凛「それで、写真は？」

P「データは今パソコンに入ってるけど」

凛「よこせ！」

P「無理だ。あと突拍子もなくキャラ崩壊するな、ビビるから」

凛「……ええと、Never say never……に、誓って……」

P「無理に捻り出さなくていいから。……データは渡せないけど、見るだけならいいぞ」

凛「ふふ、やっと折れてくれたね」

P「いや、見せるだけならいいんだよ。というか見せるつもりだったし。……えーっと……とりあえずティッシュ渡しとくわ」

凛「えっ、……なんで？」

P「鼻血出たとき用だよ」

凛「私がそんな、興奮しすぎて鼻血出すわけが……」

P「……」

凛「え、そんなやばいの」

P「俺はこのお仕事の間で827回死んだ」

凛「ちょっと心の準備させて」

P「御意」

P「まず何から見る？」

凛「えーっと……とりあえず、仕事で撮ったものから」

P「……準備はいいか？」

凛「……すぅ……はぁ…………うん、いいよ。見せて」

P「これだ」ｶﾁ


【ホワイトアウト】森久保乃々（特訓後）
http://imas.gamedbs.jp/cg/image_sp/card/l/677b2cfb9341290c47fb6811685c7fb3.jpg


凛「……え、……え？」

P「めっちゃ可愛いよなこれ」

凛「……うっ」ﾊﾞﾀｯ

P「ああ りん よ しんでしまうとは なさけない」



おわり……？

凛「死んでないから、終わらせないでよプロデューサー」

P「すまんすまん。って口の周りが血まみれだぞ」

凛「ちょっと鼻血が……ティッシュ借りるね」

P「……感想聞いてもいいか？」

凛「尊い」

P「語彙力が低すぎる」

凛「最高だよこれ。乃々の大人らしさと少女らしさ、その両面とも写し出されている。それに雪やアクセサリーが煌いて、幻想的で……この撮影のモチーフにピッタリだよ。"ホワイトアウト"の名を体現していると言っても過言じゃないね。……乃々の全力、見せてもらったよ」

P「いきなり語彙力を高くして延々と喋らないで」

凛「あと足がえっち」

P「語彙力ジェットコースターやめてくれ、怖い。いや、全面的に同意なんだけど」

凛「はぁ……14歳って凄いね。さすが私の乃々だよ」

P「凛は年齢ひとつしか変わらないだろ。あと所有権を主張するな、俺の乃々だ」

凛「譲らないよ。それより、次の画像は？」

P「とりあえず仕事で撮影した写真、ひたすら流していくぞ」ｶﾁ

凛「あ、このアングル、すごく良い。乃々の髪がたなびいていて……」

P「次はこれ」ｶﾁ

凛「ちょっとプロデューサー。私のペースで見せてよ」

P「ああ、すまんすまん。戻す、というかマウス貸すわ」

凛「……ふーん、ドレスこうなってたんだ……」ｶﾁｶﾁ

P「そのドレスのデザインすげえ良いよな。パッと見、大人っぽいデザインなんだけどさ」

凛「うん、頭と腰と手首に大きなリボンがついていたり、随所にレースがあったりして、可愛いらしいよね」ｶﾁ

P「派手なピンク色のドレスなんて今まで着せたことなかったから、実は森久保に合うか不安だったんだよな」

凛「でも、乃々にピッタリだよね、これ。すごくバランスがいい。おとなしさと派手さのバランスが、乃々にちょうど合ってるのかな。こんなのも似合うなんて、やっぱり乃々は凄いよ」

P・凛「「あと腕と足がえっち」」

凛「……あれ？　乃々が遊んでいるときの写真は無いの？」ｶﾁｶﾁ

P「ああ、それはこっちのフォルダに……これだな」ｶﾁｯ


【ホワイトアウト】森久保乃々（特訓前）
http://imas.gamedbs.jp/cg/image_sp/card/l/78fa573c88235b1755433d4cb5b0b241.jpg


凛「……これは、普段の乃々の服装だね。でもゲレンデマジックかな、すごく可愛い。いつも可愛いけどね。これは、ソリで滑る前？」

P「ああ。滑ったときのは、動画に撮ってるぞ」ｶﾁｯ

森久保『ひょえええぇぇぇ！！！　あ、段差、ちょっと、む、むーりぃー！！！！！』

凛「ふふ、すごい急な坂だね。よく滑れたね、乃々」

P「んで、滑り終わった後の写真はこれ」ｶﾁｯ

凛「顔が青くなってる……手加減してやりなよ、プロデューサー」

P「ははは。つい、な。んでこの後、恨みで雪玉をぶつけられた。『おこなんですけど！！　ごりっぷくぼですけど！！』って」

凛「おこ、って……ごりっぷくぼ……可愛い……」

P「って、もうこんな時間か。ちょっと会議に行ってくる」ｶﾞﾀｯ

凛「あ、私もレッスンの時間。続きはまた見せてよ」

P「おう。一緒に雪だるま作った時の写真とかあるぞ」


ｶﾞﾁｬ


…………

ｶﾞｻｺﾞｿ……

森久保「……やっと……机の下から……出られますけど……」

森久保「もりくぼがこんなところにいるとも知らないで……ふたりとも……あ、あんなこと……喋って……」

森久保「恥ずかしすぎて、もう、むーりぃー……」




おわり