光彦「何度も何度も何度も何度も殺され続けて……また無抵抗に死んでいく僕じゃ無いですよ？」

コナン「クソっ！死ね！」ｼｭｯ

光彦「何処を狙ってますか？」

コナン「！？」

光彦「それは残像ですよ、死んでください」ｺﾞｷｯ

コナン「ゴハッ！？」

光彦「弱くて話になりませんね、今日はこのくらいにしておきましょう」ｽﾀｽﾀ

コナン「ぐ……畜生……」

阿笠んち

コナン「は、博士ぇ……」

阿笠「新一！？どうしたんじゃその傷は！？」

コナン「じ、実は……」


阿笠「なるほど、光彦君に返り討ちにされたとな」

コナン「あぁ……」

阿笠「しかし光彦君が鍛えておったとはのお……完全にこっちの情報不足じゃったわい」

阿笠「待っておれ、すぐに対光彦君用のパワードスーツを作ろう」

コナン「サンキュー博士」

30分後

阿笠「出来たぞ新一、対光彦君用のパワードスーツじゃ」

コナン「博士ありがとな、えっとこれどうやって着けるんだ？」

阿笠「複雑に作っておるから下手に弄って壊されてもかなわんからのお、ワシがつけてやろう」ｶﾁｬｶﾁｬ

コナン「サンキュー」

阿笠「このパワードスーツを身につけておれば左腕からチャージショット、右腕からミサイルが出るぞ」

コナン「へへっ、これで光彦をなぶり殺しに出来るぜ」

阿笠「いい報告を待っとるからのう」

コナン「任せとけ！」

――――――――――――――――――――――――

コナン「光彦！さっきのお返しだ！死ね！」ﾊﾞｼｭｯ

光彦「ん？何ですかこのミサイルのオモチャは」ｸﾞｼｬｯ

コナン「片手で握りつぶしただと！？」

コナン「次はこのチャージショットを！」

光彦「破っ！！」轟っ！！！

コナン「！？」ﾊﾞｷ-ﾝ

コナン「ぱ、パワードスーツがっ！？」

光彦「……死にたくなければ逃げてくださいコナン君、僕も友達を殺したくはない」

コナン「くっ！」ﾀﾞｯ

阿笠んち

コナン「博士！」

歩美「あ、コナン君！」

元太「話は博士から聞いたぜ！」

コナン「おめぇら……」

阿笠「新一、その様子じゃと……」

コナン「あぁ、あの野郎パワードスーツを触れずに壊しやがった」

阿笠「おかしいのう、あのパワードスーツはたとえロケットランチャーを数発同時に受けても軽傷で済むように出来とるのに……」

元太「光彦の野郎、ぜってーに許さねえ！！うな重に代わってお仕置きだぜ！」

歩美「そうよ、毎回殺害してるだけなのにコナン君を脅かすなんて最低よ！」

元太「コナン、俺達も光彦殺害計画を手伝うぜ！」

歩美「私も殺したーい！」

コナン「おめぇら……へへ、持つべき物は友達だな……」

阿笠「待っておれ、アサルトライフルを三人分作ってこよう」

元太「サンキュー博士！」

15分後

阿笠「出来たぞ、アサルトライフルじゃ」

元太「良く出来てるなぁ」

阿笠「一発頭にぶち込めば頭が吹き飛ぶ威力じゃから、これで心置きなく光彦君を殺害出来るぞい」

歩美「博士！ありがとう！」

コナン「よし！早速光彦を殺害しに出かけるぞ！」

元太「へへへ、了解だ」

歩美「歩美楽しみー！！」

――――――――――――――――――――――――

光彦「……また性懲りもなく来ましたか……」

元太「光彦！俺はテメェをぜってーに許さねえぞ！」

光彦「安心してください、許されるつもりはありません」

光彦「そして、元太君がした仕打ちを許すつもりもありませんから……」

元太「うるせえ！死ね！」ﾊﾞﾝｯ

光彦「銃ですか」ﾋﾟｯ

元太「指２本で銃弾を止めた！？」

光彦「元太君、先程言ったとおり、元太君を許すつもりはありません」

光彦「なので、ここで死んでください」

元太「！？」

歩美「元太君危ない！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

光彦「破っ！！」ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝ

歩美「銃弾が消えた！？」

光彦「馬鹿なんですか？塵にしただけですよ」

光彦「そういえば歩美ちゃんもやってましたっけ」

光彦「ちょうどいいですから歩美ちゃんから殺しましょう」

歩美「ひっ……」

歩美「み、光彦君！」

光彦「何ですか？命乞いですか？」

歩美「わ、私の初めてを光彦君にあげるから助けて！お願い！！」

光彦「ふむ……そうですか」

光彦「良いでしょう、こっちに来てください」

歩美「う、うん……」

光彦「さぁでは……」ｽﾞｼｬｯ

歩美「がっ……！？」ﾄﾞｼｬｱ

元太「あ、歩美いいいいい！！！」

コナン「光彦テメェ！人を殺すなんて何考えてんだ！」

光彦「……元太君」

元太「何だよ、まさか助けてくれんのか！？」

光彦「そっちにうな重が置いてありますよ」

元太「お？何処だ何処だ！？」

光彦「破っ！！」轟っ！！！

元太「ぐ、ぐわぁーー！！」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱ

コナン「げ、元太！？」

コナン「光彦……お前は友達を傷つけて何がしたいんだよ……」

光彦「……少し昔の話をしましょうか」

コナン「は？」

光彦「初めに言います、コイツ等と友達だなんて考えた事なんて無いです」

コナン「何だと！？」

光彦「しかし、コナン君だけは友達と認識しています、その理由が分かりますか？」

コナン「……」

光彦「コナン君が生まれて初めての友達だからですよ」

コナン「……」

光彦「ですから、今のうちにここから消えてください、その友達を僕は失いたくない」

コナン「っ！！！」ﾀﾞｯ

コナン「そうか……なら」ｶﾁｶﾁｶﾁ

光彦「ん……？」

コナン「その友達として、お前を殺す！」

コナン「死ねええええええええ！！！」ﾊﾞｼｭｯ

光彦「ぅ……！！」ﾊﾞｷｬｯ

コナン「……何で避けないんだ？」

光彦「そんな事したら、友達として失礼ですから……」

コナン「光彦……」

光彦「だけど……」ｼｭｯ

コナン「消えた！？」

光彦「後ろですよ、これで僕の勝ちです、友達として死んでくださいね」

コナン「！！」

ﾊﾟﾝｯ

光彦「なっ……！？」ﾄﾞｼｬｱ

コナン「は、灰原！！」

灰原「……あなたの負けよ円谷君」

光彦「……な……で……？」

灰原「私だってこんな事はしたくなかったわ、だけどね……」

灰原「私にとっての友達を殺されて……黙ってられる訳無いじゃないのよ……」

光彦「……あ、あ……」

光彦「ありがとう」ﾆｺｯ

コナン「光彦っ……！！」

光彦「」

灰原「死んだみたいね」

コナン「あぁ……」

エピローグ

光彦の墓

コナン「ほら光彦……沢山飲めよ……」ﾄｸﾄｸﾄｸ

コナン「……」

コナン「俺が馬鹿だったかもしれねーな」

コナン「大切な友達をなぶり殺しにするなんてな……」

コナン「さて、墓参りはこれでいいか」

コナン「じゃあおめぇら！光彦が博士の蘇生マシーンで生き返ったらしいから殺しに行こーぜ！」

元太 歩美「おー！」

灰原「……懲りないわね貴方達」

終わりつか終われ