リーリエ・マオ・スイレン「ちょこっとLOVE」 (31)

ポケモンスクール

ワイワイ

マオ「アローラ!」

アマージョ「ッジョ!」

シェイミ「ミィミィ」

リーリエ「アローラですマオ!」

スイレン「アローラ!マオちゃん……って、おぉ!」キラキラ


ほんのちょこっとなんだけど


スイレン「マオちゃん、その髪型!」

マオ「えへへ////」テレッ


髪型をかえてみた

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1550403134

リーリエ「マオ!それ、この間三人で見た雑誌に載っていたやつではないですか?」

スイレン「うん!みんなでこのヘアスタイル可愛いねって言ってたやつ!」

マオ「ま、まぁ////」テレッ

スイレン「マオちゃん、急にどうしたの?何かあったの?」ワクワク

リーリエ「まさかマオ……恋を…」ワクワク

マオ「そ、そんなんじゃないって!////」

マオ「ただ……なんとなく、ね?」

シェイミ「ミィミィ!」

リーリエ「なんとなく……ですか…」フム

スイレン「……女の子が髪型を変える時は何か理由がある…」ムゥ

スイレン「リーリエ!これは、必要あり!調査の!」ウキウキ

リーリエ「ですね!」ウキウキ

マオ「だ~か~ら~!」

マオ「………てゆーか…その……」モジ

スイレン「マオちゃん、その髪型似合ってる!とっても!」グッ

リーリエ「はい!大人の女性ってカンジでとても素敵です!」ニコッ

マオ「ありがと////」テレッ

アマージョ「ッジョ!」

サトシ「どうしのー?」

ピカチュウ「ピッカー!」

マーマネ「なんだかすっごく盛り上がってるみたいだね!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「サトシ!マーマネ!マオを見てください!」

サトシ、マーマネ「え?」チラッ

スイレン「今日のマオちゃんは………いつもと一味違う!」フフフ

マオ「ちょ、ちょっと二人とも!」

マーマネ「あれ?マオ、髪型変えたの?」

サトシ「おぉー!本当だー!」

リーリエ「ハァ…サトシとマーマネは…」

スイレン「反応薄すぎ…」ハァ

サトシ、マーマネ「えっ!?」ビクッ

マオ「だからいーって!」

サトシ「ま、マオ!その髪型、すっげー似合ってるよ!」

マーマネ「うん!それなら今すぐにでも芸能界にスカウトされちゃうよ!」

マオ「アハハ、ありがとう!」ニコッ

スイレン「サトシにはまだ早かったみたい…そういうの」ハァ

サトシ「ど、どういう意味だよ!」

リーリエ「マーマネ、女の子をホメる時はですね?もっとこう……」クドクド

シロン「コーン!」

マーマネ「えぇ……」

マオ「そんなことないよ!サトシ、マーマネ!ありがと!」ニコッ

ロトム図鑑「マオは大人ロトー」

カキ「ん?」

スイレン「サトシ!女の子は日々、進化してく生き物!ポケモンだけじゃなくて、女の子の些細な変化にも気づいて…」クドクド

サトシ「…………」

ピカチュウ「ピカピ」ポン

リーリエ「マーマネ!どうせさっきのも本かネットで見て借りてきた言葉ですよね?もっとこう…自分の言葉で……」

マーマネ「えぇ……」

カキ「…………朝っぱらから何やってんだあいつら?」

マオ「えーと……なんてゆーか……」アハハ

カキ「……ん?マオ!お前…その髪型……!」ズイッ

マオ「え?」

カキ「…………」ジーッ

マオ「な、なんなのよ…ジーッと見て…」ドキドキ

アマージョ「ッジョ////」

カキ「やっぱりそうだ!この間雑誌を見てホシが可愛い~!って言ってた髪型だ!」

マオ「……へ?ほ、ホシちゃん?」

カキ「そうなんだよ!今度ホシにもその髪型にしてやってくれよ!」

マオ「えーと……」

アマージョ「ッジョ!!」ゲシゲシッ

カキ「いたっ!何で蹴るんだアマージョ!」

アマージョ「ッジョ!!」プンプン

マオ「………」ムスッ

カキ「………?なんだ?何か怒ってるのかマオ?」

マオ「………別に?はいはい、ホシちゃんね?今度やってあげるよ」プイッ

カキ「………」

マオ「………まったく!カキは…ホシちゃんホシちゃんって…」プンプン

カキ「あー、それと」

マオ「なに?まだ何か……」

カキ「似合ってるんじゃないか?その髪型!」

マオ「え?」ドキ

マオ「……な、なによ急に…!!////」カァー

カキ「な、なんでホメたのに怒るんだよ!」


スイレン「あっ、なんだかマオちゃん」

リーリエ「ずいぶんと機嫌が良さそうですね?」クスッ

スイレン「うん!カキのお陰!」ニコッ

サトシ、マーマネ「……………」ズーン

ロトム図鑑「サトシとマーマネはスイレンとリーリエのお説教のお陰でココロがひんし状態ロト」

ピカチュウ「ピカァ」

リーリエの屋敷

ルザミーネ「……え?お買い物に行きたい?」


ほんのちょこっとなんだけど


リーリエ「はい!丁度お兄様も戻ってきていることですし……」

リーリエ「みんなで行きませんか?お買い物!」

シロン「コーン!」

ルザミーネ「………………」


勇気をふりしぼった


ルザミーネ「………うーん…ごめんなさい、リーリエ。お買い物に付き合ってあげたいのは山々なんだけど…これから仕事が…」

リーリエ「そんな……」

ガチャッ

ルザミーネ「!」

グラジオ「リーリエ、いったい何の用だ?」

シルヴァディ「ヴァディ!」

リーリエ「お兄様!」

シロン「コーン!」

グラジオ「なに?買い物?」

リーリエ「はい!そうです!みんなで行きませんか?」

シロン「コーン!」

グラジオ「……悪いなリーリエ。俺はこれからバトルの特訓なんだ」

グラジオ「……すまないが買い物はまた今度にしてくれ。いくぞシルヴァディ」クルッ

シルヴァディ「ヴァディ」クルッ

リーリエ「そんな…お兄様…」

ルザミーネ「………ごめんなさいねリーリエ?ほらこれ」スッ

リーリエ「………これは…」

ルザミーネ「それだけあれば足りるでしょ?それで好きな物を買ってきなさい?」ニコッ

リーリエ「……………」

ルザミーネ「………ジェイムズ!いるかしら?リーリエをショッピングモールまで……」

リーリエ「………そ……そういうことじゃないんです!!!」

シロン「コーン!!!」

ルザミーネ、グラジオ「」ビクッ

ルザミーネ「ど、どうしたのリーリエ?」オロオロ

リーリエ「……お兄様も…お母様も…ぜんっぜん!わかっていません!!」

シロン「コーン!!」

グラジオ「……リーリエ……?」

リーリエ「……たまたまとは言え……せっかくお兄様が家に帰って来ているんですよ…?」

リーリエ「……お母様とお兄様と……みんなでお買い物に行かなくちゃ意味がないんです…」グスッ

グラジオ「……………」

ルザミーネ「リーリエ……」

「お買い物……いいじゃないですか?たまには息抜きも必要ですよ?」ガチャッ

ルザミーネ「!」

ビッケ「……お仕事のことなら今日1日くらい……お任せください」

ビッケ「ザオボーさんに」ニコッ

ザオボー「えぇ!?私にですか?」

リーリエ「ビッケさん…ザオボーさん…」

ルザミーネ「あなたたち……」

ザオボー「……ま、まぁ……仕方ないですね…リーリエ穣ちゃんにまた泣かれては困りますし…」コホン

ザオボー「……後のことは、この…天才ザオボーに任せて行った行った」シッシッ

ビッケ「…と、言うことで~す」ニコッ

リーリエ「お母様!お兄様!」キラキラ

ルザミーネ、グラジオ「……………」

グラジオ「……明日にはここを発つ……今日だけだ…」フッ

ルザミーネ「……ふふっ、仕方ないわね…」クスッ

ルザミーネ「行きましょ」ニコッ

リーリエ「はい!」ニコッ

シロン「コーン!」

ザオボー「やれやれ」

ビッケ「ふふっ」ニコッ

リーリエ(……ほんのちょこっとだけど……前に進んだ気がします…)

リーリエ「えへへ」ニコッ

シロン「コーン!」ニコッ

図書館

サトシ「……うーん…」ペラッ

ピカチュウ「ピカァ」

アセロラ「サトシー!」

ミミたん「キュー」

サトシ「あっ、アセロラー」

アセロラ「何の本読んでるの?」

サトシ「ちょっとスクールの宿題でさー」スッ

アセロラ「辞書?へぇー……サトシが辞書…」クスッ

サトシ「な、何がおかしいんだよー」

アセロラ「んー?サトシに辞書とか、ちょっと似合わないなーと思ってねー?」クスクス

ロトム図鑑「ボクもそう思うロト」

サトシ「うぅ…」

ピカチュウ「ピカピ」ポン

アセロラ「でも……何か調べことなら、ロトムに調べてもらうのはダメなの?」

サトシ「俺もそうしたいのは山々なんだけどさー…」

ロトム図鑑「辞書を使って調べるのも宿題の内ロト!ボクはサトシのため、ココロをオニゴーリにして力は貸さないロト!」

サトシ「そゆこと」ハァ

アセロラ「なるほどねー」

アセロラ「……だったら…」スッ

サトシ「!」

アセロラ「……アセロラが…ほんのちょこっとだけ、手伝ってあげよっか?」ニコッ

ミミたん「キュー」

サトシ「アセロラ…」


ステキな恋愛いたしましょ

>>9
訂正
アセロラ「でも……何か調べことなら、ロトムに調べてもらうのはダメなの?」

アセロラ「でも……何か調べ事なら、ロトムに調べてもらうのはダメなの?」

アセロラ「……で?何を調べるの?」ズイッ

サトシ「……あのさアセロラ…」

アセロラ「んー?」ズイズイ

サトシ「………近くない?」

アセロラ「え?そっかな?」ズイズイ

アセロラ「……あー、まさかサトシ……」

サトシ「?」

アセロラ「テレてるんでしょ?」ニコニコ

サトシ「………そ、そういうんじゃなくて…」

ピカチュウ「ピカァ」

アセロラ「ふふふ、そういうんじゃないんだったらなに?」ズイッ


おやおやもっと刺激の強いのお望みですね?


アセロラ「……ねぇサト……」

「そ~いつ~は」ダダダダ

サトシ、アセロラ「?」

スイレン「困った!!」

ナギサ「イッブイ!」

オシャマリ「シャリ!」

サトシ「いっ!?」ビクッ

アセロラ「スイレン!?」

スイレン「……………」ムギュッ

サトシ「お、おいスイレン!」

アセロラ「無理やり間に入ってこないでよ!」

スイレン「ですね!」ズイッ

ナギサ「イブイ!イブイイブイイブイ!」

サトシ「」ビクッ

スイレン「……ですね?」ズイッ

オシャマリ「シャマリ?シャマリシャマリシャマリ!」

アセロラ「……………」

スイレン「………ふぅ…セーフ」ストン

サトシ、アセロラ(そして当然のように間に入り込んで座った…)

ピカチュウ「ピカ…」

ロトム図鑑「スイレンー!どうしてスイレンがウラウラの図書館にいるロト?」

スイレン「宿題!私も!」

スイレン「………ダメ?」ジトー

アセロラ「い、いや……ダメじゃないよ……」

スイレン「………私、邪魔だった……?」ジトッ

サトシ「じゃ、邪魔なわけないだろ!一緒に宿題しようぜスイレン!」

スイレン「うん!」ニコッ

スイレン「サトシ!辞書、見せてもらっていい?調べたいことあるの、私も」

サトシ「うん、いいよ!」

スイレン「ありがとう!」スッ

スイレン(サトシ……何調べてたんだろ?)ペラッ

スイレン「!」

【恋】

スイレン(こ、恋……?何でサトシが……?)

サトシ「? スイレン?」


恋という字を~ 辞書で引いたぞ~


スイレン(恋…異性に愛情を寄せること、その心。恋愛。)ゴクリ

スイレン(サトシがこんな言葉を……意外…)

ナギサ「イッブイ」

スイレン(サトシが……何でこんな言葉を……ま、まさか…誰か好きな人でも…?)

スイレン「………胸が…イタイ…」ズキッ

サトシ「え!?胸が痛い?大丈夫かスイレン!」

ピカチュウ「ピカ!」

アセロラ「スイレン!体調が悪いんなら、もうお家に帰ってゆっくり休んだ方がいいよ!」

ミミたん「キュー!」

スイレン(き、きっとサトシのこと!コイキングと間違えて調べたんだ!)ブンブン

オシャマリ「シャリー!」ハラハラ

サトシ「スイレン…本当に大丈夫か?」

アセロラ「スイレン…やっぱりお家に帰った方が…」

スイレン(で、でも……もし…この【恋】の相手が…)チラッ

サトシ「?」

スイレン(私だったら……)ゴクリ

スイレン「……………////」カァー

ロトム図鑑「今度はスイレンが真っ赤になったロト」

サトシ「やっぱり体調悪いんじゃないかスイレン?」


あなたの名前、そこに……


スイレン(サトシ……)スッ

アセロラ「す、ストップ!スイレン!」ガシッ

スイレン「」ビクッ

アセロラ「スイレーン!今、辞書に何か書こうとしてなかったー?」ジトー

スイレン「え……?あ、ごめん…」バッ

アセロラ「ダメだよー!これは図書館の辞書なんだからね?」

アセロラ「……で?何を書こうとしてたのかなー?」ジトー

スイレン「そ、その……大事な言葉見つけたから……ペンでマーキングを…」ハラハラ

アセロラ「……ほんと?」ジトー

スイレン「ほ、ほんと!」アセアセ

アセロラ「……とにかく、そんなサトシみたいなことしちゃダメだよスイレン?」ニコッ

ミミたん「キュー」

スイレン「ご、ごめん…サトシみたいなことしちゃって…気を付ける…」

オシャマリ「シャリー」

サトシ「……なんだろ…胸が痛い…」グサッ

ロトム図鑑「サトシ、お家に帰るロト?」

ピカチュウ「ピカピ」ポン

サトシ「大丈夫だよ。それより宿題終わらせなくちゃ!」

ロトム図鑑「ロロ!サトシにしては珍しく勉強やる気ロト!」

ピカチュウ「ピー!」

サトシ「へへっ!このくらいでヘコたれてちゃ、いつまでたってもポケモンマスターになれないからな!」

スイレン「ポケモンマスター…サトシの夢……」

アセロラ「ふふっ、だったら…ゼンリョクで宿題しなくちゃね!」

アセロラ「サトシ、アセロラもサトシのポケモンマスターの夢…ゼンリョクで応援してるよ!」ニコッ

サトシ「サンキュー!アセロラ!」ニッ

ピカチュウ「ピカァ!」

スイレン「私の夢……いつか、オシャマリのバルーンで海の中をお散歩して…海のポケモンと友達になる…」

サトシ、アセロラ「!」

スイレン「それも……世界中の!」ニコッ

オシャマリ「シャリー!」

サトシ「スイレン……」

スイレン「それと……いつかカイオーガも一本釣り!」メラメラメラ

ナギサ「イッブイ!」

アセロラ「おぉ…!スイレンが燃えてる…」

サトシ「……へへっ…だったらさ…」

サトシ「どっちが先に夢を叶えられるか競争しようぜ!スイレン!」

スイレン「競争……」


夢という字を~ 二人で書くぞ~


スイレン「……うん!負けない!」ニコッ

オシャマリ「シャリー!」

サトシ「へへっ!」

ピカチュウ「ピカー!」

サトシ「そういえばさー!アセロラの夢ってなに?」

ピカチュウ「ピカァ?」

アセロラ「んー?アセロラの夢はねー……まずは……」

ワイワイ

アセロラ「……でねー?」

サトシ「へー!アセロラらしいな!」

スイレン(………………そして……きっといつか…)チラッ

サトシ「? スイレン?」

スイレン「……………」

スイレン「な、なんでもない!////」ボフン

サトシ「?」

アセロラ「ふふっ」クスッ

アセロラ「………アセロラのもう一つの夢は……ナイショかな?」ニコッ

ミミたん「キュー」

サトシ「ナイショ??」

アセロラ「……ま、ある意味こっちも…」チラッ

スイレン「……うん、競争!」

ピカチュウ「チュウ」


一人よりも楽しいぞ♪

ママママイダーリン♪

カントー地方


ほんのちょこっとなんだけど


カスミ「よし、スイレンへの手紙完成~!」

コダック「コパァ」

カスミ「あとはこれを送ってっと…」


手紙を送ります~よ

アローラ地方


ほんのちょこっとなんだけど


スイレンの家

スイレンママ「スイレーン!カスミちゃんからの手紙届いてるわよー!」ヒラッ

スイレン「ほんと!?見せて!」バッ

オシャマリ「シャリ!」

スイレンママ「あらあら」クスッ

スイレン「えーと…」ピラッ

ホウ「おねーちゃーん!誰からの手紙~?」

スイ「まさか……ボーイフレンドからのラブレター?」ニヤニヤ

スイレン「ち、違う!サトシからじゃなくて、友達のカスミからの手紙!」

ナギサ「イッブイ!」

スイレン「受け取った手紙は友情の証!」グッ

スイレン「えーと、中身は………」ヒラッ

オシャマリ、ナギサ「」ワクワク

校庭

マーマネ「あのさー、リーリエ…」

リーリエ「? なんですかマーマネ?」

シロン「コン?」

マーマネ「えーっと…その…リーリエって確か、星とか見るの好きだよね?」

リーリエ「星ですか……?はい!大好きです!」ニコッ

マーマネ「!」

リーリエ「私、よくお家の窓から夜空を見上げたりするんですよ!アローラの夜空に煌めく星々はとってもキレイで……」

シロン「コーン!」

リーリエ「……星と言えば……前に宿泊学習で行ったウラウラの天文台!今思い出しても……」

マーマネ「あ、あのさ!実は……」ゴソゴソ

リーリエ「?」

マーマネ「こ、これ!その宿泊学習の時のマーさんから貰ったんだ!プラネタリウムのチケット!」

リーリエ「マーさん……確か…マーマネの従兄のマーレインさんですね!」

マーマネ「うん、そうだよ!良かったら一緒に行かない?」

リーリエ「プラネタリウムですか……論理的結論からいいますと……とても興味があります!」キラキラ

リーリエ「マーマネ!是非、行きましょう!みんなで!」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「あ…いや……」

トゲデマル「マキュ」

リーリエ「?」

マーマネ「そのー……実は、チケット二枚しか無いんだよ………」

リーリエ「二枚……そうなんですか…」

マーマネ「そ、そうなんだよ!だから……みんなにはナイショで二人で……」

リーリエ「でしたら、私はいいので他の誰かを誘ってあげてください!」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「えぇ!?」

リーリエ「」ビクッ

マーマネ「な、なんで!?だってリーリエ!さっき星見たいって!」

リーリエ「は、はい……確かにプラネタリウムには行きたいですが……二枚しかないなら、他の誰かに譲ります」ニコッ

マーマネ「い、いや……でも……」

リーリエ「あっ、サトシはどうですか?サトシならきっと喜んで付き合ってくれると思いますよ?」

マーマネ「い、いや……その……」

リーリエ「?」

トゲデマル「マキュ」ポン

マーマネ「トゲデマル……」

マーマネ(そうだ…勇気を出すなら…ここしかないよ!)グッ


ほらほらもっと素直な思いを


マーマネ「僕は……リーリエと行きたいんだよ…」

リーリエ「………え?」

シロン「コン?」


伝えましょ

マーマネ「そ、その……サトシはこの日は都合が悪いらしいんだよ…」ハハハ

リーリエ「そ、そうなんですか?ではカキ……」

マーマネ「か、カキを誘うんならホシちゃんも誘わなきゃ悪いでしょ?でも、チケットは二枚しか無いし……」

リーリエ「では……」

マーマネ「マオとスイレンもその日は都合が悪いんだってさ!」

リーリエ「そうなんですか……では……」ウーン

マーマネ「うぅ……」

リーリエ「私で良ければ喜んで!」ニコッ

シロン「コーン!」

マーマネ「ほ、本当!?」

リーリエ「はい、本当です!」ニコッ

マーマネ「やったー!」

トゲデマル「マキュキュ!」

リーリエ「ふふっ」ニコッ

リーリエ(マーマネ…さっき……みんなにはナイショとか言ってたじゃないですか)クスッ

マーマネ「? どうしたの?」

リーリエ「なんでもありません!」

リーリエ「……日曜日が楽しみですね?」ニコッ

マーマネ「うん!」

マツリカ「謙虚なあなたが……スキスキダイスキ!……ってね?」カキカキ

アブリボン「リボボーン!」

マーマネ「」ビクッ

リーリエ「マツリカさん…何故ここに?」

マツリカ「絵を描いてた」ニコッ

リーリエ「そ、そうですか……」

シロン「コーン」

マツリカ「……できた!絵のタイトルは……」スッ

マツリカ「美女と野獣!」

マーマネ「どういう意味?」

トゲデマル「マキュ…」

夕方

浜辺

ザザーン

リーリエ「それでですね?お母様とお兄様と一緒に一日中お買い物を……」

シロン「コーン!」

マオ「へぇー!良かったね!リーリエ!」

リーリエ「はい!」ニコッ

スイレン「リーリエ、嬉しそう!すっごく!」ニコッ

リーリエ「……私、思うんです……あの時……」

リーリエ「…………ほんのちょこっとですが……勇気をふりしぼって誘って良かったなって……」

シロン「コーン」

マオ「リーリエ……」

リーリエ「……お母様やお兄様からすれば、単なる私のワガママだったのかもしれません。ですが……」

リーリエ「……ささやかですが…一歩先に進めた気がするんです…」

シロン「コーン!」

スイレン「……そんなことない、絶対に伝わってる!リーリエの思い!」

マオ「うん、そうだよ!」

リーリエ「……はい!」ニコッ

スイレン「家族……私も…たまにはお父さんやお母さん……ホウとスイと一緒にしたいな。お出かけ…」

オシャマリ「シャリー!」

マオ(家族一緒に……か……)


愛という字を~ 思い出す時~


マオ「私も……お父さんやお兄ちゃんと……」

マオ「………………」


家族の顔が先に


マオ(お母さん……)

アマージョ「ッジョ……」


浮かんできたぞ~

リーリエ「マオ……」

スイレン「マオちゃん……」

マオ「……あっ!な、なんでもないよ!」アハハ

マオ(そうだよ……あの時…カプ・レヒレの霧の中でお母さんに会って、言いたいことは言えたんだ!)

マオ(だから……)

アマージョ「ジョ……」

スイレン「……アローラは……みんな家族!」

マオ「……え?」

スイレン「私もリーリエも……アマージョやシェイミもオシャマリやナギサやシロンも…みんなみんな……家族!」

ナギサ「イッブイ!」

マオ「スイレン……」

リーリエ「そうです!サトシやカキ…マーマネもみんな家族です!」

マオ「リーリエ……」

スイレン「ククイ博士やバーネットだって家族!」

リーリエ「……アセロラやハプウ、マツリカさんだって…アローラはみんな家族です!」

マオ「ふふっ」クスッ

スイレン、リーリエ「!」

マオ「アハハ……!そうだね、アローラはみんな家族だよ!」

リーリエ「……はい、そうです」ニコッ

スイレン「……うん!」ニコッ

マオ「……スイレン、リーリエ……」

スイレン、リーリエ「?」

マオ「……ありがとう」

シェイミ「ミィミィ」

アマージョ「ッジョ」ニコッ


ザザーン


ママママイフレンド♪

>>23
訂正
スイレン「ククイ博士やバーネットだって家族!」

スイレン「ククイ博士やバーネット博士だって家族!」

>>23
訂正
スイレン「私もリーリエも……アマージョやシェイミもオシャマリやナギサやシロンも…みんなみんな……家族!」

スイレン「だから…私もリーリエも……アマージョやシェイミもオシャマリやナギサやシロンも…みんなみんな……マオちゃんの家族!」

日曜日

浜辺

ザザーン

サトシ「カスミから手紙?」

スイレン「うん!前に言ったでしょ?私、カスミと文通してるって!」

ナギサ「ブイブイ!」

サトシ「うん、覚えてるよ!そのお陰でカスミやタケシと久々に会えたんだし!」

ピカチュウ「ピッカ!」

サトシ「で、どんなこと書いてたの?」ワクワク

スイレン「カスミ、お礼言ってた!みんなに!」

スイレン「この前のアローラ観光楽しかった!ありがとう。だって!」ニコッ

オシャマリ「シャマ!」

サトシ「へぇー!そっかー」ニコニコ

ロトム図鑑「サトシ。嬉しそうロト!」

サトシ「まーな!」ニコニコ

ピカチュウ「ピカァ!」ニコニコ

スイレン「ふふっ」ニコッ

サトシ「ねぇねぇ!スイレン!そういえばさ!スイレンは手紙でカスミにどんなこと書いてんの?」ワクワク

スイレン「!」

スイレン「サトシ…女の子の手紙は、乙女の秘密がたくさん詰まったふしぎな箱!……その内容が知りたいなんて、デリカシーない!最低」ジトー

サトシ「いっ!?」

ロトム図鑑「これだからサトシは…」

サトシ「い、いや…その……」アセアセ

スイレン「ふふふ、うーそでーす♪」

サトシ「……そういう嘘つくなよー…焦ったじゃん…」

スイレン「……うーん…スクールのこととか、近況とかを報告しあいってカンジ……後は…」

サトシ「あとは?」

スイレン「……サトシの悪口……とか」ニヤッ

サトシ「お、俺の悪口!?」

ピカチュウ「ピカァ!?」

サトシ「う、嘘だよな……?」ダラダラ

スイレン「ふっふっふ…どうでしょ?」

ナギサ「ブイッ!」

サトシ「うぅ…」ガクッ

ロトム図鑑「ドンマイロト。サトシ」

ピカチュウ「ピカ」ポン

スイレン「あっ、それと…今度みんなでまたカントーに来て!って書いてあった」

サトシ「! カントー…」

ロトム図鑑「サトシ。ホームシックロト?」

サトシ「そ、そんなんじゃないよ!」

スイレン「ふふっ」クスッ

ピカチュウ「ピカァ」

サトシ「んー……でも、それもいいな!……なぁ、スイレン」

スイレン「なに?」

サトシ「……またカントーに行こうよ」

サトシ「一緒に!」ニッ

スイレン「……え?」ドキッ

オシャマリ「シャリー……」

スイレン「……い、一緒にって……さ、サトシ…どうしたの?」ドキドキドキ

サトシ「? 嫌なの?」

スイレン「……い、嫌じゃ…ない////」ドキドキドキ

サトシ「へへっ!じゃあさ……またその内行こうぜカントー!」

サトシ「みんなで一緒に!」

スイレン「うん!みんなでカントーに……………みんな?」

サトシ「うん!俺とスイレンとロトム……それにカキとマオとリーリエとマーマネとククイ博士と……」

スイレン(……みんな……まぁ、普通に考えればそっか……)

サトシ「………それに……今度はバーネット博士やアセロラとかハプウも連れてってやりたいなぁ…」

ピカチュウ「ピカァ!」

ナギサ「ブイッ!」

スイレン(………私はてっきり、私と二人きりで行きたいのかと……)ドキドキドキ

スイレン「………………」

スイレン「……シェルダーになりたい…」ガクッ

サトシ「え?」

オシャマリ「シャリ」ポン

スイレン「……でも…」

サトシ「!」

スイレン「……またみんなで一緒に行きたい!カントー!」ニコッ

サトシ「おう!」ニッ

スイレン(そして……いつかはサトシと二人でも…)

サトシ「楽しみだな!スイレン!」

スイレン「…うん!楽しみ!」ニコッ

ワイワイ

ザザーン

ピカチュウ「チュウ!」


愛しい人~……

アイナ食堂

マオ「お客様~?こんな感じでどうでしょうか~?」ニコニコ

ホシ「わぁ~!雑誌とおんなじ髪型だ~!」キラキラ

ホシ「ありがとう!マオちゃん!」

マオ「うん!全然いーよ!」ニコッ

カキ「…完璧な仕上がりだ……!ありがとうマオ!」

マオ「アハハ…まぁ…結構練習したからね?」

アマージョ「ッジョ!」

カキ「ホシ~…似合ってる…可愛いぞぉ~」デレーン

マオ「うん!すっごく可愛いよ!ホシちゃん!」ニコッ

ホシ「えへへ////」テレッ

カキ「……なぁホシ…写真撮ってもいいかな?」ニコニコ

ホシ「仕方ないなぁ、特別だよ?」

カキ「やったぜ!!」ガッツ

ホシ「」ビクッ

マオ「……まったく…カキはどうしようもないね?」クスッ

アマージョ「ッジョ!」クスクス

「アローラー!」ガチャッ

マオ「!」

ハプウ「マオー!頼まれていたポニ大根を持ってきたのじゃー!」

バンバドロ「ドロー!」ドッサリ

カキ「ん?ハプウ?」

ハプウ「おー!カキ!アローラ!久しぶりなのじゃ!」

カキ「なんでハプウが…」

マオ「私がハプウにポニ大根をお願いしてたんだよ!」

マオ「ありがとうハプウ!わざわざポニから配達してもらってごめんねー?」

ハプウ「なんのなんの。これくらいお安いご用なのじゃ!」

ハプウ「……ポニ大根は採れたてをそのまま食べるのが一番美味しいのじゃが……マオの料理に使うのにも最高の素材として活き………」

マオ、ホシ、アマージョ「じーっ」

ハプウ「う、うぉっ!な、なんじゃー!?わらわをジロジロ見て!」

ホシ「……うん、確かに……」キラキラ

マオ「最高の素材だね!」キラキラ

アマージョ「ッジョ!」キラキラ

ハプウ「……へ?」

マオ「マオちゃん美容室へようこそお客様~!」ニコニコ

ハプウ「美容室……?」

マオ「ホシちゃん!アマージョ!ハプウを私の部屋につれてって!」

ホシ「よしきたー!」グッ

ホシ「さぁさぁこちらへ~」ニコニコ

アマージョ「ッジョ!」グイグイ

ハプウ「わわっ……!わらわに何をする気じゃ~!」

ワイワイ キャッキャ

カキ「やれやれ」

シェイミ「ミィ」


All You Need is LOVE…

ウラウラ島

マーマネ「やっぱり女の子よりも先に待ち合わせ場所に来て、待ってるのは男として当然のマナーだよねー!」

トゲデマル「マキュキュ!」

マーマネ「あー…リーリエ早く来ないかなぁ」ソワソワ

「マーマネー!」

マーマネ(!来た!)

リーリエ「遅れてごめんなさーい!」タッタッタ

シロン「コーン!」タッタッタ

マーマネ「大丈夫だよリーリエ!僕も来たところだから!」

マーマネ「それよりもさ!今日のデー……プラネタリウム楽しみだなね!」チラッ

リーリエ「はい!」ニコッ

グラジオ「……………」

マーマネ「………ん?」

グラジオ「……なんだ?」

マーマネ「………あ、あのさ、リーリエ」

リーリエ「はい、なんですかマーマネ?」ニコッ

マーマネ「その……何でグラジオお兄さんもいるの?」ハハハ

グラジオ「いちゃ悪いか?」ギロッ

マーマネ「い、いや……」アハハ

マーマネ(悪いに決まってるよ!)

トゲデマル「マキュ…」

リーリエ「そのー…すみませんマーマネ!実は…お兄様にマーマネと二人でプラネタリウムにいく話をしたら、丁度ウラウラにいるから俺も行くと言い出しまして…」

マーマネ「えぇぇ!?」

グラジオ「なんだ?ダメなのか?」

マーマネ「い、いや…」アハハ

マーマネ(ダメに決まってるよ!空気よんでよ!……あっ、空気よんだからいるのか…)ハァ

マーマネ「……あっ、でもチケットが…」

グラジオ「安心しろ。自腹で購入した」ビッ

マーマネ「そ、そう…」ガクッ

リーリエ「マーマネ!プラネタリウム楽しみですね!レックウ座やキュウコン座はあるでしょうか?」キラキラ

マーマネ「う、うん!きっとあるよ!」

リーリエ「……そうと決まれば早くプラネタリウムに行きましょう!」クルッ

リーリエ「レッツゴー!マーマネ!レッツゴー!お兄様!」ダッ

マーマネ「わわっ!待ってよリーリエー!」ダッ

グラジオ「……リーリエ、子供みたくハシャギやがって」フッ

トゲデマル「マキュキュ」コロコロコロ

タッタッタ


トゲデマル「マル!マル!マルマルマル!!」

シロン「コン!」




おわり

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