前☆戯☆王 (199)

 ___とある地方都市に隣接する、人口約1万人の工業都市『童絵露町』。性犯罪率1200%を超えるこの街の劣悪な性事情は、『アン馬コーポレーション』による再開発によって好転しつつあった。



『決闘法』



 13歳以上の全ての住民には、カードデッキとアン馬コーポレーションで開発された専用の立体投影システムが与えられ、全ての性的同意はデュエルの勝敗によってなされる。
 これによって、童絵露町の性犯罪率は激減。アン馬コーポレーション傘下の工業都市としてはもちろん、街中がデュエルで賑わう観光地としても、知られることとなった。

 そして今日も、一人の少年がデュエルの世界に足を踏み入れるのであった___!





※TCG要素はノリです

 オレの名前は武童 前戯(むとう ぜんぎ)。今年で13歳になるオレは、カードデッキと『デュエルブレス』を貰いに、アン馬コーポレーション本社にやって来た!
 クラスの奴らはみんなもう貰ってたらしいけど、ぼっちのオレは誰にも教えてもらってないぜ!

 そんなわけで駅前にある、でっかいビルにやって来たのだった___



チンピラA「おい、ガキ!」

前戯「!?」

チンピラB「デッキをよこしな。そしたら、命は助けてやるぜ!」

 突然、鉄パイプを持ったチンピラが現れた! オレはまだ、デッキを持っていない!

前戯「ま、まだ持ってねえよ!」

チンピラA「とぼけんなよ! 他の奴らはもう持ってたぜ」

 言いながらチンピラは、ポケットからカードを掴んでばら撒いた。なんてこった、同級生はとっくにカードをカツアゲされたみたいだぜ!

前戯「も、持ってなって! 本当だ」

チンピラB「ケッ、シケてやがるぜ! 気晴らしに、こいつでぶん殴って…」



???「滅びの振動潮噴弾(バイブストリーム)!!」



ゴゴゴゴゴゴ

チンピラs「ギャーッ!!」ドカーン

前戯「ゲホッ、ゲホッ…た、助かったぜ…」

???「ふん、命拾いしたな!」

前戯「お姉さん、だ、誰?」

 歩いてきたのは、白いロングコートを着て、でっかいアタッシュケースを持ち、アン馬コーポレーションのマークのイヤリングやネックレスを付けた、背の高い女の子だった! 美人だけど、怖そうだぜ!

???「名乗るのは後だ。まずは、貴様に渡すものがある。来い!」

 そう言うとお姉さんは、まっすぐアン馬コーポレーションの本社ビルに入って行ったぜ!

 長い廊下を渡り、エレベーターを乗り継ぎ、ずらりと並んだパソコンの前を通り過ぎて、オレたちは何もない広い部屋に辿り着いた。それにしても、すれ違う大人たちは、一人残らずお姉さんを見るなり「お疲れ様です!」「今日もかっこいい!」「社長!」ってペコペコしてたぜ!

???「…まずは、貴様にスターターデッキをくれてやる。好きなものを選ぶが良い」

 そう言うとお姉さんは、アタッシュケースを持ち上げて、オレの目の前で開けた。中には、たくさんのカードがぎっしりと入っていたぜ!!



安価下3票先取 選ぶデッキ
①『ブラックウィッチデッキ』異端の黒魔女『ブラックウィッチ』を軸に、たくさんの魔法カードを駆使して戦うデッキだぜ! 黒いミニスカワンピースで、おっぱいが大きいぜ!

②『コスモヒロインズデッキ』色んな種類の超能力を持つスーパーヒロイン『コスモヒロイン』たちが力を合わせたり合体(意味深)したりして戦うデッキだぜ。色とりどりのぴっちりスーツで、大体おっぱいが大きいぜ!

③『アースドラゴンデッキ』地球の力を宿したドラゴンの力を宿した女の子が、色んな姿に変身して戦うデッキだぜ! 大事な部分は鱗で隠れたりしてるぜ!

④その他自由に、できるだけ詳しく

4  『セイクリッドプリンセスデッキ』
聖なる力を持つ『セイクリッドプリンセス』を軸に、聖剣や聖杖を持ち戦ったり、頼れる聖騎士や光の魔術師を率いたりして戦うデッキだ!
白いドレスで胸も適度に大きいぜ!

 それにしても、いっぱいカードがあるぜ…迷っちゃうぜ…ん?
 目移りしていると、不意に一枚のカード…そこに描かれたモンスターと目が合った。

 それは、金色の髪を長く伸ばし、とんがり帽子を被って、緑の杖を持った魔女だった。ボディコンみたいなピチピチの黒いミニスカワンピで、おっぱいの上半分と、白いパンツもちょっと見えてるぜ!

前戯「じゃあ…この、魔女のやつだ!」

???「ほう、『ブラックウィッチ』デッキか。貴様にしては悪くない選択だな。では、こいつを受け取れ」ヒョイ

前戯「おわっ!?」パシッ

 デッキと一緒に、ごつい腕輪を渡された。左腕に嵌めると、そこからでっかい板みたいなのが出てきたぜ!

???「それは『デュエルブレス』。我がアン馬コーポレーションの技術の粋を集めた、立体投影システムを内蔵した、デュエルの必需品!」ガシャッ

 言いながらお姉さんも、同じ機械を腕に付けた。そして、その手には、アタッシュケースの中身とは別のデッキが握られていた!!

???「では、私が直々に、貴様の実力を見定めてやる」シュバババ

前戯「え? ルールとか教えてくれないの?」

???「この私が、手づからデッキを与えた選ばれしデュエリストよ! 貴様がただの軟弱者ではないと証明してみせよ!!」

前戯「いや、だからルールとか、カードの使い方とか」



電子「このアン馬コーポレーション社長、安馬電子(あんま でんこ)に、抗ってみせよ! ___デュエル!!」

前戯「ああもうっ!」ガシャ シュバババ

 見様見真似でブレスにデッキをセットすると、機械が勝手にシャッフルして、5枚のカードを吐き出した。引き抜いて中身を見ると、モンスターやモンスター以外が描かれた色々なカードがあった。でもその中に、さっき見た魔女はいなかった。

電子「先攻は貰うぞ! 私のターン!」

 電子は5枚の手札から1枚を抜き出し、ブレスにセットした!

電子「私は手札から、『機械犬(マシーン・ドッグ)』を攻撃表示で召喚!」



機械犬「アオーン!」

『機械犬(マシーン・ドッグ)』☆☆
攻300 守150 雷属性機械族
高度な人工知能を搭載した、ロボット犬。飼い主の護衛はもちろん、夜のお供もこなせるぞ。



前戯「おお、本当にそこにいるみたいに見えるぜ!」

電子「更に、フィールドに機械族モンスターが存在することにより、手札から魔法カード『枯れた技術の水平思考』を発動!」

前戯「…えっ、魔法、えっ?」



『枯れた技術の水平思考』魔法カード
自分フィールド上に機械族モンスターが存在する時、そのモンスターを指定して発動できる。デッキから指定したモンスターのレベル以下の機械族モンスターカードを1枚手札に加える。



電子「私はデッキからモンスターカード『振動する桃色石(ピンク・オブ・ローター)』を手札に加える。更にカードを一枚セットし、ターンエンド!」

前戯「?????」

電子「…困っているようだな」

前戯「あ、当たり前だろ! オレ、今始めてカード触ったばっかなのに」

電子「深く考えることは無い! まずは下級モンスターで場を整え、使える魔法カードがあれば使い、今使えない魔法や罠カードは裏側のままセットするのだ!」

前戯「えっと…オレのターン! まずは…」

電子「後攻は1ターン目からドローできる。ドローしろ!」

前戯「ど、ドロー!」シュバッ

 引いたのはモンスターカード。手足に黄色い毛の生えた、裸のケモミミ幼女が描かれているぜ!

前戯「! こいつは出せるんじゃないか? オレは手札から、『ロリオン』を召喚!」



ロリオン「ぐるるる…」

『ロリオン』☆
攻350 守り50 地属性獣耳族
ライオン娘の赤ちゃん。見た目の割に力が強い。



前戯「よーし! ロリオンで、機械犬を攻撃!!」

ロリオン「がおー!」ブンッ

機械犬「ピガー」バキィ

電子「フン、甘い! 罠カード『仕込みディルドー』発動!」



『仕込みディルドー』罠カード
相手の攻撃宣言時に発動できる。相手モンスターが機械族以外の女性型であるとき、相手モンスターを破壊する。



機械犬「」ビンビン ガバッ

ロリオン「がおっ!?」

機械犬「ビビビー」ズブリィ パンッパンッ

ロリオン「に゛ゃっ!? に゛ゃっ! に゛ゃお゛おっ♡♡」ビクンッビクンッ

パーン



前戯「ああっ、ロリオン! そんなのズルだぜ!」

電子「伏せカードを警戒しないのが悪い!」

前戯「そんなこと言ったって…」

 オレは手札を見た。モンスターカードは1枚だけあるけど、こいつは攻撃力が低すぎて、多分すぐにやられちゃうぜ! 魔法とか、罠で使えそうなのは…

前戯「あーもう分かんねえ! 取り敢えずカードを3枚セット! ターンエンド!」

電子「フン、貴様はその程度か、前戯! 私のターン、ドロー!」シュバッ

電子「私は、既に勝利への道筋を整えた! 手札から、『振動する桃色石(ピンク・オブ・ローター)』を守備表示で召喚!」



桃色石「」ブブブブ…

『振動する桃色石(ピンク・オブ・ローター)』☆
攻0 守0 雷属性岩石族
電気の力で震え続ける、小さなピンク色の石。



電子「振動する桃色石の効果! このカードが通常召喚に成功した時、デッキから『電眼(エレクトロアイズ)』の名が記された魔法カードを1枚、手札に加えることができる!」

前戯「エレクトロアイズ…何だかやばそうだぜ!?」

電子「私はデッキから魔法カードをサーチし、そのまま手札から発動する! ___『電眼の激震』!!」

テッテーテレレーテレテレレー

電子「私はライフを半分払い…んんんっっ♡♡♡」ビクビクンッ



『電眼の激震』魔法カード
ライフを半分払って発動できる。フィールド、墓地から合計2体の雷属性モンスターを除外し、手札、墓地から___



電子「…手札から、このカードを召喚する!! 現われろ、我が誇り、我が勝利、我が愛しのダーリン♡」

電子「『電眼の振動竜(エレクトロアイズ・バイブレーション・ドラゴン)!!!』」



電眼の振動竜「」ゴゴゴゴゴゴ…

『電眼の振動竜(エレクトロアイズ・バイブレーション・ドラゴン)』☆☆☆☆☆☆☆☆
攻3000 守2500 雷属性ドラゴン族
高い攻撃力とテクニックを誇る伝説のドラゴン。どんな相手でも絶頂させる、その破壊力は計り知れない。



前戯「で、でっけえ…! しかも、尻尾とか、爪とか、尖ってないけどすげえ揺れて…」

前戯「…って、攻撃力3000!? ヤバいって、死ぬって! …はっ!」

 もしかして、さっきチンピラをぶっ飛ばしたのが、このモンスターかもしれないぜ!

電子「良いことを教えてやる、前戯。デュエルの勝敗は、プレイヤーを絶頂させることにある。実際、先程の魔法カードのため、コストとして私は半分イきかけた…♡」プルプル

 よく見たら、電子の履いてるズボンのお股が、じっとり濡れてるぜ!

電子「だが裏を返せば、どれほど強力な攻撃を受けたとしても、イきさえしなければ負けではない。…最も、エレクトロアイズの攻撃を受けて耐えきれたデュエリストは、史上一人として存在しないがな! ワハハハハ!!」

電子「___終わりだ! エレクトロアイズで、プレイヤーにダイレクトアタック! 滅びの振動潮噴弾(バイブストリーム)!!」



電眼の振動竜「」ガバッ カッッッ



 でかいドラゴンが、大きく口を開いた。振動する牙の間に、バチバチ弾ける光の玉が生成され…オレめがけて、飛んできた!!

前戯「うわーっ…」

 ___が

前戯「…?」

 普通に死ぬと思ったけど、何か無事だぜ? 目を開けると…そこには、さっき召喚しなかった手札のモンスターが、エレクトロアイズの攻撃を受け止めていた!



クリ坊「くりぃ…!」グググッ

『クリ坊』☆
攻100 守100 闇属性悪魔族
毛むくじゃらの非力な悪魔。勝手に増えて、通せんぼしてくるぞ。



クリ坊「」パリーン

電子「クリ坊…1ターンに1度、手札から墓地に送ることで戦闘ダメージを0にする…命拾いしたな、前戯。私はこれでターンエンドだ」

前戯「クリ坊…! …そうか…さっき出会ったばかりの…ずっと、友達のいないぼっちだったオレのために…モンスターたちは、命懸けで戦ってくれるんだ…! だったら、オレは絶対に諦めない!!」

電子「!」

前戯「オレのターン、ドロー!!」シュバッ

前戯「!! オレは、手札から魔法カード『死者蘇生』を発動!」



『死者蘇生』魔法カード
説☆明☆不☆要



前戯「甦れ、ロリオン!」

シュンッ

ロリオン「に゛ゃお゛っ♡ …にゃっ!?」ビクッ

前戯「オレはロリオンを生贄に」

ロリオン「に゛ゃあっ!?」パリーン

前戯「手札から召喚する! …一緒に戦ってくれよ、『ブラックウィッチ』!!」

テッテレレー テレレーレー



ブラックウィッチ「…♡」

『ブラックウィッチ』☆☆☆☆☆☆
攻2400 守2000 闇属性魔法使い族
森に隠れ住む異端の魔女。全ての魔法を使いこなすと言われている。



電子「ようやく出てきたか…だが、攻撃力3000のエレクトロアイズは倒せんぞ!」

前戯「それはどうかな? 魔法カード『ラバーの鎧』を発動!」

電子「セットしていたカードの1つか…!」



『ラバーの鎧』魔法カード
自分フィールド上のモンスター1体の守備力200ポイント上昇! 雷属性の攻撃が無効!

ブラックウィッチ「♡」ギュギュッ ムチッ ムチッ



 ブラックウィッチの身体が黒いラバーの全身タイツに覆われた。おっぱいの先っちょのポッチがくっきりで、エロいぜ!

前戯「そして、ブラックウィッチの隠された効果! 魔女の力で、毎ターン墓地の魔法カードを回収して手札に加えることができる! 回収するのはもちろん、『死者蘇生』だぜ! これでターンエンドだ!」

電子「フン…確かに、電気を通さないラバーの鎧は、エレクトロアイズの天敵と言える…だが、ここで私にターンを渡したこと、後悔させてやる! ドロー!」シュバッ

電子「私は手札から『絶縁スキン』をエレクトロアイズに装備させる! このカードは、装備したモンスターの属性を無属性にすることができる! これで終わりだ、エレクトロアイズでブラックウィッチを攻撃!」



電眼の振動竜「」カッ

バシュゥゥゥゥ



前戯「…ふっ」ニヤッ



電眼の振動竜「」パリーン

ブラックウィッチ「…♡」キラーン



電子「バカなー!?」

前戯「伏せカードを警戒しないほうが悪いぜ! 魔法カード『攻撃反射の鏡』!!」



『攻撃反射の鏡』魔法カード
相手モンスターの攻撃を攻撃した相手に跳ね返すことができる。



電子「くっ…わ、私は『電動侍(エレクトリック・サムライ)』を守備表示で召喚し、ターンエンド…」



電動侍「…」

『電動侍(エレクトリック・サムライ)』☆☆☆☆
攻1400 守600 雷属性戦士族
未来幕府によって開発された、女侍型ロボット。夜伽の腕前も超一流だ。



前戯「オレのターン、ドロー! …知ってるか。死者蘇生は、『誰の』墓地から生き返らせるかは、書いてないんだぜ」

電子「ま、まさか…」

前戯「ブラックウィッチの力で回収した死者蘇生を発動! 生き返らせるのは…お前のエレクトロアイズだ!!」



電眼の振動竜「」ゴゴゴゴゴゴ…



前戯「エレクトロアイズで、電動侍を攻撃!」



電眼の振動竜「」バシュゥゥゥゥ

電動侍「ピガッガガガッ♡♡♡♡♡♡」パリーン



前戯「そして…ブラックウィッチで、電子ちゃんにダイレクトアタック!! 『黒・性・技(ブラック・マジック)』!!」



ブラックウィッチ「♡♡♡」

 ブラックウィッチが、杖から黒い光を電子に向けて放った。



電子「んあああ~~~~っっ♡♡♡♡ あっ♡ あっいっ♡ いっちゃっ♡」ビクッビクッ ビクンッ

 電子の白いコートや、その下の黒いシャツが吹き飛び、意外にあるおっぱいが露わになった。乳首がビンビンに固くなり、ズボンのシミがまた広がった。正直、見てるこっちがイきそうだぜ!
 だが…電子はイかなかった!

電子「はあっ…♡ ま、負けない…エレクトロアイズじゃないと…イ、イかない・・・!」

前戯「…最後の伏せカード発動! 『雷・性・技(サンダー・マジック)』!」

電子「!?」ビクッ



『雷・性・技(サンダー・マジック)』魔法カード
自分フィールド上に『ブラックウィッチ』が存在する時、相手プレイヤーに雷属性ダメージを与える。



ブラックウィッチ「…♡」ツカツカ バチッ

電子「や、やめろ、く…」

 ブラックウィッチは、指先で小さな雷を光らせながら、電子の元へ歩いていき…

ブラックウィッチ「…♡」ズボッ バチッ

 …びしょ濡れの電子のズボンに、その手を突っ込んだ。

電子「んおおおおおっっっっ♡♡♡♡ んぎぃぃっ、、いっ、いいいいっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡」ガクガクガクッ ビクンッビクンッ

電子「…あんっ♡」ガクンッ ジョワァァァ…

 床に崩れ落ちた電子。オレのデュエルブレスが光り、勝利したことを知らせた。

前戯「…や、やったぜ! オレの勝ちだ!」

ブラックウィッチ「…♡」パチパチパチ

 ブラックウィッチも喜んでるぜ! ところで…

電子「…流石だ、武童前戯…ぃっ♡」ビクッ ジョロロ…

 おっぱい丸出しで、オシッコを漏らしながら言われても、あんまり嬉しくないぜ!

電子「予想以上だった…貴様になら、託しても良いだろう…」

前戯「託す?」

電子「だが…その前に。この街の掟…デュエルの勝者は、敗者を好きに弄ぶことができる…」

前戯「!」

 決闘法については、小学校で習ったぜ。でも、そうってことは…

電子「はぁっ♡ ぜ、前戯…喜べ、貴様は、私の…この、安馬電子の身体を好きにする権利を得たのだ…」

ブラックウィッチ「…」ジッ

 さっきから、ブラックウィッチの視線が痛いぜ! でも、電子の言う通りだ。オレは電子と、え、エッチすることができる…オレの童貞を、電子に…

ブラックウィッチ「…」ジロッ



安価下1~5で多数決
①電子とセックス

②ブラックウィッチとセックス

前戯「…いや」

電子「なに?」

 オレは…首を横に振った。

前戯「確かに、オレは電子ちゃんとエッチできる…だけど、初めての勝利は…そもそも、オレのデュエルの始まりは…ブラックウィッチだ」

ブラックウィッチ「!!」

 オレは、ブラックウィッチに抱きついた!

前戯「だから、初めてのエッチもブラックウィッチがいい!!」

ブラックウィッチ「!!! …♡♡♡♡」ギュゥッ

 嬉しそうにオレを抱き締めるブラックウィッチ。立体投影なのに、本当に触ってるみたいだ…!
 電子は、そんなオレたちの姿を見て、肩を竦めて言った。

電子「フン…好きにしろ。だが、その前に伝えなければならん。本社前で貴様を襲ったチンピラ…アレはカード強奪集団『ドエローズ』の下っ端だ」

前戯「ドエローズ…?」

電子「デュエルで勝てん屑どもを引き連れて、デュエリストを襲わせているのだ。下っ端はどうしようもない雑魚ばかりだが、幹部は別だ。…貴様には、その壊滅に協力してもらうぞ」

前戯「オレが…ドエローズを、ぶっ倒す…?」

ブラックウィッチ「…♡」ギュ

前戯「! …そうだな! オレとブラックウィッチなら、どんな奴にも負けないぜ!!」

そう言えば、エッチ中だけでもモンスターが喋るのは許せる?

それから、普通にミスってた

>>12

X電子「私はライフを半分払い…んんんっっ♡♡♡」ビクビクンッ

◯電子「私はライフを半分払い…んんんっっ♡♡♡ はぁっ♡ …フィールドの桃色石、そして墓地の機械犬を除外する! そして…」ビクビクンッ



 ___そんなわけでオレは、電子に紹介されたアン馬コーポレーション直営のラブホテルに来たのであった…



前戯「えっと…デバッグモードにして…ブラックウィッチ召喚!」

ブラックウィッチ「…♡」ムギュッ

前戯「おわっ!」ドサッ

 召喚されるなり、ブラックウィッチはオレをベッドに押し倒した。立体投影だから実態は無いはずなのに、すごいおっぱいだ! 柔らかい!!
 押し当てられたおっぱいの柔らかさにドキドキしていると、ブラックウィッチが目を閉じて、唇を突き出した。

ブラックウィッチ「…♡」

前戯「! ちゅ、チューするってこと…? …んっ!」チュ

ブラックウィッチ「ちゅうぅっ♡♡♡ れろれろっ、ちゅーっ♡♡♡」

前戯「んんおおっ♡ んちゅ、じゅるっ♡ ちゅううっ♡♡♡」

 す、凄いチューだ…! 頭がクラクラして、チンコがもうビクビクしている! このまま、チューだけでイっちゃいそう…

ブラックウィッチ「…ぷは♡ …」ジッ

 不意に、ブラックウィッチが唇を離し、赤い眼でオレを見つめた。そして…

ブラックウィッチ「…任せて♡」ボソッ

前戯「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」

 ブラックウィッチは、オレを跨いで膝立ちになると、黒いミニスカートをたくし上げ、白いパンツの股の部分を指でずらした。

ブラックウィッチ「…見て♡」

 すげえ…小学校の頃、プールの女子更衣室で覗いた女子のみたいにつるつるで、でもピンクでぬるぬるで、ずっとエッチだ…!

ブラックウィッチ「ここが、マスターのおちんちんを挿れるところ♡」クパァ

前戯「はぁ…はぁ…♡」ズルッ ボロンッ

 夢中でズボンとパンツを下ろし、カチカチになったチンコを取り出した。さきっぽまで皮の被ったチンコを、ブラックウィッチはうっとりした顔で、両手で包み込むように握った。

前戯「うあっ!? イ、イきそ…」

ブラックウィッチ「もう、出ちゃいそう…?」スリ スリ

前戯「で、出ちゃうって…?」

ブラックウィッチ「! まだ、空イキしかしたことないのね…♡」

 ブラックウィッチは腰を持ち上げると、つるつるのお股の穴に、固くなったチンコをあてがい…

ブラックウィッチ「…初めてが…本当に、私で良かった?」ボソッ

前戯「ぶ、ブラックウィッチが、良い…」

ブラックウィッチ「!! …♡♡♡♡♡」ズブッ

前戯「~~~~っっっ♡♡♡♡♡」ビクッビクッ ビクンッ

 ブラックウィッチのまんこに、チンコが根本まで入った! 次の瞬間、チンコの中を、ぞわぞわしたものが走った。

前戯「!? あ、だめ、だっ…」ビクッビクッ

前戯「お、オシッコ、出そうっ…オシッコ出るっ、ブラックうぃっ…」プルプル

 ブラックウィッチのお股にお漏らしなんて、勘弁だぜ!
 ところが、ブラックウィッチはチンコを抜くどころか、更に体重をかけ、両腕でオレの頭を抱き締めて、囁いた。

ブラックウィッチ「…出して♡」

前戯「ああああ~~~~♡♡♡♡♡」ドビュルルーッ

ブラックウィッチ「ん…♡♡♡」ギュゥッ

 体の中にオシッコされてるってのに、ブラックウィッチは嬉しそうだぜ!?

前戯「あ、あっ♡ ごめんっ♡ ごめんブラックウィッチ…ううっ♡」ビュルッ ビュルッ

ブラックウィッチ「泣かないで、マスター…♡」ナデナデ

前戯「ううぅ…」ビュッ

 泣きじゃくるオレの頭を、ブラックウィッチは優しく撫でた。

ブラックウィッチ「これは、オシッコじゃないわ。ザーメンって言って、大人の男の子しか出せない、赤ちゃんの材料よ♡」

前戯「赤ちゃんの…?」

ブラックウィッチ「そう。私とマスターの、赤ちゃんを作るためのね…♡」

前戯「ぶ、ブラックウィッチ~…」ギュ

ブラックウィッチ「うふふ…あら♡」

前戯「」ビンビン

ブラックウィッチ「マスターのおちんちんは、まだ私の中で元気いっぱいね♡ 満足するまで、いっぱいエッチしましょ…♡」

前戯「うん…」

ブラックウィッチ「そう言えば…デュエルブレスにカードをセットしたら、色んなエッチができるわ♡ 試してみない?」



安価下1~3でコンマ最大 何をセットする? 詳しい内容を書いても良いぜ!
①『雷・性・技(サンダー・マジック)』

②『乳牛の秘薬』

③『恥獄の拘束台』

④その他、できるだけ詳しく

今日の本編更新はここまでだぜ!

上に書いてくれたデッキ案とか、合間に書いてくれたデッキ案とか機会があったら使うかも知れないぜ!



『電眼デッキ』雷属性モンスターを軸に、効果モンスターや魔法カードでエースモンスター『電眼の振動竜(エレクトロアイズ・バイブレーション・ドラゴン)』にアクセスして相手を圧倒する攻撃型デッキだぜ! ダイレクトアタック(意味深)が得意なエッチな女モンスターが少ないから、男性プレイヤー相手には少々分が悪いぜ!!

見返したら、枯れた技術の水平思考のサーチ先って機械族じゃん
修正します



『振動する桃色石(ピンク・オブ・ローター)』☆
攻0 守0 雷属性機械族
電気の力で震え続ける、小さなピンク色の石。

前戯「じゃあ…」パラパラパラ

前戯「! これ」スッ



『乳牛の秘薬』魔法カード
このカードがフィールドに存在する限り、プレイヤーは毎ターン少しずつライフを回復する



ブラックウィッチ「んっ♡」ビクッ

 カードをブレスにセットすると、ブラックウィッチの体がびくっとした。彼女はオレの上から降りると、ベッドの上で正座して、膝を叩いた。

ブラックウィッチ「マスター、いらっしゃい♡」ポンポン

 膝枕してくれるってことかな? オレは、ブラックウィッチの膝に頭を載せた。するとブラックウィッチは、いきなりワンピースの胸のところを引っ張ったぜ!

ブラックウィッチ「んっ♡」プルンッ

前戯「お、おおお、おっぱい…!」

 ひと目見たときから思ってたけど、やっぱりすごいおっぱいだぜ! ブラックウィッチはオレの頭を抱きかかえると、ピンク色の乳首のところまで持っていった。

ブラックウィッチ「さあ、召し上がれ♡」

前戯「! はむっ」チュッ

ブラックウィッチ「あんっ♡」ビク

 乳首を吸うと、なんと母乳が出てきたぜ!

前戯「んっ、ちゅっ、ちゅっ、ごくん…」

ブラックウィッチ「いい子いい子…『乳牛の秘薬』は、毎ターンライフを回復する永続魔法だけど、こうやって使うと、おっぱいが出るようになるの♡」ナデナデ

 ブラックウィッチは、夢中でおっぱいを吸うオレの頭を撫でると…また固くなったチンコを、そっと握った。

前戯「ぅあっ♡ んちゅ…ちゅっ」

ブラックウィッチ「♡」シコ シコ シコ

 チンコがぞわぞわして、オレは思わず呟いた。

前戯「あっ、また出るっ♡」

ブラックウィッチ「出して♡ おっぱいちゅっちゅしながら、ザーメンびゅーって、お漏らししてね…♡」シコシコシコ シュッシュッシュッ

前戯「んっ♡ んっ、んっ、ん~っっっ♡♡♡」ビュルルルーッッ

ブラックウィッチ「♡♡♡」ビチャッ ビチャッ

 勢いよく出てきたザーメンを、ブラックウィッチは掌で受け止めると…

ブラックウィッチ「…れろぉっ、ごくんっ♡♡」

 一口で舐め取って、飲み込んじゃったぜ!

ブラックウィッチ「…んはぁっ♡ ごちそうさまでした♡ でも今度はまた、おまんこにいっぱい、ザーメン出してね…♡♡♡」

 ___どうやら、今日は帰れなさそうだぜ!



 ___学校は、好きじゃないぜ。友達はいないし、先輩には絡まれるし。
 でも、今のオレにはカード、それにブラックウィッチがいるぜ! 早く放課後になって、デュエルがしたいぜ! …



???「おい、武童!」

前戯「! …な、何、塀之外君…」

 話しかけてきたのは、同級生の塀之外 顎也(へいのそと あごや)だぜ! サッカーが上手いくらいで偉そうで、乱暴な奴だぜ! おまけに顎が尖ってるぜ!

塀之外「お前、今更デッキを貰ったってな?」

前戯「そ、そうだけど…誰も、デッキ譲渡会の日を教えてくれなかったから」

塀之外「うるせえ!」ボコッ

前戯「痛っ!」

塀之外「一人、遅れてデッキ貰ったってことは、お前だけは奪われてないんだろ?」

前戯「!」

 クラスの連中が、遠巻きにオレの方を見ている。そうだ、あのチンピラは、同級生のカードをカツアゲしたんだった…

塀之外「お前、デュエルで取り返して来いよ」

前戯「ええっ!? でも、あいつらいっぱいいるし、デュエルするまえに鉄パイプで殴ってくるよ!」

塀之外「殴られる前に、デュエルブレスを起動するんだよ! そしたらプレイヤー同士の暴力が反則になる。言っとくけど、俺だってデッキがあれば、あんなやつら一捻りなんだからな!」

前戯「初めてのデュエルの前に、カード取られたくせに」ボソッ

塀之外「うるせえ!」バキッ バコッ

前戯「痛っ、痛いっ!」

 アン馬コーポレーションの社長から、直々にカードを貰ったとも知らずに、失礼なヤツだぜ! 顎も尖ってるしな! でも、オレはフィジカルはダメダメだから、大人しく従ったぜ。

前戯「わ、分かった、分かったよ…まあ、ドエローズをやっつけろって、電子ちゃんにも言われたし…」

塀之外「電子ちゃんって誰だよ、お前の彼女か? うわ、エロー!」

前戯「ち、ちちちちげーよ! それに、オレのブラックウィッチの方がエロだぜ!」

塀之外「うるせえ! ずりーぞこの野郎!」ドカッ バキッ ボコッ

前戯「うわーん!」ダッ

 顎が尖ってるくせに、酷いやつだぜ! オレは教室を飛び出して、放課後までトイレの個室で過ごしたぜ!

【30周年記念再放送】
古畑任三郎 Season.2 第8話『魔術師の選択』
VSマジシャン/南大門昌男(故・山城真伍)
第9話『間違われた男』(再放送版権解禁回)
VS雑誌編集者/若林仁(風間杜夫)★3

番組ch(フジ)
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 ____やっと放課後だぜ! 俺はそっと学校を出ると、とりあえずアン馬コーポレーション本社前にやって来た。チンピラは怖いけど、塀之外君はもっと怖いぜ! さっさとデュエルで勝って、カードを取り戻さないとな。



安価下コンマ
01~60 チンピラ
61~70 チンピラvs塀之外
71~99 電子
   00

 突然、黒塗りの高級車が走ってきて、オレの目の間で停まった。後ろの席の窓が開くと、中から電子が顔を出した。

電子「前戯! 我がアン馬コーポレーション本社の前で、何をしている?」

前戯「電子ちゃん! 昨日言ってたドエローズの奴ら、またここに来てないかなって。クラスのヤツから、カードを取り返せって言われたんだよ」

電子「ガキどもから奪ったカードか? …これのことか」ヒョイ

前戯「あっ!? これ、もしかして」

電子「フン、我がエレクトロアイズで蹂躙した後、部下に拾わせたわ」

前戯「なあ、それ返してくれよ! でないと、またボコボコにされる」

電子「返してほしくば…」

 電子は、デュエルブレスを掲げた。嫌な予感がするぜ…!

電子「無論、デュエルだ!!」



 今度は、本社前の広場でデュエルすることになった。

前戯「電子ちゃん、仕事とか大丈夫なのかよ?」

電子「フン、我が社の技術を民草どもに見せつけるのも、立派な仕事だ。そして」シュバババ

 電子は、先程見せたデッキをブレスにセットした。

電子「このカードが、貴様の級友のものとは限らんからな。私が直々に使って見せるから、そいつを呼べ!」

前戯「えっ? わ、分かったよ…」ピポパ

 オレは、スマホで塀之外に連絡した。
 数分後、塀之外が走ってきた。放課後でも、顎が尖ってるぜ!

塀之外「はあ、はあ、おい! 俺のカード見つけたって…あっ、お前!」

 塀之外が、電子に気付いて叫んだ。

塀之外「お前のカード、もしかして俺の」

電子「黙れ顎! それを、これから見せてやるというのだ。…行くぞ前戯! ビギナーズラックで調子に乗るなよ。次は、私が貴様を蹂躙する!」

前戯「望むところだぜ、電子ちゃん!」シュバババ



「「デュエル!!」」



安価下3票先取 塀之外のデッキ
①『ホワイトセイントデッキ』聖女が天使や女神の力を借りたり召喚して戦うデッキ。透け透けののドレスで胸も大きいぞ。

②『ノーレンの教会デッキ』ノーレン教の修道女や聖騎士を展開して、相手の魔法や罠を妨害しながら戦うデッキ。ノーレン教の教えに従って、みんな乳暖簾だぜ!!

③『ケモノっ娘乱ページデッキ』軽いライフコストで大量展開できる小型ケモノっ娘モンスター達を軸に、展開したケモノっ娘達をコストにして直接攻撃やカード破壊する魔法・罠カードを駆使して戦うデッキだぜ! ケモ耳ケモ尻尾達との乱交が魅力だぜ!

④その他、できるだけ詳しく

 電子は手札を5枚ドローすると、鼻を鳴らした。

電子「フン…どうやら、このカードは貴様のものではなさそうだぞ、顎」

塀之外「顎って言うな! …何だよ、俺のじゃないのかよ!」

電子「このデッキを、貴様が使いこなせるとは思えんからな! …私の先攻、手札から『白く聖なる紋章(ホワイトセイント・ロザリー)』を発動!」



『白く聖なる紋章(ホワイトセイント・ロザリー)』魔法カード
手札から『ホワイトセイント』カードを一枚墓地に送り、デッキから『ホワイトセイント』モンスター1体を手札に加える。



電子「私は手札から『白き聖歌(ホワイトセイント・コラール)』を捨て、デッキから『ホワイトセイント』を手札に加える! そして、そのまま守備表示で召喚!」

 いきなりデッキからモンスターを呼んできたぜ! 電子は、こういう戦いが得意みたいだ。
 フィールドには、白いドレスにヴェールを纏った、銀髪の女の子が召喚された。ヴェールで顔は隠れてるけど、ドレスの胸元とスカートは透け透けだ。おっぱいの谷間と、白いパンツが丸見えだぜ!



ホワイトセイント「…」ジッ

『ホワイトセイント』☆
攻0 守1500 光属性天使族
白く聖なる教えの伝道者。弱者を救う祈りの力を持っている。



電子「更に私はカードを1枚セットし、ターンエンド!」

前戯「伏せカードか…オレのターン、ドロー! じゃあオレは『エルフの女戦士』を攻撃表示で召喚!」



エルフの女戦士「はっ!」シャキン

『エルフの女戦士』☆☆☆☆
攻1300 守1000 地属性戦士族
武術に秀でた女エルフ。高い戦闘力と誇りを持つ。



前戯「更に、手札から魔法カード『コード付きバイブ』を、エルフの女戦士に装備させるぜ!」

エルフの女戦士「!?」ウィンウィン

『コード付きバイブ』魔法カード
装備したモンスターの攻撃力は200ポイントアップし、攻撃したターンは相手のカードによって破壊されなくなる。



 ビキニアーマー姿のエルフの女戦士が構えていた剣が、長いコードの付いた太いバイブに変わる。

前戯「エルフの女戦士で、ホワイトセイントを攻撃!」

エルフの女戦士「えいっ! …///」ブンッ

ホワイトセイント「!」ズボッ

 エルフの女戦士が投げたバイブが、ホワイトセイントのドレスの谷間に突き刺さった! バイブが、ホワイトセイントの大きなおっぱいの間で激しく揺れる!

ホワイトセイント「あっ、あっ♡」ウィンウィン

ホワイトセイント「」パリーン

塀之外「ああっ、俺のホワイトセイントが!」

電子「フゥン、普通なら相打ちだが、装備カードの効果で破壊を免れたか。仕込みバイブのような伏せカード対策にもなっている…少しは学習したようだな!」

前戯「当たり前だぜ! …ところで、あれはやっぱり塀之外君のカードなの?」

塀之外「たりめーだ! 折角、ホワイトセイントが強い仲間をいっぱい呼んで攻撃できたのに…おいお前!」

電子「…」

 塀之外が、電子に向かって叫んだ。

塀之外「俺のカードで、下手くそなデュエルして負けたら、ボッコボコにしてぶち犯してやるからな!」

前戯「…オレはカードを2枚セットしてターンエンド」

 すると電子は、不気味な笑みを浮かべた。

電子「フハハ…この程度でうろたえるとは。やはりこのデッキには、貴様には過ぎた代物のようだな、顎! …私のターン、ドロー! 手札から『白き聖布(ホワイトセイント・クロス)』を守備表示で召喚!」

 フィールドに現れたのは…パンツ?



白き聖布「」
『白き聖布』☆
攻0 守100 光属性天使族
聖女の秘所を守護する聖布。あらゆる穢れを寄せ付けない。



塀之外「こんなパンツで、何ができるってんだよ!」

電子「黙って見ていろ! このカードが召喚に成功した時…デッキから、『ホワイトセイント』モンスター及び魔法カードを、1枚ずつ手札に加え、手札を2枚捨てる! 私は手札を2枚捨て…デッキから『ホワイトセイントの祈り』『白き聖騎士(ホワイトセイント・ナイト)』を加える。そして『ホワイトセイントの祈り』を発動!」

前戯「こ、こいつはヤバそうだ…!」

『ホワイトセイントの祈り』魔法カード
『ホワイトセイント』儀式モンスターの召喚に必要。レベルを満たすように、もしくは『ホワイトセイント』1体を生贄に捧げなければならない。

電子「ここで、白き聖布の隠された効果! このカードがフィールドにあるとき、『ホワイトセイント』として扱う!」

前戯「ま、まさか…」

塀之外「何だよ、どういうことだよ?」

電子「私は白き聖布を生贄に捧げ…現れよ、『白き聖騎士(ホワイトセイント・ナイト)』!!」



白き聖布「」パリーン

白き聖騎士「…」ゴゴゴゴゴゴ…

『白き聖騎士(ホワイトセイント・ナイト)』☆☆☆☆☆☆☆
攻2600 守1500 光属性天使族 儀式
白く聖なる力を宿した騎士。その剣はあらゆる闇を切り裂く。



前戯「でっっっ!」

塀之外「で、出た…ホワイトセイントデッキのアタッカー…!」

 めちゃめちゃ背の高い騎士だ。顔を覆う銀ピカの兜に、同じく銀の胴鎧とガントレットに、白いニーソとレギンスを穿いている。でっかいおっぱいと下半身は覆われておらず、左右の乳首と股間には、さっきちらっと見えた白い紋章が貼ってあるだけだぜ!
 白い聖騎士が、これまたでっかい剣を構えた!

電子「では、蹂躙の時間だ。…白き聖騎士で、エルフの女戦士を攻撃!!」



白き聖騎士「…!!」ブンッ

ザシュ

エルフの女戦士「」パリーン

前戯「ぐわああ~~!! …っ!?」ビクンッ

 エルフの女戦士がやられると同時に、デュエルブレスからビリビリが全身に走って、チンコが一気にビクビクしてきたぜ!

電子「モンスターが攻撃力の高い相手に戦闘破壊されると、ダメージに応じてデュエルブレスに内蔵された性感刺激装置が、デュエリストの性感を刺激するのだ!」

前戯「はあっ、はあっ、こいつを耐えなきゃ、負けるってことか…」

電子「更に、罠カード発動! 『白く聖なる凱歌(ホワイトセイント・ビクトリー)』!」

前戯「えっ?!」

 さっきの伏せカードだ!



『白く聖なる凱歌(ホワイトセイント・ビクトリー)』罠カード
『ホワイトセイント』モンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時に発動できる。墓地から『ホワイトセイント』モンスター1体を特殊召喚する。



前戯「ヤバい、あのパンツが生き返ったらまた…」

電子「私が復活させるのは…『ホワイトセイント』!」



ホワイトセイント「…」ジッ



前戯「…はっ! 電子ちゃんの今の手札は0枚…だから、パンツを生き返らせても捨てる手札が無いんだ」

電子「フン、そんなせこい理由などではない! 白き聖騎士の隠された効果! 場にホワイトセイントが存在する限り、このカードの攻撃力、守備力は500ポイントアップする!」



白き聖騎士「…!」攻3100 守2000



電子「私はこれでターンエンド」

前戯「そ、そんなのアリかよ!? …ドロー!」シュバッ

前戯「とにかく、モンスターを召喚しないと…手札から『魔女の杖』を召喚!」



『魔女の杖』☆☆☆
攻600 守200 闇属性魔法使い族
魔女の愛用する杖。杖自体が意志を持っている。



前戯「魔女の杖は召喚時に一度だけ、デッキから他の『魔女』モンスターをフィールドに呼べるぜ! 俺はブラ…いや、こっちだ! 『魔女の箒』を召喚!」



『魔女の箒』☆☆☆
攻600 守0 闇属性魔法使い族
魔女の家を守る箒。彼女の捨てたものがどこへ行くのか、誰も知らない。



前戯「このカードはフィールドに他の『魔女』モンスターがいるとき…1ターンに一度、相手の墓地のカードを1枚選んで除外できる! オレは墓地の『白き聖布』を除外する。もうパンツは使わせないぜ!」

電子「良いだろう、くれてやる」シュンッ

塀之外「お、おお…前戯のくせに、ちゃんとデュエルしてやがる…」

前戯「オレはこれでターンエンド!」

電子「愛しの魔女を呼んだところで、聖騎士の餌食になるだけだからな。ドロー…では白き聖騎士で、魔女の箒を蹂躙する!」



白き聖騎士「…!」ブゥンッ

魔女の箒「」パリーン



電子「ターンエンドだ」

前戯「ふぅ、守備表示にしといて良かったぜ…ドロー!」

前戯「! …オレは手札から『魔女の大釜』を召喚!」



『魔女の大釜』☆☆☆
攻0 守1000 闇属性魔法使い族
魔女の薬を作る大釜。数百年分の魔力が染み付いている。



前戯「魔女の大釜は1ターンに一度、デッキの魔法カードを手札に加えることができる。オレが加えるのは『魔女との愛の契約』だ!!」

電子「なにっ!?」

前戯「そのまま発動!」



『魔女との愛の契約』魔法カード
このカードが場に存在する限り、『ブラックウィッチ』は手札、デッキ、墓地から通常召喚でき、戦闘で破壊されない(戦闘ダメージは発生する)。戦闘時、このカードと『ブラックウィッチ』を破壊することで戦闘ダメージを0にすることができる。



前戯「そして、魔女の杖を生贄に…デッキから来てくれ!『ブラックウィッチ』!!」



シュゥゥゥ…

ブラックウィッチ「…♡」ヒュンッ



塀之外「! こいつが、前戯の言ってたブラックウィッチ…!」

電子「フン、だが遅かったようだな。貴様のブラックウィッチでは、この白き聖騎士を倒すことは」

前戯「それはどうかな? 魔法カード、オープン!『炎・性・技(ファイアー・マジック)』!」



『炎・性・技(ファイアー・マジック)』魔法カード
自分フィールド上に『ブラックウィッチ』が存在する時、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。



前戯「オレは白き聖騎士を破壊するぜ!」



白き聖騎士「!?」パリーン



前戯「そして、ブラックウィッチでホワイトセイントを攻撃!」



ブラックウィッチ「…♡♡♡」バチバチバチッ

ホワイトセイント「~~~♡♡♡」ビクンッビクンッ

ホワイトセイント「」パリーン



前戯「最後に、ブラックウィッチの効果で墓地の『コード付きバイブ』を手札に加え、ターンエンドだ!」

(テンポが悪いのどうにかしたいぜ!)



電子「フゥン、中々やるな…」シュバッ

電子「では私は、墓地の『白き聖歌』の効果を発動!」

前戯「墓地の!?」

電子「このカードを除外することで、デッキの上から5枚めくり、『ホワイトセイント』カードがあれば2枚まで手札に加えることができる…」ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

電子「…私は手札に『白く聖なる合一(ホワイトセイント・フュージョン)』、そして『白き聖布(ホワイトセイント・クロス)』を加える!」

前戯「やべっ、パンツ2枚目!?」

電子「当然3積みだ! 私は白き聖布を召喚し、効果でデッキから2枚目の『ホワイトセイントの祈り』、そして『白き聖楽師(ホワイトセイント・ゴスペル)』を手札に加える! そのまま祈りを発動! 白き聖布を生贄に、『白き聖楽師』を召喚する!!」



白き聖楽師「♪~」

『白き聖楽師(ホワイトセイント・ゴスペル)』☆☆☆☆☆☆☆
攻400 守3500 光属性天使族
白く聖なる教えを歌に乗せて伝える楽師。その歌は、あらゆる怒りを鎮め、死後の国にすら届く。



 白い透け透けのドレスを着て、リュートを奏でる女の子が、美しい声で歌を歌い始めた。

電子「そう、白き聖歌は死後の国にも届き…『ホワイトセイント』を、フィールドに呼び戻す!」

前戯「何だって!?」

電子「さらに、先程引いた『白く聖なる合一』を発動し…ホワイトセイントは、白き聖楽師と一つになる!!」

前戯「一つに…!?」

塀之外「す、すげえ! 『アレ』を、マジで召喚するなんて…」

ホワイトセイント「」シュゥゥゥ…

白き聖楽師「」シュゥゥゥ…

カッ



電子「白く聖なる絶望を、身をもって味わうが良い! 融合召喚!! 『白き熾天使(ホワイト・セラフィム)』!!」



キィィィィィン…

白き熾天使「____」ファサァ…



 ホワイトセイントと白き聖楽師が消え、まばゆい光の中、現れたのは…白く燃える髪と翼を広げた、巨大な女の子だった! 透け透けを通り越して、細いリボンみたいな布を首から何本か体の前に垂らしているだけで、大事なところが大体丸見えだぜ!!


『白き熾天使(ホワイト・セラフィム)』☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
攻3900 守4000 光属性天使族 融合
『ホワイトセイント』+『ホワイトセイント』モンスター1体
白く聖なる裁きの天使。聖なる炎で、悪を焼き尽くす。

(ぶっちゃけホワイトセイントデッキはエレクトロアイズデッキの数十倍強いぜ!)

(あんまり細かく表記しないようにしてたけど、永続とか速攻とか、後はモンスターの効果とかも表記したほうがいいかな?)

(あと、さっき前戯がしれっと1ターンに2回通常召喚してたぜ! 仕方ないから愛の契約を通常召喚じゃなくて、生贄ありの特殊召喚ってことにしとくぜ!)



 いつの間にか、周りには人だかりが出来てたぜ!

「すげー、デュエルだ!」「だ、大迫力な…デュフ」「あの女の子、アン馬の社長じゃん!」

電子「貴様のブラックウィッチは、攻撃表示だったな。…白き熾天使で、ブラックウィッチを攻撃!」



白き熾天使「」カッッッッ



電子「1500ダメージは無視できまい。さあ、選べ! 魔女を差し出すか、己の身を差し出すか」

前戯「ライフで受ける!!」



白き熾天使「」ゴウゥッッ

ブラックウィッチ「っっっ!」ググッ



 白き熾天使が吐いた白い炎が、ブラックウィッチを包んだ! 黒いワンピースが燃え、下から白いレオタード状の下着が露わになった。
 そして、オレにもダメージが来た!

前戯「っ♡ んおおっ♡ くあ、くうぅぅ~~~っっ」プルプル

 もう、パンツの中がぐちょぐちょだぜ! ザーメンとかいうの、もう出てないか? でも、デュエルブレスが負けたって言ってないから、多分大丈夫だぜ!

電子「次が貴様の最期だ! ターンエンド」

前戯「ど、ドロー…オレは、魔女の大釜の効果で、デッキから…」

 何か、一発逆転のカードを…!

前戯「これだ! 『逆張りの前張り』を手札に加え、そのままブラックウィッチに装備させる!」



『逆張りの前張り』装備魔法カード
プレイヤーのライフが相手より低い時、装備したモンスターの攻撃力、守備力は2倍になる。
プレイヤーのライフが相手より高い時、装備したモンスターの攻撃力、守備力は半分になる。

ブラックウィッチ「♡」クイッ ペタッ

 ブラックウィッチが、レオタードのクロッチをずらし、お股の割れ目に魔法陣の描かれた御札を貼り付けた。
 次の瞬間、ブラックウィッチの体が、どんどん大きくなっていった!

ブラックウィッチ「」ゴゴゴゴゴゴ…

ブラックウィッチ「…♡♡♡」攻4800 守4000



前戯「ブラックウィッチで、白き熾天使を攻撃!」

ブラックウィッチ「♡♡♡♡♡♡」バチバチバチッ

白き熾天使「」パリーン



電子「あああああ~~~~♡♡♡」ビクビクンッ

前戯「ど、どうだ…!」プルプル

電子「はぁっ♡ んっ♡ …だが甘いぞ前戯…『同世界転生』の墓地効果」

前戯「えっ?! そんなカード、見てないぞ!」

電子「白き聖布のコストとして捨てていたのだ! 自分フィールド上のモンスターが破壊された時、このカードを除外することで、墓地から同属性、同種族で攻撃力、守備力両方が下回るモンスターを特殊召喚する!

電子「甦れ、『白き聖騎士』!!」



白き聖騎士「!」ガシャッ



前戯「だ、だけど、ブラックウィッチの方がまだ…あっ!?」



ブラックウィッチ「」シュゥゥゥ…

ブラックウィッチ「…?」攻1200 守1000



前戯「ブラックウィッチの体が、小さく…! しまった」

電子「思い出したようだな。逆張りの前張り…劣勢の時は大きく戦況を有利にするが、優勢になった途端にプレイヤーに牙を剥く、まさに逆張り!」

前戯「…ってことは、電子ちゃんの方がもうイきそうってことかよ! オレより受けたダメージ少ないくせに!」

電子「だ、だまれ! …///」

前戯「ブラックウィッチの効果で、墓地の『炎・性・技(ファイアー・マジック)』を回収し、ターンエンド…」

電子「私のターン、ドロー! …手札が無くなりがちなのが、このデッキの難点だな。白き聖騎士で、魔女の大釜を攻撃!」



白き聖騎士「」ブンッ

魔女の大釜「」パリーン

ブラックウィッチ「~~~!」プンスカ



電子「これでターンエンドだ」

前戯「守備表示だからダメージは無いけど、デッキから魔法が持ってこれなくなったぜ…!」シュバッ

 確かに電子の言う通り、ホワイトセイントデッキは、モンスターを呼んだりカードをデッキから引いてくるのに手札をいっぱい使うし、そのくせ手札を増やす手段があんまりなさそうだ。 だから、電子は墓地からも発動できるカードでその弱点を補っているんだろう。
 逆に、ブラックウィッチデッキの弱点…オレは、手札を占める一面の緑のカードを見ながら考えた。

前戯「魔法カードばっかりだぜ…」

電子「ようやく気付いたか。ブラックウィッチデッキは、魔女の力で魔法カードを自由に引き込み、使い回すデッキ…だがその反面、盾や剣となるモンスターに乏しい!」

前戯「何か…何か、逆転のカードがあれば…オレは、ブラックウィッチを守備表示にしてターンエンド…」

電子「諦めたか、前戯! ドロー! …墓地の『白く聖なる紋章』の効果発動! このカードを除外し、墓地の『ホワイトセイント』をフィールドに呼び戻す!」



ホワイトセイント「…」シュンッ

白き聖騎士「…」攻3100 守2000



電子「さらに、手札から『ヒップアタック』を発動!」



『ヒップアタック』魔法カード
フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。このカードが存在する限り、そのモンスターは守備表示のまま守備力を用いて攻撃できる。



電子「さらに、ホワイトセイントが効果の対象となったことで、墓地から『白き聖盾(ホワイトセイント・シールド)』を召喚する! 盾の効果によって、ホワイトセイントの守備力は2倍となる!!」

『白き聖盾(ホワイトセイント・シールド)』☆☆☆
攻0 守2000
白く聖なる加護を受けた盾。聖女が危機に陥ると、地の果てまでも飛んでいく。

ホワイトセイント「…」攻0 守3000



電子「貴様のブラックウィッチは守備表示。更に永続魔法によって、戦闘破壊耐性を得ている。つまり、攻撃したところで破壊もされなければ、貴様がダメージを受けることもない。…だが、ブラックウィッチは苦しむだろう」

前戯「!!」

電子「…私は、モンスターをいたぶる趣味はない。だが、その抵抗がいつまで持つかな? ターンエンド!」

前戯「クソっ…クソおっ! オレが、もっと強かったら…」シュバッ

前戯「! …」



ブラックウィッチ「…」チラッ

ブラックウィッチ「…」コクン



 小さくなったブラックウィッチが、こっちをちらりと見て、小さく頷いた。



前戯「そうだ…オレは、まだ弱い! だけどそんなオレのために、みんなが力を貸してくれるんだ! オレは手札から『魔女の生着替え』を発動!」



『魔女の生着替え』速攻魔法カード
手札、デッキ、墓地から任意の装備魔法カードを1枚『ブラックウィッチ』に装備させる。『ブラックウィッチ』が既に装備している場合、そのカードは破壊される。

ブラックウィッチ「…♡」ペリペリ…

 ブラックウィッチの着ているボロボロのレオタードが消え、股間に貼られていた逆張りの前張りも、剥がれ落ちて素っ裸になった!



塀之外「えっっっ」




ブラックウィッチ「」キラキラキラ…

 代わりに、彼女の体が緑を基調とした、豪華なドレスに覆われていく…!



前戯「『逆張りの前張り』を破壊し、デッキから代わりに装備させるのは…『魔法織りのドレス』!!」



『魔法織りのドレス』装備魔法カード
手札を公開し続ける限り、装備したモンスターの攻撃力、守備力は手札の魔法カードの枚数*200ポイントアップする。

前戯「オレの手札は『コード付きバイブ』『炎・性・技』『大地の声』『森』『手札が透ける眼鏡』…全部魔法カードだぜ! 更に前張りが無くなったことで、ブラックウィッチの攻撃力、守備力は…」



ブラックウィッチ「…♡」攻3400 守3000



前戯「ブラックウィッチを攻撃表示! そして、白き聖騎士を攻撃! 黒・性・技(ブラック・マジック)!!」



ブラックウィッチ「♡♡♡」バチバチバチッ

白き聖騎士「」パリーン



電子「~~~!♡♡♡」ビクンッビクンッ ジワッ

 電子のズボンが、じっとり濡れてきたぜ!

前戯「…ターンエンドだ!」

電子「はぁ、はぁっ♡ まだ…まだぁ! ドロー!!」シュバッ

電子「!! カードの性能、戦略の立て方を越えた、モンスターの力…貴様だけのものではないことを、教えてやる! 手札から『白く聖なる合一(ホワイトセイント・フュージョン)』を発動!!」

前戯「なにっ!?」

塀之外「また、合体…しかも、今度は…!」

『白く聖なる合一(ホワイトセイント・フュージョン)』魔法カード
①『ホワイトセイント』融合モンスターの降臨に必要。
②自分フィールド・墓地に『ホワイトセイント』モンスターが合計5種類以上存在する時に発動できる。フィールドと墓地の『ホワイトセイント』カードを全てデッキに戻し___



電子「貴様が墓地に葬ってきた『白き聖布』『白き聖騎士』『白き聖楽師』『白き熾天使』そして、フィールドの『白き聖盾』! それら全てが、聖女の祈りによって一つとなる! 現われろ!! ___『白き救世の女神(ホワイトセイント・セイヴァー)』」



ホワイトセイント「」シュンッ

白き聖盾「」シュンッ

ゴゴゴゴゴゴ
カッ

白き救世の女神「___」キラキラキラ…



『白き救世の女神(ホワイトセイント・セイヴァー)』☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
攻3000 守4000
世界に白き教えをもたらした、聖なる女神。



 見た目はホワイトセイントとあんまり変わらない。でも、ヴェールが無くなって、銀色の目を見開いているのが、すごい迫力だぜ…!

塀之外「うおおー! すっげー! やっちまえー!」

前戯「だ、だけど、攻撃力3000じゃ、今のブラックウィッチは倒せない…」

電子「白き救世の女神の効果! 私は、次のドローフェイズを放棄することで、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する!」

前戯「な___」



ブラックウィッチ「…」チラッ

ブラックウィッチ「」パリーン



前戯「ブラックウィッチー!!」

塀之外「やったぜ! 戦闘じゃないから、愛の契約じゃ破壊を防げない!」

電子「終わりだ前戯! 白き救世の女神で、ダイレクトアタック! 『聖世界漂白(セイント・ワールド・ホワイトニング)』!!」



白き救世の女神「」スゥ…



 女神が、オレの元へ近づいてくる。その手に、白い炎が燃え盛る! そして、女神がその手でオレを…



前戯「___罠カード、発動!!」

(書き忘れてたけど女神も光属性天使族だぜ!)



ジャララララ…

白き救世の女神「!?」ガキンッ

 伏せカードから放たれた4本の鎖が、女神の両手両足を捕らえた! そしてそのまま、オレのフィールドへと引っ張っていく。___伏せカードの上に現れた、鋼鉄の椅子へと!!

前戯「『恥獄の拘束台』!!」



『恥獄の拘束台』罠カード
自分フィールド上にモンスターがおらず、相手モンスターが直接攻撃してきたときに発動できる。そのモンスターのコントロールを奪う。このカードがフィールド上に存在する限り、そのモンスターは攻撃、反転召喚、効果使用ができない。そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。



白き救世の女神「~~~///」ガシャッガシャッ

 椅子の上で、両手を上げ、両脚を大きく開かれたまま縛られた救世の女神。モンスターにもなっている、白いパンツが丸見えだぜ!

塀之外「め、女神が!」ビクッ

電子「くっ…ライフコストを払えば、トラップを無効にできるが…は、払ったら、もう…///」プルプル ビクッ

電子「…ターンエンド…」

前戯「オレのターン、ドロー! …確かに、戦闘じゃなければ、愛の契約でブラックウィッチを守れない。逆に…女神の効果でブラックウィッチを破壊したから、フィールド上にはまだ、愛の契約が残っているぜ!」

前戯「オレは、フィールド上の白き救世の女神を生贄に!」



白き救世の女神「!?」パリーン



前戯「墓地から、ブラックウィッチを特殊召喚する!!」



ブラックウィッチ「…♡♡」



塀之外「女神を生贄に!?」

前戯「ブラックウィッチで、電子ちゃんにダイレクトアタック! 『黒・性・技(ブラック・マジック)』!!」



ブラックウィッチ「♡♡♡」バチバチバチッ



電子「あああああっっっ♡♡♡ また、またしても~♡♡♡♡」ビクッビクッビクンッ ジョワァァァ

 電子は白いコートにインナー、おまけに今度はズボンまで吹き飛ばされ、稲妻柄のパンツ一丁だぜ! ブラックウィッチもお怒りみたいだぜ!

電子「…ぐぅ♡」ガクッ

前戯「オレの勝ちだぜ!」

塀之外「う…前戯の…前戯のくせに~~~!!」シコシコ

「社長に勝ったー!」「すごいデュエルだ!」「俺たちもやろうぜ!」



電子「はぁ…はぁ…あっ♡ またイくっ♡♡」ビクンッ プシャッ

電子「…約束だ…級友のデッキは返してやる。こっちで回収できた、貴様の同級生たちのデッキもな…ぁ、あっ♡ でちゃっ♡」プルッ ジョロロロ…

塀之外「うっっ♡♡♡」シコシコシコ ビュルルーッ

電子「ええい、勝手にシコるな顎! …またしても私を負かしたな、前戯! 貞操は魔女に捧げたようだが…今度はどうする?」

前戯「! そう言えばそうだった…」



安価下1~3でコンマ最大
①電子とセックス

②デッキ返してくれるだけでいいよ

③自由記述

武童 前戯(むとう ぜんぎ) 13歳
童絵露中学1年生。陰キャで臆病だが、根は優しい。髪型がすごい。あと性欲が強い。

安馬 電子(あんま でんこ) 15歳
アン馬コーポレーション社長。学校には通っていないが、家庭教師が付いていて大学生並みの学力を持つ。初対面のはずの前戯について、何故かよく知っているようだが…? あと性欲が強い。



 ___そんなわけで、この前も来たラブホテルに、電子と2人でやって来たのであった。

電子「前戯…この私をベッドまで連れ込んだのは、貴様が初めてだ…」

前戯「え、そうなの?」

電子「エレクトロアイズに、ホワイトセイント…その両方に打ち勝った褒美だ。私を、好きにするが良い…」

前戯「えーと…」



安価下1~3でコンマ最大
①普通に2人でいちゃらぶ

②ブラックウィッチも呼んで乱暴に

③魔法罠を駆使して変態的に

④自由記述

前戯「…オレ、エッチはこの前ブラックウィッチとやっただけで、あんまり分かんないけど…んっ」

電子「!? んっ♡」チュ

 電子とチューしちゃったぜ! オレはそのまま、ブラックウィッチにされたみたいに、舌を突っ込んだ。

前戯「れろ…♡」

電子「!!? んぁ、れろぉ…ちゅ…んっ♡」

電子「…っは! き、貴様! だ、大胆すぎるぞ…///」

前戯「えっ!? チューって、こうするもんじゃないのかよ?」

電子「それは、そうだが、だが、いきなりは…」

前戯「じゃあ、やめる?」

電子「! …こ、この程度で臆するものか。もっとだ…ぁむっ♡ ちゅぅっ♡」

 何だかんだで電子もノリノリだぜ!
 今の電子は、パンツ一丁の上からボロボロのコートだけ羽織っている。とっくに前が開いて、意外にあるおっぱいが丸見えだし、パンツはオシッコで、変だけど、なんだかエッチな匂いがするぜ! オレももうイきそうだ!
 ズボンとパンツを脱ぐと、透明な汁が引いた。やべっ、もうザーメンが出てる…

電子「…前戯。これを」スッ

 固くなったオレのチンコを見た電子が、デュエルブレスの中から小さなビニールの袋を差し出した。

前戯「何これ?」

電子「我がアン馬コーポレーション社製の、全サイズ適応コンドームだ…貴様のような粗チンにもフィットし、気持ちよさを損なわない。デュエル後のセックスでの使用を奨励しているのだ!」

前戯「そ、粗チンって言うな! …で、これを開ければいいのか?」ビリッ

 中から出てきたのは、半透明の小さなゴムでできた、丸い何か。

電子「貸せ。家庭教師から習っただけだが…」スッ クルクルクル…

前戯「お、おう…」

 チンコに、ゴムの蓋が被せられたぜ!

電子「立体投影されたモンスターと違い、人間はに、妊娠するから…///」スルッ パサッ

前戯「!」

 電子は、オシッコまみれのパンツを脱ぎ捨てると、ベッドの上に仰向けになり…長い脚を、そっと開いた。

電子「…だが、妊娠させるつもりで…きて///」クパァ

 電子のアソコも、ブラックウィッチみたいにツルツルで、クラスの女子とちょっと似てるぜ! オレはチンコを手で持って、ヌルヌルのアソコに押し付けた。

前戯「っ、うぅ…」ズブブ

電子「っ! いっ、つぅ…!」ビクッ

前戯「っ!? い、痛いのか?」

電子「ば、馬鹿な! 貴様の粗チンが痛いものか…っ! ぐぅっ…」ギュ

 電子が、オレの腕を握ってきた。ぎゅっと目を瞑って、涙が浮かんでいる。

電子「と、止めるな、馬鹿っ…この程度で、臆する男か…っ!」プルプル

前戯「そ、そこまで言うなら…っ!」ググッ

電子「っっっ~~!!」プルプル

 ブラックウィッチの中よりもキツくて、熱いぜ!

前戯「は、はいっ、た…ぜ」

電子「! どうだ…わ、わたしの、腟内は…」

前戯「熱くて、チンコが、きっつい…!」

電子「立体投影されたモンスターの、ちっ、膣とは…違うだろうっ…い゛っ」ビクッ

 やっぱり痛そうだぜ!

電子「えっ、えろっ、エレクトロ、アイズにくらっ、比べたら…ひぐっ、この、程度…んっ」

前戯「…電子ちゃん」

 すると電子は、プルプルしながら小声で言った。

電子「き、す、して…」

前戯「…あ、ああ! ん~…」

電子「ん…」チュ

 チンコがまんこに入ってるから、オレは精一杯背伸びして、電子は精一杯背中を曲げて、やっとチューできたぜ!

前戯「ちゅ…ちゅ…♡」

電子「ん、ちゅぅ…はぁ♡ ん…っ♡」

 夢中でチューしてると、まんこがちょっとだけキツくなくなった! オレは、無意識に腰を前後に、擦り付けるように動かしていた。

前戯「ん…ん…♡」ヘコヘコ

電子「っ! んぁっ♡ …ようやく、貴様のその気になったか…♡」

 実際、さっきのデュエルで、オレはもうイく寸前だぜ! 電子のアソコがキツすぎて、ザーメンが引っ込みかけたけど、もうすぐイっちゃうぜ…!
 腰を振りながら、オレは目の前で揺れる、意外とある電子のおっぱいに吸い付いた。

電子「んおおおっっ!!?」ビクンッ

前戯「い゛っっ!!?」ギュウッ

 また、まんこが締まったぜ! 痛みに、ザーメンが引っ込んでしまった!

電子「ば、馬鹿っ! い、いきなり、吸うなっ///」

前戯「電子ちゃん、これでイったの…?」

電子「…え、エレクトロアイズが…」シドロモドロ

 普段から、あのドラゴンとやりまくってるってことか。道理ですぐイくわけだぜ!

前戯「オレも、もうイきたいぜ! ちょっとまんこ緩めてくれよ…」スリッ スリッ ズブッ

電子「む、無理を言うな! あっ♡」ピク

 腰を擦り付けると、チンコがヌルヌルしてきて、気持ちいいぜ! 電子の中も、何だかんだ慣れてきたみたいだ。

前戯「はぁっ♡ ふぅっ♡ はぁっ♡」ズリッ ズリッ ズリッ

電子「あっ♡ んっt♡ あんっ♡ ぜ、前戯っ♡」ピク ピク

 いつの間にか電子は、脚をオレの腰に巻き付けて、ぎゅっと押さえつけていたぜ! あんまり大きく動けないけど、チンコの根本とまんこの入り口を擦り合わせるのが好きみたいだ。

前戯「はっ、はっ、はっ、はっ♡」ズリッズリッズリッ

電子「んっ♡ んっ♡ んんっ…♡ …ぜ、ぜんぎっ…」ズリュ ビク ビクッ

前戯「んっ♡ はぁっ♡ …で、電子ちゃん、なに…?」

電子「き、貴様は2度、私を負かした…だから、知っているはず…ぁあんっ♡♡」ビクンッ ジュワッ

前戯「なに…いや…『どれ』…?」

 すぐイっちゃうこと? 電撃に弱いこと? おっぱいを見られるくらいは、そんなに恥ずかしくないこと? それとも…

電子「イったら…あ、あっ♡ …がまん、できない…///」プルプル

前戯「…ああ! 分かったぜ!」ズリッ ズリズリィッ

電子「んぁ、あんっ♡♡ ばかっ、き、聞いてたのかっ/// ちょっ…んんっっ♡♡♡」

前戯「オレも、白いオシッコ出るから…一緒だぜ! あっ♡ 出るっ♡♡♡」ビクンッ

前戯「~~~~♡♡♡」ビュルルーッ ビュルーッ

 ザーメンを出しながら、それでも夢中で腰を擦りつけていると、電子もイったぜ!

電子「んんっっっ…♡♡♡」ギュゥゥ

電子「…あ、あ、あっ♡」ビクンッ ジョワァ…

 チンコの根本があったかいぜ!

前戯「…電子ちゃんとのエッチ、気持ちよかったぜ。またしような」

電子「! …馬鹿、私の身体は安くない…」ジョロロロ…

 ベッドの上で、オシッコを漏らしながら言われても、説得力ないぜ!

電子「デュエルで勝てば、また私の身体を好きにさせてやる」

前戯「じゃあ、電子ちゃんが勝ったら?」

電子「その時は、私が貴様の身体を蹂躙するだけだ…♡」

 何だか、変わらない気がするぜ!

 ___翌朝。オレはでっかいアタッシュケースを持って学校に来たぜ!

前戯「ふぅ~…30人分くらいのデッキは、流石に重いぜ!」ドカッ

同級生男1「…!! それ」

同級生女1「あーっ、それ、この前取られたデッキでしょ!?」

前戯「うん…」カパ

ドタドタドタ

「これこれ、俺のアンデッドデッキ!」「これで、登下校のたびに不良に犯されなくて済むわ…」「てか、アン馬の社長に勝ったって、本当かよ!?」「てことは、あの社長と…♡」

塀之外「お、おい!」

前戯「あっ、塀之外君…」

 硬い顔で、こっちを睨みつける塀之外。今日も鋭い顎だぜ! その手に持っているのは、昨日戦ったホワイトセイントデッキかな?

塀之外「お、俺はまだ、負けてねえからな!」

前戯「ん…?」

塀之外「俺はこのデッキを、もっと強くする。そしたら、お前のブラックウィッチデッキとデュエルしろ!」

前戯「…ああ!」

 塀之外は怖いけど、そういうことならいつでもOKだぜ!



 ___放課後。珍しく同級生からいっぱい話しかけられて、デュエルも誘われたけど、断ってオレは家に帰ってきた。

前戯「ただいま」

枯山水「おう、おかえり!」

 この人はオレのじいちゃん、武童 枯山水(むとう かれさんすい)だぜ! オレが物心つく前はカードショップをやってたらしいけど、強盗に入られて売り物を奪われてから、残ってたレアカードも人にあげて店を閉めちゃったらしいぜ!

枯山水「聞いたぞ、アン馬コーポレーションの社長に勝ったそうじゃな」

前戯「! 耳が早いぜ! でも、オレのブラックウィッチはもっと強くなると思うんだ」

枯山水「ふぅむ、そうじゃなぁ…」

 ブラックウィッチ、という言葉に、じいちゃんは遠い目をして頷いた。

前戯「なあ、本当に一枚もカード持ってないの?」

枯山水「ああ、ワシはもう、デュエルに使えるカードは持っておらん」

前戯「じゃあ、おすすめのカードショップとか知らない?」

枯山水「それなら知っておるぞ。まずは…」

 知り合いのカードショップに連絡してもらって、そこに行くことにしたぜ!



安価下コンマ
01~30 チンピラに絡まれた
31~50 特に何も起こらないぜ
51~90 塀之外
91~00 ???



チンピラA「…テメエ! この前の」



前戯「やべっ!」

 アン馬コーポレーション前で絡んできたチンピラの片方だぜ! よりによって、こんな時に出くわさなくてもいいのにな。
 チンピラが鉄パイプを振りかぶる前に、オレは急いでデュエルブレスを起動した!

前戯「暴力反対! デュエルで勝負だ!!」シュバババ

チンピラA「しまっ」シュバババ

 チンピラのデュエルがデッキをシャッフルし、5枚の手札を吐き出した。周囲に立体投影アリーナが出現し、デュエルが始まった! これでもう鉄パイプは使えないぜ。
 そして、デュエルブレスが光っている。どうやら、オレのターンみたいだぜ!

前戯「オレのターン! 手札から『魔女の釜』を守備表示で召喚! 効果でデッキから『魔女との愛の契約』を持ってくるぜ! でも、また発動しないでおくぜ。代わりにカードを1枚セットして、ターンエンド!」

チンピラ「クッソ、モンスターなんて…チンコしゃぶらせたことしなねえよ…ドロー」シュバッ

チンピラ「何したら良いんだよ…何なら使えるんだよ…! じゃあ、手札から『断捨離』を発動! デッキの上から10枚を、一気に墓地に」



『断捨離』魔法カード
自分のデッキの上から10枚を墓地に送る



チンピラ「げぇーっ!? 自分のデッキからかよ!?」シュバババ…

前戯「な、何やってんだ…? でも、自爆したみたいだな!」

チンピラ「ヤバい、ヤバいって! このままじゃ…ん?」

前戯「?」

 何かに気がついたのか、チンピラの目つきが変わったぜ!

チンピラ「…俺は墓地の『絶海の人魚(マーメイド・モータリティ)』を、効果でフィールドに特殊召喚!」



絶海の人魚「♪…」ズモモモモ…

『絶海の人魚(マーメイド・モータリティ)』☆☆☆☆☆
攻1600 守1800 闇属性水族
絶海の底に棲む人魚。現世と冥界を行き来し、その歌は船乗りたちを死の国へいざなう。



 青い肌の…人魚? 上半身には、キラキラしたドレスを着て、綺麗だけど不気味だぜ!

チンピラ「絶海の人魚が召喚されたことにより、フィールドは死の海となる…デッキから『絶命海最終底(オーシャンボトム・モータリティ)』をセットし、発動!」

 辺りが薄暗い海の底みたいに変化した。カード自体も、普通の魔法や罠とは違い場所にセットされた。どうやら、これがフィールド魔法というやつみたいだぜ…



『絶命海最終底(オーシャンボトム・モータリティ)』フィールド魔法
以下の効果は1ターンに付き一度ずつしか発動できない。
①自分デッキの上から3枚ドローし、1枚を手札に加えて残りを墓地に送る。
②『絶海』融合モンスターは、カードの効果を受けない。
③『絶海』モンスターが墓地に送られた時、フィールド上のカード1枚を破壊する。



前戯「…は?」

チンピラ「①の効果で、俺はデッキの上から3枚ドローし…『絶命唱(モータル・シャウト)』を手札に加えて残りを捨てるぜ! そして、デッキから『絶海の衛士(センチネル・モータリティ)』が墓地に送られたことで、フィールドの『絶海の人魚』と融合! 『絶海の唱騎士(コラールナイト・モータリティ)』を召喚!」

前戯「は? …はっ?!」



絶海の人魚「」シュゥゥ

絶海の唱騎士「♪♪…」ズゴゴゴ…

『絶海の唱騎士(コラールナイト・モータリティ)』☆☆☆☆☆☆☆
攻2700 守2700 闇属性戦士族 融合
絶海の城を守る高位の騎士。銛と呪いの歌で戦うぞ。



 人魚が消えて、代わりにタコみたいな下半身の大柄な女が出てきた。人魚と同じ青肌で、枯れたサンゴみたいな白いガントレットを付けて、長い銛を持っている。昆布みたいな長い髪を振り乱して、目とおっぱいに巻き付けているぞ!
 ___そんなことより!

チンピラ「人魚が墓地に送られたことで、絶命海の③の効果で、テメエの伏せカードを破壊するぜ!」

前戯「そ、そんなのアリかよ!?」パリーン

チンピラ「絶海の唱騎士で、魔女の大釜を破壊!」



絶海の唱騎士「♪♪…」ドスッ

魔女の大釜「」パリーン



チンピラ「ケケッ、やってみるもんだなぁ! ターンエンド!」

前戯「で、デタラメが過ぎるぜ…ドロー!」シュバッ

前戯「とにかく、場を整えないと…手札から『ロリオン』を召喚!」



ロリオン「に゛ゃお~!」



前戯「更に魔法カード『魔女との愛の契約』を発動! ロリオンを生贄に、デッキから『ブラックウィッチ』を特殊召喚するぜ!」



ロリオン「に゛ゃぁ…」パリーン

ブラックウィッチ「…♡」シュンッ


前戯「更に、手札から『ガラスの鎧』をブラックウィッチに装備させるぜ!」



ブラックウィッチ「!」ハラリ

 ブラックウィッチの着ている黒いワンピースに、下着の白いレオタードも消え…代わりに、ガラスで出来た胸当てと、Tバックみたいなパンツが装備された。でも、ガラスだから当然、おっぱいもまんこも丸見えだぜ!

ブラックウィッチ「…///」ソワソワ



『ガラスの鎧』装備魔法カード
自分フィールド上のモンスター1体の守備力200ポイント上昇! 闇属性の攻撃が無効!



前戯「最後に、ブラックウィッチの隠された効果で、さっき破壊された『大地の声』を手札に戻して、ターンエンドだ!」

チンピラ「俺のターン、ドロー! …絶命海の①の効果で、デッキから3枚墓地に送り…2枚目の『断捨離』を手札に加え、発動!」シュバババ…

チンピラ「墓地に『絶海の稚魚姫(プリンセス・モータリティ)』と『絶海の真珠貝(パールシェル・モータリティ)』が送られたことで融合! 『絶海(ぜっかい)の真珠姫(プリンセス・パール)』を召喚!」



絶海の真珠姫「♪♪♪~」キラキラ

『絶海(ぜっかい)の真珠姫(プリンセス・パール)』☆☆☆☆☆☆☆
攻2000 守2900 闇属性水族 融合
絶海の城を統べる姫。人魚たちが引きずり込んだ人間たちの中から、結婚相手に相応しい男を探しているという。



前戯「おかしいって! ヤバすぎだって!」

 銀の髪を長く伸ばした、青肌の少女が歌う。色とりどりの鱗がレオタードみたいに並んで身体を覆い、真珠の首飾りとティアラを被っている…けど、それどころじゃないって!

チンピラ「更に『絶海』モンスターが墓地に送られたため、絶命海の③の効果で…」

 言いかけて、チンピラが目を見開いた。すごい悪い顔だぜ。きっと、ろくでもないことを思いついたに違いないぜ…!

チンピラ「…絶命海を破壊!」パリーン

前戯「え?」

 ラッキー…なわけがなかった!

チンピラ「ここで、墓地の『絶海の人魚』を効果で復活させ…デッキから、2枚目の絶命海をセット! こいつは、さっきまでの絶命海とは別のカードなので、また①の効果を発動!」

前戯「」ポカーン

チンピラ「デッキから3枚を墓地に…チッ、絶海モンスターは無いか。『死者蘇生』を手札に加え、残りを捨てる…それから…あっ! 墓地の『絶海の衛士』の効果! フィールド上に『絶海の唱騎士』がいるので、特殊召喚!」



絶海の衛士「♪…」ジャキッ

『絶海の衛士(センチネル・モータリティ)』☆☆☆☆☆
攻1900 守1000 闇属性戦士族
絶海の底を守る前線の兵士。歌は拙いが、性格は凶暴だ。



 クリオネみたいな下半身の幼女だぜ! ぺったんこの青い胸は丸出しで、短い銛を持っている。

チンピラ「そうだなぁ…衛士で、ブラックウィッチを攻撃!」

前戯「えっ?」



前線の衛士「♪」パリーン

ブラックウィッチ「♡」カキン

絶海の衛士「」パリーン



前戯「自爆して…あっ! そうか」

チンピラ「衛士が墓地に送られたことで、フィールドの人魚と融合! 2体目の唱騎士召喚! そして、『絶海』モンスターが墓地に送られたことで…」ニヤァ

チンピラ「___ブラックウィッチを破壊する!」

前戯「ああっ、ブラックウィッチが!」



ブラックウィッチ「…」チラッ



 ブラックウィッチが、ちらりとオレのほうを振り向いて…



ブラックウィッチ「…☆」パチン



 …え、ウインクした? 何か、考えが…



ブラックウィッチ「」パリーン

チンピラ「ギャッハハハハ! つええ! つええぞこのデッキ! これなら、ガキだけじゃなくて『アイツ』にも…」

チンピラ「…手札から『死者蘇生』を発動!」

前戯「なにっ」

チンピラ「蘇らせるのは…テメエのブラックウィッチだ!」



ブラックウィッチ「…」シュンッ



前戯「ぶ…ブラックウィッチ…?」

チンピラ「言ってたよなぁ? 隠された効果…俺は墓地から『断捨離』を回収し、発動するぜ!」シュバババ…

前戯「ま、またかよ…!」

チンピラ「おもしれえよなぁ! カードを捨てれば捨てるほど、俺のフィールドがどんどん強くなってく…このターンで、テメエを捻り潰し」シュババ ブブー

 突然、チンピラのデュエルブレスからエラー音が鳴り響いた。

チンピラ「え…?」

 見ると、チンピラのデッキは残り0枚。…墓地に送られたカードは、9枚。

チンピラ「え、デッキ切れって、じゃあ俺の…のおおおおおおおっっっっ♡♡♡♡♡♡」ガクガクガクンッ ドビュルーッ

 突然、チンピラの身体が痙攣しだした! ズボンの前がじわっと濡れて、変な臭いが漂ってきたぜ!

前戯「…カードの力に溺れたってことか!」

 オレは、チンピラのデュエルブレスから吐き出されたカードを拾った。

前戯「どうせ、これも誰かから奪ったカードなんだろ。電子ちゃんにでも預けておくぜ!」

 ちょっと遅くなりそうだけど、予定通りカードショップには行けそうだぜ! オレは道を急いだ。

 ___カードショップはたくさんのデュエリストで賑わってたぜ!

店主「いらっしゃい。…おや、君が枯山水爺さんの言ってた」

前戯「あ、武童前戯です…」ペコリ

店主「聞いたよ。ドエローズに絡まれてるところを、安馬社長に助けてもらって、仲良くなったって。ブラックウィッチを使うって?」

前戯「あ、あっ、そうです…」

 優しそうだけど、初対面の人と話すのは緊張するぜ!

前戯「あ、あと、ここに来る途中にも、ドエローズに絡まれて…一応、か、勝ったんですけど」バサ

前戯「同じクラスの人のカードみたいに、誰かから無理やり奪ったやつだと思って、拾ってきました…」

店主「ふぅん…」パラ パラ

店主「…うわ、『絶海』かぁ…ブラックウィッチでよく勝ったね?」

前戯「あの、実は相手が、勝手にデッキ切れを起こして…」

店主「ああ、なるほど。それならあり得るか。他人から強奪したから、回し方を知らなかったんだね。『絶海』をまともに回されたら、純ブラックウィッチじゃ絶対に勝てないから…」

前戯「…」

 確かに、チンピラが自滅しなかったら負けてたぜ。でも、ハッキリ「ブラックウィッチじゃ絶対に勝てない」って言われると、ちょっと腹が立つぜ!

店主「でも、工夫次第で勝てるデッキにできるよ。枯山水爺さんには昔世話になったし、デッキを見てあげよう。どういう方向性で強化したい?」



安価下1~5で多数決
①闇属性ビート:ブラックウィッチを中心に、闇属性のサポートに特化する

②魔法使い族ビート:ブラックウィッチを中心に、魔法使い族のサポートに特化する

③魔女バーン:魔法カードやモンスター効果で相手のライフを削り切る

④自由記述

まあ闇属性と魔法使い族は両立はするけど、どっち優先かってレベルで

このレスのコンマが奇数で闇属性、偶数で魔法使い族特化

というわけで、魔法使い族特化ビートデッキにしていくぜ!

こんな汎用どう、テーマとかどう、みたいな案はいつでも受け付けてるぜ!

ちなみに主がOCGに触った当初、最初にエロいと思ったカードがガラスの鎧だぜ!

前戯「でも、やっぱりブラックウィッチを活躍させたいぜ…同じ魔法使い族で、何とかできないですか?」

店主「いい考えだね。魔法使い族には、優秀なサポートカードがたくさんある。特に欠かせないのが…」スッ

前戯「融合モンスター…?」



『葬送の闇装束(フューネラル・オブ・ダーク)』☆☆☆☆☆☆☆☆
攻2900 守3000 闇属性魔法使い族 融合
『ブラックウィッチ』+魔法使い族モンスター1体



店主「ブラックウィッチは、墓地の魔法カードを使い回すのは得意だけど、モンスターが墓地に落ちた時の対処が苦手なんだ。それを補ってくれるのが、このカード」

 描かれているのは、黒いヴェールで顔を隠した、ブラックウィッチによく似た女の子。

店主「他にも、色々あるから見ていくと良いよ。困った時は、またおいで」



 ___次の日! カードが戻ってきたクラスでは、昼休みになるとあちこちでデュエルが始まったぜ! 今まで、電子やチンピラとデュエルしてきたけど、正直言ってデュエルって、勝負が付いた後の方が大変な気がするぜ!



安価下コンマ
01~30 先生「こらー!」
31~50 塀之外「勝負だ!」
51~70 ???「勝負よ!」
71~80 ???「む、武童君…」
81~00 不審者

塀之外「おい、前戯!」

前戯「! 塀之外君…」

塀之外「俺はホワイトセイントを強化してきた。約束通り、お前のブラックウィッチとデュエルだ!!」

 昨日の今日で、早すぎだぜ! でも、強化してきたのはオレも一緒だ!

前戯「丁度良かったぜ。オレもブラックウィッチを強化してきたんだ」

塀之外「関係ねえ、俺が勝つ! ___」



「「デュエル!!」」



このレスのコンマ 塀之外の手札 多いほどラッキー 少ないほど事故
安価下コンマ 前戯の手札 以下同文

シュバババ…

塀之外「! これなら…」

 どうやら、塀之外は手札が良かったみたいだぜ。オレはと言うと…

前戯(『ブラックウィッチ』『融合』『融合』『死者蘇生』『P.P.(プリンセス・プリーステス)トパーズ』…控えめに言って事故ってるぜ)

塀之外「まずは俺のターン! ホワイトセイントを守備表示で召喚!」



ホワイトセイント「…」攻0 守1500



塀之外「ホワイトセイントが場にいることで、手札から『白き聖歌(ホワイトセイント・コラール)』を発動!」



『白き聖歌(ホワイトセイント・コラール)』魔法カード
自分フィールド上に『ホワイトセイント』が存在する時、デッキから『ホワイトセイント』魔法カードを1枚手札に加えることができる。
墓地のこのカードを除外することで、デッキの上から5枚めくり『ホワイトセイント』カードがあれば2枚まで手札に加えることができる。



塀之外「俺が加えるのは…『ホワイトセイントの祈り』! そして発動!」

前戯「ヤバい、最初から決めに来てるぜ!」

塀之外「ホワイトセイントを生贄に、手札から『白き聖楽師(ホワイトセイント・ゴスペル)』を儀式召喚!」



白き聖楽師「♪~」攻400 守3500



塀之外「更に、白き聖楽師の効果で、墓地のホワイトセイントをフィールドに復活させるぜ!」



ホワイトセイント「…」シュンッ

塀之外「最後に、墓地の『白き聖歌』を除外し、デッキを5枚捲る…」ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

塀之外「…くっ、流石に合一(フュージョン)は無いか。だけど、『聖白の証明(ホワイトセイント・プルーフ)』を手札に加え、フィールドにセット! ついでにもう一枚セットしてターンエンドだ!」

前戯「やるな、塀之外君…オレのターン!」シュバッ



安価下コンマ
01~30 さらなる事故
31~50 その場しのぎ
51~90 展開はできる
91~99 場面制圧
   00 1キル



『融合』



前戯「」

前戯「…オレはカードを1枚伏せ、ターンエンド」

塀之外「はあ…? 何だよそれ。ドロー!」シュバッ

塀之外「…じゃあ俺は、フィールドにセットしていた魔法カード『メダル落としゲーム』を発動するぜ!」



『メダル落としゲーム』永続魔法カード
このカードがフィールド上に存在する時、お互いのプレイヤーは1ターンに1度、手札を捨ててサイコロを振ることができる。出た目の数-1枚をデッキからドローできる。



前戯「そうか、手札コストを補うために…!」

塀之外「俺は手札の『白く聖なる紋章(ホワイトセイント・ロザリー)』を捨て、サイコロを振るぜ!」コロコロ…

 デュエルブレスから放たれたサイコロが、床を転がり…



このレスのコンマ
01~17 『1』
18~33 『2』
34~50 『3』
51~67 『4』
68~83 『5』
84~00 『6』

『2』

塀之外「…デッキから1枚ドローするぜ」シュバッ

 捨てた手札と合わせて、プラマイゼロってところだぜ。

塀之外「白き聖楽師で、前戯にダイレクトアタック!」

前戯「やべっ、オレのフィールド上には、モンスターがいないから…」



白き聖楽師「♪~」スクッ スタスタ…



 白き聖楽師が立ち上がり、オレの元へ近寄ってくる。そう言えば、こいつはどうやって攻撃するんだ? 楽器で殴られたら、痛そうだぜ!
 ところが、聖楽師は楽器を持ったまま、オレの耳元に口を寄せ…

白き聖楽師「…ふーっ♡」

前戯「~~~!?」ゾクゾクゾクッ

 耳に、息を吹きかけてきた! ダイレクトアタックって、そういうのかよ!? 思わず鳥肌が立ったぜ!

塀之外「ちっ、攻撃力400じゃ、そんなもんか。ターンエンド!」

前戯「はぁ、はぁっ/// …オレのターン、ドロー!」シュバッ

前戯「とりあえず、動きたい…そのゲーム、オレも使わせてもらうぜ! 手札の『融合』を捨て、サイコロを振る!」コロコロ…



安価下コンマ
01~17 『1』
18~33 『2』
34~50 『3』
51~67 『4』
68~83 『5』
84~00 『6』

塀之外君のコンマは主のレスで判定してるぜ! 今回は>>103だから20だぜ!



『5』

前戯「よしっ! 4枚ドローするぜ!」シュバッシュバッシュバッシュバッ

前戯「…オレは手札からフィールド魔法『宝石姫の輝く聖城』をセット!」



『宝石姫の輝く聖城』フィールド魔法カード
1ターンに1度、手札の『P.P.(プリンセス・プリーステス)』モンスター1体を特殊召喚できる。フィールド上に『P.P.(プリンセス・プリーステス)』モンスターが存在する時、手札の魔法カードを1枚捨ててデッキから魔法使い族モンスター1体を特殊召喚できる。



前戯「オレは手札の『P.P.(プリンセス・プリーステス)トパーズ』を特殊召喚!」



P.P.トパーズ「♪~」キラキラ

『P.P.(プリンセス・プリーステス)トパーズ』☆☆☆☆☆
攻1700 守1700 光属性魔法使い族
宝石の神に使える、神官の姫。楽しいことが大好きで、にぎやかな場所にいつの間にか現れるぞ。



 バレリーナみたいな琥珀色のミニスカートドレスを着て、黄色い宝石の嵌ったティアラを被った、金髪の少女が現れた。ドレスの首から下一直線は丸ごと欠けていて、黒い紐みたいなパンツが丸見えだし、控えめなおっぱいは内側半分がはみ出ちゃってるぜ!

前戯「更に、トパーズがフィールドにいるから、城の効果で手札の『融合』を一枚捨て、デッキから『ブラックウィッチ』を召喚するぜ!」



ブラックウィッチ「…♡」



 ようやく会えたぜ! ずっと手札にいたことはいたけど、ここで生贄召喚するのはもったいないぜ!

前戯「そして…手札の『融合』を発動!」

塀之外「融合3枚素引きしたのかよ!? 事故りすぎだろ!」

前戯「でも、もう関係ないぜ! …オレはフィールドのブラックウィッチとP.P.トパーズを融合させ…『葬送の闇装束(フューネラル・オブ・ダーク)』を召喚する!!」



ズモモモモ…



葬送の闇装束「…」

『葬送の闇装束(フューネラル・オブ・ダーク)』☆☆☆☆☆☆☆☆
攻2900 守3000 闇属性魔法使い族 融合
森の奥で、多くの死を見届けてきた異端の魔女。今やその存在は、現世と冥界の間にあるという。



 フィールドに現れたのは、黒いヴェールで顔を隠した、ブラックウィッチによく似た女の子。スカート丈も長く、重々しい雰囲気が漂っているぜ!

前戯「そして葬送の闇装束の効果で、墓地の闇属性モンスターを復活させる。オレは、ブラックウィッチを呼び戻すぜ!」



ブラックウィッチ「…♡ …?」チラッ

葬送の闇装束「…」



前戯「更に、P.P.トパーズが墓地に送られたことで、デッキから『P.P.』モンスターを1体墓地に送る! オレはデッキから『P.P. オニキス』を墓地に送るぜ!」

前戯「葬送の闇装束で、白き聖楽師を攻撃!」



葬送の闇装束「…」ズモモモモ…ゴウッ

 葬送の闇装束が両手を掲げ、黒い閃光を放つ! が

ホワイトセイント「…///」ピラッ

 突然、ホワイトセイントがドレスの裾を持ち上げ、白いパンツを見せつけてきたぜ!



塀之外「かかったな! 魔法カード『聖白の証明(ホワイトセイント・プルーフ)』を発動!」

前戯「! さっきセットした」



『聖白の証明(ホワイトセイント・プルーフ)』罠カード
自分フィールド上の『ホワイトセイント』モンスターが攻撃対象となった時に発動できる。自分フィールド上の『ホワイトセイント』モンスターの数だけ攻撃を無効化する。



葬送の闇装束「…」ゴゴゴゴゴッ

ホワイトセイント「っ…っ…///」シュゥゥゥ…

 白いパンツに、攻撃が吸収されていく! 黒い閃光を残らず吸い込むと、ホワイトセイントは顔を赤くしながらスカートを下ろした。

前戯「ホワイトセイントの数だけ、ってことは、ブラックウィッチの攻撃も無効化されるってことか…ブラックウィッチの効果で墓地の『融合』を手札に戻し、ターンエンド」

塀之外君が言い間違えてるけど、『聖白の証明』は罠カードだぜ!



塀之外「俺のターン、ドロー! …手札の『白き聖盾(ホワイトセイント・シールド)』を捨て、メダル落としゲームだ!」コロコロ…



このレスのコンマ
01~17 『1』
18~33 『2』
34~50 『3』
51~67 『4』
68~83 『5』
84~00 『6』

『3』

塀之外「よし、2枚ドロー…! 来たぜ! 手札から『白き聖布(ホワイトセイント・クロス)』を守備表示で召喚!」

前戯「やべっ、パンツ!」

塀之外「手札を2枚捨て、デッキから『ホワイトセイントの祈り』『白き聖騎士(ホワイトセイント・ナイト)』を持って来るぜ! そして祈りを発動! ホワイトセイントを生贄に、聖騎士召喚!」



白き聖騎士「…!」ズンッ



塀之外「更に、墓地の『白く聖なる紋章』を除外し、ホワイトセイントを呼び戻す! これで聖騎士の攻撃力は…」



白き聖騎士「…!」攻3100 守2000



 お腹と手足と顔を鎧で覆い、乳首と股間に紋章を貼り付けた女騎士が、塀之外のフィールドに鎮座する! これで、塀之外のフィールドにはモンスターが4体。何て展開力だ…!

塀之外「白き聖騎士で、ブラックウィッチを攻撃!」



白き聖騎士「」ザンッ

ブラックウィッチ「」パリーン



ビリビリビリッ

前戯「うっ、くぅ~っ♡♡」プルプル

塀之外「ターンエンド!」

前戯「お、オレのターン!」シュバッ

前戯「…『葬送の闇装束』の効果で、墓地の『P.P. オニキス』を場に出すぜ」



P.P.オニキス「…」キリッ

『P.P.(プリンセス・プリーステス)オニキス』☆☆☆☆☆
攻2000 守1000 闇属性魔法使い族
宝石の神に仕える、神官の姫。クールでミステリアスで、城下の少女たちの注目の的だ。



 短い黒髪に、黒い石の嵌ったティアラを被った、細身で長身の女の子だ。銀の刺繍がされたぴっちりタイツで、腰回りに短いフリルはあるけど、平べったい胸の先っぽや、お股の割れ目がくっきりだぜ!

前戯「ここで城の効果だ! 手札の『融合』をまた捨て、デッキから『P.P.(プリンセス・プリーステス)サファイア』を召喚!」



P.P.サファイア「…///」キョロキョロ

『P.P.(プリンセス・プリーステス)サファイア』☆☆☆☆
攻800 守1200 水属性魔法使い族
宝石の神に仕える、神官の姫。臆病だが、ピンチの時に底力を発揮するぞ。

 青い極細ハイレグ水着を着た、青髪ショートボブの少女が現れた。例によって青い宝石のティアラを被っているぜ。

前戯「サファイアの効果で、デッキから『P.P.』魔法カードを1枚手札に加えるぜ! オレは、デッキから『虹光大激流(レインボー・ギガ・ストリーム)』を手札に加える」

前戯「最後に、オニキスの効果! このカードが召喚に成功した時、墓地の魔法使い族モンスターを1体、フィールドに蘇生する。呼び出すのは…トパーズ!」



P.P.トパーズ「♪~」キラキラ



前戯「行くぜ! オニキスで、ホワイトセイントを攻撃!」



P.P.オニキス「!!」ゴッ

ホワイトセイント「」パリーン



前戯「サファイアで、白き聖布を攻撃!」



P.P.サファイア「~~~!」ブンブン

白き聖布「」パリーン



前戯「葬送の闇装束で、白き聖楽師を攻撃!!」



葬送の闇装束「…」ゴウッ

白き聖楽師「」パリーン



塀之外「うお、お、くぅぅ~~っっ♡♡♡」プルプル ジワッ

 塀之外が、ダメージに耐えている。先走りで、ズボンの股間がしっとりしてきたぜ!

前戯「最後に、カードを1枚セットして、ターンエンドだぜ!」

塀之外「前戯のくせに、中々やる…が、そのデッキはもうブラックウィッチじゃなくて、P.P.デッキじゃねえのかよ…ドロー!」シュバッ

塀之外「…手札の『バンジーガエル』を捨て、メダル落としだ!」コロコロ



このレスのコンマ
01~17 『1』
18~33 『2』
34~50 『3』
51~67 『4』
68~83 『5』
84~00 『6』

『2』

前戯「1枚ドロー…それで、この状況を覆せるかな?」

塀之外「俺なら、できる…! カードを1枚セット」

塀之外「白き聖騎士で、サファイアを攻撃!」



白き聖騎士「」ザンッ

P.P.サファイア「」パリーン



前戯「っ、ああおおっ♡♡♡」プルプル ビュク

 ヤバい、ちょっと出ちゃったかも知れないぜ!

塀之外「最後に、『バンジーガエル』の効果! 手札から墓地に送られた時、ターンの最後に持ち主の手札に戻る!」シュバッ

塀之外「ターンエンドだ…!」

前戯「ドロー!」シュバッ

前戯(何事も無ければ、葬送の闇装束で聖騎士を破壊、『虹光大激流(レインボー・ギガ・ストリーム)』でトドメ…だけど)

塀之外「…」ジッ

前戯(塀之外君の目は、諦めてない。何か、策があるに違いないぜ! 多分、最後の伏せカード…)

前戯「…葬送の闇装束の効果! 墓地から再び甦れ、ブラックウィッチ!」



ブラックウィッチ「♡」



前戯「場にブラックウィッチがいることにより…手札から『黒・絶・技(ブラック・マジック)』を発動するぜ!」

『黒・絶・技(ブラック・マジック』魔法カード
『ブラックウィッチ』が自分フィールド上にいるとき、相手フィールド上の伏せカードを全て破壊する。



前戯「そのカードは使わせないぜ!」

塀之外「___いいや、使うね! 罠カード『お触り厳禁』発動!!」

前戯「なにっ!?」



『お触り厳禁』罠カード
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、EXデッキから無条件でモンスターを1体召喚できる。



塀之外「俺は、EXデッキから…『白き熾天使(ホワイト・セラフィム)』を降臨させる!!」



白き熾天使「____」攻3900 守4000



「うおおー!」「かっけー!」「えろー!」

塀之外「どうだ、攻撃力3900を、お前は越えられるか!」

前戯(まずいぜ…! 『虹光大激流』は、フィールド上の『P.P.』モンスターの攻撃力を、『P.P.』モンスターの数*300ポイントアップさせる魔法…だけど、今撃っても900ポイント…オニキスでも熾天使を越えられない…! 何か、手は…)

前戯「…!!」ハッ

塀之外「どうだ、前戯…」

前戯「…オレは、P.P.トパーズを生贄に、手札からブラックウィッチを召喚!」



P.P.トパーズ「」シュゥゥゥ

ブラックウィッチ「…♡♡」シュンッ



塀之外「2体目!? ずっと、手札に握ってたってことかよ!?」

前戯「トパーズの効果は、フィールド上のモンスターにも使えるぜ。オレはサファイアを墓地に送る!」



サファイア「」シュゥゥゥ



前戯「そして、城の効果を使うぜ。オレは手札から『虹光大激流』を捨て、デッキからこいつをフィールド上に呼ぶぜ。 ___来い、『黒き見習い魔女(ブラックウィッチ・アプレンティス)』!!」

黒き見習い魔女「」キャピ☆

『黒き見習い魔女(ブラックウィッチ・アプレンティス)』☆☆☆☆☆☆
攻2000 守1800 闇属性魔法使い族
森に棲む魔女のただ一人の弟子。いつか、師の教えと魂を受け継ぐことになる。



 ブラックウィッチと同じ服を着た、茶色い髪の女の子だぜ! 背は低いけど、師匠以上のおっぱいだぜ!!

前戯「見習い魔女は、フィールドと墓地の『ブラックウィッチ』と、『ブラックウィッチ』を素材とする融合モンスターの数だけ攻撃力と守備力が500ずつアップする!」



黒き見習い魔女「☆」攻3500 守3300



塀之外「だけど、まだ3900には…」

前戯「だから、こいつを使うぜ! 魔法カード『受け継がれる魔力』!」



『受け継がれる魔力』魔法カード
自分フィールド上のモンスター1体を指定して発動できる。そのモンスターの攻撃力は墓地の魔法使い族モンスターの数*200ポイントアップする。



前戯「墓地には『P.P.トパーズ』『P.P.サファイア』。つまり、見習い魔女の攻撃力は400ポイントアップするぜ!!」



見習い魔女「☆☆」攻3900



塀之外「な、並んだだと…!?」

前戯「見習い魔女で、熾天使を攻撃! 『黒・性・技・爆・乳・波(ブラック・バーニング)』!!」

黒き見習い魔女「☆☆☆☆☆!!」バリバリバリ ドドーン

白き熾天使「____!!」パリーン

黒き見習い魔女「~~~!!」パリーン



前戯「ありがとう、見習い魔女…! そして、トドメだ! オニキス、葬送の闇装束、そしてブラックウィッチで、塀之外君にダイレクトアタック!!」



ブラックウィッチA「♡」ムニュ

ブラックウィッチB「♡♡」ムニュ

オニキス「…♡」ムギュ

 2人のブラックウィッチが、左右から塀之外を捕まえた。大きいおっぱいで両腕を押さえつけ、押し倒したところで、オニキスが彼の顔に腰を下ろした。タイツ越しに、お股の割れ目を顔に擦り付ける。

塀之外「~~~♡♡♡」プルプル

 更に、そこへ葬送の闇装束が歩み寄り、ズボンを脱がした。

葬送の闇装束「…」ズルッ

塀之外「!」ボロンッ

 既に限界寸前のチンコを前に、黒いヴェールを少し持ち上げ、口を開けた。

葬送の闇装束「ぁ…むっ♡」パクッ

塀之外「~~~~♡♡♡」ビクンビクンッ ビュルルーッ



前戯「…オレの勝ちだぜ!」

「うおおー!」「すげー、前戯やるじゃん!」「武童君かっこいー!」



前戯「…いいデュエルだったぜ! オレも、ギリギリだった」

塀之外「…っ、っ~…」ビクッ ビクッ

 チンコ丸出しで下半身をプルプルさせたまま、塀之外はそっぽを向いた。

塀之外「つ、つぎ、は、勝つからな…!」



 ___放課後。もう帰る時間だけど…



安価下1~3でコンマ最大
①真っ直ぐ帰ろう

②電子ちゃんに会いに行こう

③ドエローズ狩りだぜ

④その他要記述

 この調子で、ドエローズの奴らも倒しに行くぜ!
 街に行こうとすると、塀之外が話しかけてきた。

塀之外「おい前戯! どこに行くんだよ」

前戯「塀之外君…」

 またデュエルか? そう思ったけど、どうやら違うみたいだぜ。

塀之外「もしかして…俺たちからカードを奪った奴らを、ぶっ倒しに行くのか?」

前戯「! 何でそれを」

塀之外「昨日、カードショップに行く途中に見たんだよ。あのチンピラと戦う、前戯の姿を…」

塀之外「…俺も行く! やられっぱなしじゃ嫌だからな」

前戯「よし、分かったぜ!」

 最初に絡まれた時は、相手は2人組だった。また集団で襲われた時のために、仲間がいると心強いぜ!
 そんなわけで、2人で街に繰り出したぜ!



安価下コンマ
01~50 チンピラ
51~80 幹部2人
81~00 ???

前戯「…ん?」

塀之外「あれは…」

 薄暗い路地に、オレたちと同じ学校の制服を着た、一人の女子生徒が入っていこうとしていた。

前戯「おーい、そこは危ないよ!」



???「!」ビクッ



 立ち止まって、振り返ったその顔を見て、塀之外があっと声を上げた。

塀之外「あれ? お前、枕良じゃん」

前戯「あ、本当だ」

 何と、同じクラスの枕良 終(まくら しゅう)だったぜ!

終「あ、ぜ、前戯くん…塀之外くん…」

前戯「何やってるの? こんなところで、一人で…」

終「あの、で、デッキを…」

塀之外「デッキ? カードがどうしたんだ?」

終「この前、前戯くんが取り返してくれた中に、無くて…返してもらおうと思って」

前戯「そ、それは危ないよ!」

 カードを持たずにドエローズに挑んでも、鉄パイプが飛んでくるだけだぜ!

塀之外「それなら、俺たちと一緒に来ると良い。俺たち、人のカードを奪う奴らをぶっ倒しに行くんだ。その中に、枕良のカード奪った奴らもいるかも知れねえからな!」

 そんなわけで、ドエローズ狩りのメンバーに、枕良が加わったぜ!



 結局、その日はドエローズに遭遇せずに帰ってきたぜ。



安価下1~3でコンマ最大
①勉強

②じいちゃんと話す

③モンスターと遊ぶ(意味深)

④自由記述

 ___オレは、デュエルブレスをデバッグモードにした。これで、好きなモンスターを召喚できるぜ!



安価下1~3でコンマ最大 今まで前戯が使ってきたモンスターの中から、1~5体

前戯「ブラックウィッチ召喚!」

シュンッ

ブラックウィッチ「マスタ~♡♡♡」ムギュ

前戯「おわっ!?」バタッ

ブラックウィッチ「んー、ちゅっ♡」

前戯「んご…れろ、んちゅ…♡」

ブラックウィッチ「ちゅぅ、れろぉ、ぇろぉ…んくっ、んっ…っはぁ♡♡ …あら、今日も私一人?」キョロキョロ

前戯「あ、うん…バトルだと、思うようにブラックウィッチを活躍させられなかったから…」

ブラックウィッチ「…マスターったら♡」ギュッ

前戯「んぉっ!?」

ブラックウィッチ「同じデッキにいる限り、私たちの心は一つ。誰が活躍して、誰が役に立たないなんてことは無いわ♡」

前戯「そ、そうか…」

ブラックウィッチ「でも…この前、あの電気女とエッチしてたのは、悲しかったわ」

前戯「!?」

ブラックウィッチ「あなたが、誰のマスターか…しっかりと、思い出してね…♡」



安価下1~3でコンマ最大
①普通に2人でいちゃらぶ

②魔法罠を駆使して変態的に

③自由記述(人員追加はNG)

前戯「もちろん、お前だぜ!」ドサッ

 オレは、ブラックウィッチをベッドに押し倒した! それから、黒いワンピースドレスの胸元に指を掛け、引っ張った。

前戯「それっ…あ、あれ?」グッグッ

 すぐ脱げそうな服なのに、引っ張っても脱げないぜ? ブラックウィッチはくすくす笑いながら、胸元の紐を解いた。

ブラックウィッチ「積極的なのね♡ でも、私たちの服は装備魔法みたいなものだから、カードの効果か、脱ごうと思わないと」シュルー

ブラックウィッチ「…脱げないわ♡」バサッ

前戯「!!」ビンッ

 バトルの時にも見えたけど、ドレスの下は白いレオタード型の下着だぜ! しかも、谷間の出るドレスを邪魔しないように、上は更に短いチューブトップで、おっぱいの上半分はもちろん、ピンク色の始まりまで見えちゃってるぜ!
 オレは、丸出しの谷間に顔を突っ込んだ!

前戯「んーっ♡ んほ、んほほぉ~っ♡♡」スリスリ ムニムニ

ブラックウィッチ「んふふっ、もう夢中ね♡ 母乳薬はいかが?」

前戯「んっ、んん~♡」ムニュムニュ プルンッ

 オレは何も言えず、顔面全部でおっぱいを味わうことしかできない。

ブラックウィッチ「…あっ♡」ポロン

前戯「!! はむっ♡」

 とうとう、下着から乳首が溢れた。オレは、夢中でむしゃぶり付いたぜ!

ブラックウィッチ「もう、マスターったら、本当に赤ちゃんみたい…♡」シュルッ シュルッ ポイポイッ

 ブラックウィッチとは逆に、オレの服は簡単に脱がされてしまったぜ!

前戯「…はっ!?」

 ようやく、自分が脱がされたことに気付いたオレ。

ブラックウィッチ「」ニマニマ

前戯「…ぶ、ブラックウィッチも…脱いで…?」

ブラックウィッチ「じゃあ、マスターが脱がせて♡」

前戯「! …失礼するぜ」ソロッ グイ

ブラックウィッチ「♡」スルー…

 既に丸出しのおっぱいの下から、更に下へと、白いレオタードが引き下ろされていく。初めて見るお腹や、おへそから更に下がって、腰のあたりへ…

ブラックウィッチ「…ん♡」グイ

 ブラックウィッチが膝を立て少し腰を浮かせた。

前戯「っ…」ドキドキ

ブラックウィッチ「♡」スルッ

 レオタードが、ブラックウィッチの脚から抜かれて、とうとう裸になったぜ!

ブラックウィッチ「…どうかしら、マスター♡」

前戯「あ…あ、あ、その、あっ…///」

ブラックウィッチ「こういう時は、『綺麗だよ』って言うのよ♡」

前戯「あっ! きっ…きれっ…い、だ、ぜ…!」ガバッ

ブラックウィッチ「きゃっ♡」

前戯「んっ♡ んちゅ~~~っ♡」

ブラックウィッチ「ちゅる、ちゅっ♡ ちゅぅっ♡」

前戯「んん~っ♡ はぁ、ちゅぅ、んーっ♡♡」ヘコッヘコッ スリッスリッ

ブラックウィッチ「ん、はぁっ♡ マスター…キスもいいけど、そろそろ『こっち』も…♡」クパァ

前戯「!!」

 オレは、カチカチになったチンコを、ブラックウィッチのピンクのアソコに挿れようとして、思い出した。

前戯「そ、そうだ、あのゴムのやつを…」

ブラックウィッチ「マスター。モンスターには、それは要らないわ♡」

前戯「えっ!?」

ブラックウィッチ「そんなことより、早く頂戴…♡」

前戯「! わ、分かったぜ…うっ!」ズブッ

ブラックウィッチ「ぁんっ♡♡」ビクッ

 一瞬で、ブラックウィッチの中に入ってしまったぜ! オレは彼女の腰にしがみついて、夢中でチンコを出し入れした。

前戯「んっ♡ くっ♡ ふぅっ♡ んんっ♡」ズコズコズコズコ

ブラックウィッチ「んっ♡ ん…ふふ…あんっ♡」ナデナデ

 ブラックウィッチは、余裕の表情で、オレの頭を撫でているぜ。

前戯「んっ♡ あっ、あっ♡♡ やば、もう出るっ♡♡」ギュッ

ブラックウィッチ「ええ、いつでも出して♡」キュ

前戯「ああ~~~っ♡♡♡」ビュルルーッ

 ブラックウィッチのまんこがきゅっと締まり、オレはたまらずザーメンが出てしまったぜ!

ブラックウィッチ「あんっ…いっぱい、気持ちいい…♡」

前戯「はぁっ…はっ、はっ、はっ♡」ビュクッ ビュクッ ズンッズンッズンッ

ブラックウィッチ「んっ♡ 射精しながら、一生懸命腰振って…あんっ♡♡♡」ビクンッ

前戯「はぁっ、ブラックウィッチっ♡ あぁっ♡ ブラックウィッチっ♡♡」パチュッパチュッパチュッ

ブラックウィッチ「あっ♡ まだかたっ♡ …あぁんっ♡ あっ、ちょっ♡ ちょっと待っ、てぇっ♡♡♡」ビクビクンッ

前戯「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ ブラックウィッチっ♡ …また出るぅっ♡♡♡♡♡」バチュンッ ビュルルルーッッッ

ブラックウィッチ「ああぁぁっっ♡♡♡♡♡」ビクンッビクンッ



前戯「ぐごー…」

ドンドンドン



「前戯ー、朝ごはんじゃぞー!」



前戯「ん…」ムクリ

前戯「じいちゃん…いまおきる…」ボー

 いつの間に寝たっけ? 寝室にブラックウィッチの姿は無く、ベッドはぐちゃぐちゃだぜ…
 オレは寝ぼけたまま、朝食を食べに階段を降りた。

枯山水「カードデッキは強くなったかのう?」

前戯「うん。前みたいに、ブラックウィッチを活躍させられなかったけど…」

枯山水「ううむ、それは誰でも悩むことじゃなあ。好きなカードで勝とうとすると、最後には好きなカードがデッキから抜けてしまうことがよくある」

前戯「えーっ? それは嫌だぜ」

枯山水「まあ、デュエルは楽しむことが一番じゃ。…この街じゃ、そうも言ってられんこともあるがのぅ…」

枯山水「…ところで、今日は休みじゃけど、この後はどうするんじゃ?」

 そう言えば、今日は週末だったぜ!



安価下1~3でコンマ最大
①ドエローズ狩り

②電子に会いに行く

③デッキの調整

④自由記述



 ___朝ごはんを食べた後、部屋に戻ったオレは、デッキを机の上に広げた。実際に使ってみて分かったこともあるし、もっと色々試してみよう。

前戯「とりあえず、『融合』は3枚もいらないなぁ」

 ブラックウィッチの融合先は『葬送の闇装束』以外にもあり、サブプランとして『P.P.』モンスターの融合にも使えるのだが、この前みたいに手札に固まって来ると困る。

前戯「いる時は、大釜でデッキから持ってくるか…ブラックウィッチは召喚しやすくなったし、墓地にあれば好きに持ってこれるんだけど、そもそもどうやって墓地に…」

前戯「…ん?」チラッ

 机の角に、離しておいたデッキが目に入った。前に倒したチンピラから取った『絶海』デッキだ。どうやら、墓地に送ることで力を発揮するデッキらしい。そう言えば『断捨離』とかいう、デッキからカードを10枚も墓地に送るカードがあったな。

前戯「よし、そうと決まればカードショップだ!」

 オレはデッキをカバンに入れ、例のカードショップに向かった!



安価下コンマ
01~10 枕良が襲われてるぜ!
11~30 変な眼鏡だぜ!
31~50 特に何も起こらないぜ!
51~70 塀之外がいるぜ!
71~80 電子がいるぜ!
81~90 同じクラスの…
91~00 あれは、枕良…?

 ___カードショップに向かっていると、いきなり変なメガネを掛けた少年が、目の前に立ち塞がってきたぜ!

前戯「…あの」

???「フヒ…お前が、チンピラを倒したっていう…」

前戯「いや、勝ったっていうか、あっちが勝手に自滅したっていうか」

???「只者じゃないことは認めてやるよ…ウィヒ、どうだ? お前もドエローズに入らないか? 最初から、幹部待遇にしてやるよ」

前戯「!? じゃあお前もドエローズの…!」

 オレは、デュエルブレスを起動した!

前戯「お断りだぜ!」シュバババ…

???「ウッヒヒヒ、そう言うと思ったよ…!」シュバババ…



インセクト「だけど…ウヒ、この”インセクト姦”が、力づくでお前を分からせてやるのさ…!」

インセクト「僕のターン! 『ちびワーム』を召喚!」



ちびワーム「…」ノソッ

『ちびワーム』☆
攻300 守200 地属性昆虫族
ちびと名は付いているが、芋虫にしては大きいぞ。



前戯「うわっ!? デカいイモムシ!?」

インセクト「ただの芋虫と思っていると、足元を掬われるぞ? カードを1枚セットして、ターンエンド」

前戯「オレのターン、ドロー!」シュバッ

前戯「手札から『P.P.(プリンセス・プリーステス)サファイア』を召喚!」



P.P.サファイア「…!?」オロオロ



前戯「サファイアの効果で、デッキから『宝石姫の輝く聖城』を手札に加え、そのままセット! 城の効果で、手札から『母乳薬』を捨て、デッキから『魔女の大釜』を特殊召喚するぜ!」



魔女の大釜「」ズンッ



前戯「大釜の効果で、デッキから『融合』を手札に加える。そして、サファイアでちびワームを攻撃!」



サファイア「~~~!」ブンブン

ちびワーム「…!」



インセクト「___掛かったね! 罠カード『超硬質の繭』発動!」

前戯「なにっ」

ちびワーム「」シピピピピピ…

繭「」ガッチリ

『超硬質の繭』罠カード
自分フィールド上の『ちびワーム』が攻撃されたとき発動できる。攻撃を無効化し、このカードを『ちびワーム』に装備させる。このカードを装備している限り『ちびワーム』は攻撃できず、攻撃の対象にならない。



前戯「めちゃくちゃピンポイントな効果だぜ…! とりあえずターンエンドだ」

インセクト「ウェへ、僕のターンだ…ドロー」シュバッ

インセクト「じゃあ、僕は手札から『大繁殖』を発動するよ」



『大繁殖』魔法カード
お互いのプレイヤーは手札のレベル4以下の昆虫族モンスターを全て特殊召喚し、残りの手札を全て墓地に送らなければならない。



前戯「な、何だそれ!?」

インセクト「ヒッシシ…僕は手札から『蠅男』『殺人蜂(キラー・ビー)』を召喚し、残りを捨てるよ」

前戯「くっ、昆虫族なんて持ってねえ…全部捨てるしか無いぜ…!」シュバババ



蠅男「」ブブブブブ…

殺人蜂「」ブーン

『蠅男』☆☆
攻500 守100 風属性昆虫族
非人道的研究によって、ハエと合成されてしまった男。素早い動きと不快な羽音で敵を撹乱する。

『殺人蜂(キラー・ビー)』☆☆☆☆
攻1400 守700 風属性昆虫族
巨大な毒針を持つ、極めて凶暴な蜂。群れで獲物に襲いかかるぞ。



インセクト「殺人蜂で、P.P.サファイアを攻撃!」



殺人蜂「」ブーン チクッ

サファイア「~~~!?」パリーン

前戯「ぐぅぅ~っ♡」ビリビリッ

インセクト「僕はこれでターンエンド」

前戯「ど、ドロー…」シュバッ

前戯「手札0枚はキツイぜ…まず、大釜の効果でデッキから『死者蘇生』を手札に加え、そのまま発動! サファイアを復活させるぜ!」



シュンッ

P.P.サファイア「…!?」ビクッ



前戯「サファイアの効果で、デッキから『P.P.』魔法カード…『虹光大激流(レインボー・ギガ・ストリーム)』を手札に加える! サファイアが場にいることで、手札の『熟練した祈り手』を捨て、城の効果を発動! デッキから召喚するのは『P.P.オニキス』だぜ!」



P.P.オニキス「…」キリッ



前戯「オニキスの効果で、墓地の『熟練した祈り手』をフィールドに特殊召喚だ!」



熟練した祈り手「~~」ナムナム

『熟練した祈り手』☆☆☆☆
攻1400 守2000 水属性魔法使い族
雨乞いなどの儀式に精通した老祈祷師。その命が尽きる時、彼の真価が発揮するという。

前戯「オニキスで殺人蜂、祈り手で蠅男を攻撃!」



オニキス「!!」ゴッ

殺人蜂「」パリーン

祈り手「~~!!」キエーッ

蠅男「」パリーン



インセクト「っ、ウェッヒヒッ…」プルプル

前戯「サファイアでダイレクトアタック…したいけど」



繭「」



前戯「…ターンエンドだぜ!」

インセクト「ドローぉ…」シュバッ

インセクト「…カードを一枚伏せ、ターンエンド」

前戯「良い手札が引けなかったのかな? ドロー!」シュバッ

前戯「大釜の効果で、デッキの『魔女との愛の契約』を手札に加え、発動! 祈り手を生贄に、デッキからブラックウィッチを召喚!!」



ブラックウィッチ「…♡」



インセクト「クヒィッ、それがお前のエースモンスターか…!」

前戯「ブラックウィッチの効果で、墓地の『黒・絶・技』を手札に加え、ターンエンドだ!」

インセクト「僕のターン…」シュバッ

インセクト「! …このターンで終わりにしてやるよ」

前戯「何だと!?」

インセクト「手札から『潜行ワーム』を召喚!」



潜行ワーム「…」ニョローン

『潜行ワーム』☆☆
攻300 守220
地中も水中も潜って移動できる、巨大なワーム。



インセクト「潜行ワームは、相手フィールドにモンスターがいてもダイレクトアタックができる…潜行ワームで、ダイレクトアタックだ!」

前戯「え? ちょっ…」



潜行ワーム「」ズボッ

ズズズズズズ…



前戯「待って、あれがダイレクトアタックって、つまり」

ゴゴゴゴ ボゴッ

潜行ワーム「___!!」キシャァァ…

前戯「うわーっ!?」

 でっかいミミズみたいなモンスターが、大口を開けて襲いかかってくる…!!

潜行ワーム「」ドカッ

前戯「いだっ…あれ、思ったほどじゃない…?」

インセクト「」ニヤニヤ

 インセクト姦は、不気味な笑みを浮かべているぜ。潜行ワームが自分のフィールドに戻ると、彼は言った。

インセクト「罠カードオープン! 『神秘の誘蛾灯』!!」



『神秘の誘蛾灯』罠カード
互いのプレイヤーは、デッキから任意の昆虫族モンスターを1枚手札に加える。



前戯「えっ? でもオレ、昆虫族なんて持って…ええっ!?」

 デュエルブレスの一番上のカードが、にゅっと伸びてきたぜ! それを引くと…

前戯「『洗脳蟲ブレインハガー』…? …うわあっ!?」

 見知らぬカードが、手札から勝手にフィールドに召喚された! そして、次の瞬間…



洗脳蟲「___」シュバッ

P.P.オニキス「!?」ベチャ

ブラックウィッチ「!」ベチャ



『寄生虫ブレインハガー』☆☆☆
攻300 守100 闇属性昆虫族
無数の触手と鋭い爪を持つ寄生虫。脳髄に噛みつき、宿主の身体を作り変える。



 うねうね動くでっかい虫が、オニキスとブラックウィッチの顔面に取り憑いた!

インセクト「洗脳蟲ブレインハガーは、ドローされた瞬間に手札から召喚され…自分フィールド上のモンスターを、全て昆虫族に変える!」

前戯「何だって!? …ああっ!」



オニキス「」ガクンッ カクッ

ブラックウィッチ「」カクカクカクッ



インセクト「そして、僕が引いたカード…こいつは、通常召喚ができない…」

前戯「! 繭が」



繭「」パキッ パキパキ…



インセクト「『繭』罠カードを装備して、2ターン以上経過した『ちびワーム』を生贄に捧げることでのみ、召喚できる…」



繭「」パキパキパキ バリーン

 繭が砕け、中から鋭い爪の生えた、長い脚が飛び出してきた。それが2本、3本と増え、そして…



???「…」ゴソッ ズシンッ ズシンッ



 現れたのは、長い脚の生えたクモみたいな下半身を持つ、灰色の肌の女モンスターだった。バキバキの黒い髪を長く伸ばして、顔には目玉が8つもある! おっぱいは大きいけど、乳首もへそも無いぜ! そして、下半身のクモ成分は、びっしりと鋼鉄の鱗に覆われていたぜ!



インセクト「さあ、出番だよ…『鋼蟲女帝―アイアン・エンプレス』!!」

前戯「アイアン・エンプレス…!?」



『鋼蟲女帝―アイアン・エンプレス』☆☆☆☆☆☆☆☆
攻2300 守3500 地属性昆虫族
鋼の繭から羽化した、虫の女王。硬いツメと鋭い牙で敵も味方もバリバリと噛み砕いてしまうぞ。



インセクト「女帝は、食いしん坊でね…フィールド上にいる昆虫族モンスターを、敵も味方も構わず喰っちまうんだ」

前戯「まさか…」

インセクト「ヒッヒャヒャヒャ! アイアン・エンプレスの効果! お前のブラックウィッチを、喰ってやる!!」

前戯「や、やめろー!!」



アイアン・エンプレス「…」ズンッズンッズンッズンッ

ブラックウィッチ「」カクカクカクッ

アイアン・「___!」クワッ

バキッ ボキ ベキッ ガリガリッ



前戯「あ…あああ…」



アイアン・エンプレス「…ゴクリ」攻2800 守4000



前戯「ブラックウィッチー!!」

インセクト「キッハァー! フィールド上の昆虫族モンスターを喰ったことで、アイアン・エンプレスの攻撃力と守備力は500アップする! そして、オニキスを攻撃!」



アイアン・エンプレス「」ザシュ

P.P.オニキス「」パリーン

前戯「許せない…絶対に許さないぞ!!」

インセクト「なぁーに言ってんだ? 僕はルールを守って、正々堂々やってるだけだぞ~??」

前戯「でも、オレはあんなカードはデッキに入れて…はっ!」



潜行ワーム「___!!」キシャァァ…

前戯「うわーっ!?」

潜行ワーム「」ドカッ

インセクト「」ヒュンッ

シュル…



前戯「…もしかして、あの時に…」

インセクト「さぁ? 知らないね~」ニヤニヤ

インセクト「…さあ、サレンダーするなら今のうちだよ? ターンエンド」

前戯「くっ、ドロー…」シュバッ

前戯「…まだだ、まだ諦めないぜ…愛の契約の効果発動! オレは大釜を生贄に、墓地からブラックウィッチを召喚!」



ブラックウィッチ「♡ …!?」

洗脳蟲「」ベチャ



前戯「そして、ブラックウィッチの効果で墓地から『融合』を手札に加え…発動するぜ!」

インセクト「馬鹿な、ブラックウィッチ1体で融合なんて…いや、まさか!」

前戯「ブラックウィッチと…洗脳蟲ブレインハガーで融合! ブラックウィッチのもう一つの姿…『混沌と闇の魔女(ウィッチ・オブ・カオスマスター)』!!」



ズモモモモモ

混沌と闇の魔女「…♡」ズバァァァァン

『混沌と闇の魔女』☆☆☆☆☆☆☆☆
攻3000 守2900 闇属性魔法使い族 融合
『ブラックウィッチ』+闇属性モンスター1体
混沌の力を極めた魔女。邪悪で性的な力を使いこなす。

 ブラックウィッチの背中から、コウモリみたいな羽が生えている。黒いワンピースは脱いで、黒い極細スリングショット水着を着て、太い鎖が身体に巻き付いているぜ。

インセクト「だ、だけど、まだアイアン・エンプレスの方が攻撃力が高い…!」

前戯「これで終わりじゃないぜ! 墓地の『熟練した祈り手』を除外することで、融合モンスターを1体召喚することができる。オレが召喚するのは、『葬送の闇装束』だ!!」



ズモモモモモ

葬送の闇装束「…」



インセクト「うわぁ、ブラックウィッチが増えた!?」

(よく見たら素でアイアンエンプレスの攻撃力上回ってたぜ!)
(だからここから先はバーサーカーソウルだぜ!)

前戯「葬送の闇装束の効果で、墓地のブラックウィッチを特殊召喚!」



ブラックウィッチ「…♡」シュンッ



前戯「最後に、さっき引いた『魔女の杖』を召喚し…『混沌と闇の魔女』の効果発動! このカードの攻撃力は、自分以外のフィールド上の闇属性モンスターの数だけ、200ポイントずつアップする!!」



混沌と闇の魔女「♡」攻3600



インセクト「馬鹿なー!?」

前戯「混沌と闇の魔女で、アイアン・エンプレスを攻撃!!」



混沌と闇の魔女「♡♡♡」ゴゴゴゴゴゴ ズバババーン

アイアン・エンプレス「」パリーン



インセクト「うわああああ~~~♡♡♡」ビクビクビクッ



前戯「トドメだ! ブラックウィッチでダイレクトアタック! 『黒・性・技(ブラック・マジック)』!!」



ブラックウィッチ「♡♡♡」バリバリバリッ



インセクト「あああああ~~~♡♡♡♡」ビクンッビクンッ ビュルルルーッッッ

前戯「オレの勝ちだ…!」

 オレは、デュエルブレスから吐き出された『洗脳蟲ブレインハガー』のカードを、倒れたインセクトの顔に投げつけた。

前戯「こいつはお前に返すぜ!」ペシッ

インセクト「」ビクンッビクンッ

前戯「…! もうこんな時間だ。カードショップに急ぐぜ!」



店主「うーん、『断捨離』は『絶海』みたいに、よっぽど墓地効果が強いテーマじゃないと難しいかなぁ」

前戯「そ、そうなんですか」

店主「何しろ、無差別に10枚も墓地に送っちゃうからねえ。墓地効果が無いカードが殆どのブラックウィッチとは、噛み合わないと思うよ」

店主「でも、欲しいカードを引くには、まず墓地に送ったほうが早いと気付くのは、流石だね。デッキから好きな持ってくる効果は、持ち主や範囲が限られてるからね。どうしても必要なカードは、デッキに3枚までは入れられるけど」

前戯「それでこの前、『融合』が手札に3枚来ちゃって」

店主「あはは、あるあるだね。でも、君のデッキだと2枚は要るんじゃないかな? 融合モンスターを並べる機会もあるだろうし」

前戯「うーん…」

店主「まあ、悩むよねえ。ブラックウィッチは墓地から、魔女の大釜はデッキから持ってこれるわけだし…『P.P.』はモンスター展開には役立つけど、他のテーマの魔法カードはサポートしにくいし」

店主「墓地送り→回収をスムーズにするカードを入れるか、いっそ『断捨離』込で墓地効果が強いテーマを混ぜるのはどうかな?」



安価下1~5で多数決
①墓地送り→回収強化

②墓地利用特化

③もう少しこのままで

④自由記述

前戯「やっぱり…『断捨離』は使ってみたいです」

店主「そうか。それなら、こういうのはどうかな? 闇属性、魔法使い族で、ブラックウィッチとの相性も悪くない」



『ネクロマンスの死織(しおり)』☆☆☆☆☆
攻2000 守2000 闇属性魔法使い族
死霊術師の少女。彼女との思い出は、生涯忘れない。



(5戦くらいしかしてないのにカードのインフレ具合がやば過ぎるぜ)

(話が続くほどエレクトロアイズの重症っぷりが際立つぜ!)

(主が元ネタやってたのはLやXはおろかSすらなかった時代だから、現代の環境の壊れ方は動画とかでしか知らないぜ)

(でもティアrもとい絶海みたいなぶっ壊れテーマにはちゃんとぶっ壊れてる理由があるぜ)

 日曜日だぜ!

枯山水「お店の店主に、良くしてもらってるようじゃのう」

前戯「ああ! 色々教えてもらったり、カードを売ってもらったりしてるぜ」

枯山水「お小遣いが無くならないように、気をつけるんじゃぞ」



安価下1~3でコンマ最大
①勉強

②じいちゃんと話す

③新しいカードの確認

④モンスターと遊ぶ(意味深)

⑤自由記述

前戯「えーと、ここをこうして…」カリカリ

 そろそろ宿題をしないとまずいぜ! オレは机に向かって勉強をしていた。こう見えても、きちんと宿題は期限内に終わらせてるぜ!

前戯「中学校の勉強、いきなり難しくなった気がするぜ…!」



安価下コンマ
01~20 げ、塀之外君
21~50 デュエルブレスが勝手に…?!
51~80 電子ちゃん?
81~00 どうやってここに?

ピンポーン

「はーい?」ドタドタ



前戯「?」

 誰か来たみたいだぜ。枯山水じいちゃんが玄関に行く音がして…それから、誰かが階段を上ってきた。

コンコン ガチャ

枕良「お、おじゃまします…」

前戯「ま、枕良!? どうしてオレの家が分かったんの?」

枕良「あ、あの…調べて」

前戯「へ、へえ…?」

 何だかよく分からないけど、女の子がわざわざ家に来るのは、悪い気はしないぜ!

前戯「! でも、デッキ持ってないんだよね? 大丈夫だった?」

枕良「うん…何とか」

前戯「でも、帰りも大丈夫とは限らないし…そうだ」ゴソゴソ

 オレは、この前チンピラから取り上げたデッキを、枕良に差し出した。

前戯「これ、貸しとくよ」

枕良「良いの…?」

前戯「倒したチンピラから取ったんだ。チンピラは全然使えてなかったし、どうせ誰かから奪ったやつだろうから、良い時に電子ちゃん…アン馬の社長に預けようと思ってたけど。というか、これが枕良のデッキだったりしないの?」

枕良「うーん…」パラパラ

 枕良はデッキの中身を何枚か見て、首を横に振った。

枕良「ううん。私のは『絶海』じゃなかった。でも、これはとても強いデッキだね」

前戯「! ああ、でも使いこなせないと、自滅してしまう…」

前戯「…あ、そうだ。ところで、枕良は何でオレの家に?」

枕良「! そ、その、ドエローズ狩りは、順調かなって…」

前戯「ああ! 昨日も虫モンスターを使う反則野郎を倒したぜ!」

枕良「! インセクトを…あっ、ううん、何でもない! …そっか。前戯くんは強いんだ」

前戯「へへっ…でも、今は真面目に宿題中だぜ」

枕良「そう…」



安価下1~3でコンマ最大
①勉強教えてよ

②デュエルしようぜ

③どんなデッキを持ってたんだ?

④自由記述

前戯「ところで、枕良のもらったデッキって、どんなのだったんだ?」

 それが分からないと、取り返しようがないぜ!

枕良「あ、教えてなかったね…私のデッキは『都市伝説』デッキ」

前戯「都市伝説…?」

枕良「フィールド魔法を次々に張り替えながら、いろんな都市伝説の怪物を召喚して戦うの。特殊勝利を狙うこともできるよ」

前戯「な、何だか怖そうだぜ…!」



安価下コンマ
01~40 例えば…
41~70 エースモンスターは…
71~90 本当に怖いのは…
91~00 これを使って

枕良「例えば…」



『うねうね』☆☆☆
攻0 守0 風属性悪魔族
田園の向こうで蠢く影の正体を理解したものは、正気を失うとされている。

 ___放課後、オレは塀之外と枕良に呼ばれたぜ!

塀之外「前戯! 今日もドエローズ狩りに行くよな!」

枕良「今なら、私も戦えるから…」



安価下1~3でコンマ最大
①ドエローズ討伐

②クラスメートとデュエル訓練

③アン馬コーポレーションに行く

④自由記述

前戯「じゃあ、ドエローズをやっつけに行くぜ!」

塀之外「おう! …でも、どこを探せば良いんだ?」

前戯「うーん、アン馬コーポレーションの前はもう探したし…」

枕良「…」

塀之外「取り敢えず、出てから考えようぜ!」



安価下コンマ
01~20 いないぜ
21~50 懲りないチンピラだぜ!
51~70 お前はインセクト!
71~90 ↑+誰だ!?
91~99 誰だお前ら!?
   00



 ___街を歩いていると、目の前に現れたのは、この前倒したインセクト姦だった!



インセクト「クェーケッケッケ! また会ったね、武童前戯!」

前戯「お前は、インセクト! 懲りずにドエローズの活動かよ!」

塀之外「なにっ!? こいつもドエローズなのか?」

前戯「ああ、しかも幹部クラスっぽいぜ! …しかも、仲間がいるのか…?」



???「ほーん、このガキがインセクトを…」



 ニット帽を被った、目付きの悪い男だぜ! そいつはオレと塀之外、それから枕良を見て、目を細めた。

???「…?」

塀之外「おい! てめぇ、何者だ!」

ダイナソー「インセクトに勝った腕前に免じて、教えたるわ。___ワイはダイナソー…ダイナソー・Car・節句須や!!」

前戯「だ、だいなそー・かーせっ…何て?」

 名前が長いぜ!

ダイナソー「今度はワイの恐竜デッキで、アンタらをいてこましたる!」

インセクト「おいおい、僕のことを忘れてもらっちゃ困るね? …『タッグデュエル』で地区大会優勝の実力、見せてやるよ!!」

塀之外「タッグデュエルだと…!?」

枕良「…2人1チームで戦う、変則デュエル。それぞれのチームは、2人でフィールドゴ墓地と、除外ゾーンを共有する…」

インセクト「前戯! そこの顎か…そこの女か、パートナーを選べよ」

前戯「の、望むところだぜ…!」



安価下1~3で多数決
①塀之外

②枕良

前戯「…じゃあ、枕良!」

枕良「!?」ビクッ

インセクト「!?」

ダイナソー「…?」ジッ

 ビクッとする枕良。それに、インセクトとダイナソーも、何故か変な顔をしているぜ。

前戯「昨日預けたデッキ…使えるか?」

枕良「や、やってみる…」シュバババ…

前戯「よし!」シュバババ…

 デュエルブレスを起動すると、オレは宣言した。

前戯「デュエル!!」



枕良「私から行くね…フィールド魔法『絶命海最終底(オーシャンボトム・モータリティ)』をセット」

ゴゴゴゴゴ…

枕良「効果で、デッキから3枚ドロー…手札に『絶命唱(モータル・シャウト)』を加え、残りのカード…『潜水艇からの通信』そして『絶海の人魚(マーメイド・モータリティ)』を墓地に送る」

インセクト「げえっ、絶海!?」

枕良「人魚が墓地に送られたことで、絶命海の効果…絶命海を破壊」パリーン

枕良「そして、効果で墓地から人魚を特殊召喚」



絶海の人魚「♪…」ズモモモモ…



枕良「人魚が召喚されたから、デッキから絶命海をサーチしてセット。貼り直した絶命海の効果で、また3枚ドロー」

前戯「え、えげつないぜ…」

 今回は味方で良かったぜ!

枕良「…手札には『融合』を加える。墓地には『絶海の真珠貝(パールシェル・モータリティ)』と『断捨離』を送る」

前戯「えっ!? それを送るのか?」

 オレの言葉を無視して、枕良が更に続ける。

枕良「手札から『絶海の稚魚姫(プリンセス・モータリティ)』を通常召喚」



絶海の稚魚姫「♪~ ♪~」キラキラ

『絶海の稚魚姫(プリンセス・モータリティ)』☆☆☆
攻200 守400 闇属性水族
絶海の主となるべく生まれたばかりの、人魚たちの姫。今はまだ非力だ。

 下半身が赤い尾ひれになった少女が、フィールドに現れた!

枕良「手札から『融合』を発動…人魚と、稚魚姫を墓地に送り、『絶海(ぜっかい)の金魚姫(プリンセス・ゴールド)』を召喚」



絶海の人魚「」シュゥゥ
絶海の稚魚姫「」シュゥゥ

絶海の金魚姫「♪♪~」ギラギラギラ…

『絶海(ぜっかい)の金魚姫(プリンセス・ゴールド)』☆☆☆☆☆☆☆
攻2500 守2900 闇属性水族 融合
絶海の人魚たちを統べる姫。黄金の輝きであらゆる海魔を従える。


 今度は、金髪を長く伸ばし、虹色の尾びれを持った美女だ! 豊満なおっぱいは貝殻で覆われているぜ!

枕良「更に。融合召喚のために人魚と稚魚姫が墓地に送られたことで、効果による融合召喚。2体目の金魚姫を」

ダイナソー「させるか! 手札から『お彼岸の幼女』を捨て、効果発動! 墓地効果による特殊召喚を無効化や!」シュバッ

枕良「…チッ、ターンエンド」

前戯「!?」ドキッ

インセクト「お、おヒガキ握ってて良かったぁ…」ブルブル

 枕良が、オレの方を見た。さっき感じた、おっかない雰囲気は、気の所為だったのか…?

枕良「つ、次…前戯君の番。まだ先攻扱いだから、ドローとモンスターによる攻撃はできないから、気をつけて」

前戯「お、おう…」

前戯「まずは…手札から『魔女の大釜』を召喚! 効果で、デッキから『ネクロマンスの日記帳』を手札に加えて、そのまま発動するぜ!」



魔女の大釜『…』ズモモ…

『ネクロマンスの日記帳』永続魔法カード
このカードがフィールド上に存在する限り、『ネクロマンス』罠カードはセットしたターンに発動できる。
1ターンに一度、除外ゾーンにある闇属性魔法使い族モンスターを特殊召喚できる。



インセクト「ネクロマンス…テーマを変えてきたか?」

前戯「手札から罠カードを1枚セットし、そのまま発動! 『ネクロマンス~地球最後の日』!!」



『ネクロマンス~地球最後の日』罠カード
全てのプレイヤーは、手札を全て墓地に送る。その後、デッキまたは墓地から闇属性魔法使い族モンスターを1体特殊召喚できる。



枕良「全ハンデス…」シュバッ

インセクト「チッ、初動札を引いてたか…」シュバッ

ダイナソー「せやけど、自分も手札捨てなあかんのやろ?」

前戯「ああ、その通りだぜ」シュバッ

前戯「だけどその代わり、デッキからこいつを召喚するぜ! 『ネクロマンスの死織』!!」



ズモモモモ…

???「…」ムクリ

死織「…」ニコッ

『ネクロマンスの死織(しおり)』☆☆☆☆☆
攻2000 守2000 闇属性魔法使い族
死霊術師の少女。彼女との思い出は、生涯忘れない。

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