さくら「でも一体どうしたと？」

サキ「ああ、ちょっと気になってな」


サキ「アタシらが休んでる間に、佐賀どころか日本が大変なことになっとるみたいだしな」

愛「ああ、そういややってたわね」

純子「流行り病でしたっけ…すごいことになってましたね」

愛「どこもライブとか中止になって…活動も自粛とかしてるみたいね」

リリィ「リリィ達は大丈夫かなー？」

さくら「いや、私らゾンビけん」

サキ「存在そのものが病原菌みてーなもんやしな！」ｶﾞﾊﾊ

純子「全然笑えないんですけど」

たえ「うあー」

ゆうぎり「ホント…病気とは恐ろしいもんでありんすからなぁ」

リリィ「ああ、ゆぎりんの時代とか大変そうだよね」

ゆうぎり「ええ、ただの風邪でも大事でありんしたよ」


さくら「それで…なんか密？みたいなのがいけないんやっけ？」

愛「そうね、もう握手会とかも難しいかも」

純子（私の時代のやり方…間違ってなかったのかも）

サキ「いやでも…これはチャンスかもしれんぞ」

さくら「え？」

サキ「いやだって今多くのアイドルが活動できんくなっとる…」

サキ「アタシらはゾンビやから最近もウイルスも全く怖くねぇ！」

サキ「これはフランシュシュを売り出す…いや佐賀を救うチャンスなんちゃうんか！？」



愛「ハァ…」

リリィ「サキちゃん、バカなの？」

サキ「あ？ぶっ殺すぞ」

愛「あのね、あまりやりすぎると不謹慎とか叩かれるかもよ」

サキ「うっ…」

さくら「ああ、そのままゾンビィだとバレるかもしれんね…」


愛「ま、全くダメってわけじゃないんだし、ほどほどにやってけばいいんじゃない？」

純子「そうですね」

ﾊﾞｧﾝ!


幸太郎「はよざーーーーーーーーーーっす！！！！！」


純子「ひっ！」ﾋﾞｸッ

愛「ちょっと大口開けて叫ばないでよ、ツバが飛ぶじゃない」

リリィ「マスクくらいつけたらー？」


幸太郎「ハッ、お前らゾンビィに密なんて単語はない！」

幸太郎「むしろ密になってこそのゾンビィじゃろがい！」

ゆうぎり「ああ、確かに」

幸太郎「はいというわけでお前らに自粛なんてありません！」

幸太郎「今日も張り切って仕事行くぞぉ！」

さくら「は、はい！」

愛「…だってさ」

純子「フフッ」

サキ「ま、この方がアタシらっぽいよな！」

リリィ「だよねー」

ゆうぎり「そうでありんすなぁ」

たえ「うあー」

サキ「よーし！今日のフランシュシュ！気合い入れて行くぞ！


5人「おー！！！！！」

たえ「オオオオオオオオオオオオオオッ！！！！！！」


幸太郎「…フッ」

愛「あ、でもあの家にも消毒液とか合った方が…」

幸太郎「お前ら浄化されたいんか？」

純子「ひっ…」


～おわり～