コナン(61)「・・・数字が見えるぞ。俺は61で博士は83だ」

阿笠(83)「それが声の年齢じゃ」

コナン(61)「いやいやいやいやおかしいだろ！！今の俺の体は小学生だぞ！！何で声だけじじいなんだよ！！しかも博士より年上！！」

阿笠(83)「間違ってないぞい」

コナン(61)「博士は老人だからそれでも違和感無ｪけど・・・最近劣化してるし」

阿笠(83)「老人・・・わしはまだ50代じゃぞ」

コナン(61)「前から思ってたが50代でそれは老けすぎだろ！！髪は白髪しか無ｪし一人称はわしだしハゲてるし！！」

阿笠(83)「新一も高校生とは思えぬ頭脳じゃぞ！！特にシャーロキアンが一番じじいっぽいぞい！！」

コナン(61)「趣味なんて人それぞれだろ！！」

阿笠(83)「そもそも今時の高校生はシャーロキアンという言葉を知ってるのか？！」

コナン(61)「ﾊｱﾊｱ、大声で喋ってたら腹減ってきた・・・そういえば昼飯食べてねｪな。博士、何かあるか？」

阿笠(83)「今すぐ作るぞい」

(数分後)

阿笠(83)「出来たぞ新一！モルモットの丸焼きじゃ！」

コナン(61)「モルモットってデカイハムスターか？」

阿笠(83)「エクアドルの郷土料理じゃ。わしがアメリカに行ったとき食べたんじゃ。110ドル(約1万7,000円)じゃったな」

コナン(61)「うーん、豚やチキン、アヒルの丸焼きは有名だがペットとしてお馴染みのモルモットを食べる勇気は無ｪな」

阿笠(83)「鶏肉やウサギよりも美味しいぞい。特に頭の部分が一番じゃよ」

コナン(61)「マジか・・・じゃあ、いただきます」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

阿笠(83)「どうじゃ？」

コナン(61)「味はちょっと野性的で臭みがあるな・・・食感はどちらかというと鶏肉に近い感じか？・・・小さいから肉がほとんど無ｪな。香ばしく焼けた皮を食べるという感じだな・・・うーん、悪くねｪな。ごちそうさま」

阿笠(83)「おかわりはいるか？モルモットはたくさんあるぞい」

コナン(61)「じゃあおかわり」

灰原(58)「それお昼御飯？私にも食べさせて」

コナン(61)「・・・」

灰原(58)「何？」

コナン(61)「灰原は大人っぽいけど流石に老けすぎだろ」

灰原(58)「は？」ｲﾗｯ

阿笠(83)「間違ってないぞい」

灰原(58)「何言ってるの？」ｲﾗｲﾗ

コナン(61)「このあと俺はスイッチでみんなの声の年齢を見た」

元太(59)
光彦(60)
歩美(53)
蘭(60)
小五郎(62)

コナン(61)「博士は間違ってないって言ってたけど・・・全く分からん！！どうしてこうなった！！」

この謎は別次元の世界を知覚することが出来ないコナンの中で永遠の謎になった

おしまい