ポケモンスクール

．．．．ｼｰﾝ


サトシ「今日は早起きしちゃってスクールに早く来すぎちゃったな。まだ誰もいないや。」

ピカチュウ「ピッカ！」

ﾃｸﾃｸﾃｸ

サトシ「お？誰か来たみたいだ。」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

リーリエ「あれ？　サトシ？　サトシがこんな早く来ているなんて珍しいですね。」

サトシ「アローラ！リーリエ！　何だか朝からワクワクしちゃってさ！じっとしてられなかったんだ！　な！ピカチュウ！」

ピカチュウ「ピッピカチュウ！」

リーリエ「ふふふ。サトシらしいですね。」

シロン「コーン」

サトシ「リーリエも早いじゃん。　もしかしていつもこのくらいに来てんの？」

リーリエ「はい。　論理的結論から言いますと余裕をもって行動する事は大事ですから。」

サトシ「そっか。やっぱリーリエはすごいぜ。」

リーリエ「へ？」

サトシ「だってさ、俺は考えるより先に動いちゃうからリーリエみたいに余裕をもって計画的に動くなんて出来ないし。」

サトシ「旅してた時、そのせいで怪我しちゃう事も多かったんだ。仲間に心配させて怒られた事もあったっけ。」


リーリエ「・・・私はサトシはそのままで良いと思います。いつも全力で。一生懸命で。」

リーリエ「ポケモンと友達が傷つきそうな時は、どんな敵が相手でも、ポケモンに頼れなくても、がむしゃらに助けてくれる。」

リーリエ「・・・そんな勇気のあるサトシが私は好きです。」


サトシ「へへっ。何だか照れくさいや。」

リーリエ「しかしサトシの嫌いな所もあります。」

サトシ「え？　ごめん、俺何かリーリエに嫌な事しちゃったかな？」

リーリエ「・・・そうですね。自分の胸に聞いてみたらどうですか？」

サトシ「そんな事言わずに教えてくれよー。なぁ頼むよ。」ﾊﾗﾊﾗ

リーリエ「ふふっ。冗談です。じゃあ教えてあげますね。」

サトシ「ああ！ちゃんと謝るからさ！」



リーリエ「では言いますが・・・もっと自分の体を大事にして下さい。」

リーリエ「生身の人間なのに、ポケモンの技をみがわりに受けるなんて無茶です。そのうち死んでしまいますよ。」

リーリエ「あのときの事は忘れもしません。。。今もはっきり覚えています。」


・・・・回想中

リーリエの回想


ある日のポケモンスクール

　
ククイ「おまえら～。明日はテストだぞ！しっかり勉強したかー？」

サトシ「やっべー！　最近帰ってからバトルしてそのあとは疲れて寝ちゃってたから出来てないや！」

ククイ「おいおい、たのむよサトシ？」

マーマネ「アハハ、サトシ大丈夫？　ぼくはもうしっかり勉強したから大丈夫だけど。　ねートゲデマル。」

トゲデマル「マチュチュー！」

マオ「私も勉強したよー。食堂の手伝いしながらだったから大変だったけどねー。」

カキ「分かるぜ。俺も配達と牧場の手伝いがあったからな。夜しか勉強できなくておかげで寝不足だ。」

スイレン「私も釣りしてる途中、暇だったからやった。　もうサトシったら言ってくれたら勉強教えたのに。」

リーリエ「私は常日頃から予習復習をかかしませんので、完璧です」

サトシ「なんだよー。勉強出来てないのは俺だけかー。」

サトシ「そうだ！　誰か勉強教えてくれよ！　マラサダ奢るからさー」

ククイ「俺は今日は夜まで仕事があるからなー。誰かいないか？」

マオ「ごめんねー。私も今日は食堂の予約がいっぱいで忙しそうだから家の手伝いしなきゃ。」

アママイコ「アッマーイ」

カキ「俺も今日はホシと遊ぶ約束してるからなー。」

マーマネ「ぼくも今日はお父さんお母さんと一緒に出かけるから無理だよ。　ねートゲデマル。」

ドゲデマル「マチュチュー！」

スイレン(ここで私がサトシに勉強を教えれば好感度アップ間違い無し。断る理由はない。よし家に誘おう！)


リーリエ「私は大丈夫ですよ。友達が困ってるのを放ってはおけません！」


スイレン(えー！？　せっかくサトシと二人きりになれると思ったのに)

スイレン「わ、私も行く。二人で一緒に教えた方が良いでしょ？」

リーリエ「そうですね。では、今日の放課後にお屋敷に来て下さい。息抜きに美味しいお菓子も用意しておきます。」

サトシ「二人ともありがとな！　お菓子楽しみだぜ！」

リーリエ「勉強するのが目的なのを忘れてませんか？」

サトシ「そうだった！お菓子が楽しみすぎて一瞬忘れてたぜ！」

マオ「もうサトシったらー」


みんな＜ｱﾊﾊﾊﾊ

その日の放課後

リーリエのお屋敷



リーリエ「久しぶりに自分で作りましたが、このマカロンは中々の出来ですね。我ながらがんばリーリエしました！」ﾃｷﾊﾟｷ

シロン「コーン」

リーリエ「シロンもそう思いますか。あ、シロン達のポケスイーツもちゃんとありますからね！私のオリジナルレシピです。」

シロン「コン！」

リーリエ「はい。これで準備出来ました。あとは二人を待つだけです。もうそろそろ来る頃でしょうか？」


ｺﾝｺﾝｺﾝ

執事のジェイムズ「失礼しますお嬢様。お友達がお見えになりましたよ。」

サトシ「ジェイムズさん案内ありがとうございます！　あ、リーリエ、お邪魔します！　なんか良い匂いするな！」

スイレン「・・・お邪魔します。」

リーリエ「お二人とも一緒に来られたんですね。」

サトシ「ああ！リーリエん家に向かおうと思って、ドアを開けたらいきなり立っててびっくりしたぜ。　なぁスイレン。」

スイレン「うん。一緒に行こうと思って。」

スイレン(もしサトシだけ先に着いてたらリーリエとサトシが二人きりになってたかもだし。まぁ二人にそんな気はないだろけどね)

＜ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ



？？？「本当にあのサトシとかいうガキはこの屋敷にいるんだろうな。」

ムサシ「え、ええそうです。」

コジロウ「くっ、あなたはもうロケット団を除名されてる。何で俺たちがこんな目に合わなくてはならないんですか。」

？？？「あのガキに復讐するためだ。黙って言う事を聞くんだな。このニャースがどうなっても良いのか？　」

コジロウ「い、いえ・・・」

？？？「どうやらまだ立ち場がはっきり分かってないようだな。　ハッサム、どくどｋ　」

ニャース「ヒッ　や、やめるにゃ。もう痛いのも苦しいのもいやにゃのにゃ・・・」

コジロウ「やめてください！　もう逆らいませんから・・・」

ムサシ「悪いわね、じゃりボーイ・・・　あたしたちもニャースが大事なのよ。」

？？？「ようやくこの時が来た。私の受けた苦しみをあいつにも味合わせてやる。」



？？？「バンギラス　破壊しなさい。」



バンギラス「バーン！！」


ドッカーン！！！！！


ジェイムズ「な、何事ですか！？　うわ！壁に穴が！　ｺﾞﾎｺﾞﾎ」

ﾂﾁｹﾑﾘﾌﾞﾜｰ

サトシ「なんだ？　大丈夫かみんな！」　スイレン「なに！？　なにがおきてるの！」　　リーリエ「ｺﾞﾎ、ｺﾞﾎ！」

？？？「久しぶりだな」

サトシ「お、お前は！」

サトシ「ビシャス・・・なのか？」


ビシャス「そうだ。お前のせいで私は地獄に這いつくばる事になった。セレビィを逃し、組織にも見捨てられ、野望は潰えた。」

ビシャス「国際警察どもに追われ、下水道で汚物に濡れて隠れた事もあった。屈辱の日々の中、復讐だけが私を突き動かしてきた。」

ビシャス「ここでお前を始末すれば私は次に進める。因縁を過去の物とし、セレビィを再び捉えかつての栄光を取り戻すのだ！」


スイレン「どこの誰か知らないけどそんな事はさせない！アシマリ、みずてっぽう！」

ジェイムズ「お嬢様、お逃げください！　オドリドリ、めざめるダンス！」

サトシ「だめだ、二人とも逃げろ！」

アシマリ「アウアウ！」ﾊﾞｼｬｰ！

オドリドリ「ピューイ！」ﾌﾞﾝ！

ビシャス「ふん　バンギラス　蹴散らせ」

バンギラス「バン！！！」


ドス！　グシャ！


アシマリ「ｱ・・ｳ」ﾄﾞｻｯ　オドリドリ「ﾋﾟｭ・・・」ﾄﾞﾁｬｯ

スイレン「アシマリ！？」　

ジェイムズ「ぐっ、レベルが違いすぎる・・・」

サトシ「くそっ、ピカチュウ、十万ボルトだ！」

ピカチュウ「ピーカーチュウウウウ！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

バンギラス「バ、バアン」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ビシャス「調子に乗るな！　バンギラス、じしんだ。」

バンギラス「バアン！」ﾄﾞﾝ！ｸﾞﾗｸﾞﾗ

サトシ「ピカチュウ、でんこうせっかで跳べ！　」

ピカチュウ「ピカ！」ﾋﾟｮﾝ！

ビシャス「何！　避けただと。だが着地した時を狙えば終わりだ！」

サトシ「ピカチュウ、その勢いのまま天井まで飛べ！　天井を蹴って相手にアイアンテールだ！」

ピカチュウ「ピ！」ｼｭﾊﾞｯ　ﾄﾝｯ

ピカチュウ「ピッカッ！！」ブォン！！

ドッッカアン！！

バンギラス「バ、バーン」ﾄﾞｻﾝッ

ジェイムズ「おお！すごい威力だ！でんきタイプのピカチュウがはがねタイプの技であのバンギラスを倒すとは。」

ジェイムズ「いったいサトシくんのピカチュウは何レベルなのでしょうか？」

スイレン「そんな事いってる場合じゃないでしょ！　まだ敵が目の前にいるんだよ。」

コジロウ「やるなー！　じゃりボーイとピカチュウ」

ムサシ「その勢いのままやっちゃってー！」

ニャース「さすがはにゃー達が見込んだだけはあるにゃ！　ｲﾃｯ・・・そのままにゃーの事もこのハッサムから助けて欲しいのにゃぁ」

サトシ「ロケット団！？　お前ら同じ組織のビシャスに力を貸してるのか？　でもだったら何でニャースが捕まってんだ？」

コジロウ「この際だから言うけど、ビシャスはもうロケット団から除名されてるんだ」

ムサシ「それにあたしらにも悪の流儀ってもんがあるから、こいつのやり方は昔から嫌いだったのよね」

ニャース「そうにゃ　そうにゃ　にゃーを人質にして無理やり言う事を聞かせてるのにゃ」


ビシャス「ふん。勝者によって歴史は作られる。何をしようが勝てば良いのだ。勝ったものが正義となるのだから。」

ビシャス「いけ！　ニューラ　ヘルガー」ﾀﾞｰｸﾎﾞｰﾙﾎﾟﾎﾟﾝッ

ニューラ「ニュラ！」

ヘルガー「ヘル！」

サトシ(くそっこのままじゃ2対１だ。まずいぞ。他のポケモンは博士の家に置いてきちゃったし。)

ビシャス「私の言葉の正しさを思い知らせてやる。まずはお前の大切な仲間からだ。」

ビシャス「ニューラ、じじいと青いガキにこおりのつぶて。ヘルガー、白いガキに向かってはかいこうせん。」

ニューラ「ニュラーッ」ﾄﾞｯﾄﾞﾄﾞｯﾄﾞﾄﾞ

サトシ「な！　　ピカチュウ、アイアンテールで氷を弾け！」

サトシ(くそっ、リーリエが間に合わない！　もうこうなったら！)

リーリエ「ヒッ　シ、シロン！」　

シロン「コ、コン」

リーリエは恐怖の中、シロンを必死に胸に抱き寄せた。

サトシ「リーリエふせろ！」ｶﾞﾊﾞｯ

リーリエ「・・え？」

ヘルガー「ヘルァー！！」ｼｭｰﾝ　ｶｯ


ドｯーーーン！！！！


サトシ「あああああああああああ！！！！」

サトシはとっさにリーリエに覆いかぶさり、背中に破壊光線を受けた。

リーリエ「うぅ・・・　いったい何が・・・　　あれ？　サ、サトシ？」

リーリエが恐怖で閉じていた瞳を開くと、目の前にはサトシがいた。

サトシ「だっ・・・だ・・いじょ・・うぶ・・・・か　　リー・・・・リ・・・、シロ・・・・」

リーリエ「サトシ！　まさか私達をかばったのですか！？」


サトシ「・・・・」


スイレン「サトシ・・・？　サトシ！！サトシ！！！！　　ねぇ返事してよ！！」

リーリエ「サトシ！！　・・・・え？　ひっ　こ、これって」

リーリエの白い服はサトシの血を吸って赤くなっていた。


ジェイムズ「これはまずい！　早く治療しないと手遅れになります！」

ビシャス「アヒャヒャハハーー！！　私に逆らうものはみなこうなるのだ！　やはり私こそが世界の支配者に相応しい！」


ピカチュウ「ピ・・ピカピ？　ピカピー！　ピカピ！」

ピカチュウがサトシを呼ぶが、返事はなかった。

ピカチュウ「ピ・・・・・・・・・」


ピカチュウ「ピカーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ！！


ピカッ　シュ┣¨┣¨┣¨┣¨ドーーーーーーーンンンン！！！！！！


その瞬間、空間全てが白に染まり、その場にいた者の聴覚は轟音にかき消され、凄まじい衝撃がその場を支配した。


リーリエ達の白に染まった視界が戻ったのはしばらく後で。

最初にみえたのはかろうじて原型をとどめている屋敷。

そして次にみえたのは、
地面に出来た大きなクレーターの前で腰を抜かして震えているビシャスと、地面に倒れているニューラ、ヘルガーだった。

屋敷の天井はあとかたも無くなっており、青く晴れ渡った空がみえている。

ビシャス「い、いったい何が・・・　ま、まままさかこのピカチュウがやったのか？」



ピカチュウ「ピカ」ｽﾞｲ


ビシャス「ひぃぃぃぃ　来るな！　　助けて！俺が悪かった！」

ビシャス「そ、そうだ！　まだ手駒はいた！　ハハ、ハッサム！　こここ、こいつを倒せ！　俺を守れ！」

ハッサム「サ、サムゥ」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

ハッサムはピカチュウに怯えて後ずさりをしている。既にニャースを離しており、今にも逃げだしそうだ。

ビシャス「おい！　ハッサム何をしている！　俺の言うことが聞けないのか！？」

ビシャス「なぜだ！　他人のポケモンを奪うダークボールの効果で命令には逆らえないはずなのに！」

ピカチュウ「ピ」

ビシャスが気が付いたときには、もう目の前までピカチュウが来ていた。

ビシャス「う、うわぁ！　やめろー！」

ピカチュウ「ピッカーーー！！」

ピカチュウがビシャスに襲いかかろうとしたその時、空から降ってきた何かが、そのままビシャスを踏みつけた。

キテルグマ「クー！！」ﾋｭｰﾝ　ﾄﾞｽ！

ビシャス「おえ！」

キテルグマ「キー！！」ｼｭﾝｯ　ﾌﾞﾝ！

ドコ！！

ハッサム「サムゥ！？」ﾄﾞｻｯ

突然現れたかと思うとそのままハッサムも倒してしまった。

コジロウ「キテルグマ！？　助けに来てくれたのか！」

キテルグマ「クー。」

ニャース「遅くなって済まないって言ってるにゃ」

ムサシ「あたし達は大したことないけど、じゃりボーイが・・・」

スイレン「サトシ！　しっかりして！　返事してよ！　ねぇ！」

ジェイムズ「い、いけませんスイレンさん！下手に動かしては！　今ドクターを呼びましたから！」

リーリエ「サ、サトシ・・？　　う・・・うぇ・・・・」

リーリエは自らに覆いかぶさったままのサトシの体が、だんだん冷たくなっていくのを感じていた。

止まることのない出血で、リーリエの純白だった服は既に変り果て、真紅に染まっている。

リーリエは動揺と、自分がすぐに逃げていればこんな事にはならなかったかもしれないという罪悪感。

そして自分の目の前でサトシの命が失われていっているという事実を思い知らされて、吐きそうになっていた。


ピカチュウ「ピカピ！ピカピー！」

コジロウ「ムサシ、このままじゃやばい！早く手当てしないと！」

コジロウ「お前確かロケット団員養成学校入る前はジョーイの勉強してた事あったよな！？」

ニャース「付け焼刃でもなんでも良いから早くなんとかするのにゃ！」

ムサシ「分かってるわよ！　じゃりボーイと一緒じゃないピカチュウなんてあたしも見たくないわ！」

ムサシは持っていたタオルでサトシの出血箇所を必死に押さえる。しかし出血が多すぎた。

先ほどから薄々感じていたが、これは持たないかもしれない。

コジロウ「じゃりボーイ！　おまえがいなくなったら誰が俺たちの口上を聞いてくれるんだ！」

リーリエ達、もはやロケット団達もがみんな泣いていた。

リーリエ達、ロケット団全員が、彼が助かるように祈っていた。ただひたすらに。

ピカチュウ「ピカピ・・・ピカピ」

ピカチュウは涙を流しながら必死に祈っていた。誰に祈っているのかもわからない。しかしサトシを助けたい一心で祈っていた。














　　　　　　「ビィ！」


声がきこえた。




ニャース「お、おみゃーらは、、、セレビィ！！！」

「ビィー！」　「ビィ」　「ビィビィー」　「ビィ」　「ビィィ」

何もない空間から、たくさんのセレビィ達が出てきている。そしてサトシの周りを飛び交う。幻想的な光景だった。


リーリエ「こ、この子たちは・・・」

ジェームズ「す、すごい数だ・・・」

スイレン「・・・幻のポケモン。おとぎ話じゃなかったんだ。」


セレビィ「ビー！！」


セレビィ達は、サトシに深緑の光を放ち始める。直後にサトシの体が宙に浮きあがり、まばゆい光に包まれて見えなくなった。

その光をみている者達は、神秘を感じた。何かとてつもなくおおきな存在に包まれているような気がした。ただただ癒される。

そして屋敷の床に双葉の新芽が萌えて、伊吹いたかと思えば瞬きする間に成長し草木が生い茂った。屋敷は草原のようになっていた。
いつまでも居たいと思わせる、優しい光がさす森の中のような清廉な空気が漂っている。



やがて光が収まると、サトシの蒼白になっていた体に、血色が戻っていた。

そのままゆっくりと体が草むらの上に近づき、音もなく横たわった。

サトシ「ん・・・あ、あれ？　おれ・・・・うわ！ピカチュウ！」

ピカチュウ「ピカピ！」

サトシが目を覚ました時、ピカチュウが胸に飛び込んできた。

リーリエ「サトシ・・・サトシー！　うわーん！」

サトシ「うわっぷ！　リーリエまで！？」

リーリエも喜びのあまり抱きついてしまった。

サトシ「アハハ！くすぐったいって！　ちょ、二人とも何で泣いてんだよ！　」

リーリエ「覚えてないのですか！？　私を庇って、それで・・・・」

サトシ「・・・ああ！　そうだ！俺あの時・・・・」

セレビィ「ビィ！」

サトシ「ん？　あ、お前・・・あの時のセレビィ！　もしかして俺を助けてくれたのか？」

サトシ「ビィビィ」

かつてサトシ達が助けたセレビィが、そこにはいた。

サトシ「ありがとう、セレビィ」

セレビィ「ビィー」

セレビィはサトシに一度だけ頬ずりしてから、仲間たちの元へ飛んで行く。
仲間たちはそれを見届けると、次々と異なる時に帰っていった。

サトシ「・・・そっか。　　セレビィもういっちゃうのか。　・・・・元気でな。　絶対にまた会おうぜ！」

セレビィ「ビィ・・・」

セレビィはこちらに振り向き、しばらくの間、サトシをただじっと見つめた。

そしてふいに前を向いたと思うと、仲間たちと共に消えてしまった。


残されたのは緑が生い茂る屋敷だけであった。

しばらく休憩します。
それとセレビィの映画観てないと分かんないであろう所が多くてすみません。

何かクライマックスみたいになってますが、まだリーリエの回想中です。
長いですが、お付き合いお願いします。

なんか無関係の人と別人とトリップか同じになっちゃってますね。
くれシンのクロスの人？だれ？

小説書くの自体、生まれて初めてなので同一人物ではありません。
あちらさんに迷惑がかかるといけないので変更します。

これでトリップ変更できたかな？

次からは、◆WpzvuYy4mwのトリップで投稿していきます。