※ご注意です※
キャラ崩壊気味です
まゆとしぶりんがぽんこつです
---地方、営業先にて
カメラマン「はーい愛海ちゃん、いいよいいよー! 最後にとびっきりの笑顔ちょうだい!」
愛海「はーい!」ニコッ
カメラマン「もっと愛海ちゃんらしい笑顔いってみよう! 最高峰のお山を想像して!」
愛海「最高峰のお山…!?」
ホワンホワンホワン
雫『えっ? お山、登りたいんですかー? うーん、いつも頑張ってますしー、良いですよー!』
愛海『天に謝する』
ホワンホワンホワン
愛海「ホハッ、ヤハウェ!」ニッカァァァァ
カメラマン「良いねー良い笑顔! これこそ愛海ちゃん! って感じ!」
モバP(あれ載せて良いのかな…)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1633250477
カメラマン「はい終了ー! お疲れ様!」
愛海「お疲れ様でした! ありがとうございました!」
カメラマン「愛海ちゃんもお疲れ様! 愛海ちゃんはいつも楽しそうだから、撮ってるこっちも楽しくなってくるよ」
愛海「笑う門には福来たるって言いますからね。ふくよかな福を招くためにもいつだって笑顔があたしのモットーですから! うひひ♪」
カメラマン「ハッハッハ! また登山レポート聞かせてくれよ!」
モバP(以下P)「お疲れ様です。本日はありがとうございました」
カメラマン「おお、プロデューサーさんも! こっちこそこんな田舎まで、遠路遥々、ありがとうね」
P「いえ、こうしたお声掛けを頂けるからこそですから。またの機会がありましたら是非」
カメラマン「勿論ですとも。おお、そうだ、そういえば…」ゴソゴソ
P「?」
カメラマン「おお、あったあった」スッ
P「これは…?」
カメラマン「これ、駅前の商店街の福引券なんですがね。この町に来てくれた人に配ってるんです。せっかくですから、貰ってくれませんか」
P「駅前…ああ、あの賑わってた商店街の。良いんですか? ではありがたく」
愛海「カメラマンさん、ありがとね!」
カメラマン「おう! じゃ、我々は撤収しますんで、ここらで」
P「ええ、では我々も。ありがとうございました」
愛海「ありがとうございましたー!」
---その後、駅前の商店街
P「あのカメラマンさんが言ってたのってこの商店街だよなあ」
愛海「どこでやってるんだろうね?」
おっちゃん「おっ、兄ちゃん達、そいつぁウチの福引券だね」
P「お、ってことはここか」
おっちゃん「一等は豪華温泉旅行のペアチケット、二等は地元の名産品詰め合わせセットだ。やってくかい?」
愛海「温泉旅行だって、スゴイね」
P「最近温泉なんか行ってねえなあ…でも二等の詰め合わせもスゴイぞ。すげー美味そうな肉…。やります!」
おっちゃん「よしきた! じゃあ3枚あるから、3回回してくれ!」
愛海「頑張ってよプロデューサー!」
P「よーし、そらっ!」ガラガラガラガラガラ
カラン、カラン、コロコロ……
おっちゃん「……」
愛海「……こ、これって」
P「……マジか」
金色「howdy!」
おっちゃん「おめでとうございま~~~~~す!!!」カランカランカランカラン!!
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---翌日、事務所
ガチャッ
まゆ「おはようございます」
愛海「おはよう…まゆさん」
まゆ「おはよう、愛海ちゃん……?」
まゆ(…あら? 愛海ちゃん、元気が無さそうに見えるけど…どうしたんでしょう?)
ガチャッ
凛「おはようございます」
まゆ「おはようございます、凛ちゃん」
愛海「おはようございます、凛さん」
凛「まゆに愛海、おはよ。早いね、二人共今日は午後からじゃない?」
まゆ「そういう凛ちゃんだって、午前は予定無いはずですよぉ」
凛「ま、どうせ同じ目的なんだろうね。で、プロデューサーは?」
まゆ「それがまだいらっしゃらないようなんです。いつもだったらそろそろ来るはずなのに…」
愛海「プロデューサーなら今日は現場に直行するってさ」
凛「え、そうなの?」
愛海「うん。昨日地方の営業から帰ってくる時に言ってた」
まゆ「がっかり」
凛「ちぇっ」
愛海「あはは……二人共、欲求に素直だね。あたしも人のこと言えないけど」
凛「……ところで、聞いてもいいかな。愛海、なんか元気が無いように見えるけど」
まゆ「そう、まゆも気になってて。どうかしたんですか?」
愛海「それがさ…これ」パサッ
まゆ「これは……温泉旅行の…ペアチケット? どうしてこんなもの…」
愛海「昨日の営業先でね、お礼に商店街の福引券を貰ったの。それでプロデューサーが一等当ててさ。その景品がこれ」
凛「ふーん…え? ってことは愛海、プロデューサーと旅行行くの? プライベートで?」
まゆ「…………ほぉん?」ゴゴゴゴゴゴ
愛海「こ、怖いよまゆさん! そりゃ当然行きたかったよぉ。でも見て、ここの注意書き」
まゆ「えぇと…『なお、ご利用できるのは○月×日~○月△日の二日間のみです』…ですって」
凛「変わってる…っていうか、不便だね。日付が指定されてるなんて」
愛海「そうなの! 何でもその旅館のイベント集客のために配ってるチケットらしくて、そのイベント当日しか使えないみたいで」
まゆ「それで落ち込んでる、っていうことは、愛海ちゃん…」
愛海「そう、あたし、その日お仕事なんです…」
凛「それは……ガッカリだね」
まゆ「まゆが愛海ちゃんの立場だったら、ハチャメチャに凹みますねぇ……」
愛海「でしょー!? これなら二等の特産品詰め合わせの方がよっぽど嬉しかったよぉ…」
まゆ「だとしたら、そのチケットはどうするんですか?」
愛海「さぁねぇ……二枚ともプロデューサーにあげちゃうしかないかなぁ…」
凛「……」チラッ
愛海「ちくしょー! プロデューサーに埋め合わせでHOOTERS連れてってもらうんだから!」
まゆ「それはそれでスキャンダルになりそうな……ん?」
凛「………」チラチラ
まゆ「…凛ちゃん、どうして自分のスケジュールを確認してるんですかぁ?」
凛「えっ!? べ、別に? ただ今日の予定は何だったかなって気になっただけだよ」アセアセ
まゆ「今日の予定は13時からダンスレッスン、16時から次回ライブの打ち合わせ、17時から楽屋で衣装合わせですよぉ」
愛海(なんで把握してるんだろう)
凛「そ、そう? ふーん、ありがと、まゆ」
まゆ「はい♪」
まゆ「………」チラチラ
凛「……とか言いつつ、まゆも自分のスケジュールをチェックしてるように見えるけど」
まゆ「!?」アセアセ
愛海「? どうしたの二人とも…」
まゆ「んんっ!」
まゆ「愛海ちゃん♪」ニコッ
愛海「ひっ! な、なんでしょうかー…?」
まゆ「単刀直入に言いますよぉ」
まゆ「まゆ、○月×日~○月△日はオフです」
愛海「は、はい」
まゆ「そのチケット、譲ってください! お願いします!!」ズサー
凛「!?」
愛海「な、なんて美しい土下座!」
まゆ「愛海ちゃんには、後でしっかり埋め合わせするよう、まゆからもプロデューサーさんにちゃんと言っておきますから!」
凛「ちょ」
愛海「え、ま、まぁ、良いですけど…」
凛「」
まゆ「ほ、ほんとですかぁ!?」
愛海「うん。あたしどっちみち使えないし」
まゆ「やったぁ♪ ありがとうございます、愛海ちゃん♪」
凛「ちょ」
凛「ちょっと待ってよ!」
まゆ「おんやぁ? どうしたんですかぁ? 奇遇にも○月×日~○月△日がオフだった事で一人ニヤニヤしていたクールアイドルの渋谷凛ちゃん」
凛「ず、ずるいよ!」
まゆ「凛ちゃん」
凛「何?」
まゆ「判断が遅い」
凛「」
まゆ「へへーん! 世の中は弱肉強食ですよぉ! 一瞬の判断ミスが命取りなんですよーーーだ!」
凛「こ、このぉ~…!」
愛海(なんか精神年齢下がってない? 二人共)
凛「愛海!」
愛海「ひゃ、ひゃい!」
凛「そのチケット。私に頂戴」
まゆ「」
愛海「え、えーっと…その…」
まゆ「な、何言ってるんですかぁ凛ちゃん! もうこのチケットは売却済ですよぉ!」
凛「勿論、タダでとは言わないよ」
凛「そのチケットをくれるなら、渋谷山への登山を好きなだけ許可する!」
まゆ「な……」
まゆ(なんですってぇ…!?)
まゆ「はっ! 愛海ちゃん!?」
愛海「」
愛海「」
♪BGM:炎/LiSA
僕たちは 燃え盛る 旅の途中で出会い
『言われた通りにお仕事して、このままユニットに選ばれたって、きっと満足できないよ。だからみんなで力を合わせよう。あたしたちが立つステージは、あたしたちの手で作るんだ!』
手を取り そして離した
『あたしたちの進む道は、あたしたちが決めるんだから…行こう、みんな! この手で未来を掴むために!』
未来の為に
『アイドルになってから毎日楽し過ぎるよ! プロデューサー、ありがとう!』
夢が一つ叶うたび 僕は君を想うだろう
『うひ…うひひ…んんもぉおおぉぉお辛抱できなぁーーいっ! 今すぐに、そのお山をいただいちゃうんだからねぇ~♪ こうなったあたしを止める事なんて、誰にも出来ないんだからぁ~♪』
お山揉みたいと願い 泣いた
『これは合法!愛海は子供だから合法!女の子同士でも合法!』
決 意 を 餞 に
まゆ「愛海ちゃん? 愛海ちゃん? 起きてますか?」
愛海「はっ!?」
愛海「いかんいかん、ちょっと走馬灯入ってた」
凛「どうするの、愛海。義理と人情に絆されて、何の見返りもないけちけちまゆにチケットを渡すのか」
まゆ「だ、誰がけちけちまゆですか!」
凛「それとも、その温泉旅行ペアチケットを、『渋谷凛入山許可証』にする、悪魔の錬金術に手を出すのか!」
愛海「……!」
凛「さあ! 決断の場所はここ! 時は今だよ! 愛海!」
愛海「…………まゆさん、ごめん」
まゆ「あ、愛海ちゃん…あなたまさか…!」
愛海「あたしは……あたしの責務を全うしなきゃならない……!」
まゆ(責務ではないと思いますけど)
愛海「被登山者の合意を得てお山に登れるっていうなら…! 合法で山に登れる可能性があるのなら!」
愛海「その“山”を上りに行かない訳にはいかない……!」
愛海「だから、ごめん…まゆさん」
まゆ「…………そうですか」
まゆ「それなら! そのチケットをまゆにくれるなら!」
凛「ま、まさかまゆ…!」
まゆ「佐久間山への登山を許可しますよぉ!」
まゆ「それも一週間、いつでも好きな時に! 好きなだけッ!」
まゆ「お山登り放題のフリーパスッ!」
まゆ「まさにエブリデイドリームですよぉ!!」
凛「なん…だと…!」
凛「はっ! 愛海!?」
愛海「」
愛海「」
♪BGM:炎/LiSA
僕たちは 燃え盛る 旅の途中で出会い
『アイドルにも、お山にも、夢はいっぱい詰まってる! そして、この手は夢を掴むためにある!』
手を取り そして離した
『みんな、覚悟はいい? あたしはずっと前からできてるよ!』
未来の為に
『今までもプロデューサーは道を示してくれただけ。そう、この道を…お山を…アイドルを望んだのはあたしだから!』
夢が一つ叶うたび 僕は君を想うだろう
『ユー・ライク・マウンテーン? イエス! アイ・ライク・マウントクライミング! ワキワーキ! HAHAHA!』
お山揉みたいと願い 泣いた
『これは合法!愛海は子供だから合法!女の子同士でも合法!』
決 意 を 餞 に
凛「……愛海? 大丈夫?」
愛海「はっ! あぶないあぶない、また心に炎を灯してた」
まゆ「それで、愛海ちゃんはどっちを選ぶんですか!」
凛「まゆが一週間登り放題だって言うなら、こっちだって一週間登り放題でいいよ」
まゆ「ならまゆは二週間でもいいですよぉ!」
凛「一ヶ月!」
まゆ「むっ、それならこっちは、乃々ちゃんのも登っていい事にします!」
凛「未央と奈緒もつけるよ!」
まゆ「む~~~~~~!!」
凛「む~~~~~~!!」
愛海(まるで……お山のオークション……!)
愛海(あたしに登ってもらう為に、お山同士が争っている…!)
愛海(ふひひ~~~~!! こんな光景死ぬまでに見れると思ってなかったよ~~~~~!!)
まゆ「愛海ちゃん! まゆのお山か!」
凛「私のお山!」
まゆりん「「どっち!?」」
愛海「うっひょ~~~~~~!!! 選べないよ~~~~!!」
ガチャッ
清良「楽しそうなお話してるわね、愛海ちゃん?」
愛海「」
まゆ「あっ」
凛「あっ」
清良「私も混ぜてくれるかしら?」ニコッ
愛海(お山よ、お山よ、何ゆえにあたしを見捨てるの…?)
♪BGM:炎/LiSA
手を伸ばし 抱き止めた 激しい光の束
愛海「いやちょっ…違うんです清良さん! 今回はホントに! 何も無理強いしてなくて!」
輝いて消えてった
愛海「金券と引き換えに女子高生に登山を要求してる!? 確かに言い方を変えればそうですが!』
未来の為に
愛海「清良さん、あのですね、物事の見方なんてのは一側面でしかないんですよ」
託された幸せと 約束を超えて行く
愛海「清良さん! どうしてゴム手袋を!? まさかその構えは、伝説のナース神拳…!?」
振り返らずに進むから 前だけ向いて叫ぶから
愛海「だっだめェーーーーー!!!」
心 に 炎 を 灯 し て
愛海「あっ…❤」
遠い 未来まで
清良「汝のカルマ救い難し」
清良「全く、事務所の外まで騒ぎ声が聞こえてましたよ」
愛海「ごめんなさい…」ヒクヒク
清良「凛ちゃんもまゆちゃんもです。年頃の女の子が、どんな理由があったって登山許可を出すなんて、そんなことしちゃいけません」
凛「ごめんなさい」
まゆ「ごめんなさい」
清良「このチケットはプロデューサーさんに2枚ともお渡しして、プロデューサーさんに適切に使ってもらいましょう」
愛海「そ、そうだね……最初からそのつもりだったし」
まゆ「ま、まぁ、プロデューサーさんがまゆを誘ってくれればいいだけの話ですよぉ」
凛「ふーん、そんな受け身で良いんだ。私は自分から一緒に行こって言うけどね」
まゆ「むっ」
凛「むむっ」
清良「二人共喧嘩しないの! あくまでプロデューサーさんに判断してもらいますから、二人からその話をするのは禁止!」
まゆりん「はーい……」
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---後日、事務所
P「うーん…」
P(この前愛海と営業行った時に貰った温泉旅行ペアチケット…)
P(愛海はこの日仕事だからいらない、って言ってたけど…どうしようかなぁ)
コソッ
まゆ(プロデューサーさん、チケット見てます…)
凛(プロデューサー、誰を誘うか悩んでる…)
まゆ(ちょっと、押さないでくださいよ凛ちゃん)
凛(まゆが横に大きいから見えないんだよ)
まゆ(はー!? 意味わかりませんよぉ!)
P「この日オフなのは……」チラッ
まゆ「!」
凛「!!」
P「…まゆと、凛か」
まゆ「…」ソワソワ
凛「…」ソワソワ
P(……そうだ、こうしよう)
P「おーい、まゆ、ちょっと良いか?)
まゆ「!!」
凛「!?」
まゆ「はぁい!!」パァァァァァァ
凛「…は?」
凛「はぁっ!?」
P「と、凛も」
まゆ「えっ」
凛「えっ」
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---チケット当日、地方の温泉旅館
まゆ「…………」※with旅行バッグ
凛「…………」※with旅行バッグ
まゆ「……入りましょうか」
凛「……そうだね」
フロント「長旅お疲れ様です。お客様は…2名様ですか?」
凛「はい」
まゆ「はい。予約していた佐久間です」
フロント「お待ちしておりました。チェックインの手配を致しますのでおかけになってお待ち下さい」
まゆ「まさか、プロデューサーさんも今日、お仕事で」
凛「今日オフなのが、私とまゆの二人しか居ないとはね……」
まゆ「…良さそうな旅館ですね」
凛「……そうだね。後で温泉でも入ろっか」
まゆ「……そうですね」
まゆりん「「はぁ……」」
おわり
以上になります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今回過去作とノリが違ってて寒いと思われた方がいたらすみません。
師匠のオイタと清良さんの制裁は、ばいきんまんとアンパンマンというか、一種のコミュニケーションみたいな感じで
清良さんに構ってもらう為にオイタしてる部分があったりすると師匠めっちゃ可愛いなと思います
清良さんもそれを分かってて、手のかかる愛海ちゃんの面倒を見る時間が楽しくて仕方ない、みたいな
後ほどHTML依頼を出してきます。
お目汚し失礼致しました。
このSSまとめへのコメント
今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl