凛「!?!?!」
にこ(誰…!?)
にこ(めっちゃショック受けてるけど、誰…!?)
凛「あ、あはは…にこちゃん、忙しいから、私の事なんてもう…」
にこ「うぇえ!?お、覚えてるわ!えぇ!」
凛「…どちら様、って」
にこ「じょ、冗談よぉ!えぇ!」
にこ(こんな大人っぽいスレンダー美女、私の知り合いに居たかしら…)
にこ(海未…は黒髪の筈)
にこ(他にスレンダーって…)
にこ(凛!?)
にこ(ないない!あの凛がほんの数年でこんな…)
凛「…本当に、覚えてない?」
にこ「うっ…」
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にこ「…えっと、ごめんなさい…」
凛「……もう、にこちゃんったら酷いにゃ!」
にこ「……」
凛「……あ、あはは…」カァ
にこ「…あ、あんた…本当に…?」
凛「…酷いな、にこちゃん」
にこ「ご、ごめん……いや、よく見ると面影は…」オロオロ
凛「私、そんなに老けちゃったかな…」アハハ
にこ「そっ、そんな事ないわよ!綺麗になってて分かんなかったのよ!」
凛「ふふっ……にこちゃん、この後暇かな?」
にこ「え、えぇ…まぁ」
(ラーメン屋)
ラッシャーイ
にこ「…相変わらず、ラーメン好きなのね」
凛「うん、週7で食べてるよ」
にこ「毎日じゃない…体壊すわよ」
凛「大丈夫。学校の体育って、先生もけっこう体動かすんだよ?」
にこ「あぁ…そういえば、オトノキで先生やってるのよね」
凛「うん、だから健康は大丈夫だよ♪」
にこ「運動するのは良いけどねぇ、ちゃんと栄養も摂らないと」
凛「…気をつけます」ムゥ
にこ(今の顔…やっぱり大人になっても凛なのね)ニコ
ヘイオマチー
凛「…」trtr
凛「…んー、おいひぃ!」
にこ「ふふっ…」trtr
凛「あっ…ご、ごめんね」
にこ「…見た目は変わっても、やっぱり変わってないわね」
凛「あはは…つい」
にこ「そういえば、花陽は元気にしてるの?」
凛「うん、かよ…花陽、幼稚園の子たちに大人気らしいよ」
にこ「…花陽?」
凛「う゛っ……」
にこ「かよちんで良いじゃない、その方がアンタ達っぽいわよ?」
凛「…でも…大人になって、かよちんって…」アハハ
にこ「恥ずかしいんだ?」ニコ
凛「…」カァ
にこ「良いじゃない、私なんて去年まで自分の事『にこにー』って呼んでたのよ?」
凛「……ぷっ」
にこ「ぬぁーに笑ってんのよ!」
凛「ご、ごめん…!」
にこ「…ったく」
凛「……ねぇ、にこちゃん」
にこ「…」
凛「…その、どうして…アイドル、引退しちゃったの?」
にこ「…」
凛「にこちゃん、凄い人気だったのに…!」
にこ「アイドルってね、使い捨てなのよ」
凛「…」
にこ「そりゃあ私も、最初はスゴかったのよ?」
にこ「週に20時間寝れない日だってあったし…」
凛「そんなに…」
にこ「でも、アイドルは次から次へと新しい子たちが出てくる」
にこ「私たちがラブライブで優勝した頃より、スクールアイドル活動も盛んになってる」
にこ「1000年に1人の逸材なんかが、毎年どころか数ヶ月単位で出てくるのよ」
凛「…」
にこ「そのうちTV出演のオファーも無くなって…それでもにこにーのファンは、皆ずっとにこにーを応援してくれた」
凛「じゃあ、どうして…」
にこ「…同じ事務所の…その時1番人気だった子がね、スキャンダル起こしちゃったの」
にこ「それで、それほど大きくない事務所だったから…ピンチになっちゃって」
にこ「…脱いでくれ、って言われたの」
凛「…」
にこ「…そんなの、どぅめどぅめどぅめ~!…よ」
凛「…」
にこ「そりゃあ…お金は沢山入るわよ、数ヶ月前まではトップアイドルだったんだから」
凛「うん…」
にこ「…でも、にこにーがやりたい事は、そんな事じゃないから」
にこ「引退して、今はお花屋さんの店員よ」
凛「でも…!それじゃあにこちゃんの夢は」
にこ「いいのよ。形は違っても、お客さんを笑顔にさせる仕事が出来て…今は幸せよ」
凛「…にこちゃん」
にこ「…辛気臭くなっちゃったわね、伸びる前に食べちゃいましょ」trtr
凛「うん…」trtr
凛(にこちゃんならバラエティーに転職も容易だったろうに)
にこ(脱いだらプロフィールのバスト84が嘘だってバレるから辞めるしかないニコ)
矢澤にこのバストは74
おしまい
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