし、彼はステイルをいとも容易く倒した男。我々の障害になるとも分かりません)

神裂(ならば、死なない程度に痛め付けるしかないでしょうね……)



神裂「私の名は神裂火織」

阿部「神裂って名前からいい男の匂いがしたんだけどな。女だったか」

神裂「もう貴方も存じ上げて思いますが、魔術師です」

阿部「魔術師、か。さっきの神父はなかなかいい男だったぜ」

神裂「……もう一つ、魔法名も持っていますが……そちらは、出来れば名乗りたくはありません」イラッ

阿部「魔術師ってのはみんないい男なのかい?」

神裂「……私が魔法名を名乗る前に、あの子を引き渡してはくれませんか」イライラ

阿部「他にもいい男の魔術師がいたら紹介してくれないか」


神裂「うるせえんだよド素人が!!」

神裂「さっきから黙って聞いてれば何なんですか!いい男!?そんなもの知ったことじゃないんですよ!!」

神裂「貴方はそうやってステイルのお尻の貞操を奪ったんですか!!彼が切れ痔にでもなったらどうするつもりなんですか!!」

神裂「貴方達はステイルのことを極悪人のように思っているかもしれませんが、あれがどれ程の覚悟であの子の敵を名乗ってると思ってるんですか!!」

神裂「誰よりもあの子のことを想っているのに!今のあの子にとって私達は敵でしかない!」

神裂「それでも彼女の命を救うために敵であることを選んだんですよ!!それがどれ程辛い決断だったか、貴方にわかりますか!?」

神裂「挙句に貴方のようなふざけた男にお尻の貞操を奪われて!!私はそれを散々見せつけられて!!これから彼とどう接していけばいいんですか!?教えてくださいよ!!」

神裂「はぁ……!はあっ……!」ゼーハー

神裂「………」



<会社勤めは大変だろ?こういう所でストレス発散しとかないと……な!

<くうっ!気持ちいい……!

<いいぞ……腹の中にどんどんはいってくるのがわかるよ



神裂「………」プルプル



神裂「…ふ、ふふ……」

神裂「……いいでしょう。あくまでふざける態度を崩さないのであれば、致し方ありません」

神裂「全てはあの子の為に。そして何より、無惨にお尻の貞操を奪われたステイルの犠牲を無駄にしない為にも!」

神裂「貴方はここで倒させてもらいます!」



神裂「———Salvere000!!」

神裂火織の持つもう一つの名、『Salvere000』。

『救われぬ者に救いの手』をという意味を持つこの魔法名は、『神様からも見捨てられた人達すら救ってみせる』という彼女の信念を体現している。

故にこそ、神裂は人を傷付けるために魔法名を名乗ることをよしとしない。
彼女の魔法名は、誰かを救うためにあるのだから。

そう。
神裂にとっては、敵ですら『救うべき相手』なのだ。


———それが普段の彼女であれば、の話であるが。



神裂「七閃ッ!!」


本来苦手である結界魔術を行使し、男とまぐわっている最中の会社員を強引に“外”へと弾き飛ばす。

一人となった標的の男へ———正確には、その股間にぶら下がっているモノへ向けて、鋼糸を幾重にも飛ばす。

その動作には一切の手加減を感じられない。
目の前の男に尊厳を踏み躙られた同僚の姿を見て、更にはこちらの真剣な話を聞き流されて。
神裂火織は、完全に冷静さを失っていた。

極細の鋼糸を用いた見えない斬撃が、男のモノを根元から切断するように迫る———!!

しかし。
神裂の放った鋼糸が男のモノを捉えることはなかった。

神裂「——ッ!?」バッ

背後に悪寒を感じ、本能的に距離を取った神裂は、さっきまで自分のいた場所を振り向いた。

阿部「切り落とされるのは困るな。いい男と楽しむことができなくなっちまう」

そこには、男が無傷で立っていた。
普通の人間であれば『見えない斬撃』としか思えない程の神速の斬撃を、聖人である神裂ですら知覚できない速さで避けきったのだ。

神裂(七閃を全てかわした!?馬鹿なっ!)

阿部「それにしても、目の前にいたはずのいい男が煙のように消えちまった。これも魔術ってやつかい?」

神裂(七閃が通じないとなると、後は唯閃を使うしか…… しかし……!)

阿部「まあ、どうやったのかなんてのはいいけどさ。このままじゃ収まりがつかないんだよな」

神裂(いくらふざけた相手といえど、唯閃を使えばただでは済みません。一般人を殺めるわけには———っ!)


         ヽ、        /  思 い
  刀 俺 お   !        !   .い い
  を の. 前.   !       |   つ こ
  ぶ. ケ     |      !,  い と
  ち. ツ     ノ      l′ た
  込 の     ゛!  ___ 丶
  め. 穴    ,,ノ' ´    ` ''ヾ、、_   _,.
    に   /            ヽ`'Y´
        }f^'^^了t^'^'`'ー1  l

       ノ|L_ ! ___ { ,..、|

'- 、.....、r‐''´  }f'tr'i  ''^'tォー` }j/i',|
     ヽ    l.| ´ |    ̄  vijソ.!
         丶 └、     Fイ l′
     /    ',  ‐--‐  ,イ ケ|
   , ,/.       ヽ `''"´,/ !  ^|ー、
  / /      _,,」、'....ィ'       '|. \、__
. /./  ,. ‐'''"´    ! /   ,  _」__ヾ',
.,'.,'  /´   └ 、_ ノi   ノ  (、_  ``ヾ!
,'/ /     ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^    `
l|  !            リ    `ぅ ー=、_
| |          サ     〉
  ト             ′    ./''ー- 、,.._
  |  ヽl            (B     /    ヽ、
  |     !,、      !     /     ∠_
  ,イ     ヾ'     ィ 、   . /   ,,ィ'´






神裂「!?」

神裂「なっ、な……!?」

阿部「中途半端なところで邪魔されたせいで不完全燃焼なんだよ」

神裂「な、何を言って……」

阿部「代わりを探そうにも、他にいい男もいないみたいだしな。この際、その刀で我慢するよ」

神裂「正気なのですか!?」

阿部「見たところ、それを鍛え上げた鍛冶師はかなりの腕前の持ち主———つまり、いい男だろ?それを想像しながらヤるってのも乙なもんじゃないの」

神裂(この男…!常識を逸脱している……ッ!)

         _,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、.      /  入 遠 ほ
        {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.     !   れ 慮  ら
         ゙l'´゙《   __,,,ゝ:::r、:::::l     |   て  し
         ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::}    ヽ  み .な

          ゙i`"l   ̄    ソ::::ヽ    l′ ろ  い
          ゙i. ゝ^   ,  /ヾヾヾ、   ヽ,  よ  で
           ヽ ゙こ´  /     ヽ、   ∠_
            ヽ、  /__,∠、    `'-、   ^ー——
             `゙ク'゙´   `    ゙'、 ヽ
              /           〉 ヽヽ
            ィ               ヽヽ
         _,,-'´:::                 ゙i
        /    `                  }
      /         ,-ィ‐r'´´      /   l
   __r'〈      ,ノ   / ```l       /     l
-‐ ´      ‐ '' ´  /l:::    l     ー'´      l







神裂「——ッ!!ふっっっっざけるなあああああああああ!!唯閃ッ!!」




轟!!!

——————————————————
————————————

阿部「よう、待たせたな」ツヤツヤ

神裂「……お邪魔します……」

インデックス「!?」ビクッ

上条「阿部さん!それに———」

上条「……お前が神裂か?インデックスを、連れ戻しにきたのか?」

インデックス「とうま……」ビクビク

神裂「………」


神裂「……そんなに警戒せずとも、“今は”その子に何もしません。ここにはステイルを迎えに来ただけです」

神裂「ステイル、行きますよ……」

ステイル「あ、ああ……」


神裂「……ステイルから話は聞いたのでしょう?期限は三日後です。それまで精々足掻いてください」

上条「………」








ステイル「神裂、何だかテンション低くないかい?」

神裂「………。何も聞かないでください……」グスッ

     ,, - —- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }

  ヾ|!   ┴’  }|トi  }  
    |! ,,_      {'  }  
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、   おまえらのレスで

    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \   腹ン中がパンパンだぜ
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |





予定より早く帰ってこれたので再開します

——————————————————
————————————

上条(それから、俺は躍起になってインデックスを助ける方法を考えた)

上条(インデックスを追い回していた神父———ステイルの話によれば、この子は完全記憶能力によって脳の85%を10万3000冊もの魔道書に圧迫されているらしい)

上条(そのことにより、彼女の記憶を一年周期で消さなければ、脳の許容量をオーバーして死んでしまう……)


上条(ステイルの口から告げられた、あまりにも残酷すぎる事実を知った俺は、何とかしてこの子を助けたかった)

上条(だが。焦れば焦るほど、それを嘲笑うかのように時間だけが過ぎていく)

上条(そんなことをしているうちに、あっという間に期限の三日目を迎えてしまった)

上条(何一つとして、解決策を見出せないまま……)





上条(ちなみに阿部さんはというと、何故か俺の部屋に居座っている)

上条(ふらっとどこかへ出かけては、妙にツヤツヤした顔で戻ってくる)

上条(きっとどこかでいい男でも捜してるんだろうが、今はそれどころじゃないので割合させてもらう)

——————————————————
————————————

上条「大丈夫か、インデックス……?」

インデックス「……うん」ハーハー

上条(酷い熱だ。これも脳を圧迫されてるせいなのか……?)


インデックス「とうま。たかかずはどこに行ったの?」

上条「………」


上条「……阿部さんは今、お前を助けるための方法を探してくれてるよ。だから安心してくれ、な?」

インデックス「そっか……」





<やらないか

<!?な、何を言って———にゃあ"あ"あ"あ"あ"!?

<ほんと、学園都市はいい男が多い……な!

<ま、まいか、すまな——あ、アッ!!





アオオーッ!?




上条「………」

インデックス「………」

上条「……インデックス、ごめ——」

インデックス「何も言わなくていいんだよ、とうま」

上条「え?」

インデックス「とうまは私を元気付けようとして言ってくれたんだよね?」

インデックス「その気持ちだけで十分。とうまがそうやって優しくしてくれるから、私はまだ頑張れるんだよ」

インデックス「ありがと、とうま」ニコッ

上条「インデックス……!」


上条(……ちくしょう。ちくしょう、ちくしょう!どうしてこんないい子が苦しまなきゃなんねーんだよ……!!)

上条(この子がこんなに苦しんでるってのに、俺は何もしてやれない!)

上条(俺なんて、少し人と変わった右手を持ってるだけで、その右手の力すら何故か阿部さんのチンコに移っちまって!)

上条(何もできやしないじゃねぇか……!)


上条「ちくしょう……!」ガンッ

阿部「ふぅ、学園都市はいい男が多いな」

上条「………」

阿部「どうしたい、浮かない顔して。落ち込んでるのか?」

阿部「そんな時は一発ヤってストレス発散させないと……な!」

ヒュンッ ファサッ パクッ

上条「!?あ、阿部さん、今はそんな気分じゃ——アアッ!?」

身 そ んヽ、  _,,._,,.....、、..、、、,,_     ヽ             | や
体 う ?  Y゙´         .},     ヽ           |
は か    |       ,.ァぃぐ       lヽ、            | や
正 い    !   ァ')'゙⌒´  'リヽ,      |    /         ! め
直 ?   {   ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l   |       | :
だ       |.     〉 '" /{!  .\      〉  |       / | :
ぜ.     /,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′     / ヽ_/
?     / | !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'      /      /
``Y゙l ̄   ヽ, ぃ.ヘ, リ         _ス Y゙^'>y゙     _,/     /
   ヾ    ヽ,_`{'′       ゞ、_)'゙ / /    _/"     .f゙
    }    ル゙ ``ヽ        ,イ{ f゙  /    /
.    |  ;ル′    `‐、_      | | ! ./   /




阿部「そう言ってる割には随分と固くしちゃてるじゃないの」

上条「ちょ、やめ、ほんと、に、こんなこと、してる、場合じゃ……っ!」

阿部「色々思うところはあるんだろうが、悩んだって進まないさ。なら気分転換を始めようぜ———今すぐ」

上条「あっ、アッ——!イ、インデックスゥゥゥ!!」


ガチャ

小萌「上条ちゃーん!三日も補習さぼって連絡もなしなんて酷いですー!!」







上条「」

小萌「」

阿部「ん?」チュパチュパ

小萌「な、ななな……!」

上条「こ、小萌先生、どうしてここに———アッ」

小萌「上条ちゃんが連絡もなしに補習をさぼるから、具合でも悪いんじゃないかと思って様子を見に来たんです!」

小萌「それよりも!補習をさぼってまで何をしてるんですかーっ!?」

上条「こ、これはアッ、色々とぅんっ、深いっ、事情っ、が———」

小萌「不潔です!ふしだらなのです!上条ちゃんの年齢ではこういったことはまだ早いのですよー!」

上条「そんな———アアアッー!?」ビクンッ!!


ゴクッゴクッ


阿部「ふぅ。この分だと相当我慢してたみたいだな」ペロッ

小萌「」

上条「アッアッ………ふぅ」

小萌「か、上条ちゃんが先生の手の届かない所へ行ってしまったのです……」グスッ

上条「すみません、小萌先生!事情は後で説明するから、今日のところは見逃してください!」

小萌「か、上条ちゃーん……」ウルウル


上条(そうだ。先生には悪いけど、今はそれどころじゃないんだ)

上条(今日中に、何とかインデックスの記憶を消さずに済む方法を見つけ出さなきゃならないんだ)

上条(脳の85%を占める魔道書をどうにかする方法……を………?)




上条(……あれ?)

小萌「上条ちゃんは……っ、決して真面目な子とは言えませんでしたけど……っ、それでも先生はっ…!いい子だと信じてたのです……!」グスッグスッ

上条「小萌先生」

小萌「な、なのに……!補習をさぼって乱れた性生活を送っていたなんて……っ!しかも男の人となんて……っ!」エグエグ

上条「小萌先生ッ!!」

小萌「ひゃいっ!?」ビクッ

上条「泣いてる場合じゃないんですよ!先生に聞きたいことがあるんです!」

小萌「な、なんでしょう?」オロオロ


上条「実は———」

——————————————————
————————————

上条「———というわけなんですけど」

小萌「……はあ。上条ちゃんは記憶術は落第ですね」

上条「え?」

小萌「いいですか、そもそも人間の記憶というのはですねー」

——————————————————
————————————

小萌「———と、こういうわけで。“記憶の詰め込みすぎ”によって人が死ぬなんてことは絶対にありませーん!」

上条「なんだって……?」

小萌「この辺は授業でやったはずですよ?上条ちゃん、また補習が増えましたねー?」ニコッ

上条「うぐっ……!」

小萌「まーったく、上条ちゃんは先生がいないとまだまだダメダメなのですねー」ニッコニッコ

上条「くっ……!で、でも、ありがとうございます先生!お陰でずっと分からなかったことが分かりました!」

小萌「いえいえなのですー!上条ちゃんもこれからはしっかり補習に出———」


ヒョイ ポイッ ガチャ


上条「すみません先生!今度ちゃんと謝りますから、今日は帰ってください!!」

小萌「か、上条ちゃん!?あんまりなのですよー!?」

上条(小萌先生のお陰でようやく分かった。最初から、インデックスの記憶を一年周期で消す必要なんてなかったんだ!)

上条(脳の85%を圧迫してるなんて真っ赤な嘘だ!教会の連中が、インデックスとその友達を利用するために用意した“首輪”に過ぎない!)

上条(だけど!その“首輪”も異能の力によって作られたものだとしたら!)

上条(俺の右手で、何とか出来———)







上条(……俺の右手の力、阿部さんのチンコに移ってたんだった……)

上条「……阿部さん」

阿部「どうしたい」

上条(インデックスの首輪を壊すには、阿部さんのチンコで異能の力を破壊するしかない)

上条(だけど、一体どこにあるんだ!?そんな重要なもの、直接見てわかる場所に設置してあるわけ———)

上条(———ッ!?まさか、口の中か!?)


インデックス「……ん……」スースー

上条(インデックスは眠ってる。今なら……!)


上条「阿部さん、聞いてくれ!阿部さんに頼みたいことがある!」

阿部「いい男の頼みとあっちゃ断るわけにはいかないな。どうしたい?」

上条「今から阿部さんのチンコをインデックスの口に———っ!」


インデックス「ん……とうま……?」

上条(\(^o^)/)

上条(ちくしょう!よりにもよってこのタイミングで起きるんじゃねぇよ!!)

上条(どうする!?どうすれば怪しまれずに阿部さんのチンコを突っ込むことができる!?)


インデックス「とうま……?そこにいるの……?」

上条「……インデックス?」

インデックス「あれ、おかしいな……何も見えないんだよ……?とうま、どこ……?」

上条「インデックス……!?まさか、首輪の影響か!?」


インデックス「とうま、どこ……?……こわい……。こわいよ、とうまぁ……」グスッ

上条「インデックス、しっかりしろ!ここだ!俺はここに———ッ!?」


上条(……待てよ?これはもしかしたら……)

インデックス「とうま……」エグエグ

上条「……インデックス」ギュッ

インデックス「とうま……?そこにいるんだね……?」

上条「ああ、そうだ。俺はここにいる」

インデックス「よかったぁ……」グスッ

上条「大丈夫だ、俺に任せてくれ。きっとお前を治してやるからな」ナデナデ

インデックス「うん……」


上条(阿部さん)チョイチョイ

阿部「?」

上条「さ、後は俺に任せて。お前はゆっくり身体を休めてくれよ」ナデナデ

インデックス「うん……」


上条(阿部さん)ニギッ

阿部(おうっ!?)


上条「あと、寝る前に少しでも飯食っとかないとな。腹、減ってるだろ?」

インデックス「……そういえば、お腹すいたんだよ」

上条「だろ?ちゃんと栄養つけなきゃ、治るもんも治らないからな」ググッ


阿部(おいおいまさか)


上条「ほら、お前の為にでっかいソーセージを買ってきたぞ。腹一杯になるまで食べていいからな」グイッ

インデックス「……うん。ありがと、とうま……!」ニギッ

阿部(ウッ!?)

上条(ごめん、インデックス。ごめん、阿部さん)

インデックス「いただきまーす……!」

阿部(おいおいおいおい)


上条(後でいくらでも謝る。土下座しろっていうならいくらでもしてやる)

上条(だから、今だけは!インデックスを助けるために、力を貸してくれ!!)


インデックス「あーん」

パクッ

阿部「オウッ!?」

キュイイイイイン







轟!!!!!

上条「やっぱり、思った通りだ!!」

阿部「いてて……何だってんだいまったく」



インデックス「———警告、第三章第二節ペッ、Index-Librorペッum-Prohibitorum———禁書目録のペッ『首輪』、第一から第三まで全結界の貫通をペッ確認」

インデックス「再生ペッ準備……失敗。『首輪』の自己再生はペッ不可能」

インデックス「現状、10万3000冊の『書庫』のペッ保護のため、侵入者の迎撃をオエッ優先します」



上条「……あ、は」

上条「あはははははははははははは!!」


上条(助けられる……!助けられるんだ!!)


上条「やってやろうじゃねぇか、くそったれ!!」

N| "゚'` {"゚`lリ<すまない、今日はここまでなんだ

良い子のみんなは自分のチンコをソーセージだと偽って合法的にフェラしてもらおうなんて考えるんじゃないぞ

インデックス「———侵入者個人に対して最も有効な魔術の組み込みに成功しました」

インデックス「これより特定魔術『聖ジョージの聖域』を発動、侵入者を破壊します」

カッ!!

上条「!?やばい!!」サッ

阿部「ん?」

上条が阿部の背後に隠れたのと同時、インデックスの眼前に浮かんだ魔法陣から光の柱が襲い掛かる———!

———しかし、光の柱が上条達に直撃することはなかった。

正確には、直撃する寸でのところで阿部の一物が光の柱を食い止めているのだ。





       ______      
    ,,..-‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` 、   
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、  
  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  
  |;;;;i "'`~  "`~ `i||i" '' ゙` " |;;;;;;| 
  |;;;;|       ヽ`     u  |;;;;;| 
  .|;;| ,-;;;;;;;;;;"フノ  ヾ`;;;;;;;;;;;;;;;ヽ |;;;;| 
 ,,ト;| ',,_==-、く    >゙-==、  |/ i 
 |i 、|   ' ̄"彡|         || | 
 |'. (|       彡|          |)) | 
  ! 、|      i,"(_ ,, 、,      |" i  
  ヽ_|        `         .|_/ 
   .|゙      、,.−-‐ 、,,     |    
   .i ゙、    '  ̄ニ ̄     /|
   |   、      ̄ ̄    , ' |
   |  i ` 、    (    , "   |
    |      ` ー---— "|    |
   |  |          i     |





阿部「オ……ああ……!」ビクンビクン

ゴゴゴゴゴ

上条(何とか阿部さんが受け止めてくれてるけど……このままじゃ、押し負ける!)

上条(あと少しなんだ!インデックスに阿部さんのチンコを押し付けることができれば!)

上条(何か……!何か、ないのか!?)

バンッ!!

ステイル「くそ、何をやっている!この期に及んでまだ悪あがき……を……?」


インデックス「『聖ジョージの聖域』は侵入者に対して効果が見られません」

インデックス「他の術式へ切り替え、引き続き『首輪』保護のため侵入者の破壊を継続します」

上条(全裸)「くそっ……!阿部さん、何とか持ち堪えてくれ!」

阿部(全裸)「ああ……キンタマがはちきれそうだ……」



ステイル「」

神裂「」

ステイル「おい!これは一体どういうことなんだ!?」

上条「何ぼさっとしてんだ!んなの見りゃわかるだろうが!!」

ステイル(わかんねーよ)

上条「インデックスが魔術を使えないなんてのは、教会の連中が『首輪』なんてもんを用意してやがっただけだ!もちろん、記憶を消さなきゃならないのだって大嘘だ!!」

神裂「なっ…!?」

ステイル「馬鹿な!教会が僕達を騙していたっていうのか!?」

上条「そうじゃなければこの状況をどう説明付けるんだよ!!」

ステイル「く…っ!しかし、だとすれば僕達はどうすれば……!」

上条「どうすれば、だぁ!?そんなの決まってんだろうが!」

   てめぇらずっと待ってたんだろ!?インデックスの記憶を消さなくてもすむ、インデッ
   クスの敵にまわらなくてもすむ・・・そんな誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピー
   エンドってやつを。今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展開を・・・何のためにここ
   まで歯を食いしばってきたんだ!?てめぇのその手でたった一人の女の子を助けて
   見せるって誓ったんじゃねえのかよ?お前らだって主人公の方がいいだろ!?脇役
   なんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてたった一人の女の子を守りてぇんじゃない
   のかよ!?だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ・・・
   ちょっとくらい長いプロロー グで絶望してんじゃねぇよ!
\ 手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ、魔術師!!/

   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                   (゚д゚ )
                                   ノヽノ |
                                    < <

   てめぇらずっと待ってたんだろ!?インデックスの記憶を消さなくてもすむ、インデッ
   クスの敵にまわらなくてもすむ・・・そんな誰もが笑って、誰もが望む最高なハッピー
   エンドってやつを。今まで待ち焦がれてたんだろ?こんな展開を・・・何のためにここ
   まで歯を食いしばってきたんだ!?てめぇのその手でたった一人の女の子を助けて
   見せるって誓ったんじゃねえのかよ?お前らだって主人公の方がいいだろ!?脇役
   なんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてたった一人の女の子を守りてぇんじゃない
   のかよ!?だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ・・・
   ちょっとくらい長いプロロー グで絶望してんじゃねぇよ!
\ 手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ、魔術師!!/

   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              (゚д゚ ) (゚д゚ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ノヽノ | ノヽノ |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ∴ <   < <

上条「あと少しなんだ……!あと少しで、インデックスの命が助かるんだよ!だったら迷ってる暇なんかねぇだろうが!!」

上条「ウダウダ迷ってる暇があるなら!そこから一歩でも踏み出してみやがれ!!」

二人「……っ!」



神裂「……そう、ですね。迷っている場合ではないのかもしれません」

ステイル「ああ。あの子を助けるためなら、僕は何だってする———!」


ステイル「協力してやる、能力者!僕達は何をすればいい!?」

上条「よしっ!!」


上条「今から阿部さんのチンコをインデックスに押し付ける!二人は道を切り開いてくれ!!」

ステイル「えっ」

神裂「えっ」

ステイル「……僕の耳がおかしいのかな?もう一度言ってくれないか?」

上条「馬鹿野郎!ボケてる場合じゃねぇだろうが!!」

上条「阿部さんのチンコをインデックスに押し当てるんだよ!そうすれば『首輪』は破壊できる!!」

ステイル「」

神裂「」


ステイル「………」チラッ

神裂「………」チラッ


阿部「アア…オウ……」ビクンビクン


神裂「これを……あの子に……?」

ステイル「ボケはお前だ!そんなことできるわけないだろう!?」

上条「あ……?」ピキッ

          >.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
       ,...:´::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::/ |:::::ハ::::::::::::::::::::::::::/ !::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
          ̄ ̄/.::::::::::::::::::::::::::::/l/ >|:/ |:iハ:::::i:::::::::/ j/ハ::::/!::::::::::::::::::::::::<
        /.:::::::::::::.イ:::::::::::::/<でうラ'ヘ`}:ト::∧:l::::/厶イ´.::::∨::|:::::::::::::\ー—一

          ー‐ァ.:::::::::{ 厶イ:::ハ/  `ニ ノ.:::jノ.::::::八/.:::'でうラヽ/.:::|:::::::::::::::::::\
         /___::∧ (|/   〈::::::::::::::::::::::://.:::::::::::::ー一'.:::::::j/!::::::::::\ ̄
           /.:::::ハ ∧    \::::::::::::::/  {::::/ ̄ ̄\::::::::::/ }:::::::「 ̄
          ∠::::::::::::八 :.       \:::::/   }::j\    /.::::::/ ∧ハ|
           厶イ:::::::::ーヘ            ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ  }
            ノイ::/i:::ハ         {:::::::::::::::::::::::::::∧丿

                |/  |::::::|\     , -‐='::、::::::::::::::::::::/
                  x≦ハ| ::\     ー‐.:::::::::::::::::::/
                 / ∨//|  ::::\    `7.::::::::::::.イ\
              /   ∨/j   \:::\  ;::::. .<:::::'///\
             /     ∨′   \:::::: ̄::::::::::::::::'/////⌒ヽ、
            /         >x:::.、   \::::::::::::::::::::{'/////////\
| ̄上 ̄条 ̄ ̄当 ̄麻 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

|────────────────────────────

| てめぇらずっと待ってたんだろ……(以下省略)      
| 
|____________________________

上条「いいから早くしろ!阿部さんもそろそろ限界だ!!」

阿部「ああ……光の柱が俺のキンタマに吸いついてきやがる……!」

上条「早くッ!!」


ステイル「……くそッ!もうどうにでもなれ!Fortis931!!」

神裂「……Salvere000」


轟!!!

インデックス「───警告、第六章第十三節。新たな敵兵を確認」

インデックス「現状、最も何度の高い敵兵『阿部高和(の一物)』の破壊を最優先します」


ステイル「行け!こんな悪夢はさっさと終わらせろ!」

神裂「………」

ステイル「そのかわり、あの子に変なことでもしてみろ!ただでは済まさないからな!!」

上条「お、おう……」

上条(保証できねぇ……)

上条「聞いての通りだ、阿部さん!今のうちに───」

上条「───ッ!?」


今のうちにインデックスを!と叫ぼうとした上条は、目の前の光景を見て言葉を失った。

ついさっきまで光の柱を一身に受け続けていた阿部の体力がとうとう限界を迎え、床に倒れ伏していたのだ……!


上条「そんな!阿部さん、起きてくれ!!」

阿部「もう光の柱は……勘弁だ……」ハァハァ

上条(……っ!?チンコが萎れてる!?)


上条(そんな……!ここまできて……!)

上条(……ここまでなのか?)

上条(散々偉そうなこと言って、必ず助けるなんて言っといて)

上条(何も出来ずに終わっちまうのか?)


インデックス「───警告、第二十二章第一節。炎の魔術の術式を逆算に成功しました」

ステイル「くっ……!早くしろ、能力者!!」


上条(………)ギリッ!

上条(まだだ、まだ終わっちゃいねぇ!!)

上条(さっきあいつらに言ったばっかじゃねぇか!俺が諦めてどうするんだよ!!)

上条「阿部さん!聞いてくれ!!」

阿部「どうしたい……?」グッタリ


上条「阿部さんには言ってなかったけど!インデックスは!!」




上条「男 の 娘 な ん だ ! !」




阿部「」ピクッ

ステイル「なっ!?」

神裂「何をっ!?」


上条「あいつはあんなナリしてるけど!股間には俺達と同じモノがぶら下がってる!!」

阿部「………」ムクッ

上条「髪も長いし顔も女の子みたいだけどな!本当は!!」






    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \   
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   > 立派な男なんだよ!!
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /


※上条

阿部「お……お……」ムクッ

上条「さあ!立つんだ阿部さん!」


阿部「アオオオオ───ッ!!」ギギギンッ!!

     ,, - —- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }

  ヾ|!   ┴’  }|トi  }  ふぅ……
    |! ,,_      {'  }  どうやら寝てる場合じゃ
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、   ないみたいだな

    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \   
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|
    { |     l   |     |   / |
    l !        |       l  / |




阿部「いい男が俺を呼んでる……。ここで起きなきゃ男が廃るってもんだぜ」

上条「阿部さん……!」キュン

阿部「さあ……楽しもうじゃないの!!」


───この瞬間、阿部高和は限界を突破した。

……否、この場合は『人間を超えた』という表現が正しいだろう。


神裂「ッ!?」


阿部高和が動いた瞬間、神裂が驚きで目を見開く。

無理もないだろう。
聖人である神裂ですら、阿部高和の動きを目で追うことがやっとだったのだから。


インデックス「───!?」


目の前の人間が突然消えたことにより、インデックスの動きが僅かに鈍る。

それだけで、十分すぎる程の隙となった。

次の瞬間、天を突き破る程の勢いで勃起した一物を携えた阿部高和が、インデックスの背後に迫っていたのだから───

阿部(この物語が、神様の造った奇跡の通りに動いてるってんなら───)



阿部(まずは、その幻想ごと





    〃                 i,        ,. -‐
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈    /
    !  :l      ,リ|}    |. }   /   .や
.   {.   |          ′    | }    l
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<    |    ら
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|    |
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|   |     な
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ     |
.    }.iーi       ^ r'    ,'    ノ    い
     !| ヽ.   ー===-   /    ⌒ヽ
.   /}   \    ー‐   ,イ       l    か
 __/ ‖  .  ヽ、_!__/:::|\       ヽ

そして、阿部高和は腰を一振りした。

修道服に包まれた小さなお尻。その向こうにある肛門目掛けて。

阿部高和の一物が、それをあっさり貫いた。

ブツン、とインデックスの口から全ての声が消えた。

光の柱も消え、魔方陣もなくなり、部屋中に走った亀裂が消しゴムで消すように消えていき、

その時、インデックスにうつ伏せに覆いかぶさった阿部高和の肛門に、一枚の光の羽が舞い降りた。


ステイル「あjsdjfsjふぃ80zkふぁ」

神裂「だいdひゃえyw8hfsn」


阿部高和はその瞬間、誰かの声にならない叫び声を聞いた気がした。

それがステイルか、神裂か、上条か、あるいは目を覚ました(かもしれない)インデックスの喘ぎ声だったのか、
それすらも阿部高和には分からなかった。

巨大な一物でピストンされたように、全身の、前立腺に至るまで、たった一撃で全ての力を失った。





この夜。

阿部高和は『死んだ』

——————————————————
————————————

冥土帰し「あれは記憶喪失というより記憶破壊だね。回復する可能性はほぼないと言っていいと思うよ?」

上条「そんな……」

冥土帰し「面会は許可しよう。ただ、本人の前でショックを受けないようにね?」

上条「……はい」

———病室———

阿部「………」

コンコン

阿部「はい?」

ガラガラガラッ

上条「………」

阿部「……あの」





阿部「あなた、病室を間違えていませんか?」




上条「———ッ!」グッ

上条(阿部さん……やっぱり……)


阿部「……?」

上条「………」


阿部「あの、大丈夫ですか?なんか君、ものすごく辛そうだ」

上条「……いえ、大丈夫」


上条「大丈夫に、決まってる」

阿部「あの、ひょっとして俺達って、知り合いなのか?」

上条「………」


上条「阿部さん、覚えてないか?俺達、学生寮のベランダで出会ったんだぜ?」

阿部「俺、学生寮なんかに住んでたの?そんな歳じゃなさそうなんだけどな」

上条「……阿部さん、覚えてないか?俺達、初対面なのにヤっちまったんだぜ?」

阿部「えっ」

上条「………阿部さん、覚えてないか?阿部さんはインデックスを助けるために、魔術師の男とヤりまくってたんだぜ?」

阿部「なにそれこわい」


上条「阿部さん、覚えてないか?」

上条「俺は、阿部さんみたいな人好きだったんだぜ?」

ごめん、と透明ないい男は言った。

阿部「ヤったって、男と?俺、同性愛者だったの?」

上条「———ッ!」


上条「……また、来るよ……」クルッ






ヒュンッ ファサッ パクッ

他 そ んヽ、  _,,._,,.....、、..、、、,,_     ヽ             | あ
に う ?  Y゙´         .},     ヽ           |
誰 だ    |       ,.ァぃぐ       lヽ、            | 阿
が ぜ    !   ァ')'゙⌒´  'リヽ,      |    /         ! 部
い ?   {   ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l   |       | さ
る       |.     〉 '" /{!  .\      〉  |       / | ん
ん.     /,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′     / ヽ!?/
だ     / | !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'      /      /
``Y゙l ̄   ヽ, ぃ.ヘ, リ         _ス Y゙^'>y゙     _,/     /
   ヾ    ヽ,_`{'′       ゞ、_)'゙ / /    _/"     .f゙
    }    ル゙ ``ヽ        ,イ{ f゙  /    /
.    |  ;ル′    `‐、_      | | ! ./   /




上条「だ、だってウッ、脳細胞ごとぅんっ記憶が破っァァ壊されたんじゃ——アッ!!」

阿部「俺には細かいことはよくわからないけどさ、君の力のお陰なんじゃないか?」ジュッポジュッポ

上条「右ぁんっ手……?そうかっ、幻想アッ殺しっ——!」ビクンビクン

阿部「俺のケツに入った『異能の力』を、脳細胞にダメージがいく前に君の力が打ち消してくれたんだろうさ」レロレロ

上条「そうだったのっ……かアッ——」

阿部「それにしても、随分と嬉しいこと言ってくれたじゃないの」


阿部「心配かけたお詫びにとことん喜ばせてやるからな」

上条「あっ、アッ——」






アオオーッ!?

——————————————————
————————————

冥土帰し「やれやれ。あまり病室を汚さないでほしいね?」

阿部「ああ、すまない。ついヤりすぎちまった」

冥土帰し「……まあ、いいけどね?けど、あれでよかったのかい?」



冥土帰し「君、本当は何も覚えていないんだろう?」

阿部「………」

阿部「けど、あれでよかったんだよ」

阿部「俺。なんだか、いい男には泣いてほしくないなって思ったんだ」

阿部「これがどういう感情か分からないし、きっともう思い出すこともできないだろうけど」

阿部「いい男と楽しみたいって気持ちだけは、確かに感じることができたんだ」

阿部「案外、俺はまだ覚えてるのかもしれないぜ」


冥土帰し「……君の『思い出』は脳細胞ごと『死んで』いるはずだけどね?」

冥土帰し「脳に情報が残ってないなら、一体人間のどこに思い出が残ってるっていうんだい?」

阿部「そんなの、決まってるさ」



ジジー……




 l 。|.     :,:'

  l |.          .|
.  l |. - ‐‐- ,. ‐''´ .| l
━ 〃         .| l
━ ┃      i'     .| l
 ━┛|.        .| l
 ━ 〃 ,. - ‐- ‐- | l

 ━ ┃|.  /´フ`:, | l
  ━┛ |. し'、,.、j | l
`ー-、_ ', |. |!': .;;| .| l

   ┃ヽ、l.| :  ;;| | l  ,,
   ┃、 ヽ!   ;!l l
   ┃ ヽ  ゙、  .| l/ /
    ・  \ i;;;.| / /
ヽ  、 \  ヾi/ /  /
 `ー-、\ ,ゝ-'! //´

    `´`′  } ,.. j

     ヾ、   ! .:.:ノ
       ,.ゝ.:i:.:.:'.:.
   ,. ' ,. ':,.;;;i;;;;;_:.:..、ヽ

     / ̄     ̄\
   /          \





阿部「ここに、だろ?」








おわり

途中グダって申し訳ない
ぶっちゃけ>>137の台詞を言わせたいがためのSSだったんだ

あとネタ被っててほんとすまんかった!

———前回のあらすじ———

未発掘のいい男を求めて学園都市へとやってきた阿部高和。
上条さんとウホッ!な関係になったり魔術師の神父を掘ったりしてるうちに記憶喪失になりました。

———あらすじ終わり———

〜八月二十日〜

警備員「……暑い」

警備員「何だってこんな日に見回りなんかしなきゃならんのだ……」

警備員「こんなに暑けりゃ能力者も悪さしようなんて気力も起こらんだろうに」

警備員「………」ブルッ


警備員「……ちょっとトイレ寄ってくか」

う〜〜トイレトイレ

今トイレを求めて全力疾走している俺は、とある高校に勤めるごく一般的な教師。
強いて違うところをあげるとすれば警備員(アンチスキル)の資格を持ってるってとこかナ——

名前は麓洞龍一(ろくどうりゅういち)。

そんなわけで見回りルートにある公園のトイレにやってきたのだ。



警備員「ふぅ、見回りルートに公園があって助かった……」

「………」

警備員「……ん?」


            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i

           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ 
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└—ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|

  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|




警備員「………」

阿部「………」


警備員「ッ!?き、貴様はこの前の———」


ヒュンッ ファサッ パクッ

会 ど んヽ、  _,,._,,.....、、..、、、,,_     ヽ             | ま
っ こ ?  Y゙´         .},     ヽ           |
た か    |       ,.ァぃぐ       lヽ、            | ま
事 で    !   ァ')'゙⌒´  'リヽ,      |    /         ! た
あ ?   {   ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l   |       | :
る       |.     〉 '" /{!  .\      〉  |       / | !?
か.     /,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′     / ヽ_/
い     / | !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'      /      /
``Y゙l ̄   ヽ, ぃ.ヘ, リ         _ス Y゙^'>y゙     _,/     /
   ヾ    ヽ,_`{'′       ゞ、_)'゙ / /    _/"     .f゙
    }    ル゙ ``ヽ        ,イ{ f゙  /    /
.    |  ;ル′    `‐、_      | | ! ./   /



警備員「わ、忘れたとは言わせな———」

阿部「そんなことはいいからさ、こうして会ったのも何かの縁だろ?」

警備員「で、出来れば二度と会いたくなかっ———」

阿部「たっぷり楽しもうじゃないの」

警備員「ひ、人の話をっ———!!」





アオオーッ!?

御坂「ちぇいさー!!」バッ

バキッ!! ガコン

御坂「ふぅ。えーっと、ヤシの実サイダーはあるかしら……」

御坂「……ん?」


<で、出そう……!

<いいこと思いついた。おまえ俺のケツの中でションベンしろ

<そ、そんな……アッ!?


御坂「………」

阿部「男は度胸!なんでも試してみるものさ」グイッグイッ

警備員「や、やめろ……!尻の穴をすぼめるな……!」ビクンビクン

阿部「ほら、遠慮しないで出してみろよ」ギュッ

警備員「あっ……アッ!!」ビクンビクン


御坂「………」プルプル

御坂「……アンタはっ……!こんな公共の場で何をやってんのよッ!!」

バリバリバリッ!!

阿部「ん?」

キュインッ

御坂「くっ……!やっぱり電撃は効かないのね」

御坂「相変わらず忌々しいわね、その、お…おちんちん……」ボソボソ

阿部「ん?何だって?」

御坂「——っ!何度も言わせんなこのド変態が!!」カァァッ

バリバリバリッ!!

阿部「おっと」

キュインッ

阿部「危ない危ない」

御坂「くっ、腹立つ……!」イライラ

———一週間ほど前———

不良A「ねぇねぇ君かわいいねー」

不良B「その制服、常盤台でしょ?ダメだよーこんな遅くまで出歩いてちゃ」

不良C「そうそう。世の中には悪い奴がいるからねー、俺達みたいな!」


不良たち「ひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」


御坂(……はぁ、面倒なのに絡まれちゃったわね)

御坂(仕方ない、軽ーく料理してやるとしますか……)

御坂(……ん?)

            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_





御坂「……?(誰よアイツ……見ない顔ね……)」

不良A「あ?何だこのオッサン」

不良B「今取り込み中なんでぇー、邪魔しないでもらえませんかねぇー?」

阿部「………」

不良C「何とか言えよオラッ!!」


阿部「……三人か」

阿部「たまには多人数でっていうのもいいじゃないの」

不良A「ああ"!?テメェ何言って———」

 l 。|.     :,:'

  l |.          .|
.  l |. - ‐‐- ,. ‐''´ .| l
━ 〃         .| l
━ ┃      i'     .| l
 ━┛|.        .| l
 ━ 〃 ,. - ‐- ‐- | l

 ━ ┃|.  /´フ`:, | l
  ━┛ |. し'、,.、j | l
`ー-、_ ', |. |!': .;;| .| l

   ┃ヽ、l.| :  ;;| | l  ,,
   ┃、 ヽ!   ;!l l
   ┃ ヽ  ゙、  .| l/ /
    ・  \ i;;;.| / /
ヽ  、 \  ヾi/ /  /
 `ー-、\ ,ゝ-'! //´

    `´`′  } ,.. j

     ヾ、   ! .:.:ノ
       ,.ゝ.:i:.:.:'.:.
   ,. ' ,. ':,.;;;i;;;;;_:.:..、ヽ

     / ̄     ̄\
   /          \



不良A「!?」

不良B「!?」

不良C「!?」

御坂「!?」

    〃                 i,        ,. -‐
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈    /
    !  :l      ,リ|}    |. }   /   .や
.   {.   |          ′    | }    l
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<    |    ら
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|    |
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|   |     な
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ     |
.    }.iーi       ^ r'    ,'    ノ    い
     !| ヽ.   ー===-   /    ⌒ヽ
.   /}   \    ー‐   ,イ       l    か
 __/ ‖  .  ヽ、_!__/:::|\       ヽ





不良たち「な、何言って———っ!?」






アオオーッ!?

不良たち「あ……あひぃ……」ビクンビクン


阿部「ふぅ……流石に学生は締まりがいいな」

御坂「………」

阿部「ん?」

御坂「……の……」


御坂「こんのっ!変質者があああああっ!!」

バリバリバリッ!!

阿部「おおっ!?」

キュインッ

御坂「!?」

阿部「今のは超能力ってやつかい?随分と物騒じゃないの」

御坂「ア、アンタ……!今、何したのよ!?」

阿部「何って?」

御坂「アンタのそれよ!そのお———」

御坂「………」


御坂「……その、お……おちん……」ボソボソ

阿部「俺のキンタマがどうかしたのかい?」

御坂「!?わざわざ見せつけるなっ!!」カアアッ

——————————————————
————————————

御坂(……で、話を聞いたらこの男は“あいつ”と知り合いらしいのよね)

御坂(訳あってあいつの部屋に居候してるとか何とか。まったく、何でこんな変態と知り合いなんだか……)

御坂(………)

御坂(……まさかあいつ、もうヤられてたりしないでしょうね……)ゾワッ

御坂「で?アンタはこんな真昼間から何やってたのよ?」

阿部「いい男を捜しにきたのさ」

御坂「……はぁ。何だってアンタみたいな奴がレベル5の電撃を防げるのよ……」

阿部「レベル5?」

御坂「アンタだってこの街に住んでるんだから、知らないわけじゃないでしょ?」

御坂「レベル5っていうのは———」


「お姉さま……?」


御坂「げっ!?」

黒子「お姉さま?まぁまぁお姉さま!!」

御坂「く、黒子……!アンタ、何でここに……!」

黒子「それはこちらの台詞ですの。常盤台の超電磁砲ともあろう方が、まさか白昼堂々殿方と逢引など……」

御坂「そ、そんなんじゃないわよ!断じて違う!!」

黒子「いけませんわお姉さま!お姉さまと黒子の間に隠し事なんて無用ですのよ!」

御坂「違うって言ってんでしょうがっ!!」バチバチッ

ヒュンッ

黒子「お姉さまったら。私にそのような攻撃が当たるとでも?」

御坂「くっ……!空間移動は厄介ね……!」


ヒュンッ


黒子「それで?この殿方はどなたですの?」ズイッ

阿部「おっ?」

            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !    
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_




黒子「………」

阿部「………」

黒子「………」

阿部「………」

黒子「……あなた、お名前は?」

阿部「阿部高和だ」

黒子「そう、阿部高和さん……」

阿部「そういう君は」

黒子「失礼。私、白井黒子と申しますの」

阿部「白井黒子、か……」


阿部「………」

黒子「………」


ピシガシグッグッ

黒子「数々の無礼をお許しくださいですの、阿部さん……いえ、高和さん」

阿部「構わないさ。まさか学園都市に同志がいるとは思わなかったよ」

黒子「同志……」

阿部「ああ。君が男だったら一発楽しみたいと思っちまうくらいだ」

黒子「まぁ、高和さんったら。こちらこそ、高和さんが女性でしたらお姉さまの次にかけがえのない存在になっていたと思いますの」

阿部「おいおい勘弁してくれよ。キンタマと棒がなくなったらいい男と楽しめなくなっちまう」

黒子「それもそうですわね」フフッ

阿部「まったくだ」ハハッ


キャッキャウフフ


御坂(どうしてこうなった)

黒子「それでは、私はこれで」

阿部「ああ。また会おうぜ……魂の友(ソウルメイト)」

黒子「ええ、必ず……!では、お姉さまもあまり遅くなられませんように」

御坂「え、ええ……」


ヒュンッ


阿部「白井黒子、か……。学園都市にもいい女がいるじゃないの」

御坂「………。はぁ……」ズーン

一旦ここまで

———窓のないビル———

アレイスター「幻想殺しが……赤の他人に乗り移っただと?」

アレイスター「あれが上条当麻の手を離れたとはいえ、特にプランに影響を及ぼすわけではないが……」

アレイスター「………」

アレイスター「移転先の人物データを」

『かしこまりました』

ピッ

アレイスター「ふむ……。阿部高和、か……。別段、何の変哲もない人間のように見えるが」

アレイスター「何故、幻想殺しがこの男に移ったのか……実に興味深い」

アレイスター「どんな人物なのか、見ておくに越したことはないな」

アレイスター「阿部高和のここ数日間の映像記録を出せ」

『かしこまりました』

ピッ

     \  ウホッ!  /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  /
      \    ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l | /
   | ̄ ̄ ̄\  | | /ヽ!        |            |ヽ i !/-、,,_,, _,,
   |          \ ヽ  |        _   ,、            ! ,/       ヽ、
   /    ̄ ̄ ̄ ̄\\ !         '-゙ ‐ ゙        レ/  .        \
  /    やらないか \     ∧∧∧∧∧       /  ,!   | | ト,       ゙、
 /              /\  <     や >    / ,,イ ./|!  .リ | リ ! .|! | ト|ト}
/             /  /  <  予 ら  > // //ノノ  //゙ ノ'////|.リ/
           /    /   <     な >  ´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙
—————————————<  感 い  > 二ニ-‐'''"´      /`二、゙゙7
    ,, - —- 、         <  !  か  > ,,ァ''7;伝 `        {.7ぎ゙`7゙
  ,. '" _,,. -…;   ヽ       <     の >   ゞ‐゙''  ,. ,. ,.   l`'''゙" ,'
  (i'"((´  __ 〈    }      / ∨∨∨∨∨ \.   〃〃"     !   |
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }     /_,,._,,.....、、..、、、,,_   \        (....、 ,ノ  !
  ヾ|!   ┴’  }|トi  }    /゙´         .},   \       `'゙´  ,'
    |! ,,_      {'  }   /       ,.ァぃぐ      \ ー--===ァ   /    す
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、 /    ァ')'゙⌒´  'リヽ,      | \ _ _   ./  大 ご
    ヽ ‐'  /   "'ヽ/    ヾ、  ,.、=ニテ‐゙レ     l  \` ̄   ,/   き く
     ヽ__,.. ' /     / .     〉 '" /{!  .\      〉  | \   ./    い  :
     /⌒`  ̄ `   / ,r‐-、  /     ̄´     `i.  /ミlii;y′  \/    で
腹ン中パンパンだぜ / .| !`ト,jィ .`、       - 人 ./;jl髭'     \    す







アレイスター「」

アレイスター「………」

アレイスター「………」

アレイスター「………」


<やらないか

<な、何言うて……ボクはノンケやで———アアアッー!?


アレイスター「……ふむ」

アレイスター「さしずめ『幻想犯し(イマジンヤラナイカー)』といったところか……」

アレイスター「………」



アレイスター(プラン、どうしよう)

——————————————————
————————————

阿部「やれやれ。すっかり遅くなっちまった」

阿部「それにしても……」


『お姉さま』

『ア、アンタ……!何でこんなとこにいるのよ!?』


阿部「御坂ちゃんが双子だったとはな。まさに瓜二つってやつだったな」

阿部「あれで男の双子だったら最高だったんだがな……惜しいもんだ」

ニャー

阿部「ん?」

御坂妹「………」ソ-

仔猫「ニャッ!?」ビクッ

御坂妹「………」シュン


阿部「御坂ちゃんじゃないの。妹さんとの用事は済んだのかい?」

御坂妹「?」

阿部「ん?」

御坂妹「……もしやお姉さまのお知り合いですか、とミサカは確認を取ります」

阿部「お姉さま?ああ、妹ちゃんのほうか」

阿部「妹ちゃんはこんな所で何してたんだい?」

御坂妹「この猫が餌を欲しがっているようなので、与えてみようと試みていたところです……が」スッ

仔猫「ニャー…」ビクビク

御坂妹「……このように、ミサカがこの猫に餌を与えても食べることはないでしょう、とミサカは結論付けます」

御坂妹「ミサカの身体から発生している微弱な電磁波によって、犬や猫などといった動物の神経を逆撫でしてしまうためです、とミサカは補足説明します」

御坂妹「したがって、ミサカがこの子に餌を与えることは———」

ヒョイッ

仔猫「ニャッ!?」ビクッ

阿部「………」ジーッ

御坂妹「……?どうかしましたか、とミサカは問いかけます」

阿部「オス猫……か」

御坂妹「どうやらそのようですが、それがどうかしましたか?とミサカは再度問いかけ———」

ファサッ

御坂妹「!?」

人. 食 か .俺 |  / 話 ホ よ
間 っ ま は |  l し イ か
な ち わ 動  !  〉 ち ホ っ
ん ま な 物 |  | ま イ た

だ う い だ |  | っ    の
ぜ   で っ |  ヽ て     か
ヽ        て !   l \    /
ノ!\__     /   |  〃''7´
  {  l ̄`ヽ(  ヽ ! / ,;〈
     j| /     `ヽ;;,,   ヽ
  / / l!        ',;    ',
  / /         |
  /   l          !    l
,.イl!    l!         /,    l!
ゞ{l       , , ,;;;ノ、,,,

r''l      ' ' ' ' ''l;;;''''''

、 |           |;;
.ヽ!   !         |;
__」   l        |ヽ
<!  ヽ      | ヽ





御坂妹「!?」

仔猫「!?」

御坂妹「あなたは何を言ってるのですか!?とミサカはあなたの心理状況に疑問を持ちます」

阿部「最近ではいい男もそうそう見つからなくなってきたからな。たまには動物とヤるのも乙なもんじゃないの」

御坂妹「この子は猫であなたは人間です、そんな行為に何の意味が———」

阿部「意味なんて必要ないさ。そこに二体がある、ただそれだけ……だろ?」

仔猫「ニャアアアア!?」ジタバタ

御坂妹「なっ……!?」

阿部「それじゃ楽しもうじゃ……ないの!」ズイッ

仔猫「ニャッ!?ニャアアアア!!」

御坂妹「——っ!!」

バッ

阿部「………」

御坂妹「………」ダキッ

仔猫「ニャ、ニャー…」ホッ

御坂妹「……あなたの行為によってこの猫の生命を脅かす可能性があります、とミサカは判断します」

御坂妹「よって、この子はあなたの手には任せられません、とミサカは断言します」

阿部「………」


阿部「やればできるじゃないの、妹ちゃん」

御坂妹「えっ……。……っ!」


仔猫「ニャー」ペロペロ


御坂妹「あ……」

阿部「電磁波がどうとかはいいからさ、まずは怖がらずに一歩踏み出してみることが大事なんじゃないのかい」

阿部「俺はいつだってそうしてるぜ。でなきゃいい男を捕まえることなんかできやしないさ」

御坂妹「………」

阿部「さてと、それじゃあ俺は帰るとするよ。その猫にも嫌われちまったみたいだしな」

仔猫「フシャー!!」

阿部「じゃあな、後は若いもの同士で仲良くやってくれ」

御坂妹「あ……」


<うおっ、なんだあいつ!?露出狂か!?

<やらないか

<ちょ、こっちに来———っ!?





アオオーッ!?





御坂妹「………」

御坂妹「世界には……色々な人がいるのですね、とミサカは認識を改めます」

仔猫「ニャー」

ちと短いけどここまで

N| "゚'` {"゚`lリ<遅くなってすまない

———路地裏———

10030号「はぁ、はぁ……」


「ハッ、どうやら行き止まりみてェだなァ?」


10030号「っ!!」バッ


一方通行「ザーンネンでしたァ!ゲームオーバーだァ!」

一方通行「よくもまあちょろちょろ逃げ回ったモンだなオイ。オマエはメタルスライムかっつゥの!」

一方通行「ま、それもここで終わりみてェだけどなァ!ぎゃははははっ!」

10030号「くっ……!」


一方通行「そンじゃまァ……そろそろ死ンじまえよ、乱造品」

10030号「——ッ!!」







グシャッ

一方通行「あーあ、あっけねェ。今ので何匹目だったっけなァ?」

一方通行「ハン、こンな雑魚を2万匹殺したところで最強になンざなれンのかよ」

一方通行「っつーか、こいつらもよく文句一つ言わずに殺されに来るモンだ。ちったァ恐怖とか感じたりしないのかねェ?」

一方通行「………」

一方通行「……フン、くっだらねェ。雑魚モンスターの考えてる事なンざ俺に分かるわけねェだろォが」

一方通行「………」




一方通行「……チッ。さっさと帰るか」

——————————————————
————————————

一方通行「………」


<あ、阿部さん……っ!で、出そう……!

<ん?もうかい?意外と早いんだな

<くうっ……!


一方通行「………」


<あ、阿部さん、ちょっと待って……!インデックスから電話……!

<いいこと思いついた。お前俺に突かれながら電話しろ

<そんなアッ!?イ、いんでっくすぅぅぅぅぅ!!


一方通行「……チッ。余計な音は反射だァ……」

———翌日———

男子学生「あ、あひぃ……」ピクピク


阿部「ふぅ……。今日も絶好のいい男日和だったぜ」ツヤツヤ

阿部「さて、そろそろ帰るとするか————ん?」


ニャー


阿部「あの猫は……昨日の仔猫じゃないか」

仔猫「ニャッ!?」ビクッ

阿部「やれやれ、近付いただけでこれか。すっかり嫌われちまったもんだな」

御坂妹「あなたの行動を省みれば当然の結果です、とミサカは冷たい視線を送ります」

阿部「お、妹ちゃんじゃないの。君もいい男捜しかい?」

御坂妹「………」

阿部「ん?どうしたい?」

御坂妹「……あなたに頼みたい事があります、とミサカは話を切り出します」

阿部「ん?」

御坂妹「暫くの間、この子を預かって貰えないでしょうか、とミサカは頼み込みます」

仔猫「ニ"ャッ!?」

阿部「そりゃ構わないけどさ。どうしてだい?」

御坂妹「………」

阿部「妹ちゃん?」

御坂妹「ミサカはこれから、当分この子の様子を見に来ることができません」

阿部「?旅行か何かかい?」

御坂妹「……そのように受け取って貰って結構です」

御坂妹「貴方に頼むのは不本意極まりないのですが、ミサカには他に頼めそうな相手がいません」

御坂妹「どうかミサカの代わりにこの子の面倒を見てあげてもらえませんか、とミサカは再度懇願します」

仔猫「ニャアアアア!?」ジタバタ

阿部「そういうことなら俺は構わないぜ。こいつには嫌われちまってるけどな」

御坂妹「……そうですか。では、この子をよろしくお願いします」

仔猫「ニ"ャアアアアアッ!!」ジタバタ!!

仔猫「フシャー!!」

阿部「そう怒りなさんな。取って食ったりはしないからさ」

御坂妹「………」

阿部「それじゃ、こいつは俺の居候してる部屋で預かるけどさ。帰りはいつ頃になるんだい?」

御坂妹「………」

阿部「妹ちゃん?」


御坂妹「……帰るまでは、暫く時間がかかるかもしれません、とミサカは正直に答えます」

阿部「そうかい。俺は別にいいけど、こいつのためにもなるべく早く帰ってきてくれよな」

仔猫「ニャアア……」グッタリ

御坂妹「……そう、ですね」

御坂妹「では、ミサカはこれで失礼します」

御坂妹「どうか、その子をよろしくお願いします、とミサカは再三に渡って懇願します」

阿部「……?ああ、わかったよ」

御坂妹「……。では」

————————————



御坂妹「……さようなら、とミサカは一人呟きます」




————————————

———同時刻・常盤台中学校女子寮———

ガチャッ!!

黒子「お姉さま〜ん!黒子は今日も風紀委員の仕事を頑張りましたのぉ!」

黒子「つきましては、ご褒美の熱い抱擁を頂きたく———あら?」

シーン…

黒子「なんだ、まだ帰っていませんの……」シュン

黒子「……お姉さま、最近帰りが遅いですの」

黒子「それだけならまだしも、日に日に元気を無くしているようにも……」

黒子「………」

黒子「……いくら問い質したところで、何でもないの一点張り」

黒子「お姉さまは、黒子を頼ってはくれませんのね……」

黒子「……なんて、私まで落ち込んでも仕方ありませんの!」バシッバシッ

黒子「そうですの!私には心強い同志(とも)が出来ましたもの!」

黒子「この黒子!そんな小さなことでへこたれるような女ではありませんのよ!」

黒子「お姉さまが元気をなくしているというのなら!それを(主に身体で)元気付けるのがパートナーたる私の努め!!」

————————————

黒子『お姉さま、最近元気がないみたいですの。何か心配事でも?』

御坂『……ええ、ちょっとね。よくわかったわね?』

黒子『当然ですの。私、お姉さまのことでしたら何でも知っていますのよ?』


黒子『……ですから、お姉さま。あまり一人で抱え込まないでくださいまし』

ピトッ

黒子『お姉さまの身に何があろうと……何があっても、黒子だけはお姉さまの味方ですの』

御坂『黒子……』

ギュッ

黒子『お、お姉さま……!?』

御坂『そうよね……。私には、こんなにも私の事を想ってくれる人がいるのよね……』

御坂『ありがとう、黒子……。あんたは私にとって一番大切な人よ』

チュッ

————————————

黒子「———なんてことになって!その後はお姉さまのベッドであんなことやそんなことまで!!」



————————————


黒子『お、お姉さま、いけませんわ!そんな所、汚いですの!』

御坂『黒子の身体に汚い所なんてないわよ。なんたって私の人生のパートナーなんだから』キリッ

黒子『お、お姉さま……!ぁんっ!』

御坂『黒子……たくさん気持ちよくなって……』

黒子『おねえさまぁ……!!』


————————————



黒子「……し、辛抱たまりませんのぉぉぉ!!」ブシュゥゥゥ

黒子「——ハッ!?」

黒子「私としたことが、お姉さまのベッドに鼻血を……!」ボタボタ

黒子「お姉さまがお帰りになる前に、シーツを取り替えておかなくては!」


ゴソゴソ


黒子「替えのシーツは、確か……」

黒子「……あら?」


黒子「お姉さまったら、またこんなお子様用のぬいぐるみを隠してましたのね」

黒子「まったく、少しは常盤台の超電磁砲として恥ずかしくない物を———」


黒子「……?このぬいるぐみ、何か入って———」



カサ…



黒子「こ、これは———!」

一旦ここまで

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom