異世界に消えた君を探す物語 (4)

季節は春。

君が消えて一年が過ぎた。

僕は今でも君を探している。

あの日この学校の屋上で君は消えた。

僕の目の前で老朽化したフェンスと共に下に落下した。

そして落下の途中で君は消えた、残ったのは老朽化したフェンスだけだった。

君は必ず生きている…絶対に見つけてみせる。

だって僕はまだ君に好きだと伝えていないから…

男「……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1547042287


女母「もう来なくていいわ…あの子の行方が分からなくなったのは君のせいじゃないわよ」

男「…だけど!僕があの日学校見学に誘わなければ…彼女は居なくならなかった!」

男「ごめんなさい!僕のせいで!」

女母「もう…謝らなくていい…」

女母「毎日…毎日…もう…やめて欲しいの…君が悪くないと分かってはいるけど…君の顔を見る度に憎しみが湧いてくる」

男「…あ」

女母「もう来ないで下さい…君もあの子の事は忘れなさい」

男「…ッ」

屋上

男「あんな事を言われたけど…僕は絶対…君探し出す…」

先生「まだ残っていたのか…下校時間はとっくに過ぎてるんだ!帰りなさい」

男「…さようなら」

先生「うん…さようなら」

先生「屋上の鍵を閉めてっと」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom