◇このスレは、スパイク・チュンソフトより開発・発売されているコンピュータゲームのシリーズ『ダンガンロンパシリーズ』の二次創作スレです。シリーズのネタバレが含まれますので未プレイ・未読の方はご注意を。
◇安価・コンマでキャラクターを16人作成、そのメンバーでコロシアイ学園生活を行います。必然的にオリキャラ中心となるので苦手な方はブラウザバック。
◇基本的なルールは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』と同じ。舞台は希望ヶ峰学園です。
◇安価と選択肢、コンマによってクロや被害者が変動します。
◇各チャプターにてコロシアイが起こりキャラクターの何名かが犠牲になりますが、安価とコンマ次第ではコロシアイを起こさないことも可能です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1561469578
それではキャラクターを決めます。既に登場が決まっている【超高校級の???】【超高校級の幸運】を除いた14人分のキャラクターを募集します。
※超高校級……ある分野において特に優れた能力を持つ高校生に付けられる称号。【超高校級の○○】と呼ばれる。
キャラクターの才能・名前・性別を一レスに書いてください(例:苗木誠 ナエギ マコト 男 超高校級の幸運)。
また、コンマにてそのキャラクターのスキルを決めます。キーワード表は下にありますが、まぁ詳しく見る必要はないです。
01:注目の発言力 02:脅威の集中力 03:協調精神 04:笑い上戸 05:ムードメーカー 06:冷静沈着 07:トリガーハッピー 08:高い生存力 09:強烈な妄想力 10:嘘つき 11:自分本位 12:聖人君子 13:安全第一 14:ハイテンション 15:野生児 16:二次元愛 17:七光り 18:美声 19:両手利き 20:鋼のメンタル 21:男装麗人 22:高圧的 23:恥ずかしがり屋 24:ナンパ師 25:気配り上手 26:癒し系 27:毒舌 28:キレ者 29:破天荒 30:誠実 31:日和見主義 32:猪突猛進 33:賑やかし 34:いつも眠たげ 35:観察眼 36:胡散臭い 37:元気ハツラツ 38:天才肌 39:努力家 40:心優しい 41:短気 42:ポーカーフェイス 43:小器用 44:杓子定規 45:達観 46:寡黙 47:変態紳士 48:統率力 49:お嬢様系 50:ヤンデレ 51:合法ロリ 52:感覚派 53:厨二病 54:熱血漢 55:ネガティブ 56:ポジティブ 57:クーデレ 58:ヤンデレ 59:ツッコミ担当 60:高身長 61:低身長 62:大食い 63:常識人 64:飄々としている 65:仲間思い 66:完璧主義 67:厭世的 68:楽観的 69:男嫌い 70:女嫌い 71:馴れ合い嫌い 72:純粋無垢 73:口が悪い 74:仕切りたがり 75:無礼千万 76:怖がり 77:自堕落 78:厚い信仰心 79:オタク気質 80:ストイック 81:引きこもり 82:目立ちたがり 83:スリルジャンキー 84:第六感 85:正義感 86:探究心 87:自己犠牲 88:お人好し 89:内なる声 90:トリックスター 91:嫉妬深い 92:記憶喪失 93:男の娘 94:かませ犬 95:多重人格 96:カリスマ 97:トランス 98:希望厨 99:絶望厨 00:狂人
↓14人分決まるまで
望月 季希(もちづき きき)女 超高校級の科学者
立石麻衣子 タテイシ マイコ 女 超高校級の大和撫子
夢先 終(ゆめさき おわり)女 超高校級の殺人鬼
三島 遊(みしま ゆう) 男 超高校級の陸上選手
本居 夜見(もとおりよみ)女性 ビブリオマニア
望月季希(モチヅキ キキ)女
【超高校級の科学者】
コンマ82→目立ちたがり
立石麻衣子(タテイシ マイコ)女
【超高校級の大和撫子】
コンマ66→完璧主義
藤原弥生(フジワラ ヤヨイ)女
【超高校級の絵本作家】
コンマ90→トリックスター
九十九楓(ツクモ カエデ)女
【超高校級の腹話術師】
コンマ92→記憶喪失
夢先終(ユメサキ オワリ)女
【超高校級の殺人鬼】
コンマ82→目立ちたがり
葛刃橙治(カズラバ トウジ)男
【超高校級の剣道家】
コンマ10→嘘つき
三島遊(ミシマ ユウ)男
【超高校級の陸上選手】
コンマ74→仕切りたがり
美柳恭司(ビリュウ キョウジ)男
【超高校級の料理人】
コンマ59→ツッコミ担当
立札勝(タテフダ ショウ)男
【超高校級のカードゲーマー】
コンマ06→冷静沈着
百浦龍騎(モモウラ リュウキ)男
【超高校級の番長】
コンマ40→心優しい
綿貫銃士郎(ワタヌキ ジュウシロウ)男
【超高校級の傭兵】
コンマ64→飄々としている
笹川楽(ササガワ ラク)男
【超高校級の手芸部】
コンマ81→引きこもり
以上12人を採用します。あと2人分お願いします。
↓2人分決まるまで
ミランダ・レイヤード
女
超高校級の踊り子
連取だめなら安価↓
ミランダ・レイヤード 女
【超高校級の踊り子】
コンマ45→達観
神崎王理(カミザキ オウリ)男
【超高校級の王様】
コンマ00→狂人
以上2名を採用。ありがとうございます。
次は【超高校級の幸運】と【超高校級の???】の名前を募集します。男女比的にどちらも女子です。
↓1 超高校級の幸運
↓2 超高校級の???
白石玲(しらいし れい)
では、もし安価↓になっても自分のはスルーでお願いします
氷室奏華(ヒムロ ソウカ)女
【超高校級の幸運】
コンマ90→トリックスター
霧崎緑(キリサキ ミドリ)女
【超高校級の???】
コンマ12→聖人君子
そうですね、才能が扱いにくかったので安価下にしました。すいません。
付け足しになっちゃいますが、【超高校級の幸運】氷室さんの幸運のタイプをコンマで決めます。
↓1のコンマが偶数で苗木タイプ、奇数で狛枝タイプ
【生徒名簿(男子)】
◇葛刃橙治(カズラバ トウジ)
【超高校級の剣道家】
コンマ10→嘘つき
「ごめんごめん、嘘だよ。騙されちゃった?」
◇三島遊(ミシマ ユウ)
【超高校級の陸上選手】
コンマ74→仕切りたがり
「よぉし! それでは点呼を取るぞぉ!」
◇美柳恭司(ビリュウ キョウジ)
【超高校級の料理人】
コンマ59→ツッコミ担当
「素人が包丁握んじゃねーよ! あぶねーだろ!?」
◇立札勝(タテフダ ショウ)
【超高校級のカードゲーマー】
コンマ06→冷静沈着
「おい、ゲームしろよ」
◇百浦龍騎(モモウラ リュウキ)
【超高校級の番長】
コンマ40→心優しい
「まぁまぁ……ここは俺に任せろって!」
◇綿貫銃士郎(ワタヌキ ジュウシロウ)
【超高校級の傭兵】
コンマ64→飄々としている
「コロシアイか……。ははっ、穏やかじゃないねぇ」
◇笹川楽(ササガワ ラク)
【超高校級の手芸部】
コンマ81→引きこもり
「いいよ……僕は部屋にいるから……」
神崎王理(カミザキ オウリ)男
【超高校級の王様】
コンマ00→狂人
「フハハハハ! 崇めよ、そして畏れよ! 我は王様であるぞ!」
【生徒名簿(女子)】
◇望月季希(モチヅキ キキ)
【超高校級の科学者】
コンマ82→目立ちたがり
「いやー、研究が評価されるのは嬉しいんだけど、有名になりすぎちゃってさー。参ったなーえへへ」
◇立石麻衣子(タテイシ マイコ)
【超高校級の大和撫子】
コンマ66→完璧主義
「皆様、よろしくお願い致しますね」
◇藤原弥生(フジワラ ヤヨイ)
【超高校級の絵本作家】
コンマ90→トリックスター
「モノクマかぁ……可愛いねぇ」
◇九十九楓(ツクモ カエデ)
【超高校級の腹話術師】
コンマ92→記憶喪失
「ここは……どこ? 私は……誰?」
◇夢先終(ユメサキ オワリ)
【超高校級の殺人鬼】
コンマ82→目立ちたがり
「はいはーいっ! 巷で話題の猟奇殺人鬼、夢先終ちゃんとは私のことでぇーす!」
◇ミランダ・レイヤード
【超高校級の踊り子】
コンマ45→達観
「まぁ……なるようになるんじゃないですかねぇ」
◇氷室奏華(ヒムロ ソウカ)
【超高校級の幸運】(狛枝タイプ)
コンマ90→トリックスター
「私は思うんだ……超高校級のみんなが協力し合えば、どんな絶望をも乗り越えられる希望を生み出せるって」
◇霧崎緑(キリサキ ミドリ)
【超高校級の???】
コンマ12→聖人君子
「ええ……大丈夫よ。私は問題ないわ」
上に貼ったものがキャラクターをまとめたものです。安価ありがとうございます。
それでは、この中から主人公を決めます。好きなキャラクターを1名安価してください。
↓5までで、コンマの一番高いものが主人公。
霧崎緑
寝落ちしてました。
コンマ判定により、【超高校級の???】霧崎緑さんが主人公です。
夜からプロローグをやっていきます。よろしくお願いします。
それでは始めます。よろしくお願い致します。
PROLOGUE【Welcome to ゼツボウガクエン】
───私立希望ヶ峰学園。
あらゆる分野において一流の高校生……いわゆる『超高校級』の生徒達を集め、“世界の希望”としてその才能を育成することを目的とした学園。
入っただけで人生は勝ち組なんて言われるほど特別な学校で、完全スカウト制のため簡単に入学することはできない。
……そんなとんでもない学校に、私はスカウトされた。【超高校級の…………として。
……あれ? 私は…………
私は【超高校級の@&%】としてス☆♪ト♪€+÷[〆4÷○6キボウを4=÷4÷6☆6+…………!
私は……
…………意識を失った。
▼△▼△▼△
霧崎「…………あら?」
霧崎「ここは……?」
周りを見渡すと、私は教室にいた。
霧崎「えっと……私は確か…………」
霧崎「……希望ヶ峰学園の人が、運んでくれたのかしら?」
でも、だとしたら保健室に運びそうだけど……
霧崎「それに……」
私は教室に強烈な違和感を感じていた。窓には鉄板が貼られ、天井には仰々しい監視カメラが付けられているのだ。
霧崎「本当に……希望ヶ峰学園……?」
霧崎(……ともかく、状況を把握しないと。どこかに行こうかしら)
霧崎(いや、でも……こういう時は下手に動く方がマズかったりするし……)
モノクマ「おはっくまー!」
霧崎「うわああああああっ!?」
モノクマ「うわああああああっ!? じゃないよ、うわああああああっ!? じゃ!」
モノクマ「いつまで寝てるんだよ! こっちも暇じゃないんだからさ、さっさと起きてくれる!?」
モノクマ「キミって絶対夏休みのラジオ体操に間に合わなかったタイプだよね……」
霧崎「あ、あなたは……!?」
モノクマ「なんだかんだと聞かれたら! 答えてあげるが世の情けってね!」
モノクマ「ボクはモノクマ。この希望ヶ峰学園の……学園長なのだー!」
霧崎「が……学園長……!?」
モノクマ「そうそう。と言っても、忍者でも無ければ魔法使いでも無いけどね」
モノクマ「ボクはしがないタダのクマだよ……」
霧崎「何でちょっと哀愁漂わせてるの……?」
っていうか……これは何かしら? クマのぬいぐるみ……?
左手側が黒、右手側が白にカッチリと分けられた配色……すごいデザインね……
モノクマ「もう! ボクはラブリーでチャーミングでプリチーだから見てたいのは分かるけど、素早く動いてくれない? キミ待ちなんだからさ!」
霧崎「私を……? というか、私以外にも人がいるの?」
モノクマ「そうだよ。キミを除いて15人。霧崎さんのクラスメイトさ!」
モノクマ「他の生徒達はもう各々活動してるの! キミだけなんだよ? 眠り姫よろしくグースカ寝てるのは!」
モノクマ「はい、さっさと動く動く! みんなと自己紹介しておいで!」
霧崎「母親みたいね……」
まぁ……胡散臭いモノクマの言う通りにするのは癪だけど、自己紹介はしておいた方がいいわよね。
モノクマ「あ、ちょっと待ってその前に……はいコレ」
霧崎「これは……?」
モノクマ「それは電子生徒手帳! 様々な機能が付いた希望ヶ峰学園特性の代物だよ!」
モノクマ「そこに地図の項目があるでしょ? それを参考に行動したらいいんじゃない? 知らんけど」
霧崎「急に投げやりにならないでよ……」
……あ、ホントだ。地図の項目がある……便利ね。
どこから行こうかしら?
1.保健室(葛刃、九十九)
2.購買部(立札、藤原)
3.視聴覚室(三島、綿貫)
4.食堂(美柳、立石)
5.大浴場前(神崎、夢先)
6.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
7.玄関ホール(望月、笹川)
↓1
1.保健室
霧崎「ここが保健室ね……」
ベッドもあるし、棚には色んな薬がある……。詳しくは分からないけど、設備が整ってる……のかしら?
葛刃「あ、そこのベッドでは寝ないようにね」
霧崎「えっ?」
話しかけてきたのは……剣道の授業で使うような竹刀を背負った男の子だった。
葛刃「さっきモノクマとやらが現れてね、個室以外で寝るのは禁止だって言ってきたんだ」
葛刃「寝たら“おしおき”なんだって」
霧崎「何それ……」
だとしたらこのベッド……全然意味ないじゃない……
九十九「すー……すー……」
霧崎「…………女の子が寝ているようだけど? この子は例外なのかしら?」
葛刃「あはは……ごめんごめん、嘘だよ。騙されちゃった?」
霧崎「どうしてそんな嘘つくのよ……」
葛刃「うーん、癖みたいなものかな?」
葛刃「自己紹介が遅れたね。ボクは葛刃橙治。【超高校級の剣道家】さ」
葛刃「……今度は嘘じゃないよ?」
霧崎「どうかしらね……」
霧崎「私は霧崎緑。才能は…………」
……あれ? 才能は…………
霧崎「……ごめんなさい、ちょっと分からないわ」
葛刃「分からない? 記憶喪失ってヤツかな?」
霧崎「ええ……。信じてもらえないかもしれないけど」
葛刃「いや、信じるよ。何せ記憶喪失の人がもう一人いるからね」
霧崎「もう一人……もしかして、この子?」
葛刃「うん、そうだよ」
葛刃「ほらほら、起きて起きて」ペシペシ
霧崎「ちょ……ちょっと! 何してるの!」
葛刃「起きてもらわないと自己紹介できないでしょ? ほら、起きて起きて」ペシペシ
霧崎「雑な起こし方ね……」
九十九「……うーん…………?」
九十九「……ここは…………?」
葛刃「やあ。寝起きで悪いけど、ここの人と自己紹介してくれるかな?」
九十九「…………えっと……」
九十九「……九十九…………楓。才能は【超高校級の腹話術師】……だと思う。多分」
霧崎「多分……?」
九十九「希望ヶ峰学園からスカウトされたことは何となく覚えてるんだけど……それ以外はあんまり……」
霧崎「あら……私と似たような感じね」
九十九「同じ……? あなたも記憶喪失なの……?」
霧崎「ええ。私は霧崎緑。記憶喪失同士、仲良くしましょうね」
九十九「……うん…………!」
葛刃「こんな自己紹介、初めて見たなぁ……」
次はどこに行こう?
1.購買部(立札、藤原)
2.視聴覚室(三島、綿貫)
3.食堂(美柳、立石)
4.大浴場前(神崎、夢先)
5.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
6.玄関ホール(望月、笹川)
↓1
1.購買部
何かしら、この雑多な場所は……それにこれは……
霧崎「……ガチャガチャ?」
……ちょっと触ってみようかな。
霧崎「…………あれ、全然動かないわ」
藤原「あー、それ、動かないらしいよー。まだ微調整が必要なんだってー」
藤原「なんだっけ……あの可愛いぬいぐるみさんが言ってたよ?」
…………可愛い? もしかして、モノクマのことを言ってるのかしら?
可愛いかどうかは微妙だけど、彼女の好みを否定することもないものね……。
霧崎「教えてくれてありがとう。私は霧崎緑。あなたは?」
藤原「ヤヨイはー、藤原弥生だよー! 【超高校級の絵本作家】なんだー! よろしくー!」
藤原「ねー、ショウも自己紹介したらー?」
立札「……ああ、そうだな」
立札「すまない、探索に夢中になっていた」
霧崎「いえ、構わないわよ。おかしな状況だものね」
立札「ああ……まったくだ」
立札「俺は立札勝。【超高校級のカードゲーマー】だ」
立札「時に霧崎……お前、カードゲームは好きか?」
霧崎「あ、いえ、その……」
霧崎「実は私、記憶喪失なの。だから……カードゲームをやったことがあるかどうか……」
立札「何だと……? それは……難儀だな」
立札「それなら今度カードゲームのやり方を教えよう。きっと楽しいぞ」
霧崎「ええ、時間があったらお願いね」
霧崎「…………あら? あれは……」
モノクマメダルを見つけました。何枚を見つけたかコンマ判定。
↓1のコンマ一桁分のモノクマメダル獲得。ゾロ目だと二倍
9枚獲得!
立札「これは……メダルか?」
藤原「モノクマの顔だー! 可愛い!」
立札「……可愛いか? 俺にはトークンにしか見えんがな…………」
藤原「とーくん?」
立札「……そうか、トークンを知らないか。いいか、トークンと言うのは…………」
……立札君は本当にカードゲームが好きなのね。私は違うところに行こうかしら…………
立札「霧崎、そのメダルは持っていていいぞ」
霧崎「…………ありがとう」
これ、使い道あるのかしら……?
次はどこに行こう?
2.視聴覚室(三島、綿貫)
3.食堂(美柳、立石)
4.大浴場前(神崎、夢先)
5.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
6.玄関ホール(望月、笹川)
↓1
1
これって順番は関係ないんだよね?なら全部1でもいいのでは?
間違えて安価↓で
4.大浴場前
ここは……大浴場? 温泉があるってこと?
霧崎「さすが希望ヶ峰学園……」
あれ、でも……『KEEP OUT』って書かれてる……入れないのかしら?
夢先「あっ、ダメダメ! そこは入れないよ!」
霧崎「やっぱりそうなのね……」
夢先「あなたも希望ヶ峰学園の生徒?」
霧崎「ええ、おそらくクラスメイトよ。名前は霧崎緑。よろしくね」
夢先「ふっふっふっ……本当によろしくしていいのかなー?」
霧崎「……えっ?」
夢先「はいはーいっ! 巷で話題の【超高校級の殺人鬼】、夢先終ちゃんとは私のことでぇーす!」
霧崎「殺人鬼……!?」
夢先「ふふふ、驚いた?」
霧崎「…………ええ。希望ヶ峰は殺人鬼をも才能とみなすのね……」
夢先「……なーんか驚くポイントが違う気がするんですけどー」
神崎「フン、貴様など所詮その程度ということだ」
夢先「あーっ、またそうやってすぐ人のこと馬鹿にしてー!」
神崎「馬鹿にはしておらぬ、ただ単純に貴様が下の人間なのだ」
夢先「まだ言うかーっ! 殺すぞーっ!」
霧崎「ちょ、ちょっと……夢先さん……」
神崎「ハッ! 貴様のような凡俗にこの我が殺される筈が無かろうに」
神崎「我は神崎王理! 【超高校級の王様】であるぞ!」
霧崎「超高校級の……王様?」
神崎「そうだとも。我は上に君臨する立場の人間、貴様らと違うのは当然だ」
夢先「ぐぐぐぐ……いつか殺してやるからなー! そのうち!」
神崎「フハハハハ! 来るなら来い! 我は負けなどせぬ!」
……殺伐としてるような、仲が良いような…………。希望ヶ峰学園には色んな人がいるわね。
次はどこに行こう?
2.視聴覚室(三島、綿貫)
3.食堂(美柳、立石)
5.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
6.玄関ホール(望月、笹川)
↓1
3.食堂
食堂か……結構広いわね。
立石「あら……まだ人がいらっしゃったのですね。身体の調子は大丈夫ですか?」
霧崎「ええ……大丈夫よ。問題ないわ」
立石「それは良かった……」
立石「私は立石麻衣子です。【超高校級の大和撫子】と呼ばれております」
霧崎「大和撫子……そういう才能もあるのね」
立石「そうですね……。私もスカウトされた時は少し驚きました」
立石「えっと、あなたは……」
霧崎「私は霧崎緑。よろしくね」
立石「はい。よろしくお願いしますね」
美柳「……確かにモノクマのヤローの言う通り、厨房には料理道具や食材が揃っていやがった。食材はきちんと補充してくれるらしいが…………」
美柳「そんな説明よりも、今の状況の説明が欲しいっーつーの!」
美柳「あ? オメーは……」
立石「美柳さん、こちらは霧崎緑さん。私たちと同じクラスメイトですよ」
美柳「おー、そうかそうか。さっきまで厨房の方見てて気づかなかったわ」
美柳「オレは美柳恭司! 【超高校級の料理人】だ!」
美柳「んで……今から軽くメシでも作ろうかと思うけど、オメーはどうする?」
霧崎「お誘いは嬉しいけど……自己紹介の途中だからやめておくわ。また後でお願いできる?」
美柳「おう! 任せろ!」
次はどこに行こう?
2.視聴覚室(三島、綿貫)
5.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
6.玄関ホール(望月、笹川)
↓1
6.玄関ホール
霧崎「こ、これは……!」
扉が……封鎖されてる?
望月「やっぱり……これって閉じ込められてるのかな?」
望月「参ったなぁ……私の研究を待ってる人がたくさんいるのに……こんなところにいるわけにはいかないのになぁ……」
望月「ね? そう思わない!?」
霧崎「え、えっと……」
笹川「……望月。その人困ってるだろ、やめてあげろよ」
笹川「別にお前そんなに有名じゃないし」
望月「そ、そんなことないもん! 有名人だし!」
霧崎「……ごめんなさい。私、記憶喪失で…………」
霧崎「だから、あなたのことも分からないのよ」
望月「あーっ、なるほど! それなら仕方ないね!」
笹川「……はっ、優しいんだね」ボソッ
望月「私の名前は望月季希! 今一番ノーベル化学賞に近いと言われる【超高校級の科学者】だよ!」
望月「そしてこっちが……」
笹川「いいよ……自分で言うから」
笹川「……笹川楽。【超高校級の手芸部】」
笹川「…………アンタは?」
霧崎「私は霧崎緑。よろしくね」
笹川「……あんまり干渉しないでよ。ぼくは基本部屋から出るつもりないし」
霧崎「あら、そうなの?」
笹川「面倒だからね」
望月「本当にノーベル賞取ったらどうしよう……いやもちろん嬉しいけど……でもそしたらテレビに引っ張りだこだよね……」
望月「テレビにいっぱい出るようになって……美人すぎる科学者とか言われて……世間から色々言われちゃったらどうしよーっ! きゃーっ!」
笹川「……外にはあんなのがいるし」
霧崎「あはは……」
次はどこに行こう?
2.視聴覚室(三島、綿貫)
5.トラッシュルーム(百浦、ミランダ)
↓1
2.視聴覚室
霧崎「視聴覚室……パソコンルームみたいなものかしら?」
……パソコンの電源も入らないし、特に他に見るものは無さそうね。
綿貫「おや、君もここの新入生かい?」
霧崎「あなたは……?」
綿貫「俺ァ綿貫銃士郎。【超高校級の傭兵】だ。適当によろしくな」
霧崎「私は霧崎緑。よろしくね」
綿貫「……なぁ霧崎っち。お前、どう思う?」
霧崎「どう……って?」
綿貫「この状況さ」
綿貫「窓の鉄板、監視カメラ、モノクマと名乗る謎のぬいぐるみ…………キナ臭いと思わねぇかい?」
霧崎「それは……」
三島「君たち! 何を二人で楽しく話しているんだ! 俺にも自己紹介をさせたまえ!」
綿貫「おいおい三島っち……どういう嫉妬だよ」
三島「自己紹介の権利は平等に与えられるべきだ! クラスメイトなのだからな!」
綿貫「そりゃまぁ……そうだろうけどよ……」
三島「霧崎君と言ったね? 俺は三島遊! 【超高校級の陸上選手】だ!」
三島「主に短距離走をメインに活動しているぞ! 君の才能は何かね!?」
霧崎「そ、それが……実は記憶喪失で……」
三島「な、何だってええええっ!?」
三島「それは一大事だッ! すぐさま皆を集めて霧崎君の記憶を何とかしようじゃないかッ!」
霧崎「え、えっと……」
綿貫「うるせぇ」ビシッ
三島「うごふっ!?」
三島「な、何をするのかね!? 痛いではないか!」
綿貫「霧崎っちが困ってるだろ……」
綿貫「ほら、早く行った行った。他にも話してない人がいるんだろ?」
霧崎「え、ええ……。じゃあ、申し訳ないけど行かせてもらうわね」
三島君……良い人だけど、ちょっと激しい人ね……
5.トラッシュルーム
トラッシュルーム……要はゴミ捨て場かしら? シャッターが降りてるみたいだけど……
ミランダ「おや、まだ人がいたみたいですね」
百浦「ホントだな。お前、どっか具合悪いところはねぇか?」
霧崎「いえ、特に無いわ。大丈夫よ」
百浦「そっか。なら良かった」
百浦「何かあったらこの俺、【超高校級の番長】百浦龍騎に言えよな!」
ミランダ「ワタシはミランダ・レイヤード。【超高校級の踊り子】として入学しました。よろしくお願いしますね」
霧崎「百浦君に、ミランダさんね。霧崎緑よ、よろしく」
霧崎「ところで……何してるの?」
百浦「いや……何ってわけじゃねーんだが……」
百浦「さっきモノクマが来てさ、『ここは掃除当番しか開けられないんだクマ!』と言いやがって……」
百浦「このトラッシュルームの鍵を押し付けられたんだ」
ミランダ「だから一応、トラッシュルームの中も確認しておこうと思っていたところなんですよ」
霧崎「なるほど……」
百浦「ったく……あのモノクマってヤツは、学園に閉じ込めて何がしたいのかね?」
ミランダ「まぁ……なるようになるんじゃないですかねぇ……」
ここの二人は……どちらも落ち着いた人ね……
霧崎「えっと……あと一人は……」
氷室「あっ……もう一人いたんだ。自己紹介いいかな?」
霧崎「ええ。私は霧崎緑。よろしくね」
氷室「……あれ? 才能は?」
霧崎「それが……どうやら記憶喪失みたいで、分からないのよ」
氷室「それは大変だ……早く才能を思い出せると良いね」
氷室「この希望ヶ峰学園に来るくらいだから……すごい才能だとは思うけど」
霧崎「そうだといいわね……」
氷室「私は氷室奏華。【超高校級の幸運】……まっ、ただの一般人だね」
霧崎「【超高校級の幸運】……確か、年に一度の抽選枠よね?」
氷室「そうそう。だから才能なんて無いに等しいけど……」
氷室「……これからよろしくね、霧崎クン」
ザザッ……
霧崎「……この音は…………」
『あー、あー……! マイクテスッ、マイクテスッ! 校内放送、校内放送……!』
『えー、全員と自己紹介は終わった? 希望のカケラは集め終わったかな? まっ、今回はそんなシステム無いんだけどね! うぷぷ!』
『それじゃあオマエラ、体育館に集合してくださーい! 入学式を始めるよ! 3秒で来いよな!』
霧崎「これは……モノクマの声ね……」
氷室「入学式ねぇ……何だか怪しいけど、行くしかないかな?」
霧崎「そうね……。行きましょう」
【INFO】
・キャラクター全員の好感度が上がり、全員の関係性が【知り合い】になりました。
[体育館]
モノクマ「いやー、待ちくたびれたよ! お腹と背中がくっつくかと思ったよ!」
美柳「……それ、メシ待ってる時のヤツだろ…………」
モノクマ「それじゃあ改めまして……ボクはモノクマ! この希望ヶ峰学園の学園長だよ!」
モノクマ「 この度は足元が悪い中こんなに集まっていただいて……」
立札「御託はいい」
モノクマ「えー!? これから練りに練ったスピーチをするつもりだったのに! 8時間くらい!」
美柳「長すぎだろ! 絶対練ってねーよそれ!」
立札「茶化すな……モノクマ、どういうことか説明してもらおうか」
モノクマ「何が?」
立札「お前が俺達を監禁していることについてだ……!」
霧崎「か、監禁……!?」
立札「そうだ。この学園の全ての窓は鉄板で覆われ、あらゆる場所に監視カメラが設置されている」
立札「まるで刑務所のようにな……」
夢先「うげっ! 刑務所! イヤだなそれ!」
笹川「……確かに、玄関ホールもかなり厳重に閉じられていたね」
私たちは……やっぱり閉じ込められているの? 一体何のために…………
モノクマ「……そうだね。早速だけど本題に入ろうか」
モノクマ「えー……オマエラ! ご入学おめでとうございます!」
藤原「ありがとうございます!」
葛刃「ははっ、素直な子だね」
モノクマ「我々希望ヶ峰学園一同は、オマエラを次世代の希望として大切に育てるため……」
モノクマ「この学園で一生共同生活を送ってもらうことにしました!」
霧崎「……………………は?」
三島「い、いいい一生!?」
百浦「ふざけるな! 何でそうなるんだよ!」
モノクマ「外の世界は危険がいっぱいだからねぇ……」
笹川「……それは、そうかもしれないけど」
モノクマ「見えないものを見ようとして、わざわざ危険な目にあうこともないでしょ?」
モノクマ「ボクにはオマエラを大切に大切に守るっていう義務があるからね!」
百浦「何が義務だ! 誘拐して監禁までしといて何言ってやがる!」
モノクマ「うぷぷ……そんなに出たいの?」
美柳「当たり前だろ!」
望月「そ、外の人たちが私を待ってるし……!」
モノクマ「じゃあ……出してあげてもいいよ」」
霧崎「……!」
立石「ホントですか……!?」
神崎「フン、何のつもりだ……」
神崎「わざわざこんな舞台装置を用意しておいて、このまま出すとは思えん。何か裏があるのだろう?」
モノクマ「まさか! 裏も表も真っ白ですよ!」
美柳「反対側は真っ黒じゃねーか!」
モノクマ「生徒たちの要望をきちんと聞いてあげるのは先生の役割だからね」
モノクマ「ただ……出るにはちゃんとした手続きが必要なだけ。この学園には特別な卒業システムがあるんだよ」
氷室「もったいぶってないで……早く教えてくれないかな?」
モノクマ「うぷぷ……それはね……」
霧崎「……!」
……イヤな予感がした、何か、何かとてつもなくイヤな予感が…………
モノクマ「……コロシアイだよ」
モノクマ「刺殺殴殺撲殺毒殺焼殺爆殺轢殺自殺他殺呪殺必殺……殺し方は問いません」
モノクマ「ここから出たいなら……オマエラの中の誰かを殺せばいいんだよ」
…………そして、その予感は的中した。
九十九「な、なに、それ……」
モノクマ「そのまんまの意味だよ。出たいなら殺す。殺したくないなら出ない。それだけだよ」
百浦「ふざけんな! そんなことするわけねぇだろ!?」
モノクマ「だったらここにいればいいだけだよ。オマエラの健康で文化的な最低限度の生活は保証するし」
立札「……くだらないな」
モノクマ「およ?」
立札「お前の言うことは常識的に考えて有り得ない。超高校級の生徒を16人も監禁し続けるなんて、どう考えても不可能だろう」
綿貫「それに、もし本当にそんなことをやろうとしているなら……警察が黙っていないだろうねぇ」
百浦「もちろんおれ達だって黙ってねぇぞ! 今からてめーをとっちめてやるからな!」
モノクマ「およよよよ……ボクは悲しいよ。これが学級崩壊なんだね……」
立石「それ以前の問題な気が……」
葛刃「これが希望ヶ峰学園のレクリエーションだとしたら……あまりにもツマラナイな。さっさと止めた方がいいよ」
モノクマ「分かった分かった……分かったよ! オマエラにボクが本気だってことを見せればいいんだよね!」
モノクマ「えー、それじゃ……だーれーにーしーよーうーかーなー…………」
>>35から生徒を一人選択してください。
↓2
神崎王理
1を考えるとこの選択肢って…
九十九選択
モノクマ「もーのーくーまーさーまーのーいーうーとーおーり!」
モノクマ「よし! 九十九楓さん、キミに決めた!」
モノクマ「記憶喪失のキャラは二人もいらないもんね!」
九十九「えっ……? な、何?」
モノクマ「高速処理可能な共通言語で言えば……『見せしめ』だよ」
百浦「なっ……!?」
モノクマ「それ行け! グングニルの槍!」
ドスッ!
霧崎「う゛っ……!」
九十九「霧崎、さん……!?」
笹川「や、槍が……腕に……!」
槍が腕に刺さるのって……思ったより、痛いのね……!
百浦「何て無茶しやがる……! おい、早く保健室に運ぶぞ!」
モノクマ「ちえっ! 霧崎さんを盾に上手く逃げたね!」
九十九「……!」
モノクマ「今は特別に警告だけで許すけど……今後は気をつけてよね」
モノクマ「校則違反をする子には今みたいな“おしおき”かましてやるからなッ!」
立札「……くっ…………!」
モノクマ「まっ、これで分かってくれたよね?」
モノクマ「オマエラの生殺与奪の権を握ってるのはボクで……その気になればオマエラなんて簡単に殺せるってこと……」
モノクマ「それと……オマエラにコロシアイをさせようってのが、本気だってこともさ」
霧崎「…………っ!」
信じたくなかった。でも……私たちは分かってしまった。
モノクマの言ってることが……本気だということに。
>モノクマ「記憶喪失のキャラは二人もいらないもんね!」
これ、氷室だったら「トリックスターは二人もいらないもんね!」とか言っていたのだろうか……
もしかしてコンマ高かったから助かった?
ミランダ「……目的」
モノクマ「ん?」
ミランダ「目的は、何でしょうか?」
モノクマ「何だそんなことか……決まってるじゃん」
モノクマ「…………『絶望』だよ」
モノクマ「……それじゃ! これにて入学式を終わります!」
モノクマ「豊かで陰惨な学園生活をどうぞ楽しんでください! それじゃあ、待ったね~!」ピョーン
…………そう言って、モノクマは消えた。
残された私たちは……ただ呆然とするしかなかった。
三島「と……とにかく! 霧崎君を保健室に運ばねば!」
綿貫「……そこまで酷くはないな。早く処置すれば大丈夫だろう」
九十九「は……早く! 早く霧崎さんを……!」
百浦「うしっ! 俺に任せろ!」
……百浦に背負われて運ばれるなか、私は痛みで気を失った。
こうして……私の学園生活は、絶望に苛まれながら始まったのだ。
PROLOGUE【Welcome to ゼツボウガクエン】END
生存メンバー:16人
【超高校級の???】霧崎緑
【超高校級の科学者】望月季希
【超高校級の大和撫子】立石麻衣子
【超高校級の絵本作家】藤原弥生
【超高校級の腹話術師】九十九楓
【超高校級の殺人鬼】夢先終
【超高校級の踊り子】ミランダ・レイヤード
【超高校級の幸運】氷室奏華
【超高校級の剣道家】葛刃橙治
【超高校級の陸上選手】三島遊
【超高校級の料理人】美柳恭司
【超高校級のカードゲーマー】立札勝
【超高校級の番長】百浦龍騎
【超高校級の傭兵】綿貫銃士郎
【超高校級の手芸部】笹川楽
【超高校級の王様】神崎王理
今日はここまで。明日は自由行動に入れたらなと思ってます。それではまた。
>>92
コンマは関係ありませんが、キャラクターによって霧崎さんが怪我しないパターンもありました。
乙
この場合は氷室さんだったらケガしなかったのかな?
幸運だし
それでは、やっていきます。チャプター1です。
CHAPTER1【Re:イキキル】(非)日常編
[保健室]
霧崎「…………んっ……」
霧崎「……ここは…………」
保健室……誰かが運んでくれたのかしら?
霧崎「痛っ……」ズキ……
やっぱり痛いわね……腕に槍が刺さったんだから当然か……
シャッ
霧崎「……あら?」
カーテンが開いて、ベッドのところに誰かが入ってきた。
>>35から生徒を一人選択してください(霧崎・九十九・葛刃は選べません)。
↓2
藤原選択
藤原「どーん!」
霧崎「うわっ……!? ふ、藤原さん……?」
藤原「ミドリが目覚めたー。いえーい!」
霧崎「……藤原さんが看病してくれたの?」
藤原「ううん。ヤヨイは見てただけー」
藤原「看病はトージとカエデがしてくれたんだよー」
霧崎「九十九さんと葛刃君が……?」
葛刃「お、目が覚めたんだね。いやぁ、残念だなぁ」
霧崎「……怪我人にそういう嘘はどうかと思うわよ」
葛刃「あれ? すぐバレちゃったな……」
霧崎「本気で騙す気ないでしょう……」
九十九「霧崎さん……! ご、ごめんなさい……! 私のせいで……!」
霧崎「いいのよ、私が好きであなたを守ったんだから。気にしなくても大丈夫」
九十九「気にしないなんて……そ、そんなことできないよっ!」
九十九「霧崎さんのおかげで、私は生きてるわけで……!」
九十九「本当に、ありがとうございますっ……!」ギュ
霧崎「……く、苦しいわ九十九さん。気持ちは嬉しいけど、ちょっと強く抱きつきすぎよ…………」
九十九「あっ……! ご、ごめん…………」
葛刃「ふむ……これが百合、か……」
霧崎「何か言ったかしら?」
葛刃「いえ何にも」
葛刃「綿貫君の話では、そこまで傷は酷くないらしい。まさに奇跡的だね!」
葛刃「跡は残っちゃうかもしれないけど……動かしにくいとか、そういう後遺症は無いんじゃないかって言ってたよ」
霧崎「…………それは本当よね?」
葛刃「さすがにそんな嘘はつかないよ……」
霧崎「冗談よ」
藤原「よかったねー、ミドリ! えいっ!」ツン
霧崎「い、痛いっ!」
霧崎「……ふ、藤原さん、傷口は触らないでほしいわ」
九十九「そ、そうだよ! ダメ! 絶対!」
藤原「はーい」
葛刃「ほのぼのしてるなぁ……」
霧崎「……そういえば、みんなはどうしてるの?」
葛刃「ショック受けてる人は多いけど……まぁ、大丈夫、かな? 多分」
霧崎「ふわっとしてるわね……」
葛刃「いやぁ……実は霧崎さんが倒れてから一悶着あってさ」
葛刃「霧崎さんを保健室に寝かせた後、皆で集まってモノクマの話を整理してたんだけど……」
▼△▼△▼△
三島「さて、それでは少しばかり落ち着いたところで……」
三島「き、君たちは……さっきの話を、ど、どう思う?」
美柳「どうも何も……ぜんっぜん、意味わかんねーよ……」
望月「こ、ここで一生暮らして……それがイヤならこ、こ、殺すなんて……!」
百浦「霧崎のことも傷つけやがったし、モノクマってのは何なんだよ……!?」
立札「……取り敢えず、先程の話をまとめてみるぞ」
立札「あのモノクマとやらの発言によると、俺たちには“2つの選択肢”が与えられたことになる」
立札「一つは全員でこの学園で期限のない共同生活を送ること……そして、もう一つが……」
葛刃「……生きて出るために仲間の誰かを殺すこと、か」
美柳「そんなの……どっちもイヤに決まってんじゃねーか……」
綿貫「コロシアイか……。やれやれ、穏やかじゃないねぇ」
三島「ウソだ……やっぱり、そんなのウソに決まってる……」
神崎「フン、分かっていないな……」
神崎「本当か嘘かが問題なのではない。問題なのは……さっきのモノクマの話を信じる奴がいるかどうかだ」
神崎「『誰かを殺せばここから出られる』ということは……『誰かが自分を殺すのではないか?』という疑心暗鬼を生むからな」
神崎「疑心暗鬼はやがて暴走し、そのままコロシアイに……ククッ……」
百浦「何がおかしいんだよ……!?」
ミランダ「まあまあ……落ち着いてください」
百浦「…………クソッ!」
三島「と……ともかく! クラスメイト同士、仲良くしていこうじゃないか!」
美柳「オメー、マジで言ってんのか……? この状況で仲良くできるかよ……」
三島「それこそモノクマの思う壺じゃないか!」
三島「俺たちがこの学園で仲良く暮らせば、きっとモノクマも諦めて俺たちを解放する! そうだろう!?」
綿貫「実にまぁ……熱い考えというか、何というか……」
三島「そこでだ! 俺に一つ提案がある!」
三島「皆はこれからこの学園で各々自由に行動することになると思うが……」
三島「朝食と夕食だけは皆で食べようではないか! 美柳君もいることだしな!」
美柳「オレが作ること前提かよ!」
美柳「……まぁ、作るのは別に構わねぇけどよ」
氷室「……ツンデレかな?」
綿貫「美柳っちのツンデレに需要はねぇなぁ」
美柳「うっせーな! ちげーわ!」
神崎「クックックッ……フハハハハ!」
神崎「まったく……貴様ら凡俗共のやり取りは実に愉快だ……」
藤原「おー! オーリがキョウジのこと面白いって言ったー!」
神崎「フン、凡俗にも分かりやすく言うならば……馬鹿じゃないのか貴様ら?」
神崎「この異常な状況で仲良くするだなんだとほざくとは……」
立札「……何だと?」
百浦「同じクラスメイトなんだ、仲良くするのは普通だろ!」
百浦「皆で仲良く、助け合ってここから全員で出るんだよ!」
神崎「クククッ……まさか本気で言ってるわけではあるまいな?」
神崎「猟奇殺人鬼である夢先終や戦場で何十人もの人間を殺している綿貫銃士郎とも……仲良くするのか?」
望月「そ、それは……」
三島「あ……当たり前だ! 俺らはクラスメイトだぞ!」
三島「確かに怖いところはあるのかもしれないが……彼らだって、俺たちを殺すことはしないはずだ!」
神崎「どうかな……人を殺したことのある人間は、感情のリミッターが外れているからな」
神崎「何のためらいもなく隣人を殺すかもしれないぞ?」
夢先「……何さ。喧嘩売ってんの?」
神崎「ハッ、貴様ら凡俗に売るほど我の喧嘩は安くはない」
神崎「ただ、貴様らが現実を見ないで行動しようとしてたのでな……少し諌めただけだ」
神崎「では、我は失礼するぞ。貴様ら凡俗と馴れ合うなどまっぴらごめんだからな!」
葛刃「……あらら、ホントに行っちゃった」
夢先「ふーんだ! イヤなヤツー!」
夢先「いいもん! 私も部屋に行く! どーせ皆も私のこと殺人鬼だから殺されるかもって思ってるんでしょ!?」
夢先「厄介者の女は部屋に引きこもってますーだっ!」
葛刃「あらら……また行っちゃった。神崎君のせいで拗ねちゃったよ」
美柳「殺人鬼がこえーのは事実だけどな……」
綿貫「……俺はいいのかい? 人を殺してるのは事実だよ?」
立石「綿貫さんはお仕事ですから……夢先さんとは少し事情が違うのでは?」
九十九「綿貫くんは……霧崎さんを助けてくれたし、良い人だと思う……」
綿貫「……そう言ってもらえるのはありがたいねぇ」
綿貫「んじゃ、自分はその朝食会と夕食会に参加で」
三島「う、うむ! 神崎君や夢先君のことはまた後で考えるとして、取り敢えずここの13人は参加で……」
笹川「あ、ぼくはパス」
三島「な、なにいっ!? 何故だっ!?」
笹川「そもそも……ぼくは普通の希望ヶ峰学園でも引きこもるつもりでいたんだ。コロシアイだかなんだか知らないけど、やることは一緒だよ」
笹川「……別に迷惑かけるわけじゃないからいいだろ? 部屋にいるだけなんだし」
笹川「それじゃあ……後はそっちで勝手にやってね」
三島「ま……待ちたまえっ!」
▼△▼△▼△
葛刃「…………とまぁ、そんなわけで……神崎君に笹川君、夢先さんが単独行動を始めちゃったのさ」
霧崎「……なるほど」
葛刃「まぁ、単独行動が悪いとは言わないけど……あまり良い結果になるとも思えないよね……」
九十九「霧崎さんは……参加する、よね?」
霧崎「……ええ。参加させてもらうわ」
九十九「良かった……」
霧崎「はぁ……これからどうなるのかしらね……」ポスッ……
葛刃「あっ、そこで寝ない方がいいよ」
霧崎「……同じ嘘には騙されないわよ?」
葛刃「ところがどっこい、嘘じゃありません!」
葛刃「これを見て。電子生徒手帳に【校則】っていう項目が追加されてさ……」
霧崎「校則……?」
【校則】
1.生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。
2.夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
3.就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。
4.希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。
5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。
6.仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
7.なお、校則は順次追加されるかもしれません。
霧崎「全体的にふざけた内容ね……」
霧崎「あれ、個室以外での就寝は禁止って……」
霧崎「……真実になったわね」
葛刃「まさに、嘘から出た真……ってヤツだね!」
霧崎「こんなこともあるのね……」
霧崎「『仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません』……?」
霧崎「なんかこの校則だけ分かりにくいわね。殺すだけじゃなくて、バレちゃいけないってのはどういう……?」
葛刃「これはあくまでボクの仮説だけど……モノクマはボクたちにバトルロイヤルをさせるつもりじゃないんだと思う」
藤原「ばとる……なにー?」
葛刃「バトルロイヤル……つまり、文字通りの『殺し合い』をさせるつもりは無いってことさ」
葛刃「殺しがバレてはいけないという縛りをつけることで、強い人間が他の人間を全員殺したりできなくしているんだ」
霧崎「……それもそうね。ただ単に殺し合うなら戦闘経験の豊富な人や運動神経の良い人なんかには勝てないだろうし…………」
葛刃「ボクと霧崎さんで殺し合っても、絶対ボクの方が勝つもんねぇ」
霧崎「あら、それは分からないわよ。もしかしたら私の才能はコロシアイに特化しているかもしれないでしょう?」
九十九「コロシアイに特化した才能って何……?」
藤原「殺し屋とか!」
葛刃「【超高校級の殺人鬼】がいるくらいだから【超高校級の殺し屋】がいてもおかしくないね!」
霧崎「……私は違うわよ? 多分」
霧崎「それじゃあ……明日の朝は食堂に集まればいいのね?」
葛刃「そうだね」
九十九「き、霧崎さん……だ、大丈夫?」
霧崎「ええ……大丈夫よ。少し痛むけど、我慢できないほどじゃないわ」
葛刃「これ、痛み止めらしいから持っておきなよ。あまり飲み過ぎないようにね」
霧崎「ええ、ありがとう」
藤原「また明日ー!」
【INFO】
九十九楓、藤原弥生の好感度が上がりました。九十九楓との関係性が【恩人】になりました。
[霧崎の部屋]
霧崎「ここが私の部屋……」
……部屋の中にもカメラがあるのね。イヤな感じだわ…………
霧崎「…………」
コロシアイ学園生活だなんて……おかしな状況になってきたわね。自分の記憶喪失だけでも手一杯なのに……
霧崎「……取り敢えず、今日は寝ましょう。明日の朝食会で何か分かるかもしれないし…………」
モノクマ『ピンポンパンポーン!』
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』
霧崎「……………………」
霧崎「……寝ましょうか」
[コロシアイ学園生活1日目]
モノクマ『ピンポンパンポーン!』
モノクマ『オマエラ、おはようございます! 朝です、7時になりました!』
モノクマ『起床時間ですよ~! さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』
霧崎「…………」
……毎朝このアナウンスで起こされるのかしら? ちょっと勘弁してほしいわね…………
霧崎「……軽くシャワーでも浴びて、食堂に向かいましょうか」
▼△▼△▼△
[食堂]
三島「おっ……霧崎君! 腕は大丈夫かね!?」
霧崎「ええ、少し痛むけれど問題ないわ。綿貫君のおかげね」
綿貫「ん、そうかい? ならお礼にハグでもしてもらおうかねぇ……」
九十九「だ……ダメ! 霧崎さんのハグはそんなに安くない……!」
綿貫「……そんなマジになるなって九十九っち。ジョーダンだよジョーダン」
九十九「あっ、ご、ごめんなさい……」
ミランダ「うふふ……皆さん、仲が良いですね」
葛刃「……残念ながら全員は揃ってないみたいだけど、ね」
氷室「神崎クンに笹川クン、夢先クンが来てないのは分かるけど……」
氷室「立石クンと藤原クンも来てないんだね?」
藤原「おっはよー!」
立石「おはようございます」
百浦「何だ、来るのが遅かっただけか」
望月「……私も明日は遅く来てみようかな? その方が目立ちそう」
美柳「……そんなヤツにメシ作ってやんねーぞ」
美柳「うしっ、取り敢えず朝メシ食っちまえ。一応軽めにしたけど、もっと食べてぇ奴は言ってくれよ」
藤原「おかわり!」
美柳「早っ!? ちゃんと噛んで食ったか!?」
立札「……皆、ちょっといいか」
三島「むっ、立札君。少し待ちたまえ!」
立札「ああ……お前も話があったか。先にいいぞ」
三島「うむ、助かる」
三島「皆!立札君から話があるようだ! 心して聞きたまえ!」
三島「では、立札君! どうぞ! 君の番だ!」
望月「いる!? 今のやり取り、いる!?」
立札「……えー、では、話をするぞ」
立札「昨日あれから少し探索したが……やはり脱出できそうなところは無かった」
立札「二階に行くための階段にもシャッターが降りていてな……今行けるのは学園の1階と寄宿舎の1階だけのようだ」
立石「……やはり、出られないんでしょうか?」
綿貫「数日中に助けは来ると思いたいが……モノクマっちのあの本気度を見ると、楽観視はできないねぇ」
霧崎「……確かにね」
立札「……希望のない話ですまない。だが、一応報告はするべきだと思ってな」
立札「俺たちが協力し合えば必ず脱出できる……! 諦めてはいけないんだ!」
百浦「おう! 良いこと言うじゃねぇか!」
百浦「【超高校級のカードゲーマー】って言うくらいだからバリバリのインドア野郎かと思ったが、結構骨のあるヤツなんだな!」
立札「……褒めてるんだよな?」
百浦「当たり前だろ!」
百浦「あ、そうだ……。俺からも一ついいか?」
三島「むっ、ではその前に俺が……」
美柳「二度も同じことしようとすんなよ……」
百浦「昨日モノクマからトラッシュルームの鍵を貰ったんだけどさ」
霧崎「トラッシュルームの鍵……?」
▼△▼△▼△
霧崎「ところで……何してるの?」
百浦「いや……何ってわけじゃねーんだが……」
百浦「さっきモノクマが来てさ、『ここは掃除当番しか開けられないんだクマ!』と言いやがって……」
百浦「このトラッシュルームの鍵を押し付けられたんだ」
ミランダ「だから一応、トラッシュルームの中も確認しておこうと思っていたところなんですよ」
霧崎「なるほど……」
▼△▼△▼△
そんなことも言ってたわね……
百浦「この掃除当番ってヤツを決めるかどうかを話し合おうと思ってな」
百浦「俺がずっと掃除当番でもいいし……当番制にして日毎に回してもいいぞ」
葛刃「ここにいない約3名の意見は?」
百浦「あいつらは……いいんじゃねぇか? 当番制になっても多分やんねぇだろ」
望月「うーん、まぁ、別に私がやってあげてもいいけどさ……うん、いいよ? やってあげても……うんうん」
氷室「あはは……私はどっちでもいいけど……」
掃除当番ね……どうしようかしら?
選択してください。
1.掃除当番は百浦に決定
2.掃除当番は持ち回り制にする
↓2
2選択
霧崎「……持ち回り制がいいんじゃないかしら?」
立札「そうだな……。百浦にだけ負担を掛けるのは悪いしな」
綿貫「ちょいと面倒だけど……まっ、共同生活をしてるわけだからねぇ」
百浦「おっ……そうか? じゃあ掃除当番は持ち回り制ってことで!」
百浦「取り敢えず、今日は俺がやるからな! 何か燃やしたい物があったら言ってくれよ!」
ミランダ「まぁ……こんな生活ではゴミが出る機会も少なそうですけどね」
氷室「確かにね……」
藤原「キョウジ! おかわり!」
美柳「だから早いって! そんな食って大丈夫か!?」
こんな状況だけど……皆は仲良く過ごしている……
3人くらい不安要素は残るけど……きっと、大丈夫よね。
霧崎「朝食会が終わって……これから自由行動ね……」
何をしようかしら……
モノクマ「あっ、霧崎さん!」
霧崎「……何かしら?」
モノクマ「そ、そんな露骨に嫌悪感を含む視線を向けられると……こ、興奮して、ボクの真っ白な綿が…………ウッ!」
霧崎「気持ち悪い声出してないで、要件を言ってもらえる?」
モノクマ「もう! ノリが悪いなぁ……」
霧崎「私たちにこんなことしておいてよく言えるわね……」
モノクマ「分かったよ、要件を言うよ……霧崎さん、購買部のガチャガチャやりたがってたらしいじゃん?」
霧崎「……え? いや、別にそういうわけじゃ…………」
モノクマ「えー? 藤原さんが言ってたよ?」
藤原さん……一体どういう説明を……
モノクマ「あのガチャガチャ、通称『モノモノマシーン』の調整がさっき終わったからさ。せっかくだし霧崎さんにやってもらおうと思って」
霧崎「……まぁ、特にやることもないものね。いいわよ」
モノクマ「やったー! それじゃあ早く! こっちこっち!」
[購買部]
霧崎「これね……」
モノモノマシーン……名前はどうかと思うけど……
モノクマ「本当はメダルが必要なんだけど、今回は特別! 初回無料5連ガチャだよ!」
モノクマ「ほら、5回やっていいよ! ほらほら!」
霧崎「そんなに急かさなくてもやるわよ……」
……どんな商品があるのかしら?
↓5までコンマ判定。コンマに対応したプレゼントが出ます。連投可です。
【毛虫くん】
【ルアックコーヒー】
【薔薇の鞭】
【スモールライト】
【油芋】
GET!
霧崎「……なんというか、商品が雑多ね」
モノクマ「そこがこのモノモノマシーンのセールスポイントだからね!」
モノクマ「もしかしたら、もっとやればより良いプレゼントが手に入るかもよ? うぷぷ……」
モノクマ「んじゃ、今後ともお贔屓にー!」ピョーン
霧崎「…………」
霧崎「……まぁ、機会があったら使ってみようかしら」
さて……これからどうしよう?
自由行動ターンに入ります。基本的に自由行動は1日に5回。場合によっては3、4回になることもあります。今回は朝食会をイベントで終えているため、自由行動は4回。
やれることは下の3つ。一つ選択してください。
1.生徒と交流する(>>35から1人選択)
2.モノモノマシーンをやる
3.モノクマメダルを探す(コンマ50以上で生徒一人と交流できる)
↓1。今日のラスト安価です。
笹川選択で今日はここまで。次回から本格的に自由行動をやっていきます。
それではまた。
では、やっていきます。
笹川選択
霧崎「これからどうしようかしらね……」
部屋に戻ってもやることは特にないし、誰かとお話しでもしようかしら……
笹川「ふわぁ~……」
笹川「……うわ、霧崎…………」
霧崎「うわって何よ……」
霧崎「引きこもるのは止めたの?」
笹川「まさか。お腹が空いたから食堂に行こうと思ったんだよ」
笹川「誰にも会わないように行きたかったんだけど……はぁ……」
そんなに溜め息つかなくても……
1.定期的に外に出ないと体に悪いわよ?
2.部屋で何をしてるの?
3.朝食会と夕食会の話は聞いた?
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
3選択(夕食会は余計でした)
霧崎「朝食会の話は聞いた?」
笹川「聞いたよ……。ぼくはパスした筈だけど」
霧崎「ああ、ちょっと言い方が悪かったわね……」
霧崎「今日の朝食会の話よ。誰からも聞いてない?」
笹川「聞いてないね。さっき部屋から出たばかりだし」
霧崎「そうなのね……」
私は、笹川君に朝食会で決まったことを話した。
笹川「ふーん……そんなことがあったのか」
霧崎「笹川君は掃除当番……」
笹川「しないよ」
霧崎「……やっぱり?」
笹川「ぼくは部屋から出るつもり無いからね。そんな奴にやられても迷惑でしょ」
……うーん、やっぱり少し壁を感じるわね…………。
モノクマメダルを1枚消費して生徒を一人呼ぶことができます。使いますか? 使う場合は生徒を一人>>35から選択してください。
↓2(現在モノクマメダルは9枚)
モノクマメダル:9→8枚
葛刃選択
葛刃「やぁ、お二人さん。デートかい?」
笹川「は?」
葛刃「そ、そんなに睨まなくてもいいじゃないか……。小粋なジョークだよ」
霧崎「私は暇でブラブラしてて、笹川君はお腹が空いたから食堂に行くところよ」
霧崎「葛刃君は?」
葛刃「体育館に行こうと思ってさ。一応【超高校級の剣道家】だからね、ちょっとは練習しないと」
霧崎「……体育館は反対側だけど?」
葛刃「ありゃ……すぐバレちゃったな。もう学園の構造が頭に入ってるんだね」
笹川「それくらい分かるだろ……。何でそんなくだらない嘘をつくんだ……」
葛刃「うーん、趣味みたいなものかな」
霧崎「前は癖って言ってなかった?」
葛刃「似たようなものだよ」
何だかはぐらかされてる気がするわね……。
1.本当は何をしに行くの?
2.この調子じゃ剣道家も嘘かしらね……
3.笹川君はあんな風になっちゃダメよ。
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
3選択
霧崎「笹川君はあんな風になっちゃダメよ」
葛刃「あんな風!? さすがに酷くない!?」
霧崎「息するように嘘つく人に言われてもね」
笹川「こ、子供扱いすんなよ!」
霧崎「そ、そういうわけじゃないわよ?」
葛刃「やーい、自分より小さいからってクラスメイトを子供扱いしやがってー」
笹川「小さいとか言うな!」
霧崎「そんなことしてないわよ!」
葛刃「さっきから責められてばかりだな……」
霧崎「誰が悪いのよ……」
プレゼントを渡しますか? 渡したい場合はプレゼントを下から一つ選択してください。
【毛虫くん】
【ルアックコーヒー】
【薔薇の鞭】
【スモールライト】
【油芋】
↓1 笹川
↓2 葛刃
【毛虫くん】【ルアックコーヒー】を消費しました
霧崎「そうだ……笹川君、良かったらこれ……」
笹川「……何これ?」
霧崎「これを引っ張ると……」
毛虫くん「ウネウネ」
笹川「うわっ……本物みたいだな……」
笹川「……まぁ、貰える物は貰っておくよ」
喜んで……くれたのかしら?
葛刃「…………」
霧崎「そんなに見なくても……葛刃君にもあげるわよ。はい、どうぞ」
葛刃「これは……コーヒーじゃないか! すごく嬉しいよ! 人生で一番!」
間違いなく嘘だけど、喜んではくれたみたいね。
【INFO】
笹川楽の好感度が上がりました。葛刃橙治の好感度が上がりました。葛刃橙治との関係性が【友人】になりました。
夕食までは時間があるし……他の人と話しに行こうかしら。
1.生徒と交流する(>>35から1人選択)
2.モノモノマシーンをやる
3.モノクマメダルを探す(コンマ50以上で生徒一人と交流できる)
↓2
美柳選択
美柳「おっ、何やってんだ霧崎? 夕食会までもうちょい時間あるぞ」
霧崎「誰かと話そうと思ってね。美柳君、今大丈夫かしら?」
美柳「まぁ、仕込みも終わったし……いいぞ。どんと来い!」
霧崎「そ、そんなに構えなくても……」
何を話そうかしら?
1.美柳君の得意料理は?
2.厨房の設備は整ってるのね。
3.コロシアイのこと……どう思う?
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
1選択
霧崎「美柳君の得意料理は?」
美柳「へ? 得意料理?」
美柳「そうだなぁ……何かなぁ……」
美柳君の得意料理は? 料理名や料理のジャンルなどを何か一つ安価してください。
↓2
家庭料理選択
美柳「……家庭料理だな」
霧崎「家庭料理?」
美柳「味噌汁とかハンバーグとかカレーライスとか……あ、肉じゃがとかも得意だわ」
霧崎「おー……意外と家庭的なのね……」
美柳「意外とって何だよ! 意外とって!」
美柳「フレンチとか中華とかも得意だけどよ、やっぱり一番身近で一番作るのは味噌汁とかそういうやつだし……そっちの方が得意になるよな」
霧崎「やっぱり美柳君にご飯を作ってもらって正解ね。すごく美味しいもの」
美柳「へへっ、そうかい? 夕食も楽しみにしてろよ!」
霧崎「ええ、そうするわ」
モノクマメダルを1枚消費して生徒を一人呼ぶことができます。使いますか? 使う場合は生徒を一人>>35から選択してください。
↓2(現在モノクマメダルは8枚)
モノクマメダル:8→7枚
九十九選択
九十九「あっ、霧崎さん!」
霧崎「あら、九十九さん。お腹空いたのかしら?」
九十九「う、ううん。水を飲みたくて……」
九十九「……美柳くんとお話ししてたの?」
霧崎「ええ、少し前からね」
九十九「……そうなんだ」
九十九「…………何もしてないよね?」ジトー
美柳「し、してねぇよ! オレのイメージどーなってんだよ!?」
1.九十九さん、見た目で判断しちゃダメよ。
2.九十九さんもお喋りしたかった?
3.ところで……記憶の方はどう?
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
3選択
霧崎「ところで……記憶の方はどう?」
九十九「ううん……。全然ダメ……」
霧崎「そう……。私もおんなじよ」
美柳「は? 記憶がどうしたんだよ」
霧崎「あら? 美柳君は知らないんだっけ?」
霧崎「私と九十九さんは記憶喪失なのよ」
美柳「は……はあああああっ!? 何じゃそりゃあ!?」
九十九「お、驚きすぎじゃない……?」
美柳「そりゃ驚くわ! 何でお前ら逆にそんな落ち着いてんだよ! もっとパニックになるべきだろ!」
霧崎「うーん……一周まわって冷静になった感じかしらね」
九十九「うんうん」
美柳「あるあるみたいに言ってんじゃねーよ……」
プレゼントを渡しますか? 渡したい場合はプレゼントを下から一つ選択してください。
【薔薇の鞭】
【スモールライト】
【油芋】
↓1 美柳
↓2 九十九
【油芋】【スモールライト】を消費しました
霧崎「美柳君ってお菓子は好き?」
美柳「あ? あー、まぁ、好きだな。あんま自分では作んねーけどなー」
霧崎「これ、良かったら」
美柳「お、油芋じゃん! これ止められなくなるんだよなー」
霧崎「……CMの宣伝文句もそんな感じじゃなかったかしら?」
美柳「そういう記憶はあるのかよ……」
喜んでくれたみたいね。
霧崎「九十九さんには……はいこれ」
九十九「ち、小さい……! これは、ライト……?」
霧崎「ええ。それなりに便利そうじゃない?」
九十九「……ありがとうございます! 大切にしますっ!」
霧崎「そ、そんなに……?」
……何はともあれ、喜んでくれたなら良かったわ。
【INFO】
美柳恭司の好感度が上がりました。九十九楓の好感度が上がりました。美柳恭司との関係性が【友人】になりました。
……夕食前にあと1回くらいは行動できそうね。
1.生徒と交流する(>>35から1人選択)
2.モノモノマシーンをやる
3.モノクマメダルを探す(コンマ50以上で生徒一人と交流できる)
↓2 本日ラスト安価
3選択で今日はここまで。ちなみに、通信簿イベントやスキル獲得イベントなどもあります。九十九さんは次に交流すればどちらもできそうですね……。
それではまた。
どうも。少しだけ進めていきたいと思います。
3 立札選択
霧崎「……そういえば、何故かメダルが減ってるわね」
誰かが来るとメダルが無くなるような……気のせいかしら?
霧崎「メダル、どこかに無いかしら……」
立札「…………何をやってるんだ?」
霧崎「あら、立札君」
霧崎「モノクマメダルを探してるのよ」
立札「あれを? ……お前、意外と物好きなんだな…………」
霧崎「酷い言い草ね……。あれがあるとガチャガチャ……モノモノマシーンができるのよ」
立札「ああ、購買部にあったアレか……」
霧崎「ちょうどいいわ。立札君も一緒に探してくれない?」
立札「……まぁ、別に構わないが」
↓1のコンマ一桁判定。出た分モノクマメダルを獲得。ゾロ目だと×2
コンマ一桁6、ゾロ目により12枚獲得
モノクマメダル:7→19枚
立札「メダルか……。ここにあるな」
立札「お、こっちにも……ここにもある」
立札「……何だ、こんなところにもあるのか。たくさんあるんだな…………」
霧崎「すごい勢いで見つけるわね……」
立札「こういう単純作業は嫌いではないからな」
立札「……よし、こんなものでいいか?」
霧崎「あら、全部くれるの?」
立札「俺には必要ないからな」
1.立札君はモノモノマシーンに興味ないの?
2.その後何か探索の進展はあった?
3.メダル、本当に要らないの?
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
1選択
霧崎「立札君はモノモノマシーンに興味ないの?」
立札「……無い。脱出に有用な物があるならば別だが、そんな物をモノクマが用意してるとは思えないしな」
立札「……逆に霧崎は何故そんなにあの機械が好きなんだ…………?」
霧崎「す、好きというわけでは……。他にやることがないっていうのが本音ね」
立札「確かにここは娯楽が少ないからな……。俺は毎日カードゲームでも平気だが、皆はそうはいかないだろうし」
霧崎「さすが【超高校級のカードゲーマー】……」
立札「まぁ……何か使えそうな物があったら報告してくれ」
霧崎「ええ、分かったわ」
プレゼントを渡しますか? 渡したい場合はプレゼントを下から一つ選択してください。
【薔薇の鞭】
↓1
プレゼントは消費しません
立札「……そろそろ夕食会か」
霧崎「あら、ホントね。じゃあ一緒に行きましょうか」
立札「そうだな」
【INFO】
立札勝の好感度が上がりました。立札勝との関係性が【友人】になりました。
[食堂]
三島「では……夕食会! はじめっ!」
立札「どういう始め方だ……?」
美柳「おーし、どんどん食えよ!」
藤原「おいしーい!」
葛刃「うーん、美柳君のご飯は本当に美味しいね。日本で7本の指に入るよ」
美柳「7本!?」
九十九「……ハンバーグ、美味しい」
霧崎「……やっぱりあの3人はいないのね」
三島「うむ……。一応声はかけたのだが……」
ミランダ「今は仕方ありませんね。気長に待ちましょう」
立石「そうですね」
それじゃあ、私も食べましょう。どうせだったら誰かと食べたいわね。誰と食べようかしら……
>>35から生徒を1~2人選択してください。笹川・神崎・夢先は選べません。
↓2
望月、笹川
これは望月と綿貫・立石とどっち採用になるのかな?
個人的には間に別の人が取った場合は後出し変更は無効にした方がいいと思うけど
>>198
了解です。
>>202さんの意見も分かるので、今回は特例で望月・立石・綿貫の3人と夕ご飯を食べます。
望月さんに立石さん、それと綿貫君が一緒に食べてるわね。あの場所に行こうかしら。
霧崎「ここ、座っていいかしら?」
立石「ええ、もちろん」
綿貫「ありゃりゃ、ハーレムみたいになってきたなぁ」
霧崎「変なこと言わないでよ……」
霧崎「望月さん。隣、いいかしら?」
望月「もちろん! どうぞどうぞ!」
霧崎「失礼するわね」
望月「それで?」
霧崎「えっ?」
望月「それで、何が聞きたいの?」
霧崎「……えっと…………?」
望月「私の輝かしい功績を聞きたいから隣に来たんじゃないの?」
真顔ですごいことを言ってくるわね……。
綿貫「望月っち……霧崎っちが怯えているぜい」
望月「何で!? 私の才能がすごいから!?」
綿貫「そういうところだぞ」
立石「ふふ、賑やかですね」
1.望月さんはいつも自信にみなぎっているわね……
2.立石さんの食べ方、とても綺麗ね。
3.あら、綿貫君もう食べ終わったの?
4.自由安価。場合によっては安価下
↓2
2選択
霧崎「立石さんの食べ方、とても綺麗ね」
立石「そうですか? ありがとうございます」
立石「食べ方の下品な人は良いイメージを持たれませんからね……だから、いつも気をつけてるんです」
霧崎「確かにそうかもね……。私も気をつけないと……」
立石「霧崎さんの食べ方は綺麗ですよ。私が保証します」
霧崎「そうかしら? ありがとう」
立石「あ……さっきのやり取りと反対ですね」
霧崎「あら……ふふっ、ホントね」
望月「……なんか、私のこと無視されてない?」
綿貫「気のせい気のせい」
【INFO】
望月季希、立石麻衣子、綿貫銃士郎の好感度が上がりました。立石麻衣子との関係性が【友人】になりました。
[霧崎の部屋]
モノクマ『ピンポンパンポーン!』
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより“夜時間”になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』
霧崎「1日目の終わり……」
まったくコロシアイなんて起きる雰囲気はないわね……。当たり前だけど。
霧崎「後は、ここからどうやって脱出するか……」
……私一人で考えても良案は浮かばないわね。誰かに相談してもいいかもしれないわ。
立札君みたいに探索をするのも有りかもしれないわね……。
霧崎「まぁ、寝ましょう……。おやすみなさい……」
【コロシアイ学園生活1日目終了】
<現在の関係性(好感度順)>
【恩人】
九十九楓
【友人】
葛刃橙治
美柳恭司
立札勝
立石麻衣子
【知り合い】
藤原弥生
笹川楽
綿貫銃士郎
望月季希
夢先終
ミランダ・レイヤード
氷室奏華
三島遊
百浦龍騎
神崎王理
短いですが今日はここまで。次回の更新は2、3日後になると思います。次はもうちょっと進めたいですね。
ではまた。
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